JPH09190201A - プロセス制御装置 - Google Patents

プロセス制御装置

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JPH09190201A
JPH09190201A JP337096A JP337096A JPH09190201A JP H09190201 A JPH09190201 A JP H09190201A JP 337096 A JP337096 A JP 337096A JP 337096 A JP337096 A JP 337096A JP H09190201 A JPH09190201 A JP H09190201A
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JP337096A
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Inventor
Mutsurou Ashihara
睦郎 足原
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多操作端の制御においても、制御に外乱を与
えることなく手動モードから自動モードへの切り替えを
可能にする。 【解決手段】 プロセス値PVと設定値SVの偏差信号
E を入力し微分操作量SDMV を演算する速度型PID
コントローラ4と、トータル流量信号SFTからトラッキ
ング信号ST を演算するトラッキング信号設定器21
と、微分操作量SDM V 、自動信号SAUT およびトラッキ
ング信号ST を入力しトータル操作量STMVを求める積
分器5と、トータル操作量STMV を各操作端1A、1B
の自動操作量SMVA ,SMVB にそれぞれ分配する操作量
分配器11a、11bと、操作端1A、1Bの各手動操
作量SMANA、SMVB をそれぞれ設定する手動設定器2
a、2bと、自動操作量SMVA 、SMVB と手動操作量S
MANA、SMANBの一方を自動信号SAUT により選択し、操
作量MVA 、MVB として出力する切替器6a、6bと
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセス制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、一般的なプロセス制御装置の
一例を示すものである。
【0003】まず、一般的なプロセス制御における制御
方式として、PID制御がある。PID制御は、制御さ
れる量であるプロセス値PVと、プロセス値の目標値で
ある設定値SVの偏差信号SE をもとに制御動作を行
い、操作端1に対する自動操作量SMVを決定する制御方
式である。
【0004】PID制御には、位置型PID制御と呼ば
れるものと、速度型PID制御と呼ばれるものがある。
位置型PID制御は自動操作量SMVを直接出力するもの
であり、速度型PID制御はまず操作量の変化分である
微分操作量SDMV を演算し、この微分操作量SDMV を積
分器によって積分し、自動操作量SMVとして出力するの
が特徴である。
【0005】また、プロセス制御装置には、一般的に自
動モードと手動モードがあり、自動モードとは、前述の
PID制御に用いてコントローラによりプロセス値PV
と設定値SVが一致するように操作端1の操作量MVを
演算するモードであり、手動モードとは、手動設定器2
により人間が操作量MVを調節するモードである。
【0006】ここでは、速度型PID制御を例に挙げ
て、図11に基づいて一般的なプロセス制御装置の自動
モード/手動モードの切り替え方法を説明する。
【0007】図11において、制御演算器3は速度型P
IDコントローラ4と積分器5で構成される。
【0008】まず自動モード時は、プロセス値PVと設
定値SVの偏差信号SE を速度型PIDコントローラ1
に入力し、速度型PIDコントローラ4では入力した偏
差信号SE から微分操作量SDMV を演算する。この微分
操作量SDMV は積分器5へ入力される。
【0009】積分器5は、自動信号SAUT がONの場合
には、入力した微分操作量SDMV を積分して自動操作量
MVを出力し、また、自動信号SAUT がOFFの場合
は、同時に入力している操作端1の操作量MVを自動操
作量SMVとして出力し、自動信号SAUT がOFFからO
Nに切り替わると、切り替わる直前に出力していた自動
操作量SMVつまり操作量MVを初期値として微分操作量
DMV の積分を行う。
【0010】このように、手動モード時、積分器5の出
力を操作量MVで置き換えることをトラッキングと呼
ぶ。
【0011】いま、自動モード時とすると、自動信号S
AUT はONなので、積分器5の出力である自動操作量S
MVとしては、微分操作量SDMV を積分したものが出力さ
れている。続いて、自動操作量SMVは切替器6へ入力さ
れる。
【0012】この切替器6は、自動信号SAUT がONの
場合は自動操作量SMVを、自動信号SAUT がOFFの場
合は手動設定器2により設定した手動操作量SMAN を選
択し、操作量MVとして出力するものである。
【0013】いま、自動信号SAUT はONなので、切替
器6からの出力は自動操作量SMVが選択され自動制御が
行われる。
【0014】続いて、手動モード時は、切替器6におい
て自動信号SAUT がOFFなので操作量MVとしては、
手動設定器2により設定した手動操作量SMAN が選択さ
れる。
【0015】この状態で自動側の演算は、偏差信号SE
をもとに速度型PIDコントローラ4で制御演算を行い
微分操作量SDMV を出力しているが、積分器5では前述
のとおりトラッキングを行っているので積分は行われ
ず、自動操作量SMVとしては操作量MVが出力されてい
る。
【0016】ここで、手動モードから自動モードに切り
替えた場合、自動信号SAUT がONになり、積分器5で
は切り替え直前の操作量MVから積分を再開し、また切
替器6では操作量MVを手動操作量SMAN から自動操作
量SMVに切り替える。
【0017】したがって、操作量MVは、手動モードか
ら自動モードへの切り替え時において突変しない。
【0018】これに対し、仮に積分器5において、トラ
ッキングを行っていないとすると、手動モード時にも微
分操作量SDMV に対する積分が行われ、自動操作量SMV
は操作端1に対して現在出力されている操作量MVと離
れた値となってしまう。
【0019】この状態で自動モードに切り替えたとする
と、自動信号SAUT がONになり、操作量MVとして
は、切替器6で自動操作量SMVが選択されることにな
り、操作量MVが制御を切り替えた瞬間に突変してしま
う。
【0020】このため、一般的なプロセス制御装置で
は、図11に示すようにトラッキングを行うことにより
操作量を突変させることなく、制御に外乱を与えないで
手動モードから自動モードへの切り替えを行っている。
【0021】次に、図12に基づいて今回対象としてい
る多操作端タイプのプロセス制御装置の従来例について
説明する。
【0022】ここでは、一例として2操作端による流量
制御について説明する。
【0023】はじめに、本プロセス制御装置の操作対象
となる操作端1の動き、およびその運用方法について説
明する。
【0024】操作端1A、操作端1Bは、通常、図8に
示すように配管10に対して並列に取り付けられ、配管
10C部分の流量を調節する。
【0025】各操作端1の開度と流量の関係は、操作端
1Aは、図9に実線FAで示すように、全閉から全開ま
でで配管10A部分の流量SFAが0からaまでと、開度
に対する流量の変化は比較的小さい。これに対し操作端
1Bは、図9に実線FBで示すように、全閉から全開ま
でで配管B部分の流量SFBが0からbまでと、操作端1
Aに比べ流量の変化は大きい。
【0026】したがって自動制御において、図12の制
御演算器3の出力であるトータル操作量STMV を操作量
分配器11a、11bにより各操作端1A、1Bに対す
る操作量MVA 、MVB に分配する方法は、図10に示
すように、トータル操作量STMV が0からαまで変化す
るときに操作端1Aを全閉から全開へ(図中、実線VA
で示す。)、αから 100%まで変化するときに操作端1
Bを全閉から全開へ(図中、実線VBで示す。)操作す
るようにしている。つまり、低流量域では操作端1Aを
操作し、高流量域では操作端1Bを操作するようにして
運用している。そのときの配管10A部分の流量と配管
10B部分の流量のトータル流量である配管10C部分
の流量の変化は、図10に曲線FTで示すようになる。
【0027】次に、図12を用いて2操作端タイプのプ
ロセス制御装置の手動モードから自動モードへの従来の
切り替え方法を説明する。
【0028】まず自動モード時は、プロセス値PVと設
定値SVの偏差信号SE を速度型PIDコントローラ4
に入力し、速度型PIDコントローラ4で演算した微分
操作量SDMV を出力する。さらにこの微分操作量SDMV
を積分器5へ入力し積分することによりトータル操作量
TMV を出力する。
【0029】このトータル操作量STMV を操作量分配器
11a、11bにて各操作端1A、1Bへの自動操作量
MVA 、SMVB に分配する。この操作量分配器11a、
11bでは、前述したように図10に示すような動きと
なるよう操作量を分配している。
【0030】そして切替器6a、6bでは、自動信号S
AUT はONであるため、操作端1A、1Bへの操作量M
A 、MVB はいずれも自動操作量SMVA 、SMVB が選
択され自動制御が行われる。
【0031】次に、手動モード時は切替器6a、6bに
おいて、自動信号SAUT はOFF状態なので、操作量M
A 、MVB はそれぞれ手動設定器2aからの手動操作
量SMANA、手動設定器2bからの手動操作量SMANBが選
択される。
【0032】ここで、自動側の演算では、本来なら操作
量MVA 、MVB を用いてトータル操作量STMV に対す
るトラッキング信号ST を決めるべきであるが、自動操
作量SMVA 、SMVB は操作量分配器11a、11bによ
って決まる値であり、前述のように開操作時は操作端1
Aから操作し、閉操作時は操作端1Bから操作するとい
う順序で操作を行わなかった場合、手動設定器2a、2
bによって設定した操作量MVA 、MVB と自動操作量
MVA 、SMVB とは一致しないという問題があり、トラ
ッキング信号ST を求めるのは困難であった。
【0033】このため、従来は操作量MVA 、MVB
らトラッキング信号ST を求めず、自動モードから手動
モードに切り替える直前のトータル操作量STMV でトラ
ッキングをかけており、自動出力指令すなわち自動操作
量SMVA 、SMVB は自動から手動へ切り替える直前の値
で保持されていた。
【0034】従って、手動設定器2a、2bにて操作を
行った後、手動モードから自動モードへ切り替えた場
合、トータル操作量STMV 、および自動操作量SMVA
MVBは前回手動に切り替える直前の値から動き始める
ため、切替器6a、6bで切り替える手動操作量
MANA、SMANBと自動操作量SMvA 、SMVB は一致して
おらず、操作量MVA 、MVB は突変し切り替えがうま
く行われなかった。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のプロセス制御装置ではトラッキングを手動に切り替え
る直前の自出力を使って行っているため、手動操作後自
動モードに切り替えた場合、操作量が突変しプロセス値
が変動することによって、制御に外乱を与えるという問
題点があった。
【0036】本発明は、かかる点に対処してなされたも
ので、多操作端の制御においても、制御に外乱を与える
ことなく手動モードから自動モードへの切り替えを可能
とするプロセス制御装置を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、自動モードまたは手動モードにより複数の操作端
を操作して、ひとつのプロセス量を制御するプロセス制
御装置において、自動モード時は、前記プロセス量によ
って変化するプロセス値とその設定値との偏差に基づい
て複数の操作端の操作量を合わせたトータル操作量を演
算し、手動モード時は、入力するトラッキング信号をト
ータル操作量として出力する制御演算器と、制御演算器
から出力されるトータル操作量を複数の操作端に分配す
る操作量分配器と、複数の操作端の各操作量を手動で設
定する手動設定器と、自動モード時は操作量分配器で分
配された操作量を選択し、手動モード時は手動設定器に
て設定された操作量を選択して複数の操作端へそれぞれ
出力する切替器と、プロセス量からトラッキング信号を
決定し、制御演算器へ出力するトラッキング信号設定器
とを具備することを特徴とする。
【0038】請求項2の発明は、トラッキング信号設定
器が用いるプロセス量が、切替器から出力される複数の
操作端への各操作量に基づいて、操作端が各自調整する
個別プロセス量を演算し、これらの個別プロセス量を加
算することによって求められることを特徴とする。
【0039】請求項3の発明は、請求項2のプロセス制
御装置において、切替器から出力される各前記操作端へ
の操作量を入力し、対応する個別プロセス量を演算する
プロセス量設定器と、プロセス量設定器から出力される
個別プロセス量を加算してトラッキング信号設定器に出
力する加算器とを具備することを特徴とする。
【0040】請求項4の発明は、トラッキング信号設定
器が用いるプロセス量が、操作端によってそれぞれ調整
される個別プロセス量の測定値を加算することによって
求められることを特徴とする。
【0041】請求項5の発明は、請求項4のプロセス制
御装置において、各操作端によってそれぞれ調整される
個別プロセス量を検出する個別プロセス量検出器と、こ
れらの個別プロセス量検出器からの個別プロセス量を加
算してトラッキング信号設定器に出力する加算器とを具
備することを特徴とする。
【0042】請求項6の発明は、上記トラッキング信号
設定器が、前記プロセス量の測定値に基づいてトラッキ
ング信号を決定することを特徴とする。
【0043】請求項7の発明は、自動モードまたは手動
モードにより複数の操作端を操作して、ひとつのプロセ
ス量を制御するプロセス制御装置において、自動モード
時は、前記プロセス量によって変化するプロセス値とそ
の設定値との偏差に基づいて複数の操作端の操作量を合
わせたトータル操作量を演算し、手動モード時は、入力
するトラッキング信号をトータル操作量として出力する
制御演算器と、制御演算器から出力されるトータル操作
量を複数の操作端の操作順序についてあらかじめ決めら
れたルールに従って複数の操作端に分配する操作量分配
器と、複数の操作端のそれぞれの操作量を前記あらかじ
め決められたルールに従って手動で設定する手動設定器
と、自動モード時は操作量分配器で分配された操作量を
選択し、手動モード時は手動設定器にて設定された操作
量を選択して複数の操作端へそれぞれ出力する切替器
と、切替器から複数の操作端へそれぞれ出力される操作
量に基づいて、操作量分配器に入力される前のトータル
操作量を逆演算し、トラッキング信号として制御演算器
に出力するトラッキング信号生成手段とを具備すること
を特徴とする。
【0044】請求項8の発明は、上記トラッキング信号
生成手段が、切替器から出力される各操作端への操作量
をそれぞれ入力し、操作量分配器と逆の演算を行って各
操作量に基づく個別トラッキング信号をそれぞれ出力す
る逆関数発生器と、逆関数発生器からそれぞれ出力され
る個別トラッキング信号の中から制御演算器へのトラッ
キング信号を選択し出力するトラッキング信号切替手段
とを具備することを特徴とする。
【0045】請求項9の発明は、上記トラッキング信号
切替手段が、切替器から出力される各操作端への操作量
に基づいて、いずれの操作端が操作中かを判定し、トラ
ッキング切替信号を出力するトラッキング切替信号設定
器と、逆関数発生器からそれぞれ出力される個別のトラ
ッキング信号を入力し、トラッキング切替信号設定器か
らのトラッキング切替信号により操作中の操作端への操
作量に基づく個別トラッキング信号を制御演算器へのト
ラッキング信号として選択するトラッキング切替器とを
具備することを特徴とする。
【0046】請求項10の発明は、上記トラッキング信
号生成手段が、切替器から出力される各操作端への操作
量を入力し、それぞれ操作量分配器と逆の演算を行い、
対応する操作端への操作量が零の時点で零とする各操作
量に基づく個別トラッキング信号をそれぞれ出力する逆
関数発生器と、逆関数発生器からそれぞれ出力される個
別トラッキング信号のうち高値を選択しトラッキング信
号として制御演算器へ出力する高値選択器とを具備する
ことを特徴とする。
【0047】上記構成のプロセス制御装置によれば、プ
ロセス量から逆算してトラッキング信号を設定すること
により、手動操作時、自動側の演算が各操作端へ分配し
ている操作量は現状のプロセス量に合った指令となって
おり、したがってプロセス量を突変させず、制御に外乱
を与えることなく手動モードから自動モードへの切り替
えを可能とする。
【0048】また、手動操作を運用どおり行うことを前
提として、現在操作中の操作端に対する操作量から逆算
した信号をトラッキング信号として選択することによ
り、手動操作時、自動側の演算が各操作端へ分配する操
作量は、現状の操作量になっており、したがって各操作
端の操作量も、トータルの操作量も突変せず、制御に外
乱を与えることなく手動モードから自動モードへの切り
替えを可能とする。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を、2操作端による流量制御を例に挙げて説明
する。なお、従来例と共通する部分には同一符号を付
し、制御演算器3は速度型PIDコントローラ4と積分
器5に分けた構成で説明する。
【0050】図1は、本発明のプロセス制御装置の第1
の実施の形態を示すもので、プロセス値PVと設定値S
Vの偏差信号SE を入力し微分操作量SDMV を演算する
速度型PIDコントローラ4と、トータル流量信号SFT
に基づいてトラッキング信号ST を演算するトラッキン
グ信号設定器21と、微分操作量SDMV 、自動信号S
AUT およびトラッキング信号ST を入力しトータル操作
量STMV を出力する積分器5と、トータル操作量STMV
を操作端1Aに対する自動操作量SMVA および操作端1
Bに対する自動操作量SMVB にそれぞれ分配する操作量
分配器11a、11bと、操作端1Aに対する手動操作
量SMANAおよび操作端1Bに対する手動操作量SMVB
それぞれ任意に設定可能な手動設定器2a、2bと、自
動操作量SMVA と手動操作量SMANAの一方を自動信号S
AUT により操作端1Aに対する操作量MVA として選択
し出力する切替器6aおよび自動操作量SMVB と手動操
作量SMANBの一方を自動信号SAUT により操作端1Bに
対する操作量MVB として選択し出力する切替器6bと
で構成されている。
【0051】上記構成において、積分器5は、速度型P
IDコントローラ4からの微分操作量SDMV およびトラ
ッキング信号設定器21からのトラッキング信号ST
入力し、自動信号SAUT がONのときは微分操作量S
DMV を積分してトータル操作量STMV を出力し、自動信
号SAUT がOFFのときはトラッキング信号ST をトー
タル操作量STMV として出力する。
【0052】トラッキング信号設定器21は、各操作端
1A、1Bを操作することによって得られるトータル流
量信号SFT(図8の配管10C部分の流量に相当す
る。)を入力し、トータル流量信号SFTに対してトータ
ル操作量STMV が図10に曲線FTで示す関係となるよ
うにトラッキング信号ST を決定する。
【0053】操作量分配器11a、11bは、トータル
操作量STMV に対して操作端1A、1Bの開度がそれぞ
れ図10に示すような関係となるように、自動操作量S
MVA、SMVB を決定する。
【0054】切替器6a、6bは、自動信号SAUT がO
Nのときは自動操作量SMVA 、SMV B を出力し、自動信
号SAUT がOFFのときは手動操作量SMANA、SMANB
出力して、操作端1A、1Bを操作する操作量MVA
MVB とする。
【0055】本実施の形態のプロセス制御装置では、手
動モードから自動モードへの切り替え時には、トラッキ
ング信号設定器21によってトータル流量信号SFTに基
づいて決定されたトラッキング信号ST すなわちトータ
ル操作量STMV が積分器5より出力され、このトータル
流量信号SFTに見合ったトータル操作量STMV が操作量
分配器11a、11bで分配されて自動操作量SMVA
MVB となって、これらに操作端開度が合わせらること
になり、このときのトータル流量は実際のトータル流量
FLT とー致する。
【0056】したがって、自動モードへの切り替え時
に、切替器6a、6bから出力される操作量ΜVA 、Μ
B は変化するが、トータル流量SFLT に変化はなく、
プロセス値PVに変化はないので、制御に外乱を与える
ことなく手動モードから自動モ−ドへの切り替えが可能
となる。
【0057】図2は、本発明のプロセス制御装置の第2
の実施の形態を示すもので、図1のトータル流量信号S
FTを求める具体的な手段を示している。
【0058】すなわち、図1に示す構成に対して、切替
器6a、6bから出力される操作量ΜVA 、ΜVB をそ
れぞれ入力し対応する流量信号SFA、SFBを出力する流
量設定器22a、22bと、流量信号SFA、SFBを加算
してトータル流量信号SFTをトラッキング信号設定器2
1に出力する加算器23が付加されている。
【0059】本実施の形態では、切替器6a、6bから
出力される操作量ΜVA 、ΜVB をフィードバックして
流量設定器22a、22bに入力する。流量設定器22
a、22bでは、図9に示すような操作端の開度と流量
の関数、つまり各操作端1A、1Bの開度とそれぞれの
流量SFA、SFBの特性を設定しておき、操作量MVA
ΜVB からそれぞれの流量SFA、SFBを求めて出力す
る。
【0060】実際に調整するのは、各流量のトータルで
あるから、流量信号SFA、SFBは加算器a23にて加算
され、トータル流量信号SFTとしてトラッキング信号設
定器21へ入力される。
【0061】トラッキング信号設定器21は、トータル
流量信号SFTとトータル操作量STM V が図10に示すよ
うな関係となるようにトラッキング信号ST を決定し、
積分器5に入力する。
【0062】入力されたトラッキング信号ST は、手動
モード時、自動信号SAUT がOFFなので、トータル操
作量STMV として積分器5から出力され、さらに操作量
分配器11a、11bにて各操作端1A、1Bに対する
自動操作量SMVA 、SMVB へと分配される。
【0063】自動操作量SMVA 、SMVB は、トータル操
作量STMV とトータル流量信号SFT が図10に示す関係
となるように操作量分配器11a、11bによって決め
られた値である。
【0064】したがって、手動モードから、トラッキン
グ信号設定器21によって決定されたトラッキング信号
T つまりトータル操作量STMV を操作量分配器11
a、11bで分配した自動操作量SMVA 、SMVB に操作
端開度を合わせた場合、そのトータル流量は実際のトー
タル流量SFLT とー致している。
【0065】このため、手動モードから自動モードへの
切り替え時、操作量ΜVA 、ΜVBは変化するが、トー
タル流量SFLT に変化はなく、プロセス値PVに変化は
ないので、制御に外乱を与えることなく手動モードから
自動モードへの切り替えが可能となる。
【0066】具体例として、手動操作にて各操作端1
A、1Bへの出力指令である操作量MVA 、MVB をと
もに50%ととした場合について示す。
【0067】まず、流量設定器22a、22bにおいて
開度と流量の関係がほぼ線形であるとすると、そのとき
の各操作端1A、1Bを流れる流量SFA、SFBは、図9
に示すように、SFAがa/2、SFBがb/2となる。し
たがって、加算器23にて合計されたトータル流量信号
FTは(a+b)/2となる。
【0068】さらにトラッキング信号設定器21では、
図10に示すように、トータル流量が(a+b)/2と
なるT点のトータル操作量STMV =βを求め、トラッキ
ング信号ST に設定する。
【0069】手動モード時はこのトラッキング信号ST
がトータル操作量STMV になるので、操作量分配器11
a、11bにて分配された自動操作量SMVA 、S
MVB は、トータル操作量STMV =βの点での各操作端の
開度ということになり、それぞれSMVA =100 %、S
MVB =b′%(<50%)となる。
【0070】ここで手動モードから自動モードに切り替
えた場合、操作量ΜVA は 100%へ、ΜVB はb′%へ
変化する。
【0071】各操作端1A、1Bが上記開度の場合、ト
ータル流量はもちろん(a+b)/2であり、また、操
作端1Aは開方向、操作端1Bは閉方向に動くので、各
操作端の開度変化中の流量もお互い相殺され大きく変化
しない。
【0072】したがって、この方法によれば、トータル
流量SFLT を突変させることなく、ゆえにプロセス値P
Vも変化しないので、制御に外乱を与えないで手動モー
ドから自動モードへの切り替えが可能である。
【0073】図3は、本発明のプロセス制御装置の第3
の実施の形態を示すもので、図1のトータル流量信号S
FTを求める具体的な他の手段を示している。図2と異な
る点は、各操作端1A、1Bの実際の流量を示す流量測
定信号SFLA 、SFLB をフィードバックし、これを加算
してトータル流量信号SFTを求めていることである。
【0074】すなわち、上記構成において、各操作端に
おいて各センサーによって検出される流量測定信号S
FLA 、SFLB を入力し、これを加算器23にて加算して
トータル流量信号SFTを計算し、トラッキング信号設定
器21へ入力する。
【0075】トラッキング信号設定器21は、トータル
流量信号SFTに対してトータル操作量STMV が図10に
示すような関係となるようにトラッキング信号ST を決
定する。
【0076】積分器5に入力されたトラッキング信号S
T は、手動モード時、自動信号SAU T がOFFなので、
トータル操作量STMV として積分器5から出力され、さ
らに操作量分配器11a、11bにて各操作端1A、1
Bに対する自動操作量SMVA、SMVB へと分配される。
【0077】自動操作量SMVA 、SMVB は、トータル操
作量STMV とトータル流量信号SFT が図10に示すよな
関係となるように操作量分配器11a、11bによって
決められた値である。
【0078】したがつて、本実施の形態では、手動モー
ドから、トラッキング信号設定器21によつて決定され
たトラッキング信号ST つまりトータル操作量STMV
操作量分配器11a、11bで分配した自動操作量S
MVA 、SMVB に操作端開度を合わせた場合、そのトータ
ル流量は実際のトータル流量SFLT と一致している。
【0079】このように、自動モードへの切り替え時、
操作量ΜVA 、ΜVB は変化するが、トータル流量S
FLT に変化はなく、プロセス値PVに変化はないので、
制御に外乱を与えることなく手動モードから自動モード
への切り替えが可能となる。
【0080】図4は、本発明のプロセス制御装置の第4
の実施の形態を示すもので、図1のトータル流量信号S
FTを求める具体的なさらに他の手段を示している。ここ
では、操作端1A、1Bの流れが合流する地点でのトー
タル流量測定信号SFLT をトータル流量信号SFTとして
用いている。
【0081】すなわち、本実施の形態では、両操作端1
A、1Bの下流でのトータル流量測定信号SFLT をトー
タル流量信号SFTとしてトラッキング信号設定器21へ
入力する。
【0082】トラツキング信号演算器21は、入力した
トータル流量信号SFTに対してトータル操作量STMV
図10に示すような関係となるようにトラッキング信号
Tを決定する。
【0083】積分器5に入力されたトラッキング信号S
T は、手動モード時、自動信号SAU T がOFFなので、
トータル操作量STMV として積分器5から出力され、さ
らに操作量分配器11a、11bにて各操作端1A、1
Bに対する自動操作量SMVA、SMVB へと分配される。
【0084】自動操作量SMVA 、SMVB は、トータル操
作量STMV とトータル流量信号SFT が図10に示すよう
な関係となるように操作量分配器11a、11bによつ
て決められた値である。
【0085】したがって、上記構成においては、手動モ
ードから、トラッキング信号設定器21によって決定さ
れたトラッキング信号ST つまりトータル操作量STMV
を操作量分配器11a、11bで分配した自動操作量S
MVA 、SMVB に操作端開度を合わせた場合、そのトータ
ル流量は実際のトータル流量SFLT とー致しており、自
動モードへの切り替え時、操作量ΜVA 、ΜVB は変化
するが、トータル流量SFLT に変化はなく、プロセス値
PVに変化はないので、制御に外乱を与えることなく手
動モードから自動モードへの切り替えが可能となる。
【0086】図5は、本発明のプロセス制御装置の第5
の実施の形態を示すもので、上記実施の形態とはトラッ
キング信号ST を生成する手段が異なっている。
【0087】本実施の形態では、手動設定器2a、2b
による手動操作を、自動制御にて操作端を動かす場合と
同様、開操作は低流量域の操作端1Aから、閉操作は高
流量域の操作端1Βから操作することを前提としてい
る。その上で、トラッキング信号ST を生成する手段
は、切替器6a、6bから出力される操作量ΜVA 、Μ
B を入力しそれぞれトラッキング信号STA、STBを出
力する逆関数発生器31a、31bと、トラッキング信
号STA、STBを入力し現在操作中の操作端側の信号をト
ラッキング信号ST として選択するトラッキング信号切
替手段32とで構成される。
【0088】すなわち、本実施の形態では、切替器6
a、6bから出力される操作量ΜVA、ΜVB が操作量
分配器11a、11bの逆関数を設定した逆関数発生器
31a、31bにそれぞれ入力され、トラッキング信号
TA、STBが出力される。
【0089】トラッキング信号STA、STBは、トラッキ
ング信号切替手段32に入力され、現在操作中の操作端
側のトラッキング信号(STAまたはSTB)がトラッキン
グ信号ST として選択される。
【0090】トラッキング信号ST は、上記前提をもと
に、現在操作中の操作端の操作量(ΜVA またはΜ
B )から逆算したものであるから、このトラッキング
信号を再度操作量分配器11a、11bにて分配した自
動操作量SMVA 、SMVB は手動操作量SMANA、SMANB
一致しており、手動モードから自動モードヘ切り替えた
場合、操作量ΜVA 、ΜVB は突変しない。
【0091】したがつてプロセス値PVも変化せず、制
御に外乱を与えないで手動モードから自動モードへの切
り替えが可能である。
【0092】図6は、本発明のプロセス制御装置の第6
の実施の形態を示すもので、図5のトラッキング信号切
替手段32の具体的な構成を示している。
【0093】本実施の形態のトラッキング信号切替手段
32は、逆関数発生器31a、31bに入力される操作
量ΜVA 、ΜVB に基づいて、操作端1Aが操作中か操
作端1Bが操作中かを判断し、操作端1Aが操作中のと
きOΝ状態とするトラッキング切替信号STCを出力する
トラッキング切替信号設定器33と、トラッキング切替
信号STCによりトラッキング信号STA、STBのいずれか
を選択するトラッキング切替器34とで構成される。
【0094】本実施の形態では、切替器6a、6bから
出力される操作量ΜVA 、ΜVB を操作量分配器11
a、11bで行う演算の逆演算を行う逆関数発生器31
a、31bに入力し、トラッキング信号STA、STBを生
成する。
【0095】さらに、トラッキング切替信号設定器33
は操作量MVA 、ΜVB を入力し、操作量ΜVB が全閉
でかつ操作量ΜVA が全開でない状態、つまり低流量域
(操作端1A)操作中の状態のとき、OΝのトラッキン
グ切替信号STCをトラッキング切替器34に出力する。
また、操作量MVA が全開でかつ操作量MVB が全開で
ない状態、つまり高流量域(操作端1B)操作中の状態
のとき、OFFのトラッキング切替信号STCをトラッキ
ング切替器34に出力する。
【0096】トラッキング切替器34は、逆関数発生器
31a、31bからのトラッキング信号STA、STBおよ
びトラッキング切替信号設定器33からのトラッキング
切替信号STCを入力し、トラッキング切替信号STCがO
Nのときはトラッキング信号STAをトラッキング信号S
T として選択し、積分器5へトラッキングをかける。
【0097】また、トラッキング切替信号STCがOFF
のときはトラッキング信号STBをトラッキング信号ST
として選択し、積分器5へトラッキングをかける。
【0098】上記構成のプロセス制御装置において、手
動モード時、SAUT はOFFなので、積分器5からの出
力であるトータル操作量STMV としてはトラッキング信
号ST が出力される。
【0099】このトラッキング信号ST は、前述のとお
り、逆関数発生器31a、31bにより操作量MVA
ΜVB から逆算して求めた値なので、この状態で積分器
5から出力されるトータル操作量STMV を操作量分配器
11a、11bにて分配した自動操作量SMVA 、SMVB
は、操作順序を守っていれば、それぞれ操作量ΜVA
ΜVB と等しい値になっている。
【0100】ここで、手動モードから自動モードヘ切り
替えた場合、切替器6a、6bにおいて自動信号SAUT
はON状態となるので、操作量MVA 、MVB としては
自動操作量SMVA 、SMVB が選択される。
【0101】操作量MVA 、MVB と自動操作量
MVA 、SMVB は、この状態では前述のとおり等しくな
っており、したがって操作量ΜVA 、MVB は突変する
ことなく、プロセス値PVにも変化はないので、制御に
外乱を与えないで手動モードから自動モードへの切り替
えが行われる。
【0102】図7は、本発明のプロセス制御装置の第7
の実施の形態を示すもので、図5のトラッキング信号切
替手段32が高値選択器35で構成されている。
【0103】本実施の形態では、切替器6a、6bの出
力である操作量ΜVA 、ΜVB を操作量分配器11a、
11bで行う演算の逆演算を行う逆関数発生器31a、
31b′に入力し、トラッキング信号STA、STBを生成
する。ただし、逆関数発生器31b′では操作量ΜVB
が零の時点で、卜一タル操作量STMV を零とする。
【0104】次に、各トラッキング信号STA、STBは、
高値選択器35へ入力される。高値選択器は2入力のう
ち高値を選択しトラッキング信号ST として出力する機
能を持つ。
【0105】開操作時は低流量域の操作端1Aから操作
し、閉操作時は高流量域の操作端1Bから操作するとい
う操作順序を守り、また、上述したように逆関数発生器
31b′で操作量ΜVB が零の時点で、トータル操作量
TMV を零としておけば、2つのトラッキング信号
TA、STBのうち、必ず高値側が現在操作中の操作端の
トラッキング信号となる。
【0106】手動モード時、SAUT はOFFなので、積
分器5からの出力であるトータル操作量STMV としては
トラッキング信号ST が出力される。
【0107】このトータル操作量STMV すなわちトラッ
キング信号ST は、前述のとおり、逆関数発生器31
a、31b′により操作量ΜVA 、ΜVB から逆算して
求めた値なので、この状態でそのトータル操作量STMV
を操作量分配器11a、11bにて分配した自動操作量
MVA 、SMVB は、操作順序を守っていれば、それぞれ
操作量MVA 、MVB と等しい値になっている。
【0108】ここで、手動モードから自動モードへ切り
替えた場合、切替器6a、6bにおいて自動信号SAUT
はON状態となるので、操作量MVA 、MVB としては
自動操作量SMVA 、SMVB が選択される。
【0109】操作量MVA 、MVB と自動操作量
MVA 、SMVB は、この状態では前述のとおり等しくな
っており、したがって操作量MVA 、MVB は突変する
ことなく、プロセス値PVにも変化はないので、制御に
外乱を与えないで手動モードから自動モードへの切り替
えが行われる。
【0110】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、多操作
端に対するプロセス制御においても、制御に外乱を与え
ることなく手動モードから自動モードへの切り替えを行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロセス制御装置の第1の実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】本発明のプロセス制御装置の第2の実施の形態
を示すブロック図である。
【図3】本発明のプロセス制御装置の第3の実施の形態
を示すブロック図である。
【図4】本発明のプロセス制御装置の第4の実施の形態
を示すブロック図である。
【図5】本発明のプロセス制御装置の第5の実施の形態
を示すブロック図である。
【図6】本発明のプロセス制御装置の第6の実施の形態
を示すブロック図である。
【図7】本発明のプロセス制御装置の第7の実施の形態
を示すブロック図である。
【図8】制御対象の操作端1A,1Bの配置構成を示す
図である。
【図9】各操作端1A、1Bの流量と開度の関係を示す
図である。
【図10】トータル操作量と操作端1Aの開度、操作端
1Βの開度、および卜一タル流量との関係を示す図であ
る。
【図11】一般的なプロセス制御装置の一例を示すブロ
ック図である。
【図12】プロセス制御装置の従来例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1A、1B………操作端 2a、2b………手動設定器逆関数発生器 3………制御演算器 4………PIDコントローラ 5………積分器 6a、6b………切替器 11a、11b………操作量分配器 21………トラッキング信号設定器 22a、22b………流量設定器 23………加算器 31a、31b………逆関数発生器 32………トラッキング信号切替手段 33………トラッキング切替信号設定器 34………トラッキング切替器 35………高値選択器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動モードまたは手動モードにより複数
    の操作端を操作して、ひとつのプロセス量を制御するプ
    ロセス制御装置において、 自動モード時は、前記プロセス量によって変化するプロ
    セス値とその設定値との偏差に基づいて前記複数の操作
    端の操作量を合わせたトータル操作量を演算し、手動モ
    ード時は、入力するトラッキング信号をトータル操作量
    として出力する制御演算器と、 前記制御演算器から出力されるトータル操作量を前記複
    数の操作端に分配する操作量分配器と、 前記複数の操作端の各操作量を手動で設定する手動設定
    器と、 自動モード時は前記操作量分配器で分配された操作量を
    選択し、手動モード時は前記手動設定器にて設定された
    操作量を選択して前記複数の操作端へそれぞれ出力する
    切替器と、 前記プロセス量から前記トラッキング信号を決定し、前
    記制御演算器へ出力するトラッキング信号設定器とを具
    備することを特徴とするプロセス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記トラッキング信号設定器が用いる前
    記プロセス量は、前記切替器から出力される前記複数の
    操作端への各操作量に基づいて、前記操作端が各自調整
    する個別プロセス量を演算し、これらの個別プロセス量
    を加算することによって求められることを特徴とする請
    求項1記載のプロセス制御装置。
  3. 【請求項3】 前記切替器から出力される各前記操作端
    への操作量を入力し、対応する前記個別プロセス量を演
    算するプロセス量設定器と、 前記プロセス量設定器から出力される個別プロセス量を
    加算して前記トラッキング信号設定器に出力する加算器
    とを具備することを特徴とする請求項2記載のプロセス
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記トラッキング信号設定器が用いる前
    記プロセス量は、前記操作端によってそれぞれ調整され
    る個別プロセス量の測定値を加算することによって求め
    られることを特徴とする請求項1記載のプロセス制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記操作端によってそれぞれ調整される
    個別プロセス量を検出する個別プロセス量検出器と、 これらの個別プロセス量検出器からの個別プロセス量を
    加算して前記トラッキング信号設定器に出力する加算器
    とを具備することを特徴とする請求項4記載のプロセス
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記トラッキング信号設定器は、前記プ
    ロセス量の測定値に基づいて前記トラッキング信号を決
    定することを特徴とする請求項1記載プロセス制御装
    置。
  7. 【請求項7】 自動モードまたは手動モードにより複数
    の操作端を操作して、ひとつのプロセス量を制御するプ
    ロセス制御装置において、 自動モード時は、前記プロセス量によって変化するプロ
    セス値とその設定値との偏差に基づいて前記複数の操作
    端の操作量を合わせたトータル操作量を演算し、手動モ
    ード時は、入力するトラッキング信号をトータル操作量
    として出力する制御演算器と、 前記制御演算器から出力されるトータル操作量を前記複
    数の操作端の操作順序についてあらかじめ決められたル
    ールに従って前記複数の操作端に分配する操作量分配器
    と、 前記複数の操作端のそれぞれの操作量を前記あらかじめ
    決められたルールに従って手動で設定する手動設定器
    と、 自動モード時は前記操作量分配器で分配された操作量を
    選択し、手動モード時は前記手動設定器にて設定された
    操作量を選択して前記複数の操作端へそれぞれ出力する
    切替器と、 前記切替器から前記複数の操作端へそれぞれ出力される
    操作量に基づいて、前記操作量分配器に入力される前の
    トータル操作量を逆演算し、前記トラッキング信号とし
    て前記制御演算器に出力するトラッキング信号生成手段
    とを具備することを特徴とするプロセス制御装置。
  8. 【請求項8】 前記トラッキング信号生成手段は、 前記切替器から出力される各前記操作端への操作量をそ
    れぞれ入力し、前記操作量分配器と逆の演算を行って前
    記各操作量に基づく個別トラッキング信号をそれぞれ出
    力する逆関数発生器と、 前記逆関数発生器からそれぞれ出力される個別トラッキ
    ング信号の中から前記制御演算器への前記トラッキング
    信号を選択し出力するトラッキング信号切替手段とを具
    備することを特徴とする請求項7記載のプロセス制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記トラッキング信号切替手段は、 前記切替器から出力される各前記操作端への操作量に基
    づいて、いずれの操作端が操作中かを判定し、トラッキ
    ング切替信号を出力するトラッキング切替信号設定器
    と、 前記逆関数発生器からそれぞれ出力される個別のトラッ
    キング信号を入力し、前記トラッキング切替信号設定器
    からのトラッキング切替信号により操作中の前記操作端
    への操作量に基づく前記個別トラッキング信号を前記制
    御演算器への前記トラッキング信号として選択するトラ
    ッキング切替器とを具備することを特徴とする請求項8
    記載のプロセス制御装置。
  10. 【請求項10】 前記トラッキング信号生成手段は、 前記切替器から出力される各前記操作端への操作量を入
    力し、それぞれ前記操作量分配器と逆の演算を行い、対
    応する前記操作量が零の時点で零とする前記各操作量に
    基づく個別トラッキング信号をそれぞれ出力する逆関数
    発生器と、 前記逆関数発生器からそれぞれ出力される個別トラッキ
    ング信号のうち高値を選択し前記トラッキング信号とし
    て前記制御演算器へ出力する高値選択器とを具備するこ
    とを特徴とする請求項7記載のプロセス制御装置。
JP337096A 1996-01-11 1996-01-11 プロセス制御装置 Withdrawn JPH09190201A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009037276A1 (de) 2008-08-12 2010-02-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Anlagensteuerungssystem und Anlagensteuerungsverfahren
JP2013077192A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Toshiba Corp プラント制御装置、プラント制御方法およびプログラム

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