JPH10330652A - 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物

Info

Publication number
JPH10330652A
JPH10330652A JP14439097A JP14439097A JPH10330652A JP H10330652 A JPH10330652 A JP H10330652A JP 14439097 A JP14439097 A JP 14439097A JP 14439097 A JP14439097 A JP 14439097A JP H10330652 A JPH10330652 A JP H10330652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
resin
powder coating
coating composition
transition temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14439097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4125805B2 (ja
Inventor
Noriko Hokari
紀子 穂苅
Kenji Seko
健治 瀬古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP14439097A priority Critical patent/JP4125805B2/ja
Publication of JPH10330652A publication Critical patent/JPH10330652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4125805B2 publication Critical patent/JP4125805B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 活性エネルギー線による硬化性に優れた粉体
塗料組成物を開発すること。 【解決手段】 (A)オキセタン官能基を1分子中に平
均2個以上含有し、ガラス転移温度が40〜100℃の
範囲内であり、数平均分子量が1,000〜15,00
0の範囲内である樹脂、(B)ガラス転移温度が40〜
100℃の範囲内であるポリエポキシド、及び(C)光
カチオン重合開始剤を必須成分として含有することを特
徴とする活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物、並び
に(D)オキセタン官能基とエポキシ基を同一分子内に
併有し、ガラス転移温度が40〜100℃の範囲内であ
り、数平均分子量が1,000〜15,000の範囲内
である樹脂、及び(C)光カチオン重合開始剤を必須成
分として含有することを特徴とする活性エネルギー線硬
化型粉体塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な活性エネル
ギー線硬化型粉体塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、粉体塗料組成物は有機
溶剤等の揮発成分をほとんど含まないことから公害防
止、地球環境の保護の点に優れた塗料として注目されて
いる。
【0003】エポキシ基含有粉体樹脂を用いた光カチオ
ン重合粉体塗料組成物は、ビニル基含有粉体樹脂を用い
た光ラジカル重合粉体塗料組成物に比べ、熱安定性に優
れるため、粉体塗料の製造や粉体塗装後の加熱溶融によ
る塗膜形成が良好である。しかしながら、エポキシ基の
光カチオン重合を利用した活性エネルギー線硬化樹脂
は、硬化時に酸素の影響を受けない等の利点を有するた
め、近年多くの用途に使用され始めているが、不飽和基
の活性エネルギー線ラジカル重合に比べ感光性が悪いと
いう問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、活性エネル
ギー線による硬化性に優れた粉体塗料組成物を開発する
ことを目的としてなされたものである。
【0005】本発明者等は、前記従来技術の欠点を解消
すべく鋭意研究を重ねた。その結果、架橋官能基として
オキセタン官能基とエポキシ基を併用すると、感光性が
向上して、その結果、光カチオン重合速度が増大するこ
とを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】しかして、本発明によると、(A)下記一
般式(I)
【0007】
【化3】
【0008】(式中、R1は、水素原子、炭素数1〜6
のアルキル基、フッ素原子、炭素数1〜6のフルオロア
ルキル基、アリル基、アリール基、アラルキル基、フリ
ル基又はチェニル基を示す)で表わされるオキセタン官
能基を1分子中に平均2個以上含有し、ガラス転移温度
が40〜100℃の範囲内であり、数平均分子量が1,
000〜15,000の範囲内である樹脂、(B)ガラ
ス転移温度が40〜100℃の範囲内であるポリエポキ
シド、及び(C)光カチオン重合開始剤を必須成分とし
て含有することを特徴とする活性エネルギー線硬化型粉
体塗料組成物(以下、このものを「粉体塗料組成物
(1)」と呼ぶ)、並びに(D)下記一般式(I)
【0009】
【化4】
【0010】(式中、R1は、水素原子、炭素数1〜6
のアルキル基、フッ素原子、炭素数1〜6のフルオロア
ルキル基、アリル基、アリール基、アラルキル基、フリ
ル基又はチェニル基を示す)で表わされるオキセタン官
能基とエポキシ基を同一分子内に併有し、ガラス転移温
度が40〜100℃の範囲内であり、数平均分子量が
1,000〜15,000の範囲内である樹脂、及び
(C)光カチオン重合開始剤を必須成分として含有する
ことを特徴とする活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成
物(以下、このものを「粉体塗料組成物(2)」と呼
ぶ)が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の粉体塗料組成物(1)に
ついて以下に説明する。
【0012】該粉体塗料組成物(1)は、架橋官能基と
して前記式(I)で表わされるオキセタン官能基を有す
る樹脂(A)及びポリエポキシド(B)を、主たる樹脂
成分として含んでなる点に特徴を有する。
【0013】オキセタン官能基含有樹脂(A):前記式
(I)中のR1の定義において、「炭素数1〜6のアル
キル基」は直鎖状又は分岐状のものであってもよく、例
えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−
ブチル、n−ヘキシル等が挙げられる。「炭素数1〜6
のフルオロアルキル基」は上記アルキル基の水素原子の
少なくとも1個がフッ素原子で置換された基であり、例
えば、フルオロプロピル、フルオロブチル、トリフルオ
ロプロピル等が挙げられる。「アリール基」は単環式又
は多環式であることができ、また、芳香環が1個又はそ
れ以上の炭素数1〜6のアルキル基で置換されていても
よく、例えば、フェニル、トルイル、キシリル、ナフチ
ル等が挙げられる。「アラルキル基」は、アリール部分
及びアルキル部分がそれぞれ上記の意味を有するアリー
ル−アルキル基であり、例えば、ベンジル基、フェネチ
ル基等が挙げられる。
【0014】R1としては中でも炭素数1〜6、殊に炭
素数1〜4のアルキル基、例えば、メチル、エチルが好
適である。
【0015】該オキセタン官能基は、エーテル結合、エ
ステル結合、ウレタン結合等の酸素を含有する結合又は
これらの1種以上の結合を含む炭化水素類を介して樹脂
(A)の側鎖又は主鎖に結合していることが好ましい。
【0016】オキセタン官能基は、樹脂(A)中に1分
子あたり平均して少なくとも約2個以上、好ましくは平
均約3〜約30個の割合で存在することができる。該オ
キセタン官能基が1分子あたり平均約2個を下回ると活
性エネルギー線硬化性が低下するので好ましくない。
【0017】該オキセタン官能基含有樹脂(A)は、ガ
ラス転移温度40〜100℃の範囲内、好ましくは50
〜80℃の範囲内、数平均分子量1,000〜15,0
00の範囲内、好ましくは3,000〜10,000の
範囲内を夫々有するものである。ガラス転移温度が40
℃を下回ると塗料の耐ブロッキング性が劣り、一方、1
00℃を上回ると塗膜の仕上り外観(平滑性等)が劣る
ので好ましくない。数平均分子量が1,000を下回る
と塗料の耐ブロッキング性、塗膜の耐候性が劣り、一
方、15,000を上回ると塗膜の仕上り外観が劣るの
で好ましくない。上記したガラス転移温度(Tg、℃)
は、以下のように求める。即ち、示差走査熱量測定装置
(DSC)を用い、試料をサンプルパンに約10mg秤
量したものを100℃まで加熱し、10分間保持し、そ
の後、−20℃まで急冷する。その後、10℃/分の速
度で昇温し、ガラス転移温度を求める。
【0018】オキセタン官能基含有樹脂(A)は、オキ
セタン官能基を1分子中に平均2個以上含有し、ガラス
転移温度が40〜100℃の範囲内であり、数平均分子
量が1,000〜15,000の範囲内である限り、特
に制限なしに使用することができる。具体的には、例え
ば、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、シ
リコン樹脂、アルキド樹脂、ポリエーテル樹脂及びこれ
らの変性樹脂等が包含される。
【0019】上記した樹脂にオキセタン官能基を導入す
る方法について代表例を以下に例示する。
【0020】(1)多塩基酸(例えば、(無水)フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、(無水)マレイン
酸、アジピン酸、アゼライン酸等)と多価アルコール
(例えば、エチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロー
ルプロパン等)、及び必要に応じて1塩基酸の混合物を
エステル化触媒の存在下でエステル化反応させてポリカ
ルボン酸ポリエステル樹脂を製造し、次いで得られた樹
脂をトリメチロールプロパン等のトリオール成分でエス
テル化反応させてポリエステル樹脂中にトリオール成分
に由来する下記式
【0021】
【化5】
【0022】の1,3−ジオール残基を導入し、続いて
該残基と炭酸ジエチルとを反応させて環状ポリカーボネ
ートを有するポリエステル樹脂を製造し、続いてこのも
のを脱炭酸させたもの。
【0023】(2)トリメチロールプロパン等のトリオ
ールと炭酸ジエチルを反応させて水酸基含有環状カーボ
ネートを製造した後、脱炭酸して片末端に水酸基及びも
う一方の末端にオキセタン官能基を有する3−エチル−
3−ヒドロキシメチルオキセタンを製造し、次いで該オ
キセタンの水酸基と相補的に反応するが、しかしオキセ
タン基とは実質的に反応しない相補性官能基、例えば、
イソシアネート基、低級アルコキシ基(例えば、メトキ
シ、エトキシ)、低級アルコキシカルボニル基(例え
ば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)等を有
する樹脂(例えば、イソシアネート基を含有するアクリ
ル樹脂、メチルエステル基を含有するポリエステル樹脂
等)を反応させたもの。
【0024】(3)上記3−エチル−3−ヒドロキシメ
チルオキセタンと、相補的に反応する上記官能基及びラ
ジカル重合性不飽和基(例えば、アクリロイル基、メタ
クリロイル基、ビニル基等)を含有する不飽和モノマー
とを反応させて分子の片末端にラジカル重合性不飽和基
及びもう一方の末端にオキセタン官能基を有する不飽和
モノマーを製造し、次いで該不飽和モノマーを、必要な
らばその他のラジカル重合性不飽和モノマー(例えば、
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート等の(メタ)アクリル酸のC1〜C24のアルキ
ル又はシクロアルキルエステル類;2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシエチル等の(メタ)アクリル
酸のC2〜C8ヒドロキシアルキルエステル類;(メタ)
アクリル酸等のカルボキシル基含有不飽和モノマー類;
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳
香族ビニル化合物類;パーフルオロブチルエチル(メ
タ)アクリレート、パーフルオロイソノニルエチル(メ
タ)アクリレート等の含フッ素不飽和モノマー類;(メ
タ)アクリルアミド等の重合性アミド類;(メタ)アク
リロニトリル等の重合性ニトリル類)とラジカル(共)
重合させたもの。
【0025】(4)上記水酸基含有環状カーボネートと
上記相補性官能基を有する樹脂を反応させて樹脂中に環
状カーボネートを導入した後、該環状カーボネートを脱
炭酸してオキセタン官能基に変換したもの。
【0026】(5)上記水酸基含有環状カーボネートと
上記相補的に反応する官能基及びラジカル重合性不飽和
基を含有する不飽和モノマーとを反応させて分子の片末
端にラジカル重合性不飽和基及びもう一方の末端に環状
カーボネートを有する不飽和モノマーを製造し、次いで
該不飽和モノマーを、必要ならば上記その他のラジカル
重合性不飽和モノマーとラジカル(共)重合させて、
(共)重合体中に環状カーボネートを導入した後、該環
状カーボネートを脱炭酸してオキセタン官能基に変換し
たもの。
【0027】ポリエポキシド(B):本発明に用いるポ
リエポキシド(B)は、1分子中にエポキシ基を平均約
2個以上、好ましくは平均約2〜10個含有し、ガラス
転移温度が40〜100℃の範囲内である樹脂である。
該エポキシ基の数が1分子中に平均約2個を下回ると活
性エネルギー線硬化性が低下するので好ましくない。ま
た、ガラス転移温度が40℃を下回ると塗料の耐ブロッ
キング性が劣り、一方、100℃を上回ると塗膜の仕上
り外観(平滑性等)が劣るので好ましくない。
【0028】上記したガラス転移温度(Tg、℃)は、
前述の示差走査熱量測定装置(DSC)により求める。
【0029】また、ポリエポキシド(B)の数平均分子
量は、約120〜200,000、好ましくは約240
〜80,000の範囲内のものが好ましい。数平均分子
量が約120を下回ると塗膜の耐久性等が低下し、一
方、数平均分子量が約200,000を越えると塗装作
業性が劣るといった欠点があるので好ましくない。
【0030】ポリエポキシド(B)の具体例としては、
例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、メチルグリ
シジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテ
ル等のグリシジル基含有エチレン性不飽和モノマー、
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリ
レート等の脂環式エポキシ基含有エチレン性不飽和モノ
マー等の如きエポキシ基含有エチレン性不飽和モノマー
と、必要に応じて、前記その他のラジカル重合性不飽和
モノマーをラジカル(共)重合させて得られる(共)重
合体;ジグリシジルエーテル、2−グリシジルフェニル
グリシジルエーテル、2,6−ジグリシジルフェニルグ
リシジルエーテル等のグリシジルエーテル化合物;ビニ
ルシクロヘキセンジオキサイド、レモネンジオキサイド
等のグリシジル基及び脂環式エポキシ基含有化合物;ジ
シクロペンタジエンジオキサイド、ビス(2,3−エポ
キシシクロペンチル)エーテル、エポキシシクロヘキセ
ンカルボン酸エチレングリコールジエステル、ビス
(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペー
ト、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−
エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、3,4−エ
ポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エ
ポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレート等
の脂環式エポキシ基含有化合物;ビスフェノールA型エ
ポキシ樹脂;ビスフェノールF型エポキシ樹脂;クレゾ
ールノボラック型エポキシ樹脂;フェノールノボラック
型エポキシ樹脂等が包含される。
【0031】前記オキセタン官能基含有樹脂(A)と上
記ポリエポキシド(B)との配合割合は、固形分基準
で、オキセタン官能基含有樹脂(A)100重量部に対
してポリエポキシド(B)が約0.1〜100重量部、
好ましくは約1〜50重量部の範囲内が好適である。
【0032】光カチオン重合開始剤(C):本発明で使
用する光カチオン重合開始剤(C)は、活性エネルギー
線によってカチオンを発生して、オキセタン官能基及び
エポキシ基のカチオン重合を開始させる化合物であり、
例えば、下記式(III)〜(XVII)で表わされる
ヘキサフルオロアンチモネート塩、ペンタフルオロヒド
ロキシアンチモネート塩、ヘキサフルオロホスフェート
塩、ヘキサフルオロアルゼネート塩及びその他の光カチ
オン重合開始剤を挙げることができる。
【0033】 Ar2+・X- (III) [式中、Arはアリール基、例えばフェニル基を表わ
し、X-はPF6 -、SbF6 -、又はAsF6 -を表わす] Ar3+・X- (IV) [式中、Ar及びX-は上記と同じ意味を有する]
【0034】
【化6】
【0035】[式中、R2は炭素数1〜12のアルキル
基又は炭素数1〜12のアルコキシ基を表わし、nは0
〜3の整数を表わし、X-は上記と同じ意味を有する]
【0036】
【化7】
【0037】[式中、Y-はPF6 -、SbF6 -、AsF6
-又はSbF5(OH)-を表わす]
【0038】
【化8】
【0039】[式中、X-は上記と同じ意味を有する]
【0040】
【化9】
【0041】[式中、X-は上記と同じ意味を有する]
【0042】
【化10】
【0043】[式中、X-は上記と同じ意味を有する]
【0044】
【化11】
【0045】[式中、R3は炭素原子数7〜15のアラ
ルキル基又は炭素原子数3〜9のアルケニル基、R4
炭素原子数1〜7の炭化水素基又はヒドロキシフェニル
基、R5は酸素原子又は硫黄原子を含有していてもよい
炭素原子数1〜5のアルキル基を示し、X-は上記と同
じ意味を有する]
【0046】
【化12】
【0047】[式中、R6及びR7はそれぞれ独立に炭素
数1〜12のアルキル基又は炭素数1〜12のアルコキ
シ基を表わす]
【0048】
【化13】
【0049】[式中、R6及びR7は上記と同じ意味を有
する]
【0050】
【化14】
【0051】光カチオン重合開始剤(B)の市販品とし
ては、例えば、サイラキュアUVI−6970、同UV
I−6990(以上、いずれも米国ユニオンカーバイド
社製)、イルガキュア264(チバガイギー社製)、C
IT−1682(日本曹達(株)製)等を挙げることが
できる。上記化合物中、毒性、汎用性の点からPF6 -
アニオンとする塩が好ましい。
【0052】上記の光カチオン重合開始剤(C)の配合
割合は、一般に、前記樹脂(A)と前記ポリエポキシド
(B)の合計量100重量部(固形分基準)に対して、
0.01〜20重量部、好ましくは0.05〜15重量
部、さらに好ましくは0.1〜10重量部の範囲内が好
適である。配合割合が0.01重量部を下回ると硬化
性、加工性等が低下し、逆に20重量部を上回ると貯蔵
安定性、硬化物の仕上り外観、黄変性等が低下するので
いずれも好ましくない。
【0053】粉体塗料組成物(1):本発明の粉体塗料
組成物(1)は、例えば、樹脂(A)の有機溶剤溶液及
びポリエポキシド(B)の有機溶剤溶液に開始剤(C)
及び必要に応じてその他の添加物の配合物を配合した場
合には脱溶剤して固形粉体塗料組成物を得た後、粉砕機
により微粉砕して粉体塗料を製造することができ、ま
た、樹脂(A)及びポリエポキシド(B)が固形粉体樹
脂の場合には樹脂(A)、ポリエポキシド(B)、開始
剤(C)及び必要に応じてその他の添加物の配合物を配
合した後、ミキサーでドライブレンドを行ない、次いで
加熱溶融混練し、冷却、微粉砕して粉体塗料を製造する
ことができる。粉体塗料組成物(1)の平均粒子径は約
1〜100ミクロン、好ましくは約5〜60ミクロンの
範囲内が好適である。
【0054】その他の添加物としては、例えば、着色顔
料、充填剤、流動性調整剤、ブロッキング防止剤、紫外
線吸収剤、紫外線安定剤、表面調整剤、ワキ防止剤、酸
化防止剤、帯電制御剤、硬化促進剤、その他樹脂等を挙
げることができる。
【0055】本発明の粉体塗料組成物(2)について以
下に説明する。
【0056】該粉体塗料組成物(2)は、架橋官能基と
して前記式(I)で表わされるオキセタン官能基とエポ
キシ基の両者を1分子中に併有する樹脂(D)を、主た
る樹脂成分として含んでなる点に特徴を有する。
【0057】オキセタン官能基とエポキシ基を同一分子
内に併有する樹脂(D):オキセタン官能基は、樹脂
(D)中に1分子あたり平均して少なくとも約2個以
上、好ましくは平均約2〜約100個、より好ましくは
平均約2〜約50個の割合で存在することができる。該
オキセタン官能基が1分子あたり平均約2個を下回ると
活性エネルギー線硬化性が低下するので好ましくない。
【0058】一方、エポキシ基は、樹脂(D)中に1分
子あたり平均して少なくとも約2個以上、好ましくは平
均約2〜約100個、より好ましくは平均約2〜約50
個の割合で存在することができる。該エポキシ基が1分
子あたり平均約2個を下回ると活性エネルギー線硬化性
が低下するので好ましくない。
【0059】樹脂(D)の種類は、特に制限されず、ア
クリル系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリエー
テル系等の各種の樹脂を用いることができるが、本発明
の場合には、塗膜の耐候性、耐久性等の点から、特に、
アクリル系樹脂が好適である。
【0060】前記式(I)のオキセタン官能基とエポキ
シ基を併有するアクリル系樹脂は、例えば、(a)分子
の一端に式(I)のオキセタン官能基を有し且つ他端に
ラジカル重合性不飽和基を有する不飽和モノマー及び
(b)エポキシ基含有アクリル系不飽和モノマーを場合
により(c)他の共重合可能なラジカル重合性不飽和モ
ノマーと共に共重合することにより製造することができ
る。
【0061】上記のオキセタン官能基含有不飽和モノマ
ー(a)としては、例えば、下記式(II)
【0062】
【化15】
【0063】式中、R1は前記と同義である、で表わさ
れる3−ヒドロキシメチルオキセタン化合物を、上記式
(II)中の水酸基と相補的に反応するが、しかしオキ
セタン基とは実質的に反応しない相補性官能基、例え
ば、イソシアネート基、低級アルコキシ基(例えば、メ
トキシ、エトキシ)、低級アルコキシカルボニル基(例
えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル)等を
一緒に有し且つ他端にラジカル重合性不飽和基、例えば
アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基を有する
不飽和化合物と反応させることにより得ることができ
る。
【0064】上記式(II)の化合物、例えば、3−エ
チル−3−ヒドロキシメチルオキセタンは、トリメチロ
ールプロパンを炭酸ジエチルと反応させて水酸基含有環
状カーボネートを製造し、次いで脱炭酸することにより
製造することができる。
【0065】また、式(II)の化合物と反応せしめら
れる上記不飽和化合物としては、例えば、(メタ)アク
リル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸イソシアネートエチル、m−イソプロペニル−α,α
−ジメチルベンジルイソシアネート、N−メトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、メチルビニルエーテル、エチルビ
ニルエーテル等が挙げられる。
【0066】上記のエポキシ基含有アクリル系不飽和モ
ノマー(b)としては、例えば、グリシジル(メタ)ア
クリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル
(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0067】上記モノマー(a)及び(b)と共重合可
能なラジカル重合性不飽和モノマー(c)としては、例
えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のC1〜C24
のアルキル又はシクロアルキルエステル類;2−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変
性(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル等の(メタ)ア
クリル酸のC2〜C8ヒドロキシアルキルエステル類;
(メタ)アクリル酸等のカルボキシル基含有不飽和モノ
マー類;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン等の芳香族ビニル化合物類;パーフルオロブチルエチ
ル(メタ)アクリレート、パーフルオロイソノニルエチ
ル(メタ)アクリレート等の含フッ素不飽和モノマー
類;(メタ)アクリルアミド等の重合性アミド類;(メ
タ)アクリロニトリル等の重合性ニトリル類などが挙げ
られる。これらのモノマーは、形成される樹脂に望まれ
る特性に応じて1種又は2種以上を適宜選択して用いる
ことができる。
【0068】該樹脂(D)は、例えば、上記モノマー
(a)、(b)及び(c)の混合物を有機溶剤中で重合
開始剤の存在下でラジカル重合反応することにより製造
することができる。
【0069】該有機溶剤としては、上記モノマー(a)
〜(c)と実質的に反応しない不活性有機溶剤であれば
特に制限なしに使用することができる。具体的には、例
えば、トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤;酢酸アミ
ル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、酢酸メトキシブチル、
アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、酢酸メチルセロ
ソルブ、セロソルブアセテート、酢酸ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、酢酸カルビトール等の酢酸エ
ステル系溶剤;ジオキサン、エチレングリコールジエチ
ルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジ
エチレングリコールジエチルエーテル等のエーテル系溶
剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン等のケトン系溶剤等が挙げられる。これらのもの
は1種もしくは2種以上組合せて使用することができ
る。該有機溶剤において、好ましくは芳香族系溶剤を主
体(50重量%以上)とし、必要に応じて芳香族系溶剤
以外の溶剤と組合せて使用することが好ましい。
【0070】該重合開始剤としては、従来から公知のラ
ジカル重合開始剤が特に制限なしに使用できる。具体的
には、例えば、ベンゾイル、ジ−tert−ブチルハイ
ドロパーオキサイド、tert−ブチルハイドロパーオ
キサイド、クミルパーオキサイド、クメンハイドロパー
オキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキ
サイド、tert−ブチルパーオキシベンゾエート、ラ
ウリルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、te
rt−ブチル−2−エチルヘキサノエート、tert−
アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、1,
1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート等の過酸化物類;2,2´−アゾビス
イソブチロニトリル、アゾビスジメチルバレロニトリ
ル、アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル等のアゾ系
類等が挙げられる。これらのものは1種もしくは2種以
上組合せて使用することができる。
【0071】ラジカル重合反応の条件は特に制限されな
いが、例えば、約50〜200℃、好ましくは約70〜
150℃の温度範囲で約1〜24時間、好ましくは約5
〜10時間の範囲が好適である。
【0072】上記のオキセタン官能基とエポキシ基の両
者を1分子中に併有する樹脂(D)は、ガラス転移温度
40〜100℃の範囲内、好ましくは50〜80℃の範
囲内、数平均分子量1,000〜15,000の範囲
内、好ましくは3,000〜10,000の範囲内を夫
々有するものである。ガラス転移温度が40℃を下回る
と塗料の耐ブロッキング性が劣り、一方、100℃を上
回ると塗膜の仕上り外観(平滑性等)が劣るので好まし
くない。数平均分子量が1,000を下回ると塗料の耐
ブロッキング性、塗膜の耐候性が劣り、一方、15,0
00を上回ると塗膜の仕上り外観が劣るので好ましくな
い。
【0073】上記したガラス転移温度(Tg、℃)は、
前述の示差走査熱量測定装置(DSC)により求める。
【0074】また、前記の光カチオン重合開始剤(C)
の配合割合は、一般に、樹脂(D)100重量部(固形
分基準)に対して、0.01〜20重量部、好ましくは
0.05〜15重量部、さらに好ましくは0.1〜10
重量部の範囲内が好適である。配合割合が0.01重量
部を下回ると硬化性、加工性等が低下し、逆に20重量
部を上回ると貯蔵安定性、硬化物の仕上り外観、黄変性
等が低下するのでいずれも好ましくない。
【0075】粉体塗料組成物(2):本発明の粉体塗料
組成物(2)は、例えば、樹脂(D)の有機溶剤溶液に
開始剤(C)及び必要に応じて前記その他の添加物の配
合物を配合した場合には脱溶剤して固形粉体塗料組成物
を得た後、粉砕機により微粉砕して粉体塗料を製造する
ことができ、また、該樹脂(D)が固形粉体樹脂の場合
には該樹脂(D)、開始剤(C)及び必要に応じて前記
その他の添加物の配合物を配合した後、ミキサーでドラ
イブレンドを行ない、次いで加熱溶融混練し、冷却、微
粉砕して粉体塗料を製造することができる。粉体塗料組
成物(2)の平均粒子径は約1〜100ミクロン、好ま
しくは約5〜60ミクロンの範囲内が好適である。
【0076】本発明の活性エネルギー線硬化型粉体塗料
組成物は、被塗物に静電粉体塗装(例えば、コロナ帯電
式、摩擦帯電式等)、流動浸漬塗装等の方法で粉体塗装
し、100〜160℃の温度に1〜10分間加熱溶融し
て塗膜を形成する。この塗膜に紫外線を照射することに
よって、カチオン重合により硬化塗膜を形成することが
できる。
【0077】紫外線照射源としては、水銀ランプ、キセ
ノンランプ、カーボンアーク、メタルハイトランプ、太
陽光などを用いることができる。紫外線の照射条件は特
に制限されないが、150〜450nmの範囲内の紫外
線を含む光線を空気中もしくは不活性ガス雰囲気下で、
数秒間以上照射することが好ましい。特に、空気中で照
射する場合は、高圧水銀灯を用いることが好ましい。
【0078】
【発明の効果】本発明の活性エネルギー線硬化型粉体塗
料組成物は、貯蔵安定性に優れ、被塗物に塗装した場
合、活性エネルギー線による硬化性に優れた硬化塗膜を
形成することができる。
【0079】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明を更に具体的
に説明する。「部」及び「%」はそれぞれ重量基準であ
る。
【0080】製造例1〜8 温度計、サーモスタット、撹拌機、還流冷却器及び滴下
装置を備え付けた反応容器に、トルエン85部を仕込
み、窒素ガスを吹き込みながら、110℃に加熱した
後、滴下装置から表1に示すモノマー混合液に2,2´
−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)4部を溶解さ
せた溶液を約3時間かけて滴下した。滴下終了後、11
0℃で2時間放置し、反応を終了した。その後、減圧蒸
留によりトルエンを除去し、冷却してアクリル系樹脂
(a)〜(h)を得た。得られた樹脂のDSC測定によ
るガラス転移温度、GPC(ゲルパーミエーションクロ
マトグラフ)測定による数平均分子量及び1分子中の官
能基の個数を併せて表1に示す。 製造例9 温度計、サーモスタット、撹拌機、還流冷却器及び滴下
装置を備え付けた反応容器に、トルエン85部を仕込
み、窒素ガスを吹き込みながら、110℃に加熱した
後、滴下装置から表1に示すモノマー混合液に2,2´
−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)4部を溶解さ
せた溶液を約3時間かけて滴下した。滴下終了後、11
0℃で5時間放置した後、ハイドロキノンモノメチルエ
ーテル0.05部及びテトラエチルアンモニウムブロマ
イド0.3部を添加し、窒素ガスを空気に切り換えて吹
き込みながらアクリル酸14.7部を約1時間かけて滴
下した後、5時間放置して、酸価が1以下になったこと
を確認して反応を終了した。この樹脂溶液を5リットル
のn−ヘキサン中に注ぎ、絹布で濾過後、大きなステン
レスバット中に広げ、暗室にて常温で7日間乾燥して白
色の光ラジカル重合性不飽和ポリマー粉末(i)を得
た。得られたポリマー(i)のDSC測定によるガラス
転移温度、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラ
フ)測定による数平均分子量及び1分子中の官能基の個
数を併せて表1に示す。
【0081】
【表1】
【0082】実施例1〜7及び比較例1〜4 表2に記載のアクリル系樹脂100部及び光重合開始剤
1部を室温でヘンシェルミキサーでドライブレンドした
後、エクストルーダーで溶融混練した。次に冷却した
後、ピンディスクミルで粉砕し、150メッシュのフル
イで濾過して粉体塗料組成物を得た。得られた粉体塗料
組成物の耐ブロッキング性を評価した。結果を表2に示
す。
【0083】また、厚さ0.3mmのアルミ板上に、実
施例1〜7及び比較例1〜3で得た粉体塗料組成物を膜
厚が約30μmとなるようにそれぞれ静電塗装し、乾燥
機で140℃で5分間加熱溶融して塗膜を形成後、12
0W/cmの高圧水銀灯で紫外線照射し、塗膜を硬化さ
せた。なお、比較例4においては、加熱溶融中での塗膜
の硬化を抑制するため、100℃で5分間加熱溶融し
た。得られた塗板について各種試験を行なった。結果を
表2に示す。
【0084】表2における試験方法は以下のとうりであ
る。
【0085】塗料の耐ブロッキング性:粉体塗料を、底
面積が約20cm2の円筒容器に高さが6cmになるよ
うに入れ、30℃で7日間静置した。その後、粉体塗料
を取り出して次の基準で状態を観察した。
【0086】 ◎:全く固まりがなく良好なもの、 ○:若干固まるが指で簡単にほぐれるもの、 △:固まりが発生し指で強く押さないとほぐれないも
の、 ×:固まりが発生し指で強く押してもほぐれないもの。
【0087】塗膜外観:塗膜の仕上がり外観をツヤ感、
平滑感から次の基準で評価した。
【0088】 ◎:良好、 ○:若干平滑性が劣るがツヤ感は良好、 △:平滑性及びツヤ感が若干劣る、 ×:平滑性及びツヤ感が劣る。
【0089】光硬化最少照射量:紫外線照射した塗膜
を、メチルエチルケトンを含浸させたガーゼで5回ラビ
ングし、膨潤または溶解しない最少紫外線照射量(mJ
/cm2)を測定した。
【0090】光表面硬化性:最少紫外線照射量の2倍量
紫外線照射した塗膜をメチルエチルケトンを含浸させた
ガーゼでラビングし、ラビング後の表面のツヤ感を次の
基準で評価した。
【0091】 ◎:5回以上のラビングでも良好、 ○:2〜4回のラビングまで良好、 ×:1回のラビングでツヤが引ける。
【0092】
【表2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(I) 【化1】 (式中、R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル
    基、フッ素原子、炭素数1〜6のフルオロアルキル基、
    アリル基、アリール基、アラルキル基、フリル基又はチ
    ェニル基を示す)で表わされるオキセタン官能基を1分
    子中に平均2個以上含有し、ガラス転移温度が40〜1
    00℃の範囲内であり、数平均分子量が1,000〜1
    5,000の範囲内である樹脂、 (B)ガラス転移温度が40〜100℃の範囲内である
    ポリエポキシド、及び (C)光カチオン重合開始剤を必須成分として含有する
    ことを特徴とする活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成
    物。
  2. 【請求項2】 (D)下記一般式(I) 【化2】 (式中、R1は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル
    基、フッ素原子、炭素数1〜6のフルオロアルキル基、
    アリル基、アリール基、アラルキル基、フリル基又はチ
    ェニル基を示す)で表わされるオキセタン官能基とエポ
    キシ基を同一分子内に併有し、ガラス転移温度が40〜
    100℃の範囲内であり、数平均分子量が1,000〜
    15,000の範囲内である樹脂、及び(C)光カチオ
    ン重合開始剤を必須成分として含有することを特徴とす
    る活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物。
JP14439097A 1997-06-03 1997-06-03 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物 Expired - Fee Related JP4125805B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14439097A JP4125805B2 (ja) 1997-06-03 1997-06-03 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14439097A JP4125805B2 (ja) 1997-06-03 1997-06-03 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006200297A Division JP4481963B2 (ja) 2006-07-24 2006-07-24 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10330652A true JPH10330652A (ja) 1998-12-15
JP4125805B2 JP4125805B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=15361038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14439097A Expired - Fee Related JP4125805B2 (ja) 1997-06-03 1997-06-03 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4125805B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001163961A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Toagosei Co Ltd オキセタン環を含有するアルキド樹脂の製造方法および該樹脂からなる活性エネルギー線硬化性組成物
EP1666969A1 (en) * 2003-09-09 2006-06-07 JSR Corporation Photosensitive insulating resin composition and cured product thereof
WO2006093678A3 (en) * 2005-02-25 2006-11-09 Sun Chemical Corp Coating compositions

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001163961A (ja) * 1999-12-07 2001-06-19 Toagosei Co Ltd オキセタン環を含有するアルキド樹脂の製造方法および該樹脂からなる活性エネルギー線硬化性組成物
EP1666969A1 (en) * 2003-09-09 2006-06-07 JSR Corporation Photosensitive insulating resin composition and cured product thereof
EP1666969A4 (en) * 2003-09-09 2007-06-13 Jsr Corp PHOTOSENSITIVE INSULATION RESIN COMPOSITION AND HARDENED PRODUCT THEREFOR
WO2006093678A3 (en) * 2005-02-25 2006-11-09 Sun Chemical Corp Coating compositions

Also Published As

Publication number Publication date
JP4125805B2 (ja) 2008-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4499239A (en) Resin composition for powder coating
JP5477299B2 (ja) マレイミド基で表面修飾した無機酸化物微粒子を含む硬化型組成物
JP2893656B2 (ja) カルボキシルを末端基とするラクトンアクリレートモノマーを含む組成物
JPWO2011105401A1 (ja) コーティング剤組成物
CA2268873A1 (fr) Compositions en poudre a base de polyesters semi-cristallins et de copolymeres acryliques, contenant des groupes ethyleniquement insatures
JP3848434B2 (ja) 硬化性樹脂組成物
EP2448981A1 (en) Radiation curable compositions
JPH08134138A (ja) 重合性2−オキソ−1,3−ジオキソ−4−イル誘導体、該誘導体から得られる重合体及びこの重合体を用いた硬化性組成物
JPH10330652A (ja) 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物
JPH11148045A (ja) 活性エネルギー線硬化型塗料組成物及びそれを用いた被膜形成方法
JP2002501561A (ja) 変性エポキシ樹脂および熱硬化性組成物、特に粉末塗料の構成成分としてのその使用
JP4081672B2 (ja) アクリル系樹脂組成物及びそれを含有するコーティング組成物
KR20160097803A (ko) 상도용 투명 분체도료 조성물 및 이의 제조방법
JP7338062B2 (ja) 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、及び、その硬化物
JP4481963B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型粉体塗料組成物
JP2003245606A (ja) 熱硬化塗膜形成方法
JP3655718B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型樹脂の製造方法
US4973624A (en) Coating resin composition
CA2378191A1 (en) Curable composition
JPH0931292A (ja) 硬化性樹脂組成物
JPH1025331A (ja) 熱硬化性樹脂組成物
JP2000273361A (ja) エネルギー線硬化型粉体塗料用組成物
JP2002332344A (ja) 熱硬化性組成物及びそれを用いた被膜形成方法
JP2000336234A (ja) 水性粉体スラリー組成物、活性エネルギー線硬化型塗料、および、これらの硬化方法
JPH0216143A (ja) 硬化性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080509

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees