JP2572398B2 - 流体流量の比率制御装置 - Google Patents

流体流量の比率制御装置

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JP2572398B2 JP62238929A JP23892987A JP2572398B2 JP 2572398 B2 JP2572398 B2 JP 2572398B2 JP 62238929 A JP62238929 A JP 62238929A JP 23892987 A JP23892987 A JP 23892987A JP 2572398 B2 JP2572398 B2 JP 2572398B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、比率制御装置に係り、基準流量に対する一
定比率量を操作量とする比率制御装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
この種の比率制御装置に関する最新の技術として、特
開昭60−112119号が公知である。
上記公知技術においては、比率演算をバンプレスに開
始できるように、フイードバツク信号に基づいて比率設
定値を逆算する機内を有するように構成されている。
しかし、一般に比率制御装置に与えられる比率設定値
は、管理設定値(プラント運用管理値)である場合が多
く、比率演算開始時の逆算による実比率を比率設定値と
したままでは、前記管理設定値の再設定が必要である。
さらに、比率設定値の設定変更を行なつた時、それは
即座に比率制御装置の操作量に反映され、ステツプ状に
操作量が急変することになる。この操作量の急変は、当
該比率制御装置によつて制御されているプラントにとつ
て大きい外乱となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、比率制御装置と流量調節装置とで流
量混合比率制御を行なう場合、比率制御装置に与えられ
る比率設定値は、一般にプラント運転管理上の設定値で
あり、比率制御装置の演算開始時にフイードバツク信号
をもとに逆算した実比率を比率制御装置の比率設定値と
して使用しているため、比率設定値の再設定が必要であ
る。
さらに、比率設定値の設定変更を行なつた場合、即座
に比率制御装置の操作量に反映され、ステツプ状に操作
量が急変する。
この操作量急変は、当該制御装置を設けているプラン
トに対して大きい外乱となる。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、比率設
定値を変更してもプラントに対して大きい外乱を与える
虞れが無く、しかも、演算開始の度に比率設定値を再設
定する必要の無い、流体流量の比率制御装置を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、次のような手段により達成される。
すなわち、比率設定値の変更に対しては、操作量の急
激な変動を押さえるために、外部より設定される比率設
定値(α)と比率演算に用いる比率設定値(α′)の2
つの設定値記憶部を設け、両者の設定値が異なる場合に
は、比率演算に用いる比率設定値(α′)を徐々に、外
部より設定される比率設定値(α)に近づけるRAMP処理
部を設ける。
又、比率演算開始時のバンプを無くすためには、実比
率(αPV)を演算する実比率演算器を設け、この実比率
(αPV)を前記比率演算に用いる比率設定値(α′)と
して比率演算を開始することによりバンプレスに演算開
始することができる。
さらに比率設定値を演算する演算器をマスター演算器
としてもち、この演算結果が比率制御装置の外部より設
定される比率設定値(α)として用いられる場合には、
制御系の遅れをなくすために、外部設定比率設定値
(α)と比率演算に用いる設定値(α′)との間のRAMP
処理部をバイパスする信号選択器をもつことにより、達
成される。
〔作用〕
外部より設定される比率設定値(外部比率設定値:
α)と比率演算に用いる比率選定値(内部比率設定値:
α′)との間に設けられたRAMP処理部は、両者の設定値
が異なる場合(比率設定値の変更による)、内部比率設
定値(α′)を一定幅づつ外部設定値(α)に近づけて
いくように動作する。それによつて比率演算器の操作量
(MV)は外部比率設定値(α)の大幅な変更により急激
に変動することがなく、プラントに対する急激な変動を
おさえることができる。
又、実比率演算器は、基準流量(PV)と実流量(P
VM)とから実比率(αPV)を求める演算器で、比率演算
開始時には、この演算結果(αPV)を内部比率設定値
(α′)にすることにより、プラントに対しバンプレス
に比率演算を開始することができる。さらな前記RAMP処
理をバイパスさせる信号選択器を設けると、外部からの
指令(カスケードクローズ指令)により、RAMP処理をバ
イパスさせ、外部比率設定値(α)をそのまま内部比率
設定値(α′)に転送させることができる。このこと
は、外部比率設定値(α)が他の演算器により演算され
る場合に、RAMPによる制御系の遅れを無くすことができ
るためである。
操作量(MV)と、実比率(αPV)の演算方法を以下に
示す。
MV=α′×PV+B …(1) MV :比率制御装置操作量 PV :基準流量 α′:内部比率設定値 B :バイアス αPV:実比率 PVM :実流量 B :バイアス PV :基準流量 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
比率制御装置1は、配管3を流れる流量を流量計6に
より検出し信号ライン9から基準流量(PV)を入力し基
準値記憶部15に格納される。設定値記憶部12には、外部
比率設定値(α)が格納され、比率制御装置1に対する
比率設定値はこの設定値記憶部12の内容を変更すること
により行なう。設定値記憶部14は内部比率設定値
(α′)が格納され、設定値記憶部14の内容(α′)
と、基準値記憶部15の内容(PV)から、操作量演算器16
は前掲の(1)式に従つて操作量(MV)を演算する。乗
算結果は操作量として操作量記憶部18に格納されるが、
この操作量は信号ライン22を介して流量調節器2の流量
目標値として送られる。流量調節器2は、配管4を流れ
る流体の流量を検出器7より入力した注入実流量(P
VM)と比率制御装置1より与えられた流量目標値との偏
差によりPID演算を行ない、流量調節弁8により流量調
節を行なう。よつて配管5には、基準流量と注入流量と
の比率が、内部比率設定値となる混合流体が流れること
になる。
設定値記憶部12に格納されている外部比率設定値
(α)は、信号選択器25に送られるが、信号選択器25と
信号選択器26の内部スイツチは連動切換信号19により連
動されており、該信号19が信号選択器25,26の内部スイ
ツチ1を選択している時には、設定値記憶部12の内容は
RAMP演算器13に送られ、RAMP処理された結果が信号選択
器26を介して設定値記憶部14に送られることになる。RA
MP演算器13の動作を第2図に示す。
信号19が、信号選択器25,26のスイツチ2を選択して
いる時は、設定値記憶部12の内容がそのまま設定値記憶
部26に送られる。
信号19により信号選択器25,26のスイツチ1を選択し
ておくことにより、外部比率設定値(α)を大幅に変更
してもRAMP演算器13により内部比率設定値は急変しない
ので操作量記憶部18の操作量は大きな変化はせず、注入
流量調節計2に対する大きな外乱を防ぐことができるた
め、配管5を流れる流体の混合比率の変動又はオーバー
シユートの幅を少なくすることが可能となる。
次に比率制御装置1の演算停止状態から開始される場
合のバンプレス処理方法について説明する。
配管4を流れる注入実流量(PVM)と基準流量(PV)
とから実際の流量比率(αPV)を前記式(2)に従つて
演算する実比率演算器17の演算結果は、信号ライン11を
介して信号選択器27に入力される。信号ライン28から演
算開始トリガーがパルス状に入力されると信号選択器27
のスイツチはパルスON時間だけ2のスイツチに接続さ
れ、その後スイツチ1の状態になる。この時、実比率
(αPV)は設定値記憶部14に格納されるためバンプレス
に制御を開始することができる。
又、外部比率設定値が、第3図に示すように比率設定
値演算器21により演算され、比率制御装置1とカスケー
ドループを構成される場合、第1図のRAMP演算器13は、
全体制御系の遅れとなるため、比率設定値演算器21は、
信号ライン19を介して、信号選択器25,26(第1図)の
スイツチ2に切り換えることによりRAMP処理13をバイパ
スする。すなわち、信号ライン19は、比率制御装置1に
対し、比率設定値演算器21がカスケードクローズ指令を
出すための信号ラインであり、カスケードクローズする
場合は、信号選択器25,26のスイツチ2を選択し、カス
ケードオープンする場合は、スイツチ1を選択すること
が可能である。
このように、比率制御装置1のRAMP処理は、外部条件
によりバイパスすることもできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、基準値に比例した操作量を演算する
比率制御装置において、外部比率設定値に対するRAMP処
理をするRAMP演算器を具備し、さらに演算開始時に実比
率演算する実比率演算器を具備し、両者の出力を内部設
定値記憶手段を通して操作量演算器に与えるようにした
ので、比率設定値の変更をした場合、設定値の変更が操
作量に即座に反映されてプラントに及ぼす急激な変動と
なることを防止することが可能であり、演算開始時には
実比率演算出力を設定してバンプレスに演算を開始し、
比率設定値を実比率から初期比率設定値に徐々にもどす
ことかできるため、演算開始たびの比率設定値の再設定
が不要である等の効果がある。
また、本発明を実施する際RAMP演算器をバイパスさせ
る可能も設けることにより、比率設定値を演算する演算
器とカスケードクローズ運転中は、RAMP処理をバイパス
させることが出来るようになり、RAMPによる制御系の遅
れを無くすことも可能である。
本実施例では、実比率演算のために注入実流量(P
VM)と基準流量(PV)とバイアス(B)を用いたが、注
入実流量(PVM)として、流量調節器2の流量目標値を
用いた場合でも同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す系統図、第2図はRAMP
処理の動作を示す図表、第3図は本発明の応用例を示す
系統図である。 1……比率制御装置、2……流量調節器、3,4,5……配
管、6,7……流量検出器、8……流量調節弁、9,10,11,1
9,22,24,28……信号ライン、12,14……設定値記憶部、1
3……RAMP演算器、15……基準値記憶部、16……操作量
演算器、17……実比率演算器、18……操作量記憶部、2
5,26,27……信号選択器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配管に設けた流量計から発せられる基準流
    量信号値と、外部比率設定値とを与えられ、両者を乗算
    して操作量信号を出力する操作量演算器を設けるととも
    に、上記操作量信号によって開度を調節される流量調節
    弁を設けた流量比率制御装置において、前記操作量演算
    器に外部比率設定値を与える信号ラインの途中に外部比
    率設定値に対するRAMP処理をするRAMP演算器を設け、該
    RAMP演算器と前記操作量演算器の間に内部設定値記憶手
    段を介在させ、かつ、該内部設定値記憶手段に比率制御
    装置の演算開始時に実比率演算の出力信号を与える実比
    率演算器を設けて成り、該実比率演算器は、前記流量調
    節弁を通らない管路の流量計出力と、該流量調節弁を通
    る管路の流量計出力との比率を算出するものであること
    を特徴とする流体流量の比率制御装置。
  2. 【請求項2】前記のRAMP演算器は、該RAMP演算器をバイ
    パスする回路、及び該バイパス回路を開閉するスイッチ
    手段を設けたものであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載した流体流量の比率制御装置。
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