JPH0447416A - 溶鋼精錬炉における精錬用ガスの流量制御方法 - Google Patents

溶鋼精錬炉における精錬用ガスの流量制御方法

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JPH0447416A
JPH0447416A JP15434290A JP15434290A JPH0447416A JP H0447416 A JPH0447416 A JP H0447416A JP 15434290 A JP15434290 A JP 15434290A JP 15434290 A JP15434290 A JP 15434290A JP H0447416 A JPH0447416 A JP H0447416A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は気体や流体あるいはその混合体などの流体の
流量を制御する制御方法に関する。
〔従来の技術〕
たとえば溶鋼精錬炉に酸素などの精錬用ガスを供給する
場合、その流量制御方法としては、ガス流路に設けた流
量調節弁の開度をPID調節計の調節出力により制御す
るPiD1111111方式が一般に採用されている。
ところがPID制御の場合、定値制御と設定値変更時の
追随制御の両方において良好な制御性を得ることは困難
であり、定値制御時の制御性を向上させるようにPID
演算の諸宗教を選定すると、設定値変更時の大きなオー
バーシュートやハンチングは避けられなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は上記従来の問題点を解決するもので、定値制
御と設定値変更時の追随制御の両方において良好な一制
御性が得られる流量制御方法を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するためにこの発明の流量制御方法は、
流量設定値と流量検出値の偏差に対してPID演算をお
こなう流量調節計の調節出力を流量調節弁に与えて流体
の流量を制御する流量制御方法において、流量設定値変
更時には前記PI[演算を中断し、流量の新設定値に対
応する前記流量114節弁の開度を算出して該開度信号
を前記2!量調節弁に与え、流量検出値と前記新設定値
の偏差が所定値以下となった時点で、前記PID演算を
再開し、前記調節出力を前記流量調節弁に与えることを
特徴とする。
〔作用〕
この発明の流量制御方法おいては、流量設定値変更時に
は流量調節計のPID演算は中断してその調節出力は流
量調節弁に与えず、かわりに流量の新設定値に対応する
バルブ開度(算出値)信号を流量調節弁に与える。流量
調節弁の開度は前記バルブ開度に固定され、流量検出値
が新設定値に近づいて、流量検出値と新設定値の偏差が
所定の少量値となった時点で固定バルブ開度からPID
演算が再開され、その調節出力が前記バルブ開度のかわ
りに流量調節弁に与えられるので、このPID制御再開
に伴うオーバーシュートやハンチングは少量に抑制され
、定値制御に最適なPAD演算の諸室数の選定ができる
ので、定値制御および追随制御の両方において良好な制
御性が得られることになる。
〔実施例〕
以下第1図および第2図によりこの発明の一実施例を説
明する。
図中、1は溶鋼精錬炉で、酸素ガス配管2により供給し
た脱炭用の酸素と、アルゴンガス配管3により供給した
アルゴンとの混合ガスを、混合ガス配管4を経て羽口部
1aより炉内に吹込み、溶鋼Wの精錬をおこなうもので
ある。5は酸素ガス配管2に設けた流量発信器、6は同
じく流量調節弁、7は同じく流量調節弁6の入口側に設
けた圧力発信器である。これらの酸素ガス配管2側の機
器には、流量指示調節計8、変化率検出器9、偏差検出
器10、切換スイッチ11、および弁開度演算装@20
とからなる制御用機器が接続されている。またアルゴン
ガス配管3に設けた流量発信器15、流量調節弁16、
および圧力発信器17にも、上記酸素ガス用と同様な制
御用機器が接続されているが、その図示は省略しである
次に上記構成の装置における酸素ガスの流量制御方法に
ついて第2図も参照しながら説明すると、酸素流量設定
値f が一定(第2図におけるf。1)である定値制御
中は、このf。と流量発信器5の発する流量検出値PV
の偏差に対して流量指示調節計8がPID演算を施して
操作出力MV2を発し、接点11a側に切換えられてい
る切換スイッチ11を経て流量調節弁6の開度を制御し
て、流量を設定値f に維持する。時点11 (第2図
参照)において酸素流量設定値がf からf。2に変更
されると、変化率検出器9は、下記判定式により流量設
定値f。0(変更前の設定値)とfo(。+1)(変更
後の設定値)の差が所定の変化量αを越えたことを検出
し、流量指示調節計8に演算停止信号S1を発するとと
もに、切換信号S2を発して切換スイッチ11を接点1
1b側に切換える。
fo(n+1)  ’ o層≧α   ・・・・−(1
)一方弁開度演粋装置20は、圧力発信器7の検出圧力
P1と酸素流量設定値f。とアルゴン流量設定値fAを
もとに弁開度MVIを演算しており、下記の手順で設定
値変更後の各設定値(fo2およびfA2)に対して弁
開度MV1を算出する。先ず加算器21において酸素お
よびアルゴンの合計流量Fが算出され、この流ff1F
をもとに演算器22は(2)式により流量調節弁6の出
口側の圧力(4混合ガス配管4内の圧力)P2が演算さ
れる。但し式中、係数a、b、cは流量調節弁6以降の
配管および機器圧損により決定される定数である。
p  =aF2+bF十c    −・−・・(2)次
に減算器23では流量発信器15の入口側検出圧力P 
と上記P2との差△P(弁流量調節弁6の圧力降下値)
が求められ、演算器24では(3)式により流量調節弁
16の流量f。に対するバルブサイジング係数(流量係
数)C7を算出する。
但し G:!l!2素の比重 tS:W素の温度℃ そして演算器25において、流!調節弁6のC1値に対
するバルブ開度の関係(既知)から、流量設定値f (
この実施例では先ずf。2)に対する計算上の開度MV
1を締出する。この開度信号M■1は接点11b側に切
換えられた切換スイッチ11を経て流量調節弁6に与え
られるので、流量調節弁6はこの開度に向って弁体が回
動操作され、第2図中破線で示すように検出流量Pvが
増加していく。偏差検出器10は、(4)式で示す判別
式によりこのPV値と設定流量f。2の偏差が所定の設
定値β以下となったことを時点t2で検出して、流量指
示調節計8にPID演算開始指令S3を与えるとともに
切換信号S4を発して切換スイッチ11を接点11a側
に切換える。
fo−PVI≦β     ・・・・・・(4)これに
よって流量指示調節計8は、PIDIIJIIによる操
作出力MV2を発し、最大β分だけの設定値変更に相当
する追随制御をおこなうことになるので、そのオーバー
シュートおよびハンチングは少量におさえられるのであ
る。続いて時点t3において設定流量がf からf。3
に減少する場合も上記と同様な制御がおこなわれ、設置
流量f。3に相当するバルブ開度信号MVIから時点t
4で流量指示調節計8によるPIDilltlllによ
る操作出力MV2に切換えられるのである。
以上は酸素ガス流量の制御について述べたが、この酸素
ガスと同調して設定流量が変更されるアルゴンガスも、
上記の酸素ガスと同様な流a切換制御がおこなわれるの
である。
そしてこの実施例のように2種類のガスを所定の比率で
混合して使用する場合、特に流口設定値変更時に相互干
渉によりハンチングが発生しやすかったが、このハンチ
ングも上記の流量切換制御により防止することができる
のである。
なお弁開度演算装置20による計算出力MV1が適切で
なり(4)式の条件が満たされるのに時間がかかる場合
等にそなえて、タイマーを併用してPI[演算の再開と
切換スイッチの接点11a側への切換をおこなうように
してもよい。
この発明は上記の複数ガスの混合流通系のほか、単一ガ
スの流通系やあるいは液体あるいは気液混合体の流通系
における流量制御にも適用でき、これら各場合に応じて
弁開度演算装置20の演算式を適宜変更すればよい。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、流量設定値変更
時にPID演算を中断し、新設定値に対応するバルブ計
算開度を流量調節弁に与え、流量検出値と新設定値の偏
差が所定の少暑値となった時点でPID制御を再開する
ようにしたので、流I設定値変更時におけるオーバーシ
ュートやハンチングが少量に抑制され、定値制御に最適
なPID演算の諸定数を選定できるので、定値制御およ
び追随制御の両方において良好な制御性が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は温度
制御装置の制御系統図、第2図(a)、 (b)は流量
設定値と検出値および流量調節弁入力の変化状況を示す
縮図である。 2・・・酸素ガス配管、3・・・アルゴンガス配管、4
・・・混合ガス配管、5・・・流量発信器、6・・・流
1調節弁、7・・・圧力発信器、8・・・流量指示調節
計、9・・・変化率検出器、10・・・偏差検出器、1
1・・・切換スイッチ、20・・・弁開度演算装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、流量設定値と流量検出値の偏差に対してPID演算
    をおこなう流量調節計の調節出力を流量調節弁に与えて
    流体の流量を制御する流量制御方法において、流量設定
    値変更時には前記PID演算を中断し、流量の新設定値
    に対応する前記流量調節弁の開度を算出して該開度信号
    を前記流量調節弁に与え、流量検出値と前記新設定値の
    偏差が所定値以下となつた時点で、前記PID演算を再
    開し、前記調節出力を前記流量調節弁に与えることを特
    徴とする流量制御方法。
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