JP6978637B2 - 金属検出器 - Google Patents

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Description

本発明は金属検出器に係り、特にノイズの発生状況を迅速かつ正確に把握する金属検出器に関する。
食品等に金属等の異物が混入していないかを検査する装置として、金属検出器が知られている。金属検出器は、検査領域に磁界を発生させ、その検査領域に被検査物を通過させるとともに磁界の変動を検出することによって、被検査物中の異物を検査している。
このような金属検出器は、装置外の電磁ノイズ(以下、たんにノイズという)の影響を受けやすいことが知られている。そこで、特許文献1の金属検出器は、「被検査物の物品影響に対応して予め定められた周波数範囲」(数kHz〜数MHzの範囲)のなかから、所定の帯域幅(たとえば10kHz)で複数の検査周波数を設定し、その複数の検査周波数のそれそれでノイズを測定し、ノイズレベルが所定値以下となる検査周波数を選択している。この金属検出器によれば、ノイズレベルが小さい検査周波数に設定できるので、検査開始当初は良好な検査を行うことができる。
特許4633830号
ところで、従来の金属検出器は、実際には良品であるにもかかわらずNGと判断される不良品が突然増えることがあり、その発生原因が正確に分からないという問題があった。
本発明の発明者らがその原因を追究した結果、金属検出器の周囲に存在するインバータ機器が影響している可能性があるという知見を得た。具体的に説明すると、インバータ機器を起因とするノイズは周波数が変動することがあり、そのノイズの周波数が検査周波数に重なった結果、ノイズのレベルが対象異物のしきい値を上回ってしまい、良品を不良品として判別してしまうという知見を得た。
しかし、従来の金属検出器では、その状況を正確に把握することができない。たとえば、上述の特許文献1の金属検出器は、検査周波数をある周波数に固定して磁界の変化を検出し、その検査周波数を変えて再び磁界の変化を検出し、これを繰り返すため、検査周波数の数に応じて膨大な時間を要する。したがって、ノイズの診断に時間がかかるため、その間にインバータ機器によるノイズの周波数が変わってしまうと、ノイズの発生状況を把握することができない。また、複数の検査周波数でノイズを検出しても、検査周波数と検査周波数の間のノイズは検知できないという問題もあった。このように、従来の金属検出器は、不良品が突然増加しても、その原因すら分からないという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みて成されたものであり、ノイズの発生状況を迅速かつ正確に把握することができる金属検出器を提供することを目的とする。
請求項1の発明は前記目的を達成するために、固定された検査周波数で検査領域に磁界を発生させるとともに、前記検査領域の磁界の変化を前記固定された検査周波数で検出することによって、前記検査領域を通過する被検査物中の異物を検出する金属検出器において、前記検査周波数を含む周波数範囲で周波数を前記検査周波数で固定せずに変化させながら前記検査領域の磁界の変化を測定し、その測定結果を周波数解析して得られた周波数分布図をノイズ診断結果としてモニタに表示することを特徴とする金属検出器を提供する。
本発明によれば、検査周波数を変化させながら磁界の変化を検出し、その検出結果を周波数解析して得られた周波数分布図をノイズ診断結果として表示するようにしたので、どの周波数にノイズがあるか、ノイズの大きさはどの程度かを視覚的に把握することができる。また、本発明によれば、検査周波数を変化させながら磁界の変化を検出するので、ある範囲内の周波数を一気に調べることができ、短時間でノイズの診断を行うことができる。さらに本発明によれば、検査周波数を変化させながら磁界の変化を検出するので、ある範囲内の周波数のノイズを漏れなく検出することができる。したがって、本発明によれば、ノイズの発生状況を迅速かつ正確に把握することができるので、異物検査中に新たなノイズが発生したり、既存のノイズの周波数が変化して検査周波数と重なったりした場合であっても、すぐにその原因(ノイズ)をつきとめることができる。また、本発明によれば、ノイズの発生状況が分かるので、検査前にノイズの少ない周波数に検査周波数を設定することもできる。
請求項2の発明は請求項1において、前記周波数分布図には、前記異物の検査の目安となる目安ラインが表示されることを特徴とする。目安ラインは例えば、対象の異物が検査領域を通過した際に検出される磁界の変化量に相当する信号レベルの位置に表示する。これにより、対象の異物が検出可能かどうかを、ノイズの大きさと対比しながら判断することができる。
請求項3の発明は請求項2の発明において、前記目安ラインは、前記異物の種類と大きさに応じて複数が表示されることを特徴とする。本発明によれば、複数の種類の異物に対して、検出可能かどうかを一目で把握することができる。
請求項4の発明は請求項1〜3のいずれか1の発明において、前記周波数分布図には、前記検査領域に磁界を発生させる検査周波数の設定値に対応する位置に設定周波数ラインが表示されることを特徴とする。本発明によれば、設定周波数ラインが表示されることによって、設定中の検査周波数とノイズの周波数との関係を視覚的に把握することができる。
請求項5の発明は請求項1〜4のいずれか1の発明において、前記異物の検出処理中の前記モニタにはノイズ診断ボタンが表示され、該ノイズ診断ボタンを押すことによって前記ノイズ診断結果が表示されることを特徴とする。本発明によれば、異物の検出処理中の画面にノイズ診断ボタンが表示されるので、異物の検出処理中にすぐにノイズ診断を行うことができる。
請求項6の発明は請求項1〜5のいずれか1の発明において、前記検査周波数を複数の値に変化させることによって、複数の前記周波数分布図を取得して表示することを特徴とする。本発明によれば、複数の範囲で検査周波数を変化させて周波数分布図を取得して表示するので、複数の範囲でノイズの発生状況を把握することができる。したがって、どの範囲の周波数が異物の検出に適しているかを視覚的に判断することができる。なお、複数の周波数分布図は、横に並べて表示するとともに、信号レベルが同じ高さとなるように表示することが好ましい。
請求項7の発明は請求項1〜6のいずれか1の発明において、前記周波数解析を、ズームFFTにより行うことを特徴とする。本発明によって、信号処理に要するリソースの節約、信号処理の高速化を図ることができるので、結果として、診断処理の高速化が実現できる。
請求項8の発明は前記目的を達成するために、固定された検査周波数で検査領域に磁界を発生させるとともに、前記検査領域の磁界の変化を前記固定された検査周波数で検出することによって、前記検査領域を通過する被検査物中の異物を検出する金属検出器において、前記検査周波数を複数設定できるようになっていると共に、それぞれの検査周波数毎にその検査周波数を含む周波数範囲を設定し、該設定した各周波数範囲で周波数を前記検査周波数で固定せずに変化させながら前記検査領域の磁界の変化を測定し、前記検査領域の磁界の変化の測定結果に基づいて得られた、複数の周波数分布図をノイズ診断結果としてモニタに表示し、前記検査周波数の設定を受け付けることを特徴とする金属検出器を提供する。
本発明によれば、どの周波数にノイズがあるか、ノイズの大きさはどの程度かを視覚的に把握することができる。そして、ノイズの発生状況を迅速かつ正確に把握することができるので、異物検査中に新たなノイズが発生したり、既存のノイズの周波数が変化して検査周波数と重なったりした場合であっても、すぐにその原因(ノイズ)をつきとめることができる。また、本発明によれば、ノイズの発生状況が分かるので、検査前にノイズの少ない周波数に検査周波数を設定することもできる。
本発明によれば、検査周波数を変化させながら磁界の変化を検出し、その検出結果を周波数解析して得られた周波数分布図をノイズ診断結果として表示するようにしたので、ノイズの発生状況を迅速かつ正確に把握することができる。
本発明の金属検出器の構成を示す模式図 図1のコンデンサ調整部を説明する回路図 ノイズ診断の処理の一例を示すフロー図 ノイズ診断結果の表示例を示す図 ノイズ診断の処理の一例を示すフロー図 ノイズ診断結果の表示例を示す図 異物検出処理の表示例を示す図 ノイズ診断結果の別の表示例を示す図
以下添付図面に従って、本発明に係る金属検出器の好ましい実施形態について説明する。図1は本発明の金属検出器10の構成を模式的に示している。
同図に示す金属検出器10は、被検査物12を検査領域14に通過させて金属等の異物を検出する装置であり、検査領域14に磁界を発生させる磁界発生部16と、検査領域14の磁界変動を検出する磁界検出部18を備えている。磁界発生部16には送信コイル17(図2参照)が設けられ、この送信コイル17に交流電流が流れることによって検査領域14に磁界が発生する。磁界発生部16の送信コイル17と同軸上に(或いは上下に対向する位置に)磁界検出部18の受信コイル(不図示)が設けられており、検査領域14の磁界が変動したことを、受信コイルに流れる電流の変動として検出することができる。なお、被検査物12を検査領域14に通過させる機構は省略するが、通常はベルトコンベア等が用いられる。
金属検出器10の制御部20には、送信信号設定部22、受信信号処理部24、ノイズ診断部26、コンデンサ設定部28が設けられている。送信信号設定部22は、磁界発生部16への送信信号の検査周波数や受信信号処理部24における検波側の検査周波数を調節する機能を備えており、検査周波数を所定の範囲内で連続的に変化させたり、その所定の範囲を大きく変更させたりすることができる。
送信信号設定部22で検査周波数が設定された信号は、D/A変換器32でD/A変換された後、ドライブ回路34とトランス回路36で出力が増幅され、後述するコンデンサ調整部38を介して磁界発生部16の送信コイル17に送信される。これにより、送信コイル17に交流電流が流れ、検査領域14に交番磁界が発生する。
一方、磁界検出部18の受信コイルは、トランス回路46、アンプ44、A/D変換器42を介して制御部20の受信信号処理部24に接続されている。受信信号処理部24は、送信側の検査周波数に同期させた検査周波数にて検波処理やフィルタ処理を行う。被検査物12に異物が存在する場合には、検査領域14の磁界変動を検出することによって金属異物を検出することができる。
制御部20のノイズ診断部26は、受信信号処理部24で得られた検出結果を用いてノイズの診断を行う。具体的には、受信信号処理部24からの受信信号のデータを周波数解析することによって周波数分布図を作成し、表示部(モニタ)50に出力して表示させる。
制御部20のコンデンサ設定部28は、コンデンサ調整部38に接続されており、コンデンサ設定部28でコンデンサ調整部38を制御することによって、検査周波数の範囲を大きく変化させた際の送信側の共振を図っている。
図2はコンデンサ調整部38の回路図を示している。同図に示すようにコンデンサ調整部38は、主要コンデンサ62、マイナス用コンデンサ64、プラス用コンデンサ66を備えており、これらのコンデンサ62、64、66が、トランス回路36のコイル37と磁界発生部16の送信コイル17の間に並列に接続されている。これらのうち主要コンデンサ62は常に接続されており、この主要コンデンサ62によって通常時の共振周波数が設定される。一方、マイナス用コンデンサ64とプラス用コンデンサ66はそれぞれ、スイッチ65、67を介して接続されており、このスイッチ65、67が前述のコンデンサ設定部28によって制御される。たとえば、プラス用コンデンサ66のスイッチ67は通常時に接続されており、周波数範囲をプラス側に移動する際に接続が解除される。逆にマイナス用コンデンサ64のスイッチ65は通常時に接続が解除されており、周波数範囲をマイナス側に移動する際に接続される。
ここで、通常時(スイッチ65がオフ、スイッチ67がオン)の周波数範囲を通常範囲とし、プラス側に移動した際(スイッチ65がオフ、スイッチ67がオフ)の周波数範囲をプラス範囲とし、マイナス側に移動した際(スイッチ65がオン、スイッチ67がオン)の周波数範囲をマイナス範囲とする。各コンデンサ62、64、66の容量は、調節後の周波数範囲が重ならないように設定されている。なお、調節後の周波数範囲が隣接するように設定してもよい。
次に上記の如く構成された金属検出器10のノイズ診断処理について説明する。ノイズ診断処理は、異物の検出処理中にノイズの発生が疑われる場合や、装置の初期設定時(すなわち、検査周波数を設定する時)に行われる。図3は、異物の検出処理中に行うノイズ診断処理のフローを示している。
ステップS1の異物検出処理とは、被検査物12に含まれる金属等の異物を検出する処理である。すなわち、磁界発生部16によって検査領域14に検査周波数で磁界を発生させるとともに、検査領域14に被検査物12を通過させ、磁界検出部18によって検査領域の磁界の変動を検査周波数で検出する。そして、磁界の変動量が対象異物ごとのしきい値を超えた場合にNG(異物有り)と判断し、不図示の排出機能によって搬送ラインから排出する。なお、対象異物ごとのしきい値は、対象異物の種類(材質)と大きさに応じて予め設定されている。
この異物検出処理では、NG品が急に増えることがある。その場合、装置外のノイズの影響が疑われるので、ノイズの診断を開始する(ステップS2)。診断の開始は、表示部50の画面に表示さらたノイズ診断開始ボタンを押すことによって行われる。図7は、異物検出処理中の画面51の一例を示している。同図に示す画面51はタッチパネル式になっており、その右上にノイズ診断開始ボタンとして、「ノイズモニタ」の表示52が示されている。この「ノイズモニタ」の表示52を押すことによって、ノイズ診断が開始される。なお、ノイズ診断開始ボタンは、画面51内に限定するものでは無く、機械式のボタンを設けてもよい。
ノイズの診断を開始すると、まず、異物検出処置が一時停止される(ステップS3)。すなわち、被搬送物12の検査領域14への搬送を停止するとともに、磁界発生部16による磁界の発生を停止する。なお、本実施形態では、ノイズの検出精度を向上させるために磁界発生部16による磁界の発生を停止したが、これに限定するものではなく、ノイズの診断中に磁界の発生や異物検出処理を続けてもよい。
異物検出処理を一時停止した後、ノイズの診断処理を行う(ステップS4)。ノイズの診断処理は、送信信号設定部22によって検波側の検査周波数を所定の範囲で変化させながら、受信信号処理部24の検出信号のデータを蓄積し、それを周波数解析する。その際、ズームFFTを実施することにより、診断処理の高速化を行うとよい。ズームFFT(ズームバンドFFT・混合器法ともいう)とは、高サンプリング周波数の入力データに対して混合器を使用することにより解析帯域をDC近傍にシフトし、デシメーション処理を行った後にFFT処理を行うことにより高分解能を得る信号処理手法であって、元の検出信号から間引きをした短い検出信号の小さいFFTを計算して元の検出信号のフルサイズのFFTから得られる分解能と同じ分解能を得る信号処理方法である。
検査周波数を変化させる範囲は、上述の異物検出処理(ステップS1)で設定中の検査周波数(以下、設定検査周波数という)を中心とする範囲で行う。たとえば、設定検査周波数が465kHzの場合に±0.8kHzの範囲で行うにはノイズの診断処理を行う周波数範囲下限である465kHz−0.8kHz=464.2kHzを検査周波数とし、465kHz+0.8kHz=465.8kHzまで検査周波数を変化させながらズームFFTを実施する。ノイズの診断処理を行う周波数範囲が一度のズームFFTの解析帯域よりも広い場合には、検査周波数をズームFFTの解析帯域分シフトし次のズームFFTを実施する。これをノイズの診断処理を行う周波数範囲上限まで繰り返すことにより、設定検査周波数を中心とする範囲における周波数分布図を得ることができる。なお、本実施の形態では、ズームFFTを実施したが、これに限定するものでは無く、検波処理を行う前の信号を対象に通常のFFTを必要とする周波数分解能に合わせたフレームサイズで行ってもよい。ただし、ズームFFTを用いると、信号処理に要するリソースの節約、信号処理の高速化を図ることができる。
次にノイズの診断結果として、周波数分布図を表示部50に表示する(ステップS5)。図4は、ノイズの診断結果の表示例を示している。同図に示すように、表示部(モニタ)50には、周波数分布図70が表示されている。周波数分布図70は横軸が周波数、縦軸が信号レベル(ノイズの大きさ)であり、どの周波数にノイズがあるかを一目で把握することができる。
図4に示す周波数分布図70には、設定周波数ライン72と、目安ライン74、76が表示されている。設定周波数ライン72は、異物検出処理時(ステップS1)の設定検査周波数を示しており、周波数分布図70の中央に縦に示されている。目安ライン74、76は、対象異物の検出の目安となるラインであり、対象異物の種類・大きさごとに示されている。たとえば目安ライン74は、対象の異物の材質が鉄であり、且つ、直径が0.5mmの大きさの場合であり、その異物が検査領域14を通過した際に検出信号の変動(振幅)として現れる信号レベルの位置に表示されている。一方、目安ライン76は、対象の異物の材質がステンレスであり、且つ、直径が1.0mmの大きさの場合であり、その異物が検査領域14を通過した際に検出信号の変動として現れる信号レベルの位置に表示されている。したがって、これらの目安ライン74、76を超えるノイズがある場合には、そのノイズによって異物有りと判断されることになる。なお、図4の符号78は、目安ライン74、76の異物の説明の表示であり、たとえば目安ライン74、76とその対象の異物の説明が同じ色で表示されている。
図4の表示例では、周波数分布図70の全体で多くのノイズが発生していることが分かる。ノイズの一部は目安ライン76を超えており、ステンレス1.0mmの異物の検出には適していないことが分かる。
このように本実施の形態によれば、周波数分布図70が表示部50に表示されるので、ノイズの発生状況を一目で把握することができる。特に本実施の形態では、検査周波数を変化させながら磁界の変化を検出するようにしたので、その範囲内の周波数のノイズを一気に検出することができ、ノイズの発生状況を迅速に把握することができる。また、本実施の形態によれば、異物検出処理中の画面にノイズ診断開始ボタンを表示したので、異物検出処理中にノイズの診断を素早く開始し、ノイズの診断結果を迅速に得ることができる。
なお、ノイズの診断と表示が終了した後は、自動的に異物検出処理に戻るようにするとよい。たとえば、ノイズ診断結果を数秒間表示した後、自動的に異物検出処理に戻るようにするとよい。或いは、目安ライン74、76を上回るノイズが無い場合に自動的に異物検出処理に戻るようにするとよい。
図5は、初期設定時のノイズ診断処理のフローを示している。初期設定では、検査周波数を改めて検討し、適切な検査周波数に設定する。たとえば検査周波数として、三つの周波数の設定値(以下、マイナス、センター、プラス)を用意しておき、そのなかから最もノイズの少ないものを検査周波数として設定する。
初期設定を行う場合(ステップS11)、まず、ノイズを診断する周波数の範囲を設定する(ステップS12)。診断する周波数の範囲は、検査周波数の3つの設定値(マイナス、センター、プラス)に対応して用意されており、その設定値を中心として所定の範囲を診断するようになっている。設定する周波数の範囲の順番は特に限定するものでは無いが、たとえばマイナス、センター、プラスの順で自動的に設定される。
次に、設定した周波数の範囲でのノイズ診断処理を行う(ステップS13)。ノイズ診断処理は、前述したステップS4と同様であり、送信信号設定部22によって検波側の検査周波数を所定の範囲で変化させながら、受信信号処理部24の検出信号のデータを蓄積し、それを周波数解析する。その際、検査周波数の変化と周波数解析を同時に行う、いわゆるズームFFTを実施するとよい。検査周波数を変化させる範囲は、検査周波数の設定値を中心とする範囲であり、これによって、検査周波数の設定値を中心とする範囲での周波数分布図を得ることができる。
ノイズの診断処理が終わると、全ての周波数範囲が終了したかを判断し(ステップS14)、終了していない場合には、ステップS12に戻り、次の周波数の範囲に変更する。そして、再びノイズの診断処理を行う(ステップS13)。
一方、全ての周波数範囲についてノイズの診断処理が終わった場合には、ノイズの診断結果を表示する(ステップS15)。図6はノイズ診断結果の表示例を示している。同図に示す例では、周波数の範囲ごとに3つの周波数分布図70A、70B、70Cが表示されている。すなわち、マイナスの範囲の周波数分布図70Aと、センターの範囲の周波数分布図70Bと、プラスの範囲の周波数分布図70Cが表示されている。周波数分布図70A〜70Cは、横に並べて表示されており、横軸(信号レベル)は同じ範囲を示している。
それぞれの周波数分布図70A〜70Cにおいて、中央の縦線は、設定周波数ライン72A〜72Cであり、各範囲における検査周波数の設定値を示している。また、周波数分布図70A〜70Cにはそれぞれ、目安ライン74A〜74Cと、目安ライン76A〜76Cが表示されている。目安ライン74A〜74Cは、対象の異物の材質が鉄であり、且つ、直径が0.5mmの大きさの場合であり、その異物が検査領域14を通過した際に検出信号の変動(振幅)として現れる信号レベルの位置に表示されている。一方、目安ライン76A〜76Cは、対象の異物の材質がステンレスであり、且つ、直径が1.0mmの大きさの場合であり、その異物が検査領域14を通過した際に検出信号の変動として現れる信号レベルの位置に表示されている。
図6のノイズ診断結果を見て分かるように、センターの周波数分布図70Bでは比較的大きなノイズが発生しており、その一部は目安ライン76Bを超えている。このため、ステンレス1.0mmの異物の検査には適していないことが分かる。また、マイナスの周波数分布図70Aとプラスの周波数分布図70Cでは小さいノイズしか無く、目安ライン74A、74Cと目安ライン76A、76Cを大きく下回っている。したがって、マイナスの範囲とプラスの範囲では、鉄0.5mmとステンレス1.0mmの両方の検出に適していることが分かる。
作業者はノイズの診断結果を見ながら、検査周波数をマイナスかプラスに設定する。これにより、ノイズの影響の少ない環境下で異物検出処理を行うことができる。なお、検査周波数の設定は作業者が設定するほか、周波数分布図70A〜70Cにおける目安ライン74A〜74Cや目安ライン76A〜76Cを超過していない検査周波数を特定することで自動的に設定してもよい。たとえばノイズ診断結果が図8に示すように、「マイナス」、「センター」、「プラス」のいずれかが選択可能な周波数選択ボタン77を備えた場合、周波数選択ボタンのうち、「マイナス」、「センター」、「プラス」のいずれかの選択を受け付けることで、検査周波数を設定することができる。
このように本実施の形態の金属検出器10によれば、複数の周波数分布図70A〜70Cが表示されるので、どの検査周波数に設定したらノイズが少ないかを一目で把握することができる。また、それぞれの周波数分布図70A〜70Cには、対象異物の目安ライン74A〜74Cや目安ライン76A〜76Cが表示されているので、対象異物の種類ごとに検出に適しているかを一目で把握することができる。
なお、上述した実施の形態では、鉄0.5mmの目安ライン74A〜74Cとステンレス1.0mmの目安ライン76A〜76Cを表示するようにしたが、対象異物の種類や大きさはこれに限定するものではなく、様々な対象異物に対して設定することが可能である。また、目安ラインの数は2つに限定するものでは無く、1つであっても3つ以上であってもよい。さらに、異物検出処理における対象異物を変更した際に、周波数分布図の目安ラインも自動的に変更されるようにすることが好ましい。
10…金属検出器、12…被検査物、14…検査領域、16…磁界発生部、17…送信コイル、18…磁界検出部、20…制御部、22…送信信号設定部、24…受信信号処理部、26…ノイズ診断部、28…コンデンサ設定部、32…D/A変換器、34…ドライブ回路、36…トランス回路、38…コンデンサ調整部、42…A/D変換器、44…増幅回路、46…トランス回路、50…表示部、52…ノイズ診断開始ボタンの表示、62…コンデンサ、64…マイナス用コンデンサ、65…スイッチ、66…プラス用コンデンサ、67…スイッチ、70(70A〜70C)…周波数分布図、72(72A〜72C)…設定周波数ライン、74(74A〜74C)…目安ライン、76(76A〜76C)…目安ライン、78…異物の説明の表示

Claims (8)

  1. 固定された検査周波数で検査領域に磁界を発生させるとともに、前記検査領域の磁界の変化を前記固定された検査周波数で検出することによって、前記検査領域を通過する被検査物中の異物を検出する金属検出器において、
    前記検査周波数を含む周波数範囲で周波数を前記検査周波数で固定せずに変化させながら前記検査領域の磁界の変化を測定し、その測定結果を周波数解析して得られた周波数分布図をノイズ診断結果としてモニタに表示することを特徴とする金属検出器。
  2. 前記周波数分布図には、前記異物の検査の目安となる目安ラインが表示されることを特徴とする請求項1に記載の金属検出器。
  3. 前記目安ラインは、前記異物の種類と大きさに応じて複数が表示されることを特徴とする請求項2に記載の金属検出器。
  4. 前記周波数分布図には、前記検査領域に磁界を発生させる検査周波数の設定値に対応する位置に設定周波数ラインが表示されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の金属検出器。
  5. 前記異物の検出処理中の前記モニタにはノイズ診断ボタンが表示され、該ノイズ診断ボタンを押すことによって前記ノイズ診断結果が表示されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の金属検出器。
  6. 前記検査周波数を複数の値に変化させることによって、複数の前記周波数分布図を取得して表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載の金属検出器。
  7. 前記周波数解析は、ズームFFTにより行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1に記載の金属検出器。
  8. 固定された検査周波数で検査領域に磁界を発生させるとともに、前記検査領域の磁界の変化を前記固定された検査周波数で検出することによって、前記検査領域を通過する被検査物中の異物を検出する金属検出器において、
    前記検査周波数を複数設定できるようになっていると共に、それぞれの検査周波数毎にその検査周波数を含む周波数範囲を設定し、該設定した各周波数範囲で周波数を前記検査周波数で固定せずに変化させながら前記検査領域の磁界の変化を測定し、前記検査領域の磁界の変化の測定結果に基づいて得られた、複数の周波数分布図をノイズ診断結果としてモニタに表示し、前記検査周波数の設定を受け付けることを特徴とする金属検出器。
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