JPH10332469A - 物品分類判定装置及びその判定方法 - Google Patents

物品分類判定装置及びその判定方法

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JPH10332469A
JPH10332469A JP13850297A JP13850297A JPH10332469A JP H10332469 A JPH10332469 A JP H10332469A JP 13850297 A JP13850297 A JP 13850297A JP 13850297 A JP13850297 A JP 13850297A JP H10332469 A JPH10332469 A JP H10332469A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手作業による物品の分類をする場合に、物品分
類判定装置を使い正確にかつ、効率よく良品/不良品を
分類する。 【解決手段】第1のパレット9、第2のパレット30の
下に圧力センサを設け、各圧力センサの信号を増幅した
信号S1、S2を重量計算回路4−2で重量に変換し、
各パレットの載せられた物品0が重量設定手段8で設定
された重量内であることを確認し重量計算信号S3とし
て判定回路4−1に送り試験装置の試験結果信号S0と
比較し、物品分類の判定を行い、その結果をアラーム発
生装置6及び表示装置7で作業者に知らせている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品分類判定装置及
びその判定方法に関し、特に手作業により仕分けされる
物品(食品や電子部品)の分類正否の物品判定装置及び
その判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】手作業による物品の分類は、特に電子部
品の立ち上げ時期や製品のトラブル発生時の選別時に行
われる場合が多い。たとえばリレーの試験の場合は、作
業者が合格表示ランプや不合格表示ランプ等を目視確認
してリレーを分類していた。しかし、作業者の軽微なミ
スにより、不良品が良品に混入したり、他の部品が混入
したりしてユーザーに出荷される恐れがあった。そこ
で、手作業による物品の分類判定をし、正確に良品/不
良品を分類することができる装置及び方法が望まれた。
【0003】従来の分類装置及び分類方法が、特開平7
−242325号公報に開示されている。この構成図を
示す図7を参照すると、この装置は、物品17を検査し
て物品検査信号S0を出力する検査装置10と前記物品
17を第1の物品検出信号S1を出力する第1の検出手
段11と、物品17を第2の搬送先に移動するとき物品
の通過を検出し第2の物品検出信号S2を出力する第2
の検出手段12と、前記物品検査信号S0と第1、第2
の物品検出信号S1、S2とに基づいて警報を発生させ
る分類監視手段13とを備え、分類監視手段13には物
品検査信号S0を保持する保持回路13Aと、物品検査
信号S0と第1、第2の物品検出信号S1、S2とを比
較して物品の分類正否を判定する判定回路13Bと、前
記物品の分類正否に基づいて警報を発生させるアラーム
発生回路13Cを有する物品分類監視装置であった。こ
こで使われている第1、第2の検出手段11,12は通
過型センサ、焦電型センサ及び反射型センサを用いてい
る物品分類装置であった。
【0004】図8に示すように、試験前パレット1から
試験ステージ2に移され、通過型センサ、反射型センサ
は手が一定ラインを越えることによって物品検出信号S
0を出力する。焦電型センサはセンサへの手の接近によ
って物品検出信号S0を出力する。検査の終わった物品
17が、第1の検出手段11又は第2検出手段12の近
くに接近又は通過することにより、第1の検出手段11
又は第2検出手段12から第1、第2の物品検出信号S
1、S2が出力され、この物品検出信号S1、S2と検
査結果を示す物品検査信号S0とを判定回路13Bで比
較し物品分類の正否を判定し、この結果に基づきアラー
ム発生回路13Cにより警報を発し、良品パレット60
0と不良品パレット601に分類される物品分類判定方
法であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術において、作業効率が悪いということである。そ
の理由は、分類検出センサに、通過型センサ、焦電型セ
ンサ、反射型センサを用いているため手がセンサの間ま
たは近くを通らなければならなく、作業上制限がかかる
からである。
【0006】第2の問題点は、作業者が誤分別をしたと
き、次の作業をどのようにすればよいか戸惑う可能性が
あるということである。その理由は、誤分別をしたと
き、アラームの発生のみで作業者に認識させているため
である。
【0007】第3の問題点は、試験後の物品を良品トレ
ーまたは不良品トレーに他の品名が混入や、物品がトレ
ーに入れられない可能性があるということである。その
理由は、物品を持っていなくても、分類センサを手が通
過することのみで物品検出信号を出力してしまうからで
ある。
【0008】本発明の目的は、物品分類の正確さの向上
及び分類作業効率の向上を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の物品分類判定装
置は、試験前の物品0を入れておく試験前パレット1
と、あらかじめ前記物品0の重量の上限値/下限値を入
力しておく重量入力手段8と、前記物品0を試験するた
めセットする試験ステージ2と、前記物品0を試験して
試験結果信号S0を出力する試験装置3と、試験の判定
結果を作業者に知らせる第1の物品分類指示手段5−
1、第2の物品分類指示手段5−2と、それに従って作
業者が前記物品0を前記試験ステージ2から仕分けする
第1のパレット9、第2のパレット30と、前記第1の
パレット9、前記第2のパレット30に前記物品0が載
った時にこの物品0の重さを検出する第1及び第2の圧
力センサ31−1、32−1と、この第1及び第2の圧
力センサ31−1、32−1の信号を増幅する第1及び
第2の増幅回路31−2、32−2とを備え、これら第
1及び第2の圧力センサ31−1、32−1と、第1及
び第2の増幅回路31−2、32−2を含み第1の分類
検出信号S1、第2の分類検出信号S2を出力する第1
の分類検出信号S1、第2の分類検出信号S2を出力す
る第1の分類ステージ31、第2の分類ステージ32
と、前記試験結果信号S0と第1、第2の分類検出信号
とに基づいて警報やメッセージを発する分類判定部4
と、警報を鳴らすアラーム発生手段6と、メッセージを
表示する表示手段7を備えている。
【0010】分類判定部4は第1の分類検出信号S1と
第2の分類検出信号S2を各パレットの重量に計算する
重量計算回路4−2とその重量値の結果をS3信号とし
て判定回路4−1に送り、前記試験結果信号S0と、S
3信号とを比較して物品0の仕分けの正否に基づいて警
報を発生させるアラーム発生回路4−3とアラーム発生
装置6を有する。前記物品0の分類に基づいた警報に加
えて、作業者へのメッセージや重量計算回路4−2で計
算した重量値等を表示する表示回路4−4と表示手段7
を有する。
【0011】本発明の物品分類判定方法は、第1の分類
ステージ31または第2の分類ステージ32に試験後の
物品0を置き、この物品0の重さによって第1及び第2
の圧力センサ31−1、32−1の出力電圧値が変化
し、それを第1の物品検出信号S1、第2の物品検出信
号S2とし、重量計算回路4−2で重量計算信号S3に
変換し、判定回路4−1で、前記重量計算信号S3と試
験結果信号S0を比較し物品分類の正否を判定してい
る。第1の分類ステージ31または第2の分類ステージ
32に試験後の物品0を置き、この物品0の重さによっ
て第1及び第2の圧力センサ31−1、32−1の出力
電圧値が変化し、重量計算回路4−2により重量を計算
し、あらかじめ重量値入力手段8で入力された値以外の
物品を検出し、アラームを発生させる。表示手段7は、
物品分類の正否を作業者に視覚から伝ている。
【0012】本発明によれば、物品の重さにより物品の
分別を判断しているため、トレーに物品を載せるまで作
業者は何の規制もなく物品を運ぶことができる。また、
トレーの重量を計算しているため他の物品が混入した
り、トレー内の数が試験結果と違うということが無くな
る。表示手段によるアラームのメッセージ表示のため、
作業者がどのように対応すればよいかすぐわかる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(1)構成の説明 次に本発明の実施の形態の構成について図面を参照して
説明する。
【0014】図1は本発明に係わる物品分類判定装置の
一実施の形態の原理図である。本発明に係わる物品判定
装置の一実施の形態は図1に示すように、試験前の物品
0を入れておく試験前パレット1と、あらかじめ前記物
品0の重さを入力しておく重量入力手段8と、前記物品
0を試験するためセットする試験ステージ2と、物品0
を試験して試験結果信号S0を出力する試験装置3と、
試験の判定結果を作業者に知らせる第1の物品分類指示
手段5−1、第2の物品分類指示手段5−2と、それに
従って作業者が前記物品0を前記試験ステージ2から仕
分けする第1のパレット9、第2のパレット30と、前
記第1のパレット9、前記第2のパレット30に物品0
が載った時にこの物品0の重さを検出する第1及び第2
の圧力センサ31−1、32−1と、この第1及び第2
の圧力センサ31−1、32−1の信号を増幅する第1
及び第2の増幅回路31−2、32−2とを備え、これ
ら第1及び第2の圧力センサ31−1、32−1と、第
1及び第2の増幅回路31−2、32−2を含み、第1
の分類検出信号S1、第2の分類検出信号S2を出力す
る第1の分類ステージ31、第2の分類ステージ32
と、前記試験結果信号S0と第1、第2の分類検出信号
とに基づいて警報やメッセージを発する分類判定部4
と、警報を鳴らすアラーム発生手段6と、メッセージを
表示する表示手段7で構成されており、分類判定部4は
第1の分類検出信号S1と第2の分類検出信号S2を各
パレットの重量に計算する重量計算回路4−2と、その
重量値の結果をS3信号として判定回路4−1に送り、
前記試験結果信号S0とS3信号とを比較して物品0の
仕分けの正否に基づいて警報を発生させるアラーム発生
回路4−3とアラーム発生装置6と、作業者へのメッセ
ージや重量計算回路4−2で計算した重量値等を表示す
る表示回路4−4と表示手段7とで構成されている。
【0015】物品0の試験が終了し、判定結果を第1の
物品分類指示手段5−1、第2の物品分類指示手段5−
2によって作業者に指示される。この第1の物品分類指
示手段5−1、第2の物品分類指示手段5−2はLED
ランプなどが作業者にわかりやすく簡単に構成できる。
【0016】次に、第1の物品分類指示手段5−1、第
2の物品分類指示手段5−2により作業者が物品0を試
験ステージ2から第1のパレット9又は、第2のパレッ
ト30に仕分けすると、第1のパレット9又は、第2の
パレット30に物品0が載った時に、物品0の重さと第
1のパレット9又は、第2のパレット30の重さが第1
及び第2の圧力センサ31−1,32−1加わり、第1
及び第2の圧力センサ31−1、32−1出力は、その
重さ分の電圧レベルとなる。即ち、第1及び第2の圧力
センサ31−1、32−1に重さが加わることにより、
電圧レベルが高くなっていく。第1及び第2の圧力セン
サ31−1、32−1の出力は小さいので、第1及び第
2の増幅回路31−2,32−2で電圧レベルを増幅す
る。この信号はS1、S2信号として分類判定部4へ入
力される。分類判定部4の重量計算回路4−2では、あ
らかじめ重量入力手段8で入力されていた重量値の上限
値/下限値を電圧レベルに換算しておく。また、重量計
算回路4−2では物品0が仕分けられる前のS1、S2
信号の電圧レベルを記憶しておき、第1のパレット9又
は、第2のパレット30に物品0が載せられたときの電
圧レベルの差が、あらかじめ設定されてある電圧値の上
限値/下限値以内であることを確認する。もし、設定値
外であった場合は、S1またはS2の信号が規格外であ
るという重量計算信号S3を判定回路4−1に送る。逆
に、設定値内であれば、S1またはS2の信号が規格内
であるという重量計算信号S3を判定回路4−1に送
る。判定回路4−1では、試験結果信号S0と重量計算
信号S3を比較してアラーム発生回路4−3と表示回路
4−4を動作させる。当然、アラーム発生装置6はトレ
ーに違う部品が混入した時や分別を間違ったときに動作
させる。アラーム発生装置6はブザーや回転等が望まし
い。アラーム発生装置6によりアラーム発生回路4−4
の構成は変わってくる。表示手段7は分別が正しい、分
別が間違っている、分品名が混入している等の作業者が
わかりやすいメッセージを表示する。表示手段7はブラ
ウン管や液晶などのディスプレイが望ましい。様々な処
理を行っている分類判定部4はA/D変換付のマイクロ
コンピュータ等を使うと、非常に簡単に実現できる。
【0017】図2は本発明に係わるリレー分類判定装置
の一実施の形態の構成図、図3(a),(b)は本発明
に係わる良品ステージ/不良品ステージの一実施の形態
の構成図である。図2及び図3(a),(b)に示すよ
うに、例えば、選別するリレー700を手作業で試験
し、良品、不良品に分別する試験システムは、試験前パ
レット1、試験ステージ2、試験装置3、分類判定部
4、重量入力キー800、OKランプ200、NGラン
プ201、ブザー300、モニタ400、良品パレット
600、不良品パレット601、良品ステージ500、
不良品ステージ510で構成されている。また、分類監
視部4は判定回路4−1、重量計算回路4−2、アラー
ム発生回路4−3、表示回路4−4で構成されている。
図3(a),(b)に示すように良品ステージ500
は、良品用圧力センサ501、良品用増幅回路502で
構成され、不良品ステージ510は不良品用圧力センサ
511、不良品用増幅回路512で構成されている。
【0018】(2)動作の説明 図4及び図6は本発明の実施の形態の同一製品のリレー
分類判定方法の一例及びリレー分類時のリレーの動きを
説明する動作フロー図である。本発明の実施の形態の同
一製品のリレー分類判定方法の一例及びリレー分類時の
動きは、図4及び図6に示すように、作業者は、あらか
じめ物品の重量を重量入力キー800で入力しておく。
ここではリレー700の重さの範囲(上限値、下限値)
を入力しておく。次に作業者は試験前パレット1からリ
レー700を取り出し、試験ステージ2にセットし、リ
レー700の試験を行う。試験終了後、試験装置3から
は良品または不良品の試験結果信号S0を出力する。リ
レー700が良品の時、OKランプ200が点灯し、そ
れを見て作業者がリレー700を良品パレット600に
分類する。良品パレット600にリレー700が載るこ
とにより、良品圧力センサ501に圧力が加わり、良品
用増幅回路502への信号が増加する。良品用増幅回路
502では、良品用圧力センサ501の微弱な信号を増
幅し、良品分類検出信号S1として、分類監視部4の重
量計算回路4−2に送られる。重量計算回路4−2で
は、良品分類検出信号S1をリレー700の重量値に変
換し、前記、重量入力キーで入力したリレーの重さの範
囲以内であることを確認する。不良品パレット601に
は、リレー700が載せられていないので不良品用圧力
センサ511の出力は変化せず、不良品用増幅回路51
2の出力も変化しない。これは不良品用分類検出信号S
2として重量計算回路4−2へ出力される。重量計算回
路4−2では、良品パレット600に設定値内の重量の
リレー700が1個載せられ、不良品パレット601に
は何も載せられていないという重量計算信号S3を判定
回路4−1へ送られる。試験装置3のリレー700は良
品であるという試験結果信号S0と前記重量計算信号S
3とを比較して、正しく分別されたと判断し、表示回路
4−4に分類が正しいという信号を送り、モニタ400
にそのことを表示し、作業者に知らせ、試験は正常終了
する。そして、次のリレー700を試験前パレット1か
ら取り出し、試験ステージ2にリレー700をセットし
次の試験を行う。
【0019】逆に、リレー700が不良品の時、NGラ
ンプ201が点灯し、それを見て作業者がリレー700
を不良品パレット601に分類する。不良品パレット6
01にリレー700が載ることにより、不良品圧力セン
サ511に圧力が加わり、不良品用増幅回路512への
信号が増加する。不良品用増幅回路512では、不良品
用圧力センサ511の微弱な信号を増幅し、不良品分類
検出信号S2として、分類監視部4の重量計算回路4−
2に送られる。重量計算回路4−2では、不良品分類検
出信号S2をリレー700の重量値に変換し、前記、重
量入力キーで入力したリレーの重さの範囲以内であるこ
とを確認する。良品パレット600には、リレー700
が載せられていないので良品用圧力センサ501の出力
は変化せず、良品用増幅回路502の出力も変化しな
い。これは不良品用分類検出信号S1として重量計算回
路4−2へ出力される。重量計算回路4−2では、不良
品パレット601に設定値内の重量のリレー700が1
個載せられ、良品パレット600には何も載せられてい
ないという重量計算信号S3を判定回路4−1へ送られ
る。試験装置3のリレー700は不良品であるという試
験結果信号S0と前記重量計算信号S3とを比較して、
正しく分別されたと判断し、表示回路4−4に分類が正
しいという信号を送り、モニタ400にそのことを表示
し、作業者に知らせ、試験は正常終了する。そして、次
のリレー700を試験前パレット1から取り出し、試験
ステージ2にリレー700をセットし次の試験を行う。
【0020】次に、リレー700が良品で、良品ランプ
200が点灯し、誤って作業者がリレー700を不良品
パレット601に分類した場合、不良品パレット601
にリレー700が1個分別され、良品パレット600に
は何も載せられていないという重量計算信号S3を判定
回路4−1へ送られる。判定回路4−1では、試験装置
3のリレー700は良品であるという試験結果信号S0
と前記重量計算信号S3とを比較して、誤った分別と判
断し、アラーム発生回路4−3に信号が送られブザー3
00が鳴り、表示回路4−4には「リレー700を不良
品パレット601から良品パレット600に移しなさ
い。」というメッセージを表示する信号が送られ、モニ
タ800にそのことを表示し、作業者に知らせる。作業
者がリレー700を良品パレット600に移したとき、
リレー700の重さが良品用圧力センサ501に加わり
良品用増幅回路502の出力レベルが上がり、良品分別
検出信号S1として重量計算回路4−2に送られる。逆
に不良品パレット601からはリレー700が取り除か
れるので不良品用増幅回路512のレベルが下がり、不
良分別検出信号S2として重量計算回路4−2に送られ
る。重量計算回路4−2では前記重量入力キー800で
設定されたリレー700、1個分の重さが良品パレット
600に増加し、不良品パレット601からは減少した
という重量計算信号S3を判定回路4−1へ送られる。
試験装置3のリレー700は良品であるという試験結果
信号S0と前記重量計算信号S3とを比較して、正しく
分別されたと判断し、表示回路4−4に「分別は正し
い。」という信号を送り、モニタ800に表示し、作業
者に知らせ正常終了する。
【0021】同様に、リレー700が不良品で、不良品
ランプ201が点灯し、誤って作業者がリレー700を
良品パレット600に分類した場合、良品パレット60
0にリレー700が1個分別され、不良品パレット60
1には何も載せられていないという重量計算信号S3を
判定回路4−1へ送られる。判定回路4−1では、試験
装置3のリレー700は不良品であるという試験結果信
号S0と前記重量計算信号S3とを比較して、誤った分
別と判断し、アラーム発生回路4−3に信号が送られブ
ザー300が鳴り、表示回路4−4には「リレー700
を良品パレット600から不良品パレット601に移し
なさい。」というメッセージを表示する信号が送られ、
モニタ800にそのことを表示し作業者に知らせる。作
業者がリレー700を不良品パレット601に移したと
き、リレー700の重さが不良品用圧力センサ511に
加わり不良品用増幅回路512の出力レベルが上がり、
不良品分別検出信号S2として重量計算回路4−2に送
られる。逆に良品パレット600からはリレー700が
取り除かれるので良品用増幅回路502のレベルが下が
り、良分別検出信号S1として重量計算回路4−2に送
られる。重量計算回路4−2では前記重量入力キー80
0で設定されたリレー700、1個分の重さが不良品パ
レット601に増加し、良品パレット600からは減少
したという重量計算信号S3を判定回路4−1へ送られ
る。試験装置3のリレー700は不良品であるという試
験結果信号S0と前記重量計算信号S3とを比較して、
正しく分別されたと判断し、表示回路4−4に「分別は
正しい。」という信号を送り、モニタ800に表示し、
作業者に知らせ正常終了する。
【0022】図5は本発明の実施の形態の異る製品が混
入した場合のリレー分類判定方法の一例を説明する動作
フロー図である。次に、分別時にトレーに別の品名の物
品が混入した場合について、図5及び図6を用いて説明
する。リレー700が良品の時、作業者が何らかの過ち
でリレー700とは重さの違う別のリレー701を良品
トレー600に入れたとすると、別のリレー701分の
重さが良品用圧力センサ501に加わり、良品用増幅回
路502から別のリレー701分の重さのレベルが良品
分別検出信号S1として、重量計算回路4−2へ送られ
る。重量計算回路4−2では、前記重量入力キー800
で設定した値とは違うリレーが良品トレー600に載っ
たという信号を重量計算信号S3として判定回路4−1
へ送る。判定回路4−1では、良品パレット600に別
のリレーが混入した物と判断し、アラーム発生回路4−
3に信号が送られブザー300が鳴り、「良品パレット
600に別のリレーが混入しました。」という信号を表
示回路4−4に送り、モニタ800に表示し作業者に知
らせる。作業者はすぐにリレーのチェックをし、良品パ
レット600から誤ったリレーを取り出し、正しいリレ
ーを載せる。
【0023】以上の動作に対して、物品分別判定装置の
試験前パレット1、試験ステージ2、良品パレット60
0、不良品パレット601間の物品0の流れについて、
図6に記載した。試験ステージ2と良品パレット60
0、不良品パレット601の間及び良品パレット600
と不良品パレット601間の移動は、何の制限もなく物
品0を移動することができる。
【0024】
【発明の効果】第1の効果は、手作業による物品分類の
作業効率が良くなったことである。その理由は、試験後
の第1のパレット及び第2のパレットの下に第1の圧力
センサ及び第2の圧力センサを設け、パレット近傍の制
限を無くしたためである。また、モニタにメッセージを
表示することによって、作業者に次の作業をわかりやす
く表示しているためである。
【0025】第2の効果は、他の物品の混入が検知でき
ることである。その理由は、第1の圧力センサと第2の
圧力センサの信号を、第1の増幅回路と第2の増幅回路
を介して、従来計算回路に入力し、重量設定手段からの
設定値と比較しているためである。
【0026】第3の効果は、確実に物品をトレーに分別
できることである。その理由は、物品をステージに置く
ことにより第1の圧力センサと第2の圧力センサの信号
が出力され分別されるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物品分類判定装置の一実施の形態
の原理図である。
【図2】本発明に係わるリレー分類判定装置の一実施の
形態の構成図である。
【図3】(a),(b)は本発明に係わる良品ステージ
/不良品ステージの一実施の形態の構成図である。
【図4】本発明の実施の形態の同一製品のリレー分類判
定方法の一例を説明する動作フロー図である。
【図5】本発明の実施の形態の異る製品が混入した場合
のリレー分類判定方法の一例を説明する動作フロー図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態の分類判定方法のリレー分
類時のリレーの動きを説明する動作フロー図である。
【図7】従来の物品分類判定装置の一例の原理図であ
る。
【図8】従来の分類判定方法のリレー分類判定方法のリ
レー分類時のリレーの動きを説明する動作フロー図であ
る。
【符号の説明】
0 物品 1 試験前パレット 2 試験ステージ 3 試験装置 4 分類判定部 4−1 判定回路 4−2 重量測定回路 4−3 アラーム発生回路 4−4 表示回路 5−1 第1の分類指示手段 5−2 第2の分類指示手段 6 アラーム発生手段 7 表示手段 8 重量値入力手段 9 第1のパレット 30 第2のパレット 31 第1の分類ステージ 31−1 第1の圧力センサ 31−2 第1の増幅回路 32 第2の分類ステージ 32−1 第2の圧力センサ 32−2 第2の増幅回路 200 OKランプ 201 NGランプ 300 ブザー 400 モニタ 500 良品ステージ 501 良品用圧力センサ 502 良品用増幅回路 503 良品用A/D変換回路 510 不良品ステージ 511 不良品用圧力センサ 512 不良品用増幅回路 513 不良品用A/D変換回路 600 良品パレット 601 不良品パレット 700 リレー 800 重量入力キー 10 検査装置 11 第1の検出手段 12 第2の検出手段 13 分類監視手段 13A 保持回路 13B 判定回路 13C アラーム発生回路 14 時間設定手段 15 搬送手段 17 物品

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験前の物品0を入れておく試験前パレ
    ット1と、あらかじめ前記物品0の重量の上限値/下限
    値を入力しておく重量入力手段8と、前記物品0を試験
    するためセットする試験ステージ2と、前記物品0を試
    験して試験結果信号S0を出力する試験装置3と、試験
    の判定結果を作業者に知らせる第1の物品分類指示手段
    5−1、第2の物品分類指示手段5−2と、それに従っ
    て作業者が前記物品0を前記試験ステージ2から仕分け
    する第1のパレット9、第2のパレット30と、前記第
    1のパレット9、前記第2のパレット30に前記物品0
    が載った時にこの物品0の重さを検出する第1及び第2
    の圧力センサ31−1、32−1と、この第1及び第2
    の圧力センサ31−1、32−1の信号を増幅する第1
    及び第2の増幅回路31−2、32−2とを備え、これ
    ら第1及び第2の圧力センサ31−1、32−1と、第
    1及び第2の増幅回路31−2、32−2を含み第1の
    分類検出信号S1、第2の分類検出信号S2を出力する
    第1の分類検出信号S1、第2の分類検出信号S2を出
    力する第1の分類ステージ31、第2の分類ステージ3
    2と、前記試験結果信号S0と第1、第2の分類検出信
    号とに基づいて警報やメッセージを発する分類判定部4
    と、警報を鳴らすアラーム発生手段6と、メッセージを
    表示する表示手段7を備えていることを特徴とする物品
    分類判定装置。
  2. 【請求項2】 前記分類判定部4は第1の分類検出信号
    S1と第2の分類検出信号S2を各パレットの重量に計
    算する重量計算回路4−2とその重量値の結果をS3信
    号として判定回路4−1に送り、前記試験結果信号S0
    と、S3信号とを比較して物品0の仕分けの正否に基づ
    いて警報を発生させるアラーム発生回路4−3とアラー
    ム発生装置6を有することを特徴とする請求項1記載の
    物品分類判定装置。
  3. 【請求項3】 前記物品0の分類に基づいた警報に加え
    て、作業者へのメッセージや重量計算回路4−2で計算
    した重量値等を表示する表示回路4−4と表示手段7を
    有することを特徴とする請求項1記載の物品分類判定装
    置。
  4. 【請求項4】 第1の分類ステージ31または第2の分
    類ステージ32に試験後の物品0を置き、この物品0の
    重さによって第1及び第2の圧力センサ31−1、32
    −1の出力電圧値が変化し、それを第1の物品検出信号
    S1、第2の物品検出信号S2とし、重量計算回路4−
    2で重量計算信号S3に変換し、判定回路4−1で、前
    記重量計算信号S3と試験結果信号S0を比較し物品分
    類の正否を判定していることを特徴とする物品分類判定
    方法。
  5. 【請求項5】 第1の分類ステージ31または第2の分
    類ステージ32に試験後の物品0を置き、この物品0の
    重さによって第1及び第2の圧力センサ31−1、32
    −1の出力電圧値が変化し、重量計算回路4−2により
    重量を計算し、あらかじめ重量値入力手段8で入力され
    た値以外の物品を検出し、アラームを発生させる請求項
    4記載の物品分類判定方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の表示手段7は、物品分類
    の正否を作業者に視覚から伝えることを特徴とする請求
    項4記載の物品分類判定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112371538A (zh) * 2020-09-28 2021-02-19 广东元心科技有限公司 一种基于重量分级的分拣方法、分拣装置及其应用

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