JP4111934B2 - 金属検出装置 - Google Patents

金属検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4111934B2
JP4111934B2 JP2004167597A JP2004167597A JP4111934B2 JP 4111934 B2 JP4111934 B2 JP 4111934B2 JP 2004167597 A JP2004167597 A JP 2004167597A JP 2004167597 A JP2004167597 A JP 2004167597A JP 4111934 B2 JP4111934 B2 JP 4111934B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
capacitor
coil
magnetic field
transmission coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004167597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005345382A (ja
Inventor
裕幸 西尾
紀彦 長岡
茂 久保寺
Original Assignee
アンリツ産機システム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アンリツ産機システム株式会社 filed Critical アンリツ産機システム株式会社
Priority to JP2004167597A priority Critical patent/JP4111934B2/ja
Priority to US11/569,998 priority patent/US7663361B2/en
Priority to PCT/JP2005/010222 priority patent/WO2005119302A1/ja
Priority to CNB2005800174021A priority patent/CN100432702C/zh
Priority to EP05745885.3A priority patent/EP1760494B1/en
Publication of JP2005345382A publication Critical patent/JP2005345382A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4111934B2 publication Critical patent/JP4111934B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V3/00Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation
    • G01V3/08Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation operating with magnetic or electric fields produced or modified by objects or geological structures or by detecting devices
    • G01V3/10Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation operating with magnetic or electric fields produced or modified by objects or geological structures or by detecting devices using induction coils
    • G01V3/104Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation operating with magnetic or electric fields produced or modified by objects or geological structures or by detecting devices using induction coils using several coupled or uncoupled coils

Description

本発明は、被検査体に交流磁界を与えて、その磁界の変化から異物である金属が被検査体に混入しているかどうかを検査する金属検出装置に関する。被検査体、例えば食品に所定の周波数の磁界を与え、食品に混入されている金属による磁界の変化を検出することによって、磁性体及び非磁性体の金属の有無を判断する金属検出装置においては、検出対象とする金属、食品の包装材、食品そのもの等の磁界に対する応答特性を考慮して、適切な複数の周波数の磁界を食品に与える必要がある。このような金属検出装置において、本発明は、特に、複数の周波数成分を有する磁界を同時にかつ効率的に生成し、強いては金属の検出感度の増大を図る技術に係る。
このような交流磁界を用いて検出しようとする金属には、主に磁性体と非磁性体とに分けられ、前者と後者とでは、周波数に対する磁気の検出感度(以下、「周波数感度特性」という。)が異なることが知られている。また、被検査体としての食品の包装には、紙、樹脂さらにはアルミニュウム等の金属があり、これら包装材の材質についても、周波数感度特性がある。また、食品そのものにも、例えば、塩分、水分等が含まれているのでそれらによる周波数感度特性がある。金属検出装置としては、食品に混入した金属だけを、磁性体或いは非磁性体のそれぞれの周波数感度特性に応じた適切な感度で、かつ、食品及び包装材の周波数感度特性とは識別できる感度で検出する必要がある(文献1を参照)。
従来の金属検出装置には、複数の適切な周波数の交流磁界を与えるため、時分割で交互に交流磁界を生成しているものがあった。例えば、磁性体を検出するための周波数F1による磁界と非磁性体を検出するための周波数F2による磁界を時分割で時間T毎に交互に送信コイル(いわばアンテナコイル)を通して、食品に与え、食品を介して受信コイルで受領した信号を周波数F1と周波数F2に分波して、周波数F1成分及び周波数F2成分のそれぞれを処理して、磁性体、非磁性体の混入の有無をそれぞれ個別に判断していた(例えば、特許文献1を参照。)。
この場合は、それぞれ周波数別に独立して磁界を駆動して処理するので、周波数の選択、設定はしやすいが、磁界発生が交互に行う分、検査に時間がかかること、さらに送信コイル等を駆動するタイミングを交互に切り替えた場合、応答時間があって磁界が安定するまでの時間がかかることから、ベルトコンベア等で移動している食品を検査するには、効率があがらない欠点があった。
一方、上記、交互に周波数を切り替える金属検出装置の欠点を無くすため、異なる2つの周波数で同時に磁界を形成して金属を検知する装置もあった(例えば、特許文献2を参照)。
この場合は、特許文献1の切り替え時間に起因した問題はなくなる。しかし、同一の送信コイルに2つの周波数、例えば、数十kHz付近の周波数と数百kHz付近の周波数の信号を入力するので広い帯域の送信コイル駆動回路を構成する必要があり、同調回路を構成していない。そのため、いわゆる同調回路のQ(=保存エネルギー/消費エネルギー=wL/R=中心周波数/帯域、wLは送信コイルによるリアクタンス、Rは、同調回路の抵抗成分)が低く、駆動効率が悪く、結果として検出感度が低かった。感度が低いと言うことは、金属検出装置がいわば「食品の品質」の一部を検査するものであり、安全と言う意味からして致命的な問題となりかねず、本格的な実用化が困難であった。
久保寺 茂、他7名著、「スーパーメポリII金属検出機」、アンリツテクニカル、アンリツ株式会社、1999年7月発行、No.78、69頁〜75頁 特開昭63−41502号公報(特許請求の範囲、第3欄23行目〜42行目、第6欄10行目〜44行目、第3図、第7図) 実開平4−11187号公報(実用新案登録請求の範囲、第4欄26行目〜第6欄27行目、第5図)
上記の特許文献2の問題は、1つの送信コイルを周波数差の大きい2つの周波数で駆動することから、同調(共振)できないことであった。コンデンサを周波数毎にスイッチ等で切り替えれば周波数毎に同調できるが、そうすると特許文献1と同じ問題に陥る。
本発明の目的は、スイッチ等で切り替えることなく、周波数の異なる複数の周波数成分に応答して1つの送信コイルで同調する構成とすることによって、同時にそれぞれの周波数に同調した交流磁界を発生させて、食品等に混入した金属を効率よく検査できる金属検出装置の提供である。
上記目的を達成するために、本発明では、磁界発生手段を構成する、ある一群の構成要素が、第1の周波数F1において送信コイルL1とコンデンサC1とが共振するように結合させるように、またある他の一群の構成要素(ここには、ある一群の構成要素の一部を含むことがある。)が、第2の周波数F2において送信コイルL1とコンデンサC2とが共振するように結合させるように構成されている。また、それらの各要素は、コンデンサC1とコンデンサC2が少なくとも同じ周波数で干渉しないよう実効的に分離するように作用する構成とされている。
ここで、用語の一部を定義する。「機能部」なる名称は、上記のように、例えば、周波数に応答して(必ずしも周波数に応答する必要はない。)、ある構成要素が、複数の機能、作用をすることがあるため、機能的作用的に独立させた表現である。例えば、第1の周波数F1で同調するように結合作用した要素が、第2の周波数F2では分離するように作用し、同様に、第2の周波数F2で同調するよう結合作用した要素が、第1の周波数F1では分離するように作用する構成となることがある。したがって、「機能部」なる表現は、発明の構成を機能的作用的に独立させた表現であって、それぞれの「機能部」が、独立した素子、或いは独立した回路で構成されなければならないとする解釈をしてはならない。
「電気的な接続」には配線や電気部品で結線される場合も磁気的に接続される場合も含まれ、物理的に常時、接続されていることを意味する。「結合」は、特定機能を達成するために共働する(させる)ことを表す。例えば、各要素が周波数に応答して、その周波数で固有の機能作用を発揮して(結合して)同調という機能に寄与することを意味する。したがって、電気的接続関係だけを示すものと解してはならない。「実効的な分離」は、双方とも電気的に接続されているが、機能作用的に互いに干渉しないようにすることを意味する。「結合」も「実効的な結合」と言うこともできる。
上記目的を達成するため、具体的に請求項1に記載の発明は、送信コイルL1により第1の周波数及び前記第1の周波数と異なる第2の周波数を含む磁界を、移動する被検査体に向けて発生する磁界発生手段と、前記被検査体が移動するときの前記磁界の変動を検出する受信コイルとを備え、前記受信コイルが検出した磁界の変動を基に前記被検査体に含まれる金属を検出する金属検出装置において、前記磁界発生手段は、前記送信コイル、第1のコンデンサC1及び第2のコンデンサC2を有し、さらに、前記送信コイルと第1のコンデンサと第2のコンデンサとに電気的に接続され、前記第1の周波数及び第2の周波数を受けて、前記送信コイルと第1のコンデンサとを含み第1の周波数に同調する第1の同調機能部を構成し、かつ前記送信コイルと第2のコンデンサとを含み第2の周波数に同調する第2の同調機能部を構成する結合部を備えた。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記結合部は、前記第1のコンデンサと前記第2の同調機能部とを実効的に分離し、かつ前記第2のコンデンサと前記第1の同調機能部とを実効的に分離する分離機能部を構成するようにした。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記結合部は、前記第1の周波数に応答して前記送信コイルと前記第1のコンデンサとを結合させることによって、前記第1の同調機能部を構成し、第2の周波数に応答して前記送信コイルと第2のコンデンサとを結合させることによって、前記第2の同調機能部を構成するようにした。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は3に記載の発明において、前記結合部は、前記第1の周波数及び第2の周波数に応答して、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとを、少なくともそれぞれが同調する周波数領域において互いに干渉しないように分離する分離機能部を構成するようにした。
請求項5に記載の発明は、送信コイルによって第1の周波数及び前記第1の周波数と異なる第2の周波数を含む磁界を、移動する被検査体に向けて発生する磁界発生手段と、前記被検査体が移動するとき前記磁界の変動を検出する受信コイルとを備え、前記受信コイルが検出した磁界の変動を基に前記被検査体に含まれる金属を検出する金属検出装置において、前記磁界発生手段は、第1のコンデンサ、第2のコンデンサ及び送信コイルと、該第1のコンデンサの一端に前記第1の周波数の信号を出力する第1の信号発生手段と、前記第2のコンデンサの一端に第2の周波数の信号を出力する第2の信号発生手段と、第1のコイルを含み前記第1のコンデンサの他端と該第1のコイルと前記送信コイルが直列になるように結合させる第1の結合部と、第2のコイルを含み第2のコンデンサの他端と該第2のコイルと前記送信コイルとが直列になるよう結合させ、かつ前記第1結合部とは送信コイルに対して並列になるよう接続された第2の結合部とを備え、
前記第1のコンデンサ、前記第1のコイル及び送信コイルは、前記第1の周波数に同調する第1の同調機能部を構成し、前記第2のコンデンサ、前記第2のコイル及び前記送信コイルは前記第2の周波数に同調する第2の同調機能部を構成する。
請求項6に記載の発明は、送信コイルL1によって第1の周波数及び前記第1の周波数と異なる第2の周波数を含む磁界を、移動する被検査体に向けて発生する磁界発生手段と、前記被検査体が移動するとき前記磁界の変動を検出する受信コイルとを備え、前記受信コイルが検出した磁界の変動を基に前記被検査体に含まれる金属を検出する金属検出装置において、前記磁界発生手段は、前記送信コイル、第1のコンデンサC1及び第2のコンデンサC2を有し、さらに、前記送信コイルは第1のコンデンサと第2のコンデンサとに電気的に接続され、前記第1の周波数領域において、前記送信コイルと第1のコンデンサとを含んで同調する第1の同調機能部を構成し、前記第2の周波数領域において、前記送信コイルと第2のコンデンサとを含んで同調する第2の同調機能部を構成し、前記第1の周波数領域において第2の同調機能部が前記第1の同調機能部へ与える影響をうち消すとともに、前記第2の周波数領域において第1の同調機能部が前記第2の同調機能部へ与える影響をうち消す分離機能部とを構成する結合部(2a)を備えた。
請求項1〜5に記載の発明によれば、周波数の異なる複数の周波数成分に応答して、送信コイルを共有して複数周波数に同調する構成とし、また請求項6の発明によれば、2つの同調機能部がそれぞれ相手方に与える影響を阻止してそれぞれ同調できる構成としたので、同時にそれぞれの周波数に同調した交流磁界を効率よく発生させことができる。また、それによって金属混入の検出感度を良くすることができ、強いては、食品等に混入した金属を効率よく検査できる効果がある。
本発明の形態を図1〜図7を用いて説明する。図1は、本発明に係る金属検出装置の技術思想を示す機能ブロック図、図2(a)及び(b)〜図6(a)及び(b)は、図1における結合部2a含む磁界発生手段2についての第1の実施例〜第4の実施例の各構成図及び構成要素の機能・作用を示す図である。図7は、各材質による磁気的な周波数感度特性の傾向を示す図である。
図1において、信号発生手段1は、少なくとも異なる複数の周波数F1成分及びF2成分(F1<F2とする。)を含む信号を出力する。信号発生手段1は、周波数F1を発生する信号源と周波数F2を発生する信号源とを有し、それらの信号源を重畳して出力する構成でもよいし、当初からそれら周波数F1成分及び周波数F2成分の双方を有するものであってもよい。後記する実施例では、双方使い分けている例を示す。
周波数F1又はF2の具体的な周波数の値は、図7に示す各材質による周波数感度特性、つまり、被検査体3としての食品、それに混入される金属(検出しようとする磁性体、非磁性体)、食品の包装材等の周波数感度特性を考慮して、食品及び包装材と区別して金属だけを識別して検出できる周波数に設定される。一般には、数十kHz〜数百kHzの範囲にある周波数が設定される。そして低い方の周波数(周波数F1)が磁性体検出用、高い方の周波数(周波数F2)が非磁性体検出用として使用される。
磁界発生手段2は、結合部2a、送信コイルL1、コンデンサC1及びコンデンサC2を含んで構成される。送信コイルL1、コンデンサC1及びコンデンサC2は、同調回路を構成する要素であって、結合部2aに電気的に接続されている。結合部2aは、送信コイルL1とコンデンサC1を周波数F1で同調(共振)するよう結合させ(結合された機能的構成を「F1同調機能部2aa」と言う。)、送信コイルL1とコンデンサC2を周波数F2で同調(共振)するよう結合させる(結合された機能的構成を「F2同調機能部2ab」と言う。)。
それらのF1同調機能部2aa及びF2同調機能部2abは、送信コイルL1を同調素子の一部として共用して、かつ同調周波数が異なる。そのため、結合部2aは、周波数F1の同調素子の一部をなすコンデンサC1の機能が周波数F2同調機能に寄与しないように、又、周波数F2の同調素子の一部をなすコンデンサC2の機能が周波数F1同調機能に寄与しないように、周波数F1及びF2を含む領域で、コンデンサC1とコンデンサC2を、周波数的に機能及び作用を実効的に分離させる(分離させる機能的構成を「分離機能部2ac」と言う。)。
このようにして、結合部2aは、機能・作用として、F1同調機能部2aa、F2同調機能部2ab及び分離機能部2acを構成するが、それらを構成する要素は、主に、トランス、コイル及び/又はコンデンサ等からなる。これらの各要素間、これらの各要素と送信コイルL1、コンデンサC1及びC2との間は、直接的に又は間接的に電気的に接続されている(電気的な接続には磁気的な接続を含む)。これらの各要素の値及び特性は、上記各同調機能部2aa,2ab及び分離機能部2acをどのような回路で構成し、それらに用いられる各要素を、周波数F1及びF2の領域で、上記各同調機能及び分離機能をどのように機能負担させるかで決定される。その具体的例については、実施例1、2、3及び4で説明する。
受信コイル4の動作から混入した金属の有無の判断までの処理は、原則として特許文献2と同じなので、ここでは簡単に説明する。
受信コイル4は、磁界発生手段2がベルトコンベア(不図示)で移動する被検査体1(混入する金属を含む。)に向けて発生する周波数F1及びF2の交流磁界の被検査体1による変化を検出する。受信コイル4は、磁界の変化を周波数F1成分或いは周波数F2成分の振幅(位相)の変化として検出する。受信コイル4は、互いに位相が反転するように接続された2つのコイルを有し、磁界の変化を示す信号は、その二つのコイルの出力をバランスさせる抵抗Rのタップから取り出されてアンプ5で増幅される。
分波器6は、周波数F1成分と周波数2成分の各信号に分岐する。これ以降の処理を周波数F1成分の処理と周波数F2成分の処理を独立したルートで処理するためである。つまり、磁性体の金属検出処理と非磁性体の金属検出処理を独立して行うためである。
検出手段7a、フィルタ8a及び判定手段9aは、周波数F1成分を検出するものであって、検出手段7aが、移相手段11から周波数F1成分に同期した同期信号を受けて、周波数F1成分を抽出し、それをフィルタ8aで積分して、判定手段9aでその積分した値と予め記憶していた磁性体についての基準値とを比較し、積分した値が基準値を超えれば異物である磁性体の金属が混入していると判定し、以下であれば異物である金属が非混入であると判定する。
検出手段7b、フィルタ8b及び判定手段9bは、周波数F2成分を検出するものであって、検出手段7bが、移相手段11から周波数F2成分に同期した同期信号を受けて、周波数F2成分を抽出し、それをフィルタ8bで積分して、判定手段9bでその積分した値と予め記憶していた非磁性体についての基準値とを比較し、積分した値が基準値を超えれば異物である非磁性体の金属が混入していると判定し、以下であれば異物である金属が非混入であると判定する。
処理手段10は、判定手段9a及び9bの判定結果を表示手段等に出力するための処理を行う。
[実施例1]
図2(a)は、本実施形態の磁界発生手段2の実施例としての電気的構成を示す図である。図2(b)は、各構成要素の主な機能・作用を示している。図2(b)における同調素子及び同調機能に寄与する結合素子が同調機能部の主たる要素となり、分離素子が、分離機能部の主たる要素となるものである(以下、図3(b)、図3(c)、図4(b)、図5(b)も同じ)。
図2(a)で信号発生手段1は、周波数F1成分とF2成分を含む信号(F1<F2)をトランスT1の巻線T1c、T1bを通して、磁界発生手段2へ入力している。図2(a)の点線部分が結合部2aを示している。図2(a)で、コイルL2は及びコンデンサC3は、周波数F2に並列共振し、コイルL3及びコンデンサC4は周波数F1に並列共振する値に設定されている。
したがって、周波数F1領域においては、送信コイルL1がトランスT1の巻線T1a及びT1b、コイルL2(周波数F1で低インピーダンスとなる。)を介してコンデンサC1と結合して同調(共振)する。周波数F2領域においては、送信コイルL1がトランスT1の巻線T1a及びT1b、コンデンサC4(周波数F2で低インピーダンスとなる。)を介してコンデンサC2と結合して同調(共振)する。
つまり、送信コイルL1、トランスT1の巻線T1a及びT1b、コイルL2及びコンデンサC1が、F1同調機能部2aaを構成し、送信コイルL1、トランスT1の巻線T1a及びT1b、コンデンサC4及びコンデンサC2が、F2同調機能部2abを構成する。また、コイルL2及びコンデンサC3は周波数F2で並列共振することによって周波数F2領域でコンデンサC1をコンデンサC2或いはF2同調機能部2aaから実効的に分離し、同様にコイルL3及びコンデンサC4は周波数F1領域でコンデンサC2をコンデンサC1或いはF1同調機能部2abから実効的に分離する分離機能部2acを構成する。一方で、コイルL2、コンデンサC4はそれぞれ、周波数F1,周波数F2で低インピーダンスとなりパス素子として、F1同調機能部2aa、F2同調機能部2abの結合に寄与する。
[実施例2]
図3(a)は、磁界発生手段2の他の実施例としての電気的構成を示す図である。図3(b)は、図3(a)における信号発生手段1aが出力する周波数F1成分の信号が、信号発生手段1bが出力する周波数F2成分の信号より周波数が低い場合(F1<F2)における、各構成要素の主な機能・作用を示し、図3(c)は、図3(a)における信号発生手段1aが出力する周波数F1成分の信号が信号発生手段1bが出力する周波数F2成分の信号より周波数が高い場合(F1>F2)における、各構成要素の主な機能・作用を示している。図3(a)において、信号発生手段1a、1bは、それぞれ周波数F1成分の信号、周波数F2成分の信号をトランスT2、T3を介して磁界発生手段2に入力している。
図3(a)及び(b)を基に、図3(a)における周波数F1成分の信号が周波数F2成分の信号より周波数が低い場合(F1<F2)について説明する。各構成要素の主な機能・作用を示す。図3(a)において、周波数F1領域においては、送信コイルL1が、コイルL4とコンデンサC5の直列共振回路(周波数F1に共振)、コイルL7とコンデンサC8の直列共振(周波数F1に共振)、及びトランスT2を介してコンデンサC1と結合して周波数F1で同調(共振)してF1同調機能部2aaを構成する。周波数F2領域においては、送信コイルL1が、コンデンサC6、C7(いずれも周波数F2で低インピーダンス)及びトランスT3を介してコンデンサC2と結合して周波数F1に同調(共振)してF2同調機能部2abを構成する。
図3(a)及び(b)で、周波数F1で、コイルL6とコンデンサC7が並列共振して周波数F1がコンデンサC2へ入るのをブロックし、コイルL5とコンデンサC6が周波数F1に並列共振して、周波数F2のコンデンサC1側への流入を防ぎ、周波数F2で、コイルL4が高インピーダンス、コイルL7が高インピーダンスとなって、周波数F2がコンデンサC1へ入るのをブロックして分離機能部2acを構成する。
図3(a)における周波数F1が周波数F2より高い(F1>F2)場合は、図3(c)に示すように同調素子は、図(b)と同じであるが、同調機能部に寄与する結合素子、分離機能部を構成する分離素子が異なってくる。詳細な説明は省略する。なお、トランスT2及びT3は必ずしも必要なものではなく、それらの一次と二次を直結した形式であっても良い。実施する周波数、使用する素子等を考慮して回路を構成することが望ましい。
[実施例3]
図4(a)は、磁界発生手段2の他の実施例としての電気的構成を示す図である。図4(b)は、各構成要素の主な機能・作用を示している。図4で信号発生手段1a、1bは、それぞれ周波数F1成分の信号と周波数F2成分の信号(この例ではF1<F2)とをコンデンサC1及びトランスT2、コンデンサC2及びトランスT3を介して磁界発生手段2に入力している。ただし、コンデンサC1から信号発生手段1a側をみたインピーダンス、及びコンデンサC2から信号発生手段1b側をみたインピーダンスは、少なくとも、それぞれの周波数においては低い値であるものとする。
図4で、周波数F1領域においては、送信コイルL1がコイルL8及びトランスT4を介してコンデンサC1と結合して同調(この場合は、L1+L8とC1とで共振する。)してF1同調機能部2aaを構成し、コイルL1からコンデンサC2側をみた高インピーダンスがコンデンサC2を分離する分離機能部2acを構成する。周波数F2領域においては、送信コイルL1が、コイルL9及びトランスT5を介してコンデンサC2と結合して同調(この場合は、L1+L9とC2で共振する。)してF2同調機能部2abを構成し、コイルL1からコンデンサC1側をみた高インピーダンスがコンデンサC1を分離する分離機能部2acを構成する。つまり、図4(a)における分離機能部2acは、F1同調機能部2aaとF2同調機能部2abを送信コイルL1からみて並列に結合していることによって構成されている。なお、トランスT4及びT5は必ずしも必要なものではなく、それらの一次と二次を直結した形式であっても良い。実施する周波数、使用する素子等を考慮して回路を構成することが望ましい。
図6(a)には、図4(a)の等価回路を示し、図6(b)には、そのシュミレーション結果を示す。図6の抵抗R11、R12及びRLは、それぞれ、コイルL8の等価抵抗分、コイル9の等価抵抗分及び送信コイルL1の等価抵抗分である。図6(b)は、横軸が周波数、縦軸がレベルを表し、いずれも対数尺で示してある。コイルL8と送信コイルL1とで、周波数F1=30〜80kHzのいずれかに同調し、コイルL9と送信コイルL1とで、周波数F2=周波数F1の約4倍の値に同調するように設計され、抵抗R11、R12は、いずれも0.5オームとし、RLは0.1オームとして計算している。電流I(R11)、I(R12)及びI(RL)は、いずれも抵抗R1、R2及びRLを流れる電流である。したがって、I(RL)が所望の磁界を発生させる電流である。
図6(b)からすると、次のことが言える。1つは、周波数F1付近の同調カーブの急峻度と周波数F2付近の急峻度からしてほぼQ(ほぼ50〜60)が同じである。2つ目は、これら2つの同調周波数における電流I(R11)と電流I(R12)との差がアイソレーションA、Bであるが、ほぼ十分に確保されている。つまり、各同調周波数におけるQが同調機能部としての良さを示し、アイソレーションが分離機能部としての良さを示している。
なお、上記の周波数F1は、磁性体金属の検出に適し、周波数F2は、磁性体金属の検出に適している。
[実施例4]
図5(a)は、本実施形態の磁界発生手段2の他の実施例としての電気的構成を示す図である。図5(b)は、各構成要素の主な機能・作用を示している。図5で信号発生手段1aは、周波数F1を含む信号を生成し、トランスT6のそれぞれ別な巻線に接続されている送信コイルL1及びコンデンサC1とに供給している。送信コイルL1とコンデンサC1はトランスT6によって結合され、周波数F1に同調する(F1同調機能部2aa)。信号発生手段1bは、周波数F2の信号を生成し、トランスT7のそれぞれ別な巻線に接続されている送信コイルL1及びコンデンサC2とに供給している。送信コイルL1とコンデンサC2はトランスT7によって結合され、周波数F2に同調する(F2同調機能部2ab)。
一方、送信コイルL1は、トランスT6の巻線T6aとトランスT7の巻線T7bとに直列に接続されている。さらに、トランスT6の巻線T6bとコイルL10とトランスT7の巻線T7aは、巻線T7aの出力線(又は巻線T6aの出力線であってもよい。)を交差させたうえで直列に接続されている。コイルL10のインダクター値は送信コイルL1の値とほぼ同じ値である。なお、図5(a)のトランスT6、T7の巻線に付されている●印は、極性を示す。
この図5(a)のような構成において、周波数F1に着目してみると、周波数F1の成分は、巻線T6a、巻線T6b、巻線T7b、巻線T7aのいずれにも発生することになるが、その内、巻線T7bに発生した周波数F1成分は、巻線T7aに発生した周波数F1成分によって巻線T7bに発生する逆向きの成分によってうち消される(成分が相殺される)。周波数F2成分についても同じように言える。つまり、周波数F2の成分は、巻線T7a、巻線T7b、巻線T6a、巻線T6bのいずれにも発生することになるが、その内、巻線T6aに発生した周波数F2成分は、巻線T6bに発生した周波数F2成分によって巻線T6aに発生する逆向きの成分によってうち消される。コイルL10は、送信コイルと同じような値のものを使用し、損失を合わせることによって、上記成分のうち消しをより完全にするためのものである。
したがって、トランスT6の巻線T6bとコイルL10とトランスT7の巻線T7aは、周波数F1の領域において、送信コイルL1からみたトランスT7側を無視できるので(F1同調機能にも寄与)、コンデンサC2を送信コイルL1とコンデンサC1の同調から分離させ、周波数F2の領域では、送信コイルL1からみたトランスT6側を無視できるので(F2同調機能にも寄与)、コンデンサC1を送信コイルL1とコンデンサC2の同調から分離させている(分離機能部2acを構成)。
図5(a)では、トランスT7aの出力線を交差させているが、その代わりにT6b、T6a、T7aのいずれか1つの巻線の出力線を交差させてもよい。また、巻線の出力線を交差指せる代わりに巻線方向を逆方向にしてもよい。いずれであっても、コンデンサC1がF2同調機能2aaに寄与するのを阻止し、コンデンサC2がF1同調機能に寄与することを阻止する構成であればよい。また、図5(a)は、理解しやすいような回路で示してあるが、巻線を共通に利用したり、数々の変形例が考えられるが、送信コイルL1、巻線T6a(F1同調機能部2aa側)、巻線T7b(F2同調機能部2ab側)でなるループと、それと同一のループで、巻線T6b(F1同調機能部2aa側)、巻線T7a(F2同調機能部2ab側)でなるループを構成して、F1同調機能部2aa側によるF2同調機能部2ab側への影響を打ち消し、F2同調機能部2aa側によるF1同調機能部2ab側への影響を打ち消す技術は、本発明の範疇にある。
以上の実施例において、実施例1及び2は、特に周波数依存性の大きな素子を用いて構成しているが、実施例3及び実施例4は周波数依存性が少ない。特に、実施例4は、周波数F1,周波数F2に共用する送信コイルL1及びコイルL10以外は、共振素子であるコンデンサC1,C2だけであるので、実施例4の結合部2aは、周波数に応答しなくとも、各同調機能部2aa、2ab及び分離機能部2acを構成できる(したがって、当然に、周波数F1領域、周波数F2領域では、いずれの機能も作用している)。このようなことから、実施例4は、周波数的な設計、調整が少なく製造しやすい要素で構成されている。
本発明に係る実施形態の機能ブロック図である。 図2(a)及び(b)は、図1における結合部2a含む磁界発生手段2についての第1の実施例の構成図及び構成要素の機能・作用を示す図である。 図3(a)、(b)及び(c)は、図1における結合部2a含む磁界発生手段2についての第2の実施例の構成図及び構成要素の機能・作用を示す図である。 図4(a)及び(b)は、図1における結合部2a含む磁界発生手段2についての第3の実施例の構成図及び構成要素の機能・作用を示す図である。 図5(a)及び(b)は、図1における結合部2a含む磁界発生手段2についての第4の実施例の構成図及び構成要素の機能・作用を示す図である。 図6(a)は、図4(a)における等価回路、図6(b)は、図6(a)における回路のシュミレーションデータを示す図である。 各材質による周波数感度特性の傾向を示す図である。
符号の説明
1 信号発生手段
2 磁界発生手段
2a 結合部
2aa F1同調機能部(第1の同調機能部)
2ab F2同調機能部(第2の同調機能部)
2ac 分離機能部
3 被検査体
4 受信コイル
5 アンプ
6 分波器
7a、8b 検出手段
8a、7b フィルタ
9a、9b 判定手段
10 処理手段
11 移相手段

Claims (6)

  1. 送信コイル(L1)により第1の周波数及び前記第1の周波数と異なる第2の周波数を含む磁界を、移動する被検査体に向けて発生する磁界発生手段(2)と、前記被検査体が移動するときの前記磁界の変動を検出する受信コイル(4)とを備え、前記受信コイルが検出した磁界の変動を基に前記被検査体に含まれる金属を検出する金属検出装置において、
    前記磁界発生手段は、
    前記送信コイル、第1のコンデンサ(C1)及び第2のコンデンサ(C2)を有し、
    さらに、前記送信コイルは第1のコンデンサと第2のコンデンサとに電気的に接続され、前記第1の周波数及び第2の周波数を受けて、前記送信コイルと第1のコンデンサとを含み第1の周波数に同調する第1の同調機能部(2aa)を構成し、かつ前記送信コイルと第2のコンデンサとを含み第2の周波数に同調する第2の同調機能部(2ab)を構成する結合部(2a)を備えた金属検出装置。
  2. 前記結合部は、前記第1のコンデンサと前記第2の同調機能部とを実効的に分離し、かつ前記第2のコンデンサと前記第1の同調機能部とを実効的に分離する分離機能部(2ac)を構成することを特徴とする請求項1に記載の金属検出器装置。
  3. 前記結合部は、前記第1の周波数に応答して前記送信コイルと前記第1のコンデンサとを結合させることによって、前記第1の同調機能部を構成し、第2の周波数に応答して前記送信コイルと第2のコンデンサとを結合させることによって、前記第2の同調機能部を構成することを特徴とする請求項1に記載の金属検出装置。
  4. 前記結合部は、前記第1の周波数及び第2の周波数に応答して、前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサとを、少なくともそれぞれが同調する周波数領域において互いに干渉しないように分離する分離機能部(2ac)を構成することを特徴とする請求項1又は3に記載の金属検出装置。
  5. 送信コイル(L1)によって第1の周波数(F1)及び前記第1の周波数と異なる第2の周波数(F2)を含む磁界を、移動する被検査体に向けて発生する磁界発生手段(2)と、前記被検査体が移動するとき前記磁界の変動を検出する受信コイル(4)とを備え、前記受信コイルが検出した磁界の変動を基に前記被検査体に含まれる金属を検出する金属検出装置において、
    前記磁界発生手段は
    第1のコンデンサ(C1)、第2のコンデンサ(C2)及び送信コイル(L1)と、
    該第1のコンデンサの一端に前記第1の周波数の信号を出力する第1の信号発生手段(1a)と、前記第2のコンデンサの一端に第2の周波数の信号を出力する第2の信号発生手段(1b)と、第1のコイル(L8)を含み前記第1のコンデンサの他端と該第1のコイルと前記送信コイルが直列になるように結合させる第1の結合部と、第2のコイル(L9)を含み前記第2のコンデンサの他端と該第2のコイルと該送信コイルとが直列になるよう結合させ、かつ前記第1の結合部とは前記送信コイルに対して並列になるよう接続された第2の結合部とを備え、
    前記第1のコンデンサ、前記第1のコイル及び前記送信コイルは、前記第1の周波数に同調する第1の同調機能部(2aa)を構成し、前記第2のコンデンサ、前記第2のコイル及び前記送信コイルは前記第2の周波数に同調する第2の同調機能部(2ab)を構成することを特徴とする金属検出装置。
  6. 送信コイル(L1)によって第1の周波数及び前記第1の周波数と異なる第2の周波数を含む磁界を、移動する被検査体に向けて発生する磁界発生手段(2)と、前記被検査体が移動するとき前記磁界の変動を検出する受信コイル(4)とを備え、前記受信コイルが検出した磁界の変動を基に前記被検査体に含まれる金属を検出する金属検出装置において、
    前記磁界発生手段は、
    前記送信コイル、第1のコンデンサ(C1)及び第2のコンデンサ(C2)を有し、
    さらに、前記送信コイルは第1のコンデンサと第2のコンデンサとに電気的に接続され、前記第1の周波数領域において、前記送信コイルと第1のコンデンサとを含んで同調する第1の同調機能部(2aa)を構成し、前記第2の周波数領域において、前記送信コイルと第2のコンデンサとを含んで同調する第2の同調機能部(2ab)を構成し、前記第1の周波数領域において第2の同調機能部が前記第1の同調機能部へ与える影響をうち消すとともに、前記第2の周波数領域において第1の同調機能部が前記第2の同調機能部へ与える影響をうち消す分離機能部(2ac)とを構成する結合部(2a)を備えたことを特徴とする金属検出装置。

JP2004167597A 2004-06-04 2004-06-04 金属検出装置 Active JP4111934B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004167597A JP4111934B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 金属検出装置
US11/569,998 US7663361B2 (en) 2004-06-04 2005-06-03 Metal detection device
PCT/JP2005/010222 WO2005119302A1 (ja) 2004-06-04 2005-06-03 金属検出装置
CNB2005800174021A CN100432702C (zh) 2004-06-04 2005-06-03 金属检测装置
EP05745885.3A EP1760494B1 (en) 2004-06-04 2005-06-03 Metal detection device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004167597A JP4111934B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 金属検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005345382A JP2005345382A (ja) 2005-12-15
JP4111934B2 true JP4111934B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=35463031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004167597A Active JP4111934B2 (ja) 2004-06-04 2004-06-04 金属検出装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7663361B2 (ja)
EP (1) EP1760494B1 (ja)
JP (1) JP4111934B2 (ja)
CN (1) CN100432702C (ja)
WO (1) WO2005119302A1 (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4494365B2 (ja) * 2006-04-28 2010-06-30 アンリツ産機システム株式会社 物品検査装置
GB2459790B (en) * 2007-01-15 2011-06-22 Rapiscan Systems Inc Detector systems
US8754771B2 (en) * 2007-04-13 2014-06-17 Alert Metalguard Aps Method, a device and a system for preventing false alarms in a theft-preventing system
FR2919072B1 (fr) * 2007-07-20 2009-09-11 Schneider Electric Ind Sas Detecteur de proximite inductif a bobinages commutes.
JP2010156643A (ja) * 2008-12-31 2010-07-15 Wellpine Communications Co Ltd 金属持込持出検知装置
US8264348B2 (en) * 2009-08-03 2012-09-11 Sensormatic Electronics, LLC Interference detector resulting in threshold adjustment
US20110174699A1 (en) * 2009-11-03 2011-07-21 Timothy Ray Friend Metal detecting gold pan
JP5576226B2 (ja) * 2010-09-16 2014-08-20 ニッカ電測株式会社 金属検出機
EP2439560B1 (en) 2010-10-07 2013-05-29 Mettler-Toledo Safeline Limited Method for monitoring the operation of a metal detection system and metal detection system
CA2813496C (en) * 2010-10-07 2018-12-04 Mettler-Toledo Safeline Limited Method for operating a metal detection system and metal detection system
EP2439559B1 (en) * 2010-10-07 2013-05-29 Mettler-Toledo Safeline Limited Method for operating of a metal detection system and metal detection system
EP2562565B1 (en) * 2011-08-24 2014-03-05 Mettler-Toledo Safeline Limited Metal Detection Apparatus
KR20130024757A (ko) * 2011-08-29 2013-03-08 주식회사 케이더파워 이종 충전 방식을 가진 무선 충전 시스템
US9018935B2 (en) 2011-09-19 2015-04-28 Mettler-Toledo Safeline Limited Method for operating a metal detection apparatus and apparatus
US20130119992A1 (en) * 2011-11-14 2013-05-16 The Charles Machine Works, Inc. Automatic Locator Antenna Tuning System
US9274075B2 (en) * 2014-01-30 2016-03-01 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Proximity sensor detecting metallic and non-metallic objects
RU2569488C2 (ru) * 2014-03-25 2015-11-27 Виктор Олегович Арбузов Датчик металлоискателя
EP2924472B1 (en) * 2014-03-25 2020-01-15 Mettler-Toledo Safeline Limited Method for monitoring the operation of a metal detection system and metal detection system
RU2569489C2 (ru) * 2014-03-25 2015-11-27 Виктор Олегович Арбузов Металлоискатель
RU2569639C1 (ru) * 2014-07-02 2015-11-27 Виктор Олегович Арбузов Датчик металлодетектора
WO2016003328A1 (ru) * 2014-07-02 2016-01-07 Виктор Олегович АРБУЗОВ Датчик металлодетектора и металлодетектор
CN105842741B (zh) * 2016-03-23 2017-12-05 成都恒高科技有限公司 一种金属探测装置以及方法
JP6740895B2 (ja) * 2016-12-27 2020-08-19 Tdk株式会社 金属異物検出装置、ワイヤレス給電装置、ワイヤレス受電装置、及びワイヤレス電力伝送システム
JP6577974B2 (ja) * 2017-05-26 2019-09-18 アンリツインフィビス株式会社 金属検出装置
CN107765316B (zh) * 2017-09-25 2020-07-24 西安电子科技大学 电缆路径检测多频发射系统及方法、电缆路径检测仪器
RU2663250C1 (ru) * 2017-09-26 2018-08-03 Виктор Олегович Арбузов Металлодетектор и способ обнаружения металлических объектов
DE102017124407B4 (de) 2017-10-19 2020-07-02 Minebea Intec Aachen GmbH & Co. KG Verfahren zur Signalauswertung, Auswerteeinheit sowie Metallsuchgerät
EP3811120A4 (en) 2018-06-20 2022-03-09 Eriez Manufacturing Co. METAL DETECTOR COIL CONFIGURATION TO ELIMINATE ORIENTATION EFFECT
CN113242757A (zh) * 2018-12-18 2021-08-10 三菱瓦斯化学株式会社 脱氧剂组合物
EP4063847A4 (en) * 2019-11-20 2023-11-22 A&D Company, Limited METAL DETECTOR
EP4016138A1 (de) * 2020-12-16 2022-06-22 Cassel Meßtechnik GmbH Vorrichtung zur detektion von metallischen objekten in und an sich gegenüber der vorrichtung bewegenden gegenständen
EP4033272A1 (en) * 2021-01-21 2022-07-27 Mettler-Toledo Safeline Limited Metal detection apparatus

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4084135A (en) * 1975-08-25 1978-04-11 The Goodyear Tire & Rubber Company System and method for checking the sensitivity and performance of an electromagnetic field variation detector
JPS586406B2 (ja) * 1976-08-16 1983-02-04 電気興業株式会社 接地鉄塔を用いた二波用中波放送アンテナ
JPS5960274A (ja) * 1982-09-30 1984-04-06 Anritsu Corp 金属検出装置
JPH0717684B2 (ja) 1986-08-08 1995-03-01 理化学研究所 複合多糖およびその製造法
ZA876706B (en) * 1986-09-08 1988-05-25 Candy Bruce Halcro Method of discrimination detection using two frequencies
JPH0411187Y2 (ja) * 1989-06-14 1992-03-19
JPH0768816B2 (ja) 1990-04-26 1995-07-26 ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 出窓の取付け方法
GB9302757D0 (en) * 1993-02-11 1993-03-24 Esselte Meto Int Gmbh Method and system for detecting a marker
JPH07221529A (ja) * 1994-01-27 1995-08-18 Sony Corp アンテナ装置
JPH0921529A (ja) * 1995-06-30 1997-01-21 Tokai Corp ガスライタ−
US6724191B1 (en) * 2000-05-09 2004-04-20 Admiralty Corporation Systems and methods useful for detecting presence and/or location of various materials
US6967574B1 (en) * 2003-01-21 2005-11-22 The Johns Hopkins University Multi-mode electromagnetic target discriminator sensor system and method of operation thereof
EP1782100A4 (en) * 2004-08-26 2012-01-04 Minelab Electronics Pty Ltd METHOD AND DEVICE FOR METAL DETECTION USING DIGITAL SIGNAL PROCESSING
JP6341502B2 (ja) * 2014-05-21 2018-06-13 有限会社ユース北浦 外壁材取付金具

Also Published As

Publication number Publication date
US7663361B2 (en) 2010-02-16
CN1961222A (zh) 2007-05-09
JP2005345382A (ja) 2005-12-15
EP1760494A1 (en) 2007-03-07
CN100432702C (zh) 2008-11-12
WO2005119302A1 (ja) 2005-12-15
EP1760494B1 (en) 2018-05-02
EP1760494A4 (en) 2011-03-09
US20090167299A1 (en) 2009-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4111934B2 (ja) 金属検出装置
US8841903B2 (en) Metal detection apparatus
US5764127A (en) Inductive transmitters for conductor location
JP3739400B2 (ja) 共振コイル装置における相互誘導の影響を除去するための方法及び装置
US7570059B2 (en) Double resonance coil arrangement for a magnetic resonance device
JP2001066329A (ja) 電流検出回路
JP5576226B2 (ja) 金属検出機
KR101979081B1 (ko) 차동 케이블 라우팅에 의해서 자기 공명 신호를 전송하기 위한 장치
US20210381853A1 (en) Position Sensing Apparatus and Method
KR100788711B1 (ko) 금속 검출 장치
RU2569489C2 (ru) Металлоискатель
KR101619491B1 (ko) 디지털 스위칭에 따른 가변 주파수 발진 금속검출기
RU2560246C1 (ru) Металлодетектор
JPH0411187Y2 (ja)
JP5262525B2 (ja) 列車制御用送受信装置
JPH08271640A (ja) 金属検出装置
RU2412487C2 (ru) Помехоустойчивое емкостное устройство для охранной сигнализации
RU2569488C2 (ru) Датчик металлоискателя
JP2005086348A (ja) 交流磁界検出装置
JP3847018B2 (ja) Mri用rfコイル
JP2003227858A (ja) 配線探査装置
JPH0727018B2 (ja) Nmr用高周波プロ−ブ
WO2015147701A1 (ru) Датчик металлоискателя и металлоискатель
JPH1032502A (ja) 患者等の検出受信機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4111934

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250