JP2007133206A - 誤差拡散装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】赤色または青色の輝度に関する寄与度は緑色のそれに比べて低いので、材料費を削減しつつも見た目の輝度の滑らかさを効率よく維持することが可能である表示装置を提供する。
【解決手段】映像信号に、注目画素より過去に生じた再現誤差を加算して拡散出力信号を得て、拡散出力信号の下位ビットを用いて出力映像信号の輝度の滑らかな変化を得る誤差拡散装置において、赤色または青色映像信号の再現誤差信号を遅延させる遅延手段のうち少なくとも1つの遅延手段のビット数を緑色の遅延手段のビット数より小さくして材料費を削減する。
【選択図】図3

Description

本発明は、nビットの映像信号をm(m<n)ビットの映像信号に変換する誤差拡散装置、およびそれを用いた表示装置に関する。
近年、薄型、軽量の表示装置としてプラズマ・ディスプレイ・パネル(以下PDPと表記)が注目されている。PDP等のディジタル方式の表示装置においてはディジタル化された映像信号に応じて表示パネルの各画素を1フィールド内で複数回発光させ、発光回数制御で階調表示が行われているので、1フィールド内で発光させることの出来る最大回数によって表示可能な映像信号のビット数が制限される。そのため、表示可能な映像信号のビット数を超えた映像信号が表示装置に入力された場合には表示される階調に誤差が発生する。
例えば、8ビットの映像信号を処理可能な表示装置に10ビットの映像信号が入力された場合、2ビット分の誤差が生じて画面に表示される映像の階調再現性が悪くなるという問題があった。
そこで、このような問題を解決するために、従来技術として、特許文献1が提案された。その従来技術の構成を、図7に示す。この図7の誤差拡散処理方法は、mビットの映像信号に、注目画素より過去に生じた再現誤差を加算して拡散出力信号を得て前記注目画素の映像入力信号より少ないビット数で出力するようにした擬似中間調表示を行う方法において、前記再現誤差として前記拡散後のデータの下位ビットを用いるようにしている。これにより誤差拡散後の映像は滑らかな変化をするようになる。
特開平7−105363号公報
しかしながらこの先行技術においては注目画素より過去に生じた再現誤差を取り扱うビット数を赤(以下Rと表記)、緑(以下Gと表記)ならびに青(以下Bと表記)成分にそれぞれ(m−n)ビットずつ配分しており、このような配分は人間の視覚特性の考慮がなされておらず、G成分が少なく表示品位不足であり、またB成分が多く情報量が無駄使いされる結果となっていた。
本発明の目的は、材料費の上昇に結びつく遅延手段の容量を極力削減しながら見た目の輝度の滑らかさを効率良く維持できる誤差拡散装置ならびに表示装置を提供することである。
本発明の表示装置は、nビットの第1の映像信号に、注目画素より過去に生じた再現誤差を加算して拡散出力信号を得て前記第1の映像信号より少ないビット数mで第2の映像信号を出力するようにし、前記再現誤差として前記拡散出力信号の下位(n−m)ビットを用いる誤差拡散装置において、赤色または青色映像信号の前記再現誤差を遅延させる複数の遅延手段のうち少なくとも1つの遅延手段のビット数が前記緑色映像信号の対応する遅延手段のビット数より小さいことを特徴とする。
上記の構成によれば、PDPなどの表示装置に表示可能なビット数を超える映像信号が入力された場合に、前記再現誤差として前記拡散出力信号の下位ビットを用いて出力映像信号の輝度の滑らかな変化を得る誤差拡散装置において、映像の階調再現性を維持するとともに、輝度に対する人の視覚特性を考慮して、赤色または青色映像信号の前記再現誤差を遅延させる複数の遅延手段のうち少なくとも1つの遅延手段のビット数が前記緑色映像信号の対応する遅延手段のビット数より小さいので、遅延手段の容量がより少なくなっており材料費がより安く抑えられている。また、赤色または青色の輝度に関する寄与度は緑色のそれに比べて低いので、上記の構成によれば材料費を削減しつつも見た目の輝度の滑らかさを効率よく維持することが可能である。
更にまた、本発明の表示装置では、前記青色映像信号の遅延手段は、複数の遅延手段のうち少なくとも1つの遅延手段のビット数が前記赤色映像信号の対応する遅延手段のビット数より小さいことを特徴とする。
上記構成によれば、映像の階調再現性を維持するとともに、前記青色映像信号の複数の遅延手段のうち少なくとも1つの遅延手段のビット数が前記赤色映像信号の対応する遅延手段のビット数より小さいので、遅延手段の容量が更に少なくなっており材料費が更に安く抑えられている。また、青色の輝度に関する寄与度は緑色ならびに赤色のそれに比べて低いので、上記の構成によれば材料費を更に削減しつつも見た目の輝度の滑らかさを効率よく維持することが可能である。
本発明の表示装置は、以上のように、PDPなどの発光回数制御あるいはパルス幅制御などにより階調を表示する表示装置に好適に実施され、表示装置に表示可能なビット数を超える映像信号が入力された場合に、注目画素より過去に生じた再現誤差を加算して拡散出力信号を得て、前記拡散出力信号の下位ビットを用いて出力映像信号の輝度の滑らかな変化を得る誤差拡散装置において、赤色または青色色映像信号の前記再現誤差を遅延させる複数の遅延手段のうち少なくとも1つの遅延手段のビット数が前記緑色再現誤差信号の対応する遅延手段のビット数より小さい。
それゆえ遅延手段の容量がより少なくなっており材料費がより安く抑えられていると同時に赤色または青色の輝度に関する寄与度は緑色のそれに比べて低いので、材料費を削減しつつも見た目の輝度の滑らかさを効率よく維持することが可能である。
以下の実施の形態では、本発明を表示装置の一例としてPDPに適用した場合を説明する。
図1は、本発明の実施の一形態である表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
図1の表示装置は誤差拡散装置100、サブフィールド変換器200、サブフィールドパルス発生器300、PDP400、データドライバ500、走査ドライバ600ならびに維持ドライバ700を含む。
誤差拡散装置100にはR映像信号VR、G映像信号VG、B映像信号VBが入力される。また誤差拡散装置100、サブフィールド変換器200ならびにサブフィールドパルス発生器300には水平同期信号Hならびに垂直同期信号Vが入力される。
誤差拡散装置100は入力されたnビットの映像信号VR,VG,VBをmビットのR映像信号VVR、G映像信号VVGならびにB映像信号VVBにそれぞれ変換する。nおよびmは正の整数でn>mである。誤差拡散装置100により得られたmビットの映像信号VVR、VVG、VVBはサブフィールド変換器200に対して出力される。
サブフィールド変換器200は、各画素の映像データを複数のサブフィールドに対応するサブフィールドデータSDに変換し、サブフィールドデータSDをデータドライバ500に対して出力する。
サブフィールドパルス発生器300は水平同期信号Hならびに垂直同期信号Vを基準として走査タイミング信号SCと維持タイミング信号SUを発生する。サブフィールドパルス発生器300は走査タイミング信号SCを走査ドライバ600と維持タイミング信号SUを維持ドライバ700に対して出力する。
PDP400は、複数のデータ電極501、複数の走査電極601ならびに複数の維持電極701を含む。複数のデータ電極501は画面の垂直方向に配列され、複数の走査電極601ならびに複数の維持電極701は画面の水平方向に配列されている。複数の維持電極701は互いに共通に接続されている。データ電極501、走査電極601ならびに維持電極701の各交点に放電セルが形成され、各放電セルが画面上の画素を構成する。
データドライバ500は、サブフィールド変換器200からのサブフィールドデータSDに基づいて書き込みパルスを複数のデータ電極501に対して出力する。走査ドライバ600はサブフィールドパルス発生器300から与えられる走査タイミング信号SCに基づいて走査電極601を駆動する。維持ドライバ700はサブフィールドパルス発生器300から与えられる維持タイミング信号SUに基づいて維持電極701を駆動する。
図2は図1に示す表示装置に適用されるADS方式(アドレス・表示期間分離方式)を説明するための図である。なお、図2では駆動パルスの立下り時に放電を行う負極性のパルスの例を示しているが、立ち上がり時に放電を行う正極性のパルスの場合でも基本的な動作は以下と同様である。
ADS方式では1フィールドを複数のサブフィールドに時間的に分割する。例えば、1フィールドを4つのサブフィールドSF1〜SF4に分割する。各サブフィールドSF1〜SF4は初期化期間R1〜R4、書き込み期間AD1〜AD4、維持期間SUS1〜SUS4ならびに消去期間RS1〜RS4で構成される。初期化期間R1〜R4においては各サブフィールドの初期化処理が行われ、書き込み期間AD1〜AD4においては点灯される放電セルを選択するための書き込み放電が行われ、維持期間SUS1〜SUS4においては表示のための維持放電が行われる。
初期化期間R1〜R4においては維持電極701に単一の初期化パルスが印加され、走査電極601にもそれぞれ単一の初期化パルスが印加され、これにより予備放電が行われる。
書き込み期間AD1〜AD4においては走査電極601が順次走査され、データ電極501から書き込みパルスを受けた放電セルだけに所定の書き込み処理が行われ、これにより書き込み放電が行われる。
維持期間SUS1〜SUS4においては各サブフィールドSF1〜SF4に対して予め重み付けられた値に応じた維持パルスが維持電極701ならびに走査電極601に印加される。例えばサブフィールドSF1では維持電極701に維持パルス1回が印加され、走査電極601に維持パルスが1回印加され、書き込み期間AD1において選択された放電セルが2回維持放電を行う。また、サブフィールドSF2では維持電極701に維持パルスが2回印加され、走査電極601に維持パルスが2回印加され、書き込み期間AD2において選択された放電セルが4回放電を行う。
上記のように各サブフィールドSF1〜SF4では維持電極701ならびに走査電極601に1回、2回、4回、8回ずつ維持パルスが印加され、パルス数に応じた明るさで放電セルが発光する。
以下、本発明の実施の形態に係わる誤差拡散装置100について図面を参照しながら説明する。
図3は本実施の形態に係わる誤差拡散装置100の構成を示す図である。図3に示すように誤差拡散装置100は、誤差加算器1R、1G、1B、誤差分離器41R、41G、41B、画素単位遅延手段31R、31G、31B、ライン単位遅延手段32R、32G、32Bならびに乗算器21R、22R、21G、22G、21B、22Bを備える。
nビットの映像信号VR、VG、VBが誤差加算器1R、1G、1Bにそれぞれ入力され、誤差加算器1R、1G、1Bからnビットの拡散出力信号VER、VEG、VEBが誤差分離器41R、41G、41Bに対してそれぞれ出力される。誤差分離器41R、41G、41BはmビットのR映像信号VVR、G映像信号VVG、B映像信号VVBを誤差拡散装置100の出力としてサブフィールド変換器200に対してそれぞれ出力すると同時に、再現誤差信号ER、EG、EBを画素単位遅延手段31R、31G、31Bならびにライン単位遅延手段32R、32G、32Bに対して出力する。誤差分離器41R、41G、41Bの詳細については後述する。
画素単位遅延手段31R、31G、31Bの出力は乗算器21R、21G、21Bにそれぞれ接続され、ライン単位遅延手段32R、32G、32Bの出力は乗算器22R、22G、22Bにそれぞれ接続される。
乗算器21Rは画素単位遅延手段31Rの出力に対して所定の係数KDrを乗算して加算器1Rに対して出力し、乗算器21Gは画素単位遅延手段31Gの出力に対して所定の係数KDgを乗算して加算器1Gに対して出力し、乗算器21Bは画素単位遅延手段31Bの出力に対して所定の係数KDbを乗算して加算器1Bに対して出力する。
乗算器22Rはライン単位遅延手段32Rの出力に対して所定の係数KLrを乗算して加算器1Rに対して出力し、乗算器22Gはライン単位遅延手段32Gの出力に対して所定の係数KLgを乗算して加算器1Gに対して出力し、乗算器22Bはライン単位遅延手段32Bの出力に対して所定の係数KLbを乗算して加算器1Bに対して出力する。
誤差加算器1Rは、映像信号VR、乗算器21Rの出力ならびに乗算器22Rの出力を加算して拡散出力信号VERを出力する。誤差加算器1Gは、映像信号VG、乗算器21Gの出力ならびに乗算器22Gの出力を加算して拡散出力信号VEGを出力する。誤差加算器1Bは、映像信号VB、乗算器21Bの出力ならびに乗算器22Bの出力を加算して拡散出力信号VEBを出力する。
以下に誤差分離器41R、41Gならびに41Bについて説明する。
誤差分離器41Gは入力されたnビットの拡散出力信号VEGの下位ビット側の(n−m)ビットを再現誤差信号EGとして出力する。一方、誤差分離器41Rならびに41Bは(n−m−1)ビットの再現誤差信号を出力する。
(n−m−1)ビットの信号を出力する誤差分離器41Rならびに41Bは、入力された拡散出力信号VERならびにVEBの下位ビット側の(n−m)ビットから最下位ビットを捨てた(n−m−1)ビットを再現誤差信号ERならびにEBとしてそれぞれ出力する。
また、(n−m−1)ビットの再現誤差信号を出力する誤差分離器41Rならびに41Bは、入力された拡散出力信号VERならびにVEBの下位ビット側の(n−m)ビットの最下位ビットを四捨五入して得た(n−m−1)ビットを再現誤差信号ERならびにEBとしてそれぞれ出力しても良い。四捨五入回路の説明は図5を用いた実施例の中で後述する。
以上のように、RとBの再現誤差信号ERならびにEBのビット数がGの再現誤差信号EGのビット数より小さいので、Rの画素単位遅延手段31R、ライン単位遅延手段32R、Bの画素単位遅延手段31B、ライン単位遅延手段32Bのビット数がGの画素単位遅延手段31G、ライン単位遅延手段32Gより小さいのが本実施の形態の特徴である。すなわちこれにより遅延手段の容量が少なくなっており材料費がより安く抑えられる。
ここで、輝度信号Yに対して一般的に用いられる変換式Y=0.30VR+0.59VG+0.11VBから輝度に対するR、G、Bの寄与度の比はR:G:B=0.30:0.59:0.11であるので、材料費を削減しつつも見た目の輝度の滑らかさを効率よく維持することが可能であることがわかる。
図4は本実施の形態に係わる誤差拡散装置100の他の構成を示すブロック図である。
図4に示す誤差拡散装置100が、図3に示した誤差拡散装置100と異なる点は、誤差分離器41Rならびに41Bの出力する再現誤差信号ERならびにEBのビット数が(n−m)ビットである点、画素単位遅延手段31R、ライン単位遅延手段32R、画素単位遅延手段31B、ライン単位遅延手段32Bのビット数が(n−m)ビットである点、誤差分離器41Gの出力する信号に1ビットの再現誤差信号EFGが追加されている点、フィールド単位遅延手段33Gが追加されている点、乗算器23Gが追加されている点である。
追加された再現誤差信号EFGはフィールド単位遅延手段33Gに入力され、フィールド単位遅延手段33Gの出力は乗算器23Gに接続され、乗算器23Gの出力は誤差加算器1Gに入力される。
乗算器23Gはフィールド単位遅延手段33Gの出力に対して所定の係数KFgを乗算して加算器1Gに対して出力する。
誤差分離器41Rは入力されたnビットの拡散出力信号VERの下位ビット側の(n−m)ビットを再現誤差信号ERとして出力する。誤差分離器41Bは入力されたnビットの拡散出力信号VEBの下位ビット側の(n−m)ビットを再現誤差信号EBとして出力する。
(n−m)ビットの再現誤差信号EGと同時に1ビットの再現誤差信号EFGを出力する誤差分離器41Gは、入力されたnビットの拡散出力信号VEGの下位ビット側(n−m)ビットの信号の一部を再現誤差信号EFGとして出力し、残りの部分を再現誤差信号EGとして出力する。
この下位ビット側(n−m)の、再現誤差信号EFGならびにEGへの分離の方法は、例えば再現誤差信号EFGとEGのビット数を考慮した比例配分で決定する。あるいは再現誤差信号EFGとEGのビット数を考慮して一定の閾値を設定し、この閾値を超えた量を再現誤差信号EFGとし、残りの量を再現誤差信号EGとしても良い。
以上のように、R、Bのフィールド単位遅延手段のビット数(本実施の形態では0ビット)がGのフィールド単位遅延手段33Gより小さいのが本実施の形態の特徴である。すなわちこれにより遅延手段の容量が少なくなっており材料費がより安く抑えられる。
ここで、再現誤差信号をフィールド単位で遅延させることの意味を説明する。
表示の再現誤差を画素単位あるいはライン単位で遅延させて入力映像信号に加算することは、過去の再現誤差として周辺画素の再現誤差を扱うことに対応する。
再現誤差をフィールド単位で遅延させることは過去の再現誤差として1フィード前に(あるいはそれ以上)注目画素において発生した再現誤差を注目画素に対して加算することであり、すなわち再現誤差を注目画素自身の信号レベルにフィードバックして解決するので、注目画素の輝度が本来あるべきレベルに制御されやすく、過去の再現誤差として周辺画素の再現誤差のみを扱う場合に比較してより好ましい。
本実施の形態においても、材料費を削減しつつも見た目の輝度の滑らかさを効率よく維持することが可能であることがわかる。
図5は本実施の形態に係わる誤差拡散装置100の更に別の構成を示すブロック図である。
図5に示す誤差拡散装置100が、図3に示した誤差拡散装置100と異なる点は、誤差分離器41Bの出力する再現誤差信号EBのビット数が(n−m−2)ビットである点、画素単位遅延手段31B、ライン単位遅延手段32Bのビット数が(n−m−2)ビットである点である。
(n−m−2)ビットの再現誤差信号を出力する誤差分離器41Bは、入力された拡散出力信号VEBの下位ビット側の(n−m)ビットから最下位ビット側から2ビットを捨てた(n−m−2)ビットを再現誤差信号EBとして出力する。
また、(n−m−2)ビットの信号を出力する誤差分離器41Bは、入力された拡散出力信号VEBの下位ビット側の(n−m)ビットの最下位ビット側から2番目のビットを四捨五入して得た(n−m−2)ビットを再現誤差信号EBとして出力しても良い。
ここで四捨五入を行う誤差分離器41Bについて、最下位ビット側から2ビットを捨てた(n−m−2)ビットを再現誤差信号EBとして出力する誤差分離器41Bと比較しながら図6を用いて説明する。なお簡単のため、n=8、m=4の具体例を用いる。
図6の(ア)は四捨五入を行わない誤差分離器41Bの説明図である。
8ビットの映像信号VEB[7:0]が誤差分離器41Bに入力され、上位側の4ビットVEB[7:4]がB映像信号VVB[3:0]として出力される。下位側の4ビットVEB[3:0]から最下位側2ビットVEB[1:0]を捨てた2ビットVEB[3:2]を再現誤差信号EB[1:0]として出力する。
図6の(イ)は四捨五入を行う誤差分離器41Bの説明図である。
(ア)と異なるところはB映像信号の下位側の4ビットVEB[3:0]から最下位側2ビットVEB[1:0]を除いた2ビットVEB[3:2]が2ビットアダー(2ビット加算器)のA入力AINに接続され、グランドレベルがB入力BINに接続され、最下位ビット側から2番目のビットVEB[1]がキャリー入力CI(桁上がり入力)に接続され、2ビットアダーの加算出力Oとキャリー出力CO(桁上がり出力)の論理和が2ビットのBの再現誤差信号EB[1:0]として出力されている点である。
図6の(イ)の構成によれば、図6の(ア)の構成においては捨てていたVEB[1:0]の取り得る4つの値「0」,「1」,「2」ならびに「3」のうちVEB[1]の値が1となる「2」ならびに「3」の場合にVEB[3:2]に1が加算され、すなわち直下のビットに1が立つ場合にVEB[3:2]の値が1大きくなり四捨五入されていることがわかる。
なお加算出力Oとキャリー出力COの論理和演算は加算による桁あふれを防止するリミッターである。
以上のように、Bの再現誤差信号EBのビット数がRの再現誤差信号ERのビット数より少なくかつRの再現誤差信号ERのビット数がGの再現誤差信号EGのビット数より少ないので、Bの画素単位遅延手段31Bならびにライン単位遅延手段32Bのビット数がRの画素単位遅延手段31Rならびにライン単位遅延手段32Rのビット数より小さくかつRの画素単位遅延手段31Rならびにライン単位遅延手段32Rのビット数がGの画素単位遅延手段31Gならびにライン単位遅延手段32Gのビット数より小さいのが本実施の形態の特徴である。すなわちこれにより遅延手段の容量が更に少なくなっており材料費が更に安く抑えられる。
ここで、前述のように、輝度信号Yに対して一般的に用いられる変換式Y=0.30VR+0.59VG+0.11VBから輝度に対するR、G、Bの寄与度の比はR:G:B=0.30:0.59:0.11であるので、本実施の形態においては輝度に対する寄与度のより低い色に対する遅延手段のビット数をより削減しており、材料費を更に削減しつつも見た目の輝度の滑らかさを効率よく維持することが可能であることがわかる。
なお、上述した誤差拡散装置においては、赤色、緑色、青色の全てについて、入力された映像信号よりも少ないビット数でサブフィールド変換器に出力する例について説明したが、本願発明はこれに限定されるものではない。例えば、緑色のビット数を入力された映像信号のビット数と同じビット数のまま出力し、一方、青色及び赤色については、上述した例と同様に入力された映像信号よりも少ないビット数でサブフィールド変換器に出力する。これにより、青色と赤色については、遅延手段の容量が少なくなっておりコストを軽減することが可能になるとともに、輝度に対する寄与度の高い緑色のビット数を入力された映像信号のビット数と同じビット数のまま出力していることにより、輝度の滑らかな映像信号を出力することが可能になるものである。同様に、緑色と赤色のビット数を入力された映像信号のビット数と同じビット数のまま出力し、一方、青色については、上述した例と同様に入力された映像信号よりも少ないビット数でサブフィールド変換器に出力することも可能である。これにより、青色については、遅延手段の容量が少なくなっておりコストを軽減することが可能になるとともに、輝度に対する寄与度の高い緑色及び赤色のビット数を入力された映像信号のビット数と同じビット数のまま出力していることにより、輝度の滑らかな映像信号を出力することが可能になるものである。
本発明は、PDPなどの発光回数制御あるいはパルス幅制御などにより階調を表示する表示装置に好適に実施され、表示装置に表示可能なビット数を超える映像信号が入力された場合に、注目画素より過去に生じた再現誤差を加算して拡散出力信号を得て、前記拡散出力信号の下位ビットを用いて出力映像信号の輝度の滑らかな変化を得る誤差拡散装置において、遅延手段の容量を削減して材料費を削減しつつも見た目の輝度の滑らかさを効率よく維持することができる。
本発明の実施の形態に係わる表示装置の構成を表すブロック図 図1に示すPDP装置に適用されるADS方式を示す図 本実施の形態に係わる誤差拡散装置の構成を示す図 本実施の形態に係わる誤差拡散装置の構成を示す図 本実施の形態に係わる誤差拡散装置の構成を示す図 本実施の形態に係わる誤差分離器の構成を示す図 従来技術のディスプレイ装置の構成を示すブロック図
符号の説明
1 誤差加算器
21,22,23 乗算器
31 画素単位遅延手段
32 ライン単位遅延手段
33 フィールド単位遅延手段
41 誤差分離器
100 誤差拡散装置
200 サブフィールド変換器
300 サブフィールドパルス発生器
400 PDP
500 データドライバ
501 データ電極
600 走査ドライバ
601 走査電極
700 維持ドライバ
701 維持電極

Claims (7)

  1. nビットの第1の映像信号に、注目画素より過去に生じた再現誤差を加算して拡散出力信号を得て前記第1の映像信号より少ないビット数mで第2の映像信号を出力するようにし、前記再現誤差信号として前記拡散出力信号の下位(n−m)ビットを用いる誤差拡散装置において、
    赤色または青色映像信号の前記再現誤差信号を遅延させる複数の遅延手段のうち少なくとも1つの遅延手段のビット数が前記緑色再現誤差信号の対応する遅延手段のビット数より小さいことを特徴とする誤差拡散装置。
  2. 前記青色再現誤差信号の遅延手段は、複数の遅延手段のうち少なくとも1つの遅延手段のビット数が前記赤色再現誤差信号の対応する遅延手段のビット数より小さいことを特徴とする請求項1記載の誤差拡散装置。
  3. nビットの第1の映像信号に、注目画素より過去に生じた再現誤差を加算して拡散出力信号を得て前記第1の映像信号より少ないビット数mで第2の映像信号を出力するようにし、前記再現誤差として前記拡散出力信号の下位(n−m)ビットを用いる誤差拡散装置において、
    前記誤差拡散装置により得られた映像信号を表示する表示パネルとを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の誤差拡散装置。
  4. 入力されたnビットの第1映像信号をmビット(n>m)の第2映像信号として出力する誤差拡散装置であって、
    nビットの映像信号からn−mビットの第1の再現誤差信号を分離する誤差分離器と、前記誤差分離器から分離された前記第1の再現誤差信号を格納する画素単位遅延手段と、前記画素単位遅延手段に格納された前記第1の再現誤差信号に所定の係数を乗算した値とnビットの第1映像信号とを加算する誤差加算器と、前記誤差加算器から出力された拡散出力信号からmビットの第2映像信号を分離する誤差分離器とからなる第1誤差拡散手段と、
    nビットの映像信号からn−pビット(p>m)の第2の再現誤差信号を分離する誤差分離器と、前記誤差分離器から分離された前記第2の再現誤差信号を格納する画素単位遅延手段と、前記画素単位遅延手段に格納された前記第2の再現誤差信号に所定の係数を乗算した値とnビットの第1映像信号とを加算する誤差加算器と、前記誤差加算器から出力された拡散出力信号からmビットの第2映像信号を分離する誤差分離器とからなる第2誤差拡散手段とを備え、
    前記第1誤差拡散手段は緑色の映像信号の誤差拡散を行い、前記第2誤差拡散手段は青色又は赤色に関する映像信号の誤差拡散を行うことを特徴とする誤差拡散装置。
  5. 前記第1誤差拡散手段は、さらに、前記誤差分離器から分離された前記第1の再現誤差信号をライン単位で格納するライン単位遅延手段を備え、前記誤差加算器は、前記画素単位遅延手段に格納された前記第1の再現誤差信号に所定の係数を乗算した値と前記ライン単位遅延に格納された前記第1の再現誤差信号に所定の係数を乗算した値とnビットの第1映像信号とを加算する誤差加算器とを備え、
    前記第2誤差拡散手段は、さらに、前記誤差分離器から分離された前記第2の再現誤差信号をライン単位で格納するライン単位遅延手段を備え、前記誤差加算器は、前記画素単位遅延手段に格納された前記第2の再現誤差信号に所定の係数を乗算した値と前記ライン単位遅延に格納された前記第2の再現誤差信号に所定の係数を乗算した値とnビットの第1映像信号とを加算する誤差加算器とを備えたことを特徴とする請求項4記載の誤差拡散装置。
  6. 入力されたnビットの第1映像信号をmビット(n>m)の第2映像信号として出力する誤差拡散装置であって、
    nビットの映像信号からn−mビットの第1の再現誤差信号を分離する誤差分離器と、前記誤差分離器から分離された前記第1の再現誤差信号を格納する画素単位遅延手段と、前記誤差分離器から分離された前記第1の再現誤差信号をフィールド単位で格納するフィールド単位遅延手段と、前記画素単位遅延手段に格納された前記第1の再現誤差信号に所定の係数を乗算した値と前記フィールド単位遅延に格納された前記第1の再現誤差信号に所定の係数を乗算した値とnビットの第1映像信号とを加算する誤差加算器と、前記誤差加算器から出力された拡散出力信号からmビットの第2映像信号を分離する誤差分離器とからなる第1誤差拡散手段と、
    nビットの映像信号からn−mビットの第2の再現誤差信号を分離する誤差分離器と、前記誤差分離器から分離された前記第2の再現誤差信号を格納する画素単位遅延手段と、前記画素単位遅延手段に格納された前記第2の再現誤差信号に所定の係数を乗算した値とnビットの第1映像信号とを加算する誤差加算器と、前記誤差加算器から出力された拡散出力信号からmビットの第2映像信号を分離する誤差分離器とからなる第2誤差拡散手段とを備え、
    前記第1誤差拡散手段は緑色の映像信号の誤差拡散を行い、前記第2誤差拡散手段は青色又は赤色に関する映像信号の誤差拡散を行うことを特徴とする誤差拡散装置。
  7. 前記誤差拡散装置は、さらに、nビットの映像信号からn−qビット(q>p)の第3再現誤差信号を分離する誤差分離器と、前記誤差分離器から分離された前記第3再現誤差信号を格納する画素単位遅延手段と、前記画素単位遅延手段に格納された前記第3再現誤差信号に所定の係数を乗算した値とnビットの第1映像信号とを加算する誤差加算器と、前記誤差加算器から出力された拡散出力信号からmビットの第3映像信号を分離する誤差分離器とからなる第3誤差拡散手段とを備え、前記第2誤差拡散手段は赤色の映像信号の誤差拡散を行い、前記代3誤差拡散手段は青色の映像信号の誤差拡散を行うことを特徴とする請求項4から6いずれか記載の誤差拡散装置。
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