JPH10329385A - サーマルヘッド押圧装置 - Google Patents
サーマルヘッド押圧装置Info
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- JPH10329385A JPH10329385A JP15457097A JP15457097A JPH10329385A JP H10329385 A JPH10329385 A JP H10329385A JP 15457097 A JP15457097 A JP 15457097A JP 15457097 A JP15457097 A JP 15457097A JP H10329385 A JPH10329385 A JP H10329385A
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- Japan
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- thermal head
- platen roller
- pressing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラック駆動によりサーマルヘッドをインク紙
及び記録紙を介してプラテンローラに押圧する。 【解決手段】 複数の発熱体を備えたサーマルヘッド2
6をインク紙及び記録紙を介してプラテンローラ27に
押圧するサーマルヘッド押圧装置において、モータ4と
連結して正逆転するピニオンギヤ7,7と、サーマルヘ
ッド26を取り付け、且つ、ピニオンギヤ7,7と噛合
するラック21b1,21c1を形成したサーマルヘッ
ド支持板21と、ピニオンギヤ7,7の正逆転に伴って
ラック21b1,21c1と一体にサーマルヘッド26
をプラテンローラ26に接離さるようにガイドするガイ
ド手段23,25,28,29と、サーマルヘッド26
をプラテンローラ27に押圧させるヘッド押圧手段1
3,16,22とを具備した。
及び記録紙を介してプラテンローラに押圧する。 【解決手段】 複数の発熱体を備えたサーマルヘッド2
6をインク紙及び記録紙を介してプラテンローラ27に
押圧するサーマルヘッド押圧装置において、モータ4と
連結して正逆転するピニオンギヤ7,7と、サーマルヘ
ッド26を取り付け、且つ、ピニオンギヤ7,7と噛合
するラック21b1,21c1を形成したサーマルヘッ
ド支持板21と、ピニオンギヤ7,7の正逆転に伴って
ラック21b1,21c1と一体にサーマルヘッド26
をプラテンローラ26に接離さるようにガイドするガイ
ド手段23,25,28,29と、サーマルヘッド26
をプラテンローラ27に押圧させるヘッド押圧手段1
3,16,22とを具備した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写型プリンタ
に係わり、とくにラック駆動によるサーマルヘッド押圧
装置に関する。
に係わり、とくにラック駆動によるサーマルヘッド押圧
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー印刷記録分野において、高
解像度、多階調でかつ取り扱い容易なプリンタとして、
熱転写型プリンタが多く採用されている。この種の熱転
写型プリンタでは、イエロー(Y),マゼンタ(M),
シアン(C)の3色のインク(染料)もしくはこれにブ
ラック(BK)を加えた4色のインクを面順次に繰り返
し塗布したインク紙を用い、複数の発熱体を備えたサー
マルヘッドをインク紙及び記録紙を介してプラテンロー
ラに押圧して、インク紙の各インク色に対応した画像情
報をサーマルヘッドに供給しながら、各インク色の画像
情報を記録紙に重ね合わせて熱転写し、記録紙上にカラ
ー画像を印刷している。尚、インク紙のインクは、熱溶
融性インク又は熱昇華性インクが用いられており、これ
らインク紙の種類に伴って熱溶融性インク用の記録紙又
は熱昇華性インク用の記録紙が用いられている。
解像度、多階調でかつ取り扱い容易なプリンタとして、
熱転写型プリンタが多く採用されている。この種の熱転
写型プリンタでは、イエロー(Y),マゼンタ(M),
シアン(C)の3色のインク(染料)もしくはこれにブ
ラック(BK)を加えた4色のインクを面順次に繰り返
し塗布したインク紙を用い、複数の発熱体を備えたサー
マルヘッドをインク紙及び記録紙を介してプラテンロー
ラに押圧して、インク紙の各インク色に対応した画像情
報をサーマルヘッドに供給しながら、各インク色の画像
情報を記録紙に重ね合わせて熱転写し、記録紙上にカラ
ー画像を印刷している。尚、インク紙のインクは、熱溶
融性インク又は熱昇華性インクが用いられており、これ
らインク紙の種類に伴って熱溶融性インク用の記録紙又
は熱昇華性インク用の記録紙が用いられている。
【0003】また、この種の熱転写型プリンタでは、特
公平7−20722号公報に開示されているようなサー
マルヘッド押圧装置が一般的に採用されている。上記公
報に開示されたサーマルヘッド押圧装置は、アームの一
端側を回動自在に支持し、且つ、アームの他端側にサー
マルヘッドをプラテンローラに向かって取り付けると共
に、アームの他端側でサーマルヘッドと反対側をリンク
機構を介してアップダウンカムを形成したカムホィール
に係合させ、モータを介してカムカムホィールの回転に
よってアームに取り付けたサーマルヘッドをプラテンロ
ーラに押圧したり、プラテンローラから離間させてい
る。
公平7−20722号公報に開示されているようなサー
マルヘッド押圧装置が一般的に採用されている。上記公
報に開示されたサーマルヘッド押圧装置は、アームの一
端側を回動自在に支持し、且つ、アームの他端側にサー
マルヘッドをプラテンローラに向かって取り付けると共
に、アームの他端側でサーマルヘッドと反対側をリンク
機構を介してアップダウンカムを形成したカムホィール
に係合させ、モータを介してカムカムホィールの回転に
よってアームに取り付けたサーマルヘッドをプラテンロ
ーラに押圧したり、プラテンローラから離間させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、ビデ
オ・カメラで撮影したディジタル画像情報を直ちにカラ
ー画像としてプリントアウトできるプリントシステムが
望まれており、これに対応するためにバッテリーを備え
た携帯可能な小型の熱転写型プリンタの開発が求められ
ている。
オ・カメラで撮影したディジタル画像情報を直ちにカラ
ー画像としてプリントアウトできるプリントシステムが
望まれており、これに対応するためにバッテリーを備え
た携帯可能な小型の熱転写型プリンタの開発が求められ
ている。
【0005】上記携帯可能な小型の熱転写型プリンタで
は、インク紙及び記録紙を小型化しなければならない
が、この際、サーマルヘッド押圧装置も当然小型化が要
求されている。しかしながら、従来のサーマルヘッド押
圧装置では、上記したようにサーマルヘッドをカムホィ
ールによってプラテンローラに接離させているため、部
品点数も多く小型化の達成が困難になっている。
は、インク紙及び記録紙を小型化しなければならない
が、この際、サーマルヘッド押圧装置も当然小型化が要
求されている。しかしながら、従来のサーマルヘッド押
圧装置では、上記したようにサーマルヘッドをカムホィ
ールによってプラテンローラに接離させているため、部
品点数も多く小型化の達成が困難になっている。
【0006】そこで、熱転写型プリンタを小型化するた
めに、サーマルヘッド押圧装置を簡単な構造で小型化で
きる構造形態が望まれている。
めに、サーマルヘッド押圧装置を簡単な構造で小型化で
きる構造形態が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、複数の発熱体を備えたサーマル
ヘッドをインク紙及び記録紙を介して回転自在なプラテ
ンローラに押圧するサーマルヘッド押圧装置において、
モータと連結して正逆転するピニオンギヤと、前記サー
マルヘッドを取り付け、且つ、前記ピニオンギヤと噛合
するラックを形成したサーマルヘッド支持板と、前記ピ
ニオンギヤの正逆転に伴って前記ラックと一体に前記サ
ーマルヘッドを前記プラテンローラに接離さるようにガ
イドするガイド手段と、前記サーマルヘッドを前記プラ
テンローラに押圧させるヘッド押圧手段とを具備したこ
とを特徴とするサーマルヘッド押圧装置を提供するもの
である。
てなされたものであり、複数の発熱体を備えたサーマル
ヘッドをインク紙及び記録紙を介して回転自在なプラテ
ンローラに押圧するサーマルヘッド押圧装置において、
モータと連結して正逆転するピニオンギヤと、前記サー
マルヘッドを取り付け、且つ、前記ピニオンギヤと噛合
するラックを形成したサーマルヘッド支持板と、前記ピ
ニオンギヤの正逆転に伴って前記ラックと一体に前記サ
ーマルヘッドを前記プラテンローラに接離さるようにガ
イドするガイド手段と、前記サーマルヘッドを前記プラ
テンローラに押圧させるヘッド押圧手段とを具備したこ
とを特徴とするサーマルヘッド押圧装置を提供するもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わるサーマルヘ
ッド押圧装置の一実施例を図1乃至図3を参照して詳細
に説明する。
ッド押圧装置の一実施例を図1乃至図3を参照して詳細
に説明する。
【0009】図1は本発明に係わるサーマルヘッド押圧
装置を分解して示した分解斜視図、図2は本発明に係わ
るサーマルヘッド押圧装置の動作を示した斜視図、図3
は本発明に係わるサーマルヘッド押圧装置の動作を示し
た左側面図である。
装置を分解して示した分解斜視図、図2は本発明に係わ
るサーマルヘッド押圧装置の動作を示した斜視図、図3
は本発明に係わるサーマルヘッド押圧装置の動作を示し
た左側面図である。
【0010】図1に示した如く、本発明に係わるサーマ
ルヘッド押圧装置1は、熱転写型プリンタに適用されて
おり、記録紙K(図2,図3)のサイズを名刺またはテ
レホンカード程度の大きさに設定することにより熱転写
型プリンタの小型化を図り、これに伴ってサーマルヘッ
ド押圧装置1も熱転写型プリンタの筐体2内に小型化し
て設けられている。
ルヘッド押圧装置1は、熱転写型プリンタに適用されて
おり、記録紙K(図2,図3)のサイズを名刺またはテ
レホンカード程度の大きさに設定することにより熱転写
型プリンタの小型化を図り、これに伴ってサーマルヘッ
ド押圧装置1も熱転写型プリンタの筐体2内に小型化し
て設けられている。
【0011】即ち、上記熱転写型プリンタの筐体2の左
右側板2a,2b間には、駆動軸3が回転自在に軸支さ
れている。この駆動軸3は、右側板2bの外側に設けた
モータ4の回転を減速ギヤ列5で減速して、駆動軸3の
右端に固着した終段ギ6に伝達することにより駆動軸3
が正転又は逆転できるようになっている。
右側板2a,2b間には、駆動軸3が回転自在に軸支さ
れている。この駆動軸3は、右側板2bの外側に設けた
モータ4の回転を減速ギヤ列5で減速して、駆動軸3の
右端に固着した終段ギ6に伝達することにより駆動軸3
が正転又は逆転できるようになっている。
【0012】また、筐体2の左右側板2a,2bの内側
で駆動軸3上の左右端近傍には、一対のピニオンギヤ
7,7が軸着されており、これら一対のピニオンギヤ
7,7は一対のクラッチ機構8,8によって、駆動軸3
と一体に正逆転する態様と、駆動軸3の伝達力を切り離
されて駆動軸3のみが正逆転する態様とを取り得るよう
になっている。
で駆動軸3上の左右端近傍には、一対のピニオンギヤ
7,7が軸着されており、これら一対のピニオンギヤ
7,7は一対のクラッチ機構8,8によって、駆動軸3
と一体に正逆転する態様と、駆動軸3の伝達力を切り離
されて駆動軸3のみが正逆転する態様とを取り得るよう
になっている。
【0013】ここで、上記一対のクラッチ機構8,8
は、駆動軸3上で一対のクラッチ板9,9が捩じりバネ
10,10に付勢されながら一対のピニオンギヤ7,7
と対向して駆動軸3上で固着されており、且つ、一対の
クラッチ板9,9に夫々固着した一対のピン11,11
が一対のピニオンギヤ7,7から上方に突出形成した突
出片7a,7aに接離自在に係合している。従って、一
対のクラッチ板9,9に固着した一対のピン11,11
が一対のピニオンギヤ7,7の突出片7a,7aに係合
している時には駆動軸3と一体に一対のピニオンギヤ
7,7が正逆転できる一方、一対のピン11,11が突
出片7a,7aから離間した時には駆動軸3のみが正逆
転できるようになっている。
は、駆動軸3上で一対のクラッチ板9,9が捩じりバネ
10,10に付勢されながら一対のピニオンギヤ7,7
と対向して駆動軸3上で固着されており、且つ、一対の
クラッチ板9,9に夫々固着した一対のピン11,11
が一対のピニオンギヤ7,7から上方に突出形成した突
出片7a,7aに接離自在に係合している。従って、一
対のクラッチ板9,9に固着した一対のピン11,11
が一対のピニオンギヤ7,7の突出片7a,7aに係合
している時には駆動軸3と一体に一対のピニオンギヤ
7,7が正逆転できる一方、一対のピン11,11が突
出片7a,7aから離間した時には駆動軸3のみが正逆
転できるようになっている。
【0014】また、筐体2の左右側板2a,2bの内側
で駆動軸3上の略中央部位には、ヘッド押圧機構12が
設けられている。
で駆動軸3上の略中央部位には、ヘッド押圧機構12が
設けられている。
【0015】上記ヘッド押圧機構12は、L字状のヘッ
ド押圧部材13を駆動軸3上の略中央に軸着し、このヘ
ッド押圧部材13の左右に一対の支持板14,14をピ
ン15で連結して駆動軸3上で固着させ、且つ、ヘッド
押圧部材13から上方に突出した第1突出片13aにピ
ン15を接離自在に係合させると共に、ヘッド押圧部材
13の第2突出片13bを後述するサーマルヘッド支持
板21側に突出させている。更に、ヘッド押圧部材13
の第2突出片13b上を跨いで捩じりバネ16を掛け渡
して、この捩じりバネ16の両端を一対のピン17,1
7を介して駆動軸3上で掛止させて、駆動軸3が後述す
るサーマルヘッド押圧位置まで回転した時に捩じりバネ
16でヘッド押圧部材13の第2突出片13bを下方に
付勢するようになっている。
ド押圧部材13を駆動軸3上の略中央に軸着し、このヘ
ッド押圧部材13の左右に一対の支持板14,14をピ
ン15で連結して駆動軸3上で固着させ、且つ、ヘッド
押圧部材13から上方に突出した第1突出片13aにピ
ン15を接離自在に係合させると共に、ヘッド押圧部材
13の第2突出片13bを後述するサーマルヘッド支持
板21側に突出させている。更に、ヘッド押圧部材13
の第2突出片13b上を跨いで捩じりバネ16を掛け渡
して、この捩じりバネ16の両端を一対のピン17,1
7を介して駆動軸3上で掛止させて、駆動軸3が後述す
るサーマルヘッド押圧位置まで回転した時に捩じりバネ
16でヘッド押圧部材13の第2突出片13bを下方に
付勢するようになっている。
【0016】また、図示左側のクラッチ8の近傍で駆動
軸3上には、回転位置検出板18が固着されており、こ
の回転位置検出板18に突出形成した突出片18aがホ
トセンサ19A,19B(図2,図3)を夫々遮蔽する
ので初期位置とサーマルヘッド押圧位置とを検出でき
る。
軸3上には、回転位置検出板18が固着されており、こ
の回転位置検出板18に突出形成した突出片18aがホ
トセンサ19A,19B(図2,図3)を夫々遮蔽する
ので初期位置とサーマルヘッド押圧位置とを検出でき
る。
【0017】次に、一対のピニオンギヤ7,7と対向し
てサーマルヘッド支持機構20が上下動可能に設けられ
ている。
てサーマルヘッド支持機構20が上下動可能に設けられ
ている。
【0018】上記サーマルヘッド支持機構20では、板
金材を用いてサーマルヘッド支持板21が平坦面21a
の左右を折り曲げて、左右側面21b,21cに一対の
ラック21b1,21c1を一対のピニオンギヤ7,7
に向かって形成し、これら一対のラック21b1,21
c1を一対のピニオンギヤ7,7に噛合させている。
金材を用いてサーマルヘッド支持板21が平坦面21a
の左右を折り曲げて、左右側面21b,21cに一対の
ラック21b1,21c1を一対のピニオンギヤ7,7
に向かって形成し、これら一対のラック21b1,21
c1を一対のピニオンギヤ7,7に噛合させている。
【0019】また、サーマルヘッド支持板21の平坦面
21aの上方部位には、左右側面21b,21c側の両
端に逃げ孔21a1,21a1が穿設され、更に、逃げ
孔21a1,21a1間に3個のネジ取り付け孔21a
2が穿設されている。
21aの上方部位には、左右側面21b,21c側の両
端に逃げ孔21a1,21a1が穿設され、更に、逃げ
孔21a1,21a1間に3個のネジ取り付け孔21a
2が穿設されている。
【0020】一方、長尺な丸棒を一部平坦に加工した押
圧棒22の両端に一対のガイドローラ23,23を軸着
した状態で、この押圧棒22をサーマルヘッド支持板2
1の平坦面21aの上方部位でヘッド押圧部材13の第
2突出片13bと対向する側に3個のネジ取り付け孔2
1a2を介して3個のネジ24で固着させており、捩じ
りバネ16で付勢されたヘッド押圧部材13の第2突出
片13bが押圧棒22の上面に接離自在になっている。
この際、サーマルヘッド支持板21に固着した押圧棒2
2もヘッド押圧機構12の一部を構成している。
圧棒22の両端に一対のガイドローラ23,23を軸着
した状態で、この押圧棒22をサーマルヘッド支持板2
1の平坦面21aの上方部位でヘッド押圧部材13の第
2突出片13bと対向する側に3個のネジ取り付け孔2
1a2を介して3個のネジ24で固着させており、捩じ
りバネ16で付勢されたヘッド押圧部材13の第2突出
片13bが押圧棒22の上面に接離自在になっている。
この際、サーマルヘッド支持板21に固着した押圧棒2
2もヘッド押圧機構12の一部を構成している。
【0021】また、押圧棒22の両端に軸着した一対の
ガイドローラ23,23の一部をサーマルヘッド支持板
21の平坦面21aに穿設した逃げ孔21a1,21a
1から臨ませて、一対のガイドローラ23,23を押さ
え板25の垂直面25aに沿って上下方向に転動させて
いる。従って、サーマルヘッド支持板21は、一対のピ
ニオンギヤ7,7と押さえ板25との間に挟まれている
ので前後に倒れることがない。この際、押さえ板25の
垂直面25aに形成した縦溝25a1は、ネジ24の逃
げである。
ガイドローラ23,23の一部をサーマルヘッド支持板
21の平坦面21aに穿設した逃げ孔21a1,21a
1から臨ませて、一対のガイドローラ23,23を押さ
え板25の垂直面25aに沿って上下方向に転動させて
いる。従って、サーマルヘッド支持板21は、一対のピ
ニオンギヤ7,7と押さえ板25との間に挟まれている
ので前後に倒れることがない。この際、押さえ板25の
垂直面25aに形成した縦溝25a1は、ネジ24の逃
げである。
【0022】また、サーマルヘッド支持板21の平坦面
21a上で押圧棒22の下方に平板状のサーマルヘッド
26が接着材を用いて固着されている。このサーマルヘ
ッド26の下端部には複数の発熱体が一列に並んで配設
されており、複数の発熱体の部位はサーマルヘッド支持
板21の下端部より下方に突出して、プラテンローラ2
7側に向かっている。
21a上で押圧棒22の下方に平板状のサーマルヘッド
26が接着材を用いて固着されている。このサーマルヘ
ッド26の下端部には複数の発熱体が一列に並んで配設
されており、複数の発熱体の部位はサーマルヘッド支持
板21の下端部より下方に突出して、プラテンローラ2
7側に向かっている。
【0023】また、サーマルヘッド支持板21の下方部
位で左右側面21b,21cの近傍には、平坦面21a
と同一面の突出片21d,21eが左右外側に向かって
突出形成されており、これらの突出片21d,21eに
溝付きガイドローラ28,28が軸着されている。ここ
で、右側の溝付きガイドローラ28の溝には、筐体2の
右側板2bの内側に固着したガイドレール29が嵌合し
ており、一方、左側の溝付きガイドローラ28の溝に
は、筐体2の左側板2aの内側に板バネ30を介して固
着したガイドレール29が嵌合している。従って、サー
マルヘッド支持板21は左右の溝付きガイドローラ2
8,28と左右のガイドレール29,29とで左右を規
制されている。この際、押圧棒22の両端に軸着した一
対のガイドローラ23,23と押さえ板25及びサーマ
ルヘッド支持板21の左右に軸着した溝付きガイドロー
ラ28,28とガイドレール29,29は、サーマルヘ
ッド支持板21に固着したサーマルヘッド26をプラテ
ンローラ27に接離さるようにガイドするガイド手段を
構成している。
位で左右側面21b,21cの近傍には、平坦面21a
と同一面の突出片21d,21eが左右外側に向かって
突出形成されており、これらの突出片21d,21eに
溝付きガイドローラ28,28が軸着されている。ここ
で、右側の溝付きガイドローラ28の溝には、筐体2の
右側板2bの内側に固着したガイドレール29が嵌合し
ており、一方、左側の溝付きガイドローラ28の溝に
は、筐体2の左側板2aの内側に板バネ30を介して固
着したガイドレール29が嵌合している。従って、サー
マルヘッド支持板21は左右の溝付きガイドローラ2
8,28と左右のガイドレール29,29とで左右を規
制されている。この際、押圧棒22の両端に軸着した一
対のガイドローラ23,23と押さえ板25及びサーマ
ルヘッド支持板21の左右に軸着した溝付きガイドロー
ラ28,28とガイドレール29,29は、サーマルヘ
ッド支持板21に固着したサーマルヘッド26をプラテ
ンローラ27に接離さるようにガイドするガイド手段を
構成している。
【0024】次に、上記構成によるサーマルヘッド押圧
装置1の動作について、図2及び図3を併用して説明す
る。
装置1の動作について、図2及び図3を併用して説明す
る。
【0025】まず、図2(A)及び図3(A)に示した
状態は、サーマルヘッド支持板21に固着したサーマル
ヘッド26がプラテンローラ27から離間した初期状態
である。この初期状態では、駆動軸3に固着した回転位
置検出板18の突出片18aがホトセンサ19Aを遮蔽
するので、駆動軸3が初期位置で停止している。また、
駆動軸3に軸着したピニオンギヤ7とサーマルヘッド支
持板21のラック21b1との噛合状態は、サーマルヘ
ッド支持板21を上方位置に至らしめた状態であり、こ
の時に、駆動軸3に軸着したピニオンギヤ7の突出片7
aにクラッチ板9に固着したピン11が捩じりバネ10
の付勢力によって係合しているので、クラッチ機構8に
よってピニオンギヤ7は駆動軸3と一体になっている。
また、駆動軸3上のヘッド押圧部材13の第2突出片1
3bは、サーマルヘッド支持板21に固着した押圧棒2
2から離間している。
状態は、サーマルヘッド支持板21に固着したサーマル
ヘッド26がプラテンローラ27から離間した初期状態
である。この初期状態では、駆動軸3に固着した回転位
置検出板18の突出片18aがホトセンサ19Aを遮蔽
するので、駆動軸3が初期位置で停止している。また、
駆動軸3に軸着したピニオンギヤ7とサーマルヘッド支
持板21のラック21b1との噛合状態は、サーマルヘ
ッド支持板21を上方位置に至らしめた状態であり、こ
の時に、駆動軸3に軸着したピニオンギヤ7の突出片7
aにクラッチ板9に固着したピン11が捩じりバネ10
の付勢力によって係合しているので、クラッチ機構8に
よってピニオンギヤ7は駆動軸3と一体になっている。
また、駆動軸3上のヘッド押圧部材13の第2突出片1
3bは、サーマルヘッド支持板21に固着した押圧棒2
2から離間している。
【0026】次に、図2(B)及び図3(B)に示した
如く、駆動軸3を図示時計方向に回転させると、クラッ
チ機構8によってピニオンギヤ7は駆動軸3と一体に時
計方向に回転するので、このピニオンギヤ7と噛合した
サーマルヘッド支持板21のラック21b1がガイド手
段23,25,28,29に案内されながら下方に移動
し、サーマルヘッド支持板21に固着したサーマルヘッ
ド26がインク紙I及び記録紙Kを介してプラテンロー
ラ27に当接する。ここでは、駆動軸3上のヘッド押圧
部材13の第2突出片13bがサーマルヘッド支持板2
1に固着した押圧棒22に当接するものの、捩じりバネ
16の付勢力が押圧部材13の第2突出片13bに加わ
っていない。
如く、駆動軸3を図示時計方向に回転させると、クラッ
チ機構8によってピニオンギヤ7は駆動軸3と一体に時
計方向に回転するので、このピニオンギヤ7と噛合した
サーマルヘッド支持板21のラック21b1がガイド手
段23,25,28,29に案内されながら下方に移動
し、サーマルヘッド支持板21に固着したサーマルヘッ
ド26がインク紙I及び記録紙Kを介してプラテンロー
ラ27に当接する。ここでは、駆動軸3上のヘッド押圧
部材13の第2突出片13bがサーマルヘッド支持板2
1に固着した押圧棒22に当接するものの、捩じりバネ
16の付勢力が押圧部材13の第2突出片13bに加わ
っていない。
【0027】次に、図2(C)及び図3(C)に示した
如く、駆動軸3を更に時計方向に回転させると、クラッ
チ板9に固着したピン11が駆動軸3に軸着したピニオ
ンギヤ7の突出片7aから離間するので、クラッチ機構
8によってピニオンギヤ7は駆動軸3の伝達力を切り離
されて駆動軸3のみが時計方向に回転するので、ピニオ
ンギヤ7によるサーマルヘッド支持板21の下方移動は
ない。しかしながら、駆動軸3のみが更に時計方向に回
転するので、駆動軸3上のヘッド押圧部材13の第2突
出片13bに捩じりバネ16の付勢力が加わって第2突
出片13bでサーマルヘッド支持板21に固着した押圧
棒22を下方に押すので、サーマルヘッド支持板21に
固着したサーマルヘッド26がインク紙I及び記録紙K
を介して回転中のプラテンローラ27を押圧する。ここ
で、駆動軸3に固着した回転位置検出板18の突出片1
8aがホトセンサ19Bを遮蔽するので、駆動軸3がサ
ーマルヘッド押圧位置で停止する。
如く、駆動軸3を更に時計方向に回転させると、クラッ
チ板9に固着したピン11が駆動軸3に軸着したピニオ
ンギヤ7の突出片7aから離間するので、クラッチ機構
8によってピニオンギヤ7は駆動軸3の伝達力を切り離
されて駆動軸3のみが時計方向に回転するので、ピニオ
ンギヤ7によるサーマルヘッド支持板21の下方移動は
ない。しかしながら、駆動軸3のみが更に時計方向に回
転するので、駆動軸3上のヘッド押圧部材13の第2突
出片13bに捩じりバネ16の付勢力が加わって第2突
出片13bでサーマルヘッド支持板21に固着した押圧
棒22を下方に押すので、サーマルヘッド支持板21に
固着したサーマルヘッド26がインク紙I及び記録紙K
を介して回転中のプラテンローラ27を押圧する。ここ
で、駆動軸3に固着した回転位置検出板18の突出片1
8aがホトセンサ19Bを遮蔽するので、駆動軸3がサ
ーマルヘッド押圧位置で停止する。
【0028】そして、インク紙Iの各インク色に対応し
た画像情報をサーマルヘッド26に供給しながら、各イ
ンク色の画像情報を記録紙Kに重ね合わせて熱転写し、
記録紙K上にカラー画像を印刷している。
た画像情報をサーマルヘッド26に供給しながら、各イ
ンク色の画像情報を記録紙Kに重ね合わせて熱転写し、
記録紙K上にカラー画像を印刷している。
【0029】尚、サーマルヘッド支持板21に固着した
サーマルヘッド26をプラテンローラ27から離間させ
るには、駆動軸3を上記と逆転させれば良いので説明を
省略する。
サーマルヘッド26をプラテンローラ27から離間させ
るには、駆動軸3を上記と逆転させれば良いので説明を
省略する。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるサーマルヘ
ッド押圧装置によると、ラック駆動によりサーマルヘッ
ドをインク紙及び記録紙を介してプラテンローラに押圧
しているので、サーマルヘッド押圧装置を従来例よりも
簡単な構造で小型化できる。
ッド押圧装置によると、ラック駆動によりサーマルヘッ
ドをインク紙及び記録紙を介してプラテンローラに押圧
しているので、サーマルヘッド押圧装置を従来例よりも
簡単な構造で小型化できる。
【図1】本発明に係わるサーマルヘッド押圧装置を分解
して示した分解斜視図である。
して示した分解斜視図である。
【図2】本発明に係わるサーマルヘッド押圧装置の動作
を示した斜視図である。
を示した斜視図である。
【図3】本発明に係わるサーマルヘッド押圧装置の動作
を示した左側面図である。
を示した左側面図である。
1…サーマルヘッド押圧装置、4…モータ、3…駆動
軸、7…ピニオンギヤ、12…ヘッド押圧機構、13…
ヘッド押圧部材、13b…第2突出片、16…捩じりバ
ネ、21…サーマルヘッド支持板、21b1,21c1
…ラック、22…押圧棒、23…ガイドローラ、25…
押さえ板、25a…垂直面、26…サーマルヘッド、2
7…プラテンローラ、28…溝付きガイドローラ、29
…ガイドレール、13,16,22…ヘッド押圧手段、
23,25,28,29…ガイド手段、I…インク紙、
K…記録紙。
軸、7…ピニオンギヤ、12…ヘッド押圧機構、13…
ヘッド押圧部材、13b…第2突出片、16…捩じりバ
ネ、21…サーマルヘッド支持板、21b1,21c1
…ラック、22…押圧棒、23…ガイドローラ、25…
押さえ板、25a…垂直面、26…サーマルヘッド、2
7…プラテンローラ、28…溝付きガイドローラ、29
…ガイドレール、13,16,22…ヘッド押圧手段、
23,25,28,29…ガイド手段、I…インク紙、
K…記録紙。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の発熱体を備えたサーマルヘッドをイ
ンク紙及び記録紙を介して回転自在なプラテンローラに
押圧するサーマルヘッド押圧装置において、 モータと連結して正逆転するピニオンギヤと、 前記サーマルヘッドを取り付け、且つ、前記ピニオンギ
ヤと噛合するラックを形成したサーマルヘッド支持板
と、 前記ピニオンギヤの正逆転に伴って前記ラックと一体に
前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに接離さるよ
うにガイドするガイド手段と、 前記サーマルヘッドを前記プラテンローラに押圧させる
ヘッド押圧手段とを具備したことを特徴とするサーマル
ヘッド押圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15457097A JPH10329385A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | サーマルヘッド押圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15457097A JPH10329385A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | サーマルヘッド押圧装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10329385A true JPH10329385A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15587127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15457097A Pending JPH10329385A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | サーマルヘッド押圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10329385A (ja) |
-
1997
- 1997-05-28 JP JP15457097A patent/JPH10329385A/ja active Pending
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