JPH103282A - 複数画面表示装置の誤差拡散回路 - Google Patents

複数画面表示装置の誤差拡散回路

Info

Publication number
JPH103282A
JPH103282A JP8177120A JP17712096A JPH103282A JP H103282 A JPH103282 A JP H103282A JP 8177120 A JP8177120 A JP 8177120A JP 17712096 A JP17712096 A JP 17712096A JP H103282 A JPH103282 A JP H103282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
error component
signal
unit
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8177120A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3593799B2 (ja
Inventor
Seiji Matsunaga
誠司 松永
Masamichi Nakajima
正道 中島
Asao Kosakai
朝郎 小坂井
Junichi Onodera
純一 小野寺
Masayuki Kobayashi
正幸 小林
Isato Denda
勇人 傳田
Toru Aida
徹 相田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP17712096A priority Critical patent/JP3593799B2/ja
Publication of JPH103282A publication Critical patent/JPH103282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3593799B2 publication Critical patent/JP3593799B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤差成分の影響を受けない、誤差拡散処理に
よる複数の擬似中間調画面A、B(例えば、画面Aは動
画、画面Bは静止画)を表示すること。 【解決手段】 入力映像信号a、bに誤差拡散処理を行
い画面A、Bを表示させる誤差拡散回路40において、
信号a、bに過去に生じた誤差成分を組入れて拡散出力
信号を得る加算部16、18と、拡散出力信号から誤差
成分を検出する誤差成分検出部22と、画面A、Bの切
換信号を検出する画面切換検出部44と、検出部44の
検出信号有で検出部22で検出した誤差成分に無関係な
一定値(例「0」)を出力し、検出信号無で誤差成分を
出力する誤差成分制御部42と、制御部42の出力信号
を遅延して加算部16、18へ出力する遅延部24、2
8とを具備し、画面A、B間の境界で信号a、bに組入
れる誤差成分を一定値とし、画面Aの誤差拡散処理で発
生した誤差成分が画面Bに伝搬するのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDP(プラズマ
ディスプレイパネル)やLCD(液晶ディスプレイパネ
ル)のような非線形な階調特性をもつディジタルディス
プレイ装置(表示装置)において、誤差拡散法による擬
似中間調画面を複数表示するための誤差拡散回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近、薄型、軽量の表示装置として、P
DPが注目されている。このPDPの駆動方式は、従来
のCRT駆動方式とは全く異なっており、ディジタル化
された映像入力信号による直接駆動方式である。したが
って、パネル面から発光される輝度階調は、扱う信号の
ビット数によって定まる。
【0003】PDPは基本的特性のことなるAC型とD
C型の2方式に分けられる。AC型PDPでは、階調表
示に関し試作レベルで最大64階調表示までの報告しか
なかったが、アドレス・表示分離型駆動法(ADSサブ
フィールド法)による将来の256階調の手法が提案さ
れている。
【0004】ADSサブフィールド法における1フレー
ム(又は1フィールド)は、輝度の相対比が、たとえば
1、2、4、8、16、32、64、128の8個のサ
ブフィールドで構成され、8画面の輝度の組み合わせで
256階調の表示を行う。それぞれのサブフィールド
は、リフレッシュした1画面分のデータの書込みを行う
アドレス期間とそのサブフィールドの輝度レベルを決め
るサスティン期間で構成される。アドレス期間では、最
初全画面同時に各ピクセルに初期的に壁電荷が形成さ
れ、その後サスティンパルスが全画面に与えられ表示を
行う。サブフィールドの明るさはサスティンパルスの数
に比例し、所定の輝度に設定される。このようにして2
56階調表示が実現される。
【0005】以上のようなAC駆動方式では、階調数を
増やせば増やすほど、1フレーム期間内でパネルを点灯
発光させる準備期間としてのアドレス期間のビット数が
増加するため、発光期間としてのサスティン期間が相対
的に短くなり、最大輝度が低下する。
【0006】このように、パネル面から発光される輝度
階調は、扱う信号のビット数によって定まるため、扱う
信号のビット数を増やせば、画質は向上するが、発光輝
度が低下し、逆に扱う信号のビット数を減らせば、発光
輝度が増加するが、階調表示が少なくなり、画質の低下
を招く。
【0007】上述のような問題を解決するため、誤差拡
散処理をするための回路が用いられている。この誤差拡
散処理は、擬似中間調を表現する処理であり、少ない階
調で濃淡を表現するために用いられるものである。この
ような誤差拡散処理を複数画面表示装置に利用する回路
は、従来、図8又は図10に示すように構成されてい
た。
【0008】図8では、画面A(例えば動画)用の映像
信号aと画面B(例えば静止画)用の映像信号bとを合
成回路10で合成し、この合成信号を入力端子12を介
して誤差拡散回路14へ入力する。この誤差拡散回路1
4では、垂直方向加算部16及び水平方向加算部18に
よって、入力端子12に入力した合成信号に過去に生じ
た再現誤差を組入れ拡散出力信号を得て出力端子20に
導き、誤差成分検出部22によって拡散出力信号から誤
差成分を検出し、この検出した誤差成分をmライン遅延
部24及び第1係数器(1より小さい係数K1(例えば
1/2)を掛ける係数器)26を介して垂直方向加算部
16に出力するとともに、この検出した誤差成分をnド
ット遅延部28及び第2係数器(1より小さい係数K2
(例えば1/2)を掛ける係数器)30を介して水平方
向加算部18に出力することによって、過去に生じた再
現誤差を組み入れる。
【0009】出力端子20から出力する拡散出力信号
は、ビット数を減らす処理を行うビット変換回路(図示
省略)を介してPDPに供給される。このため、入力端
子にp(例えば8)ビットの2画面用(画面A、B用)の
合成映像信号が入力すると、誤差拡散回路14が誤差拡
散処理を行い、ビット変換回路(図示省略)がビット数
をq(例えば4)ビットに減らす処理をし、PDPが図
9に示すような1画面の中に画面Aと画面Bの2画面を
表示する。
【0010】しかしながら、誤差拡散回路14で複数画
面用の映像信号(例えばa、b)の誤差拡散処理を行
い、擬似中間調表示による画面を複数表示した場合、あ
る画面の誤差成分が他の画面の誤差成分に悪影響を与え
て画質が低下してしまうという問題点があった。例え
ば、図8の誤差拡散回路14では、誤差拡散処理で擬似
中間調表示された画面Aと画面Bにおいて、図9に示す
ように、画面Aの誤差成分が画面Bに伝搬し、静止して
いるはずの画面Bの映像がちらついて見えるという問題
点があった。
【0011】また、図10では、画面A、B、C、D用
の映像信号a、b、c、dを合成回路10aで合成し、
この合成回路10aの出力側に、入力映像信号に対して
擬似中間調処理を行わずにそのまま通すスルー回路32
と、入力映像信号に対して組織的ディザ法による擬似中
間調処理を行う中間調表示回路34と、入力映像信号に
対して誤差拡散法による擬似中間調処理を行う誤差拡散
回路14aとを結合し、これらの回路32、34、14
aの出力側は選択回路36を介して表示装置としてのP
DP(図示省略)に結合されている。
【0012】誤差拡散回路14aは、図8の誤差拡散回
路14と同様に構成され、同様の作用を行う。また、選
択回路36は、供給される処理選択信号によってどの中
間調表示回路を使用するかを選択する。例えば、処理選
択信号は、スルー回路32、中間調表示回路34、誤差
拡散回路14aの使用を選択するための2ビットの信号
「00」、「01」、「10」で構成され、選択回路3
6は、これらの処理選択信号「10」、「01」、「0
0」に基づいて、映像信号a及びb、c、dのそれぞれ
に誤差拡散回路14a、中間調表示回路34、スルー回
路32のどれを使用するかを選択する。
【0013】例えば、入力映像信号a、bに対しては誤
差拡散回路14aの使用が、入力映像信号cに対しては
中間調表示回路34の使用が、入力映像信号dに対して
はスルー回路32の使用がそれぞれ選択される。このた
め、PDPは、図11に示すように、誤差拡散法により
擬似中間調表示された画面A(例えば動画)及び画面B
(例えば静止画)と、組織的ディザ法により擬似中間調
表示された画面Cと、擬似中間調処理の行われない画面
Dとの4画面を表示する。
【0014】しかしながら、図8の場合と同様に、ある
画面の誤差成分が他の画面の誤差成分に悪影響を与えて
画質が低下してしまうという問題点があった。例えば、
図10の誤差拡散回路14aでは、誤差拡散法により擬
似中間調表示された画面Aと画面Bにおいて、図11に
示すように、画面Aの誤差成分が画面Bに伝搬し、静止
しているはずの画面Bの映像がちらついて見えるという
問題点があった。
【0015】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたもので、複数画面表示用の映像信号に誤差拡散処
理を行って擬似中間調画面の複数を表示する複数画面表
示装置において、お互いの誤差成分の影響を受けず複数
の擬似中間調画面を表示できるようにすることを目的と
するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
複数画面用の入力映像信号に誤差拡散処理を行い、表示
装置で複数の擬似中間調画面を表示せしめる誤差拡散回
路において、入力映像信号に過去に生じた誤差成分を組
み入れて拡散出力信号を得る加算部と、この加算部で得
られた拡散出力信号から誤差成分を検出する誤差成分検
出部と、複数の擬似中間調画面の各画面間の境界に対応
した信号を検出する画面境界検出部と、この画面境界検
出部の検出信号が有るときには誤差成分検出部で検出し
た誤差成分に無関係な一定値を出力し、検出信号が無い
ときには誤差成分検出部で検出した誤差成分を出力する
誤差成分制御部と、この誤差成分制御部の出力信号を遅
延させ過去に生じた誤差成分として加算部へ出力する遅
延部とを具備してなることを特徴とするものである。
【0017】加算部は、入力映像信号に過去に生じた誤
差成分を組み入れて拡散出力信号を出力し、誤差成分検
出部は、拡散出力信号から誤差成分を検出し、画面境界
検出部は複数の擬似中間調画面の各画面間の境界に対応
した信号を検出する。この画面境界検出部の検出信号が
有るときには、誤差成分制御部は誤差成分検出部で検出
した誤差成分に無関係な一定値(例えば、「0」)を出
力し、画面境界検出部の検出信号が無いときには、誤差
成分制御部は誤差成分検出部で検出した誤差成分を出力
する。遅延部は誤差成分制御部の出力信号を遅延させ過
去に生じた誤差成分として加算部へ出力する。
【0018】このため、拡散出力信号を表示装置(例え
ばPDP)へ出力することによって複数の誤差拡散処理
による擬似中間調画面を表示した場合、各画面間の境界
では入力映像信号に組み入れられる誤差成分が一定値
(例えば「0」)となり、ある画面の誤差拡散処理で発
生した誤差成分の影響が、他の画面に伝搬することがな
い。また、各画面間の境界以外の領域では、入力映像信
号に組み入れられる誤差成分が誤差成分検出部で検出し
た誤差成分となって誤差拡散処理が行われる。したがっ
て、複数画面表示装置で表示された複数画面のそれぞれ
は、お互いの誤差成分の影響を受けずに誤差拡散方法に
よる擬似中間調表示ができ、画質の向上を図ることがで
きる。
【0019】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、画面境界検出部での検出を容易にするために、
画面境界検出部を、複数の擬似中間調画面の各画面を切
り換えるための画面切換信号を検出する画面切換検出部
で形成する。この画面切換信号は、例えば、複数種類
(例えば複数チャンネル)の入力映像信号を合成して複
数画面用の入力映像信号を作成する合成回路から容易に
抜き出すことができる。
【0020】請求項3の誤差拡散回路に係る発明は、複
数画面用の入力映像信号に擬似中間調処理を行う中間調
表示回路を複数具備し、複数の中間調表示回路の出力側
に選択回路を結合し、入力映像信号のそれぞれに複数の
中間調表示回路のいずれを使用するかを選択する処理選
択信号を選択回路に供給することによって、選択回路の
出力側から複数の擬似中間調画面を表示するための映像
信号を得るようにした複数画面表示装置において、複数
の中間調表示回路は誤差拡散回路を含み、処理選択信号
は入力映像信号のうちの2以上の入力映像信号に前記誤
差拡散回路の使用を選択する処理選択信号を含み、誤差
拡散回路は、入力映像信号に過去に生じた誤差成分を組
み入れて拡散出力信号を得る加算部と、この加算部で得
られた拡散出力信号から誤差成分を検出する誤差成分検
出部と、誤差拡散回路使用選択用の処理選択信号の切り
換えを検出する処理選択検出部と、この処理選択検出部
の検出出力が有るときには誤差成分検出部の誤差成分に
無関係な一定値を出力し、検出出力が無いときには誤差
成分検出部の誤差成分を出力する誤差成分制御部と、こ
の誤差成分制御部の出力信号を遅延して加算部へ出力す
る遅延部とを具備してなることを特徴とする。
【0021】このため、拡散出力信号を複数画面表示装
置(例えばPDP)へ出力することによって誤差拡散処
理による複数の擬似中間調画面を表示した場合、各画面
間の境界では入力映像信号に組み入れられる誤差成分が
一定値(例えば「0」)となり、ある画面の誤差拡散処
理で発生した誤差成分が境界を介して他の画面に伝搬す
ることがない。また、各画面間の境界以外の領域では、
入力映像信号に組み入れられる誤差成分が誤差成分検出
部で検出した誤差成分となって誤差拡散処理が行われ
る。したがって、複数画面表示装置で表示された複数画
面のそれぞれは、お互いの誤差成分の影響を受けずに誤
差拡散法による擬似中間調表示ができ、画質の向上を図
ることができる。
【0022】請求項4に係る発明は、請求項1、2又は
3の発明において、出力対象画素にその周辺画素の多値
化誤差を加重して加え、入力映像信号と発光輝度の濃淡
誤差をより少なくするために、加算部を垂直方向加算部
と水平方向加算部で構成し、遅延部を、誤差成分制御部
の出力信号をm(mは正の整数)ライン分遅延させるm
ライン遅延部と、誤差成分制御部の出力信号をn(nは
正の整数)ドット分遅延させるnドット遅延部とで構成
し、mライン遅延部の出力に係数K1(1以下の定数)
を掛けて垂直方向加算部へ出力する第1係数器と、nド
ット遅延部の出力に係数K2(K1+K2=1)を掛け
て水平方向加算部へ出力する第2係数器とを具備してな
るものである。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施形態例
を示すもので、この図において図8と同一部分は同一符
号とする。図1において、10は画面A(例えば動画)
用の映像信号aと画面B(例えば静止画)用の映像信号
bを合成する合成回路である。
【0024】40は誤差拡散回路で、この誤差拡散回路
40の入力端子12には、前記合成回路10で合成され
た合成映像信号が入力している。前記入力端子12に
は、垂直方向加算部16、水平方向加算部18が順次結
合し、この水平方向加算部18の出力側には、出力端子
20が結合されていると共に、誤差成分検出部22が結
合されている。前記誤差成分検出部22の出力側には誤
差成分制御部42が結合され、この誤差成分制御部42
の出力側には、mライン遅延部24、第1係数器26が
順次結合されるとともに、nドット遅延部28、第2係
数器30が順次結合され、前記第1、第2係数器26、
28の出力側には前記垂直方向加算部16、水平方向加
算部18か結合されている。
【0025】44は、画面Aと画面Bを切り換えるため
の画面切換信号を検出する画面切換検出部で、この画面
切換検出部44で検出された検出信号は、制御信号とし
て前記誤差成分制御部42に供給されている。前記誤差
成分制御部42は、前記画面切換検出部44の検出信号
が有るときには、前記誤差成分検出部22で検出された
誤差成分に無関係な一定値「0」を出力し、前記画面切
換検出部44の検出信号が無いときには、前記誤差成分
検出部22で検出された誤差成分を出力するように構成
されている。
【0026】つぎに、図1の実施形態例の作用を図2及
び図3を併用して説明する。画面A用の映像信号aと画
面B用の映像信号bとは合成回路10で合成され、この
合成信号は入力端子12を介して誤差拡散回路40へ入
力する。誤差拡散回路40は、垂直方向加算部16及び
水平方向加算部18によって、入力端子12に入力した
合成信号に過去に生じた誤差成分を組み入れて出力端子
20から映像信号を出力し、この映像信号がビット変換
回路(ビット数を減らす処理をする回路、図示省略)を
介してPDPへ出力することによって、このPDPは図
3に示すような1画面の中に画面Aと画面Bの2画面を
表示する。
【0027】誤差成分検出部22は、水平方向加算部1
8の出力側に得られた拡散出力信号から誤差成分を検出
し、誤差成分制御部42へ出力する。画面切換検出部4
4は、入力した図2(a)に示すような画面切換信号を
微分することによって画面の切り換えを検出し、同図
(b)に示すような画面切換検出信号を制御信号として
誤差成分制御部42に出力する。このため、誤差成分制
御部42は、画面切換検出信号の入力が有るとき(パル
ス信号が有るとき)には、誤差成分検出部22から出力
する誤差成分に関係ない「0」を誤差成分として出力
し、画面切換検出信号の入力が無いとき(パルス信号が
無いとき)には、誤差成分検出部22から出力する誤差
成分をそのまま出力する。
【0028】誤差成分制御部42から出力する誤差成分
は、mライン遅延部24によってmライン分遅延し、第
1係数器26で係数K1(例えば1/2)倍して垂直方
向加算部16に入力し、nドット遅延部28によってn
ドット分遅延し、第2係数器30で係数K2(例えば1
/2)倍して水平方向加算部18に入力し、もって過去
に生じた誤差成分が組み入れられる。
【0029】上述のように、画面切換検出部44で画面
Aと画面Bを切り換えるための画面切換信号を検出し、
この検出信号が無いときには誤差成分検出部22で検出
した誤差成分を遅延部24、28及び係数器26、30
を介して加算部16、18へ出力し、検出信号が有ると
きには誤差成分検出部22から遅延部24、28及び係
数器26、30を介して加算部16、18へ出力する誤
差成分を「0」としたので、図3に示すように画面Aと
画面Bの境界の領域(イ)で誤差成分が「0」となり、
画面A、Bの誤差拡散処理による誤差成分が他方の画面
B、Aに伝搬するのを防止できる。
【0030】前記実施形態例では、2つの画面A、B用
の映像信号a、bの合成信号を入力とし、PDPの同一
画面に2画面を表示する場合について説明したが、本発
明はこれに限るものでなく、複数画面用の映像信号を入
力とし、PDPの同一画面に複数画面を表示する場合に
ついて利用することができる。例えば図4及び図5に示
すように、3つの画面A、B、C用の映像信号a、b、
cを合成回路10aで合成し、この合成信号を誤差拡散
回路40で誤差拡散処理することによって擬似中間調表
示用の映像信号を得てPDPへ出力すると共に、画面切
換信号の検出信号が有るときに誤差成分検出部22から
加算部16、18側へ出力する誤差成分を「0」とす
る。このため、3つの画面A、B、Cの境界の領域
(ロ)(ハ)(ニ)で誤差成分を「0」とし、画面A、
B、Cの誤差拡散処理による誤差成分が他の画面に伝搬
するのを防止できる。
【0031】前記実施形態例では、誤差成分制御部は、
画面切換検出部の検出信号が有るときに、誤差成分検出
部で検出した誤差成分の値に関係の無い「0」を誤差成
分とし、この「0」を遅延部を介して加算部へ出力する
ようにしたが、本発明はこれに限るものでなく、画面切
換検出部の検出信号が有るときに、誤差成分検出部で検
出した誤差成分に無関係な一定値(例えば「1」又は
「2」)を遅延部を介して加算部へ出力するものであれ
ばよい。
【0032】前記実施形態例では、複数の擬似中間調画
面の各画面を切り換えるための画面切換信号を検出する
画面切換検出部を設け、この画面切換検出部の検出信号
が有るときに誤差成分検出部で検出した誤差成分に無関
係な一定値を遅延部を介して加算部へ出力するようにし
たが、本発明はこれに限るものでなく、複数の擬似中間
調画面の各画面間の境界に対応した信号を検出する画面
境界検出部を設け、この画面境界検出部の検出信号が有
るときに誤差成分検出部で検出した誤差成分に無関係な
一定値を遅延部を介して加算部へ出力するものであれば
よい。
【0033】図6は本発明の第2の実施形態例を示すも
ので、この図において図10と同一部分は同一符号とす
る。図6において、10aは画面A、B、C、D用の映
像信号a、b、c、dを合成するための合成回路で、こ
の合成回路10aの出力側には、擬似中間調処理を行わ
ずにそのまま通すスルー回路32と、組織的ディザ法に
よる擬似中間調処理を行う中間調表示回路34と、誤差
拡散法による擬似中間調処理を行う誤差拡散回路40a
とが結合されている。前記回路32、34、40aの出
力側には、処理選択信号で制御される選択回路36を介
して複数画面表示装置としてのPDP(図示省略)が結
合されている。前記選択回路36は、供給される2ビッ
トの処理選択信号「10」、「11」、「01」、「0
0」に基づいて、入力映像信号a、b、c、dのそれぞ
れに対して回路40a、40a、34、32の使用を選
択するように構成されている。
【0034】前記誤差拡散回路40aはつぎのように構
成されている。12は入力端子で、この入力端子12に
は、垂直方向加算部16、水平方向加算部18が順次結
合し、この水平方向加算部18の出力側には、出力端子
20が結合されていると共に、誤差成分検出部22が結
合されている。前記誤差成分検出部22の出力側には誤
差成分制御部42が結合され、この誤差成分制御部42
の出力側には、mライン遅延部24、第1係数器26が
順次結合されるとともに、nドット遅延部28、第2係
数器30が順次結合され、前記第1、第2係数器26、
28の出力側には前記垂直方向加算部16、水平方向加
算部18か結合されている。
【0035】46は処理選択信号の切り換えを検出する
処理選択検出部で、この処理選択検出部46で検出され
た検出信号は、制御信号として前記誤差成分制御部42
に供給されている。前記誤差成分制御部42は、前記処
理選択検出部46の検出信号が有るときには、前記誤差
成分検出部22で検出された誤差成分に無関係な一定値
(例えば「0」、「1」又は「2」)を出力し、前記処
理選択検出部46の検出信号が無いときには、前記誤差
成分検出部22で検出された誤差成分を出力するように
構成されている。
【0036】つぎに、図6の実施形態例の作用を図7を
併用して説明する。画面A、B、C、D用の映像信号
a、b、c、dは合成回路10aで合成され、この合成
信号は入力端子12を介して誤差拡散回路40aへ入力
する。この誤差拡散回路40aは、垂直方向加算部16
及び水平方向加算部18によって、入力端子12に入力
した合成信号に過去に生じた誤差成分を組み入れて出力
端子20から映像信号を出力し、この映像信号がビット
変換回路(ビット数を減らす処理をする回路、図示省
略)を経、選択回路36を介してPDPへ出力する。選
択回路36は、供給される2ビットの処理選択信号「1
0」、「11」、「01」、「00」に基づいて、入力
映像信号a、b、c、dのそれぞれに対して回路40
a、40a、34、32の使用を選択する。このため、
PDPは図7に示すような1画面の中に画面A(例えば
誤差拡散処理された動画)、画面B(例えば誤差拡散処
理された静止画)、画面C(組織的ディザ処理画面)、
画面D(スルー画面)の4画面を表示する。
【0037】誤差成分検出部22は、水平方向加算部1
8の出力側に得られた拡散出力信号から誤差成分を検出
し、誤差成分制御部42へ出力する。処理選択検出部4
6は、処理選択信号「10」と「11」の切り換えを検
出し、この検出信号を制御信号として誤差成分制御部4
2へ出力する。このため、誤差成分制御部42は、処理
選択検出部46からの検出信号が有るときには、誤差成
分検出部22から出力する誤差成分に関係ない「0」を
誤差成分として出力し、検出信号が無いときには誤差成
分検出部22から出力する誤差成分をそのまま出力す
る。
【0038】誤差成分制御部42から出力する誤差成分
は、mライン遅延部24によってmライン分遅延し、第
1係数器26で係数K1(例えば1/2)倍して垂直方
向加算部16に入力し、nドット遅延部28によってn
ドット分遅延し、第2係数器30で係数K2(例えば1
/2)倍して水平方向加算部18に入力し、もって過去
に生じた誤差成分が組み入れられる。
【0039】上述のように、処理選択検出部46が処理
選択信号「10」と「11」の切り換えを検出すると、
誤差成分制御部42が誤差成分検出部22から出力する
誤差成分に関係ない「0」を誤差成分として、遅延部2
4、28及び第1、第2係数器26、30を介して加算
部16、18に出力(帰還)するので、図7に示すよう
に画面Aと画面Bの境界の領域(ホ)で誤差成分が
「0」となり、画面A、Bの誤差拡散処理による誤差成
分が他方の画面B、Aに伝搬するのを防止できる。
【0040】前記実施形態例では、擬似中間調処理を行
わずにそのまま通すスルー回路と、組織的ディザ法によ
る擬似中間調処理を行う中間調表示回路と、誤差拡散法
による擬似中間調処理を行う誤差拡散回路との3つの回
路を選択回路の入力側に結合し、選択回路の出力側から
1つのスルー画面と、3つの擬似中間調画面(1つの組
織的ディザ法による擬似中間調画面と2つの誤差拡散法
による擬似中間調画面)とを表示するための映像信号を
得るようにした複数画面表示装置について説明したが、
本発明はこれに限るものでなく、複数画面用の入力映像
信号に擬似中間調処理を行う複数の中間調表示回路(誤
差拡散回路を含む)を選択回路の入力側に結合し、この
選択回路の出力側から、誤差拡散法による少なくとも2
つの擬似中間調画面を含む複数の擬似中間調画面を表示
するための映像信号を得るようにした複数画面表示装置
について利用することができる。
【0041】前記実施形態例では、誤差成分制御部は、
処理選択検出部の検出信号が有るときに、誤差成分検出
部で検出した誤差成分の値に関係の無い「0」を誤差成
分とし、この「0」を遅延部を介して加算部へ出力する
ようにしたが、本発明はこれに限るものでなく、処理選
択検出部の検出信号が有るときに、誤差成分検出部で検
出した誤差成分に無関係な一定値(例えば「1」又は
「2」)を遅延部を介して加算部へ出力するものであれ
ばよい。
【0042】前記実施形態例では、出力対象画素にその
周辺画素の多値化誤差を加重して加え、入力映像信号と
発光輝度の濃淡誤差をより少なくするために、加算部を
垂直方向加算部と水平方向加算部で構成し、遅延部をm
ライン遅延部とnドット遅延部で構成したが、本発明は
これに限るものではない。例えば、加算部を垂直方向加
算部と水平方向加算部の一方で構成し、遅延部を対応し
たmライン遅延部とnドット遅延部の一方で構成しても
よい。この場合第1、第2係数器を省略できる。又は、
加算部を斜め方向加算部、垂直方向加算部及び水平方向
加算部で構成し、遅延部をpライン・qドット遅延部、
mライン遅延部及びnドット遅延部で構成してもよい。
この場合、係数器として対応する第1、第2、第3係数
器が必要となる。
【0043】前記実施形態例では、表示装置がPDPの
場合について説明したが、本発明はこれに限るものでな
く、ディジタルディスプレイパネル(例えば液晶ディス
プレイパネル)の場合についても利用することができ
る。
【0044】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、表示装置で複数
の誤差拡散処理による擬似中間調画面を表示せしめる誤
差拡散回路において、複数画面用の入力映像信号に過去
に生じた誤差成分を組み入れて拡散出力信号を得る加算
部と、この拡散出力信号から誤差成分を検出する誤差成
分検出部と、複数の擬似中間調画面の各画面間の境界に
対応した信号を検出する画面境界検出部と、この画面境
界検出部の検出信号が有るときには誤差成分検出部で検
出した誤差成分に無関係な一定値(例えば「0」)を出
力し、検出信号が無いときには誤差成分検出部で検出し
た誤差成分を出力する誤差成分制御部と、この誤差成分
制御部の出力信号を遅延させ過去に生じた誤差成分とし
て加算部へ出力する遅延部とを具備してなることを特徴
とする。
【0045】このため、拡散出力信号を表示装置(例え
ばPDP)へ出力することによって誤差拡散処理による
複数の擬似中間調画面を表示した場合、各画面間の境界
では入力映像信号に組み入れられる誤差成分が一定値
(例えば「0」)となり、ある画面の誤差拡散処理で発
生した誤差成分の影響が、他の画面に伝搬することがな
い。また、各画面間の境界以外の領域では、入力映像信
号に組み入れられる誤差成分が誤差成分検出部で検出し
た誤差成分となって誤差拡散処理が行われる。したがっ
て、複数画面表示装置で表示された複数画面のそれぞれ
は、お互いの誤差成分の影響を受けずに誤差拡散法によ
る擬似中間調表示ができ、画質の向上を図ることができ
る。
【0046】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、画面境界検出部を、複数画面を切り換えるため
の画面切換信号を検出する画面切換検出部としたので、
画面切換検出部での検出を容易にすることができる。例
えば、複数の入力映像信号を合成して複数画面用の映像
信号を作成する合成回路から画面切換信号を容易に抜き
出すことができる。
【0047】請求項3の誤差拡散回路に係る発明は、選
択回路の入力側に複数の中間調表示回路を結合し、複数
画面用の入力映像信号のそれぞれに複数の中間調表示回
路のいずれを使用するかを選択する処理選択信号を選択
回路に供給することによって、選択回路の出力側から複
数の擬似中間調画面を表示するための映像信号を得るよ
うにした複数画面表示装置において、複数の中間調表示
回路は誤差拡散回路を含み、処理選択信号は入力映像信
号のうちの2以上の入力映像信号に誤差拡散回路の使用
を選択するための処理選択信号を含み、誤差拡散回路
は、加算部と、誤差成分検出部と、誤差拡散回路使用選
択用の処理選択信号の切り換えを検出する処理選択検出
部と、この処理選択検出部の検出出力が有るときには誤
差成分検出部の誤差成分に無関係な一定値を出力し、検
出出力が無いときには誤差成分検出部の誤差成分を出力
する誤差成分制御部と、この誤差成分制御部の出力信号
を遅延して加算部へ出力する遅延部とを具備してなるこ
とを特徴とする。
【0048】このため、複数画面表示装置(例えばPD
P)が2以上の誤差拡散処理画面を含む複数の擬似中間
調表示画面を表示した場合、2以上の誤差拡散処理画面
において、各画面間の境界では入力映像信号に組み入れ
られる誤差成分が一定値(例えば「0」)となり、ある
画面の誤差拡散処理で発生した誤差成分の影響が、他の
画面に伝搬することがない。また、各画面間の境界以外
の領域では、入力映像信号に組み入れられる誤差成分が
誤差成分検出部で検出した誤差成分となって誤差拡散処
理が行われる。したがって、複数画面表示装置で表示さ
れた2以上の誤差拡散処理画面のそれぞれは、お互いの
誤差成分の影響を受けずに誤差拡散方法による擬似中間
調表示ができ、画質の向上を図ることができる。
【0049】請求項4に係る発明は、請求項1、2又は
3の発明において、加算部が垂直方向加算部と水平方向
加算部からなり、遅延部が、誤差成分制御部の出力信号
をm(mは正の整数)ライン分遅延させるmライン遅延
部と、誤差成分制御部の出力信号をn(nは正の整数)
ドット分遅延させるnドット遅延部とからなり、mライ
ン遅延部の出力に係数K1(1以下の定数)を掛けて垂
直方向加算部へ出力する第1係数器と、nドット遅延部
の出力に係数K2(K1+K2=1)を掛けて水平方向
加算部へ出力する第2係数器とを具備してなるので、出
力対象画素にその周辺画素の多値化誤差を加重して加
え、入力映像信号と発光輝度の濃淡誤差をより少なくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複数画面表示装置の誤差拡散回路
の第1の実施形態例を示すブロック図である。
【図2】図1中の画面切換信号と画面切換検出信号の波
形図である。
【図3】図1の回路の出力側に結合した表示装置で複数
画面を表示した場合の表示例の説明図である。
【図4】図1の変形例を示すブロック図である。
【図5】図4の回路の出力側に結合した表示装置で複数
画面を表示した場合の表示例の説明図である。
【図6】本発明による複数画面表示装置の誤差拡散回路
の第2の実施形態例を示すブロック図である。
【図7】図6の回路の出力側に結合した表示装置で複数
画面を表示した場合の表示例の説明図である。
【図8】従来例を示すブロック図である。
【図9】図8の回路の出力側に結合した表示装置で複数
画面を表示した場合の表示例の説明図である。
【図10】他の従来例を示すブロック図である。
【図11】図10の回路の出力側に結合した表示装置で
複数画面を表示した場合の表示例の説明図である
【符号の説明】 10、10a、10b…合成回路、 12…入力端子、
14、14a、40、40a…誤差拡散回路、 16
…垂直方向加算部、 18…水平方向加算部、20…出
力端子、 22…誤差成分検出部、 24…mライン遅
延部、 26…第1係数器、 28…nドット遅延部、
30…第2係数器、 32…スルー回路、 34…中
間調表示回路(組織的ディザ法による擬似中間調処理を
行う回路)、 36…選択回路、 42…誤差成分制御
部、 44…画面切換検出部、46…処理選択検出部、
a、b、c、d…入力映像信号、 A、B、C、D…
表示画面、 (イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)
…表示画面の境界領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野寺 純一 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 小林 正幸 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 傳田 勇人 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 相田 徹 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数画面用の入力映像信号に誤差拡散処理
    を行い、表示装置で複数の擬似中間調画面を表示せしめ
    る誤差拡散回路において、前記入力映像信号に過去に生
    じた誤差成分を組み入れて拡散出力信号を得る加算部
    と、この加算部で得られた拡散出力信号から誤差成分を
    検出する誤差成分検出部と、複数の擬似中間調画面の各
    画面間の境界に対応した信号を検出する画面境界検出部
    と、この画面境界検出部の検出信号が有るときには前記
    誤差成分検出部で検出した誤差成分に無関係な一定値を
    出力し、検出信号が無いときには前記誤差成分検出部で
    検出した誤差成分を出力する誤差成分制御部と、この誤
    差成分制御部の出力信号を遅延させ過去に生じた誤差成
    分として前記加算部へ出力する遅延部とを具備してなる
    ことを特徴とする複数画面表示装置の誤差拡散回路。
  2. 【請求項2】画面境界検出部は、複数の擬似中間調画面
    の各画面を切り換えるための画面切換信号を検出する画
    面切換検出部からなる請求項1記載の複数画面表示装置
    の誤差拡散回路。
  3. 【請求項3】複数画面用の入力映像信号に擬似中間調処
    理を行う中間調表示回路を複数具備し、前記複数の中間
    調表示回路の出力側に選択回路を結合し、前記入力映像
    信号のそれぞれに前記複数の中間調表示回路のいずれを
    使用するかを選択する処理選択信号を前記選択回路に供
    給することによって、前記選択回路の出力側から複数の
    擬似中間調画面を表示するための映像信号を得るように
    した複数画面表示装置において、前記複数の中間調表示
    回路は誤差拡散回路を含み、前記処理選択信号は前記入
    力映像信号のうちの2以上の入力映像信号に前記誤差拡
    散回路の使用を選択する処理選択信号を含み、前記誤差
    拡散回路は、前記入力映像信号に過去に生じた誤差成分
    を組み入れて拡散出力信号を得る加算部と、この加算部
    で得られた拡散出力信号から誤差成分を検出する誤差成
    分検出部と、前記誤差拡散回路使用選択用の処理選択信
    号の切り換えを検出する処理選択検出部と、この処理選
    択検出部の検出出力が有るときには前記誤差成分検出部
    の誤差成分に無関係な一定値を出力し、検出出力が無い
    ときには前記誤差成分検出部の誤差成分を出力する誤差
    成分制御部と、この誤差成分制御部の出力信号を遅延し
    て前記加算部へ出力する遅延部とを具備してなることを
    特徴とする複数画面表示装置の誤差拡散回路。
  4. 【請求項4】加算部は垂直方向加算部と水平方向加算部
    からなり、遅延部は、誤差成分制御部の出力信号をm
    (mは正の整数)ライン分遅延させるmライン遅延部
    と、前記誤差成分制御部の出力信号をn(nは正の整
    数)ドット分遅延させるnドット遅延部とからなり、前
    記mライン遅延部の出力に係数K1(1以下の定数)を
    掛けて前記垂直方向加算部へ出力する第1係数器と、前
    記nドット遅延部の出力に係数K2(K1+K2=1)
    を掛けて前記水平方向加算部へ出力する第2係数器とを
    具備してなる請求項1、2又は3記載の複数画面表示装
    置の誤差拡散回路。
JP17712096A 1996-06-17 1996-06-17 複数画面表示装置の誤差拡散回路 Expired - Fee Related JP3593799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17712096A JP3593799B2 (ja) 1996-06-17 1996-06-17 複数画面表示装置の誤差拡散回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17712096A JP3593799B2 (ja) 1996-06-17 1996-06-17 複数画面表示装置の誤差拡散回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH103282A true JPH103282A (ja) 1998-01-06
JP3593799B2 JP3593799B2 (ja) 2004-11-24

Family

ID=16025522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17712096A Expired - Fee Related JP3593799B2 (ja) 1996-06-17 1996-06-17 複数画面表示装置の誤差拡散回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3593799B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102592545A (zh) * 2011-01-13 2012-07-18 索尼公司 图像显示装置及其驱动方法、图像显示程序和灰度转换器
NO337681B1 (no) * 2003-03-31 2016-06-06 Sunrise Medical Ltd Tyngdepunkts romvippbar rullestol

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO337681B1 (no) * 2003-03-31 2016-06-06 Sunrise Medical Ltd Tyngdepunkts romvippbar rullestol
CN102592545A (zh) * 2011-01-13 2012-07-18 索尼公司 图像显示装置及其驱动方法、图像显示程序和灰度转换器
JP2012145821A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Sony Mobile Display Corp 画像表示装置、画像表示装置の駆動方法及び画像表示プログラム、並びに、階調変換装置
US9019293B2 (en) 2011-01-13 2015-04-28 Japan Display Inc. Image display device, method of driving the same, image display program executed in the same, and gradation converter included in the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3593799B2 (ja) 2004-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6965358B1 (en) Apparatus and method for making a gray scale display with subframes
KR100379703B1 (ko) 디스플레이의구동방법및장치
JP4649108B2 (ja) 画像表示装置および画像表示方法
US20080012883A1 (en) Display apparatus and display driving method for effectively eliminating the occurrence of a moving image false contour
US6483248B2 (en) Display device
JPH0844313A (ja) ディスプレイ装置の誤差拡散回路
JP2003177697A (ja) 映像表示装置
US7443365B2 (en) Display unit and display method
JP3593799B2 (ja) 複数画面表示装置の誤差拡散回路
JP3482776B2 (ja) 複数画面表示用誤差拡散回路
JP2004272253A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法および装置
EP1583063A1 (en) Display unit and displaying method
JP3414161B2 (ja) 擬似中間調画像表示装置
JPH08115058A (ja) 擬似中間調処理方法および回路
JP2003177696A (ja) 表示装置および表示方法
KR100508936B1 (ko) 고속 동작이 가능한 오차 확산 방법 및 그 방법을 이용한플라즈마 디스플레이 패널 구동 장치
JP2003153000A (ja) 表示装置の誤差拡散処理回路及び方法
JP2820037B2 (ja) ディスプレイ装置の誤差拡散回路
JP3334440B2 (ja) 誤差拡散回路
JPH0854854A (ja) ディスプレイパネルの中間調画像表示方法
JP3500732B2 (ja) 擬似中間調処理回路
JP3346107B2 (ja) 誤差拡散処理回路
JPH09237060A (ja) ディスプレイ装置の中間調表示回路
JP2010091756A (ja) 画像処理方法、及びそれを用いた画像表示装置
JP2007133206A (ja) 誤差拡散装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040823

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070910

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120910

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120910

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees