JP2003050356A - 手術用顕微鏡 - Google Patents

手術用顕微鏡

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JP2003050356A
JP2003050356A JP2001239357A JP2001239357A JP2003050356A JP 2003050356 A JP2003050356 A JP 2003050356A JP 2001239357 A JP2001239357 A JP 2001239357A JP 2001239357 A JP2001239357 A JP 2001239357A JP 2003050356 A JP2003050356 A JP 2003050356A
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image
optical system
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image formation
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JP2001239357A
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Genichi Nakamura
元一 中村
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Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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    • G02B23/16Housings; Caps; Mountings; Supports, e.g. with counterweight
    • G02B23/18Housings; Caps; Mountings; Supports, e.g. with counterweight for binocular arrangements
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接眼部近傍の大型化を防止でき、接眼部を眼に
近づける際に鼻や頭部が当たり誤って不潔にしてしまう
という問題を回避できる手術用顕微鏡を提供する。 【解決手段】観察物体からの光束を受ける対物光学系3
と、対物光学系からの光束を最終結像点に結像する最終
結像光学系8a,8bと、最終結像光学系による最終結
像を拡大する接眼光学系9a,9bと、像を撮像するC
CD15aと、前記光束中に配置されるとともにCCD
に光束を導くビームスプリッタ14aと、ビームスプリ
ッタからの光束をCCDに導く結像レンズ16aとを備
えた手術用顕微鏡において、最終結像光学系よりも観察
物体側に、中間結像光学系6a,6bを備えると共に画
像を表示するLCDモニター11a,11bと、LCD
モニターによる画像を伝達する結像レンズ12a,12
bと、結像レンズの画像を前記光束内に導くプリズム1
0a,10bとを備え、中間結像光学系による中間結像
点上に前記プリズムを備えると共に、前記ビームスプリ
ッタを前記プリズムに対して前記観察物体の反対側に配
置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、顕微鏡視野内へ
別の画像表示手段からの画像を投影する投影手段を備え
た手術用顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】マイマクロサージャリーにおいては、術
後確認や患者への説明等の目的で、術中画像をVTR等
に記録できることが望まれる。この従来技術としては、
例えば、特開平6−22980号公報が知られている。
これは手術用顕微鏡の光束の一部を光束分割手段により
分割し、撮像手段まで導いて手術用顕微鏡の画像を撮影
するものである。
【0003】また、最近内視鏡併用のマイクロサージャ
リーが行われているが、この手術においては、顕微鏡画
像と内視鏡画像の両方を接眼部から眼を離すこと無く同
時に観察できることが望まれる。この従来技術として
は、例えば、特開平10−333047号公報が知られ
ている。これは顕微鏡光学系の最終結像位置近傍に別の
画像表示手段からの画像を導く投影手段を配置したもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡併用のマイクロ
サージャリーでは、手術用顕微鏡と内視鏡という2つの
観察装置が存在するために、これらの画像を各々撮影す
る必要がある。
【0005】前記特開平10−333047号公報の構
成で、顕微鏡画像と内視鏡画像をVTRに記録するに
は、前記特開平6−22980号公報のように、最終結
像位置に至る箇所に光束分割手段を追加することで光束
の一部を分割し、その像を顕微鏡画像としてVTRに記
録する。一方で、最終結像点近傍に導かれる内視鏡画像
の一部を(電気的に)分割し、それを内視鏡画像として
別のVTRに記録する。
【0006】ここで手術の記録としては、手術用顕微鏡
下で何の処置を行っている時に、どの死角部位を内視鏡
で観察していたのか分かる必要がある。つまり記録され
た顕微鏡と内視鏡画像の互いの時間的な相関がとれてい
るのが望ましい。
【0007】前記特開平10−333047号公報の構
成でこれを実現しようとすると、顕微鏡と内視鏡の記録
を同時に開始して、術後にカウンターを見ながら両者の
時間的な相関をとること等が考えられるが、複数の記録
装置や再生装置が必要であるのに加え、画像を見ること
自体が非常に煩雑であるという問題があった。
【0008】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、顕微鏡視野内へ別の
画像表示手段からの画像を投影する投影手段を備えた手
術用顕微鏡において、顕微鏡像と画像表示手段からの画
像を同時に記録できる手術用顕微鏡を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、観察物体からの光束を受ける対物光学
系と、前記対物光学系からの光束を最終結像点に結像す
る最終結像光学系と、前記最終結像光学系による最終結
像を拡大する接眼光学系と、像を撮像する撮像手段と、
前記光束中に配置されるとともに前記撮像手段に光束を
導く導光手段と、前記導光手段からの光束を前記撮像手
段に導く撮像光学系とを備えた手術用顕微鏡において、
前記最終結像光学系よりも物体側に設けられる左右少な
くとも1つ以上の中間結像光学系と、画像を表示する画
像表示手段と、前記画像表示手段による画像を伝達する
画像伝達光学系と、前記画像伝達光学系の画像を前記光
束内に導く投影手段とを備え、前記中間結像光学系によ
る中間結像点上に前記投影手段を備えると共に、前記導
光手段を前記中間結像光学系と前記最終結像光学系との
間に配置することを特徴とする。
【0010】また、前記対物光学系と最終結像光学系と
の間に中間結像光学系を設けることを特徴とする。ま
た、前記光束分割手段が、前記光束に対し変位すること
を特徴とする。
【0011】前記構成によれば、撮像手段に光束を導く
光路分割手段よりも物体側に、最終結像点とは別の中間
結像点を設け、そこに投影手段を配置したことで、顕微
鏡像と内視鏡像を一緒に観察しつつ録画することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の各実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0013】図1は第1の実施形態を示し、手術用顕微
鏡の鏡体部の構成図である。3次元的に自由にアームを
配置できる図示しない架台アームに取り付けられた鏡体
部1は、観察物体としての術部2からの光束を受ける対
物光学系3と、この対物光学系3からの光束を受けて像
を変倍する左右一対の変倍光学系4a,4bと、この変
倍光学系からの光束を中間結像点5a,5bで結像しな
がらリレーする中間結像光学系6a,6bと、この中間
結像光学系6a,6bからの光束を最終結像点7a,7
bで結像する最終結像光学系8a,8bと、前記最終結
像点7a,7bに結像された像を観察可能に拡大する接
眼光学系9a,9bを備えて構成されている。
【0014】中間結像点5a,5bの近傍には投影手段
としてのプリズム10a,10bがその上面を前記中間
結像点と略一致するよう設けられている。また、符号1
1a,11bは図示しないコントローラからの制御によ
り内視鏡等の画像を電子画像として表示する画像表示手
段としての小型LCDモニターである。符号12a,1
2bは前記LCDモニター11a,11bの出射光軸上
に配置される画像伝達光学系としての結像レンズで、L
CDモニター11a,11bの画像を前記プリズム10
a,10bの上面に結像するよう配置固定されている。
前記LCDモニター11a,11b、結像レンズ12
a,12b、プリズム10a,10bは表示レンズ組1
3a,13bを構成している。
【0015】また右眼側の中間結像点5aと、最終結像
点7aの間の光学瞳近傍には、光束を最終結像光学系8
a側と後述するCCD側とに分割する導光手段としての
ビームスプリッタ14aが設けられている。符号15a
は光学像を受けて電気信号に変換する撮像手段としての
CCD、符号16aはビームスプリッタ14aの分割光
軸上に配置される撮像光学系としての結像レンズで、ビ
ームスプリッタ14aからの光束を前記CCD上に結像
するよう配置固定されている。前記CCD15a,結像
レンズ16a,ビームスプリッタ14aは撮像レンズ組
17aを構成している。CCD15aは、電気信号を映
像信号に戻すカメラコントロールユニット(以下CCU
と略す)16に接続されており、このCCU16はVT
R18、モニター19と接続されている。
【0016】なお、図1中、符号20は術者で、符号2
1はその術者観察像、符号22は術者観察像中の術部
像、符号23は術者観察像中のLCDモニター画像、符
号24はモニター像中の術部像、符号25はモニター像
中のLCDモニター画像をそれぞれ示している。
【0017】次に、第1の実施形態の作用について説明
する。
【0018】術者20は図示しない架台アームを操作し
て鏡体部1を所望の位置に配置固定する。術部2を発し
た光は、鏡体部1の対物光学系3を介して変倍光学系4
a,4bに入射され、任意の倍率に変更された後、中間
結像光学系6a,6bにより中間結像点5a,5bに術
部の像として結像する。
【0019】図示しないコントロールユニットを介して
前記LCDモニター11a,11bに内視鏡等の画像を
表示すると、この画像は結像レンズ12a,12bによ
りプリズム10a,10bの上面にて結像される。これ
により中間結像点5a,5b上の像は術部像に内視鏡画
像が合成されたものとなる。
【0020】中間結像光学系6a,6bを出る光束は既
に述べたように術部像に内視鏡画像が合成されたもので
あるが、このうち右眼側の光束はビームスプリッタ14
aに導かれ、撮像レンズ組17a側と最終結像光学系8
a側に分割される。撮像レンズ組17a側に分割された
光束は、結像レンズ16aによりCCD15a上に結像
される。CCD15a上に結像された画像は電気信号に
変換されCCU16に伝達される。そして、CCU16
にて映像信号に戻され、図1に示すようにモニター19
上には術部像24とLCDモニター画像25の合成像が
表示される。VTR18にも同じ画像が記録される。
【0021】一方で、ビームスプリッタ14aから他方
に分割された光束と、左眼側の中間結像光学系6bから
の光束は、それぞれ最終結像光学系8a,8bに導か
れ、最終結像点7a,7bに像を結ぶ。この像も術部像
とLCDモニター画像の合成像である。術者20は接眼
光学系9a,9bを介して最終結像点7a,7bの像を
拡大観察することで、術者観察像21に示すように、術
部像22とLCDモニター画像23の合成像を観察す
る。
【0022】なお、第1の実施形態では撮像レンズ組1
7aを右眼側に設けたがこれに限らず、左眼側に設けて
も良い。また、撮像レンズ組17aを左右両側に設ける
と共に、CCU16も両側に設け、これらの絵を時分割
で表示、記録することで3D観察、記録するよう構成し
ても良いのは勿論である。
【0023】第1の実施形態によれば、最終結像点〜術
者の眼の間に撮影手段が介在しないため接眼部が大型化
しないという効果がある。
【0024】図2は第2の実施形態を示し、撮像レンズ
組17aの周りの部分を拡大した斜視図である。第1の
実施形態との違いは撮像レンズ組17aを移動可能に構
成したのみで、それ以外は第1の実施形態と同じである
ので説明を割愛する。
【0025】支持板30aには穴部31aが設けられ、
この穴部31aには透明な平行平面板32aが固定され
ている。前記支持板30a上には、CCD15a、結像
レンズ16a、ビームスプリッタ14aが固定されてお
り、これらは撮像レンズ組17aを構成している。ここ
でビームスプリッタ14aは透明な平行平面板32a上
に固定されている。
【0026】また、符号33aはスライドテーブルで、
内部に図示しないモーター、ラック、ピニオンギア等を
備え、図示しないコントローラからの制御によりそのテ
ーブル部34aを図中矢印方向に移動可能に支持してい
る。前記テーブル部34a上には前記支持板30aが固
定されている。
【0027】次に、第1の実施形態の作用について説明
する。
【0028】観察中、撮像光学系による撮像(モニター
表示、VTR録画)の必要な場合は図示しないコントロ
ーラを操作することで、ビームスプリッタ14aが光束
を取り込める位置になるようテーブル部34aを移動さ
せる。一方で、撮像光学系による撮像が不要な場合は、
図示しないコントローラを操作してビームスプリッタ1
4aが光束を遮らない位置まで動かす。これにより、ビ
ームスプリッタ14aによる光束の分割が無くなり、1
00%の光量が観察者側に行くため、術者は明るい視野
下で手術することができる。
【0029】従って、第2の実施形態によれば、第1の
実施形態の効果に加え、撮像の要、不要に応じて撮像手
段の位置を変えられるので、光束を無駄無く使用して観
察・撮像できる。
【0030】図3〜図6は第3の実施形態を示し、第1
の実施形態で変倍光学系を左右一対に構成していたの
を、大きな1本の変倍光学系で構成すると共に、変倍光
学系〜中間結像光学系の間(鏡体部〜接眼部の間)で光
軸周りに回転可能に構成したものである。更に鏡体部〜
接眼部間で傾斜可能にする構成と接眼部で眼幅調整可能
にする構成を付加している。その他の第1の実施形態と
同じ構成については同番号を付し説明を割愛する。
【0031】図3は手術用顕微鏡の鏡体部全体の構成図
を示し、符号40は観察光学系を内蔵する手術用顕微鏡
鏡体部で、図示しない架台アームにその先端部41が取
付けられており、3次元的に自由な位置に配置固定が可
能となっている。符号42は前記鏡体部40から出射さ
れる光束を入射するべく、左右一対の光学系を有する接
眼鏡筒で後述するミラーを内蔵した左右一対の眼幅調整
ハウジング43a,43bを有しており、さらに該眼幅
調整ハウジング43a,43bの術者眼側には、後述す
る接眼光学系を内蔵する左右一対の接眼ハウジング44
a,44bが取付けられている。
【0032】次に、図4及び図5に従い、前記鏡体部4
0の光学系の構成について説明する。図4は図3におけ
るA矢視図で、内部の光学構成を示す図である。また図
5は、図4における接眼鏡筒42の側面図で、図中右側
観察光学系を示している。
【0033】図4において鏡体部40内には、術部2か
らの光束を受ける対物光学系3と、この対物光学系3か
らの光束を受けて像を変倍する変倍光学系46が設けら
れている。
【0034】符号47は接続部48を介して前記鏡体部
40の軸O周りに回動自在に設けられた第1の可動
ハウジングで、その内部には左右一対の中間結像光学系
としての中間結像レンズ49a,49bが配置されてい
る。この中間結像レンズ49a,49bは前記鏡体部4
0から出射される左右観察光束を入射させるべく、鏡体
部40の観察光学系と光学的に接続されている。ここ
で、前記軸Oは前記対物光学系3や変倍光学系46
の中心軸と略一致した軸線である。
【0035】尚、変倍光学系46は軸O周りに中間
結像レンズ49a,49bを回転させても光学的な結合
を保持するのに十分な大きさとなっている。
【0036】また、符号50a,50bは前記中間結像
レンズ49a,49bを介した光束を各々90°外方に
反射させるミラーで、その出射光軸上にはイメージロー
テータプリズム51a,51bが配置されている。
【0037】前記イメージローテータプリズム51a,
51bの後方には、両観察光束を各々180°反転させ
るプリズム52a,52bが配置されており、さらにそ
の後方には前記プリズム52a,52bからの出射光軸
を、後述する接眼光学系による観察光軸OL,ORと平
行方向に反射させる三角プリズム53a,53bが配置
固定されている。三角プリズム53a,53bの後方に
は、前記中間結像レンズ49a,49bにより結像され
た中間結像点54a,54bが位置する。前記中間結像
点54a,54bの後方には結像された像を平行光束に
してリレーするリレーレンズ56a,56bが設置固定
されている。ここで、前記プリズム52a,52b、三
角プリズム53a,53b、リレーレンズ56a,56
bは第2の可動ハウジング57内に内蔵されている。
【0038】前記第2の可動ハウジング57は、接続部
58a,58bを介して軸O、すなわち前記プリズ
ム52a,52bの入射光軸まわりに回転可能になって
いる。また、前記ローテータプリズム51a,51bは
図示しないカム機構等により、前記第2の可動ハウジン
グ57の第1の可動ハウジング47に対する回転に対し
て1/2の角度だけ軸O中心に回転可能になってい
る。つまり、第2の可動ハウジング57を第1の可動ハ
ウジング47に対して回動した時に生じる、接眼光学系
62a,62bにおける像回転が防止される。
【0039】また、前記眼幅調整ハウジング43a,4
3b内には反射部材としてのミラー59a,59bとミ
ラー60a,60bが配置されるとともに、その間に平
行光束を最終結像点61a,61bに結像する最終結像
光学系としてのリレーレンズ55a,55b(図5参
照)が設けられている。
【0040】最終結像された像は、前記接眼ハウジング
44a,44bに内蔵された一対の接眼光学系62a,
62bに導かれ、顕微鏡光学観察像としての観察光軸O
R,OLを構成している。
【0041】ここで前記眼幅調整ハウジング43a,4
3bは、第2の可動ハウジング57に対し三角プリズム
53a,53bからの出射光軸(図中垂直方向)と略一
致した軸周りに回転自在に、また、図示しない抜け止め
部材により軸方向には不動に支持されている。本構造と
前記反射面を平行に配置したミラー59a,60aによ
り、いわゆるジーテントップ眼幅調整機構を構成してい
る。
【0042】ここで接眼鏡筒42の右側面図である図5
に示すように、前記中間結像点54aの近傍には投影手
段としてのプリズム10aの上面が略一致するよう設け
られるとともに、画像伝達光学系としての結像レンズ1
2aと画像表示手段としてのLCDモニター11aより
投影レンズ組13aを構成している。尚、図示しないが
左側にも同じ投影レンズ組が設けられている。
【0043】また、右眼側のみであるが、ミラー59a
とリレーレンズ55aの間の平行光束部には、導光手段
としてのビームスプリッタ14aが配置されるととも
に、撮像光学系としての結像レンズ16aと、撮像手段
としてのCCD15aより撮像レンズ組17aを構成し
ている。
【0044】次に、第3の実施形態の作用について説明
する。
【0045】術者は図示しない架台アームを操作して鏡
体部40を術部が観察可能な位置に配置固定する。この
とき、鏡体部40が傾いた場合は、接眼鏡筒42の第1
の可動ハウジング47を鏡体部40に対して軸O
りに回し観察し易い位置にする。変倍光学系46はO
周りの中間結像レンズ49a,49bの回転をカバ
ーできる大きさのため、回転で光束が遮られることはな
い。次に第2の可動ハウジング57を第1の可動ハウジ
ング47に対し軸O周りに回転させ、術者の眼の位
置に接眼光学系62a,82bを配置する。
【0046】このとき、接眼鏡筒42第1の可動ハウジ
ング47内のイメージローテータプリズム51a,51
bが前記第2の可動ハウジング57の軸O周りの回
転に対して1/2の回転が行われる。
【0047】術部2を発した光は、前記鏡体部40内の
対物光学系3を介して変倍光学系46に入射され任意の
倍率に変更された後、中間結像レンズ49a,49bに
入射される。
【0048】左右の光束はイメージローテータプリズム
51a,51bを介すことで、前記第2の可動ハウジン
グ57の軸O周りの回転による像の回転が補正され
る。その後、プリズム52a,52b、および、三角プ
リズム53a,53bで反射され、中間結像点54a,
54bにて結像する。その後、リレーレンズ56a,5
6bにより平行光束に戻され、ミラー59a,59b、
ミラー60a,80bにより反射されると共に、リレー
レンズ55a,55bにより最終結像点61a,61b
にて再度結像する。
【0049】そして接眼光学系62a,62bに導か
れ、術者によって所望の拡大倍率で立体観察が行われ
る。
【0050】左右の観察光軸OL〜OR間の距離と術者
の眼幅がずれていて立体観察できない場合は、接眼鏡筒
43aおよび43bを回転させることで、左右の観察光
軸OL〜ORと術者の眼幅に合わせるいわゆる眼幅調整
を行う。図6は観察光軸OL〜OR間距離をL1からL
2に増やした場合の図である。
【0051】一方で、術者は図示しないコントロールユ
ニットを操作して、前記LCDモニター11aに内視鏡
観察像や、CT、MR等、顕微像と同時に観察したい画
像を表示させる。このとき、LCDモニター11aを発
した光は結像レンズ12aによりプリズム10aの上面
上にて結像される。プリズム10aの上面は中間結像点
54a近傍に顕微鏡像上に内視鏡観察像が合成表示され
る。
【0052】また、ビームスプリッタ14aに入った平
行光束は撮像レンズ組17a側とミラー60a側に分割
される。撮像光学系17a側に分割された光束は、結像
レンズ16aによりCCD15a上に結像される。
【0053】CCD15aに結像された合成像は電気信
号に変換され、図示しないCCUに伝達され、映像信号
に戻される。そして、顕微鏡像と内視鏡像の合成像は、
図示しないモニターに表示されたり、図示しないVTR
に録画される。
【0054】従って、第3の実施形態によれば、第1の
実施形態の効果に加え、鏡体部に対し接眼鏡筒部を自由
に動かせるので観察し易いという効果がある。
【0055】図7及び図8は第4の実施形態を示し、第
3の実施形態で接眼鏡筒部内に設けていた投影レンズ組
と撮像レンズ組を鏡体部内に設けるよう変更したもので
ある。その他の第3の実施形態と同じ構成については同
番号を付し、説明を割愛する。
【0056】図7は鏡体部70内の光学構成を示す図で
ある。また図8は、図7における接眼鏡筒71の側面図
で、図中右側観察光学系を示している。
【0057】図7において鏡体部70内には、術部2か
らの光束を受ける対物光学系3と、この対物光学系3か
らの光束を受けて像を変倍する変倍光学系46と、この
変倍光学系46からの光束を受けて中間結像点72で結
像しながらリレーする中間結像光学系73を備えて構成
されている。
【0058】符号74は接続部48を介して前記鏡体部
70の軸O周りに回動自在に設けられた第1の可動
ハウジングで、その内部には左右一対の最終結像光学系
としての最終結像レンズ75a,75bが配置されてい
る。この最終結像レンズ75a,75bは前記鏡体部7
0から出射される左右観察光束を入射させるべく、鏡体
部70の観察光学系と光学的に接続されている。ここ
で、前記軸Oは前記対物光学系3や変倍光学系46
の中心軸と略一致した軸線である。
【0059】また、50a,50bは前記最終結像レン
ズ75a,75bを介した光束を各々90°外方に反射
させるミラーで、その出射光軸上にはイメージローテー
タプリズム51a,51bが配置されている。
【0060】前記イメージローテータプリズム51a,
51bの後方には、プリズム52a,52b、三角プリ
ズム53a、三角プリズム53bが配置されている。ま
たその後方の眼幅調整ハウジング76a,76b内に
は、図8に示すように反射部材としてのミラー59a,
59bとミラー80a,60bが配置されるとともに、
その後方に前記最終結像レンズ75a,75bにより結
像される最終結像点77a,77bが位置している。
【0061】最終結像された像は、前記接眼ハウジング
44a,44bに内蔵された一対の接眼光学系62a,
62bに導かれ、顕微鏡光学観察像としての観察光軸O
R,OLを構成している。
【0062】尚、前記眼幅調整ハウジング76a,76
bは第2の可動ハウジング78に対して三角プリズム5
3a,53bからの出射光軸(図中垂直方向)と略一致
した軸周りに回転自在で、第3の実施形態と同様にジー
テントップ眼幅調整機構を構成している。
【0063】ここで図7に戻って、前記中間結像点72
aの近傍には投影手段としてのプリズム10aの上面が
略一致するよう設けられるとともに、画像伝達光学系と
しての結像レンズ12aと画像表示手段としてのLCD
モニター11aより表示レンズ組13aを構成してい
る。
【0064】また、中間結像光学系73と最終結像レン
ズ75a,75bの間の平行光束部には、導光手段とし
てのビームスプリッタ14aが配置されるとともに、撮
像光学系としての結像レンズ16aと撮像手段としての
CCD15aより撮像レンズ組17aを構成している。
【0065】次に、第4の実施形態の作用について説明
する。
【0066】術者は第3の実施形態と同様に、鏡体部7
0の位置決め、軸O周りの角度調整、軸O周り
の角度調整、眼幅調整ハウジング76a,76bによる
眼幅調整を行う。
【0067】術部2を発した光は、前記鏡体部70内の
対物光学系3を介して変倍光学系46に入射され任意の
倍率に変更された後、中間結像光学系73aに入射され
る。中間結像光学系73aは中間結像点72で像を結び
ながら光束をリレーし、最終結像レンズ75a,75b
に入射する。
【0068】左右の光束はイメージローテータプリズム
51a,51bを介すことで、前記第2の可動ハウジン
グ78の軸O周りの回転による像の回転が補正され
る。その後、プリズム52a,52b、および、三角プ
リズム53a,53bで反射され、ミラー59a,59
b、ミラー60a,80bにより反射されると共に、最
終結像点77a,77bで再度結像する。そして接眼光
学系62a,62bに導かれ、術者によって所望の拡大
倍率で立体観察が行われる。
【0069】ここで術者が図示しないコントロールユニ
ットを操作して、前記LCDモニター11aに内視鏡観
察像や、CT、MR等、顕微像と同時に観察したい画像
を表示させる。この時、LCDモニター11aを発した
光は結像レンズ12aによりプリズム10aの上面上に
て結像される。プリズム10aの上面は中間結像点72
近傍に顕微鏡像上に内視鏡観察像が合成表示される。
【0070】また、ビームスプリッタ14aに入った平
行光束は撮像レンズ組17a側と最終結像レンズ75
a,75b側に分割される。撮像レンズ組17a側に分
割された光束は、結像レンズ16aによりCCD15a
上に結像される。CCD15aに結像された合成像は電
気信号に変換され、図示しないCCUに伝達され、映像
信号に戻される。そして、顕微鏡像と内視鏡像の合成像
は、図示しないモニターに表示されたり、図示しないV
TRに録画される。
【0071】従って、第4の実施形態によれば、第3の
実施形態の効果に加え、投影光学系と撮像光学系を接眼
鏡筒内ではなく鏡体部内に設けたので、接眼鏡筒を更に
小型化できる。また、左右分割前の光束に画像投影手段
を配置することで、画像投影手段が1つで済むという効
果がある。
【0072】図9及び図10は第5の実施形態を示し、
第3の実施形態で投影光学系と撮像光学系とを接眼鏡筒
部内に設けていたのを、鏡体部内に光束分割手段を設け
るとともに最終結像光学系ではない方向に分割される側
に中間結像光学系を設けるとともに、接眼鏡筒部内に第
2の投影光学系を設けるよう変更したものである。ま
た、術者とは別の助手に光束を導くためのハーフミラー
も追加している。その他の第3実施形態と同じ構成につ
いては同番号を付し、説明を割愛する。
【0073】図9は鏡体部80内の光学構成を示す図で
ある。また図10は、図9における接眼鏡筒81の側面
図で、図中右側観察光学系を示している。
【0074】図9において鏡体部80内には、術部2か
らの光束を受ける対物光学系3と、この対物光学系3か
らの光束を受けて像を変倍する変倍光学系46が設けら
れている。変倍光学系46の後方には、光束を中間結像
レンズ49a,49b側と後述する中間結像光学系側と
に光束を分割する光束分割手段としてのビームスプリッ
タ110が設けられている。ビームスプリッタ110の
後方には、術者20側と助手101に光束を分割するハ
ーフミラー102が設けられている。ハーフミラー10
2は接続部103内に内蔵されている。
【0075】符号82は接続部103を介して前記鏡体
部80の軸O周りに回動自在に設けられた第1の可
動ハウジングで、その内部には第1の中間結像光学系と
しての左右一対の第2の中間結像光学系としての中間結
像レンズ49a,49bが配置されている。この中間結
像レンズ49a,49bは前記鏡体部80から出射され
る左右観察光束を入射させるべく、鏡体部80の観察光
学系と光学的に接続されている。ここで、前記軸O
は前記対物光学系3や変倍光学系46の中心軸と略一致
した軸線である。
【0076】また、50a,50bは前記中間結像レン
ズ49a,49bを介した光束を各々90°外方に反射
させるミラーで、その出射光軸上にはイメージローテー
タプリズム51a,51bが配置されている。
【0077】前記イメージローテータプリズム51a,
51bの後方には、プリズム52a,52b、三角プリ
ズム53a,53bが配置固定されている。三角プリズ
ム53a,53bの後方には、前記中間結像レンズ49
a,49bにより結像された第2の中間結像点87a,
87bが位置する。
【0078】また、その後方の眼幅調整ハウジング83
a,83b内には、図10に示すように反射部材として
のミラー59a,59bとミラー60a,60bが配置
されるとともに、その間に光束を最終結像点84a,8
4bに結像する最終結像光学系としてのリレーレンズ8
5a,85bが設置固定されている。
【0079】最終結像された像は、前記接眼ハウジング
44a,44bに内蔵された一対の接眼光学系62a,
62bに導かれ、顕微鏡光学観察像としての観察光軸O
R,OLを構成している。
【0080】尚、前記眼幅調整ハウジング83a,83
bは第2の可動ハウジング88に対して三角プリズム5
3a,53bからの出射光軸(図中垂直方向)と略一致
した軸周りに回転自在で、第3の実施形態と同様にジー
テントップ眼幅調整機構を構成している。
【0081】ここで、前記第2の中間結像点87a,8
7bの近傍には第2の投影手段としてのプリズム88a
の上面が略一致するよう設けられるとともに、第2の画
像伝達光学系としての結像レンズ89aと、第2の画像
表示手段としてのLCDモニター90aより投影光学系
91aを構成している。前記投影光学系91aは、例え
ば第2の実施形態のスライドテーブル33aのような移
動体の上に載せられており、図示しないコントローラか
らの操作により光束内へ移動・待避可能に構成されてい
る。
【0082】また、前記鏡体80内の、ビームスプリッ
タ110により分割された他方には、中間結像光学系と
しての結像レンズ郡92が位置し、中間結像点93で結
像しつつ像をリレーしている。
【0083】その後方には導光手段と撮像光学系として
の機能を兼ねた結像レンズ94と、撮像手段としてのC
CD95が配置されている。
【0084】また、前記中間結像点93の近傍には投影
手段としてのプリズム96の上面が略一致するよう設け
られるとともに、画像伝達光学系としての結像レンズ9
7と画像表示手段としてのLCDモニター98より表示
レンズ組99を構成している。この表示レンズ組99も
図示しないスライドテーブル上に固定されており、投影
光学系91aの動作と同期して移動・待避する構成とな
っている。ここで、符号104は前記ハーフミラー10
2により分割された助手側へ延びる光束である。この光
束も術者20側と同様に図示しない接眼鏡筒により助手
の眼まで伝達されている。ただし、助手側の接眼鏡筒内
の投影光学系については、術者の接眼鏡筒内の投影光学
系91a,91bや鏡体部80内の表示レンズ組99と
は違い独立して動く構成となっている。
【0085】次に、第5の実施形態の作用について説明
する。
【0086】術者は第3の実施形態と同様に、鏡体部8
0の位置決め、軸O周りの角度調整、軸O周り
の角度調整、眼幅調整ハウジング83a,83bによる
眼幅調整を行う。
【0087】術部2を発した光は、前記鏡体部80内の
対物光学系3を介して変倍光学系46に入射され任意の
倍率に変更された後、光束分割手段としてのビームスプ
リッタ110に入射される。
【0088】ビームスプリッタ14aに入射された光束
はハーフミラー102側と結像レンズ郡92側に分割さ
れる。ハーフミラー120に入射された光束は更に結像
レンズ49a,49b側と助手101側に分割される。
【0089】結像レンズ49a,49bに入射された光
束は、イメージローテータプリズム51a,51bを介
すことで、前記第2の可動ハウジング86の軸O
りの回転による像の回転が補正される。その後、プリズ
ム52a,52b、および、三角プリズム53a,53
bで反射され、第1の中間結像点87a,87bで結像
する。
【0090】その後、ミラー59a,59bとミラー6
0a,60bで反射されるとともに、ミラー間に配置さ
れたリレーレンズ85a,85bにより最終結像点84
a,84bにて再度結像する。そして接眼光学系62
a,62bに導かれ術者によって所望の拡大倍率で立体
観察が行われる。
【0091】ここで術者が顕微鏡像と同時に観察したい
像を表示するために、図示しないコントロールユニット
を操作すると、前記LCDモニター90a,90b、9
8には同じ画像が表示される。このとき、LCDモニタ
ー90a,90bを発した光は結像レンズ89a,89
bによりプリズム88a,88bの上面にて結像され
る。これにより第2の中間結像点87a,87b近傍に
は顕微鏡像上に内視鏡観察像が合成表示され、術者はこ
の後最終結像点に再度結像された合成表示された像を観
察することになる。
【0092】また、一方で、ビームスプリッタ110に
入った平行光束は、結像レンズ群92にて中間結像点9
3に像を結ぶ。LCDモニター98を発した光は結像レ
ンズ97によりプリズム96の上面にて結像されるの
で、中間結像点93近傍には顕微鏡像上に内視鏡観察像
が合成表示され、結像レンズ94によりCCD95上に
結像される。このあとは第3の実施形態と同様にモニタ
ー表示やVTR録画がなされる。
【0093】尚、術者20がLCDモニター像を観察す
る必要がなく、術部2のみ観察したい場合は、図示しな
いコントローラ操作により投影光学系91を観察光束か
ら待避させる。すると鏡体80内の表示レンズ組99も
同期して待避されるので、モニター表示やVTR録画さ
れる画像も術部2のみの画像となる。
【0094】一方で、術者がLCD画像を観察している
時に、助手101は任意に投影手段を待避させることも
できる。
【0095】従って、第5の実施形態によれば、第3の
実施形態の効果に加え、接眼鏡筒内には投影手段のみし
か配置しないので接眼鏡筒部を更に小型化できる。
【0096】また、第4の実施形態ほど小型化はできな
いものの、術者と助手は子画面の表示・非表示を個々に
選択できる。(第4の実施形態の場合は術者と助手の子
画面の表示・非表示状態は同じになる。) 尚、本実施形態では、投影手段・第2の投影手段として
のプリズムを各々配置するとともに、表示手段・第2の
表示手段としてのLCDモニターを各々配置したが、共
通のLCDモニターより投影手段・第2の投影手段に共
通の表示像を伝達するように構成しても同様な効果が得
られる。LCDモニターの数を減らせることでより安価
に製作できる。
【0097】図11は第6の実施形態を示し、第1の実
施形態に対して主な変更点は中間結像光学系を無くした
ことであり、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号
を付して説明を省略する。
【0098】変倍光学系4aと最終結像光学系8aとの
間には投影手段としてのハーフミラー100aが配置さ
れている。また、ハーフミラー100aの後方には、画像
伝達光学系としての結像レンズ12aと、ナビゲーショ
ン装置などからの電子画像を表示するLCDモニター1
1aが配置されている。ここで、最終結像点7aに対
し、物体面としての術部2とLCDモニター11aは共
役な関係に配置されている。
【0099】次に、第6の実施形態の作用について説明
する。
【0100】術部2を発した光は、前記鏡体部1の対物
光学系3を介して変倍光学系3を介して変倍光学系4
a,4bに入射され、任意の倍率に変更された後、最終
結像光学系8a,8bにより最終結像点7a,7bに術
部2の像として結像する。
【0101】一方、図示しないナビゲーション装置から
の術前画像は、コントロールユニットを介して前記LC
Dモニター11aに画像を表示すると、この画像は結像
レンズ12aを介しハーフミラー100aにより観察系
の光束内に投影される。そして、最終結像点7aで結蔵
する。これにより最終結像点7aでは術部2の像とLC
Dモニター11aの表示画像が重畳表示されて表示され
る。術前画像を術中の画像に重畳することで術者は切除
部位を把握することができる。また、その画像はVTR
に記録もできる。本変形例では右眼のみに画像を投影し
たがこれに限らず、両眼に投影してもよい。
【0102】本実施形態によれば、部分的な画像の投影
のみならず観察画面全体に投影することで、術中の切除
部位の把握などにも利用できる。
【0103】前記構成によれば、次のような構成が得ら
れる。
【0104】(付記1)観察物体からの光束を受ける対
物光学系と、前記対物光学系からの光束を最終結像点に
結像する最終結像光学系と、前記最終結像光学系による
最終結像を拡大する接眼光学系と、像を撮像する撮像手
段と、前記光束中に配置されるとともに前記撮像手段に
光束を導く導光手段と、前記導光手段からの光束を前記
撮像手段に導く撮像光学系とを備えた手術用顕微鏡にお
いて、前記最終結像光学系よりも観察物体側に設けられ
る左右少なくとも1つ以上の中間結像光学系と、画像を
表示する画像表示手段と、前記画像表示手段による画像
を伝達する画像伝達光学系と、前記画像伝達光学系の画
像を前記光束内に導く投影手段とを備え、前記中間結像
光学系による中間結像点上に前記投影手段を備えると共
に、前記導光手段を前記投影手段に対して前記観察物体
の反対側に配置することを特徴とする手術用顕微鏡。
【0105】(付記2)前記対物光学系と最終結像光学
系との間に光束分割手段を設け、前記光束分割手段と前
記最終結像光学系との間に第2の中間結像光学系を設け
るとともに、前記光束分割手段から最終結像光学系では
ない側に分割される方に設けた中間結像光学系を設け、
第2の画像表示手段と、前記第2の画像表示手段による
画像を伝達する第2の画像伝達光学系と、前記第2の画
像伝達光学系の画像を前記光束内に導く第2の投影手段
とを備え、前記第2の中間結像光学系による第2の中間
結像点上に前記第2の投影手段を備えることを特徴とす
る付記1記載の手術用顕微鏡。
【0106】(付記3)観察物体からの光束を受ける対
物光学系と、前記対物光学系からの光束を最終結像点に
結像する最終結像光学系と、前記最終結像光学系による
最終結像を拡大する接眼光学系と、像を撮像する撮像手
段と、前記光束中に配置されるとともに前記撮像手段に
光束を導く導光手段と、前記導光手段からの光束を前記
撮像手段に導く撮像光学系とを備えた手術用顕微鏡にお
いて、画像を表示する画像表示手段と、前記画像表示手
段による画像を伝達する画像伝達光学系と、前記画像伝
達光学系の画像を前記最終結像光学系よりも物体側の光
束内に導く投影手段とを備え、前記導光手段を前記投影
手段と前記最終結像光学系との間に配置することを特徴
とする手術用顕微鏡。
【0107】(付記4)前記最終結像点に対し、前記画
像表示手段と物体面とが共役であることを特徴とする付
記3記載の手術用顕微鏡。
【0108】(付記5)観察物体からの光束を受ける対
物光学系と、前記対物光学系からの光束を最終結像点に
結像する最終結像光学系と、前記最終結像光学系による
最終結像を拡大する接眼光学系と、像を撮像する撮像手
段と、前記光束中に配置されるとともに前記撮像手段に
光束を導く導光手段と、前記導光手段からの光束を前記
撮像手段に導く撮像光学系とを備えた手術用顕微鏡にお
いて、前記最終結像光学系よりも物体側に、左右少なく
とも1つ以上の中間結像光学系を備えるとともに、画像
を表示する画像表示手段と、前記画像表示手段による画
像を伝達する画像伝達光学系と、前記画像伝達光学系の
画像を前記光束内に導く投影手段とを備え、前記中間結
像光学系による中間結像点上に前記投影手段を備えると
共に、前記導光手段を前記中間結像光学系と前記最終結
像光学系との間に配置したことを特徴とする手術用顕微
鏡。
【0109】(付記6)観察物体から光束を受ける対物
光学系と、前記対物光学系からの光束を最終結像点に結
像する最終結像光学系と、前記最終結像光学系による最
終結像を拡大する接眼光学系と、像を撮像する撮像手段
と、前記光束中に配置されるとともに前記撮像手段に光
束を導く導光手段と、前記導光手段からの光束を前記撮
像手段に導く撮像光学系とを備えた手術用顕微鏡におい
て、前記変倍光学系と最終結像光学系との間に設けた光
束分割手段と、前記光束分割手段と前記最終結像光学系
との間に設けた第2の中間結像光学系と、前記光束分割
手段から最終結像光学系ではない側に分割される方に設
けた中間結像光学系と、画像を表示する画像表示手段
と、前記画像表示手段による画像光束を分割する画像光
束分割手段と、前記画像光束分割手段により分割された
一方を伝達する第1の画像伝達光学系と、他方を伝達す
る第2の画像伝達光学系と、前記第1の画像伝達光学系
の画像を前記光束内に導く第1の投影手段と、前記第2
の画像伝達光学系の画像を前記光束内に導く第2の投影
手段とを備え、前記中間結像光学系上に前記第1の投影
手段を配置し、前記導光手段を前記第1の投影手段に対
して前記観察物体の反対側に配置し、前記第2の中間結
像光学系上に前記第2の投影光学系を配置したことを特
徴とする手術用顕微鏡。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、最終結像点よりも物体側に撮像手段を設けられるの
で接眼部近傍の大型化を防止でき、接眼部を眼に近づけ
る際に鼻や頭部が当たり誤って不潔にしてしまうという
問題を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示し、手術用顕微
鏡の鏡体部の構成図。
【図2】この発明の第2の実施形態を示し、撮像レンズ
組周辺の斜視図。
【図3】この発明の第3の実施形態を示し、手術用顕微
鏡の鏡体部全体の構成図。
【図4】同実施形態を示し、手術用顕微鏡の鏡体部の構
成図。
【図5】同実施形態を示し、接眼鏡筒の側面図。
【図6】同実施形態を示し、観察光軸間距離を変更した
図。
【図7】この発明の第4の実施形態を示し、手術用顕微
鏡の鏡体部の構成図。
【図8】同実施形態を示し、接眼鏡筒の側面図。
【図9】この発明の第5の実施形態を示し、手術用顕微
鏡の鏡体部の構成図。
【図10】同実施形態を示し、接眼鏡筒の側面図。
【図11】この発明の第6の実施形態を示し、手術用顕
微鏡の鏡体部の構成図。
【符号の説明】
2…術部(観察物体) 3…対物光学系 5a,5b…中間結像点 6a,6b…中間結像光学系 8a,8b…最終結像光学系 9a,9b…接眼光学系 10a,10b…プリズム(投影手段) 11a,11b…LCDモニター(画像表示手段) 12a,12b…結像レンズ(画像伝達光学系) 14a…ビームスプリッタ(導光手段) 15a…CCD(撮像手段) 16a…撮像レンズ(撮像光学系)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察物体からの光束を受ける対物光学系
    と、前記対物光学系からの光束を最終結像点に結像する
    最終結像光学系と、前記最終結像光学系による最終結像
    を拡大する接眼光学系と、像を撮像する撮像手段と、前
    記光束中に配置されるとともに前記撮像手段に光束を導
    く導光手段と、前記導光手段からの光束を前記撮像手段
    に導く撮像光学系とを備えた手術用顕微鏡において、 前記最終結像光学系よりも物体側に設けられる左右少な
    くとも1つ以上の中間結像光学系と、画像を表示する画
    像表示手段と、前記画像表示手段による画像を伝達する
    画像伝達光学系と、前記画像伝達光学系の画像を前記光
    束内に導く投影手段とを備え、前記中間結像光学系によ
    る中間結像点上に前記投影手段を備えると共に、前記導
    光手段を前記中間結像光学系と前記最終結像光学系との
    間に配置することを特徴とする手術用顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記対物光学系と最終結像光学系との間
    に中間結像光学系を設けることを特徴とする請求項1記
    載の手術用顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記光束分割手段が、前記光束に対し変
    位することを特徴とする請求項1または2記載の手術用
    顕微鏡。
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