JPH10329277A - 化粧板およびその製造方法 - Google Patents

化粧板およびその製造方法

Info

Publication number
JPH10329277A
JPH10329277A JP9144342A JP14434297A JPH10329277A JP H10329277 A JPH10329277 A JP H10329277A JP 9144342 A JP9144342 A JP 9144342A JP 14434297 A JP14434297 A JP 14434297A JP H10329277 A JPH10329277 A JP H10329277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
inorganic particles
resin coating
decorative
coating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9144342A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehide Yamazaki
勇英 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Nippon Shokubai Co Ltd
Priority to JP9144342A priority Critical patent/JPH10329277A/ja
Publication of JPH10329277A publication Critical patent/JPH10329277A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性に優れた塗膜を有し、表面硬度、耐擦
傷性、および耐磨耗性に優れ、かつ、外観の美麗な化粧
板およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 化粧基板2に対し、新モース硬度10以
上、かつ、平均粒子径20〜200μmである無機粒子
3aを含む樹脂塗膜3を化粧基板2上に形成するととも
に、無機粒子3aと異なる組成を有し、屈折率1.40
〜1.60、かつ、平均粒子径20μm未満である無機
粒子4aを含む樹脂塗膜4を樹脂塗膜3上に形成する。
これにより、表面硬度、耐擦傷性、および耐磨耗性に優
れ、かつ、透明性に優れた樹脂塗膜3・4を有する化粧
板1を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧基板上に対
し、互いに異なる無機粒子を含む2つの樹脂塗膜が積層
されてなる化粧板およびその製造方法に関するものであ
る。さらに詳しくは、本発明は、透明性に優れた2層構
造の樹脂塗膜を有し、表面硬度、耐擦傷性、および耐磨
耗性に優れ、かつ、外観の美麗な化粧板およびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、化粧板の耐磨耗性を向上させ
るために、無機粒子を含む樹脂塗料を化粧板表面に塗布
することが行われている。
【0003】例えば、特公昭57−1419号公報に
は、化粧基板表面に新モース硬度が10以上であって、
かつ粒子径が30〜200μmの鉱物粒子を含む透明合
成樹脂塗料を塗布した後、さらにその表面に、鉱物粒子
を含まない透明合成樹脂塗料を塗布した化粧板が開示さ
れている。
【0004】しかしながら、上記化粧板は、表層の塗膜
に粒子径が20μm未満の微細な鉱物粒子が含まれてい
ないために、表面硬度や耐擦傷性に劣るという問題点を
有している。
【0005】また、上記公報には、化粧基板表面に新モ
ース硬度が10以上であって、かつ粒子径が30〜20
0μmの第1の鉱物粒子を含む透明合成樹脂塗料を塗布
した後、さらにその表面に、第1の鉱物粒子と同じ組成
であり、粒子径が第1の鉱物粒子より小さい(実施例で
は、5〜15μm)第2の鉱物粒子を含む透明合成樹脂
塗料を塗布した化粧板も開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報には、化粧板の表面硬度および耐擦傷性を向上させる
技術については、何ら開示されていない。上記従来の構
成においても、粒子径20μm未満の第2の鉱物粒子を
比較的多く用いた場合には、化粧板の表面硬度や耐擦傷
性が向上すると考えられるが、その場合には、化粧板の
外観を損ねることがあるという問題点を有している。
【0007】即ち、第2の鉱物粒子として使用可能なα
−アルミナ等の鉱物粒子は、屈折率が1.60より大き
いため、一般に屈折率が1.40〜1.60の範囲内で
ある合成樹脂塗膜(樹脂硬化物)との間の屈折率の差が
大きい。このため、上記従来の構成では、第2の鉱物粒
子の使用量が比較的多い場合に、塗膜が不透明あるいは
半透明となることがある。このため、化粧基板の模様が
塗膜を通して鮮明に見えなくなり、化粧板の外観を損ね
ることがある。
【0008】さらに、特開平1−293165号公報に
は、板材の表面に、不飽和ポリエステル樹脂に平均粒径
7〜8μmのシリカを配合した塗料を塗装し、速硬化し
て高強度、高剛性の第1層塗膜を形成する技術が開示さ
れている。
【0009】また、特開昭60−31582号公報に
は、塗料に用いる樹脂と同一の屈折率を有するガラス粉
末を塗料に添加し、この塗料を塗布することにより、透
明感を有し、塗膜硬度および耐食性に優れた塗装金属板
を得る技術が開示されている。
【0010】しかしながら、これらの技術を化粧板に用
いた場合、シリカやガラス粉末の新モース硬度が8以下
であることから、化粧板の耐磨耗性を十分に向上させる
ことができないという問題点を有している。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、透明性に優れた塗膜を有
し、表面硬度、耐擦傷性、および耐磨耗性に優れ、か
つ、外観の美麗な化粧板およびその製造方法を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願発明者等は、上記の
目的を達成すべく鋭意検討した結果、化粧基板に対し、
新モース硬度10以上、かつ、平均粒子径20〜200
μmの無機粒子Aを含む第1の樹脂塗膜を化粧基板上に
形成するとともに、屈折率1.40〜1.60、かつ、
平均粒子径20μm未満であり、無機粒子Aと異なる組
成を有する無機粒子Bを含む第2の樹脂塗膜を第1の樹
脂塗膜上に形成することにより、透明性に優れた塗膜を
有し、表面硬度、耐擦傷性、および耐磨耗性に優れ、か
つ、外観の美麗な化粧板が得られることを見出し、本発
明を完成させるに至った。
【0013】即ち、請求項1記載の発明の化粧板は、上
記の課題を解決するために、化粧基板に対し、無機粒子
Aを含む第1の樹脂塗膜が化粧基板上に形成されている
とともに、無機粒子Bを含む第2の樹脂塗膜が第1の樹
脂塗膜上に形成されている化粧板であって、無機粒子A
が、新モース硬度10以上、かつ、平均粒子径20〜2
00μmであり、無機粒子Bが、無機粒子Aと異なる組
成を有し、屈折率1.40〜1.60、かつ、平均粒子
径20μm未満であることを特徴としている。
【0014】上記構成によれば、新モース硬度10以
上、かつ、平均粒子径20〜200μmの無機粒子Aを
含む耐磨耗性に優れた第1の樹脂塗膜が化粧基板上に形
成されているとともに、平均粒子径20μm未満の無機
粒子Bを含む表面硬度および耐擦傷性に優れた第2の樹
脂塗膜が第1の樹脂塗膜上に形成されていることから、
耐磨耗性と、表面硬度および耐擦傷性との両方に優れて
いる。
【0015】しかも、上記構成によれば、無機粒子Bの
屈折率が、1.40〜1.60であり、第2の樹脂塗膜
に含まれる樹脂硬化物の屈折率(一般に、1.40〜
1.60である)に近いことから、第2の樹脂塗膜の透
明性に優れている。これにより、上記化粧板は、化粧基
板の模様が、第1の樹脂塗膜および第2の樹脂塗膜を通
して鮮明に見え、外観が美麗である。
【0016】尚、第1の樹脂塗膜は、樹脂硬化物の層に
埋没した無機粒子Aだけでなく、樹脂硬化物の層から突
出した無機粒子Aを含むものとする。
【0017】請求項2記載の発明の化粧板は、上記の課
題を解決するために、請求項1記載の化粧板において、
無機粒子Bの含有量が、第2の樹脂塗膜に含まれる樹脂
硬化物100重量部に対して40重量部以上であること
を特徴としている。
【0018】上記構成によれば、第2の樹脂塗膜の表面
硬度および耐擦傷性をより向上させることができ、表面
硬度および耐擦傷性により一層優れた化粧板を提供する
ことができる。
【0019】請求項3記載の発明の化粧板の製造方法
は、上記の課題を解決するために、化粧基板に対し、無
機粒子Aを含む第1の樹脂組成物を化粧基板上に塗布
し、第1の樹脂組成物を硬化させた後、無機粒子Bを含
む第2の樹脂組成物を塗布する化粧板の製造方法であっ
て、無機粒子Aが、新モース硬度10以上、かつ、平均
粒子径20〜200μmであり、無機粒子Bが、無機粒
子Aと異なる組成を有し、屈折率1.40〜1.60、
かつ、平均粒子径20μm未満であることを特徴として
いる。
【0020】上記方法によれば、透明性に優れた塗膜を
有し、表面硬度、耐擦傷性、および耐磨耗性に優れ、か
つ、外観の美麗な化粧板を容易に製造できる。
【0021】以下に、本発明を詳しく説明する。
【0022】図1に示すように、本発明にかかる化粧板
1は、化粧基板2に対し、無機粒子(無機粒子A)3a
を含む樹脂塗膜(第1の樹脂塗膜)3が化粧基板2上に
形成されているとともに、無機粒子(無機粒子B)4a
を含む樹脂塗膜(第2の樹脂塗膜)4が樹脂塗膜3上に
形成されており、無機粒子3aが、新モース硬度10以
上、かつ、平均粒子径20〜200μmであり、無機粒
子4aが、無機粒子3aと異なる組成を有し、屈折率
1.40〜1.60、かつ、平均粒子径20μm未満で
ある。
【0023】化粧板1では、樹脂塗膜4の表面も、樹脂
塗膜3と樹脂塗膜4との境界面も平滑になっており、無
機粒子3aは樹脂塗膜4に食い込んでいない。また、無
機粒子3aが透明樹脂硬化物3bの厚みT1 および透明
樹脂硬化物4bの厚みT2 の合計が、無機粒子3aの最
大粒子径より大きく設定され、かつ、透明樹脂硬化物3
bの厚みT1 が、無機粒子3aの最大粒子径より大きく
設定されている。
【0024】化粧基板2は、化粧加工が表面に施された
板であればよく、例えば、基板の表面に模様シートを貼
着させてなる複合板、基板の表面に樹脂含浸紙を熱圧着
した後に樹脂含浸紙の表面に模様シートを貼着させてな
る複合板、基板の表面に木目模様等の模様を印刷してな
るプリント板等が挙げられる。
【0025】上記基板は、有機質板、無機質板、および
有機無機混合板のいずれであってもよい。上記基板とし
ては、具体的には、合板、パーティクルボード、ハード
ボード、MDF板(Medium Density Fiber Board;中質繊
維板)等の繊維板、珪酸カルシウム板、石膏ボード、パ
ルプセメント板等が挙げられる。また、上記模様シート
としては、天然銘木突板、WPC(Wood Plastic Combin
ation:木材プラスチックス)シート、化粧紙、模様を有
するポリ塩化ビニルシート等が挙げられる。
【0026】樹脂塗膜3は、無機粒子3aと透明樹脂硬
化物3bとからなっている。無機粒子3aは、新モース
硬度が10以上の無機化合物からなっていればよい。無
機粒子3aを形成する無機化合物の新モース硬度が10
未満であると、化粧板1の耐摩耗性が不十分となる。
【0027】無機粒子3aを形成する新モース硬度が1
0以上の無機化合物としては、α−アルミナ(新モース
硬度12)、コランダム(新モース硬度12)、炭化ケ
イ素(新モース硬度13)、窒化ケイ素(新モース硬度
13)、炭化ホウ素(新モース硬度14)、窒化ホウ素
(新モース硬度14)、ダイヤモンド(新モース硬度1
5)等が挙げられる。
【0028】尚、新モース硬度とは、表1に示す15種
の鉱物で試料を順次引っかき、試料に傷がつけばその鉱
物より硬度が低いとして測定される値である。
【0029】
【表1】
【0030】また、無機粒子3aの平均粒子径は、20
〜200μmの範囲内であればよいが、20〜90μm
の範囲内であることがより好ましい。無機粒子3aの平
均粒子径が20μm未満であると、化粧板1の耐摩耗性
が不十分となるので、好ましくない。一方、無機粒子3
aの平均粒子径が200μmを越えると、樹脂塗膜3を
得るための樹脂塗料中での無機粒子3aの分散性が悪く
なり、結果として樹脂塗膜3中に無機粒子3aを均一に
分散させることができないので、好ましくない。
【0031】さらに、無機粒子3aは、粒径5μm以下
の粒子が20重量%以下であることが好ましく、粒径5
μm以下の粒子が15重量%以下であることがさらに好
ましい。また、無機粒子3aは、粒径20μm以下の粒
子が60重量%以下であることが好ましく、粒径20μ
m以下の粒子が50重量%以下であることがさらに好ま
しい。さらに、無機粒子3aは、粒径200μm以上の
粒子が10重量%以下であることが好ましく、粒径20
0μm以上の粒子が5重量%以下であることがさらに好
ましい。無機粒子3aが上記範囲内であれば、化粧板1
の耐摩耗性がさらに向上する。
【0032】透明樹脂硬化物3bは、透明性を有する樹
脂硬化物であれば、特に限定されるものではない。尚、
ここで、「樹脂硬化物」とは、熱硬化性樹脂を硬化させ
て得られる硬化物を指すものとする。また、「透明性を
有する」ものとは、主として正透過をし、これを通して
物体を見ても物体の形状が鮮明に見えるものを指す。
【0033】透明樹脂硬化物3bとしては、不飽和ポリ
エステル樹脂の硬化物、エポキシ(メタ)アクリレート
樹脂の硬化物、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂の硬
化物、ポリエステル(メタ)アクリレート樹脂の硬化
物、熱硬化性アクリル樹脂の硬化物、ウレタン樹脂の硬
化物、アルキド樹脂の硬化物、変性アルキド樹脂の硬化
物、メラミンアルキド樹脂の硬化物等のアミノアルキド
樹脂の硬化物、エポキシ樹脂の硬化物、フェノール樹脂
の硬化物、アミノ樹脂の硬化物、ビニルエーテル樹脂等
が挙げられる。
【0034】これら例示の樹脂硬化物の中でも、分子構
造中にラジカル重合性二重結合を有する重合体とラジカ
ル重合性単量体とからなるラジカル硬化型熱硬化性樹脂
の硬化物が、紫外線、電子線、放射線等の活性エネルギ
ー線をラジカル硬化型熱硬化性樹脂に照射することによ
り短時間で形成できることから、透明樹脂硬化物3bと
して特に好ましい。上記ラジカル硬化型熱硬化性樹脂と
しては、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ(メタ)ア
クリレート樹脂、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂、
ポリエステル(メタ)アクリレート樹脂等が挙げられ
る。また、ラジカル硬化型熱硬化性樹脂中に含まれるラ
ジカル重合性単量体としては、例えば、(メタ)アクリ
ル酸エステル等が挙げられる。
【0035】樹脂塗膜3における無機粒子3aの含有量
は、透明樹脂硬化物3bの100重量部に対して、5〜
30重量部の範囲内であることが好ましい。無機粒子3
aが透明樹脂硬化物3bの100重量部に対して5重量
部より少ないと、化粧板1の耐磨耗性が不十分となる。
一方、無機粒子3aが透明樹脂硬化物3bの100重量
部に対して30重量部より多いと、樹脂塗膜3の透明性
が悪くなり、化粧板1の化粧がぼやけてしまう。
【0036】尚、上記の説明では、樹脂塗膜3は、無機
粒子3aと透明樹脂硬化物3bとからなっていたが、樹
脂塗膜3は、耐摩耗性および透明性を損なわない範囲
で、無機粒子3aおよび透明樹脂硬化物3b以外に、副
資材(添加剤)を含んでいてもよい。上記副資材(添加
剤)としては、顔料や染料等の着色剤、体質顔料、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、安定化剤(ゲル化防止剤)、可
塑剤、レベリング剤、消泡剤、シランカップリング剤、
帯電防止剤、難燃剤、滑剤、減粘剤、低収縮剤、乾燥
剤、分散剤、有機質充填剤、無機粒子3aおよび無機粒
子4a以外の無機粒子(無機質充填剤)等が挙げられ
る。
【0037】樹脂塗膜4は、無機粒子4aと透明樹脂硬
化物4bとからなっている。無機粒子4aの屈折率は、
1.40〜1.60の範囲内であればよいが、透明樹脂
硬化物4bの屈折率との差が0.01以下であることが
好ましく、透明樹脂硬化物4bの屈折率との差が0.0
05以下であることがさらに好ましい。無機粒子4aの
屈折率が上記範囲内であれば、一般に合成樹脂塗膜(樹
脂硬化物)の屈折率が1.40〜1.60の範囲内であ
ることから、透明樹脂硬化物4bの屈折率が使用する無
機粒子4aの屈折率に近くなるような透明樹脂を容易に
合成することができる。無機粒子4aの屈折率が上記範
囲を外れた場合には、透明性に優れた樹脂塗膜4を得る
ことが困難である。
【0038】無機粒子4aを形成する屈折率1.40〜
1.60の無機化合物としては、屈折率が1.553お
よび1.554である結晶性シリカ(水晶)、屈折率が
1.4585である溶融シリカ(石英ガラス)、屈折率
が1.458であるバイコールガラス(Vycor glass;コ
ーニング社の商品名)、屈折率が1.51〜1.52で
あるソーダ石灰ガラス、屈折率が1.47であるホウケ
イ酸ガラス等が挙げられる。
【0039】無機粒子4aを形成する無機化合物は、無
機粒子3aを形成する無機化合物と異なる組成を有して
おり、化粧基板2の新モース硬度より高い新モース硬度
を有し、化粧板1の表面硬度を向上させる機能を有して
いる。無機粒子4aを形成する無機化合物の新モース硬
度は、5以上であることが好ましく、7以上であること
がさらに好ましい。これにより、化粧板1の表面硬度を
さらに向上させることができる。無機粒子4aの新モー
ス硬度が5未満であると、化粧板1の表面硬度が低くな
る。尚、無機粒子4aを形成する無機化合物として例示
した前記の化合物は、全て新モース硬度が7以上であ
る。例えば、結晶性シリカは新モース硬度が8であり、
溶融シリカは新モース硬度が7である。
【0040】無機粒子4aの平均粒子径は、20μm未
満であればよいが、0.1〜5μmの範囲内であること
がより好ましい。無機粒子4aの平均粒子径が20μm
以上では、化粧板1の表面硬度が低くなるので、好まし
くない。
【0041】無機粒子4aは、粒径128μm以上の粒
子が4重量%以下であることが好ましく、粒径128μ
m以上の粒子が0.5重量%以下であることがさらに好
ましい。また、無機粒子4aは、粒径24μm以下の粒
子が55重量%以上であることが好ましく、粒径24μ
m以下の粒子が85重量%以上であることがさらに好ま
しい。無機粒子4aが上記範囲内であると、化粧板1の
表面硬度がさらに向上する。
【0042】樹脂塗膜4に含まれる無機粒子4aの量
は、透明樹脂硬化物4bの100重量部に対して、40
重量部以上であることが好ましく、40〜200重量部
の範囲内であることがより好ましく、60〜150重量
部の範囲内であることがさらに好ましい。無機粒子4a
が、透明樹脂硬化物4bの100重量部に対して40重
量部より少ないと、化粧板1の表面硬度が低くなる。一
方、無機粒子4aが、透明樹脂硬化物4bの100重量
部に対して200重量部より多くなると、樹脂塗膜4が
脆くなる。また、樹脂塗膜4を形成するための樹脂塗料
の粘度が高くなりすぎ、樹脂塗料の取り扱いが困難にな
る。
【0043】透明樹脂硬化物4bとしては、透明性を有
する樹脂硬化物であればよく、透明樹脂硬化物3bとし
て例示した各種の樹脂硬化物を用いることができ、透明
樹脂硬化物3bと同じ種類の樹脂硬化物であってもよ
く、透明樹脂硬化物3bと異なる種類の樹脂硬化物であ
ってもよい。樹脂塗膜3と樹脂塗膜4とを互いに強固に
固着させるためには、透明樹脂硬化物3bおよび透明樹
脂硬化物4bの両方がラジカル硬化型熱硬化性樹脂の硬
化物であることが望ましい。
【0044】尚、上記の説明では、樹脂塗膜4は、無機
粒子4aと透明樹脂硬化物4bとからなっていたが、樹
脂塗膜4は、表面硬度および透明性を損なわない範囲
で、無機粒子4aおよび透明樹脂硬化物4b以外に、前
記例示の副資材(添加剤)を含んでいてもよい。
【0045】さらに、樹脂塗膜4中にも無機粒子3aが
含まれてもよいが、樹脂塗膜4中の無機粒子3aの平均
粒子径は、50μm以下でなければならない。また、透
明樹脂硬化物4bの100重量部に対する無機粒子3a
の配合量は30重量部以下に設定する必要がある。無機
粒子3aの配合量が30重量部より多いと、樹脂塗膜4
の透明性が悪くなり、化粧板1の化粧がぼやけてしまう
ので、好ましくない。
【0046】以上のように、本発明にかかる化粧板1
は、樹脂塗膜3中の無機粒子3aが、新モース硬度10
以上、かつ、平均粒子径20〜200μmであり、樹脂
塗膜4中の無機粒子4aが、無機粒子3aと異なる組成
を有し、屈折率1.40〜1.60、かつ、平均粒子径
20μm未満である。これにより、化粧板1は、化粧基
板2上に形成された樹脂塗膜3・4の表面硬度、耐擦傷
性、耐磨耗性、および透明性に優れている。
【0047】尚、化粧板1では、樹脂塗膜3と樹脂塗膜
4との境界面が平滑であったが、本発明にかかる化粧板
は、図2に示すように、無機粒子3aが樹脂塗膜4に食
い込んで、樹脂塗膜3と樹脂塗膜4との境界面が起伏し
ている化粧板11であってもよい。
【0048】化粧板11では、透明樹脂硬化物3bの厚
みT1 および透明樹脂硬化物4bの厚みT2 の合計が、
無機粒子3aの最大粒子径より大きく設定され、かつ、
透明樹脂硬化物3bの厚みT1 が、無機粒子3aの最大
粒子径より小さく設定されている。
【0049】上記構成によれば、最大粒子径が透明樹脂
硬化物3bの厚みT1 より大きい無機粒子3aを含んで
いるので、樹脂塗膜3・4の耐磨耗性を化粧板1より向
上させることができる。
【0050】尚、化粧板11では、全ての無機粒子3a
が透明樹脂硬化物3bの厚みT1 より大きく、ほぼ等し
い粒径を有していた。しかしながら、本発明にかかる化
粧板は、図3に示すように、厚みT1 より大きい粒径を
有する無機粒子3aと、厚みT1 より小さい粒径を有す
る無機粒子3aとを含む化粧板11’であってもよい。
【0051】また、化粧板1および化粧板11では樹脂
塗膜4の表面が平滑であったが、本発明にかかる化粧板
は、図4に示すように、無機粒子3aが樹脂塗膜4を貫
通して表面に突出し、表面が起伏した化粧板21であっ
てもよい。化粧板21では、透明樹脂硬化物3bの厚み
1 および透明樹脂硬化物4bの厚みT2 の合計が、無
機粒子3aの最大粒子径より小さく設定されている。
【0052】上記構成によれば、最大粒子径が透明樹脂
硬化物3bおよび透明樹脂硬化物4bの合計の厚みT1
+T2 より大きい無機粒子3aを含んでいるので、樹脂
塗膜4の耐磨耗性を化粧板11よりさらに向上させるこ
とができる。但し、化粧板21は、その表面から無機粒
子3aが突出しており、表面平滑性を有していない。こ
のため、表面平滑性が必要な用途では、化粧板1および
化粧板11の方が好ましい。
【0053】尚、化粧板21では、全ての無機粒子3a
が透明樹脂硬化物3bおよび透明樹脂硬化物4bの合計
の厚みT1 +T2 より大きく、ほぼ等しい粒径を有して
いた。しかしながら、本発明にかかる化粧板は、図5に
示すように、厚みT1 +T2より大きい粒径を有する無
機粒子3aと、厚みT1 +T2 より小さい粒径を有する
無機粒子3aとを含む化粧板21’であってもよい。
【0054】本発明にかかる化粧板1、化粧板11、化
粧板11’、化粧板21、および化粧板21’(以下、
これらをまとめて「化粧板1〜21’」と記す)におけ
る透明樹脂硬化物3bの厚みT1 は、10〜150μm
の範囲内であることが好ましい。また、本発明にかかる
化粧板1〜21’における透明樹脂硬化物4の厚みT2
は、10〜150μmの範囲内であることが好ましい。
さらに、本発明にかかる化粧板1〜21’における透明
樹脂硬化物3bの厚みT1 と透明樹脂硬化物4の厚みT
2 との合計は、20〜200μmの範囲内であることが
好ましい。
【0055】本発明にかかる化粧板1〜21’は、化粧
基板2に対し、無機粒子3aを含む第1の樹脂塗料を化
粧基板2上に塗布し、第1の樹脂塗料を硬化させた後、
無機粒子4aを含む第2の樹脂塗料を塗布する方法によ
り、容易に製造できる。尚、ここで、「硬化」とは、半
硬化または完全硬化を指すものとする。
【0056】上記第1の樹脂塗料は、第1の透明樹脂塗
料と無機粒子3aとの混合物であり、また、上記第2の
樹脂塗料は、第2の透明樹脂塗料と無機粒子4aとの混
合物である。
【0057】上記第1の透明樹脂塗料および第2の透明
樹脂塗料としては、公知の透明性を有する合成樹脂塗料
が使用でき、具体的には、例えば、不飽和ポリエステル
樹脂塗料、エポキシ(メタ)アクリレート樹脂塗料、ウ
レタン(メタ)アクリレート樹脂塗料、ポリエステル
(メタ)アクリレート樹脂塗料、熱硬化性アクリル樹脂
塗料、ウレタン樹脂塗料、アルキド樹脂塗料、変性アル
キド樹脂塗料、メラミンアルキド樹脂塗料等のアミノア
ルキド樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、フェノール樹脂塗
料、アミノ樹脂塗料、ビニルエーテル樹脂塗料等が挙げ
られる。また、樹脂塗料の形態は、溶剤系樹脂塗料、単
量体希釈系樹脂塗料、エマルジョン系樹脂塗料、水性樹
脂塗料等のいずれであってもよい。
【0058】これら例示の樹脂塗料の中でも、不飽和ポ
リエステル樹脂塗料、エポキシ(メタ)アクリレート樹
脂塗料、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂塗料、ポリ
エステル(メタ)アクリレート樹脂塗料等のような、分
子構造中にラジカル重合性二重結合を有する重合体とラ
ジカル重合性単量体とからなる単量体希釈系樹脂塗料
が、紫外線、電子線、放射線等の活性エネルギー線で短
時間に硬化可能であることから、特に好ましい。
【0059】尚、第1の透明樹脂塗料と第2の透明樹脂
塗料とは、同じ種類の樹脂塗料であることが望ましい
が、異なる種類の合成樹脂塗料であってもよい。
【0060】第1の樹脂塗料および第2の樹脂塗料は、
それぞれ、樹脂塗膜3の耐摩耗性および透明性や、樹脂
塗膜4の表面硬度および透明性を損なわない範囲で、無
機粒子3a、無機粒子4a、および第1および第2の合
成樹脂塗料以外に、前記例示の副資材(添加剤)や、重
合開始剤を含んでいてもよい。上記重合開始剤として
は、例えば、有機過酸化物等の加熱硬化型の開始剤;ベ
ンゾインエーテル類やベンジルケタール類等の光硬化型
の開始剤(増感剤)等が挙げられる。
【0061】第1の樹脂塗料および第2の樹脂塗料の塗
布方法については、従来一般的に行われている方法でよ
く、例えば、ロールコーター法、フローコーター法、ダ
イコーター法、バーコーター法、スプレー法等が挙げら
れる。
【0062】第1の樹脂塗料および第2の樹脂塗料の硬
化方法としては、従来一般的に行われている方法が使用
でき、乾燥硬化、加熱硬化、活性エネルギー線硬化等が
挙げられる。これらのうち、第1の樹脂塗料および第2
の樹脂塗料を短時間に硬化させることができることか
ら、紫外線硬化、電子線硬化、放射線硬化等の活性エネ
ルギー線硬化が第1の樹脂塗料および第2の樹脂塗料の
硬化方法としてより好ましい。
【0063】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。尚、実施例および比較例に記載
の「部」は「重量部」を示す。尚、化粧板の評価は、以
下の方法で行った。
【0064】〔化粧板の評価方法〕 (1)鉛筆引っかき値 化粧板の表面硬度を評価するための値として、鉛筆引っ
かき値を測定した。即ち、JIS K 5400(19
95)の8.4.1に規定されている鉛筆引っかき試験
に準じて、1kgの荷重をかけた鉛筆の芯で樹脂塗膜4
を引っかき、樹脂塗膜4に擦り傷が認められる回数が5
回の試験で2回未満である鉛筆のうち、最も硬い鉛筆の
濃度記号を、樹脂塗膜4の鉛筆引っかき値とした。
【0065】(2)耐擦傷性 化粧板の耐擦傷性は、スチールウール(#0000)
を、その上に荷重500g/cm2 をかけながら、樹脂
塗膜4表面上で20往復させ、樹脂塗膜4表面における
擦り傷の有無を目視で確認することにより評価した。そ
して、樹脂塗膜4表面に擦り傷が全く見られない場合を
「良好」、樹脂塗膜4表面に擦り傷が若干でも見られる
場合を「不良」と評価した。
【0066】(3)耐磨耗性 化粧板の耐磨耗性は、JIS K 5400(199
5)の8.9に規定されているテーパー式磨耗試験に準
じて、研磨紙AA180番を巻き付けたテーパー式ゴム
製磨耗輪を用い、該磨耗輪を所定の回転速度で回転させ
ながら1kgの荷重で樹脂塗膜4に押し当て、樹脂塗膜
3・4が磨耗して化粧基材が露出するまでに要した磨耗
輪の回転数を測定することにより評価した。
【0067】(4)樹脂塗膜3・4の透明性 化粧基板2の化粧(模様)の鮮明さを樹脂塗膜3・4を
通して目視により確認し、化粧基板2の化粧が鮮明に見
える場合を「透明」、化粧基板2の化粧が不鮮明ではあ
るが見える場合を「半透明」、化粧基板2の化粧が見え
ない場合を「不透明」と評価した。
【0068】〔実施例1〕温度計、撹拌機、空気吹込管
および還流冷却管を備えた四ツ口フラスコに、平均エポ
キシ当量185のエポキシ樹脂(商品名「アラルダイド
GY−250」、チバ・ガイギー株式会社製)2860
部、メタクリル酸1299部、ハイドロキノン0.62
部、および、エステル化触媒としてのトリエチルアミン
12.5部を仕込み、115℃の空気熱流中で5.5時
間撹拌した。これにより、酸価7.2のエポキシメタク
リレートを得た。
【0069】次いで、無機粒子(無機粒子A)3aとし
ての平均粒子径55μmのα−アルミナ(新モース硬度
12)15部、上記のエポキシメタクリレート50部、
およびフェノキシエチルメタクリレート50部を、3本
ロールで均一に混合し、第1樹脂塗料(1)を得た。
尚、平均粒子径55μmのα−アルミナは、粒径5μm
以下の粒子が2重量%以下、粒径20μm以下の粒子が
15重量%以下、粒径200μm以上の粒子が5重量%
以下であった。
【0070】一方、無機粒子(無機粒子B)4aとして
の平均粒子径5μmの結晶性シリカ(屈折率1.55
3,1,554、新モース硬度8)150部、上記のエ
ポキシメタクリレート55部、1,6−ヘキサンジオー
ルジメタクリレート45部、およびシランカップリング
剤(商品名「KBM−503」信越化学工業株式会社
製)0.5部を3本ロールで均一に混合し、第2樹脂塗
料(1)を得た。
【0071】尚、平均粒子径5μmの結晶性シリカは、
粒径128μm以上の粒子が0.01重量%以下、粒径
24μm以下の粒子が88重量%以上であった。また、
エポキシメタクリレート55部および1,6−ヘキサン
ジオールジメタクリレート45部からなる混合物を硬化
させて得られる硬化物(透明樹脂硬化物4b)の屈折率
を測定したところ、1.550であった。
【0072】次に、合板に、80g/m2 の木目印刷チ
タン紙を変性酢酸ビニル樹脂エマルション接着剤で貼着
してなる化粧基板2に対し、第1樹脂塗料(1)をバー
コーターを用いて化粧基板2表面に塗布した。続いて、
窒素雰囲気下で、エリアビーム形電子線照射装置により
加速電圧200kV、照射線量10Mradの条件で電
子線を第1樹脂塗料(1)に照射することにより、第1
樹脂塗料(1)を硬化させた。これにより、膜厚60μ
mの樹脂塗膜3が化粧基板2上に形成された。
【0073】さらに、樹脂塗膜3の上に第2樹脂塗料
(1)をバーコーターを用いて塗布し、窒素雰囲気下
で、電子線照射装置により加速電圧200kV、照射線
量20Mradの条件で電子線を第2樹脂塗料(1)に
照射することにより、第2樹脂塗料(1)を硬化させ
た。これにより、膜厚40μmの平滑な樹脂塗膜4が樹
脂塗膜3上に形成され、本発明にかかる化粧板11’が
得られた。
【0074】得られた化粧板11’について、前記の評
価方法により、鉛筆引っかき値、耐擦傷性、耐磨耗性、
および樹脂塗膜3・4の透明性を評価した。得られた結
果を、樹脂塗膜3・4の主な構成とともに表2に示す。
【0075】〔実施例2〕まず、実施例1と同様の反応
・操作により、第1樹脂塗料(1)を得た。
【0076】一方、温度計、撹拌機、ガス導入口、およ
び還流冷却管を備えた四ツ口フラスコに対して、ネオペ
ンチルグリコール374部、およびヘキサヒドロ無水フ
タル酸1109部を仕込み、窒素雰囲気中で撹拌しなが
ら、フラスコの内容物を200℃まで昇温し、フラスコ
の内温を200℃に1時間保持して反応を行った後、フ
ラスコの内容物の酸価が260になったところで、フラ
スコの内容物を115℃まで冷却した。
【0077】続いて、上記のフラスコに、グリシジルメ
タクリレート1048部、エステル化触媒としてのオク
チル酸亜鉛5.65部、ハイドロキノン0.38部を加
え、115℃の空気熱流中で4時間撹拌して反応させ
た。これにより、酸価1以下のポリエステルメタクリレ
ートを得た。
【0078】次に、無機粒子4aとしての溶融シリカ
(屈折率1.4585、新モース硬度7、平均粒子径5
μm)150部、上記のポリエステルメタクリレート5
0部、1,9−ノナンジオールジメタクリレート50
部、およびシランカップリング剤(商品名「KBM−5
03」、信越化学工業株式会社製)0.5部を3本ロー
ルで均一に混合し、第2樹脂塗料(2)を得た。
【0079】尚、平均粒子径5μmの溶融シリカは、粒
径128μm以上の粒子が0.01重量%以下、粒径2
4μm以下の粒子が90重量%以上であった。また、ポ
リエステルメタクリレート50部および1,9−ノナン
ジオールジメタクリレート50部からなる混合物を硬化
させて得られる硬化物(透明樹脂硬化物4b)の屈折率
を測定したところ、1.466であった。
【0080】そして、合板に、80g/m2 の木目印刷
チタン紙を変性酢酸ビニル樹脂エマルション接着剤で貼
着してなる化粧基板2に対し、第1樹脂塗料(1)をバ
ーコーターを用いて化粧基板2表面に塗布した。続い
て、窒素雰囲気下で、エリアビーム形電子線照射装置に
より加速電圧200kV、照射線量10Mradの条件
で電子線を第1樹脂塗料(1)に照射することにより、
第1樹脂塗料(1)を硬化させた。これにより、膜厚6
0μmの樹脂塗膜3が化粧基板2上に形成された。
【0081】さらに、樹脂塗膜3の上に第2樹脂塗料
(2)をバーコーターを用いて塗布し、窒素雰囲気下
で、電子線照射装置により加速電圧200kV、照射線
量20Mradの条件で電子線を第2樹脂塗料(2)に
照射することにより、第2樹脂塗料(2)を硬化させ
た。これにより、膜厚40μmの平滑な樹脂塗膜4が樹
脂塗膜3上に形成され、本発明にかかる化粧板11’が
得られた。
【0082】得られた化粧板11’について、前記の評
価方法により、鉛筆引っかき値、耐擦傷性、耐磨耗性、
および樹脂塗膜3・4の透明性を評価した。得られた結
果を、樹脂塗膜3・4の主な構成とともに表2に示す。
【0083】〔実施例3〕まず、実施例1と同様の反応
・操作により、酸価7.2のエポキシメタクリレートを
得た。
【0084】次いで、無機粒子3aとしての平均粒子径
90μmのα−アルミナ(新モース硬度12)15部、
上記のエポキシメタクリレート50部、およびフェノキ
シエチルメタクリレート50部を、3本ロールで均一に
混合し、第1樹脂塗料(2)を得た。尚、平均粒子径9
0μmのα−アルミナは、粒径5μm以下の粒子が1重
量%以下、粒径20μm以下の粒子が10重量%以下、
粒径200μm以上の粒子が10重量%以下であった。
【0085】また、実施例1と同様の反応・操作によ
り、第2樹脂塗料(1)を得た。
【0086】そして、合板に、80g/m2 の木目印刷
チタン紙を変性酢酸ビニル樹脂エマルション接着剤で貼
着してなる化粧基板2に対し、第1樹脂塗料(2)をス
プレーを用いて化粧基板2表面に塗布した。続いて、窒
素雰囲気下で、エリアビーム形電子線照射装置により加
速電圧200kV、照射線量10Mradの条件で電子
線を第1樹脂塗料(2)に照射することにより、第1樹
脂塗料(2)を硬化させた。これにより、α−アルミナ
が透明樹脂硬化物3bから突出し、表面が起伏した樹脂
塗膜3が化粧基板2上に形成された。また、樹脂塗膜3
における透明樹脂硬化物3bの厚みT1 は60μmであ
った。
【0087】さらに、樹脂塗膜3の上に第2樹脂塗料
(1)をスプレーを用いて塗布し、窒素雰囲気下で、電
子線照射装置により加速電圧200kV、照射線量20
Mradの条件で電子線を第2樹脂塗料(1)に照射す
ることにより、第2樹脂塗料(1)を硬化させた。これ
により、透明樹脂硬化物4bの厚みT2 が40μmの樹
脂塗膜4が樹脂塗膜3上に形成され、本発明にかかる化
粧板21’が得られた。
【0088】得られた化粧板21’について、前記の評
価方法により、鉛筆引っかき値、耐擦傷性、耐磨耗性、
および樹脂塗膜3・4の透明性を評価した。得られた結
果を、樹脂塗膜3・4の主な構成とともに表2に示す。
【0089】〔実施例4〕まず、実施例1と同様の反応
・操作により、酸価7.2のエポキシメタクリレートを
得た。
【0090】次いで、無機粒子3aとしての平均粒子径
26μmのα−アルミナ(新モース硬度12)20部、
上記のエポキシメタクリレート50部、およびフェノキ
シエチルメタクリレート50部を、3本ロールで均一に
混合し、第1樹脂塗料(3)を得た。尚、平均粒子径2
6μmのα−アルミナは、粒径5μm以下の粒子が5重
量%以下、粒径20μm以下の粒子が32重量%以下、
粒径200μm以上の粒子が2重量%以下であった。
【0091】一方、無機粒子4aとしての平均粒子径
1.5μmの結晶性シリカ(屈折率1.553,1,5
54、新モース硬度8)100部、上記のエポキシメタ
クリレート55部、1,6−ヘキサンジオールジメタク
リレート45部、およびシランカップリング剤(商品名
「KBM−503」、信越化学工業株式会社製)1.5
部を3本ロールで均一に混合し、第2樹脂塗料(3)を
得た。尚、平均粒子径1.5μmの結晶性シリカは、粒
径128μm以上の粒子が0.01重量%以下、粒径2
4μm以下の粒子が99重量%以上であった。
【0092】そして、合板に、80g/m2 の木目印刷
チタン紙を変性酢酸ビニル樹脂エマルション接着剤で貼
着してなる化粧基板2に対し、第1樹脂塗料(3)をバ
ーコーターを用いて化粧基板2表面に塗布した。続い
て、窒素雰囲気下で、エリアビーム形電子線照射装置に
より加速電圧200kV、照射線量10Mradの条件
で電子線を第1樹脂塗料(3)に照射することにより、
第1樹脂塗料(3)を硬化させた。これにより、膜厚6
0μmの平滑な樹脂塗膜3が化粧基板2上に形成され
た。
【0093】次に、樹脂塗膜3の上に第2樹脂塗料
(3)をバーコーターを用いて塗布し、窒素雰囲気下
で、電子線照射装置により加速電圧200kV、照射線
量20Mradの条件で電子線を第2樹脂塗料(3)に
照射することにより、第2樹脂塗料(3)を硬化させ
た。これにより、膜厚40μmの平滑な樹脂塗膜4が樹
脂塗膜3上に形成され、本発明にかかる化粧板1が得ら
れた。
【0094】得られた化粧板1について、前記の評価方
法により、鉛筆引っかき値、耐擦傷性、耐磨耗性、およ
び樹脂塗膜3・4の透明性を評価した。得られた結果
を、樹脂塗膜3・4の主な構成とともに表2に示す。
【0095】〔比較例1〕まず、実施例1と同様の反応
・操作により、酸価7.2のエポキシメタクリレートを
得た。
【0096】次いで、平均粒子径10μmのα−アルミ
ナ(新モース硬度12)15部、上記のエポキシメタク
リレート50部、およびフェノキシエチルメタクリレー
ト50部を3本ロールで均一に混合し、比較用の第1樹
脂塗料(4)を得た。尚、平均粒子径10μmのα−ア
ルミナは、粒径5μm以下の粒子が40重量%以上、粒
径20μm以下の粒子が65重量%以上であった。
【0097】また、実施例1と同様の反応・操作によ
り、第2樹脂塗料(1)を得た。
【0098】そして、合板に、80g/m2 の木目印刷
チタン紙を変性酢酸ビニル樹脂エマルション接着剤で貼
着してなる化粧基板に対し、比較用の第1樹脂塗料
(4)をバーコーターを用いて化粧基板表面に塗布し
た。続いて、窒素雰囲気下で、エリアビーム形電子線照
射装置により加速電圧200kV、照射線量10Mra
dの条件で電子線を比較用の第1樹脂塗料(4)に照射
することにより、比較用の第1樹脂塗料(4)を硬化さ
せた。これにより、膜厚60μmの第1の樹脂塗膜が化
粧基板上に形成された。
【0099】さらに、樹脂塗膜の上に第2樹脂塗料
(1)をバーコーターを用いて塗布し、窒素雰囲気下
で、電子線照射装置により加速電圧200kV、照射線
量20Mradの条件で電子線を照射することにより、
第2樹脂塗料(1)を硬化させた。これにより、膜厚4
0μmの第2の樹脂塗膜が第1の樹脂塗膜上に形成さ
れ、比較用の化粧板が得られた。
【0100】得られた比較用の化粧板について、前記の
評価方法により、鉛筆引っかき値、耐擦傷性、耐磨耗
性、および樹脂塗膜の透明性を評価した。得られた結果
を、樹脂塗膜の主な構成とともに表2に示す。
【0101】〔比較例2〕まず、実施例1と同様の反応
・操作により、酸価7.2のエポキシメタクリレートを
得た。次いで、実施例1と同様の反応・操作により、上
記のエポキシメタクリレートから第1樹脂塗料(1)を
得た。
【0102】また、平均粒子径30μmの結晶性シリカ
(屈折率1.553,1.554、新モース硬度8)1
50部、上記のエポキシメタクリレート55部、1,6
−ヘキサンジオールジメタクリレート45部、およびシ
ランカップリング剤(商品名「KBM−503」、信越
化学工業株式会社製)0.5部を3本ロールで均一に混
合し、比較用の第2樹脂塗料(4)を得た。尚、平均粒
子径30μmの結晶性シリカは、粒径128μm以上の
粒子が7重量%以上、粒径24μm以下の粒子が48重
量%以下であった。
【0103】そして、合板に、80g/m2 の木目印刷
チタン紙を変性酢酸ビニル樹脂エマルション接着剤で貼
着してなる化粧基板に対し、第1樹脂塗料(1)をバー
コーターを用いて化粧基板表面に塗布した。続いて、窒
素雰囲気下で、エリアビーム形電子線照射装置により加
速電圧200kV、照射線量10Mradの条件で電子
線を第1樹脂塗料(1)に照射することにより、第1樹
脂塗料(1)を硬化させた。これにより、膜厚60μm
の第1の樹脂塗膜が化粧基板上に形成された。
【0104】さらに、樹脂塗膜の上に比較用の第2樹脂
塗料(4)をバーコーターを用いて塗布し、窒素雰囲気
下で、電子線照射装置により加速電圧200kV、照射
線量20Mradの条件で電子線を照射することによ
り、比較用の第2樹脂塗料(4)を硬化させた。これに
より、膜厚40μmの第2の樹脂塗膜が第1の樹脂塗膜
上に形成され、比較用の化粧板が得られた。
【0105】得られた比較用の化粧板について、前記の
評価方法により、鉛筆引っかき値、耐擦傷性、耐磨耗
性、および樹脂塗膜の透明性を評価した。得られた結果
を、樹脂塗膜の主な構成とともに表2に示す。
【0106】〔比較例3〕まず、実施例1と同様の反応
・操作により、酸価7.2のエポキシメタクリレートを
得た。次いで、実施例1と同様の反応・操作により、上
記のエポキシメタクリレートから第1樹脂塗料(1)を
得た。
【0107】また、平均粒子径10μmのα−アルミナ
(屈折率1.76、新モース硬度12)150部、上記
のエポキシメタクリレート50部、およびフェノキシエ
チルメタクリレート50部を3本ロールで均一に混合
し、比較用の第2樹脂塗料(5)を得た。
【0108】そして、合板に、80g/m2 の木目印刷
チタン紙を変性酢酸ビニル樹脂エマルション接着剤で貼
着してなる化粧基板に対し、第1樹脂塗料(1)をバー
コーターを用いて化粧基板表面に塗布した。続いて、窒
素雰囲気下で、エリアビーム形電子線照射装置により加
速電圧200kV、照射線量10Mradの条件で電子
線を第1樹脂塗料(1)に照射することにより、第1樹
脂塗料(1)を硬化させた。これにより、膜厚60μm
の第1の樹脂塗膜が化粧基板上に形成された。
【0109】さらに、樹脂塗膜の上に比較用の第2樹脂
塗料(5)をバーコーターを用いて塗布し、窒素雰囲気
下で、電子線照射装置により加速電圧200kV、照射
線量20Mradの条件で電子線を照射することによ
り、比較用の第2樹脂塗料(5)を硬化させた。これに
より、膜厚40μmの第2の樹脂塗膜が第1の樹脂塗膜
上に形成され、比較用の化粧板が得られた。
【0110】得られた比較用の化粧板について、前記の
評価方法により、鉛筆引っかき値、耐擦傷性、耐磨耗
性、および樹脂塗膜の透明性を評価した。得られた結果
を、樹脂塗膜の主な構成とともに表2に示す。
【0111】
【表2】
【0112】
【発明の効果】本発明の化粧板は、以上のように、化粧
基板に対し、無機粒子Aを含む第1の樹脂塗膜が化粧基
板上に形成されているとともに、無機粒子Bを含む第2
の樹脂塗膜が第1の樹脂塗膜上に形成されている化粧板
であって、無機粒子Aが、新モース硬度10以上、か
つ、平均粒子径20〜200μmであり、無機粒子B
が、無機粒子Aと異なる組成を有し、屈折率1.40〜
1.60、かつ、平均粒子径20μm未満である構成で
ある。
【0113】上記構成によれば、透明性に優れた塗膜を
有し、表面硬度、耐擦傷性、および耐磨耗性に優れ、か
つ、外観の美麗な化粧板を提供することができるという
効果を奏する。
【0114】また、本発明の化粧板の製造方法は、以上
のように、化粧基板に対し、無機粒子Aを含む第1の樹
脂組成物を化粧基板上に塗布し、第1の樹脂組成物を硬
化させた後、無機粒子Bを含む第2の樹脂組成物を塗布
する化粧板の製造方法であって、無機粒子Aが、新モー
ス硬度10以上、かつ、平均粒子径20〜200μmで
あり、無機粒子Bが、無機粒子Aと異なる組成を有し、
屈折率1.40〜1.60、かつ、平均粒子径20μm
未満である方法である。
【0115】上記方法によれば、透明性に優れた塗膜を
有し、表面硬度、耐擦傷性、および耐磨耗性に優れ、か
つ、外観の美麗な化粧板を容易に製造できるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧板の一形態を示す断面図である。
【図2】本発明の化粧板の他の形態を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の化粧板のさらに他の形態を示す断面図
である。
【図4】本発明の化粧板のさらに他の形態を示す断面図
である。
【図5】本発明の化粧板のさらに他の形態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 化粧板 2 化粧基板 3 樹脂塗膜 3a 無機粒子 4 樹脂塗膜 4a 無機粒子 11 化粧板 11’ 化粧板 21 化粧板 21’ 化粧板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧基板に対し、無機粒子Aを含む第1の
    樹脂塗膜が化粧基板上に形成されているとともに、無機
    粒子Bを含む第2の樹脂塗膜が第1の樹脂塗膜上に形成
    されている化粧板であって、 無機粒子Aが、新モース硬度10以上、かつ、平均粒子
    径20〜200μmであり、無機粒子Bが、無機粒子A
    と異なる組成を有し、屈折率1.40〜1.60、か
    つ、平均粒子径20μm未満であることを特徴とする化
    粧板。
  2. 【請求項2】無機粒子Bの含有量が、第2の樹脂塗膜に
    含まれる樹脂硬化物100重量部に対して40重量部以
    上であることを特徴とする請求項1記載の化粧板。
  3. 【請求項3】化粧基板に対し、無機粒子Aを含む第1の
    樹脂組成物を化粧基板上に塗布し、第1の樹脂組成物を
    硬化させた後、無機粒子Bを含む第2の樹脂組成物を塗
    布する化粧板の製造方法であって、 無機粒子Aが、新モース硬度10以上、かつ、平均粒子
    径20〜200μmであり、無機粒子Bが、無機粒子A
    と異なる組成を有し、屈折率1.40〜1.60、か
    つ、平均粒子径20μm未満であることを特徴とする化
    粧板の製造方法。
JP9144342A 1997-06-02 1997-06-02 化粧板およびその製造方法 Pending JPH10329277A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9144342A JPH10329277A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 化粧板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9144342A JPH10329277A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 化粧板およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10329277A true JPH10329277A (ja) 1998-12-15

Family

ID=15359884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9144342A Pending JPH10329277A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 化粧板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10329277A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001030434A (ja) * 1999-07-16 2001-02-06 Dainippon Printing Co Ltd 耐摩耗性化粧材
US7504450B2 (en) 2004-07-02 2009-03-17 Eternal Chemical Co., Ltd. Resin compositions
JP2009241539A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 印刷物及びその製造方法
JP2011516299A (ja) * 2008-03-31 2011-05-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 装飾シート

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001030434A (ja) * 1999-07-16 2001-02-06 Dainippon Printing Co Ltd 耐摩耗性化粧材
US7504450B2 (en) 2004-07-02 2009-03-17 Eternal Chemical Co., Ltd. Resin compositions
JP2009241539A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 印刷物及びその製造方法
JP2011516299A (ja) * 2008-03-31 2011-05-26 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 装飾シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6844374B2 (en) Enhanced scratch resistant coatings using inorganic fillers
KR101165111B1 (ko) 화장재
JP4658749B2 (ja) 耐衝撃性及び耐スクラッチ性に優れた床材用化粧シート
JP4587692B2 (ja) 床材用化粧シート及びそれを用いた床用化粧材
JPH07266511A (ja) 耐擦傷性を有する艶消し化粧シート
JPH08183147A (ja) 耐摩耗性を有する化粧材
JP5429129B2 (ja) 耐衝撃性及び耐スクラッチ性に優れた床材用化粧シート
CN117600038A (zh) 粉末涂覆方法和涂覆的制品
JPH09193309A (ja) プレコート紙を用いた化粧板
JPH10329277A (ja) 化粧板およびその製造方法
JP5057547B2 (ja) 内装材及びその製造方法
JP4672503B2 (ja) 床材用シート
EP2300543A1 (en) Flexible substrates having reduced shrinkage and curling
JP2008530350A (ja) 照射硬化可能なパテ組成物およびこのような組成物を用いて基体を再仕上げするための方法
JP5119639B2 (ja) 床材用化粧シート
JP4645904B2 (ja) 積層体、及び積層体の製造方法
JP5659605B2 (ja) 化粧シート及びその化粧シートを用いた化粧鋼板
JPH07205387A (ja) 艶消し化粧材
JP2019023276A (ja) 窯業系無機基材の目止め方法および窯業系無機基材化粧板の製造方法
JP5659606B2 (ja) 化粧シート及びその化粧シートを用いた化粧鋼板
JPH11138735A (ja) リコート性のある化粧シート
JP7478563B2 (ja) 窯業系無機質基材の塗装方法、及び窯業系無機質基材塗装品
JPH09169095A (ja) 化粧材
JP2007185965A (ja) 化粧シートの製造方法およびその製造方法により製造された化粧シートが表面に積層されている建具・造作部材。
JP2017024202A (ja) 化粧シート及び化粧板