JPH10332936A - ポリビニルアルコール系位相差フィルムの製造法 - Google Patents

ポリビニルアルコール系位相差フィルムの製造法

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JPH10332936A
JPH10332936A JP9157963A JP15796397A JPH10332936A JP H10332936 A JPH10332936 A JP H10332936A JP 9157963 A JP9157963 A JP 9157963A JP 15796397 A JP15796397 A JP 15796397A JP H10332936 A JPH10332936 A JP H10332936A
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nip roll
film
polyvinyl alcohol
nip
retardation
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JP9157963A
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English (en)
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泰行 ▲さこ▼本
Yasuyuki Sakomoto
Shigemichi Takagi
茂道 高木
Akira Saito
瞭 斉藤
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相差特性が均一で、耐久性に優れたポリビ
ニルアルコール系位相差フィルムの製造法を提供するこ
と。 【解決手段】 ポリビニルアルコール系フィルムを2組
のニップロールを用いて1軸延伸して位相差フィルムを
製造するにあたり、ポリビニルアルコール系フィルム
(F)を先ずニップロール(1)に沿ってニップロール
(1)とニップロール(2)の間を通過させた後、ニッ
プロール(2)に沿いながら、次いでニップロール
(3)に沿ってニップロール(3)とニップロール
(4)の間を通過させて、ニップロール(4)に沿いな
がら、ニップロール(2)及びニップロール(3)の間
で延伸してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリビニルアルコ
ール系位相差フィルムの製造法に関し、更に詳しくは位
相差特性の均質性や耐久性に優れたポリビニルアルコー
ル系位相差フィルムの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子卓上計算機、電子時計、
ワープロ、自動車や機械類の計器類等に液晶表示装置が
用いられており、該表示装置の視認性の向上を目的とし
てポリビニルアルコール系樹脂、ポリカーボネート系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリエーテルスルフォン系樹
脂、ポリアリレート系樹脂等の光学フィルムを用いた位
相差フィルムが多用されている。該位相差フィルムとし
て実用に供されているものとしては、入射光線の波長λ
に対して1/4λの位相差が生じる機能を有する、いわ
ゆる1/4波長板がある。これは直線偏光と円偏光との
相互交換素子として、レーザー光線のビームスプリッタ
ー等に使用されている。また、STN型液晶ディスプレ
イ(STN−LCD)において、STN−LCDの着色
の解消のために位相差フイルムが用いられるようになっ
ている。そして、該位相差フィルムとしては、延伸処理
等により複屈折性が付与されたポリビニルアルコールフ
ィルム等の光学フィルムが用いられており、実用に関し
ては、該フィルムの両面に三酢酸セルロースフィルム等
の保護層(保護フィルム)が積層されて、位相差板(保
護層/位相差フィルム/保護層)として用いられること
も多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は、かかる各種液晶ディスプレイも大型化、薄型化、多
様化等に伴い、偏光変換素子としての位相差板について
も新なる大面積化、薄膜化等が求められており、新なる
位相差特性の均質性や耐久性が要求されるようになって
きた。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は上記
の如き現況に鑑み鋭意研究した結果、ポリビニルアルコ
ール系フィルムを2組のニップロールを用いて1軸延伸
して位相差フィルムを製造するにあたり、図1に示され
る如く、ポリビニルアルコール系フィルム(F)を先ず
ニップロール(1)に沿ってニップロール(1)とニッ
プロール(2)の間を通過させた後、ニップロール
(2)に沿いながら、次いでニップロール(3)に沿っ
てニップロール(3)とニップロール(4)の間を通過
させて、ニップロール(4)に沿いながら、ニップロー
ル(2)及びニップロール(3)の間で延伸することに
より、位相差特性に優れ、かつ耐久性にも優れる位相差
フィルムが得られ、更には該ニップロール(2)とニッ
プロール(3)の中心間の距離(d)と延伸前のポリビ
ニルアルコール系フィルムの幅(w)の比d/wを1以
下にすることにより、本発明の効果をより顕著に得るこ
とができることを見いだして本発明を完成するに至っ
た。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の位相差フィルムの原料であるポリビニルアルコ
ール系樹脂は、通常、酢酸ビニルを重合したポリ酢酸ビ
ニルをケン化して製造されるものであるが、本発明で
は、必ずしもこれに限定されるものではなく、少量の不
飽和カルボン酸(塩、エステル、アミド、ニトリル等を
含む)、オレフィン類、ビニルエーテル類、不飽和スル
ホン酸塩等、酢酸ビニルと共重合可能な成分を含有して
いてもよく、また、ポリビニルアルコール樹脂を酸の存
在下でアルデヒド類と反応させたポリビニルブチラール
樹脂、ポリビニルホルマール樹脂などのいわゆるポリビ
ニルアセタール樹脂及びその他ポリビニルアルコール系
樹脂誘導体も挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。これらのうちでは、耐熱性が良好であるという
点から、高ケン化度で高重合度のポリビニルアルコール
系樹脂が好ましい。即ち、ケン化度は95モル%以上が
好ましく、更には99モル%以上、とくには99.5モ
ル%以上であって、平均重合度は1000〜6000が
好ましく、更には平均重合度1500〜5000が好ま
しい。
【0006】本発明の位相差フィルムを製造するには、
先ず上記の如きポリビニルアルコール系樹脂を水又は有
機溶媒(メタノール、エタノール、プロパノール、DM
F、DMSO等)に溶解して、樹脂分が1〜40重量%
程度のポリビニルアルコール系樹脂溶液を得た後、かか
る溶液をギーザ法によって流延製膜する方法や押出し方
法等が挙げられるが、ギーザ法により流延製膜する方法
が好適に採用され得る。このときの製膜されたポリビニ
ルアルコール系フィルム(f)(原反フィルム)の厚み
は、要求される位相差フィルムの厚みにもよるが、通常
は1〜50μmの範囲から選択される。
【0007】次いで、得られた原反フィルム(f)は、
1軸に延伸されるわけであるが、本発明においては、か
かる原反フィルム(f)をただ単に1軸方向に延伸する
のではなく、特定の方法で延伸を行うものである。すな
わち、ポリビニルアルコール系フィルムを2組のニップ
ロールを用いて1軸延伸して位相差フィルムを製造する
にあたり、図1に示される如く、ポリビニルアルコール
系フィルム(F)を先ずニップロール(1)に沿ってニ
ップロール(1)とニップロール(2)の間を通過させ
た後、ニップロール(2)に沿いながら、次いでニップ
ロール(3)に沿ってニップロール(3)とニップロー
ル(4)の間を通過させて、ニップロール(4)に沿い
ながら、ニップロール(2)及びニップロール(3)の
間で延伸することを最大の特徴とするもので、更には該
ニップロール(2)とニップロール(3)の中心間の距
離(d)と延伸前の原反フィルム(f)の幅(w)の比
d/wを1以下(更には0.1〜1、特に0.1〜0.
5)にすることにより、本発明の効果をより顕著に得る
ことができるものである。
【0008】つまり、図2に示される如き2組のニップ
ロールで直接原反フィルム(f)を延伸しても、本発明
の効果は得難いものである。このときのニップロールの
ニップ圧は1〜10kg/m程度が好ましく、延伸速度
は1〜20m/min程度が好ましく、また、上記のニ
ップロール(1)〜(4)の材質は特に限定されない
が、ニップロール(1)及びニップロール(4)の表面
が金属で、かつニップロール(2)及びニップロール
(3)の表面が可とう性を有する樹脂(ゴム、特にシリ
コーンゴム等)で覆われていることが好ましく、かかる
表面にすることにより、より効果的に延伸を行うことが
可能となり、また、これらのニップロールの表面温度は
30〜80℃程度が好ましい。かかる延伸時の更に延伸
倍率としては、通常1.01〜5倍が好ましく、更には
2〜4倍である。
【0009】また、本発明においては、かかる延伸時に
波長25μm以上の遠赤外線を照射しながら延伸するこ
とにより、本発明の作用効果を顕著に発揮することがで
き、具体的にはニップロール(2)とニップロール
(3)の間のフィルム表面に遠赤外線をセラミックヒー
ター等の装置により100〜1000kcal/h・c
2、更には200〜600500kcal/h・cm2
程度にになるように照射すればよく、かかる照射はフィ
ルムの片面でも良く、両面でも良い。かくして、厚さ3
0〜100μm程度、好ましくは40〜80μm程度の
ものであり、物性的にはレターデーション値が10〜7
00nm程度の本発明のポリビニルアルコール系位相差
フィルムが得られるわけであるが、本発明においては、
更にかかる延伸後に、135〜200℃で熱処理を行う
ことにより、更なる作用効果が期待できるものである。
【0010】即ち、上記の延伸処理後、加熱ゾーンを通
過させることにより熱処理を行うもので、より具体的に
はスリット状の吹き出しノズルが上下に配置されたオー
ブン中をフィルムを通過させて、該ノズルから熱風をフ
ィルムの送行方向に対して垂直に吹き出させて、非接触
で加熱処理を行うもので、かかる熱処理時の温度は13
5〜200℃(更には150〜180℃)が好ましく、
かかる温度が135℃未満では得られる位相差フィルム
の耐久性が低下し、逆に200℃を越えると該フィルム
に着色が見られるようになって好ましくない。上記の如
き方法により、本発明の位相差フィルムが製造されるわ
けであるが、必要に応じて、任意の段階でホウ素化合物
等で耐水化処理を行うことも可能である。
【0011】本発明で得られた位相差フィルムは、位相
差板にも有用で、通常はその片面または両面に保護層と
して、通常セルロース系フィルムが貼着されて位相差板
となるが、かかるセルロース系フィルムとしては、セル
ロースジアセテート、セルローストリアセテート、セル
ローストリプロピオネート、セルローストリブチレート
等を原料とし、これらの単独または複数が使用される。
これらの中でもセルローストリアセテート(三酢酸セル
ロース)が好適に用いられる。該セルロース系フィルム
の厚みは特に限定されないが50〜150μmが好まし
く、更には70〜120μmが好ましい。かかる位相差
フィルムとセルロース系フィルムの積層に関しては、天
然或いは合成ゴム、アクリル系樹脂、ブチラール系樹
脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂等を主成分とする
接着剤ないし粘着剤等を用いて、風乾法、化学硬化法、
熱硬化法、熱溶融法等により接着せしめることができ
る。
【0012】かくして、セルロース系フィルム/位相差
フィルムまたはセルロース系フィルム/位相差フィルム
/セルロース系フィルム等の積層構造を有する位相差板
は、かかるセルロース系フィルム面あるいは位相差フィ
ルム面にアクリル系等の粘着剤を用いてガラス板等の基
材に貼着されて、実用に供される訳であるが、かかるセ
ルロース系フィルムの更に外側に各種の機能層(アンチ
グレア層、ハードコート層、アンチリフレクション層、
ハーフリフレクション層、反射層、蓄光層、エレクトロ
ルミネッセンス層等)を積層して機能層付き位相差板と
することも有用である。勿論、本発明の位相差フィルム
単層を、CRTの反射防止等の用途に用いることも有用
である。
【0013】かくして得られた本発明のポリビニルアル
コール系位相差フィルムは、液晶セル等の複屈折率の温
度依存性に追従できて、各種機能層の機能を充分に発揮
し、電子卓上計算機、電子時計、ワープロ、自動車や機
械類の計器類等の液晶表示装置、サングラス、防目メガ
ネ、立体メガネ、表示素子(CRT、LCD等)用反射
低減層、医療機器、建築材料、玩具等に用いられる。
【0014】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明のポリビニルアル
コール系位相差フィルムを更に詳しく説明する。尚、実
施例中「%」とあるのは特に断りのない限り重量基準で
ある。 実施例1 平均重合度1700,平均ケン化度99.8モル%のポ
リビニルアルコール系樹脂の20重量%の水溶液を調整
した後、該水溶液を平滑な金属ベルト上に流延し、10
0〜120℃の熱風により乾燥させて、膜厚15μm
(含水率6重量%)、幅(w)1000mmのフィルム
(原反フィルム)(f)を得た。次いで、該原反フィル
ム(f)を直径16cmの表面が硬質鏡面クロム鍍金製
のニップロール(1)に沿って該ニップロール(1)と
直径12cmの表面がゴム製のニップロール(2)の間
を通過させた後、該ニップロール(2)に沿いながら、
次いで、直径12cmの表面がゴム製のニップロール
(3)に沿って該ニップロール(3)と直径16cmの
表面が硬質鏡面クロム鍍金製のニップロール(4)の間
を通過させて、該ニップロール(4)に沿いながら、該
ニップロール(2)及びニップロール(3)の中心間の
距離(d)を150mm(d/w=0.15)として、
延伸倍率が1.5倍になるように7m/minの速度で
通過させた。その後、170℃に調節された加熱ゾーン
を7m/minの速度で約20秒間通過させて、本発明
のポリビニルアルコール系位相差フィルム(レターデー
ション値=270nm;下記の測定値の平均値)を得
た。得られたポリビニルアルコール系位相差フィルムを
以下の要領で評価した。
【0015】(レターデーション値の均一性)得られた
ポリビニルアルコール系位相差フィルムから、300m
m×300mmの試料をサンプリングして、縦・横10
×10点のレターデーション値を新王子製紙(株)製の自
動複屈折系KOBURA21Cを用いて測定して、最大
値と最小値の差を求めた。尚、レターデーション値と
は、主延伸方向(MD方向)およびこれに垂直な方向
(TD方向)における屈折率差(IIMD-IITD)と位相差
フイルムまたはシートの厚さ(d)との積で定義され、直
交関係にある直線偏光が同位相で入射した場合の透過光
の位相差を意味するレターデーション値が、使用光線の
波長(λ)のたとえば1/4の値となるように延伸処理
を行った場合には、1/4波長板が得られ、1/2の値
となるように延伸処理を行った場合には、1/2波長板
が得れられることとなる。使用光線が可視光線である場
合、1/4波長板としてのレターデーション値は95〜
170nmの範囲となる。従って、この範囲にある1/
4波長板と直線偏光子とを組み合わせるとことによっ
て、ある可視光線における正確な円偏光が得られること
になる。
【0016】(耐久性)得られたポリビニルアルコール
系位相差フィルムの両面にポリビニルアルコール系接着
剤を介して、セルローストリアセテート(三酢酸セルロ
ース)をラミネートして積層体を得て、かかる積層体を
70℃の高温下及び40℃×90%RH下に1000時
間放置前後のレターデーション値を測定して、下記の式
により変化率(%)を求めた。尚、レターデーション値
の測定は上記の測定機器を用いて、該積層体の中心部を
測定した。 変化率(%)=[(放置後のレターデーション値)−
(放置前のレターデーション値)]/(放置前のレター
デーション値)×100
【0017】実施例2 実施例1において、フィルムの延伸速度を4m/min
とした以外は同様に行って位相差フィルム(レターデー
ション値=270nm;同上)を得て、同様に評価を行
った。
【0018】実施例3 実施例1において、延伸倍率を2.0倍とした以外は同
様に行って位相差フィルム(レターデーション値=30
0nm;同上)を得て、同様に評価を行った。
【0019】実施例4 実施例1において、ニップロール(2)及びニップロー
ル(3)の中心間の距離(d)を400mm(d/w=
0.40)とした以外は同様に行って位相差フィルム
(レターデーション値=270nm;同上)を得て、同
様に評価を行った。
【0020】実施例5 実施例1において、延伸後の加熱ゾーンでの加熱温度を
150℃とした以外は同様に行って位相差フィルム(レ
ターデーション値=265nm;同上)を得て、同様に
評価を行った。
【0021】比較例1 実施例1と同様の原反フィルムを 図2に示す如くニッ
プロール(5)及び(6)の間を通過させて、次いでニ
ップロール(7)及び(8)の間を通過させて延伸した
以外は実施例1と同様の延伸条件で延伸を行って位相差
フィルム(レターデーション値=270nm;同上)を
得て、同様に評価を行った。尚、ニップロール(5)及
びニップロール(7)の中心間の距離(d)を150m
mとした。実施例及び比較例に評価結果を表1及び2に
示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】 耐 久 性 (70℃) 耐久性(40℃×90RH) 放置前 放置後 変化率 放置前 放置後 変化率 (nm) (nm) (%) (nm) (nm) (%) 実施例1 270 279 3.3 270 263 −2.6 〃 2 270 276 2.2 270 265 −1.8 〃 3 300 309 3.0 300 291 −3.0 〃 4 269 277 2.8 269 262 −2.6 〃 5 270 279 3.3 270 262 −3.0 比較例1 272 284 4.4 272 260 −4.4
【0024】
【発明の効果】本発明の方法で製造されたポリビニルア
ルコール系位相差フィルムは、位相差特性に優れ、かつ
耐久性にも優れ、位相差板としても有用で、また、各種
機能層を積層してもその機能を充分に発揮し、電子卓上
計算機、電子時計、ワープロ、自動車や機械類の計器類
等の液晶表示装置、サングラス、防目メガネ、立体メガ
ネ、表示素子(CRT、LCD等)用反射低減層等に用
いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造法の延伸工程の概念図
【図2】 従来の延伸工程の概念図
【符号の説明】
(1)〜(8)ニップロール (f)ポリビニルアルコール系フィルム (d)ニップロールの中心間の距離 (h)遠赤外線加熱装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリビニルアルコール系フィルムを2組
    のニップロールを用いて1軸延伸して位相差フィルムを
    製造するにあたり、ポリビニルアルコール系フィルム
    (f)を先ずニップロール(1)に沿ってニップロール
    (1)とニップロール(2)の間を通過させた後、ニッ
    プロール(2)に沿いながら、次いでニップロール
    (3)に沿ってニップロール(3)とニップロール
    (4)の間を通過させて、ニップロール(4)に沿いな
    がら、ニップロール(2)及びニップロール(3)の間
    で延伸してなることを特徴とするポリビニルアルコール
    系位相差フィルムの製造法。
  2. 【請求項2】 ニップロール(1)及びニップロール
    (4)の表面が金属で、かつニップロール(2)及びニ
    ップロール(3)の表面が可とう性を有する樹脂で覆わ
    れていることを特徴とする請求項1記載のポリビニルア
    ルコール系位相差フィルムの製造法。
  3. 【請求項3】 ニップロール(2)とニップロール
    (3)の中心間の距離(d)と延伸前のポリビニルアル
    コール系フィルムの幅(w)の比d/wを1以下にする
    ことを特徴とする請求項1または2記載のポリビニルア
    ルコール系位相差フィルムの製造法。
  4. 【請求項4】 遠赤外線を照射しながら延伸することを
    特徴とする請求項1〜3いずれか記載のポリビニルアル
    コール系位相差フィルムの製造法。
  5. 【請求項5】 延伸後に、135〜200℃で熱処理を
    行うことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のポリ
    ビニルアルコール系位相差フィルムの製造法。
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