JPH10331661A - ディーゼルエンジンの遠心式ガバナ - Google Patents

ディーゼルエンジンの遠心式ガバナ

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JPH10331661A
JPH10331661A JP14484497A JP14484497A JPH10331661A JP H10331661 A JPH10331661 A JP H10331661A JP 14484497 A JP14484497 A JP 14484497A JP 14484497 A JP14484497 A JP 14484497A JP H10331661 A JPH10331661 A JP H10331661A
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JP
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lever
spring
governor
start spring
fuel
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JP14484497A
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Satoshi Fujii
聡 藤井
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠心式ガバナの組み付けを容易にし、燃料噴
射ポンプとスタートスプリングとを別部品として管理す
る煩わしさを解消する。 【解決手段】 第1レバー1Aと第2レバー1Bとの間
にトルクアップ装置10を介装し、第1レバー1Aに連
結したラックピン6をスタートスプリング3で始動増量
位置へ弾圧可能に構成する。第2レバー1Bにガバナス
プリング4を介して調速レバー5を連結し、ラックピン
6をスタートスプリング3とガバナスプリング4とによ
り燃料増量側Rへ弾圧し、ガバナ力Fで燃料減量側Lへ
押圧するように構成する。スタートスプリング3を線細
工バネで構成し、その基端部3aを燃料噴射ポンプ25
のケース本体26に止着し、基端寄り中間部3bを片持
状に巻掛けて係止し、その先端寄り中間部3cをつる巻
状に形成し、その先端部3dを直接ラックピン6に弾圧
接当して係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの遠心式ガバナに関し、特に燃料噴射ポンプのラック
ピンを始動増量位置に弾圧付勢するスタートスプリング
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遠心式ガバナの従来技術としては、例え
ば図5に示すものが知られている。この遠心式ガバナ
は、第1レバー1Aと第2レバー1Bとの間にトルクア
ップ装置30を介装し、第1レバー1Aに連結したラッ
クピン6をスタートスプリング3で始動増量位置St
弾圧可能に構成するとともに、第2レバー1Bにガバナ
スプリング4を介して調速レバー5を連結し、上記ラッ
クピン6をスタートスプリング3とガバナスプリング4
とにより燃料増量側Rへ弾圧するのに対して、図示しな
いガバナウエイトのガバナ力Fで燃料減量側Lへ押圧す
るように構成されている。なお、第1レバー1Aと第2
レバー1Bの揺動支軸2及びスタートスプリング3の他
端はポンプハウジングを構成する機壁に枢着されてい
る。
【0003】ところで、上記従来の遠心式ガバナにおい
ては、ラックピン6はスタートスプリング3の張力で始
動増量位置St に弾圧されて始動を容易にするが、第1
レバー1Aのピン係合部6Aにはラックピン6よりも幾
分大きなクリアランスが設けられているため、エンジン
の負荷変動に対応して第1レバー1Aのラックピン6に
作用する方向が変化するたびに、上記クリアランスの分
だけガバナコントロールの誤差が生じる。
【0004】そこで上記クリアランスを解消するものと
して、従来より例えば図6に示すものが知られている。
それは第1レバー1Aの先端部にスライドレバー16を
ガイド溝17とガイドピン18を介してスライド自在に
設け、このスライドレバー16をスタートスプリング3
で始動増量位置St に弾圧することにより、スライドレ
バー16のピン係合溝16aと第1レバー1Aのピン係
合端1aとでラックピン6を挟持するように構成したも
のである。エンジンを停止させる際には、図示しないエ
ンジン停止レバーでスライドレバー16を介してラック
ピン6を燃料停止位置SP に位置させるが、第1レバー
1Aと第2レバー1Bは強いガバナプリング4によって
拘引された状態で置き残し、上記スライドレバー16だ
けを弱いスタートスプリング3の付勢力に抗して燃料停
止位置SP に位置させる。
【0005】上記図5に記載の遠心式ガバナは、以下の
ように作用する。エンジンの始動操作時には、ラックピ
ン6はスタートスプリング3の張力で始動増量位置St
に弾圧されて始動を容易にする。このとき第2レバー1
Bは燃料制限具7に受け止められて全負荷相当位置4/
4に置き残される。エンジン始動後は、スタートスプリ
ング3及びガバナスプリング4とこれに対抗するガバナ
力Fとの釣り合い力により、エンジンの負荷変動に対応
して第1レバー1Aと第2レバー1Bとが一体となって
揺動し、ラックピン6は無負荷相当位置0/4と全負荷
相当位置4/4との間で調量移動する。
【0006】エンジンが過負荷運転に移行するとエンジ
ンの回転数が低下し、ガバナ力Fが低下してスタートス
プリング3とガバナスプリング4の張力で第1レバー1
Aと第2レバー1Bとを燃料増量側Rに引く。このとき
第2レバー1Bは燃料制限具7に受け止められて全負荷
相当位置4/4に置き残される。つまり、ガバナスプリ
ング4は機能しない。一方、トルクアップ装置30のト
ルクスプリング33の弾発力がガバナ力に打ち勝ってト
ルクピン32を押し出す。これにより過負荷運転状態で
はラックピン6は全負荷相当位置4/4とトルクアップ
位置Tuとの間で調量移動する。これによりエンジンは
トルクを上げて粘り強さを発揮する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例(図6)で
は、スタートスプリング3をスライドレバー16とポン
プハウジングを構成する機壁との間に架着する構成であ
るため、先に燃料噴射ポンプをポンプハウジング内に組
み付けた場合には、狭いポンプハウジング内でスタート
スプリング3を架着しなければならず、その組み付けに
手間取る。これとは逆に、先にスタートスプリング3を
架着した場合には、スライドレバー16のピン係合溝1
6aと第1レバー1Aのピン係合端1aとが閉じた状態
になるため、後で燃料噴射ポンプを組み付ける際に、ラ
ックピン6を当該ピン係合部1a・16aに係合させる
のに手間取る。つまり、遠心式ガバナの組み付けに手間
取る。
【0008】さらに、遠心式ガバナGを組み付けるまで
は、燃料噴射ポンプとスタートスプリングとを別部品と
して個別に管理する必要があり、部品管理上煩わしいと
いう問題もある。本発明はこのような事情に鑑みてなさ
れたもので、ラックピンのピン係合部におけるクリアラ
ンスの問題を解消しつつ、燃料噴射ポンプのポンプハ
ウジング内への組み付け手順に関係なく遠心式ガバナの
組み付けを容易にすること、燃料噴射ポンプとスター
トスプリングとを別部品として個別に管理する必要をな
くし、部品管理上の煩わしさを解消することを技術課題
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するために、以下のように構成される。即ち、請求項1
に記載の発明は、第1レバー1Aと第2レバー1Bとの
間にトルクアップ装置10を介装し、第1レバー1Aに
連結したラックピン6をスタートスプリング3で始動増
量位置St へ弾圧可能に構成するとともに、第2レバー
1Bにガバナスプリング4を介して調速レバー5を連結
し、上記ラックピン6をスタートスプリング3とガバナ
スプリング4とにより燃料増量側Rへ弾圧するのに対し
て、ガバナ力Fで燃料減量側Lへ押圧するように構成し
た、ディーゼルエンジンの遠心式ガバナにおいて、上記
スタートスプリング3の基端部3aを燃料噴射ポンプ2
5のケース本体26に止着するとともに、その先端部3
dを直接ラックピン6に弾圧接当して係止した、ことを
特徴とするものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載したディーゼルエンジンの遠心式ガバナにおい
て、上記スタートスプリング3を線細工バネで構成し、
その基端寄り中間部3bを片持状に巻掛けて係止すると
ともに、先端寄り中間部3cをつる巻状に形成し、当該
スタートスプリング3を燃料噴射ポンプ25のケース本
体26に沿わせて装着した、ことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【発明の作用・効果】請求項1に記載した発明では、ス
タートスプリング3の基端部3aを燃料噴射ポンプ25
のケース本体26に止着するとともに、その先端部3d
を直接ラックピン6に弾圧接当して係止したことから、
第1レバー1Aとラックピン6との間のクリアランスは
解消され、エンジンの負荷変動で第1レバー1Aのラッ
クピン6に作用する方向が変化しても、前記クリアラン
スに起因するエンジンの回転変動は解消されるうえ、以
下の特有の作用・効果を奏する。
【0012】(イ)燃料噴射ポンプのポンプハウジング
内への組み付け手順とは無関係にスタートスプリング3
をあらかじめ燃料噴射ポンプ25に組み付けることがで
きるから、狭いポンプハウジング内でスタートスプリン
グ3を架着する手間が省ける。また、従来例のように第
1レバー1Aのピン係合部が閉じることもないので、ラ
ックピン6を第1レバーのピン係合部に容易に係合させ
ることができる。これにより遠心式ガバナの組み付けが
容易になる。
【0013】(ロ)スタートスプリング3は、あらかじ
め燃料噴射ポンプ25に止着・係止して組み付けられる
ことから、燃料噴射ポンプとスタートスプリングとを一
体部品として管理することができる。つまり、両者を別
部品として管理する必要がなくなり、部品管理上の煩わ
しさを解消することができる。
【0014】(ハ)請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載したディーゼルエンジンの遠心式ガバナにおい
て、スタートスプリング3を線細工バネで構成し、その
基端寄り中間部3bを片持状に巻掛けて係止するととも
に、先端寄り中間部3cをつる巻状に形成し、当該スタ
ートスプリング3を燃料噴射ポンプ25のケース本体2
6に沿わせて装着したことから、当該スタートスプリン
グ3をケース本体26から出張ることなく、コンパクト
に組み付けることができる。これによりポンプハウジン
グ内への燃料噴射ポンプの組み付けが容易になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ここで、図2は本発明の実施形態
に係るディーゼルエンジンの遠心式ガバナの斜視図、図
1(A)はその遠心式ガバナの要部を破断した正面図、図
1(B)は燃料噴射ポンプの要部を破断した側面図であ
る。
【0016】この遠心式ガバナGは、図1(A)(B)及び
図2に示すように、図5及び図6の従来例と同様の基本
構成を備える。即ち、第1レバー1Aと第2レバー1B
との間にトルクアップ装置10を介装し、第1レバー1
Aにスライドレバー1aを介して連結したラックピン6
をスタートスプリング3で始動増量位置へ弾圧可能に構
成するとともに、第2レバー1Bにガバナスプリング4
を介して調速レバー5を連結し、上記ラックピン6をス
タートスプリング3とガバナスプリング4とにより燃料
増量側へ弾圧するのに対して、図示しないガバナウエイ
トのガバナ力Fで燃料減量側へ押圧するように構成され
ている。以下、本実施形態の具体的な構成について説明
する。
【0017】図1(A)に示すように、上記第1レバー
1Aにはカム軸20の一端部に外嵌するガバナスリーブ
21を介してガバナ力Fを作用させるように構成する。
また、第2レバー1Bのバネ係止部1eと調速レバー5
とにわたりガバナスプリング4を架着し、ガバナスプリ
ング4の張力は調速レバー5で調節操作可能に構成す
る。上記第1レバー1Aと第2レバー1Bとを支軸2で
揺動可能に支持するとともに、両者1A・1Bの間にト
ルクアップ装置10を介装して相互に連動するように構
成する。なお、上記支軸2は図2に示すように軸支具1
6で枢支する。
【0018】ラックピン6は、スタートスプリング3と
ガバナスプリング4とにより燃料増量側へ弾圧され、図
示しないガバナウエイトのガバナ力Fによりガバナスリ
ーブ21と第1レバー1Aとを介して燃料減量側へ押圧
される。また、第2レバー1Bは、接当片1dを介して
燃料制限具7で全負荷相当位置4/4に受け止められ
る。上記燃料制限具7はポンプハウジングを構成する機
壁に進退調節可能に設ける。
【0019】スライドレバー1aは、これにあけた長孔
17に第1レバー1Aの上端部に固定したピン18を挿
通して当該第1レバー1Aと連結され、停止レバー8で
停止操作可能に構成される。つまり、ガバナスプリング
4の張力に妨げられることなく、スライドレバー1aを
介してラックピン6をエンジン停止位置SP に操作でき
るように構成されている。なお、前記調速レバー5と上
記停止レバー8とは、図2に示すように同心軸上に個別
操作可能に設けられており、調速レバー5は調速操作レ
バー5aにより、停止レバー8は停止操作レバー8aに
より、それぞれ操作される。
【0020】上記トルクアップ装置10は、図1(A)
及び図2に示すように、第2レバー1Bに一体に形成さ
れたピン支持具11と、このピン支持具11に進退自在
に設けられたトルクピン12と、このトルクピン12の
接当部12bを第1レバー1Aの接当片14に向けて弾
発付勢するトルクスプリング13と、上記トルクピン1
2の後端部に止着された止め輪12cとを備えている。
また、トルクピン12のピン先端部12aに対向させて
ピークトルク制限具15が設けられている。
【0021】上記ピークトルク制限具15は、図1(A)
に示すように、ガバナハウジングの機壁に進退調節可能
に設けられ、エンジンの過負荷運転時におけるピン先端
部12aの最大突出量を調量規制するように構成されて
いる。これにより、エンジンのピークトルク値を調節で
き、ピークトルク値のバラツキに起因する不都合を解消
することができる。また、トルクアップ装置10を組み
付けた後で、個々のエンジンのピークトルク値を調節す
れば足り、トルクスプリング13の初期荷重の調節等は
一切不要になる。つまり、エンジンの排ガス規制をクリ
アーし、粘り強さを発揮させるために必要な遠心式ガバ
ナの組み付け調節が容易になる。
【0022】なお、上記トルクアップ装置10は、従来
例と同様のトルクアップ機能のほかに、ラックピン6が
第1レバー1Aと第2レバー1Bとを介して無負荷相当
位置0/4と全負荷相当位置4/4との間を調量移動す
るガバナ調量域内では、ガバナスプリング4の張力とト
ルクスプリング13の弾発力とをガバナ力Fに対抗させ
るとともに、トルクスプリング13の弾発力がガバナ力
Fに屈してトルクピン12を後退させるように構成され
ている。
【0023】つまり、ラックピン6のガバナ調量域内で
はトルクピン12が後退することにより、ガバナスプリ
ング4及びトルクスプリング13のバネ定数が従来例と
同じであっても、同じガバナ力Fに対してトルクピン1
2が後退する分だけ、ラックピン6が第2レバー1Bを
介して燃料減量側へ大きく調量移動し、無負荷回転数を
従来例よりも下げることができる。これにより、ガバナ
差とハンチングとをバランスさせながらも、ガバナ差を
小さくすることができる。
【0024】上記スタートスプリング3は、図1(A)
(B)及び図2に示すように線細工バネで構成され、燃料
噴射ポンプ25のケース本体26の正面に沿わせるよう
にしてポンプ駆動用タペット27のガイドネジ28を利
用して装着する。そしてその上から止めリング29で脱
落しないように保持する。即ち、当該スタートスプリン
グ3の基端部(フック)3aを中央のガイドネジ28の
ヘッドに巻付けて止着し、その基端寄り中間部3bを他
のガイドネジ28に片持状に巻掛けて係止するととも
に、先端寄り中間部3cをつる巻状に形成し、この線細
工バネ3の撓み弾発力を利用してその先端部3dを直接
ラックピン6に弾圧接当して係止する。
【0025】上記構成により、第1レバー1Aとスライ
ドレバー1aを介して連結されたラックピン6との間の
クリアランス及びギャップは解消され、エンジンの負荷
変動で第1レバー1Aのラックピン6に作用する方向が
変化しても、前記クリアランスやギャップに起因するエ
ンジンの回転変動は解消される。また、燃料噴射ポンプ
25のポンプハウジング内への組み付け手順とは無関係
にスタートスプリング3をあらかじめ燃料噴射ポンプ2
5に装着できるので、狭いポンプハウジング内でスター
トスプリング3を架着する手間が省ける。
【0026】また、従来例のように第1レバー1Aのピ
ン係合部1a・16aが閉じることもないので、ラック
ピン6をスライドレバー1aのピン係合孔に容易に係合
させることができ、遠心式ガバナの組み付けが容易にな
る。しかも、スタートスプリング3は、あらかじめ燃料
噴射ポンプ25に止着・係止して組み付けられることか
ら、燃料噴射ポンプ25とスタートスプリング3とを一
体部品として管理することができ、別部品として管理す
る必要がなくなる。つまり、部品管理上の煩わしさを解
消することができる。
【0027】また、上記構成により、線細工バネで構成
したスタートスプリング3を燃料噴射ポンプ25のケー
ス本体26に沿わせて装着したので、当該スタートスプ
リング3はケース本体26から出張ることもなくコンパ
クトに組み付けることができる。この点でもポンプハウ
ジング内への燃料噴射ポンプ25の組み付けが容易にな
る。なお、スタートスプリング3の先端寄り中間部3c
をつる巻状に形成したのは、バネ定数を適当な数値に設
定しつつ、巻数を少なくして極力当該スタートスプリン
グの占有スペースを小さくするためである。
【0028】図3は本発明の変形例を示す遠心式ガバナ
の平面図、図4はその遠心式ガバナの要部を示す正面図
である。この実施形態では、スライドレバー1aにあけ
た長孔17に第1レバー1Aの上端部に固定した2個の
ピン18・18を挿通して当該第1レバー1Aと連結
し、当該スライドレバー1aの先端部16a折り曲げて
その先端面にラックピン6を接当させるように構成され
ている。これはポンプハウジング内に燃料噴射ポンプ2
5を組み付ける際に、スライドレバー1aとラックピン
6との係合を一層容易にすることを意図したものであ
り、その他の点は図1と同様に構成されている。
【0029】なお、上記実施形態では、第1レバー1A
にスライドレバー1aを介してラックピン6を連結した
ものについて例示したが、スライドレバー1aは本発明
の必須構成要件ではない。また、スタートスプリング3
を線細工バネで構成したものとして説明したが、うず巻
きバネで構成することもできる。さらに、トルクアップ
装置についても図5に示す従来例と同様のものを適用し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る遠心式ガバナを示し、
図1(A)はその遠心式ガバナの要部を破断した正面
図、図1(B)は燃料噴射ポンプの要部を破断した側面
図である。
【図2】本発明に係るディーゼルエンジンの遠心式ガバ
ナを示す斜視図である。
【図3】本発明の変形例を示す遠心式ガバナの平面図で
ある。
【図4】本発明の上記変形例に係る遠心式ガバナの要部
正面図である。
【図5】従来例に係る遠心式ガバナの模式図である。
【図6】従来例に係る遠心式ガバナのピン係合部の正面
図である。
【符号の説明】
1A…第1レバー、1B…第2レバー、3…スタートス
プリング、3a…スタートスプリングの基端部、3b…
スタートスプリングの基端寄り中間部、3c…スタート
スプリングの先端寄り中間部、3d…スタートスプリン
グの先端部、4…ガバナスプリング、5…調速レバー、
6…ラックピン、10…トルクアップ装置、25…燃料
噴射ポンプ、26…燃料噴射ポンプのケース本体、F…
ガバナ力、G…遠心式ガバナ、L…燃料増量側、R…燃
料減量側、St …始動増量位置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1レバー(1A)と第2レバー(1
    B)との間にトルクアップ装置(10)を介装し、第1
    レバー(1A)に連結したラックピン(6)をスタート
    スプリング(3)で始動増量位置(St)へ弾圧可能に
    構成するとともに、第2レバー(1B)にガバナスプリ
    ング(4)を介して調速レバー(5)を連結し、上記ラ
    ックピン(6)をスタートスプリング(3)とガバナス
    プリング(4)とにより燃料増量側(R)へ弾圧するの
    に対して、ガバナ力(F)で燃料減量側(L)へ押圧す
    るように構成した、ディーゼルエンジンの遠心式ガバナ
    において、 上記スタートスプリング(3)の基端部(3a)を燃料
    噴射ポンプ(25)のケース本体(26)に止着すると
    ともに、その先端部(3d)を直接ラックピン(6)に
    弾圧接当して係止した、ことを特徴とするディーゼルエ
    ンジンの遠心式ガバナ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したディーゼルエンジン
    の遠心式ガバナにおいて、上記スタートスプリング
    (3)を線細工バネで構成し、その基端寄り中間部(3
    b)を片持状に巻掛けて係止するとともに、先端寄り中
    間部(3c)をつる巻状に形成し、当該スタートスプリ
    ング(3)を燃料噴射ポンプ(25)のケース本体(2
    6)に沿わせて装着した、ことを特徴とするディーゼル
    エンジンの遠心式ガバナ。
JP14484497A 1997-06-03 1997-06-03 ディーゼルエンジンの遠心式ガバナ Pending JPH10331661A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1311149C (zh) * 2002-03-15 2007-04-18 株式会社久保田 用于横置柴油发动机的离心调速器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1311149C (zh) * 2002-03-15 2007-04-18 株式会社久保田 用于横置柴油发动机的离心调速器

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