JP3482776B2 - 複数画面表示用誤差拡散回路 - Google Patents

複数画面表示用誤差拡散回路

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JP3482776B2
JP3482776B2 JP20110596A JP20110596A JP3482776B2 JP 3482776 B2 JP3482776 B2 JP 3482776B2 JP 20110596 A JP20110596 A JP 20110596A JP 20110596 A JP20110596 A JP 20110596A JP 3482776 B2 JP3482776 B2 JP 3482776B2
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純一 小野寺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDP(プラズマ
ディスプレイパネル)やLCD(液晶ディスプレイパネ
ル)のような非線形な階調特性をもつディジタルディス
プレイ装置(表示装置)で、誤差拡散法による複数の擬
似中間調画面を表示せしめるための複数画面表示用の誤
差拡散回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、薄型、軽量の表示装置として、P
DPが注目されている。このPDPの駆動方式は、従来
のCRT駆動方式とは全く異なっており、ディジタル化
された映像入力信号による直接駆動方式である。したが
って、パネル面から発光される輝度階調は、扱う信号の
ビット数によって定まる。
【0003】PDPは基本的特性のことなるAC型とD
C型の2方式に分けられる。AC型PDPでは、階調表
示に関し試作レベルで最大64階調表示までの報告しか
なかったが、アドレス・表示分離型駆動法(ADSサブ
フィールド法)による将来の256階調の手法が提案さ
れている。
【0004】ADSサブフィールド法における1フレー
ム(又は1フィールド)は、輝度の相対比が、たとえば
1、2、4、8、16、32、64、128の8個のサ
ブフィールドで構成され、8画面の輝度の組み合わせで
256階調の表示を行う。それぞれのサブフィールド
は、リフレッシュした1画面分のデータの書込みを行う
アドレス期間とそのサブフィールドの輝度レベルを決め
るサスティン期間で構成される。アドレス期間では、最
初全画面同時に各ピクセルに初期的に壁電荷が形成さ
れ、その後サスティンパルスが全画面に与えられ表示を
行う。サブフィールドの明るさはサスティンパルスの数
に比例し、所定の輝度に設定される。このようにして2
56階調表示が実現される。
【0005】以上のようなAC駆動方式では、階調数を
増やせば増やすほど、1フレーム期間内でパネルを点灯
発光させる準備期間としてのアドレス期間のビット数が
増加するため、発光期間としてのサスティン期間が相対
的に短くなり、最大輝度が低下する。
【0006】このように、パネル面から発光される輝度
階調は、扱う信号のビット数によって定まるため、扱う
信号のビット数を増やせば、画質は向上するが、発光輝
度が低下し、逆に扱う信号のビット数を減らせば、発光
輝度が増加するが、階調表示が少なくなり、画質の低下
を招く。
【0007】上述のような問題を解決するため、誤差拡
散処理をするための回路が用いられている。この誤差拡
散処理は、擬似中間調を表現する処理であり、少ない階
調で濃淡を表現するために用いられるものである。この
ような誤差拡散処理を複数画面表示用に利用する回路
は、従来、図3に示すように構成されていた。
【0008】図3では、画面A用の映像信号aと画面B
用の映像信号bとを合成回路10で合成し、この合成信
号を入力端子12を介して誤差拡散回路14へ入力す
る。この誤差拡散回路14では、垂直方向加算部16及
び水平方向加算部18によって、入力端子12に入力し
た合成信号に過去に生じた再現誤差を組入れ拡散出力信
号を得て出力端子20に導き、誤差成分検出部22によ
って拡散出力信号から誤差成分を検出し、この検出した
誤差成分をmライン遅延部24及び第1係数器(1より
小さい係数K1(例えば1/2)を掛ける係数器)26
を介して垂直方向加算部16に出力するとともに、この
検出した誤差成分をnドット遅延部28及び第2係数器
(1より小さい係数K2(例えば1/2)を掛ける係数
器)30を介して水平方向加算部18に出力することに
よって、過去に生じた再現誤差を組み入れる。
【0009】出力端子20から出力する拡散出力信号
は、ビット数を減らす処理を行うビット変換回路(図示
省略)を介してPDPに供給される。このため、入力端
子にp(例えば8)ビットの2画面用(画面A、B用)の
合成映像信号が入力すると、誤差拡散回路14が誤差拡
散処理を行い、ビット変換回路(図示省略)がビット数
をq(例えば4)ビットに減らす処理をし、PDPが図
4に示すような1画面の中に画面Aと画面Bの2画面を
表示する。
【0010】しかしながら、誤差拡散回路14で複数画
面用の映像信号(例えばa、b)の誤差拡散処理を行
い、擬似中間調表示による複数画面を表示した場合、あ
る画面の誤差成分が他の画面の誤差成分に悪影響を与え
て画質が低下してしまうという問題点があった。図3の
誤差拡散回路14では、図4に示すように、誤差拡散処
理で擬似中間調表示された画面Aと画面Bの間で相互に
誤差成分が伝搬し、画質が低下するという問題点があっ
た。例えば、画面Aが動画、画面Bが静止画の場合、画
面Aの誤差成分が画面Bに伝搬して静止しているはずの
画面Bの映像がちらついて見えるという問題点があっ
た。
【0011】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたもので、複数画面表示用の映像信号に誤差拡散処
理を行って表示装置で複数の擬似中間調画面を表示した
場合において、お互いの誤差成分の影響を受けず複数の
擬似中間調画面を表示できる複数画面表示用の誤差拡散
回路を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
複数画面用の入力映像信号に誤差拡散処理を行い、表示
装置で複数の擬似中間調画面を表示せしめる複数画面表
示用の誤差拡散回路において、入力映像信号に過去に生
じた誤差成分を組み入れて拡散出力信号を得る加算部
と、この加算部で得られた拡散出力信号から誤差成分を
検出する誤差成分検出部と、複数の擬似中間調画面の各
画面を切り換える画面切換信号に基づいて、各画面間で
水平方向へ誤差成分が伝搬するのを防止するための水平
誤差クリア信号と、各画面間で垂直方向へ誤差成分が伝
搬するのを防止するための垂直誤差クリア信号との少な
くとも一方を、誤差クリア信号として出力する誤差クリ
ア検出部と、この誤差クリア検出部から誤差クリア信号
が出力しているときには誤差成分検出部で検出した誤差
成分に無関係な一定値を出力し、誤差クリア信号が出力
していないときには誤差成分検出部で検出した誤差成分
を出力する誤差成分制御部と、この誤差成分制御部の出
力信号を遅延させ過去に生じた誤差成分として加算部へ
出力する遅延部とを具備してなることを特徴とするもの
である。
【0013】誤差クリア検出部は、画面切換信号に基づ
いて水平誤差クリア信号と垂直誤差クリア信号の少なく
とも一方を誤差クリア信号として出力する。加算部は、
入力映像信号に過去に生じた誤差成分を組み入れて拡散
出力信号を出力し、誤差成分検出部は、拡散出力信号か
ら誤差成分を検出する。誤差クリア検出部から誤差クリ
ア信号が出力しているときには、誤差成分制御部は誤差
成分検出部で検出した誤差成分に無関係な一定値(例え
ば、「0」)を出力し、誤差クリア検出部から誤差クリ
ア信号が出力していないときには、誤差成分制御部は誤
差成分検出部で検出した誤差成分をそのまま出力する。
遅延部は誤差成分制御部の出力信号を遅延させ過去に生
じた誤差成分として加算部へ出力する。
【0014】このため、拡散出力信号を表示装置(例え
ばPDP)へ出力することによって誤差拡散処理による
複数の擬似中間調画面を表示した場合、水平誤差クリア
信号と垂直誤差クリア信号の少なくとも一方の誤差クリ
ア信号によって、各画面間の境界領域で入力映像信号に
組み入れられる誤差成分が一定値(例えば「0」)とな
るので、ある画面の誤差拡散処理で発生した誤差成分
が、水平方向と垂直方向の少なくとも一方向に沿って、
他の画面へ伝搬することがない。また、各画面の境界以
外の領域では、入力映像信号に組み入れられる誤差成分
が誤差成分検出部で検出した誤差成分となって誤差拡散
処理が行われる。
【0015】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、各画面間で水平方向及び垂直方向に誤差成分が
伝搬するのを防止するために、誤差クリア検出部を、画
面切換信号に基づいて各画面間で水平方向へ誤差成分が
伝搬するのを防止するための水平誤差クリア信号を出力
する水平誤差クリア検出部と、画面切換信号に基づいて
各画面間で垂直方向へ誤差成分が伝搬するのを防止する
ための垂直誤差クリア信号を出力する垂直誤差クリア検
出部と、水平誤差クリア検出部から出力する水平誤差ク
リア信号と垂直誤差クリア検出部から出力する垂直誤差
クリア信号とを合成して誤差クリア信号を出力する合成
部とで構成する。
【0016】請求項3に係る発明は、請求項1又は2の
発明において、水平誤差クリア検出部と垂直誤差クリア
検出部の構成を簡単にするために、水平誤差クリア検出
部を、画面切換信号を微分して得た信号を水平誤差クリ
ア信号として出力する微分回路で構成し、垂直誤差クリ
ア検出部を、画面切換信号がライン走査で表示された画
面の前ライン信号に存在せず、かつ現ライン信号に存在
したときに垂直誤差クリア信号を出力する回路で構成す
る。
【0017】請求項4に係る発明は、請求項3の発明に
おいて、垂直誤差クリア検出部の構成をさらに簡単にす
るために、垂直誤差クリア検出部を、ライン走査で表示
される画面の現ライン信号に画面切換信号が存在するか
否かを検出する第1検出回路と、前ライン信号に画面切
換信号が存在したか否かを検出する第2検出回路と、第
1検出回路の検出信号が有で、かつ第2検出回路の検出
信号が無のときに垂直誤差クリア信号を出力するアンド
回路とで構成する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1(a)(b)は本発明の一実
施形態例を示すもので、この図において図3と同一部分
は同一符号とする。図1(a)において、10は画面A
用の映像信号aと画面B用の映像信号bを合成する合成
回路である。
【0019】40は誤差拡散回路で、この誤差拡散回路
40の入力端子12には、前記合成回路10で合成され
た合成映像信号が入力している。前記入力端子12に
は、垂直方向加算部16、水平方向加算部18が順次結
合し、この水平方向加算部18の出力側には、出力端子
20が結合されていると共に、誤差成分検出部22が結
合されている。前記誤差成分検出部22の出力側には誤
差成分制御部42が結合され、この誤差成分制御部42
の出力側には、mライン遅延部24、第1係数器26が
順次結合されるとともに、nドット遅延部28、第2係
数器30が順次結合され、前記第1、第2係数器26、
28の出力側には前記垂直方向加算部16、水平方向加
算部18か結合されている。
【0020】44は、画面Aと画面Bを切り換えるため
の画面切換信号に基づいて誤差クリア信号を出力する誤
差クリア検出部で、この誤差クリア検出部44から出力
する誤差クリア信号は、制御信号として前記誤差成分制
御部42に供給されている。前記誤差成分制御部42
は、前記誤差クリア検出部44から誤差クリア信号が出
力しているときには、前記誤差成分検出部22で検出さ
れた誤差成分に無関係な一定値「0」を出力し、前記誤
差クリア検出部44から誤差クリア信号が出力していな
いときには、前記誤差成分検出部22で検出された誤差
成分をそのまま出力するように構成されている。
【0021】前記誤差クリア検出部44は、図1(b)
に示すように、水平誤差クリア検出部46と垂直誤差ク
リア検出部48と合成部50とからなっている。前記水
平誤差クリア検出部46は、微分回路で構成され、画面
切換信号に基づいて各画面間で水平方向へ誤差成分が伝
搬するのを防止するための水平誤差クリア信号を出力す
る。前記垂直誤差クリア検出部48は、画面切換信号に
基づいて各画面間で垂直方向へ誤差成分が伝搬するのを
防止するための垂直誤差クリア信号を出力する。前記合
成部50は、前記水平誤差クリア検出部46から出力す
る水平誤差クリア信号と前記垂直誤差クリア検出部48
から出力する垂直誤差クリア信号とを合成して誤差クリ
ア信号を出力する。
【0022】前記垂直誤差クリア検出部48は、ライン
走査で表示される画面の現ライン信号に画面切換信号が
存在するか否かを検出する第1検出回路52と、現ライ
ン信号の1ライン前の前ライン信号に画面切換信号が存
在したか否かを検出する第2検出回路54と、第1検出
回路52の検出信号が有、かつ第2検出回路54の検出
信号が無のときに垂直誤差クリア信号を出力するアンド
回路56とからなっている。
【0023】前記第1検出回路52は、オア回路58と
リセット機能付きの第1D−FF(フリップフロップ)
60からなり、前記オア回路58の一方の入力側には画
面切換信号が入力し、他方の入力側には前記第1D−F
F60のQ出力が入力し、前記オア回路58の出力側は
前記第1D−FF60のD入力に結合し、前記第1D−
FF60のCp入力にはクロックが入力し、R(リセッ
ト)端子にはHD(水平同期信号)の反転信号が入力
し、D入力、Cp入力の状態に関係無く優先して第1D
−FF60をリセットできるように構成されている。
【0024】前記第2検出回路54は、インバータ62
とリセット機能付きの第2D−FF(フリップフロッ
プ)64からなり、前記インバータ62の入力側にはB
k(ブランキング信号)が入力し、前記インバータ62
の出力側は前記第2D−FF64のCp入力に結合して
いる。前記第2D−FF64のD入力には前記第1D−
FF60のQ出力が結合し、R(リセット)端子にはV
D(垂直同期信号)の反転信号が入力し、D入力、Cp
入力の状態に関係無く優先して第2D−FF64をリセ
ットできるように構成されている。前記アンド回路56
は、前記第1D−FF60のQ出力と前記第2D−FF
64の反転Q出力との論理積信号を出力するように構成
されている。
【0025】つぎに、図1の実施形態例の作用を図2を
併用して説明する。画面A用の映像信号aと画面B用の
映像信号bとは合成回路10で合成され、この合成信号
は入力端子12を介して誤差拡散回路40へ入力する。
誤差拡散回路40は、垂直方向加算部16及び水平方向
加算部18によって、入力端子12に入力した合成信号
に過去に生じた誤差成分を組み入れて出力端子20から
映像信号を出力し、この映像信号がビット変換回路(図
示省略)を介してPDPへ出力することによって、この
PDPは図2に示すような1画面の中に画面Aと画面B
の2画面を表示する。
【0026】誤差成分検出部22は、水平方向加算部1
8の出力側に得られた拡散出力信号から誤差成分を検出
し、誤差成分制御部42へ出力する。誤差クリア検出部
44の水平誤差クリア検出部46は、画面切換信号を微
分して得たパルス信号を水平誤差クリアとして合成部5
0へ出力する。
【0027】誤差クリア検出部44の垂直誤差クリア検
出部48は、第1検出回路52がライン走査で表示され
る画面の現ライン信号に画面切換信号が有るか否かを検
出し、第2検出回路54が前ライン信号に画面切換信号
が有るか否かを検出する。すなわち、第1検出回路52
では、オア回路58を介して画面切換信号(例えばHレ
ベル信号)が入力すると、第1D−FF60がクロック
(例えばドットクロック)の立上りタイミングで画面切
換信号をラッチしてQ出力(例えばHレベル信号)とす
ることによって、ライン走査で表示される画面の現ライ
ン信号に画面切換信号が有ることを検出する。第2検出
回路54では、第2D−FF64が、Bkの立ち下りタ
イミングで第1D−FF60のQ出力(例えばLレベル
信号)をラッチして反転Q出力(例えばHレベル信号)
とすることによって、ライン走査で表示される画面の前
ライン信号に画面切換信号が無いことを検出する。
【0028】アンド回路56は、第1D−FF60のQ
出力(例えばHレベル信号)と第2D−FF64の反転
Q出力(例えばHレベル信号)の論理積信号を垂直誤差
クリア信号(例えばHレベル信号)として合成部50へ
出力する。このため、垂直誤差クリア検出部48は、ラ
イン走査で表示された画面の前ライン信号に画面切換信
号が無く、かつ現ライン信号に画面切換信号が有るとき
に垂直誤差クリア信号を出力する。
【0029】したがって、合成部50は水平誤差クリア
検出部46からの水平誤差クリア信号と垂直誤差クリア
検出部48からの垂直誤差クリア信号とを合成し、誤差
クリア信号として誤差成分制御部42へ出力する。この
ため、誤差成分制御部42は、誤差クリア信号の入力が
有るときには、誤差成分検出部22から出力する誤差成
分に関係ない「0」を誤差成分として出力し、誤差クリ
ア信号の入力が無いときには、誤差成分検出部22から
出力する誤差成分をそのまま出力する。
【0030】誤差成分制御部42から出力する誤差成分
は、mライン遅延部24によってmライン分遅延し、第
1係数器26で係数K1(例えば1/2)倍して垂直方
向加算部16に入力し、nドット遅延部28によってn
ドット分遅延し、第2係数器30で係数K2(例えば1
/2)倍して水平方向加算部18に入力し、もって過去
に生じた誤差成分が組み入れられる。
【0031】上述のように、画面Aと画面Bを切り換え
るための画面切換信号に基づいて誤差クリア検出部から
誤差クリア信号を出力し、誤差成分検出部22から遅延
部24、28及び係数器26、30を介して加算部1
6、18へ出力する誤差成分を「0」としたので、図2
に示すように画面Aと画面Bを区切る縦境界線領域
(イ)と横境界線領域(ロ)で誤差成分が「0」とな
り、画面A、Bの誤差拡散処理による誤差成分が他方の
画面B、Aに伝搬するのを防止している。すなわち、水
平誤差クリア信号によって縦境界線領域(イ)を介して
画面A、B間で誤差成分が水平方向に伝搬するのを防止
し、垂直誤差クリア信号によって横境界線領域(ロ)を
介して画面A、B間で誤差成分が垂直方向に伝搬するの
を防止する。
【0032】前記実施形態例では、2つの画面A、B用
の映像信号a、bを合成した合成信号を入力とし、PD
Pの同一画面に2画面A、Bを表示する場合について説
明したが、本発明はこれに限るものでなく、複数画面用
の映像信号を入力とし、PDPの同一画面に複数画面を
表示する場合について利用することができる。
【0033】前記実施形態例では、誤差成分制御部は、
誤差クリア検出部から誤差クリア信号が出力していると
きに、誤差成分検出部で検出した誤差成分の値に関係の
無い「0」を誤差成分とし、この「0」を遅延部を介し
て加算部へ出力するようにしたが、本発明はこれに限る
ものでなく、誤差クリア検出部から誤差クリア信号が出
力しているときに、誤差成分検出部で検出した誤差成分
に無関係な一定値(例えば「1」又は「2」)を遅延部
を介して加算部へ出力するものであればよい。
【0034】前記実施形態例では、垂直誤差クリア検出
部を第1、第2検出回路及びアンド回路で構成すること
によって、記憶回路を不要として回路構成を簡単にでき
るようにしたが、本発明はこれに限るものではない。例
えば、垂直誤差クリア検出部は、画面切換信号がライン
走査で表示された画面の前ライン信号に存在せず、かつ
現ライン信号に存在するときに垂直誤差クリア信号を出
力するものであればよい。又は、垂直誤差クリア検出部
は、画面切換信号に基づいて複数の擬似中間調画面間で
垂直方向へ誤差成分が伝搬するのを防止するための垂直
誤差クリア信号を出力するものであればよい。
【0035】前記実施形態例では、水平誤差クリア検出
部を微分回路で構成することによって回路構成を簡単に
できるようにしたが、本発明はこれに限るものではな
い。例えば、水平誤差クリア検出部は、画面切換信号に
基づいて複数の擬似中間調画面間で水平方向へ誤差成分
が伝搬するのを防止するための水平誤差クリア信号を出
力するものであればよい。
【0036】前記実施形態例では、誤差クリア検出部
を、水平誤差クリア検出部と垂直誤差クリア検出部とで
構成して、各画面間で水平方向及び垂直方向へ誤差成分
が伝搬するのを防止するようにしたが、本発明はこれに
限るものでなく、水平誤差クリア検出部と垂直誤差クリ
ア検出部の少なくとも一方を具備し、各画面間で水平方
向又は垂直方向の少なくとも一方に誤差成分が伝搬する
のを防止するものであればよい。
【0037】前記実施形態例では、表示装置がPDPの
場合について説明したが、本発明はこれに限るものでな
く、ディジタルディスプレイパネル(例えば液晶ディス
プレイパネル)の場合についても利用することができ
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、複数画面表示用
の誤差拡散回路において、加算部と、誤差成分検出部
と、画面切換信号に基づいて水平誤差クリア信号と垂直
誤差クリア信号の少なくとも一方を誤差クリア信号とし
て出力する誤差クリア検出部と、この誤差クリア信号が
出力しているときには誤差成分に無関係な一定値を出力
し、誤差クリア信号が出力していないときには誤差成分
を出力する誤差成分制御部と、この誤差成分制御部の出
力信号を遅延させ過去に生じた誤差成分として加算部へ
出力する遅延部とを具備してなることを特徴とする。
【0039】このため、拡散出力信号を表示装置(例え
ばPDP)へ出力して誤差拡散処理による複数の擬似中
間調画面を表示した場合、誤差クリア信号によって各画
面間の境界領域で入力映像信号に組み入れられる誤差成
分が一定値(例えば「0」)となる。したがって、複数
表示画面の各画面間において少なくとも水平方向と垂直
方向の一方向に誤差成分が伝搬するのを防止することが
でき、表示装置で表示された複数画面のそれぞれは、お
互いの誤差成分の影響を受けずに誤差拡散法による擬似
中間調表示ができ、画質の向上を図ることができる。
【0040】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、誤差クリア検出部を、各画面間で水平方向へ誤
差成分が伝搬するのを防止するための水平誤差クリア信
号を出力する水平誤差クリア検出部と、各画面間で垂直
方向へ誤差成分が伝搬するのを防止するための垂直誤差
クリア信号を出力する垂直誤差クリア検出部と、水平誤
差クリア信号と垂直誤差クリア信号とを合成して誤差ク
リア信号を出力する合成部とで構成したので、複数表示
画面の各画面間において水平方向及び垂直方向に誤差成
分が伝搬するのを防止することができる。
【0041】請求項3に係る発明は、請求項1又は2の
発明において、水平誤差クリア検出部を、画面切換信号
を微分して得た信号を水平誤差クリア信号として出力す
る微分回路で構成し、垂直誤差クリア検出部を、画面切
換信号がライン走査で表示された画面の前ライン信号に
存在せず、かつ現ライン信号に存在したときに垂直誤差
クリア信号を出力する回路で構成したので、水平誤差ク
リア検出部と垂直誤差クリア検出部の構成を簡単にする
ことができる。
【0042】請求項4に係る発明は、請求項3の発明に
おいて、垂直誤差クリア検出部を、ライン走査で表示さ
れる画面の現ライン信号に画面切換信号が存在するか否
かを検出する第1検出回路と、現ライン信号の1ライン
前の前ライン信号に画面切換信号が存在したか否かを検
出する第2検出回路と、第1検出回路の検出信号が有
で、かつ第2検出回路の検出信号が無のときに垂直誤差
クリア信号を出力するアンド回路とで構成したので、記
憶回路を不要として、垂直誤差クリア検出部の構成をさ
らに簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複数画面表示用誤差拡散回路の一
実施形態例を示すブロック図で、(a)は全体の構成を
示すブロック図、(b)は(a)中の誤差クリア検出部
を示すブロック図である。
【図2】図1の回路の出力側に結合した表示装置で複数
画面を表示した場合の表示例の説明図である。
【図3】他の従来例を示すブロック図である。
【図4】図3の回路の出力側に結合した表示装置で複数
画面を表示した場合の表示例の説明図である
【符号の説明】
10…合成回路、 12…入力端子、 14、40…誤
差拡散回路、 16…垂直方向加算部、 18…水平方
向加算部、 20…出力端子、 22…誤差成分検出
部、 24…mライン遅延部、 26…第1係数器、
28…nドット遅延部、 30…第2係数器、 42…
誤差成分制御部、 44…誤差クリア検出部、 46…
水平誤差クリア検出部、 48…垂直誤差クリア検出
部、 50…合成部、 52…第1検出回路、 54…
第2検出回路、 56…アンド回路、58…オア回路、
60…第ID−FF、 62…インバータ、 64…
第2D−FF、 a、b…入力映像信号、 A,B…表
示画面、 Bk…ブランキング信号、 HD…水平同期
信号、 VD…垂直同期信号、 (イ)…画面Aと画面
Bを区切る縦境界線領域、 (ロ)…画面Aと画面Bを
区切る横境界線領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野寺 純一 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株 式会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 小林 正幸 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株 式会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 傳田 勇人 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株 式会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 相田 徹 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株 式会社富士通ゼネラル内 (56)参考文献 特開 平8−166777(JP,A) 特開 平10−3282(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/66 G09G 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数画面用の入力映像信号に誤差拡散処理
    を行い、表示装置で複数の擬似中間調画面を表示せしめ
    る複数画面表示用の誤差拡散回路において、前記入力映
    像信号に過去に生じた誤差成分を組み入れて拡散出力信
    号を得る加算部と、この加算部で得られた拡散出力信号
    から誤差成分を検出する誤差成分検出部と、前記複数の
    擬似中間調画面の各画面を切り換える画面切換信号に基
    づいて、各画面間で水平方向へ誤差成分が伝搬するのを
    防止するための水平誤差クリア信号と、各画面間で垂直
    方向へ誤差成分が伝搬するのを防止するための垂直誤差
    クリア信号との少なくとも一方を、誤差クリア信号とし
    て出力する誤差クリア検出部と、この誤差クリア検出部
    から誤差クリア信号が出力しているときには前記誤差成
    分検出部で検出した誤差成分に無関係な一定値を出力
    し、誤差クリア信号が出力していないときには前記誤差
    成分検出部で検出した誤差成分を出力する誤差成分制御
    部と、この誤差成分制御部の出力信号を遅延させ過去に
    生じた誤差成分として前記加算部へ出力する遅延部とを
    具備してなることを特徴とする複数画面表示用誤差拡散
    回路。
  2. 【請求項2】誤差クリア検出部は、画面切換信号に基づ
    いて複数の擬似中間調画面間で水平方向へ誤差成分が伝
    搬するのを防止するための水平誤差クリア信号を出力す
    る水平誤差クリア検出部と、前記画面切換信号に基づい
    て前記複数の擬似中間調画面間で垂直方向へ誤差成分が
    伝搬するのを防止するための垂直誤差クリア信号を出力
    する垂直誤差クリア検出部と、水平誤差クリア検出部か
    ら出力する水平誤差クリア信号と前記垂直誤差クリア検
    出部から出力する垂直誤差クリア信号とを合成して誤差
    クリア信号を出力する合成部とからなる請求項1記載の
    複数画面表示用誤差拡散回路。
  3. 【請求項3】水平誤差クリア検出部は画面切換信号を微
    分して得た信号を水平誤差クリア信号として出力する微
    分回路からなり、垂直誤差クリア検出部は、画面切換信
    号がライン走査で表示された画面の前ライン信号に存在
    せず現ライン信号に存在したときに垂直誤差クリア信号
    を出力してなる請求項1又は2記載の複数画面表示用誤
    差拡散回路。
  4. 【請求項4】垂直誤差クリア検出部は、ライン走査で表
    示される画面の現ライン信号に画面切換信号が存在する
    か否かを検出する第1検出回路と、前記現ライン信号の
    1ライン前の前ライン信号に前記画面切換信号が存在し
    たか否かを検出する第2検出回路と、前記第1検出回路
    の検出信号が有で、かつ前記第2検出回路の検出信号が
    無のときに垂直誤差クリア信号を出力するアンド回路と
    からなる請求項3記載の複数画面表示用誤差拡散回路。
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