JPH1033042A - 農産物収穫機の操縦装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右一対のクローラ及び作業部を装備し、圃
場から農産物を収穫する収穫機で、クローラ操縦機構と
作業部上下調節機構とを１本の操縦レバーにより操作で
きる農産物収穫機の操縦装置の提供。 【解決手段】 左右一対のスピン旋回が可能なクローラ
を装備する機体に、前部に位置して圃場に植生している
農産物を収穫する作業部と、該作業部を上下調節する作
業部上下用シリンダと、少なくとも上記クローラを旋回
操作するクローラ操縦機構と、上記作業部上下用シリン
ダを操作して作業部を上下調節する作業部上下調節機構
とを備える農産物収穫機であって、上記クローラ操縦機
構と、作業部上下調節機構とを油圧装置により連繋さ
せ、１本の操縦レバーによりクローラ操縦機構と作業部
上下調節機構を操作可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、左右一対のクロー
ラ及び作業部を装備し、圃場から農産物を収穫する収穫
機において、クローラ操縦機構と作業部上下調節機構と
を１本の操縦レバーにより操作できるようにした農産物
収穫機の操縦装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、左右一対のスピン旋回が可能なク
ローラを装備する機体に、前部に位置して圃場に植生し
ている農産物を収穫する作業部と、該作業部を上下調節
する作業部上下用シリンダと、少なくとも上記クローラ
を旋回操作するクローラ操縦機構と、上記作業部上下用
シリンダを操作して作業部を上下調節する作業部上下調
節機構とを備える農産物収穫機が本出願人により提案さ
れている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の農産物収穫
機においては、クローラを旋回操作する左右２本のサイ
ドクラッチレバーと、作業部上下用シリンダを伸縮作動
させる作業部上下操作レバーとを設けて、機体の旋回操
作と作業部上下操作とを別々に行うようにしていた。こ
のため、例えば、収穫作業中に圃場端において機体を枕
地旋回させるときには、作業部上下操作レバーにより作
業部を上動させてから、サイドクラッチレバーを操作し
て機体を旋回させて次に収穫する収穫畝に作業部を対向
させ、その後、作業部上下操作レバーにより作業部を収
穫適正高さ位置まで下降させて収穫作業を再開さるので
あり、その操作が面倒であった。本発明は、上記の問題
点を解決することを目的になされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、左右一対のスピン旋回が可能なクローラ
を装備する機体に、前部に位置して圃場に植生している
農産物を収穫する作業部と、該作業部を上下調節する作
業部上下用シリンダと、少なくとも上記クローラを旋回
操作するクローラ操縦機構と、上記作業部上下用シリン
ダを操作して作業部を上下調節する作業部上下調節機構
とを備える農産物収穫機において、上記クローラ操縦機
構と、作業部上下調節機構とを油圧装置により連繋さ
せ、１本の操縦レバーによりクローラ操縦機構と作業部
上下調節機構を操作可能に構成したことを特徴としてい
る。

【０００５】

【作用】上記の構成によって本発明の農産物収穫機の操
縦装置は、１本の操縦レバーにより、クローラの旋回操
作と、作業部上下調節とが行えるため、操作性が良好と
なり、精度の高い収穫作業が行える。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
の図面を参照して具体的に説明する。図１ないし図３に
おいて、符号１は結球野菜収穫機で、この結球野菜収穫
機１は、左右対をなしスピン旋回を可能にしたクローラ
２，２を装備している。このクローラ２，２上の機体の
左右一側寄りにエンジン３を搭載し、このエンジン３の
前側で、機体の左右ほぼ中央位置（クローラ２，２間の
ほぼ中央位置）に、油圧ポンプ４、油圧無段変速装置
（ＨＳＴ）を含むトランスミッション５を搭載すると共
に、エンジン３からカウンタシャフトを介して動力伝達
するようにしている。エンジン３から油圧ポンプ４及び
トランスミッション５に動力伝達する伝動系には、図示
しないがそれぞれテンションクラッチが設けられてい
る。

【０００７】機体の左右一側寄り下部前方からエンジン
３上を通り機体後方にかけて、圃場に植生している結球
野菜（キャベツ）の根茎部を挟持して機体の前進と共に
抜取り、後方斜め上方に向け搬送する左右一対のスクリ
ューコンベア６，６を設けている。このスクリューコン
ベア６，６の搬送経路には、図示しないが前部下側に搬
送されて来る結球野菜の根茎部及び下葉を切断する円板
状の根部切断刃と、後部上側に、搬送されて来る結球野
菜の根茎部を挟持した状態で根茎部を切断する再切断刃
を配設している。クリューコンベア６，６の基端部は、
前側部分を上下移動するように機体に枢支されている。
クリューコンベア６，６と反対側の機体の他側寄りに
は、運転席７及び補助作業者用ステップ８を前後に設け
ている。

【０００８】スクリューコンベア６，６は、圃場に植生
している結球野菜（キャベツ）の根茎部を左右両側から
挟持するようにして回転しながら機体の進行と共に圃場
から引き抜く引き抜き部と、引き抜かれた結球野菜を、
根茎部を挟持した状態で引き継いで機体の後方斜め上方
に向け搬送する搬送部とで構成されている。この搬送部
の搬送終端部の後方に、搬送終端を機体側方に開放した
横送りコンベア９を配設し、さらに、横送りコンベア９
の後方に根茎部及び下葉を切断処理した結球部を収容す
る，収容部としてのコンテナ１０を載置するフォークリ
フト状のコンテナ載置台１１を設けている。

【０００９】コンテナ載置台１１は、図４及び図５に示
すように、本体フレーム１２に対して昇降縦フレーム１
３及び昇降横フレーム１４，１４ａを昇降可能に支持
し、昇降横フレーム１４の両端部にチルト縦フレーム１
５，１５の上端部を枢支し、このチルト縦フレーム１
５，１５間にチルト横フレーム１６，１６ａを設け、該
チルト横フレーム１６ａの両側にフォーク部１７，１７
を設けている。そして、昇降横フレーム１４に設けたシ
リンダブラケット１８と本体フレームとの間に昇降用シ
リンダ１９を介装し、この昇降用シリンダ１９の伸縮作
動と昇降用チェン２０とによりコンテナ載置台１１を大
きく昇降させるようにしている。

【００１０】また、上記昇降横フレーム１４ａに設けた
シリンダブラケット２１と、チルト横フレーム１６との
間にチルト用シリンダ２２を設けている。そして、この
チルト用シリンダ２２の伸縮作動により、チルト縦フレ
ーム１５，１５、チルト横フレーム１６，１６ａ、フォ
ーク部１７，１７等が、昇降横フレーム１４を中心に回
動して、フォーク部１７，１７上に載置されたコンテナ
１０を上記のような上下方向の昇降制御と共に、前後方
向に回動して前後方向の姿勢制御、即ち，チルト姿勢制
御が行われる。

【００１１】上記スクリューコンベア６，６の上方に
は、該スクリューコンベア６，６により搬送される結球
野菜の両側部を挟持・搬送する一対の無端広幅ベルトか
らなる挟持・搬送ベルト２３，２３と、この挟持・搬送
ベルト２３，２３の始端側の上方に、上下方向に揺動可
能に支持され、搬送されて来る結球野菜の上部（頂部）
を押さえて姿勢制御する無端ベルトからなる姿勢制御ベ
ルト２４とが設けられている。

【００１２】横送りコンベア９は、機体に対し前側が高
く、後側が低くなるよう傾斜しており、その傾斜角度が
調節可能となっている。そして、コンベア９上に放出さ
れた結球部がその自重で転動する程度の角度に傾斜さ
せ、横送りコンベア９の傾斜下方にコンテナ１０を開口
させている。また、横送りコンベア９の傾斜下部に、転
動する結球部の通過を許容し、下葉の通過は阻止する分
離プレート（図示せず）を設けている。横送りコンベア
９の搬送終端は機体側方に向け開放されている。

【００１３】スクリューコンベア６，６の先端部左右両
側には、水平方向に相互に内側に向け回転し、圃場に植
生している結球野菜をスクリューコンベア６，６側に向
け掻込む掻込みホイール２５，２５が配設されている。
この掻込みホイール２５，２５は、スクリューコンベア
６，６の軸心とほぼ平行な中心線を挟んで、前傾状に傾
斜し、かつ左右方向及び水平方向に所定の範囲で移動可
能に支持されている。

【００１４】スクリューコンベア６，６の前部下側に、
スクリューコンベア６，６により搬送されて来る結球野
菜の根茎部下端の根部を切断する円板状の切断刃が設け
られ、スクリューコンベア６，６、挟持・搬送ベルト２
３，２３、姿勢制御ベルト２４、掻込みホイール２５，
２５等を支持する支持フレームの後端部は、機体に対し
て上下回動可能に枢支されている。そして、支持フレー
ムの下側と機体との間には作業部上下用シリンダ２６が
介装されていて、この作業部上下用シリンダ２６の伸縮
作動によってスクリューコンベア６，６、掻込みホイー
ル２５，２５等の作業部が枢支軸を中心に回動して、上
下移動（昇降）するようになっている。

【００１５】エンジン３から動力を受けて変速するトラ
ンスミッション５においては、無段変速する油圧無段変
速装置（ＨＳＴ）と、変速ギヤとにより無段と有段とに
変速するようにし、サイドクラッチ、デファレンシャル
装置を介して動力伝達を接，断してクローラ２，２を無
段と有段とに変速走行させるようにしている。また、デ
ファレンシャル装置に関連してブレーキ装置が設けられ
ている。そして、操縦レバー２７の操作により、サイド
クラッチ、差動機構、ブレーキを作動させて機体をスピ
ン旋回可能としている。

【００１６】操縦レバー２７は、１本のレバーの操作に
より、機体の左右両方向の操向（旋回）操作と、スクリ
ューコンベア６，６、挟持・搬送ベルト２３，２３、姿
勢制御ベルト２４、掻込みホイール２５，２５等の作業
部の上下動操作も行うもので、図６に示す油圧回路によ
り作動される。

【００１７】この油圧回路は、オイルタンクＴ、エンジ
ン３により駆動されるポンプ４、リリーフ弁Ｒ等からな
る油圧ユニット２８と、サイドクラッチ用ソレノイドバ
ルブ２９の切換えにより作動するサイドクラッチ用シリ
ンダ（Ｒ）３０、またはサイドクラッチ用シリンダ
（Ｌ）３１、及びブレーキ用シリンダ３２と、作業部上
下用ソレノイドバルブ３３により作動する上記の作業部
上下用シリンダ２６と、回路中に設けられた１個のチェ
ックバルブＣ、及び４個の絞り弁Ｆ等から構成されてい
る。そして、サイドクラッチ用ソレノイドバルブ２９及
び作業部上下用ソレノイドバルブ３３が、操縦レバー２
７により選択的に操作される。

【００１８】上記サイドクラッチ用ソレノイドバルブ２
９により作動するサイドクラッチ用シリンダ（Ｒ）３
０、またはサイドクラッチ用シリンダ（Ｌ）３１、及び
ブレーキ用シリンダ３２の油圧回路を、図７に示すよう
に構成してもよいものである。即ち、サイドクラッチ用
ソレノイドバルブ２９ａからブレーキ用シリンダ３２に
至る回路に２個のチェックバルブＣ、絞り弁Ｆ、可変リ
リーフ弁ＶＲを設けたものである。この回路により、ブ
レーキ用シリンダ３２の伸縮速度を可変とし、ブレーキ
の利き速度を調節することができる。

【００１９】さらに、サイドクラッチ用ソレノイドバル
ブ２９により作動するサイドクラッチ用シリンダ（Ｒ）
３０、またはサイドクラッチ用シリンダ（Ｌ）３１、及
びブレーキ用シリンダ３２の油圧回路を、図８（ａ）に
示す回路にしてもよいものである。即ち、サイドクラッ
チ用ソレノイドバルブ２９ｂからサイドクラッチ用シリ
ンダ（Ｒ）３０、またはサイドクラッチ用シリンダ
（Ｌ）３１を経てブレーキ用シリンダ３２に至る回路に
絞り弁Ｆを設け、ブレーキ用シリンダ３２からの排油経
路に可変リリーフ弁ＶＲを設けている。また、サイドク
ラッチ用シリンダ３０，３１のポート、図８（ｂ）内に
は、戻りスプリング３４を介装している。この回路によ
り、構成が簡単となると共に、ブレーキ用シリンダ３２
の伸縮速度を可変とし、ブレーキの利き速度が調節で
き、サイドクラッチの反応がよくなる。

【００２０】スクリューコンベア６，６、姿勢制御ベル
ト２４、掻込みホイール２５，２５を始め各回転駆動部
は、その回転速度及び移動速度が無段と有段とに変速調
節可能であり、これにクローラ２，２の無段または有段
変速走行と組合せることにより、結球野菜の収穫作業速
度が自由に設定可能である。また、スクリューコンベア
６，６、姿勢制御ベルト２４及び掻込みホイール２５，
２５等は、路上走行時や圃場端での旋回作業時には、作
業部上下用シリンダ２６を伸張させて枢支軸を中心に作
業部を回動させ、先端側を上昇させた状態で、路上走行
を容易にし、枕地旋回を少ない面積で行えるようにして
いる。

【００２１】次に、上記のように構成された結球野菜収
穫機１の動作について説明する。

【００２２】結球野菜収穫機１は、例えば結球野菜であ
るキャベツを栽培している圃場において収穫作業を行う
とき、掻込みホイール２５，２５及びスクリューコンベ
ア６，６等の作業部を、操縦レバー２７により作業部上
下用ソレノイドバルブ３３を作動して作業部上下用シリ
ンダ２６を伸縮させて上下調節し、掻込みホイール２
５，２５、スクリューコンベア６，６及び姿勢制御ベル
ト２４、切断刃、再切断装置、横送りコンベア９等の各
回転駆動部を回転駆動させ、クローラ２，２により栽培
畝上を走行させる。すると、栽培畝に植生しているキャ
ベツは、掻込みホイール２５，２５により掻き込まれて
スクリューコンベア６，６により根茎部が両側から挟持
され、スクリューコンベア６，６の回転と機体の走行と
によって引き抜かれ、停滞なく後方へ送られる。

【００２３】そして、スクリューコンベア６，６により
引き抜かれたキャベツは、後方に搬送されて搬送部に引
き継がれ、機体の後方に向け急角度で上昇するように搬
送される。この搬送過程において、キャベツは上方から
姿勢制御ベルト２４により押さえられて安定した姿勢で
移動し、その移動途中で根茎部から根部が切断刃により
切断される。姿勢制御ベルト２４は、上下動及び前後に
平行移動して、キャベツの大きさ、間隔等に応じて的確
に押えて姿勢を矯正して確実な搬送を行い、切断刃によ
り根茎部の根部が定位置で切断される。

【００２４】また、スクリューコンベア６，６、掻込み
ホイール２５，２５及び姿勢制御ベルト２４等の作業部
は、操縦レバー２７により作業部上下用シリンダ２６を
伸縮させて上下調節され、精度の高い収穫作業が行われ
る。スクリューコンベア６，６の搬送終端部において結
球部から根茎部の基部及び下葉が、再切断装置により適
正位置で切断される。

【００２５】根茎部の基部及び下葉が切断処理された結
球部及び根茎部を含む下葉は、挟持・搬送ベルト２３，
２３の搬送終端から横送りコンベア９上に落下し、横送
りコンベア９により搬送される過程で、結球部はその自
重により転動してコンテナ１０内に自動的に収容され、
根茎部及び下葉は横送りコンベア９の搬送終端から圃場
に排出される。従って、選別作業者用ステップ８上に乗
った選別作業者は、コンテナ１０の監視と横送りコンベ
ア９上でのトラブルの監視を行えばよい。コンテナ１０
に収容された結球部の量が少ないときは、コンテナ載置
部１１を昇降用シリンダ１９により上昇させて横送りコ
ンベア９に近付け、さらに、チルト用シリンダ２２によ
り図１の仮想線のようにコンテナ１０をチルトさせる。
コンテナ１０内の結球部の量が多くなるに従ってコンテ
ナ載置部１１を下降させ、また、チルト角度を調節する
ことで、コンテナ１０への結球部の投入，落下距離をほ
ぼ一定に保ち、コンテナ１０に収容される結球部の損傷
を少なくする。

【００２６】コンテナ１０内の結球部が一杯になったと
きには、一旦収穫作業を中断し、作業部上下用シリンダ
２６により作業部の前側を揚上した状態で、機体を農道
部またはすでに収穫を終わった場所に移動し、昇降用シ
リンダ１９によりコンテナ載置部１１を上下調節し、コ
ンテナ１０を運搬車の荷台等に積み込むか、あるいは、
地上に降ろす。このとき、昇降用シリンダ１９による上
下動とチルト用シリンダ２２による前後姿勢の制御によ
り、コンテナ１０を容易に荷台に積み込み、あるいは地
上に降ろすことができる。そして、新たなコンテナ１０
をコンテナ載置部１１に載置して収穫作業を再開する。

【００２７】収穫作業中に圃場端において機体を枕地旋
回させるときは、操縦レバー２７の操作により作業部上
下用シリンダ２６を作動させて作業部を上動させ、その
後、操縦レバー２７の操作でサイドクラッチ用ソレノイ
ドバルブ２９を作動させ、サイドクラッチ用シリンダ
（Ｒ）３０、またはサイドクラッチ用シリンダ（Ｌ）３
１、及びブレーキ用シリンダ３２が作動して、機体を左
右いずれかに旋回させ、操縦レバー２７を同一方向に操
作し続けると、機体をスピン旋回させることができる。
機体旋回後、操縦レバー２７により作業部上下用シリン
ダ２６を作動させて作業部の高さ調節を行うが、操縦レ
バー２７の操作により機体の旋回操作と作業部の上下調
節が行えるので、操縦性が良好となる。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように本発明の農産物収穫
機の操縦装置によれば、クローラ操縦機構と、作業部上
下調節機構とを油圧装置により連繋させ、１本の操縦レ
バーによりクローラ操縦機構と作業部上下調節機構を操
作可能にしたので、１本の操縦レバーによって、クロー
ラの旋回操作と、作業部上下調節とが自在に行え、操作
性が良好となる。そして、精度の高い収穫作業を行うこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による結球野菜（農産物）収穫機の全体
側面図である。

【図２】同平面図である。

【図３】同正面図である。

【図４】本発明の要部の側面図である。

【図５】本発明の要部の背面図である。

【図６】本発明による結球野菜収穫機の操縦部（操縦レ
バー）の油圧回路図である。

【図７】操縦部（操縦レバー）の第２実施例の油圧回路
図である。

【図８】（ａ）は操縦部（操縦レバー）の第３実施例の
油圧回路図、（ｂ）はサイドクラッチ用シリンダの断面
図である。

【符号の説明】

１ 結球野菜（農産物）収穫機 ２ クローラ ３ エンジン ４ 油圧ポンプ ５ 油圧無段変速装置（ＨＳＴ）を含むトランスミッシ
ョン ６ スクリューコンベア ７ 運転席 ８ 選別作業者用ステップ ９ 横送りコンベア １０ コンテナ １１ コンテナ載置台 １２ 本体フレーム １３ 昇降縦フレーム １４，１４ａ 昇降横フレーム １５ チルト縦フレーム １６，１６ａ チルト横フレーム １７ フォーク部 １８ シリンダブラケット １９ 昇降用シリンダ ２０ 昇降用チェン ２１ シリンダブラケット ２２ チルト用シリンダ ２３ 挟持・搬送ベルト ２４ 姿勢制御ベルト ２５ 掻込みホイール ２６ 作業部上下用シリンダ ２７ 操縦レバー ２８ 油圧ユニット ２９，２９ａ，２９ｂ サイドクラッチ用ソレノイドバ
ルブ ３０ サイドクラッチ用シリンダＲ ３１ サイドクラッチ用シリンダＬ ３２ ブレーキ用シリンダ ３３ 作業部上下用ソレノイドバルブ ３４ 戻りスプリング

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 左右一対のスピン旋回が可能なクローラ
   を装備する機体に、前部に位置して圃場に植生している
   農産物を収穫する作業部と、該作業部を上下調節する作
   業部上下用シリンダと、少なくとも上記クローラを旋回
   操作するクローラ操縦機構と、上記作業部上下用シリン
   ダを操作して作業部を上下調節する作業部上下調節機構
   とを備える農産物収穫機において、 上記クローラ操縦機構と、作業部上下調節機構とを油圧
   装置により連繋させ、１本の操縦レバーによりクローラ
   操縦機構と作業部上下調節機構を操作可能に構成したこ
   とを特徴とする農産物収穫機の操縦装置。