JPH10331446A - 放電衝撃破壊方法および放電衝撃破壊装置 - Google Patents
放電衝撃破壊方法および放電衝撃破壊装置Info
- Publication number
- JPH10331446A JPH10331446A JP14074797A JP14074797A JPH10331446A JP H10331446 A JPH10331446 A JP H10331446A JP 14074797 A JP14074797 A JP 14074797A JP 14074797 A JP14074797 A JP 14074797A JP H10331446 A JPH10331446 A JP H10331446A
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- Japan
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- discharge impact
- metal wire
- thin metal
- impact destruction
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Abstract
(57)【要約】
【課題】放電衝撃破壊を行う際に、その準備作業を容易
に行い得る放電衝撃破壊方法を提供する。 【解決手段】金属細線４に電気エネルギーを短時間に供
給することにより、金属細線４を一気に溶融・気化させ
て被破壊物５を破壊する放電衝撃破壊方法であって、金
属細線４を保持部材６の表面部に形成された凹部１１内
に保持させるとともに、この凹部１１内に破壊用物質１
２を充填させ、そしてこの凹部１１を被破壊物５の破壊
部表面に対向させて破壊する方法である。
に行い得る放電衝撃破壊方法を提供する。 【解決手段】金属細線４に電気エネルギーを短時間に供
給することにより、金属細線４を一気に溶融・気化させ
て被破壊物５を破壊する放電衝撃破壊方法であって、金
属細線４を保持部材６の表面部に形成された凹部１１内
に保持させるとともに、この凹部１１内に破壊用物質１
２を充填させ、そしてこの凹部１１を被破壊物５の破壊
部表面に対向させて破壊する方法である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高電圧の放電エネ
ルギーを用いて、コンクリート、岩盤などの被破壊物を
破壊する放電衝撃破壊方法および放電衝撃破壊装置に関
するものである。
ルギーを用いて、コンクリート、岩盤などの被破壊物を
破壊する放電衝撃破壊方法および放電衝撃破壊装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、コンクリート、岩盤などの被破壊
物を破壊するものとして、ダイナマイトがあるが、取り
扱い等の点で危険性がある。
物を破壊するものとして、ダイナマイトがあるが、取り
扱い等の点で危険性がある。
【０００３】この危険性を除去するものとして、最近、
放電エネルギーを使用した放電衝撃破壊装置が提案され
ている。この放電衝撃破壊装置は、筒状容器内に金属細
線を挿入しておき、この金属細線に、高電圧でコンデン
サに充電された電気エネルギーを短時間に供給し、すな
わち放電を行わせて、金属細線を一気に溶融・気化さ
せ、そのときの体積膨張力により被破壊物を破壊するも
のである。
放電エネルギーを使用した放電衝撃破壊装置が提案され
ている。この放電衝撃破壊装置は、筒状容器内に金属細
線を挿入しておき、この金属細線に、高電圧でコンデン
サに充電された電気エネルギーを短時間に供給し、すな
わち放電を行わせて、金属細線を一気に溶融・気化さ
せ、そのときの体積膨張力により被破壊物を破壊するも
のである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述したような放電衝
撃破壊装置によると、その使用方法は、ダイナマイトを
使用する場合と同様に、筒状容器内に金属細線を挿入す
るとともに、被破壊物に筒状容器を挿入する穴を掘削し
なければならず、その準備作業が非常に面倒であるとい
う問題があった。
撃破壊装置によると、その使用方法は、ダイナマイトを
使用する場合と同様に、筒状容器内に金属細線を挿入す
るとともに、被破壊物に筒状容器を挿入する穴を掘削し
なければならず、その準備作業が非常に面倒であるとい
う問題があった。
【０００５】そこで、本発明は、放電衝撃破壊を行う際
に、その準備作業を容易に行い得る放電衝撃破壊方法お
よび放電衝撃破壊装置を提供することを目的とする。
に、その準備作業を容易に行い得る放電衝撃破壊方法お
よび放電衝撃破壊装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の放電衝撃破壊方法は、金属細線に電気エネ
ルギーを短時間に供給することにより、金属細線を一気
に溶融・気化させて被破壊物を破壊する放電衝撃破壊方
法であって、上記金属細線を保持部材の表面部に形成さ
れた凹部内に保持させるとともに、この凹部を被破壊物
の破壊部表面に対向させて破壊を行う破壊方法であり、
またこの破壊方法において、凹部内に破壊用物質を充填
する方法である。
に、本発明の放電衝撃破壊方法は、金属細線に電気エネ
ルギーを短時間に供給することにより、金属細線を一気
に溶融・気化させて被破壊物を破壊する放電衝撃破壊方
法であって、上記金属細線を保持部材の表面部に形成さ
れた凹部内に保持させるとともに、この凹部を被破壊物
の破壊部表面に対向させて破壊を行う破壊方法であり、
またこの破壊方法において、凹部内に破壊用物質を充填
する方法である。
【０００７】また、本発明の放電衝撃破壊装置は、金属
細線に電気エネルギーを短時間に供給することにより、
金属細線を一気に溶融・気化させて被破壊物を破壊する
ための放電衝撃破壊装置であって、上記金属細線を保持
部材の表面部に形成された凹部内に保持させ、破壊時に
おいて、この凹部を被破壊物の破壊部表面に対向させる
ようにした破壊装置であり、またこの破壊装置におい
て、凹部内に破壊用物質を充填したものである。
細線に電気エネルギーを短時間に供給することにより、
金属細線を一気に溶融・気化させて被破壊物を破壊する
ための放電衝撃破壊装置であって、上記金属細線を保持
部材の表面部に形成された凹部内に保持させ、破壊時に
おいて、この凹部を被破壊物の破壊部表面に対向させる
ようにした破壊装置であり、またこの破壊装置におい
て、凹部内に破壊用物質を充填したものである。
【０００８】上記の放電衝撃破壊方法および破壊装置に
よると、保持部材に形成された凹部内に放電を行わせる
金属細線を配置させるとともに、この凹部を被破壊物の
破壊部表面に押し付けて、放電破壊を行うようにしたの
で、被破壊物に金属細線が配置された筒状容器を挿入す
るための穴を掘削するなどの準備作業が不必要となる。
よると、保持部材に形成された凹部内に放電を行わせる
金属細線を配置させるとともに、この凹部を被破壊物の
破壊部表面に押し付けて、放電破壊を行うようにしたの
で、被破壊物に金属細線が配置された筒状容器を挿入す
るための穴を掘削するなどの準備作業が不必要となる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
る放電衝撃破壊方法および放電衝撃破壊装置を、図１〜
図３に基づき説明する。
る放電衝撃破壊方法および放電衝撃破壊装置を、図１〜
図３に基づき説明する。
【００１０】図１および図２に示すように、この放電衝
撃破壊装置１は、高電圧の電気エネルギーを蓄える充電
器例えばコンデンサに充電を行うための充電回路（図示
せず）と、上記コンデンサに電気配線２および一対の電
極棒３を介して接続された金属細線［例えば、銅（Ｃ
ｕ）が使用される］４と、この金属細線４を被破壊物５
の破壊部の表面に保持させる保持部材６とから構成され
ている。
撃破壊装置１は、高電圧の電気エネルギーを蓄える充電
器例えばコンデンサに充電を行うための充電回路（図示
せず）と、上記コンデンサに電気配線２および一対の電
極棒３を介して接続された金属細線［例えば、銅（Ｃ
ｕ）が使用される］４と、この金属細線４を被破壊物５
の破壊部の表面に保持させる保持部材６とから構成され
ている。
【００１１】すなわち、この保持部材６の表面部には、
所定深さｈでかつ平面視で矩形状の凹部１１が形成され
るとともに、この凹部１１を構成するとともに互いに対
向する周縁部６ａに形成された穴部６ｂに各電極棒３が
挿通保持され、しかも両電極棒３間に接続された金属細
線４がその中央に位置されるとともにこの金属細線４が
配置された凹部１１内には、金属細線４の溶融・気化時
に、その体積膨張力を伝達するための破壊用物質（圧力
伝達物質ともいう）１２が充填されたものである。
所定深さｈでかつ平面視で矩形状の凹部１１が形成され
るとともに、この凹部１１を構成するとともに互いに対
向する周縁部６ａに形成された穴部６ｂに各電極棒３が
挿通保持され、しかも両電極棒３間に接続された金属細
線４がその中央に位置されるとともにこの金属細線４が
配置された凹部１１内には、金属細線４の溶融・気化時
に、その体積膨張力を伝達するための破壊用物質（圧力
伝達物質ともいう）１２が充填されたものである。
【００１２】また、上記破壊用物質としては、例えば固
形状または半固形状物質が使用され、より具体的には、
モルタル、泥、シリコン、ゼリーなどが使用される。上
記放電衝撃破壊装置１を使用して、被破壊物例えばコン
クリート５を破壊する場合、凹部１１内の中央に電極棒
３を介して金属細線４が保持されるとともにこの凹部１
１内に破壊用物質１２が充填された保持部材６を、凹部
１１が破壊部表面に対向する位置となるように押圧させ
る。
形状または半固形状物質が使用され、より具体的には、
モルタル、泥、シリコン、ゼリーなどが使用される。上
記放電衝撃破壊装置１を使用して、被破壊物例えばコン
クリート５を破壊する場合、凹部１１内の中央に電極棒
３を介して金属細線４が保持されるとともにこの凹部１
１内に破壊用物質１２が充填された保持部材６を、凹部
１１が破壊部表面に対向する位置となるように押圧させ
る。
【００１３】なお、充填される破壊用物質１２は、凹部
１１からはみ出るように、すなわち図３に示すように、
保持部材６をコンクリート５に押し付けた際に、破壊用
物質１２の一部が、その周囲から外部にはみ出すよう
に、十分な量が充填される。
１１からはみ出るように、すなわち図３に示すように、
保持部材６をコンクリート５に押し付けた際に、破壊用
物質１２の一部が、その周囲から外部にはみ出すよう
に、十分な量が充填される。
【００１４】すなわち、凹部１１の深さｄよりも、充填
された破壊用物質１２の高さｈの方が大きくなるように
され、また押し付け時におけるコンクリート５の表面か
ら金属細線４までの距離ｘに比べて、凹部１１を形成す
る周縁部６ａの外面から金属細線４までの最小距離ｙが
十分に大きくなるようにされている。
された破壊用物質１２の高さｈの方が大きくなるように
され、また押し付け時におけるコンクリート５の表面か
ら金属細線４までの距離ｘに比べて、凹部１１を形成す
る周縁部６ａの外面から金属細線４までの最小距離ｙが
十分に大きくなるようにされている。
【００１５】上記保持部材６をコンクリート５の破壊部
表面に押し付けた状態で、コンデンサから金属細線４に
高電圧の電気エネルギー（放電エネルギー）を短時間で
供給すれば、金属細線４が一気に溶融・気化し、そのと
きの体積膨張力が破壊用物質１２を介して、コンクリー
ト５の破壊部表面に伝わり、所定範囲に亘って破壊が行
われる。
表面に押し付けた状態で、コンデンサから金属細線４に
高電圧の電気エネルギー（放電エネルギー）を短時間で
供給すれば、金属細線４が一気に溶融・気化し、そのと
きの体積膨張力が破壊用物質１２を介して、コンクリー
ト５の破壊部表面に伝わり、所定範囲に亘って破壊が行
われる。
【００１６】すなわち、保持部材６の表面に形成された
凹部１１内に金属細線４を配置するとともに、この凹部
１１を被破壊物の表面に押圧して破壊を行うことがで
き、したがって被破壊物に穴を掘削するなどの準備作業
が不必要となるので、破壊作業が容易となる。
凹部１１内に金属細線４を配置するとともに、この凹部
１１を被破壊物の表面に押圧して破壊を行うことがで
き、したがって被破壊物に穴を掘削するなどの準備作業
が不必要となるので、破壊作業が容易となる。
【００１７】
【発明の効果】以上のように、本発明の放電衝撃破壊方
法および破壊装置によると、保持部材に形成された凹部
内に放電を行わせる金属細線を配置させるとともに、こ
の凹部を被破壊物の破壊部表面に押し付けて、放電破壊
を行うようにしたので、被破壊物に金属細線が配置され
た筒状容器を挿入するための穴を掘削するなどの準備作
業が不必要となり、したがって破壊作業を短時間でかつ
容易に行うことができる。
法および破壊装置によると、保持部材に形成された凹部
内に放電を行わせる金属細線を配置させるとともに、こ
の凹部を被破壊物の破壊部表面に押し付けて、放電破壊
を行うようにしたので、被破壊物に金属細線が配置され
た筒状容器を挿入するための穴を掘削するなどの準備作
業が不必要となり、したがって破壊作業を短時間でかつ
容易に行うことができる。
【図１】本発明の実施の形態における放電衝撃破壊装置
の概略構成を示す要部断面図である。
の概略構成を示す要部断面図である。
【図２】図１の一部切欠Ａ−Ａ矢視図である。
【図３】同放電衝撃破壊装置による破壊方法を示す要部
断面図である。
断面図である。
１ 放電衝撃破壊装置 ４ 金属細線 ５ 被破壊物 ６ 保持部材 ６ａ 周縁部 １１ 凹部 １２ 破壊用物質
フロントページの続き (72)発明者 井上 鉄也 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 玉越 大介 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 加藤 剛 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立造船株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】金属細線に電気エネルギーを短時間に供給
することにより、金属細線を一気に溶融・気化させて被
破壊物を破壊する放電衝撃破壊方法であって、上記金属
細線を保持部材の表面部に形成された凹部内に保持させ
るとともに、この凹部を被破壊物の破壊部表面に対向さ
せて破壊を行うことを特徴とする放電衝撃破壊方法。 - 【請求項２】凹部内に破壊用物質を充填することを特徴
とする請求項１記載の放電衝撃破壊方法。 - 【請求項３】金属細線に電気エネルギーを短時間に供給
することにより、金属細線を一気に溶融・気化させて被
破壊物を破壊するための放電衝撃破壊装置であって、上
記金属細線を保持部材の表面部に形成された凹部内に保
持させ、破壊時において、この凹部を被破壊物の破壊部
表面に対向させるようにしたことを特徴とする放電衝撃
破壊装置。 - 【請求項４】凹部内に破壊用物質を充填したことを特徴
とする請求項３記載の放電衝撃破壊装置。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14074797A JPH10331446A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 放電衝撃破壊方法および放電衝撃破壊装置 |
| RU99104306/03A RU2178078C2 (ru) | 1997-05-30 | 1998-04-30 | Способ подрыва объекта (варианты) и удерживающее устройство, используемое для осуществления способа подрыва |
| CN98800502A CN1222949A (zh) | 1997-05-30 | 1998-04-30 | 破坏装置和破坏方法以及该破坏方法使用的保持构件 |
| EP98917755A EP0916786A4 (en) | 1997-05-30 | 1998-04-30 | DESTRUCTION APPARATUS AND METHOD, AND SUPPORT MEMBER FOR USE IN THIS METHOD |
| KR10-1999-7000728A KR100413200B1 (ko) | 1997-05-30 | 1998-04-30 | 파괴장치 및 파괴방법 및 그 파괴방법에 사용되는 유지부재 |
| US09/230,739 US6279477B1 (en) | 1997-05-30 | 1998-04-30 | Destroying apparatus and method, and holding member for use in that method |
| PCT/JP1998/001997 WO1998054425A1 (fr) | 1997-05-30 | 1998-04-30 | Appareil et procede de destruction, et element de support utilise dans ce procede |
| US09/901,880 US6431074B2 (en) | 1997-05-30 | 2001-07-09 | Blasting apparatus, blasting method and retainer member used for the blasting method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14074797A JPH10331446A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 放電衝撃破壊方法および放電衝撃破壊装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10331446A true JPH10331446A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15275799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14074797A Pending JPH10331446A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 放電衝撃破壊方法および放電衝撃破壊装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10331446A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020182932A (ja) * | 2019-05-03 | 2020-11-12 | パロ アルト リサーチ センター インコーポレイテッド | 脆い構造体を破壊するための電気的に活性化された圧力容器 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP14074797A patent/JPH10331446A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020182932A (ja) * | 2019-05-03 | 2020-11-12 | パロ アルト リサーチ センター インコーポレイテッド | 脆い構造体を破壊するための電気的に活性化された圧力容器 |
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