JPH02110716A - 温度制御装置 - Google Patents
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- JPH02110716A JPH02110716A JP26441488A JP26441488A JPH02110716A JP H02110716 A JPH02110716 A JP H02110716A JP 26441488 A JP26441488 A JP 26441488A JP 26441488 A JP26441488 A JP 26441488A JP H02110716 A JPH02110716 A JP H02110716A
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 33
- 239000002826 coolant Substances 0.000 claims abstract description 31
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims abstract description 16
- 238000010923 batch production Methods 0.000 claims abstract description 12
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は石油化学をはじめ、その他一般分野で行なわれ
るバッチプロセスにおいて、原料温度を熱媒体および冷
媒体によって制御するようにした温度制御装置の改良に
関する。
るバッチプロセスにおいて、原料温度を熱媒体および冷
媒体によって制御するようにした温度制御装置の改良に
関する。
(従来の技術)
従来から、石油化学をはじめ、その他一般分野で行なわ
れるバッチプロセスにおいては、原料温度を熱媒体およ
び冷媒体によって制御する温度制御装置が採用されてい
る。この温度制御装置は、熱媒体用調節弁と冷媒体用調
節弁とからなるスプリットバルブを単一の操作出力にて
制御することにより、熱媒体、冷媒体の供給量を調節し
てバッチプロセスの原料温度を制御するものである。
れるバッチプロセスにおいては、原料温度を熱媒体およ
び冷媒体によって制御する温度制御装置が採用されてい
る。この温度制御装置は、熱媒体用調節弁と冷媒体用調
節弁とからなるスプリットバルブを単一の操作出力にて
制御することにより、熱媒体、冷媒体の供給量を調節し
てバッチプロセスの原料温度を制御するものである。
第6図は、この種の従来の温度制御装置の一例を示す構
成図である。第6図において、熱媒体ライン1および冷
媒体ライン2により、図示しないバッチプロセスの原料
タンクへ、スチーム等の熱媒体Hおよび冷水等の冷媒体
Cが供給されるようになっている。また、熱媒体ライン
1および冷媒体ライン2には、熱媒体用調節弁3および
冷媒体用調節弁4が設けられている。さらに、原料温度
を温度検出器5にて検出し、温度調節器6でこの検出温
度が所定の目標温度となるように比例・積分・微分(P
ID)調節演算を行なって操作出力を得、これにより熱
媒体用調節弁3および冷媒体用調節弁4を制御するよう
に構成されている。ここで、熱媒体用調節弁3は第7図
に示すように、操作出力が0〜50%の冷却域において
は全閉、50〜100%の加熱域においてはリニアに0
〜100%の開度となるバルブ特性を有するものである
。また、冷媒体用調節弁4は同様に、操作出力が0〜5
0%の冷却域においては100〜0%の開度、50〜1
00%の加熱域においては全閉となるバルブ特性を有す
るものである。
成図である。第6図において、熱媒体ライン1および冷
媒体ライン2により、図示しないバッチプロセスの原料
タンクへ、スチーム等の熱媒体Hおよび冷水等の冷媒体
Cが供給されるようになっている。また、熱媒体ライン
1および冷媒体ライン2には、熱媒体用調節弁3および
冷媒体用調節弁4が設けられている。さらに、原料温度
を温度検出器5にて検出し、温度調節器6でこの検出温
度が所定の目標温度となるように比例・積分・微分(P
ID)調節演算を行なって操作出力を得、これにより熱
媒体用調節弁3および冷媒体用調節弁4を制御するよう
に構成されている。ここで、熱媒体用調節弁3は第7図
に示すように、操作出力が0〜50%の冷却域において
は全閉、50〜100%の加熱域においてはリニアに0
〜100%の開度となるバルブ特性を有するものである
。また、冷媒体用調節弁4は同様に、操作出力が0〜5
0%の冷却域においては100〜0%の開度、50〜1
00%の加熱域においては全閉となるバルブ特性を有す
るものである。
ところで、このような従来の温度制御装置においては、
温度調節器6からの操作出力に対して、操作出力が0〜
50%の冷却域では冷媒体用調節弁4が100〜O%の
開度に、また操作出力が50〜100%の加熱域では熱
媒体用調節弁3が0〜100%の開度にそれぞれ制御さ
れる。すなわち、温度調節器6からの操作出力が1%だ
け変化すると、各々の調節弁の開度は296だけ変化す
ることになり、通常の調節器の操作出力と弁開度の1対
1の組合わせの制御装置に比較して、分解能つまり精度
が2分の1となり、結果的に制御性が低下することにな
る。
温度調節器6からの操作出力に対して、操作出力が0〜
50%の冷却域では冷媒体用調節弁4が100〜O%の
開度に、また操作出力が50〜100%の加熱域では熱
媒体用調節弁3が0〜100%の開度にそれぞれ制御さ
れる。すなわち、温度調節器6からの操作出力が1%だ
け変化すると、各々の調節弁の開度は296だけ変化す
ることになり、通常の調節器の操作出力と弁開度の1対
1の組合わせの制御装置に比較して、分解能つまり精度
が2分の1となり、結果的に制御性が低下することにな
る。
(発明が解決しようとする課題)
以上のように、従来のこの種の温度制御装置では、精度
が悪く制御性が低いという問題があった。
が悪く制御性が低いという問題があった。
本発明の1」的は、精度を高めて制御性を向上させるこ
とか可能な温度制御装置を提供することにある。
とか可能な温度制御装置を提供することにある。
[発明の構成コ
(課題を解決するための手段)
上記の目的を達成するために本発明の温度制御装置は、
バッチプロセスの原料温度と目標温度との偏差に基つき
、比例・積分等の調節演算を行なって操作出力を得る調
節演算手段と、調節演算手段による今回の操作出力と前
回の操作出力とを加算合成する加算手段と、加算手段か
らの操作出力を各別に入力し、当該操作出力が0〜10
0%の時50〜100%の開度出力および0〜50%の
開度出力をそれぞれ得る第1の熱媒体用および冷媒体用
関数発生手段と、調節演算手段による前回の操作出力を
各別に入力し、当該操作出力が50〜100%の時0〜
100%の開度出力および0〜50%の時100〜O%
の開度出力をそれぞれ得る第2の熱媒体用および冷媒体
用関数発生手段と、バッチプロセスの原料温度と目標温
度との偏差の正負を判定する正負判定手段と、第1の熱
媒体用および冷媒体用関数発生手段からの各々の出力を
入力とし、正負判定手段による判定結果に基づいてその
いずれか一方をスプリットバルブへの最終的な操作出力
として切換え送出する第1の切換手段と、第2の熱媒体
用および冷媒体用関数発生手段からの各々の出力を入力
とし、正負判足手段による判定結果に基づいてそのいず
れか一方を加算手段への前回の操作出力とじて切換え送
出する第2の切換手段とを備えて構成している。
バッチプロセスの原料温度と目標温度との偏差に基つき
、比例・積分等の調節演算を行なって操作出力を得る調
節演算手段と、調節演算手段による今回の操作出力と前
回の操作出力とを加算合成する加算手段と、加算手段か
らの操作出力を各別に入力し、当該操作出力が0〜10
0%の時50〜100%の開度出力および0〜50%の
開度出力をそれぞれ得る第1の熱媒体用および冷媒体用
関数発生手段と、調節演算手段による前回の操作出力を
各別に入力し、当該操作出力が50〜100%の時0〜
100%の開度出力および0〜50%の時100〜O%
の開度出力をそれぞれ得る第2の熱媒体用および冷媒体
用関数発生手段と、バッチプロセスの原料温度と目標温
度との偏差の正負を判定する正負判定手段と、第1の熱
媒体用および冷媒体用関数発生手段からの各々の出力を
入力とし、正負判定手段による判定結果に基づいてその
いずれか一方をスプリットバルブへの最終的な操作出力
として切換え送出する第1の切換手段と、第2の熱媒体
用および冷媒体用関数発生手段からの各々の出力を入力
とし、正負判足手段による判定結果に基づいてそのいず
れか一方を加算手段への前回の操作出力とじて切換え送
出する第2の切換手段とを備えて構成している。
(作用)
従って、本発明では以上のような手段を備えたことによ
り、バッチプロセスの原料温度と目標温度との偏差の正
負に基づき、今回の操作出力と前回の操作出力とを加算
合成する加算手段からの操作出力が0〜100%の時、
50〜100%の開度出力が熱媒体用調節弁に与えられ
、また0〜50%の開度出力が冷媒体用調節弁に与えら
れる。
り、バッチプロセスの原料温度と目標温度との偏差の正
負に基づき、今回の操作出力と前回の操作出力とを加算
合成する加算手段からの操作出力が0〜100%の時、
50〜100%の開度出力が熱媒体用調節弁に与えられ
、また0〜50%の開度出力が冷媒体用調節弁に与えら
れる。
そしてこの場合、操作出力が1%だけ変化すると弁開度
が0.5%たけ変化することにより、分解能すなわち精
度が従来の4倍となって制御性を向上することか可能と
なる。
が0.5%たけ変化することにより、分解能すなわち精
度が従来の4倍となって制御性を向上することか可能と
なる。
(実施例)
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は、本発明によるバッチプロセス用の温度制御装
置の構成例を示す機能ブロック図であり、第6図と同一
部分には同一符号を付して示している。第1図において
、熱媒体ライン]および冷媒体ライン2により、バッチ
プロセスの原料タンクの加熱・冷却部7へ、スチーム等
の熱媒体Hおよび冷水等の冷媒体Cを供給するようにし
ている。
置の構成例を示す機能ブロック図であり、第6図と同一
部分には同一符号を付して示している。第1図において
、熱媒体ライン]および冷媒体ライン2により、バッチ
プロセスの原料タンクの加熱・冷却部7へ、スチーム等
の熱媒体Hおよび冷水等の冷媒体Cを供給するようにし
ている。
また、熱媒体ライン1および冷媒体ライン2には、熱媒
体用調節弁3および冷媒体用調節弁4を設けている。さ
らに、原料タンクの原料収容部8に温度検出器5を設け
、原料温度PVを検出するようにしている。ここで、熱
媒体用調節弁3は前述同様に、操作出力が0〜50%の
冷却域においては全閉、50〜100%の加熱域におい
てはリニアに0〜100%の開度となるバルブ特性を有
し、また冷媒体用調節弁4は同様に、操作出力が0〜5
0%の冷却域においては100−0%の開W、50〜1
00%の加熱域においては全閉となるバルブ特性を有す
るものである。
体用調節弁3および冷媒体用調節弁4を設けている。さ
らに、原料タンクの原料収容部8に温度検出器5を設け
、原料温度PVを検出するようにしている。ここで、熱
媒体用調節弁3は前述同様に、操作出力が0〜50%の
冷却域においては全閉、50〜100%の加熱域におい
てはリニアに0〜100%の開度となるバルブ特性を有
し、また冷媒体用調節弁4は同様に、操作出力が0〜5
0%の冷却域においては100−0%の開W、50〜1
00%の加熱域においては全閉となるバルブ特性を有す
るものである。
一方、減算器9は、温度検出器5による検出温度PVと
目標温度SVとの温度偏差(SV−PV)を算出するも
のである。また、比例・積分・微分(PID)調節演算
器10は、減算器9からの温度偏差に基づき、比例・積
分・微分の調節演算を行なって操作出力ΔM V nを
得るものである。さらに、加算器11は、比例・積分・
微分調節演算器10による今回の操作出力ΔM V n
と、前回の操作出力M V n−1とを加算合成して操
作出力M V n (= M V n−1+ΔMVn
)を得るものである。
目標温度SVとの温度偏差(SV−PV)を算出するも
のである。また、比例・積分・微分(PID)調節演算
器10は、減算器9からの温度偏差に基づき、比例・積
分・微分の調節演算を行なって操作出力ΔM V nを
得るものである。さらに、加算器11は、比例・積分・
微分調節演算器10による今回の操作出力ΔM V n
と、前回の操作出力M V n−1とを加算合成して操
作出力M V n (= M V n−1+ΔMVn
)を得るものである。
一方、第1の熱媒体用関数発生器12および第1の冷媒
体用関数発生器13は、加算器11からの操作出力M
V nを各別に入力し、それぞれ第2図および第3図に
示す如く、当該操作出力M V nが0〜1゛00%の
時50〜100%の開度出力および0〜50%の開度出
力をそれぞれ得るものである。また、第2の熱媒体用関
数発生器14および第2の冷媒体用関数発生器15は、
比例・積分・微分調節演算器10による前回の操作出力
M V n−、を各別に入力し、それぞれ第4図および
第5図に示す如く、当該操作出力MVn−1が50〜1
00%の時0〜100%の開度出力および0〜50%の
時100〜0%の開度出力をそれぞれ得るものである。
体用関数発生器13は、加算器11からの操作出力M
V nを各別に入力し、それぞれ第2図および第3図に
示す如く、当該操作出力M V nが0〜1゛00%の
時50〜100%の開度出力および0〜50%の開度出
力をそれぞれ得るものである。また、第2の熱媒体用関
数発生器14および第2の冷媒体用関数発生器15は、
比例・積分・微分調節演算器10による前回の操作出力
M V n−、を各別に入力し、それぞれ第4図および
第5図に示す如く、当該操作出力MVn−1が50〜1
00%の時0〜100%の開度出力および0〜50%の
時100〜0%の開度出力をそれぞれ得るものである。
一方、正負判定器16は、温度検出器5による検出温度
PVと目標温度SVとの温度偏差(SVPv)の正負を
判定するものである。また、第1の切換器17は、第1
の熱媒体用および冷媒体用関数発生器12および13か
らの各々の出力を入力とし、正負判定器16による正ま
たは負の判定結果に基づいて、そのいずれか一方を熱媒
体用調節弁3および冷媒体用調節弁4への最終的な操作
出力として切換え送出するものである。さらに、第2の
切換器18は、第2の熱媒体用および冷媒体用関数発生
器14および15からの各々の出力を入力とし、正負判
定器16による正または負の判定結果に基づいて、その
いずれが一方を加算器11への前回の操作出力として切
換え送出するものである。
PVと目標温度SVとの温度偏差(SVPv)の正負を
判定するものである。また、第1の切換器17は、第1
の熱媒体用および冷媒体用関数発生器12および13か
らの各々の出力を入力とし、正負判定器16による正ま
たは負の判定結果に基づいて、そのいずれか一方を熱媒
体用調節弁3および冷媒体用調節弁4への最終的な操作
出力として切換え送出するものである。さらに、第2の
切換器18は、第2の熱媒体用および冷媒体用関数発生
器14および15からの各々の出力を入力とし、正負判
定器16による正または負の判定結果に基づいて、その
いずれが一方を加算器11への前回の操作出力として切
換え送出するものである。
次に、以上のように構成した温度制御装置の作用につい
て説明する。
て説明する。
第1図において、減算器9では、温度検出器5からの検
出温度PVと目標温度SVとの温度偏差(sv−pv)
が算出される。この温度偏差は比例・積分・微分調節演
算器10に入力され、当該温度偏差に基づき比例・積分
・微分の調節演算を行なって操作出力ΔM V nが得
られ、加算器11へその加算要素として入力される。一
方、第2の熱媒体用関数発生器14および第2の冷媒体
用関数発生器15には、比例・積分・微分調節演算器1
0による前回の操作出力MVn−1がそれぞれ入力され
、第2の熱媒体用関数発生器14では当該操作出力MV
n−1が50〜100%の時0〜100%の開度出力が
、また第2の冷媒体用関数発生器では当該操作出力MV
n−1が0〜50%の時100〜0%の開度出力がそれ
ぞれ得られる。
出温度PVと目標温度SVとの温度偏差(sv−pv)
が算出される。この温度偏差は比例・積分・微分調節演
算器10に入力され、当該温度偏差に基づき比例・積分
・微分の調節演算を行なって操作出力ΔM V nが得
られ、加算器11へその加算要素として入力される。一
方、第2の熱媒体用関数発生器14および第2の冷媒体
用関数発生器15には、比例・積分・微分調節演算器1
0による前回の操作出力MVn−1がそれぞれ入力され
、第2の熱媒体用関数発生器14では当該操作出力MV
n−1が50〜100%の時0〜100%の開度出力が
、また第2の冷媒体用関数発生器では当該操作出力MV
n−1が0〜50%の時100〜0%の開度出力がそれ
ぞれ得られる。
これらの開度出力は第2の切換器18に入力され、その
いずれか一方が加算器11へ、その加算要素(前回の操
作出力)として入力される。すると加算器11では、比
例・積分・微分調節演算器10からの今回の操作出力Δ
M V nと、第2の切換器18からの前回の操作出力
MVn−1とが加算合成して、操作出力MVn (=
MVn−1+ΔMVn)が得られる。
いずれか一方が加算器11へ、その加算要素(前回の操
作出力)として入力される。すると加算器11では、比
例・積分・微分調節演算器10からの今回の操作出力Δ
M V nと、第2の切換器18からの前回の操作出力
MVn−1とが加算合成して、操作出力MVn (=
MVn−1+ΔMVn)が得られる。
次に、加算器11からの操作出力M V nは、第1の
熱媒体用関数発生器12および第1の冷媒体用関数発生
器13にそれぞれ入力され、第1の熱媒体用関数発生器
12では当該操作出力M V nが0〜100%の時5
0〜100%の開度出力が、また第1の冷媒体用関数発
生器13では当該操作出力M V nが0〜100%の
時0〜50%の開度出力がそれぞれ得られる。これらの
開度出力は第1の切換器17に入力され、そのいずれか
一方が熱媒体用調節弁3および冷媒体用調節弁4へ、そ
の最終的な操作出力として与えられる。
熱媒体用関数発生器12および第1の冷媒体用関数発生
器13にそれぞれ入力され、第1の熱媒体用関数発生器
12では当該操作出力M V nが0〜100%の時5
0〜100%の開度出力が、また第1の冷媒体用関数発
生器13では当該操作出力M V nが0〜100%の
時0〜50%の開度出力がそれぞれ得られる。これらの
開度出力は第1の切換器17に入力され、そのいずれか
一方が熱媒体用調節弁3および冷媒体用調節弁4へ、そ
の最終的な操作出力として与えられる。
この場合、第1の切換器17および第2の切換器18に
おける出力の切換えは、正負判定器16による正または
負の判定結果に基づいて行なわれる。すなわち、正負判
定器16では、温度検出器5による検出温度PVと目標
温度S■との温度偏差(SV−PV)の正負の判定が行
なわれる。この結果、温度偏差が正(SV−PV>0)
である場合には、検出温度PVが目標温度S■よりも低
く加熱する必要があるため、第1の切換器17において
は第1の熱媒体用関数発生器12からの出力が、また第
2の切換器18においては第2の熱媒体用関数発生器1
4からの出力がそれぞれバンプレスに切換えて送出され
る。逆に、温度偏差が負(SV−PV<0)である場合
には、検出温度PVが目標温度Svよりも高く冷却する
必要があるため、第1の切換器17においては第2の冷
媒体用関数発生器13からの出力が、また第2の切換器
18においては第2の冷媒体用関数発生器15からの出
力がそれぞれバンプレスに切換えて送出される。
おける出力の切換えは、正負判定器16による正または
負の判定結果に基づいて行なわれる。すなわち、正負判
定器16では、温度検出器5による検出温度PVと目標
温度S■との温度偏差(SV−PV)の正負の判定が行
なわれる。この結果、温度偏差が正(SV−PV>0)
である場合には、検出温度PVが目標温度S■よりも低
く加熱する必要があるため、第1の切換器17において
は第1の熱媒体用関数発生器12からの出力が、また第
2の切換器18においては第2の熱媒体用関数発生器1
4からの出力がそれぞれバンプレスに切換えて送出され
る。逆に、温度偏差が負(SV−PV<0)である場合
には、検出温度PVが目標温度Svよりも高く冷却する
必要があるため、第1の切換器17においては第2の冷
媒体用関数発生器13からの出力が、また第2の切換器
18においては第2の冷媒体用関数発生器15からの出
力がそれぞれバンプレスに切換えて送出される。
上述したように、本実施例によるバッチプロセス用の温
度制御装置においては、従来操作出力が1%だけ変化す
ると弁開度が2%だけ変化するのに比較して、操作出力
が1%だけ変化すると弁開度が0.5%だけ変化するた
め、分解能すなわち精度が従来の4倍となって制御性を
大幅に向上することが可能となる。
度制御装置においては、従来操作出力が1%だけ変化す
ると弁開度が2%だけ変化するのに比較して、操作出力
が1%だけ変化すると弁開度が0.5%だけ変化するた
め、分解能すなわち精度が従来の4倍となって制御性を
大幅に向上することが可能となる。
尚、上記実施例では、第1の切換器17および第2の切
換器18における出力の切換えを、検出温度PVと目標
温度SVとの温度偏差(SV−PV)の正負の判定結果
に基づいて行なったが、これに限らず検出温度PVと目
標温度S■との温度偏差(SV−PV)の変化率の正負
の判定結果に基づいて行なうようにしてもよい。
換器18における出力の切換えを、検出温度PVと目標
温度SVとの温度偏差(SV−PV)の正負の判定結果
に基づいて行なったが、これに限らず検出温度PVと目
標温度S■との温度偏差(SV−PV)の変化率の正負
の判定結果に基づいて行なうようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、精度を高めて制御
性を向上させることが可能な信頼性の高い温度制御装置
が提供できる。
性を向上させることが可能な信頼性の高い温度制御装置
が提供できる。
第1図は本発明による温度制御装置の一実施例を示す機
能ブロック図、第2図ないし第5図は同実施例における
関数発生器の特性をそれぞれ説明するための図、第6図
は従来の温度制御装置の一例を示す構成図、第7図は第
6図における操作出力と弁開度との関係を示す図である
。 1・・・熱媒体ライン、2・・・冷媒体ライン、3・・
・熱媒体用調節弁、4・・・冷媒体用調節弁、5・・・
温度検山型、7・・・加熱・冷却部、8・・原料収容部
、9・・・減算器、10・・・比例・積分・微分調節演
算器、11・・加算器、12・・・第1の熱媒体用関数
発生器、13・・・第1の冷媒体用関数発生器、14・
・・第2の熱媒体用関数発生器、15・・・第2の冷媒
体用関数発生器、16・・・正負判定器、17・・・第
1の切換器、18・第2の切換器。
能ブロック図、第2図ないし第5図は同実施例における
関数発生器の特性をそれぞれ説明するための図、第6図
は従来の温度制御装置の一例を示す構成図、第7図は第
6図における操作出力と弁開度との関係を示す図である
。 1・・・熱媒体ライン、2・・・冷媒体ライン、3・・
・熱媒体用調節弁、4・・・冷媒体用調節弁、5・・・
温度検山型、7・・・加熱・冷却部、8・・原料収容部
、9・・・減算器、10・・・比例・積分・微分調節演
算器、11・・加算器、12・・・第1の熱媒体用関数
発生器、13・・・第1の冷媒体用関数発生器、14・
・・第2の熱媒体用関数発生器、15・・・第2の冷媒
体用関数発生器、16・・・正負判定器、17・・・第
1の切換器、18・第2の切換器。
Claims (1)
- 操作出力が0〜50%の冷却域で全閉、50〜100
%の加熱域で0〜100%の開度となる熱媒体用調節弁
と、操作出力が0〜50%の冷却域で100〜0%の開
度、50〜100%の加熱域で全閉となる冷媒体用調節
弁とからなるスプリットバルブを単一の操作出力にて制
御し、熱媒体、冷媒体の供給量を調節してバッチプロセ
スの原料温度を制御する温度制御装置において、前記原
料の温度と目標温度との偏差に基づき、比例・積分等の
調節演算を行なって操作出力を得る調節演算手段と、前
記調節演算手段による今回の操作出力と前回の操作出力
とを加算合成する加算手段と、前記加算手段からの操作
出力を各別に入力し、当該操作出力が0〜100%の時
50〜100%の開度出力および0〜50%の開度出力
をそれぞれ得る第1の熱媒体用および冷媒体用関数発生
手段と、前記調節演算手段による前回の操作出力を各別
に入力し、当該操作出力が50〜100%の時0〜10
0%の開度出力および0〜50%の時100〜0%の開
度出力をそれぞれ得る第2の熱媒体用および冷媒体用関
数発生手段と、前記原料の温度と目標温度との偏差の正
負を判定する正負判定手段と、前記第1の熱媒体用およ
び冷媒体用関数発生手段からの各々の出力を入力とし、
前記正負判定手段による判定結果に基づいてそのいずれ
か一方を前記スプリットバルブへの最終的な操作出力と
して切換え送出する第1の切換手段と、前記第2の熱媒
体用および冷媒体用関数発生手段からの各々の出力を入
力とし、前記正負判定手段による判定結果に基づいてそ
のいずれか一方を前記加算手段への前回の操作出力とし
て切換え送出する第2の切換手段とを備えて成ることを
特徴とする温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26441488A JPH02110716A (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26441488A JPH02110716A (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 温度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02110716A true JPH02110716A (ja) | 1990-04-23 |
Family
ID=17402838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26441488A Pending JPH02110716A (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02110716A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007147005A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Honda Motor Co Ltd | 水素充填装置及び水素充填方法 |
-
1988
- 1988-10-20 JP JP26441488A patent/JPH02110716A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007147005A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Honda Motor Co Ltd | 水素充填装置及び水素充填方法 |
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