JPH103318A - 流量制御方法および装置 - Google Patents

流量制御方法および装置

Info

Publication number
JPH103318A
JPH103318A JP15352096A JP15352096A JPH103318A JP H103318 A JPH103318 A JP H103318A JP 15352096 A JP15352096 A JP 15352096A JP 15352096 A JP15352096 A JP 15352096A JP H103318 A JPH103318 A JP H103318A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target value
flow rate
fluid
flow
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15352096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3460011B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Enoki
敏之 榎
Kenichi Tamaru
健一 田丸
Daisuke Takagi
大介 高木
Yutaka Shoji
豊 荘司
Tadahiro Mori
忠宏 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd, Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Hitachi Engineering Co Ltd
Priority to JP15352096A priority Critical patent/JP3460011B2/ja
Publication of JPH103318A publication Critical patent/JPH103318A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3460011B2 publication Critical patent/JP3460011B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Flow Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体流路内の流体が指定の方向とは異なる方
向に流れるのを抑制すること。 【解決手段】 流量表示設定器10により基準目標値と
して正の値が設定され、制限目標値としてゼロの値が設
定されると、出力切替判定器22によりスイッチ24c
が正方向接点24a側に選択され、正方向流量制御器1
8の制御により、正方向流量計測器28の計測値と目標
値との偏差に応じて制御弁26の開度が制御され、制御
弁26が開状態となる。このとき配管32中の流体の方
向が逆方向になると、出力切替判定器22の判定結果に
よりスイッチ24cが逆方向接点24b側に切替えら
れ、制限目標値(ゼロ)に従って制御弁26の開度が制
御され、制御弁26が閉状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量制御方法およ
び装置に係り、特に、流体流路中を流れる流体、例えば
液化天然ガスを指定の方向に流す制御を行なうに好適な
流量制御方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液化天然ガス(LNG)から都市ガスを
生成するプラントにおいては、複数のタンク内に液化天
然ガスを貯留し、各タンクの出口側にポンプと気化器
(熱交換器)、付臭ポンプを配置し、液化天然ガスを常
温の都市ガスに変換することが行なわれている。各タン
クの出口側にはタンク間を繋ぐ配管が接続されており、
一方のタンクから他方のタンクへポンプの作動によって
液化天然ガスを移送することが行なわれている。そして
配管内を移動する流体の流量を制御するに際しては、例
えば、特公昭59−30282号公報に記載されている
ように、配管中に制御弁を設けるとともに、流量計測セ
ンサを設け、流量計測センサの検出値に従って制御弁の
開度を制御するワンループコントローラを設けたものが
知られている。
【0003】上記従来技術においては、配管内を流れる
流体の一方の方向を正方向としたときに、正方向に対す
る目標流量値が設定されると、流量計測センサの計測値
と正方向流量目標値との偏差を零に抑制するように制御
弁を制御するフィードバック制御が採用されている。す
なわち、正方向流量目標値に対して正方向流量の計測値
が小さいときには、両者の偏差を補うために、制御出力
を増大して制御弁を開く方向に駆動し、流量を増大させ
て、計測値が目標値に到達するような制御を行なう。ま
た配管内の流体を逆方向に流すときには、逆方向の流量
を計測する流量計測センサの計測値と逆方向流量目標値
との偏差を零に抑制するためのフィードバック制御を行
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、流体の流れる方向を指定するときに、操作員が切り
換えスイッチを切り換えなければならず、操作が煩雑で
ある。しかもタンク間を結ぶ配管が長く、配管内の流体
の圧力差によっては配管内の流体が指定の方向とは異な
る方向に流れることに配慮されていない。すなわち、配
管内の流体を、例えば、正方向に流すときに、正方向流
量目標値に対して正方向流量の計測値が小さいときに
は、両者の偏差を補うために、制御出力を増大して制御
弁を開く方向に駆動し、流量を増大させて、計測値が目
標値に到達するような制御を行なう。しかし、このよう
な制御が実行されてるときに、配管内の流体の圧力差に
よって流体が逆方向に流れたときには、正方向の流量目
標値に対して、正方向の流量計測センサの計測値は順次
小さい値を示し、計測値と目標値との偏差が拡大する。
このような場合でも正方向に対する制御を継続すると、
流体が逆方向に流れているにも関わらず、制御弁が開方
向に駆動され、流体が指定の方向とは異なる方向に流
れ、制御弁の逆動作が拡大されるのを抑制することがで
きない。
【0005】本発明の目的は、流体流路内の流体が指定
の方向とは異なる方向に流れるのを抑制することができ
る流量制御方法および装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、流体流路中を流れる流体の流量目標値と
して流体を指定の方向へ流すための基準目標値と流体が
指定の方向とは異なる方向に流れるのを制限するための
制限目標値を設定し、各目標値が設定された後流体流路
中を流れる流体の流量を基準目標値に従って制御し、流
体流路中を流れる流体の方向が指定の方向とは異なるこ
とを条件に、流体流路中を流れる流体の流量を制限目標
値に従って制御する流量制御方法を採用したものであ
る。
【0007】上記流量制御方法を採用するに際しては、
以下の要素を付加することができる。 (1)基準目標
値は零よりも大きい値に設定され、制限目標値は基準目
標値よりも小さい値に設定されている。
【0008】(2)基準目標値は、指令の方向を正方向
としたときには零よりも大きい正の値に設定され、指定
の方向を逆方向としたときには零よりも小さい負の値に
設定され、各基準目標値に対する制限目標値は零に設定
されている。
【0009】また本発明は、流体流路中を流れる流体の
流量を制御信号に従って制御する流量制御手段と、流体
流路中を流れる流体の流量目標値として流体を指定の方
向へ流すための基準目標値と流体が指定の方向とは異な
る方向に流れるのを制限するための制限目標値を設定す
る流量目標値設定手段と、流体流路中を流れる流体の流
量を検出する流量検出手段と、流量検出手段の検出値を
基に流体流路中を流れる流体の流量のうち指定の方向の
流量と指定の方向とは異なる方向の流量との偏差を検出
する正逆流量偏差検出手段と、流量検出手段の検出によ
る流量と流量目標値設定手段の設定による基準目標値と
の偏差を零に抑制するための主制御信号を生成する主制
御信号生成手段と、流量検出手段の検出による流量と流
量目標値設定手段の設定による制限目標値との偏差を零
に抑制するための補助制御信号を生成する補助制御信号
生成手段と、流量目標値設定手段により基準目標値が設
定されたときに正逆流量偏差検出手段の検出値が指定の
方向の流量を示すときには主制御信号生成手段の生成に
よる主制御信号を選択し、正逆流量偏差検出手段の検出
値が指定の方向とは異なる方向の流量を示すときには補
助制御信号生成手段の生成による補助制御信号を選択
し、選択した制御信号を流量制御手段へ出力する制御信
号選択手段とを備えている流量制御装置を構成したもの
である。
【0010】さらに、本発明は、流体流路中を流れる流
体の流量を制御信号に従って制御する流量制御手段と、
流体流路中を流れる流体の流量目標値として流体を指定
の方向へ流すための基準目標値と流体が指定の方向とは
異なる方向に流れるのを制限するための制限目標値を設
定する流量目標値設定手段と、流体流路中を流れる流体
の流量を検出する流量検出手段と、流量検出手段の検出
値を基に流体流路中を流れる流体の流量のうち指定の方
向の流量と指定の方向とは異なる方向の流量との偏差を
検出する正逆流量偏差検出手段と、流量検出手段の検出
による流量と流量目標値設定手段の設定による基準目標
値との偏差を零に抑制するための主制御信号を生成する
主制御信号生成手段と、流量検出手段の検出による流量
と流量目標値設定手段の設定による制限目標値との偏差
を零に抑制するための補助制御信号を生成する補助制御
信号生成手段と、流量目標値設定手段により基準目標値
が設定されたときに正逆流量偏差検出手段の検出値が指
定の方向の流量を示すときには主制御信号生成手段の生
成による主制御信号を選択し、正逆流量偏差検出手段の
検出値が指定の方向とは異なる方向の流量を示すときに
は補助制御信号生成手段の生成による補助制御信号を選
択し、選択した制御信号を流量制御手段へ出力する制御
信号選択手段とを備えている流量制御装置を構成したも
のである。
【0011】また、本発明は、流体の流れる方向を検出
するようにしたものとして、流体流路中を流れる流体の
流量を制御信号に従って制御する流量制御手段と、流体
流路中を流れる流体の流量目標値として流体を指定の方
向へ流すための基準目標値と流体が指定の方向とは異な
る方向に流れるのを制限するための制限目標値を設定す
る流量目標値設定手段と、流体流路中を流れる流体の方
向が指定の方向とは異なることを検出する方向検出手段
と、流体流路中を流れる流体の流量を検出する流量検出
手段と、流量検出手段の検出による流量と流量目標値設
定手段の設定による基準目標値との偏差を零に抑制する
ための主制御信号を生成する主制御信号生成手段と、流
量目標値設定手段の設定による制限目標値に対応した補
助制御信号を生成する補助制御信号生成手段と、流量目
標値設定手段により基準目標値が設定されたときに主制
御信号生成手段の生成による主制御信号を選択し、方向
検出手段により流体の流れる方向が指定の方向とは異な
ることが検出されたときには補助制御信号生成手段の生
成による補助制御信号を選択し、選択した制御信号を流
量制御手段へ出力する制御信号選択手段とを備えている
流量制御装置を構成したものである。
【0012】さらに、本発明は、流体の流れる方向を検
出するようにしたものとして、流体流路中を流れる流体
の流量を制御信号に従って制御する流量制御手段と、流
体流路中を流れる流体の流量目標値として流体を指定の
方向へ流すための基準目標値と流体が指定の方向とは異
なる方向に流れるのを制限するための制限目標値を設定
する流量目標値設定手段と、流体流路中を流れる流体の
方向が指定の方向とは異なることを検出する方向検出手
段と、流体流路中を流れる流体の流量を検出する流量検
出手段と、流量検出手段の検出による流量と流量目標値
設定手段の設定による基準目標値との偏差を零に抑制す
るための主制御信号を生成する主制御信号生成手段と、
流量目標値設定手段の設定による制限目標値に対応した
補助制御信号を生成する補助制御信号生成手段と、流量
目標値設定手段により基準目標値が設定されたときに方
向検出手段により流体の流れる方向が指定の方向である
と検出されたときには主制御信号生成手段の生成による
主制御信号を選択し、方向検出手段により流体の流れる
方向が指定の方向とは異なると検出されたときには補助
制御信号生成手段の生成による補助制御信号を選択し、
選択した制御信号を流量制御手段へ出力する制御信号選
択手段とを備えている流量制御装置を構成したものであ
る。
【0013】前記各流量制御装置を構成するに際して
は、以下の要素を付加することができる。
【0014】(1)基準目標値は零よりも大きい値に設
定され、制限目標値は基準目標値よりも小さい値に設定
されている。
【0015】(2)基準目標値は、指令の方向を正方向
としたときには零よりも大きい正の値に設定され、指定
の方向を逆方向としたときには零よりも小さい負の値に
設定され、各基準目標値に対する制限目標値は零に設定
されている。
【0016】(3)流量目標値設定手段の設定による指
定の方向と方向検出手段の検出結果を表示する表示手段
を備えている。
【0017】前記した手段によれば、基準目標値と制御
目標値が設定されたあと、まず基準目標値に従って流体
流路中の流体の流量を制御し、流体流路を流れる流体の
方向が指定の方向とは異なることを条件に制限目標値に
従って流体の流量を制御しているため、流体流路中の流
体の流量が指定の方向とは異なる方向に流れるのを抑制
することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施の形態を示す流量
制御装置のブロック構成図である。図1において、流量
制御装置は、流量表示設定器10、正逆流量制御器1
2、正方向用目標値変換設定器14、逆方向用目標値変
換設定器16、正方向流量制御器18、逆方向流量制御
器20、出力切替判定器22、制御出力切替器24、制
御弁26、正方向流量計測器28、逆方向流量計測器3
0を備えて構成されており、配管32の管路の途中に制
御弁26、正方向流量計測器28、逆方向流量計測器3
0が配置されている。配管32は、流体として、例え
ば、液化天然ガス(LNG)を貯留するタンクとタンク
とを結ぶ流体流路として構成されており、配管32内を
流れる流体の方向は矢印X方向が正方向に、矢印Y方向
が逆方向(正方向とは異なる方向)に設定されている。
【0020】流量表示設定器10は、配管32を流れる
流体の流量目標値として、流体を指定の方向へ流すため
の基準目標値と流体を指定の方向とは異なる方向に流れ
るのを制限するための制限目標値を設定する流量目標値
設定手段として構成されているとともに、各種計測結果
などを表示する表示手段を構成するようになっている。
基準目標値と制限目標値は正方向または逆方向について
それぞれオペレータによって設定されるようになってい
る。例えば、配管32の流体を正方向に流すときには、
基準目標値としてゼロより大きい正の値が設定され、制
限目標値としてゼロが設定される。また配管32の流体
を逆方向に流すときには基準目標値としてゼロより小さ
い負の値が設定され、制限目標値としてゼロが設定され
る。流量表示設定器10は信号線100を介して正逆流
量制御器12に接続されており、正逆流量制御器12は
信号線102を介して正方向用目標値変換設定器14に
接続されているとともに、信号線104を介して負方向
用目標値変換設定器16に接続されている。
【0021】各目標値変換設定器14、16は、図2お
よび図3に示すように、流量表示設定器10によって設
定された基準目標値と制限目標値を指定の値に変換する
ようになっている。例えば、配管32の流体を正方向に
流すために、基準目標値としてゼロより大きい正の値が
設定され、制限目標値としてゼロが設定されると、正方
向用目標値変換設定器14は、正方向の基準目標値に対
応した正方向流量目標値として、基準目標値を特性X1
(αより大きい正の値を示す特性)の値に変換し、逆方
向選択時の制限目標値に対応した逆方向流量目標値とし
て、制限目標値を特性X2の値(正逆流量目標値が0
%)に変換するようになっている。一方、配管32の流
体を逆方向に流すために、基準目標値としてゼロより小
さい負の値が設定され、制限目標値としてゼロが設定さ
れると、逆方向用目標値変換設定器16は、逆方向の基
準目標値に対応した逆方向流量目標値として、基準目標
値を特性Y1(−αより小さい負の値を示す特性)の値
に絶対値で変換し、正方向選択時の制限目標値を特性Y
2(正逆流量目標値が0%)の値に変換するようになっ
ている。なお、図2において、横軸方向は、正逆流量目
標値であり、縦軸方向は正方向流量目標値を示す。そし
て、便宜上、正逆流量目標値を−100%から+100
%で示している。同様に図3において、横軸方向は、正
逆流量目標値であり、縦軸方向は逆方向流量目標値を示
している。また、正方向用目標値変換設定器14は信号
線106を介して正方向流量制御器18に接続され、逆
方向用目標値変換設定器16は信号線108を介して逆
方向流量制御器20に接続されている。
【0022】正方向流量制御器18は信号線122を介
して正方向流量計測器28に接続されており、逆方向流
量制御器20は信号線126を介して逆方向流量計測器
30に接続されている。正方向流量計測器28は、配管
32中を流れる流体のうち正方向(X方向)における流
体の流量を計測する正方向用流量計測手段として構成さ
れ、逆方向流量計測器30は逆方向(Y方向)に流れる
流体の流量を計測する逆方向用流量計測手段として構成
されている。正方向流量計測器28と逆方向流量計測器
30は、例えば、配管32中に挿入されたオリフィスを
備え、オリフィス両側の流体の圧力差(圧力損)から流
体の流量を検出することができる。そして、正方向流量
計測値および逆方向流量計測値はゼロ以上の正の値とし
て得られるようになっている。
【0023】正方向流量制御器18は、正方向用目標値
変換設定器14で設定された基準目標値および制限目標
値と、正方向流量計測器28で計測された計測値との偏
差を零に抑制するための制御信号を生成するようになっ
ている。すなわち、正方向流量制御器18は、基準目標
値と計測値との偏差を零に抑制するための主制御信号を
生成する主制御信号生成手段を構成するとともに、制限
目標値と計測値との偏差を零に抑制するための補助制御
信号を生成する補助制御信号生成手段として構成されて
おり、生成された各制御信号が信号線116を介して制
御出力切替器24に供給されるようになっている。さら
に正方向流量制御器18は、正方向流量計測器28の計
測値を信号線110を介して正逆流量制御器12へ出力
するようになっている。
【0024】一方、逆方向流量制御器20は、逆方向用
目標値変換設定器16で設定された基準目標値と逆方向
流量計測器30で計測された計測値との偏差を零に抑制
するための主制御信号を生成する主制御信号生成手段を
構成するとともに、逆方向用目標値変換設定器16で設
定された制限目標値と逆方向流量計測器30で計測され
た計測値との偏差を零に抑制するための補助制御信号を
生成する補助制御信号生成手段を構成するようになって
おり、生成された各制御信号が信号線120を介して制
御出力切替器24に供給されるようになっている。さら
に逆方向流量制御器20は、逆方向流量計測器30の計
測値を信号線112を介して正逆流量制御器12へ出力
するようになっている。
【0025】正逆流量制御器12は、正方向流量計測器
28の計測値と逆方向流量計測器30の計測値との偏差
を算出する正逆流量偏差算出手段として構成されてい
る。そして、本実施の形態では、正方向流量計測値およ
び逆方向流量計測値はゼロ以上の正の値として得られる
ため、正方向流量計測値から逆方向流量計測値を減算
し、減算値が正のときには流体が正方向に流れていると
して、正の値を示す正方向流量値を算出し、減算値が負
の値のときには流体が逆方向に流れているとして、負の
値を示す逆方向流量値を算出し、各算出結果を流量表示
設定器10の表示画面上に表示させると共に、各算出結
果を出力切替判定器22へ出力するようになっている。
この正逆流量制御器12は信号線114を介して出力切
替器22に接続されている。
【0026】出力切替判定器22は、流量表示設定器1
0で設定された基準目標値および制限目標値の正、負の
値を判定すると共に、正逆流量制御器12の算出結果を
判定し、各判定結果を信号線118を介して制御出力切
替器24へ出力するようになっている。この制御出力切
替器24は、信号線16に接続された正方向接点24
a、信号線120に接続された逆方向接点24b、信号
線124に接続されたスイッチ24cを備えており、出
力切替判定器22の判定結果に従ってスイッチ24cの
接点を切り替え、出力信号を信号線124を介して制御
弁26へ出力するようになっている。即ち、出力切替判
定器22は、制御出力切替器24とともに制御信号選択
手段として構成されており、スイッチ24cを切り替え
るに際して、図4に示すような判定論理が出力切替判定
器22に設定されている。
【0027】図4において、出力切替判定器22の判定
論理は、正逆流量目標値と正逆流量計測値との関係を領
域51〜59に分割し、目標値と計測値との関係からス
イッチ24cの切替方向を判定するようになっている。
また図4において、横軸方向は正逆流量目標値を示し、
縦軸方向は正逆流量計測値を示す。さらに、正逆流量目
標値と正逆流量計測値を−100%から+100%で示
している。また、縦軸方向のβ(>0)は流量計測値に
対する値、いわゆるひヒステリシス特性を示す値に設定
されており、流量計測値がゼロ近傍の微小流量になった
ときにも、流量のふらつきによってスイッチ24cの切
り替えが頻繁に発生するのを防止するために設けられて
いる。さらに領域55はスイッチ24cが前回選択され
た接点の位置にあることを示す。領域51、52、5
3、56はスイッチ24cが正方向接点24a側に選択
された状態を示し、領域54、57、58、59はスイ
ッチ24cが逆方向接点24b側に選択されたことを示
している。
【0028】制御弁26は流量制御手段として配管32
の管路途中に設けられており、正方向流量制御器18ま
たは逆方向流量制御器20からの主制御信号または補助
制御信号に従って弁開度を連続的に開閉(全閉状態から
全開状態まで連続的に開度が変化する。)し、配管32
中の流体の流量を連続的に調整できるようになってい
る。
【0029】上記構成において、出力切替判定器22に
より正逆流量目標値と正逆流量計測値との関係が領域5
5にあると判定されたとき、すなわち正逆流量目標値が
−α%からα%までの範囲にあり、正方向流量目標値
(基準目標値)がゼロであり、逆方向流量目標値(制限
目標値)がゼロのときには、スイッチ24cが正方向接
点24aまたは逆方向接点24bを選択しているときで
も、制御弁26に入力される制御信号のレベルはゼロと
なり、制御弁26は全閉状態にある。
【0030】次に、オペレータが配管32の流体を正方
向に流すために、基準目標値としてαより大きい正の値
を設定すると、この基準目標値に対応した値として、図
2の特性X1に従った値が選択され、この値が正方向用
目標値変換設定器14を介して正方向流量制御器18へ
与えられる。このとき同時に、逆方向選択時の制限目標
値としてゼロの値(特性Y2による値)が逆方向用目標
値変換設定器16を介して逆方向流量制御器20に与え
られる。さらに正方向流量目標値として正の値が出力切
替判定器22に与えられるため、出力切替判定器22の
判定結果によりスイッチ24cが正方向接点24a側に
なる(前回の状態が正方向のときには、スイッチ24c
は正方向接点24aの位置に維持され、前回の状態が逆
方向のときには、スイッチ24cが逆方向接点24b側
から正方向接点24a側に切り替わる。)。そして正方
向流量制御器18により目標値と計測値との偏差が求め
られ、この偏差を零に抑制するための制御信号(主制御
信号)に従って制御弁26の開度が調整される。すなわ
ち制御弁26は全閉状態から開方向に駆動される。この
とき配管32中の流体の流れが正方向のときには、正方
向流量計測器28の計測値は正側の値として検出され、
出力切替判定器22の判定結果は領域56から領域53
へ遷移し、スイッチ24cは正方向接点24aを選択し
た安定状態にある。すなわち正方向流量目標値と正方向
流量計測値との偏差をゼロにするための制御が継続され
る。
【0031】一方、領域53にあるときに、配管32内
の流体の圧力差などによって流体の方向が逆方向になっ
たときには、逆方向流量計測器30の計測値が正逆流量
制御器12に供給され、正逆流量制御器12の算出値が
負となる。そしてこの算出結果が流量表示設定器10に
表示されるとともに、算出値が正逆流量制御器12に供
給される。そして、正逆流量算出値が負側になったこと
が出力切替判定器22で判定されると、スイッチ24c
を選択するための領域が領域53から領域59に遷移
し、スイッチ24cが逆方向接点24b側に切替られ
る。このとき、逆方向流量制御器20には、逆方向流量
目標値(制限目標値)ゼロの値が設定されているため、
制御弁26にはゼロの値を示す制御信号(補助制御信
号)が与えられ、制御弁26は全閉方向に駆動され、制
御弁26は全閉状態となる。このため、配管32中の流
体を正方向に流すように設定したときに、流体の流れが
逆方向となったときには、流体の流れが逆方向になるの
を抑制することができ、制御弁26の逆動作が拡大され
るのを防止できる。
【0032】また、オペレータが配管32の流体を逆方
向に流すために、基準目標値として−αより小さい負の
値を設定すると、この基準目標値に対応した値として、
図3の特性Y1に従った値が選択され、この値が逆方向
用目標値変換設定器16を介して逆方向流量制御器20
へ与えられる。このとき同時に、正方向選択時の制限目
標値としてゼロの値(特性X2による値)が正方向用目
標値変換設定器14を介して正方向流量制御器18に与
えられる。さらに逆方向流量目標値として負の値が出力
切替判定器22に与えられるため、出力切替判定器22
の判定結果によりスイッチ24cが逆方向接点24b側
になる(前回の状態が正方向のときには、スイッチ24
cが正方向接点24a側から逆方向接点24b側に切り
替わり、前回の状態が逆方向のときには、スイッチ24
cは逆方向接点24aの位置に維持される。)。そして
逆方向流量制御器20により目標値と計測値との偏差が
求められ、この偏差を零に抑制するための制御信号(主
制御信号)に従って制御弁26の開度が調整される。す
なわち制御弁26は全閉状態から開方向に駆動される。
このとき配管32中の流体の流れが逆方向のときには、
逆方向流量計測器30の計測値は正側の値として検出さ
れ、出力切替判定器22の判定結果は領域54から領域
51へ遷移し、スイッチ24cは逆方向接点24bを選
択した安定状態にある。すなわち逆方向流量目標値と逆
方向流量計測値との偏差をゼロにするための制御が継続
される。
【0033】一方、領域51にあるときに、配管32内
の流体の圧力差などによって流体の方向が正方向になっ
たときには、正方向流量計測器280の計測値が正逆流
量制御器12に供給され、正逆流量制御器12の算出値
が正となる。そしてこの算出結果が流量表示設定器10
に表示されるとともに、算出値が正逆流量制御器12に
供給される。そして、正逆流量算出値が正側になったこ
とが出力切替判定器22で判定されると、スイッチ24
cを選択するための領域が領域51から領域57に遷移
し、スイッチ24cが正方向接点24a側に切替られ
る。このとき、正方向流量制御器18には、逆方向流量
目標値(制限目標値)ゼロの値が設定されているため、
制御弁26にはゼロの値を示す制御信号(補助制御信
号)が与えられ、制御弁26は全閉方向に駆動され、制
御弁26は全閉状態となる。このため、配管32中の流
体を逆方向に流すように設定したときに、流体の流れが
正方向となったときには、流体の流れが正方向になるの
を抑制することができ、制御弁26の逆動作が拡大され
るのを防止できる。
【0034】ところで、図4に示す領域53から領域5
9への遷移または領域51から領域57への遷移は、オ
ペレータが流体を流そうとする方向と異なる方向に流体
が流れた場合、あるいは領域53または領域51で安定
した状況で流体の流れる方向が反転した場合に発生し得
る。このような状態が生じると、正逆流量計測値はゼロ
近傍となり、出力切替判定器22の判定論理は、領域5
9から領域56へ(領域57から領域54へ)再び遷移
し、さらに領域56から領域59(領域54から領域5
7)へと何度も遷移し続けることになる。
【0035】このような運転を防止するに際しては、正
逆流量目標値と正逆流量計測値との偏差が一定値以上に
なったときには警報を出力し、オペレータの適切な判断
に委ねることもできるが、以下のような判定論理を採用
することによって、出力切替判定器22の判定論理が領
域56と領域59(領域54と領域57)とを何度も遷
移し続けるのを防止することできる。
【0036】すなわち、図5に示すように、図4の領域
54を領域61、62に分割するとともに、図4の領域
56を領域63、64に分割し、領域61、64を前回
状態のままの領域とし、領域62を逆側(逆方向)選択
の領域とし、領域63を正側(正方向)選択の領域とす
る。そして領域61と領域62との境界および領域63
と領域64との境界は、正逆流量目標値あるいは正逆計
測値の前回の値と今回の値の変化で検出することとす
る。
【0037】図5に示すような判定論理を設定したとき
に、出力切替判定器22の判定論理が領域55にあると
きには、オペレータが基準目標値として正方向へ流体を
流すための目標値(基準目標値と制限目標値を含む目標
値)を設定すると、出力切替判定器22の判定結果は領
域55から領域63へ遷移し、スイッチ24cは正方向
接点24a側となり、制御弁26は開方向で駆動され
る。このとき流体の流れる方向が逆方向であるならば、
出力切替判定器22の判定結果は領域59に遷移し、制
御弁26が全閉方向に駆動され、正逆流量計測値がゼロ
近傍となって、領域64へ戻る。このため、スイッチ2
4cが前回の状態のままに維持され、流量制御は全閉状
態で安定し(領域55のときと同じ状態)、出力切替判
定器22の判定結果が領域63と領域59とを交互に遷
移するのを防止することができる。
【0038】また、本実施の形態においては、流量計測
手段として、正方向流量計測器28と逆方向流量計測器
30を設け、各計測器としてオリフィスを備え、オリフ
ィスの両側の圧力差から流量の方向を検出するもので構
成することができるが、流量計測手段として、指向性が
ないものであれば、一つの流量計測器で構成することも
できる。
【0039】次に、本発明の他の実施の形態を図6に従
って説明する。
【0040】本実施の形態は、配管32中を流れる流体
の流れる方向を検出する手段として、配管32に圧力計
測器34、36を設け、圧力計測器34の計測値を信号
線130を介して出力切替判定器38に出力するととも
に、圧力計測器36の計測値を信号線132を介して出
力切替判定器38へ出力し、出力切替判定器38が各圧
力計測器34、36の計測値に従ってスイッチ24cの
方向を判定をするようにしたものであり、他の構成は図
1のものと同様であるので、図1と同一のものまたは相
当するものには同一符号を付してそれらの説明は省略す
る。
【0041】本実施の形態において、出力切替判定器3
8は、流体の流れる方向を検出する方向検出手段とし
て、圧力計測器34の計測値と圧力計測器36の計測値
との差、すなわち配管32中の流体の圧力差に従って流
体の流れる方向を検出し、この検出結果を基に、スイッ
チ24cを選択するようになっている。具体的には、出
力切替判定器38は、圧力計測器34の計測値が圧力計
測器36の計測値より小さいときには、流体の流れる方
向が正方向にあると判定し、スイッチ24cを正方向接
点24a側に切り替え、逆に、圧力計測器34の計測値
が圧力計測器36の計測値より大きいときには、流体の
流れる方向が逆方向にあると判定し、スイッチ24cを
逆方向接点24b側に切り替えるようになっている。こ
のため、本実施の形態においても、図5に示す論理判定
を採用したときと同様に、出力切替判定器38の判定結
果が正側の選択領域と逆側の選択領域を交互に遷移する
ようなことを防止することができる。
【0042】また、本実施の形態においては、前記実施
の形態と同様に、配管32中の流体が指定の方向とは異
なる方向に流れることが検出されたときには、制限目標
値(ゼロの値)に従って制御弁26の開度を制御するよ
うにしているので、配管32中の流体が指定の方向とは
異なる方向に流れることが検出されたときには、制御弁
26を閉状態として、配管32中の流体が指定の方向と
は異なる方向に流れるのを抑制することができる。
【0043】また前記各実施の形態において、制御弁2
6としては、全閉状態と全開状態とを遷移する所謂ダン
パー制御弁で構成することもできる。この場合、全閉状
態では流速はゼロとなり、全開状態では流速は最大とな
るが、単位時間当たりの流速、すなわち流量を計測値あ
るいは目標値として捕らえることにより、本発明による
制御に適応することできる。
【0044】また、制御弁26に入力される信号および
スイッチ24cを選択するための信号を流体の流れる方
向を決定する装置、例えば、配管32端部に設置された
ポンプ(LNG移送用ポンプ)にそれぞれ与え、各信号
に従ってポンプを作動すれば、流体の流れる方向が指定
の方向とは異なる方向に流れるのをさらに抑制すること
ができる。
【0045】また前記各実施の形態においては、オペレ
ータは単一の操作で基準目標値と制限目標値を設定する
ことができ、また、設定された目標値や計測値が流量表
示設定器10の画面上に表示されるため、操作性の向上
に寄与することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基準目標値に従って流体を指定の方向に流すときに、流
体の流れる方向が指定の方向と異なるときには制限目標
値に従って流体の流量を制御するようにしたため、流体
流路中の流体が指定の方向とは異なる方向に流れるのを
自動的に抑制することでき、操作性および制御性の向上
に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック構成図で
ある。
【図2】正逆流量目標値と正方向流量目標値との関係を
示す特性図である。
【図3】正逆流量目標値と逆方向流量目標値との関係を
示す特性図である。
【図4】正逆流量目標値と正逆流量計測値との関係を示
す論理判定図である。
【図5】正逆流量目標値と正逆流量計測値との関係を示
す他の論理判定図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示すブロック構成図
である。
【符号の説明】
10 流量表示設定器 12 正逆流量制御器 14 正方向用目標値変換設定器 16 逆方向用目標値変換設定器 18 正方向流量制御器 20 逆方向流量制御器 22 出力切替判定器 24 制御出力切替器 26 制御弁 28 正方向流量計測器 30 逆方向流量計測器 32 配管 34、36 圧力計測器 38 出力切替判定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田丸 健一 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 高木 大介 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 荘司 豊 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 森 忠宏 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体流路中を流れる流体の流量目標値と
    して流体を指定の方向へ流すための基準目標値と流体が
    指定の方向とは異なる方向に流れるのを制限するための
    制限目標値を設定し、各目標値が設定された後流体流路
    中を流れる流体の流量を基準目標値に従って制御し、流
    体流路中を流れる流体の方向が指定の方向とは異なるこ
    とを条件に、流体流路中を流れる流体の流量を制限目標
    値に従って制御する流量制御方法。
  2. 【請求項2】 基準目標値は零よりも大きい値に設定さ
    れ、制限目標値は基準目標値よりも小さい値に設定され
    ている請求項1記載の流量制御方法。
  3. 【請求項3】 基準目標値は、指令の方向を正方向とし
    たときには零よりも大きい正の値に設定され、指定の方
    向を逆方向としたときには零よりも小さい負の値に設定
    され、各基準目標値に対する制限目標値は零に設定され
    ている請求項1記載の流量制御方法。
  4. 【請求項4】 流体流路中を流れる流体の流量を制御信
    号に従って制御する流量制御手段と、流体流路中を流れ
    る流体の流量目標値として流体を指定の方向へ流すため
    の基準目標値と流体が指定の方向とは異なる方向に流れ
    るのを制限するための制限目標値を設定する流量目標値
    設定手段と、流体流路中を流れる流体の流量を検出する
    流量検出手段と、流量検出手段の検出値を基に流体流路
    中を流れる流体の流量のうち指定の方向の流量と指定の
    方向とは異なる方向の流量との偏差を検出する正逆流量
    偏差検出手段と、流量検出手段の検出による流量と流量
    目標値設定手段の設定による基準目標値との偏差を零に
    抑制するための主制御信号を生成する主制御信号生成手
    段と、流量検出手段の検出による流量と流量目標値設定
    手段の設定による制限目標値との偏差を零に抑制するた
    めの補助制御信号を生成する補助制御信号生成手段と、
    流量目標値設定手段により基準目標値が設定されたとき
    に正逆流量偏差検出手段の検出値が指定の方向の流量を
    示すときには主制御信号生成手段の生成による主制御信
    号を選択し、正逆流量偏差検出手段の検出値が指定の方
    向とは異なる方向の流量を示すときには補助制御信号生
    成手段の生成による補助制御信号を選択し、選択した制
    御信号を流量制御手段へ出力する制御信号選択手段とを
    備えている流量制御装置。
  5. 【請求項5】 流体流路中を流れる流体の流量を制御信
    号に従って制御する流量制御手段と、流体流路中を流れ
    る流体の流量目標値として流体を指定の方向へ流すため
    の基準目標値と流体が指定の方向とは異なる方向に流れ
    るのを制限するための制限目標値を設定する流量目標値
    設定手段と、流体流路中を流れる流体の流量を検出する
    流量検出手段と、流量検出手段の検出値を基に流体流路
    中を流れる流体の流量のうち指定の方向の流量と指定の
    方向とは異なる方向の流量との偏差を検出する正逆流量
    偏差検出手段と、流量検出手段の検出による流量と流量
    目標値設定手段の設定による基準目標値との偏差を零に
    抑制するための主制御信号を生成する主制御信号生成手
    段と、流量検出手段の検出による流量と流量目標値設定
    手段の設定による制限目標値との偏差を零に抑制するた
    めの補助制御信号を生成する補助制御信号生成手段と、
    流量目標値設定手段により基準目標値が設定されたとき
    に正逆流量偏差検出手段の検出値が指定の方向の流量を
    示すときには主制御信号生成手段の生成による主制御信
    号を選択し、正逆流量偏差検出手段の検出値が指定の方
    向とは異なる方向の流量を示すときには補助制御信号生
    成手段の生成による補助制御信号を選択し、選択した制
    御信号を流量制御手段へ出力する制御信号選択手段とを
    備えている流量制御装置。
  6. 【請求項6】 流体流路中を流れる流体の流量を制御信
    号に従って制御する流量制御手段と、流体流路中を流れ
    る流体の流量目標値として流体を指定の方向へ流すため
    の基準目標値と流体が指定の方向とは異なる方向に流れ
    るのを制限するための制限目標値を設定する流量目標値
    設定手段と、流体流路中を流れる流体の方向が指定の方
    向とは異なることを検出する方向検出手段と、流体流路
    中を流れる流体の流量を検出する流量検出手段と、流量
    検出手段の検出による流量と流量目標値設定手段の設定
    による基準目標値との偏差を零に抑制するための主制御
    信号を生成する主制御信号生成手段と、流量目標値設定
    手段の設定による制限目標値に対応した補助制御信号を
    生成する補助制御信号生成手段と、流量目標値設定手段
    により基準目標値が設定されたときに主制御信号生成手
    段の生成による主制御信号を選択し、方向検出手段によ
    り流体の流れる方向が指定の方向とは異なることが検出
    されたときには補助制御信号生成手段の生成による補助
    制御信号を選択し、選択した制御信号を流量制御手段へ
    出力する制御信号選択手段とを備えている流量制御装
    置。
  7. 【請求項7】 流体流路中を流れる流体の流量を制御信
    号に従って制御する流量制御手段と、流体流路中を流れ
    る流体の流量目標値として流体を指定の方向へ流すため
    の基準目標値と流体が指定の方向とは異なる方向に流れ
    るのを制限するための制限目標値を設定する流量目標値
    設定手段と、流体流路中を流れる流体の方向が指定の方
    向とは異なることを検出する方向検出手段と、流体流路
    中を流れる流体の流量を検出する流量検出手段と、流量
    検出手段の検出による流量と流量目標値設定手段の設定
    による基準目標値との偏差を零に抑制するための主制御
    信号を生成する主制御信号生成手段と、流量目標値設定
    手段の設定による制限目標値に対応した補助制御信号を
    生成する補助制御信号生成手段と、流量目標値設定手段
    により基準目標値が設定されたときに方向検出手段によ
    り流体の流れる方向が指定の方向であると検出されたと
    きには主制御信号生成手段の生成による主制御信号を選
    択し、方向検出手段により流体の流れる方向が指定の方
    向とは異なると検出されたときには補助制御信号生成手
    段の生成による補助制御信号を選択し、選択した制御信
    号を流量制御手段へ出力する制御信号選択手段とを備え
    ている流量制御装置。
  8. 【請求項8】 基準目標値は零よりも大きい値に設定さ
    れ、制限目標値は基準目標値よりも小さい値に設定され
    ている請求項4、5、6または7記載の流量制御装置。
  9. 【請求項9】 基準目標値は、指令の方向を正方向とし
    たときには零よりも大きい正の値に設定され、指定の方
    向を逆方向としたときには零よりも小さい負の値に設定
    され、各基準目標値に対する制限目標値は零に設定され
    ている請求項4、5、6または7記載の流量制御装置。
  10. 【請求項10】 流量目標値設定手段の設定による指定
    の方向と方向検出手段の検出結果を表示する表示手段を
    備えている請求項4、5、6、7、8または9記載の流
    量制御装置。
JP15352096A 1996-06-14 1996-06-14 流量制御方法および装置 Expired - Fee Related JP3460011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15352096A JP3460011B2 (ja) 1996-06-14 1996-06-14 流量制御方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15352096A JP3460011B2 (ja) 1996-06-14 1996-06-14 流量制御方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH103318A true JPH103318A (ja) 1998-01-06
JP3460011B2 JP3460011B2 (ja) 2003-10-27

Family

ID=15564340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15352096A Expired - Fee Related JP3460011B2 (ja) 1996-06-14 1996-06-14 流量制御方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3460011B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4682844A (en) * 1983-09-26 1987-07-28 Kei Mori Device for diverting the direction of light travelling through an optical conductor
US4699450A (en) * 1984-06-28 1987-10-13 Kei Mori Device for diverting a portion of light energy transmitted through an optical conductor
US4882536A (en) * 1986-04-10 1989-11-21 Meyer Hans Ulrich Capacitive detector of position having electrodes and circuitry formed on a common integrated circuit

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4682844A (en) * 1983-09-26 1987-07-28 Kei Mori Device for diverting the direction of light travelling through an optical conductor
US4699450A (en) * 1984-06-28 1987-10-13 Kei Mori Device for diverting a portion of light energy transmitted through an optical conductor
US4882536A (en) * 1986-04-10 1989-11-21 Meyer Hans Ulrich Capacitive detector of position having electrodes and circuitry formed on a common integrated circuit

Also Published As

Publication number Publication date
JP3460011B2 (ja) 2003-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4399227B2 (ja) チャンバの内圧制御装置及び内圧被制御式チャンバ
JP4331539B2 (ja) チャンバへのガス供給装置及びこれを用いたチャンバの内圧制御方法
JP3865813B2 (ja) 流体混合装置
JPH103318A (ja) 流量制御方法および装置
JP2010044591A (ja) プラント制御装置及び方法
JP3373269B2 (ja) 弁制御装置
JP5433273B2 (ja) 水量管理システム
JP3546121B2 (ja) 管路内流体圧制御装置
JPH07190009A (ja) 油圧建設機械の制御装置
JPH09190201A (ja) プロセス制御装置
JPH11324932A (ja) 配水圧力制御装置
JP2607734Y2 (ja) 給湯器の制御装置
US20220397921A1 (en) Hot and cold water mixer
JPH02280206A (ja) 圧力設定器
JPH0198932A (ja) 漏水検出機能付冷暖房用カロリーメータ
JPH10253007A (ja) 熱交換器形蒸気発生器の給水流量制御装置
JP2574779B2 (ja) 給水加熱器の水位制御装置
KR101819390B1 (ko) 스팀 공급 시스템을 위한 조습 제어 장치 및 방법
JP2699523B2 (ja) 湯水混合制御装置
JP2707593B2 (ja) 湯水混合制御装置
JP3343415B2 (ja) 分散型制御システム
JPS6091419A (ja) 流量制御方法
JP2001159549A (ja) 流路切替式ガスメータ
JPH10300537A (ja) 流量測定方法及び装置、並びに、ガスメータ
JPS6295612A (ja) 高差圧調節弁の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees