JPH0978124A - 連成熱処理炉の圧力および成分同時制御方法 - Google Patents
連成熱処理炉の圧力および成分同時制御方法Info
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- JPH0978124A JPH0978124A JP23095295A JP23095295A JPH0978124A JP H0978124 A JPH0978124 A JP H0978124A JP 23095295 A JP23095295 A JP 23095295A JP 23095295 A JP23095295 A JP 23095295A JP H0978124 A JPH0978124 A JP H0978124A
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- furnace
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 連成熱処理炉内の炉毎の雰囲気ガス成分を一
定に維持する。 【解決手段】 雰囲気ガスの異なる炉の間に排気機能付
き仕切炉を有した走行金属鋼板用の連成熱処理炉の各炉
の炉圧および成分同時制御方法において、仕切炉の炉圧
設定値は、常時、隣接する炉の炉圧実績値のいずれか低
い実績値未満に保持し、互いに雰囲気ガスの異なる炉の
炉圧設定値については、各々、予め決められた雰囲気ガ
ス成分値の範囲内にその実績値が存在するかを判別し、
前記範囲を逸脱した場合は、当該実績値の変化速度に応
じて逐次設定する。これによって、雰囲気ガスの混合を
防ぎ、炉ごとの雰囲気ガス成分を一定に保てる。
定に維持する。 【解決手段】 雰囲気ガスの異なる炉の間に排気機能付
き仕切炉を有した走行金属鋼板用の連成熱処理炉の各炉
の炉圧および成分同時制御方法において、仕切炉の炉圧
設定値は、常時、隣接する炉の炉圧実績値のいずれか低
い実績値未満に保持し、互いに雰囲気ガスの異なる炉の
炉圧設定値については、各々、予め決められた雰囲気ガ
ス成分値の範囲内にその実績値が存在するかを判別し、
前記範囲を逸脱した場合は、当該実績値の変化速度に応
じて逐次設定する。これによって、雰囲気ガスの混合を
防ぎ、炉ごとの雰囲気ガス成分を一定に保てる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、雰囲気ガスの異
なる走行金属鋼板用の連成熱処理炉における雰囲気ガス
の圧力および成分同時制御方法に関するものである。
なる走行金属鋼板用の連成熱処理炉における雰囲気ガス
の圧力および成分同時制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、溶融亜鉛メッキラインなどの連続
焼鈍炉の雰囲気ガスは通常一種類であり、炉内で雰囲気
を分断させる必要はなかった。ところが、近年、直火加
熱炉と間接加熱炉とを配置した連成炉が採用されること
があり、この場合、直火加熱炉の燃焼排ガスが間接加熱
炉へ流入するのを防がねばならない。
焼鈍炉の雰囲気ガスは通常一種類であり、炉内で雰囲気
を分断させる必要はなかった。ところが、近年、直火加
熱炉と間接加熱炉とを配置した連成炉が採用されること
があり、この場合、直火加熱炉の燃焼排ガスが間接加熱
炉へ流入するのを防がねばならない。
【０００３】例えば、特開平２−２６７２３号公報で
は、直火加熱炉と間接加熱炉の間に中間ロール室を設
け、直火加熱炉の燃焼排ガスが間接加熱炉に流入しない
ようにしている。中間ロール室の入側あるいは出側の少
なくとも一方に開閉自在のダンパがあり、通常は直火加
熱炉の炉圧検出値からダンパ開度を制御し、また、直火
加熱炉で急激な燃焼を行なう時は、その直前にダンパを
閉じている。こうすることにより、直火加熱炉での燃焼
により直火加熱炉の炉圧が高くなっても、中間ロール室
の炉圧はほとんど変わらず、直火加熱炉の燃焼排ガスは
間接加熱炉へ流入しない。
は、直火加熱炉と間接加熱炉の間に中間ロール室を設
け、直火加熱炉の燃焼排ガスが間接加熱炉に流入しない
ようにしている。中間ロール室の入側あるいは出側の少
なくとも一方に開閉自在のダンパがあり、通常は直火加
熱炉の炉圧検出値からダンパ開度を制御し、また、直火
加熱炉で急激な燃焼を行なう時は、その直前にダンパを
閉じている。こうすることにより、直火加熱炉での燃焼
により直火加熱炉の炉圧が高くなっても、中間ロール室
の炉圧はほとんど変わらず、直火加熱炉の燃焼排ガスは
間接加熱炉へ流入しない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のダンパ付き
中間ロール方式だけでは、操業条件が変わった時や炉圧
制御系に変動が生じた時など、急激な外乱により炉間の
圧力差が崩れた場合、各炉間の雰囲気が少なからず混合
してしまい、ひいては、雰囲気ガス成分が乱されること
が予想される。
中間ロール方式だけでは、操業条件が変わった時や炉圧
制御系に変動が生じた時など、急激な外乱により炉間の
圧力差が崩れた場合、各炉間の雰囲気が少なからず混合
してしまい、ひいては、雰囲気ガス成分が乱されること
が予想される。
【０００５】本発明は、この問題点を解決し、雰囲気ガ
スの混合を無くすとともに炉ごとの雰囲気ガス成分を一
定に保持することで高品質の製品を得る事を可能とす
る、雰囲気ガスの異なる連成熱処理炉の圧力および成分
同時制御方法を提供することを課題とする。
スの混合を無くすとともに炉ごとの雰囲気ガス成分を一
定に保持することで高品質の製品を得る事を可能とす
る、雰囲気ガスの異なる連成熱処理炉の圧力および成分
同時制御方法を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、雰囲気ガスの
異なる炉の間に排気機能付き仕切炉を有した走行金属鋼
板用の連成熱処理炉の各炉の炉圧および成分同時制御方
法において、仕切炉の炉圧実績値については、常時、隣
接する雰囲圧ガスの異なる炉の炉圧実績値のいずれか低
い実績値未満に保持するとともに、互いに雰囲気ガスの
異なる炉の炉圧設定値については、各々、予め決められ
た雰囲気ガス成分値の範囲内にその実績値が存在するか
どうかを判別し、前記範囲を逸脱した場合は当該実績値
の変化速度に応じて逐次設定することを特徴とする。
異なる炉の間に排気機能付き仕切炉を有した走行金属鋼
板用の連成熱処理炉の各炉の炉圧および成分同時制御方
法において、仕切炉の炉圧実績値については、常時、隣
接する雰囲圧ガスの異なる炉の炉圧実績値のいずれか低
い実績値未満に保持するとともに、互いに雰囲気ガスの
異なる炉の炉圧設定値については、各々、予め決められ
た雰囲気ガス成分値の範囲内にその実績値が存在するか
どうかを判別し、前記範囲を逸脱した場合は当該実績値
の変化速度に応じて逐次設定することを特徴とする。
【０００７】気体は圧力の高い方から低い方へ流れるの
で、雰囲気ガスの異なる炉の炉圧より仕切炉の炉圧の方
を低く保てば、雰囲気ガスが雰囲気ガスの異なる炉から
仕切炉へ流出することはあっても仕切炉から流入するこ
とはない。つまり、圧力制御によりこの状態を常に維持
すれば、雰囲気ガスの異なる炉の成分が乱れることはな
い。この際、雰囲気ガス成分値は、圧力を制御している
ので一定に保たれる。また、雰囲気ガス成分が乱れたと
きは、制御応答は雰囲気ガス成分より炉圧の方が早いの
で、炉圧制御を雰囲気ガス成分値の変化速度に応じて制
御係数を変えながら行なうことによって、早く雰囲気ガ
ス成分値を適正値に戻すことができる。
で、雰囲気ガスの異なる炉の炉圧より仕切炉の炉圧の方
を低く保てば、雰囲気ガスが雰囲気ガスの異なる炉から
仕切炉へ流出することはあっても仕切炉から流入するこ
とはない。つまり、圧力制御によりこの状態を常に維持
すれば、雰囲気ガスの異なる炉の成分が乱れることはな
い。この際、雰囲気ガス成分値は、圧力を制御している
ので一定に保たれる。また、雰囲気ガス成分が乱れたと
きは、制御応答は雰囲気ガス成分より炉圧の方が早いの
で、炉圧制御を雰囲気ガス成分値の変化速度に応じて制
御係数を変えながら行なうことによって、早く雰囲気ガ
ス成分値を適正値に戻すことができる。
【０００８】しかも、圧力制御により雰囲気ガスの異な
る炉より仕切炉の方が圧力が低く保ってあるので、仕切
炉から雰囲気ガスの異なる炉へのガス流入はない。
る炉より仕切炉の方が圧力が低く保ってあるので、仕切
炉から雰囲気ガスの異なる炉へのガス流入はない。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１に、本発明を一態様で実施す
る、連成熱処理炉、および、その圧力および雰囲気ガス
成分を制御する機器の構成を示す。連成熱処理炉１は、
走行金属鋼板２のパスラインの両側に配置した多数のバ
ーナ３と、雰囲気ガスＡの炉４、雰囲気ガスＢの炉５お
よび炉４と炉５を仕切るための仕切炉６から成る。仕切
炉６は炉４と炉５を仕切るため、垂れ幕式の仕切板７に
よって仕切性を保持している。走行鋼板２は、ハースロ
ール８によって後続の連成熱処理炉へと走行する。
る、連成熱処理炉、および、その圧力および雰囲気ガス
成分を制御する機器の構成を示す。連成熱処理炉１は、
走行金属鋼板２のパスラインの両側に配置した多数のバ
ーナ３と、雰囲気ガスＡの炉４、雰囲気ガスＢの炉５お
よび炉４と炉５を仕切るための仕切炉６から成る。仕切
炉６は炉４と炉５を仕切るため、垂れ幕式の仕切板７に
よって仕切性を保持している。走行鋼板２は、ハースロ
ール８によって後続の連成熱処理炉へと走行する。
【００１０】炉４には、雰囲気ガスＡを供給する配管９
と炉圧計１０および成分計１１が設置されている。配管
９には炉４の炉圧を制御するための制御弁１６が設置さ
れている。
と炉圧計１０および成分計１１が設置されている。配管
９には炉４の炉圧を制御するための制御弁１６が設置さ
れている。
【００１１】同様に炉５には、雰囲気ガスＢを供給する
配管１３と炉圧計１４および成分計１５が設置されてい
る。配管１３には炉５の炉圧を制御するための制御弁１
６が設置されている。
配管１３と炉圧計１４および成分計１５が設置されてい
る。配管１３には炉５の炉圧を制御するための制御弁１
６が設置されている。
【００１２】仕切炉６には炉圧計１７と、炉４と炉５の
雰囲気ガスが混合しないようにガスを排出する配管１８
がある。配管１８には仕切炉６の炉圧を制御するための
制御弁１９が設置されている。
雰囲気ガスが混合しないようにガスを排出する配管１８
がある。配管１８には仕切炉６の炉圧を制御するための
制御弁１９が設置されている。
【００１３】
【実施例】図２に、本発明を実施した場合の、炉４およ
び炉５と仕切炉６の圧力分布の一例を示す。本発明で
は、仕切炉６の実績炉圧Ｐ２が、炉４の実績炉圧Ｐ１と
炉５の実績炉圧Ｐ３のどちらか低い方の炉圧より必ずΔ
Ｐだけ低くなるように、補正演算器２５にて圧力制御器
２４へ圧力設定値を与える。ΔＰは例えば１ｍｍＨ2Ｏ
と予め決めた定数とする。こうすることで例えば、各炉
の実績圧力が、Ｐ３≧Ｐ１＞Ｐ２の関係となった時は、
仕切炉６を通して炉５から炉４へ雰囲気ガスＢが侵入す
るのを避け、その逆に、Ｐ３≧Ｐ１＞Ｐ２の関係となっ
た時は、仕切炉６を通して炉４から炉５へ雰囲気ガスＡ
が侵入することを避ける。この圧力制御は、常時行な
う。
び炉５と仕切炉６の圧力分布の一例を示す。本発明で
は、仕切炉６の実績炉圧Ｐ２が、炉４の実績炉圧Ｐ１と
炉５の実績炉圧Ｐ３のどちらか低い方の炉圧より必ずΔ
Ｐだけ低くなるように、補正演算器２５にて圧力制御器
２４へ圧力設定値を与える。ΔＰは例えば１ｍｍＨ2Ｏ
と予め決めた定数とする。こうすることで例えば、各炉
の実績圧力が、Ｐ３≧Ｐ１＞Ｐ２の関係となった時は、
仕切炉６を通して炉５から炉４へ雰囲気ガスＢが侵入す
るのを避け、その逆に、Ｐ３≧Ｐ１＞Ｐ２の関係となっ
た時は、仕切炉６を通して炉４から炉５へ雰囲気ガスＡ
が侵入することを避ける。この圧力制御は、常時行な
う。
【００１４】次に、成分値変化が生じた場合の炉圧設定
を説明する。図３は、炉４の成分値が許容範囲を逸脱し
た場合の成分値挙動と、炉４の圧力設定値の補正値を示
したもので、時刻ｔ以降に成分値が許容範囲を下回った
場合を示している。この場合には、補正演算器２５が、
炉４のガス成分が許容範囲内であるかをチェック（判
定）しており、そのチェックにより、ガス成分が許容範
囲より下側に外れたことを検出する。そして、成分値変
動の変化率α1＝ΔＮ1／Δｔ１（ここではΔＮ1＜０）
をまず演算する。炉４の圧力設定値Ｐ１1は、予め決め
た負の定数ｋ（＜０）に変化率α1を掛けたΔＰ１1＝ｋ
・α1を初期設定のＰS1に加算（Ｐ１1＝ＰS1＋ΔＰ
１1）したものとする。そして、ガスＡ供給配管９から
の流入量を増加させることによって炉４の実績圧力をＰ
１1まで上昇させる。ここで、成分値の変化は圧力の変
化に比べて遅いためΔｔ２間は、たとえ、成分値の変化
によらず、炉４の設定炉圧はＰ１1に保持しておく。Δ
ｔ２経過後、成分値変動の変化率α2を計算し、Ｐ１1＝
ＰS1＋ΔＰ１2（ΔＰ１2＝ｋ・α2）を炉４の炉圧設定
値とする。
を説明する。図３は、炉４の成分値が許容範囲を逸脱し
た場合の成分値挙動と、炉４の圧力設定値の補正値を示
したもので、時刻ｔ以降に成分値が許容範囲を下回った
場合を示している。この場合には、補正演算器２５が、
炉４のガス成分が許容範囲内であるかをチェック（判
定）しており、そのチェックにより、ガス成分が許容範
囲より下側に外れたことを検出する。そして、成分値変
動の変化率α1＝ΔＮ1／Δｔ１（ここではΔＮ1＜０）
をまず演算する。炉４の圧力設定値Ｐ１1は、予め決め
た負の定数ｋ（＜０）に変化率α1を掛けたΔＰ１1＝ｋ
・α1を初期設定のＰS1に加算（Ｐ１1＝ＰS1＋ΔＰ
１1）したものとする。そして、ガスＡ供給配管９から
の流入量を増加させることによって炉４の実績圧力をＰ
１1まで上昇させる。ここで、成分値の変化は圧力の変
化に比べて遅いためΔｔ２間は、たとえ、成分値の変化
によらず、炉４の設定炉圧はＰ１1に保持しておく。Δ
ｔ２経過後、成分値変動の変化率α2を計算し、Ｐ１1＝
ＰS1＋ΔＰ１2（ΔＰ１2＝ｋ・α2）を炉４の炉圧設定
値とする。
【００１５】このように、成分値変動の変化率が正であ
る時は炉圧を減じるように、負である時は炉圧を増すよ
うにして炉圧設定値を算出する。これを成分値が成分復
帰範囲（許容範囲のχ％）内に復帰するまで行う。すな
わち、炉４のガス成分を成分設定値に維持するための炉
圧設定値の上述の変更は、変更が頻繁になるのを避ける
ため（ガス成分の高頻度の動揺を回避するため）、ガス
成分が、比較的に広い成分許容範囲を外れると炉圧設定
値の上述の変更を開始し、比較的に狭い成分復帰範囲内
に入ると該変更を停止するというヒステリシスを設けて
いる。
る時は炉圧を減じるように、負である時は炉圧を増すよ
うにして炉圧設定値を算出する。これを成分値が成分復
帰範囲（許容範囲のχ％）内に復帰するまで行う。すな
わち、炉４のガス成分を成分設定値に維持するための炉
圧設定値の上述の変更は、変更が頻繁になるのを避ける
ため（ガス成分の高頻度の動揺を回避するため）、ガス
成分が、比較的に広い成分許容範囲を外れると炉圧設定
値の上述の変更を開始し、比較的に狭い成分復帰範囲内
に入ると該変更を停止するというヒステリシスを設けて
いる。
【００１６】仕切炉６の炉圧設定値は、実績炉圧がＰ３
＞Ｐ１の間は炉４の設定炉圧に同期して、Ｐ２n＝Ｐ１n
−ΔＰ，Ｐ２n+1＝Ｐ１n+1−ΔＰ・・・と決定し、実績
炉圧がＰ１＞Ｐ３に反転した場合は、炉圧設定値はＰ２
n＝Ｐ３n−ΔＰ，Ｐ２n+1＝Ｐ３n+1−ΔＰとする。
＞Ｐ１の間は炉４の設定炉圧に同期して、Ｐ２n＝Ｐ１n
−ΔＰ，Ｐ２n+1＝Ｐ１n+1−ΔＰ・・・と決定し、実績
炉圧がＰ１＞Ｐ３に反転した場合は、炉圧設定値はＰ２
n＝Ｐ３n−ΔＰ，Ｐ２n+1＝Ｐ３n+1−ΔＰとする。
【００１７】以上により、炉４の実績炉圧Ｐ１か炉５の
実績炉圧Ｐ３のいずれか小さい炉圧より、炉６の実績炉
圧Ｐ２は必ずΔＰだけ低い炉圧を保持しながら成分値を
成分許容範囲に維持する。
実績炉圧Ｐ３のいずれか小さい炉圧より、炉６の実績炉
圧Ｐ２は必ずΔＰだけ低い炉圧を保持しながら成分値を
成分許容範囲に維持する。
【００１８】なお、雰囲気ガスＡである炉４の炉圧制御
は、炉圧計１０の検出値に基づて制御弁１２を制御する
ための圧力制御器２０が行なうが、炉圧計１０の実炉圧
検出器１１の検出値は補正演算器２５にも送られ、補正
演算器２５が圧力制御器２０に上述の炉４宛ての炉圧設
定値を与え、圧力制御器２０は炉圧計１０の検出値が該
炉圧設定値に合致するように制御弁１２を制御する。指
示警報計２１は成分値を表示し成分値が、補正演算器２
５が与える成分許容範囲を外れたとき警報を発っする。
は、炉圧計１０の検出値に基づて制御弁１２を制御する
ための圧力制御器２０が行なうが、炉圧計１０の実炉圧
検出器１１の検出値は補正演算器２５にも送られ、補正
演算器２５が圧力制御器２０に上述の炉４宛ての炉圧設
定値を与え、圧力制御器２０は炉圧計１０の検出値が該
炉圧設定値に合致するように制御弁１２を制御する。指
示警報計２１は成分値を表示し成分値が、補正演算器２
５が与える成分許容範囲を外れたとき警報を発っする。
【００１９】同様に、雰囲気ガスＢである炉５の炉圧制
御は、炉圧計１４の検出値に基づいて制御弁１６を制御
するための圧力制御器２２が行なうが、炉圧計１４の実
炉圧成分検出値と炉圧計１５の実成分値は補正演算器２
５にも送られる。補正演算器２５が圧力制御器２２に上
述の炉５宛ての炉圧設定値を与え、圧力制御器２２は炉
圧計１４の検出値が該炉圧設定値に合致するように制御
弁１６を制御する。指示警報計２３は、指示警報計２１
と同様な機能の、成分値の指示警報計である。以上の炉
圧計１０，成分計１１および炉圧計１４，成分計１５の
信号（検出値すなわち実績値）と仕切炉６の炉圧計１７
の信号（検出値すなわち実績値）は、上述の補正演算器
２５に送られ、補正演算器２５が上述の炉圧設定値の算
出を実行し、炉圧制御器２０，２２および２４が、補正
演算器２５がそれぞれに与える炉圧設定値に、各炉圧
（検出値）が合致するように制御弁を制御することで、
各炉の炉圧バランスを保持しつつ、ガス成分値を一定に
保つ。
御は、炉圧計１４の検出値に基づいて制御弁１６を制御
するための圧力制御器２２が行なうが、炉圧計１４の実
炉圧成分検出値と炉圧計１５の実成分値は補正演算器２
５にも送られる。補正演算器２５が圧力制御器２２に上
述の炉５宛ての炉圧設定値を与え、圧力制御器２２は炉
圧計１４の検出値が該炉圧設定値に合致するように制御
弁１６を制御する。指示警報計２３は、指示警報計２１
と同様な機能の、成分値の指示警報計である。以上の炉
圧計１０，成分計１１および炉圧計１４，成分計１５の
信号（検出値すなわち実績値）と仕切炉６の炉圧計１７
の信号（検出値すなわち実績値）は、上述の補正演算器
２５に送られ、補正演算器２５が上述の炉圧設定値の算
出を実行し、炉圧制御器２０，２２および２４が、補正
演算器２５がそれぞれに与える炉圧設定値に、各炉圧
（検出値）が合致するように制御弁を制御することで、
各炉の炉圧バランスを保持しつつ、ガス成分値を一定に
保つ。
【００２０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、雰囲気ガスの異なる炉間に仕切炉を有した走行金属
鋼板用の連成熱処理炉において、各炉の圧力を制御して
圧力バランスを一定に保ち、炉間の雰囲気ガス混合を無
くす。このため、各炉の雰囲気ガスにて所定の反応が行
われ所要とする製品が得られる。よって生産効率の向上
が図れるとともに、高品質の製品を生産できる効果を有
する。
は、雰囲気ガスの異なる炉間に仕切炉を有した走行金属
鋼板用の連成熱処理炉において、各炉の圧力を制御して
圧力バランスを一定に保ち、炉間の雰囲気ガス混合を無
くす。このため、各炉の雰囲気ガスにて所定の反応が行
われ所要とする製品が得られる。よって生産効率の向上
が図れるとともに、高品質の製品を生産できる効果を有
する。
【図１】 本発明を一態様で実施する、連成熱処理炉と
その圧力制御系を示すブロック図である。
その圧力制御系を示すブロック図である。
【図２】 図１に示す連成熱処理炉１内の圧力分布の概
要を示すグラフである。
要を示すグラフである。
【図３】 図１に示す連成熱処理炉１内の炉４のガス成
分の変動と、これに対応して補正演算器２５が算出する
炉圧設定値を示すグラフである。
分の変動と、これに対応して補正演算器２５が算出する
炉圧設定値を示すグラフである。
１：連成熱処理炉 ２：走行金属鋼
板 ３：バーナ ４：雰囲気ガス
Ａ炉 ５：雰囲気ガスＢ炉 ６：仕切炉 ７：垂れ幕式仕切板 ８：ハースロー
ル ９：雰囲気ガスＡ供給配管 １０：炉圧計 １１：成分計 １２：制御弁 １３：雰囲気ガスＢ供給配管 １４：炉圧計 １５：成分計 １６：制御弁 １７：炉圧計 １８：排気配管 １９：制御弁 ２０：圧力制御
器 ２１：指示警報計 ２２：圧力制御
器 ２３：指示警報計 ２４：圧力制御
器 ２５：補正演算器
板 ３：バーナ ４：雰囲気ガス
Ａ炉 ５：雰囲気ガスＢ炉 ６：仕切炉 ７：垂れ幕式仕切板 ８：ハースロー
ル ９：雰囲気ガスＡ供給配管 １０：炉圧計 １１：成分計 １２：制御弁 １３：雰囲気ガスＢ供給配管 １４：炉圧計 １５：成分計 １６：制御弁 １７：炉圧計 １８：排気配管 １９：制御弁 ２０：圧力制御
器 ２１：指示警報計 ２２：圧力制御
器 ２３：指示警報計 ２４：圧力制御
器 ２５：補正演算器
Claims (1)
- 【請求項１】 雰囲気ガスの異なる炉の間に排気機能付
き仕切炉を有した走行金属鋼板用の連成熱処理炉の各炉
の炉圧および成分同時制御方法において、 仕切炉の炉圧設定値については、常時、隣接する雰囲気
ガスの異なる炉の炉圧実績値のいずれか低い実績値未満
に保持するとともに、互いに雰囲気ガスの異なる炉の炉
圧設定値については、各々、予め決められた雰囲気ガス
成分値の範囲内にその実績値が存在するかを判別し、前
記範囲を逸脱した場合は当該実績値の変化速度に応じて
逐時設定することを特徴とする、雰囲気ガスの異なる連
成熱処理炉の圧力および成分同時制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23095295A JPH0978124A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 連成熱処理炉の圧力および成分同時制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23095295A JPH0978124A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 連成熱処理炉の圧力および成分同時制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0978124A true JPH0978124A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=16915897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23095295A Withdrawn JPH0978124A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 連成熱処理炉の圧力および成分同時制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0978124A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6057954A (en) * | 1998-09-18 | 2000-05-02 | Lucent Technologies Inc. | Asymmetric inductive peaking for optoelectronic devices |
| AT511034A1 (de) * | 2011-02-04 | 2012-08-15 | Andritz Tech & Asset Man Gmbh | Verfahren zum kontrollieren einer schutzgasatmosphäre in einer schutzgaskammer zur behandlung eines metallbandes |
| JP2014181400A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-09-29 | Koyo Thermo System Kk | 連続浸炭炉 |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP23095295A patent/JPH0978124A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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