JPH10330356A - ジヒドロレチノール誘導体の製造法 - Google Patents
ジヒドロレチノール誘導体の製造法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】医薬例えばビタミンAの中間体として有用なジ
ヒドロレチノール誘導体の製造法を提供すること。 【解決手段】 一般式(1) (式中、R1、R2およびR3は、同一または相異なり、
水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を示し、X
は、ハロゲン原子を示す。)で示されるトリフェニルホ
スフィン類と一般式(2) (式中、Rは、水素原子または水酸基の保護基を示
す。)で示されるアルデヒド類とを反応させることを特
徴とする一般式(3) (式中、R1、R2、R3およびRは、前記と同じ意味を
表わす。)で示されるジヒドロレチノール誘導体の製造
法。
ヒドロレチノール誘導体の製造法を提供すること。 【解決手段】 一般式(1) (式中、R1、R2およびR3は、同一または相異なり、
水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を示し、X
は、ハロゲン原子を示す。)で示されるトリフェニルホ
スフィン類と一般式(2) (式中、Rは、水素原子または水酸基の保護基を示
す。)で示されるアルデヒド類とを反応させることを特
徴とする一般式(3) (式中、R1、R2、R3およびRは、前記と同じ意味を
表わす。)で示されるジヒドロレチノール誘導体の製造
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬の中間体、例
えばレチノール(ビタミンA)の中間体として有用なジ
ヒドロレチノール誘導体の製造法に関する。
えばレチノール(ビタミンA)の中間体として有用なジ
ヒドロレチノール誘導体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、下記一般式(3)で示されるジヒ
ドロレチノール誘導体の製造法は、知られておらず、工
業的に有利な製造法の開発が望まれている。
ドロレチノール誘導体の製造法は、知られておらず、工
業的に有利な製造法の開発が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ビタミンA
の中間体として重要なジヒドロレチノール誘導体(3)
の工業的に有利な製造法を提供しようとするものであ
る。
の中間体として重要なジヒドロレチノール誘導体(3)
の工業的に有利な製造法を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果本発明に至った。すな
わち、本発明は一般式(1) (式中、R1、R2およびR3は、同一または相異なり、
水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を示し、X
は、ハロゲン原子を示す。)で示されるトリフェニルホ
スフィン類と一般式(2) (式中、Rは、水素原子または水酸基の保護基を示
す。)で示されるアルデヒド類とを反応させることを特
徴とする一般式(3) (式中、R1、R2、R3およびRは、前記と同じ意味を
表わす。)で示されるジヒドロレチノール誘導体の製造
法を提供するものである。
を解決するため鋭意検討した結果本発明に至った。すな
わち、本発明は一般式(1) (式中、R1、R2およびR3は、同一または相異なり、
水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を示し、X
は、ハロゲン原子を示す。)で示されるトリフェニルホ
スフィン類と一般式(2) (式中、Rは、水素原子または水酸基の保護基を示
す。)で示されるアルデヒド類とを反応させることを特
徴とする一般式(3) (式中、R1、R2、R3およびRは、前記と同じ意味を
表わす。)で示されるジヒドロレチノール誘導体の製造
法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明の一般式(2)で示されるアルデヒド類お
よび一般式(3)で示されるジヒドロレチノール誘導体
のRにおいて、水酸基の保護基としては、例えば、t―
ブチル基、トリチル基、ベンジル基、p―メトキシベン
ジル基、トリアルキルシリル基、メタンスルホニル基、
アセチル基、ピバロイル基、ベンゾイル基、トリクロロ
エトキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基等が
挙げられる。
する。本発明の一般式(2)で示されるアルデヒド類お
よび一般式(3)で示されるジヒドロレチノール誘導体
のRにおいて、水酸基の保護基としては、例えば、t―
ブチル基、トリチル基、ベンジル基、p―メトキシベン
ジル基、トリアルキルシリル基、メタンスルホニル基、
アセチル基、ピバロイル基、ベンゾイル基、トリクロロ
エトキシカルボニル基、アリルオキシカルボニル基等が
挙げられる。
【0006】上記反応には通常、塩基が用いられ、かか
る塩基としては、例えば、水素化ナトリウム等のアルカ
リ金属の水素化物、ナトリウムメトキシド、カリウムメ
トキシド、カリウムt−ブトキシド等のアルカリ金属の
アルコキシド、リチウムジイソプロピルアミン、アルキ
ルアミン、トリアルキルアミン、ピリジン等のアミン
類、ナトリウムアミド、カリウムアミド等のアミド類、
アルキルリチウム等が挙げられる。かかる塩基の使用量
は、アルデヒド類(2)に対して、通常、1〜10モル
倍程度である。
る塩基としては、例えば、水素化ナトリウム等のアルカ
リ金属の水素化物、ナトリウムメトキシド、カリウムメ
トキシド、カリウムt−ブトキシド等のアルカリ金属の
アルコキシド、リチウムジイソプロピルアミン、アルキ
ルアミン、トリアルキルアミン、ピリジン等のアミン
類、ナトリウムアミド、カリウムアミド等のアミド類、
アルキルリチウム等が挙げられる。かかる塩基の使用量
は、アルデヒド類(2)に対して、通常、1〜10モル
倍程度である。
【0007】上記反応には通常、溶媒が用いられ、かか
る溶媒としては、例えば、DMF、DMSO等の極性溶
媒が挙げられ、その使用量はとくには、限定されるもの
ではない。反応温度は、通常、約−78℃〜30℃程
度、好ましくは、約−10℃〜20℃程度の範囲であ
る。また、低温で反応させた後、反応を促進させるため
に、昇温することが好ましい場合もある。反応時間は、
特に限定されるものではないが、通常、1〜24時間程
度の範囲である。
る溶媒としては、例えば、DMF、DMSO等の極性溶
媒が挙げられ、その使用量はとくには、限定されるもの
ではない。反応温度は、通常、約−78℃〜30℃程
度、好ましくは、約−10℃〜20℃程度の範囲であ
る。また、低温で反応させた後、反応を促進させるため
に、昇温することが好ましい場合もある。反応時間は、
特に限定されるものではないが、通常、1〜24時間程
度の範囲である。
【0008】反応で用いる塩基の種類、保護基の種類、
反応条件によっては、本反応とともに、脱保護すること
も可能である。
反応条件によっては、本反応とともに、脱保護すること
も可能である。
【0009】上記反応で用いられるトリフェニルホスフ
ィンは、反応後、その酸化物として回収されるが、この
酸化物をホスゲンと反応させて、トリフェニルホスフィ
ンジクロライドとし、ついでリンで処理することによ
り、トリフェニルホスフィンを再生でき、再使用できる
とともに、ハロゲン化剤として有用な三塩化リンが副生
する(Z.Anorg.Allg.Chem.,369,33−7,1
969)のでこれを利用することもできる。
ィンは、反応後、その酸化物として回収されるが、この
酸化物をホスゲンと反応させて、トリフェニルホスフィ
ンジクロライドとし、ついでリンで処理することによ
り、トリフェニルホスフィンを再生でき、再使用できる
とともに、ハロゲン化剤として有用な三塩化リンが副生
する(Z.Anorg.Allg.Chem.,369,33−7,1
969)のでこれを利用することもできる。
【0010】一般式(1)で示されるトリフェニルホス
フィン類は、以下に示す公知の方法により容易に合成す
ることが出来る。
フィン類は、以下に示す公知の方法により容易に合成す
ることが出来る。
【0011】また、一般式(2)で示されるアルデヒド
類は、ミルセン等から公知の方法により一般式(5) (式中、Rは前記と同じ意味を表わす。)で示される化
合物とし、得られた該化合物を塩素化することにより一
般式(4) (式中、Rは前記と同じ意味を表わす。)で示されるア
リルクロライドを得、次いで該化合物を酸化することに
よって得ることができる。
類は、ミルセン等から公知の方法により一般式(5) (式中、Rは前記と同じ意味を表わす。)で示される化
合物とし、得られた該化合物を塩素化することにより一
般式(4) (式中、Rは前記と同じ意味を表わす。)で示されるア
リルクロライドを得、次いで該化合物を酸化することに
よって得ることができる。
【0012】本発明で得られるジヒドロレチノール誘導
体(3)は、水酸基がフリーの状態(R=H)または、
保護基が導入されている状態のいづれでもよいが、次工
程以降の反応、精製時の安定性等を考慮すると保護基が
導入されている方が好ましい。例えば、保護基がアセチ
ル基の場合、水酸基がフリーの化合物を無水酢酸中、還
流もしくは、塩化亜鉛存在下、無水酢酸と室温以下で反
応させることにより、容易にアセチル基が導入された化
合物へと導くことが出来る。本発明で用いられる前記式
(3)または(4)で示される化合物は、光学活性体、
ラセミ体、あるいはEZ幾何異性体等のいずれをも含む
ものであり、それらを単一で用いてもよいし、混合物と
して用いてもよい。
体(3)は、水酸基がフリーの状態(R=H)または、
保護基が導入されている状態のいづれでもよいが、次工
程以降の反応、精製時の安定性等を考慮すると保護基が
導入されている方が好ましい。例えば、保護基がアセチ
ル基の場合、水酸基がフリーの化合物を無水酢酸中、還
流もしくは、塩化亜鉛存在下、無水酢酸と室温以下で反
応させることにより、容易にアセチル基が導入された化
合物へと導くことが出来る。本発明で用いられる前記式
(3)または(4)で示される化合物は、光学活性体、
ラセミ体、あるいはEZ幾何異性体等のいずれをも含む
ものであり、それらを単一で用いてもよいし、混合物と
して用いてもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明の製造法によって、医薬、例えば
ビタミンAの中間体として有用なジヒドロレチノール誘
導体(3)を工業的に有利に製造することができる。
ビタミンAの中間体として有用なジヒドロレチノール誘
導体(3)を工業的に有利に製造することができる。
【0014】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。
説明するが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。
【0015】(参考例1)酢酸ゲラニル40g(0.2
04mol)をヘキサンに溶解し、トリクロロイソシア
ヌール酸17.1g(0.071mol)を徐々に添加
し、−10℃〜0℃で6時間保温する。反応後、過剰の
トリクロロイソシアヌール酸および副生するイソシアヌ
ール酸は濾過により系外に除去した。濾液は炭酸水素ナ
トリウム及び水で順次洗浄して、無水硫酸マグネシウム
で脱水した後、溶媒を留去することにより粗製物を得
た。得られた粗製物は、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し、目的の酢酸6−クロロ−3,7−ジメ
チル−オクタ−2,7ジエニル エステル(アリルクロ
ライド類(4)を収率85.5%で得た。
04mol)をヘキサンに溶解し、トリクロロイソシア
ヌール酸17.1g(0.071mol)を徐々に添加
し、−10℃〜0℃で6時間保温する。反応後、過剰の
トリクロロイソシアヌール酸および副生するイソシアヌ
ール酸は濾過により系外に除去した。濾液は炭酸水素ナ
トリウム及び水で順次洗浄して、無水硫酸マグネシウム
で脱水した後、溶媒を留去することにより粗製物を得
た。得られた粗製物は、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し、目的の酢酸6−クロロ−3,7−ジメ
チル−オクタ−2,7ジエニル エステル(アリルクロ
ライド類(4)を収率85.5%で得た。
【0016】(参考例2)上記で得られたアリルクロラ
イド類(4)20g(0.087mol)と沃化ナトリウム16g
(0.104mol)をDMFに溶解して、ついで、N―メチル
モルホリンN―オキシド31.5g(0.261mol)を仕込み、
60℃で4時間攪拌する。反応後、反応液は冷却して、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に仕込み、エーテルで
抽出する。有機層は炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和塩
化ナトリウム水溶液で順次洗浄して、無水硫酸マグネシ
ウムで脱水後、溶媒を留去することにより粗製物を得
た。得られた粗製物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、対応するアルデヒド類(2)を淡黄色
オイルとして収率77%で得た。
イド類(4)20g(0.087mol)と沃化ナトリウム16g
(0.104mol)をDMFに溶解して、ついで、N―メチル
モルホリンN―オキシド31.5g(0.261mol)を仕込み、
60℃で4時間攪拌する。反応後、反応液は冷却して、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液中に仕込み、エーテルで
抽出する。有機層は炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和塩
化ナトリウム水溶液で順次洗浄して、無水硫酸マグネシ
ウムで脱水後、溶媒を留去することにより粗製物を得
た。得られた粗製物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し、対応するアルデヒド類(2)を淡黄色
オイルとして収率77%で得た。
【0017】(実施例1)シクロゲラニルホスホニウム
ブロマイド2.64g(5.51mmol)をDMFに溶解して、
15℃以下に冷却し、ナトリウムメチラートのメタノー
ル溶液1.21g(6.26mmol)を徐々に滴下し、滴下後10℃
で30分攪拌後、参考例2で得られたアルデヒド類
(2)0.93g(4.4mmol)を10℃で滴下
し、その後、60℃に昇温し、4時間保温する。反応液
は、冷却後、50%メタノール水溶液に注ぎ、エーテル
にて抽出する。有機層は50%メタノール水溶液で3回
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を留去す
ることにより、粗製物を得た。得られた粗製物は、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、ジヒドロレ
チノールを淡黄色オイルとして収率75%で得た。
ブロマイド2.64g(5.51mmol)をDMFに溶解して、
15℃以下に冷却し、ナトリウムメチラートのメタノー
ル溶液1.21g(6.26mmol)を徐々に滴下し、滴下後10℃
で30分攪拌後、参考例2で得られたアルデヒド類
(2)0.93g(4.4mmol)を10℃で滴下
し、その後、60℃に昇温し、4時間保温する。反応液
は、冷却後、50%メタノール水溶液に注ぎ、エーテル
にて抽出する。有機層は50%メタノール水溶液で3回
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し、溶媒を留去す
ることにより、粗製物を得た。得られた粗製物は、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、ジヒドロレ
チノールを淡黄色オイルとして収率75%で得た。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式(1) (式中、R1、R2およびR3は、同一または相異なり、
水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を示し、X
は、ハロゲン原子を示す。)で示されるトリフェニルホ
スフィン類と一般式(2) (式中、Rは、水素原子または水酸基の保護基を示
す。)で示されるアルデヒド類とを反応させることを特
徴とする一般式(3) (式中、R1、R2、R3およびRは、前記と同じ意味を
表わす。)で示されるジヒドロレチノール誘導体の製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9141407A JPH10330356A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | ジヒドロレチノール誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9141407A JPH10330356A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | ジヒドロレチノール誘導体の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10330356A true JPH10330356A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15291298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9141407A Pending JPH10330356A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | ジヒドロレチノール誘導体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10330356A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002193846A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-10 | Sumitomo Chem Co Ltd | トリフルオロプロペニル化合物の製造法 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP9141407A patent/JPH10330356A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002193846A (ja) * | 2000-12-25 | 2002-07-10 | Sumitomo Chem Co Ltd | トリフルオロプロペニル化合物の製造法 |
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