JPH10326594A - 電球形蛍光ランプ、コンパクト形蛍光ランプおよび照明器具 - Google Patents
電球形蛍光ランプ、コンパクト形蛍光ランプおよび照明器具Info
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- JPH10326594A JPH10326594A JP9137377A JP13737797A JPH10326594A JP H10326594 A JPH10326594 A JP H10326594A JP 9137377 A JP9137377 A JP 9137377A JP 13737797 A JP13737797 A JP 13737797A JP H10326594 A JPH10326594 A JP H10326594A
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- fluorescent lamp
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B20/00—Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
Landscapes
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】振動や衝撃が加わってもガラスバルブまたはグ
ローブにクラックが発生することを抑制した電球形蛍光
ランプを提供する。 【解決手段】電球形蛍光ランプＡは、蛍光発光管１の両
端部に塗布されたシランカップリング剤を含有する接着
補助剤９を介して前記発光管１とホルダ２の保持部２ａ
とを固着するバルブ用接着剤５を具備している。また、
ガラスグローブ７にも接着補助剤９が塗布されており、
この接着補助剤９を介してグローブ７とケース３または
ホルダ２とを固着するグローブ用シリコーン接着剤４を
具備している。これにより、ガラス−接着剤との間の界
面剥離が抑制され、蛍光発光管１またはグローブ７の接
着強度を向上させることができる。
ローブにクラックが発生することを抑制した電球形蛍光
ランプを提供する。 【解決手段】電球形蛍光ランプＡは、蛍光発光管１の両
端部に塗布されたシランカップリング剤を含有する接着
補助剤９を介して前記発光管１とホルダ２の保持部２ａ
とを固着するバルブ用接着剤５を具備している。また、
ガラスグローブ７にも接着補助剤９が塗布されており、
この接着補助剤９を介してグローブ７とケース３または
ホルダ２とを固着するグローブ用シリコーン接着剤４を
具備している。これにより、ガラス−接着剤との間の界
面剥離が抑制され、蛍光発光管１またはグローブ７の接
着強度を向上させることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電球形蛍光ランプ
およびこれを装着した照明器具に関する。
およびこれを装着した照明器具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電球形蛍光ランプは、例えば特開
平７−１４５４６号公報が知られている。この電球形蛍
光ランプは、ダブルＵ字蛍光発光管の両端部がホルダの
保持部に、ホルダに近接した蛍光発光管の屈曲部がホル
ダの凸部にそれぞれシリコーン接着剤で固着されてい
る。
平７−１４５４６号公報が知られている。この電球形蛍
光ランプは、ダブルＵ字蛍光発光管の両端部がホルダの
保持部に、ホルダに近接した蛍光発光管の屈曲部がホル
ダの凸部にそれぞれシリコーン接着剤で固着されてい
る。
【０００３】また、蛍光発光管を覆うグローブは、例え
ば特開平６−３４２６４２号公報に示されるように、そ
の開口端がホルダとケースとの間でシリコーン接着剤で
固着されている。
ば特開平６−３４２６４２号公報に示されるように、そ
の開口端がホルダとケースとの間でシリコーン接着剤で
固着されている。
【０００４】これら、蛍光発光管およびグローブはガラ
ス製であって、シリコーン接着剤によって樹脂製のホル
ダまたはケースに固着されている。
ス製であって、シリコーン接着剤によって樹脂製のホル
ダまたはケースに固着されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蛍光発
光管またはグローブは、ホルダまたはケースに固着され
る前に長期間放置されるとガラス表面に埃や水分が付着
する。この状態で表面にシリコーン接着剤を被すると界
面剥離を起こすことがあり、接着強度が低下することが
考えられる。
光管またはグローブは、ホルダまたはケースに固着され
る前に長期間放置されるとガラス表面に埃や水分が付着
する。この状態で表面にシリコーン接着剤を被すると界
面剥離を起こすことがあり、接着強度が低下することが
考えられる。
【０００６】シリコーン接着剤の接着強度が低いと、輸
送時等の振動または衝撃により蛍光発光管またはグロー
ブが揺動し、ホルダやグローブ等にあたってクラックが
生じたり破損してしまうおそれがある。
送時等の振動または衝撃により蛍光発光管またはグロー
ブが揺動し、ホルダやグローブ等にあたってクラックが
生じたり破損してしまうおそれがある。
【０００７】また、接着強度を高くするためには、シリ
コーン接着剤の被着量を多くすればよいが、単にシリコ
ーン接着剤の量を増加するとコストが上昇する。さら
に、近年蛍光ランプは小形化の傾向にあるので、被着で
きるシリコーン接着剤の量にも制限がある。
コーン接着剤の被着量を多くすればよいが、単にシリコ
ーン接着剤の量を増加するとコストが上昇する。さら
に、近年蛍光ランプは小形化の傾向にあるので、被着で
きるシリコーン接着剤の量にも制限がある。
【０００８】本発明は、蛍光ランプに振動や衝撃が加わ
っても蛍光発光管またはガラスグローブにクラックが発
生することを抑制した電球形蛍光ランプ、コンパクト形
蛍光ランプまたはこれらを用いた照明器具を提供するこ
とを目的とする。
っても蛍光発光管またはガラスグローブにクラックが発
生することを抑制した電球形蛍光ランプ、コンパクト形
蛍光ランプまたはこれらを用いた照明器具を提供するこ
とを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１の電球形蛍光ラ
ンプは、屈曲部を形成したガラスバルブを有する蛍光発
光管と；蛍光発光管の両端部を保持する保持部を有する
ホルダと；ホルダの背方に配設された蛍光発光管の点灯
回路と；点灯回路を収納するようにホルダに取付けられ
たケースと；ケース側に配設された口金と；前記発光管
の両端部に塗布された接着補助剤を介して前記発光管と
ホルダの保持部と固着するバルブ用接着剤と；を具備し
ていることを特徴とする。
ンプは、屈曲部を形成したガラスバルブを有する蛍光発
光管と；蛍光発光管の両端部を保持する保持部を有する
ホルダと；ホルダの背方に配設された蛍光発光管の点灯
回路と；点灯回路を収納するようにホルダに取付けられ
たケースと；ケース側に配設された口金と；前記発光管
の両端部に塗布された接着補助剤を介して前記発光管と
ホルダの保持部と固着するバルブ用接着剤と；を具備し
ていることを特徴とする。
【００１０】請求項２の電球形蛍光ランプは、屈曲部を
形成したガラスバルブを有する蛍光発光管と；蛍光発光
管の両端部を保持する保持部を有するホルダと；ホルダ
の背方に配設された蛍光発光管の点灯回路と；点灯回路
を収納するようにホルダに取付けられたケースと；蛍光
発光管を覆うようにケースまたはホルダに取付けられた
ガラスグローブと；ケース側に配設された口金と；前記
グローブに塗布された接着補助剤を介して前記グローブ
をケースまたはホルダに固着するグローブ用シリコーン
接着剤と；を具備していることを特徴とする。
形成したガラスバルブを有する蛍光発光管と；蛍光発光
管の両端部を保持する保持部を有するホルダと；ホルダ
の背方に配設された蛍光発光管の点灯回路と；点灯回路
を収納するようにホルダに取付けられたケースと；蛍光
発光管を覆うようにケースまたはホルダに取付けられた
ガラスグローブと；ケース側に配設された口金と；前記
グローブに塗布された接着補助剤を介して前記グローブ
をケースまたはホルダに固着するグローブ用シリコーン
接着剤と；を具備していることを特徴とする。
【００１１】請求項３のコンパクト形蛍光ランプは、屈
曲部を形成したガラスバルブを有する蛍光発光管と；蛍
光発光管の両端部を保持する保持部を有するホルダと；
ホルダに取付けられたケースと；ケース側に配設された
口金と；前記発光管の両端部に塗布された接着補助剤を
介して前記発光管とホルダの保持部と固着するバルブ用
接着剤と；を具備していることを特徴とする。
曲部を形成したガラスバルブを有する蛍光発光管と；蛍
光発光管の両端部を保持する保持部を有するホルダと；
ホルダに取付けられたケースと；ケース側に配設された
口金と；前記発光管の両端部に塗布された接着補助剤を
介して前記発光管とホルダの保持部と固着するバルブ用
接着剤と；を具備していることを特徴とする。
【００１２】本発明において、蛍光発光管は、屈曲部を
有していればよく、したがってダブルＵ、トリプルＵ等
のいろいろな形状を備えた蛍光発光管であることを許容
する。また、蛍光発光管は細長いガラスバルブの両端内
に一対のフィラメント電極を封着し、内面に直接または
間接的に蛍光体層を被着して、内部に希ガスおよび水銀
等の放電媒体を封入している。蛍光体としては、３波長
発光形の希土類蛍光体やハロ燐酸カルシウム蛍光体等を
用いることができる。
有していればよく、したがってダブルＵ、トリプルＵ等
のいろいろな形状を備えた蛍光発光管であることを許容
する。また、蛍光発光管は細長いガラスバルブの両端内
に一対のフィラメント電極を封着し、内面に直接または
間接的に蛍光体層を被着して、内部に希ガスおよび水銀
等の放電媒体を封入している。蛍光体としては、３波長
発光形の希土類蛍光体やハロ燐酸カルシウム蛍光体等を
用いることができる。
【００１３】ホルダは、蛍光発光管を支持するものであ
れば、盤状である必要はないが、盤状であることは好ま
しいことである。ホルダの保持部は蛍光発光管の両端部
が挿入可能な形状であればよいが、蛍光発光管外径より
もわずかに径大の挿入孔が形成されるのが好ましい。
れば、盤状である必要はないが、盤状であることは好ま
しいことである。ホルダの保持部は蛍光発光管の両端部
が挿入可能な形状であればよいが、蛍光発光管外径より
もわずかに径大の挿入孔が形成されるのが好ましい。
【００１４】点灯回路はインバータタイプが好ましい
が、本発明の性質上これに限定されない。
が、本発明の性質上これに限定されない。
【００１５】口金はＥ形と称されるねじ込みタイプが通
常使用されるが、これに限定されない。また、ケースに
直接装着される必要はなく、間接的にケースに装着され
るもの等でもよい。
常使用されるが、これに限定されない。また、ケースに
直接装着される必要はなく、間接的にケースに装着され
るもの等でもよい。
【００１６】グローブは、光透過性を有していれば、光
拡散性、透明性のいずれであってもよく、模様または着
色が施してあるものでもよい。グローブの材質はガラ
ス、プラスチックのいずれでもよい。グローブの形状は
任意であるが、一般に普及している球類似のいわゆるＧ
形と称される形状、先端球形で円筒状のいわゆるＴ形と
称される形状等を採用することができる。
拡散性、透明性のいずれであってもよく、模様または着
色が施してあるものでもよい。グローブの材質はガラ
ス、プラスチックのいずれでもよい。グローブの形状は
任意であるが、一般に普及している球類似のいわゆるＧ
形と称される形状、先端球形で円筒状のいわゆるＴ形と
称される形状等を採用することができる。
【００１７】グローブ用シリコーン接着剤およびバルブ
用シリコーン接着剤は、硬化前に流動性を有し加熱によ
って硬化する材質が製造上好ましい。
用シリコーン接着剤は、硬化前に流動性を有し加熱によ
って硬化する材質が製造上好ましい。
【００１８】接着補助剤としては、ガラス質と樹脂製接
着剤との被着強度が高いもので有れば適用可能であり、
その材質は特に限定されない。
着剤との被着強度が高いもので有れば適用可能であり、
その材質は特に限定されない。
【００１９】本発明の電球形蛍光ランプまたはコンパク
ト形蛍光ランプは、蛍光発光管またはグローブに接着補
助剤が塗布されているので、ガラス−接着剤との間の界
面剥離が抑制されて、蛍光発光管またはグローブの接着
強度が向上する。
ト形蛍光ランプは、蛍光発光管またはグローブに接着補
助剤が塗布されているので、ガラス−接着剤との間の界
面剥離が抑制されて、蛍光発光管またはグローブの接着
強度が向上する。
【００２０】これにより、蛍光ランプに輸送時等の振動
または衝撃が加わっても、蛍光発光管またはグローブに
クラックが生じたり破損してしまうことが防止される。
または衝撃が加わっても、蛍光発光管またはグローブに
クラックが生じたり破損してしまうことが防止される。
【００２１】さらに、シリコーン接着剤の使用量を多く
することなく接着強度を高くすることができ、コストが
抑えられるとともに蛍光ランプの小形化に貢献する。
することなく接着強度を高くすることができ、コストが
抑えられるとともに蛍光ランプの小形化に貢献する。
【００２２】請求項４は、請求項１ないし３いずれか一
記載の蛍光ランプにおいて、接着補助剤は、シランカッ
プリング剤であることを特徴とする。
記載の蛍光ランプにおいて、接着補助剤は、シランカッ
プリング剤であることを特徴とする。
【００２３】シランカップリング剤は、イソプロパノー
ル等の塗れ性のよい溶液に分散してプライマーを調整
し、このプライマーを塗布して形成してもよい。シラン
カップリング剤を含有しているプライマーとしては、東
芝シリコーン（株）製「ＸＰ８１−６１１」、「ＭＥ１
５１」、「ＭＥ１５３」等が挙げられるが、これらに限
定されない。
ル等の塗れ性のよい溶液に分散してプライマーを調整
し、このプライマーを塗布して形成してもよい。シラン
カップリング剤を含有しているプライマーとしては、東
芝シリコーン（株）製「ＸＰ８１−６１１」、「ＭＥ１
５１」、「ＭＥ１５３」等が挙げられるが、これらに限
定されない。
【００２４】請求項４の発明によれば、安価で量産性に
優れた蛍光ランプを提供することができる。
優れた蛍光ランプを提供することができる。
【００２５】請求項５の照明器具は、請求項１ないし４
いずれか一記載の蛍光ランプと；この蛍光ランプを装着
する照明器具本体と；を具備していることを特徴とす
る。
いずれか一記載の蛍光ランプと；この蛍光ランプを装着
する照明器具本体と；を具備していることを特徴とす
る。
【００２６】本発明の照明器具は、天井直付け形、壁面
取付け形、天井吊下げ形等任意の照明器具に適用する。
また、屋内用に限らないで、屋外用にも適用する。
取付け形、天井吊下げ形等任意の照明器具に適用する。
また、屋内用に限らないで、屋外用にも適用する。
【００２７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【００２８】図１は、本発明の第１の実施形態の電球形
蛍光ランプを示す側面断面図である。
蛍光ランプを示す側面断面図である。
【００２９】図において、Ａは電球形蛍光ランプ、１は
蛍光発光管、２はホルダ、３はケース、４はグローブ用
シリコーン接着剤、５はバルブ用シリコーン接着剤、６
は点灯回路、７はグローブ、８は口金である。
蛍光発光管、２はホルダ、３はケース、４はグローブ用
シリコーン接着剤、５はバルブ用シリコーン接着剤、６
は点灯回路、７はグローブ、８は口金である。
【００３０】蛍光発光管１は、内部に蛍光体層が形成さ
れており、両端部および中間に屈曲部１ａを形成したガ
ラスバルブからなる。蛍光発光管１の曲成は、１本のガ
ラスバルブを中央部で折り返して１／２の長さにし、さ
らにこれを略中央で折り返して第１直線部とこれと平行
な第２直線部を含んで略１／４の長さにしたいわゆるダ
ブルＵ字形を呈している。なお、１ｂは両端部から導出
されたリード線、１ｃは排気チップ、１ｄは排気チップ
１ｃ内に配設された水銀蒸気圧制御用アマルガム、１ｅ
はフィラメント電極、１ｆは始動補助用アマルガムであ
る。
れており、両端部および中間に屈曲部１ａを形成したガ
ラスバルブからなる。蛍光発光管１の曲成は、１本のガ
ラスバルブを中央部で折り返して１／２の長さにし、さ
らにこれを略中央で折り返して第１直線部とこれと平行
な第２直線部を含んで略１／４の長さにしたいわゆるダ
ブルＵ字形を呈している。なお、１ｂは両端部から導出
されたリード線、１ｃは排気チップ、１ｄは排気チップ
１ｃ内に配設された水銀蒸気圧制御用アマルガム、１ｅ
はフィラメント電極、１ｆは始動補助用アマルガムであ
る。
【００３１】ホルダ２は、ＰＢＴ等の合成樹脂製であっ
て盤状をなしており、保持部２ａと盤面に形成した平面
部２ｂとを有している。平面部２ｂはその中心が蛍光発
光管１の屈曲部１ａにほぼ対向するように形成されてい
る。
て盤状をなしており、保持部２ａと盤面に形成した平面
部２ｂとを有している。平面部２ｂはその中心が蛍光発
光管１の屈曲部１ａにほぼ対向するように形成されてい
る。
【００３２】そして、蛍光発光管１の両端部をホルダ２
の保持部２ａにおいてバルブ用シリコーン接着剤５によ
って固定している。また、屈曲部１ａも平面部２ｂに被
着されたバルブ用シリコーン接着剤５によってホルダ２
に固定されている。
の保持部２ａにおいてバルブ用シリコーン接着剤５によ
って固定している。また、屈曲部１ａも平面部２ｂに被
着されたバルブ用シリコーン接着剤５によってホルダ２
に固定されている。
【００３３】ケース３は、ＰＢＴ等の合成樹脂製であっ
て盃のような形状をなしており、ホルダ２に被冠され
て、内部に空間３ａが形成されている。ホルダ２の開放
端の内面には図示しない係合突起と係止部が数箇所に形
成されており、ホルダ２の周縁部をケース３の開放端に
嵌合すると、周縁部の前面が係止部に係止した状態で係
合突起が周縁部の背面に当接してホルダー２とケース３
とは一体化される。ケース３の頂部には口金８の取付部
３ｂが形成されている。
て盃のような形状をなしており、ホルダ２に被冠され
て、内部に空間３ａが形成されている。ホルダ２の開放
端の内面には図示しない係合突起と係止部が数箇所に形
成されており、ホルダ２の周縁部をケース３の開放端に
嵌合すると、周縁部の前面が係止部に係止した状態で係
合突起が周縁部の背面に当接してホルダー２とケース３
とは一体化される。ケース３の頂部には口金８の取付部
３ｂが形成されている。
【００３４】点灯回路６は、ホルダ２の背面側に配設さ
れている。この点灯回路はインバータを主体として構成
されており、コンデンサ、トランジスタ、インダクタお
よび抵抗器等の回路部品が配線基板に実装されている。
そして、配線基板がホルダ２の背面に適当な距離を隔て
て固定されている。なお、回路基板の中でも整流波形を
平滑する電解コンデンサ６ａはその回路上どうしても高
さ寸法が大きくなるので、ケース３内の空間３ａの最も
高いほぼ中心位置に配設される。また、蛍光発光管１と
点灯回路６とは、ホルダ２の背面側において、配線基板
に突設された結線棒６ｂに蛍光発光管１のリード線１ｂ
を巻付けて所要に電気接続されている。
れている。この点灯回路はインバータを主体として構成
されており、コンデンサ、トランジスタ、インダクタお
よび抵抗器等の回路部品が配線基板に実装されている。
そして、配線基板がホルダ２の背面に適当な距離を隔て
て固定されている。なお、回路基板の中でも整流波形を
平滑する電解コンデンサ６ａはその回路上どうしても高
さ寸法が大きくなるので、ケース３内の空間３ａの最も
高いほぼ中心位置に配設される。また、蛍光発光管１と
点灯回路６とは、ホルダ２の背面側において、配線基板
に突設された結線棒６ｂに蛍光発光管１のリード線１ｂ
を巻付けて所要に電気接続されている。
【００３５】グローブ７は、ガラスで形成されており、
光拡散性であって乳白色の外観を呈している。グローブ
７は、蛍光発光管１を包囲した状態でケース３と一体化
されて外囲器を構成している。すなわち、グローブ７の
開口端はケース３の開放端とホルダ２の周縁部との間に
形成された環状溝内でグローブ用シリコーン接着剤４に
よって固定されている。そして、ホルダ２は外囲器を蛍
光発光管１側の発光室と、点灯回路側の点灯回路室とに
分離している。
光拡散性であって乳白色の外観を呈している。グローブ
７は、蛍光発光管１を包囲した状態でケース３と一体化
されて外囲器を構成している。すなわち、グローブ７の
開口端はケース３の開放端とホルダ２の周縁部との間に
形成された環状溝内でグローブ用シリコーン接着剤４に
よって固定されている。そして、ホルダ２は外囲器を蛍
光発光管１側の発光室と、点灯回路側の点灯回路室とに
分離している。
【００３６】９は、シランカップリング剤を含有するプ
ライマーからなる接着補助剤であり、グローブ用シリコ
ーン接着剤４が被着されるグローブの部位とバルブ用シ
リコーン接着剤５が被着されるガラスバルブの部位とに
塗布されている。
ライマーからなる接着補助剤であり、グローブ用シリコ
ーン接着剤４が被着されるグローブの部位とバルブ用シ
リコーン接着剤５が被着されるガラスバルブの部位とに
塗布されている。
【００３７】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
る。
【００３８】蛍光発光管１またはグローブ７のシリコー
ン接着剤（４，５）被着箇所に接着補助剤９が塗布され
ることにより、シリコーン接着剤（４，５）のガラス−
接着剤との間の界面剥離が抑制される。
ン接着剤（４，５）被着箇所に接着補助剤９が塗布され
ることにより、シリコーン接着剤（４，５）のガラス−
接着剤との間の界面剥離が抑制される。
【００３９】これにより、蛍光ランプに輸送時等の振動
または衝撃が加わっても、蛍光発光管１またはグローブ
７の接着強度が向上し、クラックが生じたり破損してし
まうことが防止される。
または衝撃が加わっても、蛍光発光管１またはグローブ
７の接着強度が向上し、クラックが生じたり破損してし
まうことが防止される。
【００４０】さらに、シリコーン接着剤（４，５）の使
用量を多くすることなく接着強度を高くすることができ
るので、コストが抑えられるとともに、蛍光ランプを小
形化してシリコーン接着剤（４，５）の使用量を低くし
ても強度が低下しない。
用量を多くすることなく接着強度を高くすることができ
るので、コストが抑えられるとともに、蛍光ランプを小
形化してシリコーン接着剤（４，５）の使用量を低くし
ても強度が低下しない。
【００４１】本実施形態では、グローブ７を有する電球
形蛍光ランプについて説明したが、グローブのない電球
形蛍光ランプの蛍光発光管についても本実施形態と同様
の構成が適用可能である。
形蛍光ランプについて説明したが、グローブのない電球
形蛍光ランプの蛍光発光管についても本実施形態と同様
の構成が適用可能である。
【００４２】なお、グローブ用シリコーン接着剤４の硬
度は５０度未満、バルブ用シリコーン接着剤の硬度は５
０度以上であることが好ましい。硬度は、日本工業規格
の「ＪＩＳ Ｋ ６３０１」の測定方法で定義されたも
のであるが、ここで定義した硬度と同等の値を示すもの
であれば他の測定方法によって定義してもよい。
度は５０度未満、バルブ用シリコーン接着剤の硬度は５
０度以上であることが好ましい。硬度は、日本工業規格
の「ＪＩＳ Ｋ ６３０１」の測定方法で定義されたも
のであるが、ここで定義した硬度と同等の値を示すもの
であれば他の測定方法によって定義してもよい。
【００４３】グローブ用シリコーン接着剤として好まし
い硬度の範囲は２０〜４０度である。グローブ用シリコ
ーン接着剤４には、東芝シリコーン（株）製「ＸＥ１４
−Ａ７２３８＊２Ｓ」が用いられており、この硬度は約
３０度である。このシリコーン接着剤４を用いることで
ガラス製のグローブの歪を６０ｋｇ／ｃｍ2以下にする
ことができた。この他に、信越化学（株）製の「Ｘ−３
２−１３７８」を用いることもできる。
い硬度の範囲は２０〜４０度である。グローブ用シリコ
ーン接着剤４には、東芝シリコーン（株）製「ＸＥ１４
−Ａ７２３８＊２Ｓ」が用いられており、この硬度は約
３０度である。このシリコーン接着剤４を用いることで
ガラス製のグローブの歪を６０ｋｇ／ｃｍ2以下にする
ことができた。この他に、信越化学（株）製の「Ｘ−３
２−１３７８」を用いることもできる。
【００４４】バルブ用シリコーン接着剤として好ましい
硬度の範囲は５５〜７７度である。バルブ用シリコーン
接着剤５には、東芝シリコーン（株）製「ＴＥＳ３３２
０」が用いられており、この硬度は約６５度である。
硬度の範囲は５５〜７７度である。バルブ用シリコーン
接着剤５には、東芝シリコーン（株）製「ＴＥＳ３３２
０」が用いられており、この硬度は約６５度である。
【００４５】このように、グローブ用シリコーン接着剤
４およびバルブ用シリコーン接着剤５の硬度を規定する
と、振動や衝撃が加わってもグローブ７がわずかに揺動
するように固着されるので、グローブ７に応力が加わり
難くなりクラックの発生が低減する。また、蛍光発光管
１は強固に固着されるので、ガラスバルブがホルダやグ
ローブに当たり難くなり、クラックの発生が一層低減さ
れる。
４およびバルブ用シリコーン接着剤５の硬度を規定する
と、振動や衝撃が加わってもグローブ７がわずかに揺動
するように固着されるので、グローブ７に応力が加わり
難くなりクラックの発生が低減する。また、蛍光発光管
１は強固に固着されるので、ガラスバルブがホルダやグ
ローブに当たり難くなり、クラックの発生が一層低減さ
れる。
【００４６】図２は、第２の実施形態のコンパクト形蛍
光ランプを示す斜視図である。なお、図１と同一の構成
については同一の符号を付しており、機能等が相違しな
い構成については、その詳細な説明は省略する。
光ランプを示す斜視図である。なお、図１と同一の構成
については同一の符号を付しており、機能等が相違しな
い構成については、その詳細な説明は省略する。
【００４７】Ｂはコンパクト形蛍光ランプで、蛍光発光
管１はＵ字形に屈曲された一対のガラスバルブが両直線
部が対向するように並設されている。蛍光発光管１は、
Ｕ字状のガラスバルブの両端が封止されており、Ｕ字状
のガラスバルブの一端部同士が連通するように連通部１
ｇが形成され、他端部に電極１ｅが配設されて放電路を
形成している。
管１はＵ字形に屈曲された一対のガラスバルブが両直線
部が対向するように並設されている。蛍光発光管１は、
Ｕ字状のガラスバルブの両端が封止されており、Ｕ字状
のガラスバルブの一端部同士が連通するように連通部１
ｇが形成され、他端部に電極１ｅが配設されて放電路を
形成している。
【００４８】ホルダ２は、ＰＢＴ等の樹脂製であり、平
板状に形成されているとともに、蛍光発光管１の４つの
端部が挿通可能な保持部としての挿通孔２ｃが４つ形成
されている。
板状に形成されているとともに、蛍光発光管１の４つの
端部が挿通可能な保持部としての挿通孔２ｃが４つ形成
されている。
【００４９】ケース３は、ＰＢＴ等の樹脂製であり、ホ
ルダ２の周縁を覆うようホルダ２に対してに嵌合して固
着される。ケース３の背方には口金ピン８ａが植設され
た口金８が一体形成されている。
ルダ２の周縁を覆うようホルダ２に対してに嵌合して固
着される。ケース３の背方には口金ピン８ａが植設され
た口金８が一体形成されている。
【００５０】図３は、図２のコンパクト形蛍光ランプの
要部拡大断面図である。ここでは、ホルダ２と蛍光発光
管１のガラスバルブ端部との固着部分をバルブ軸方向の
断面図で示している。
要部拡大断面図である。ここでは、ホルダ２と蛍光発光
管１のガラスバルブ端部との固着部分をバルブ軸方向の
断面図で示している。
【００５１】ホルダ２の内側面には挿通孔２ｃを覆うよ
うにバルブ用シリコーン接着剤５が充填されており、蛍
光発光管１の４つの端部がホルダ２に固着されている。
バルブ用シリコーン接着剤５は、東芝シリコーン（株）
製の「ＴＥＳ３３２０」である。
うにバルブ用シリコーン接着剤５が充填されており、蛍
光発光管１の４つの端部がホルダ２に固着されている。
バルブ用シリコーン接着剤５は、東芝シリコーン（株）
製の「ＴＥＳ３３２０」である。
【００５２】蛍光発光管１の４つの端部のバルブ用シリ
コーン接着剤５が被着されるの部位には、シランカップ
リング剤を含有するプライマーからなる接着補助剤９が
塗布されている。なお、図３の接着補助剤９は、説明の
ためにその断面の膜厚が大きくなっているが、実際には
薄膜状に塗布される。
コーン接着剤５が被着されるの部位には、シランカップ
リング剤を含有するプライマーからなる接着補助剤９が
塗布されている。なお、図３の接着補助剤９は、説明の
ためにその断面の膜厚が大きくなっているが、実際には
薄膜状に塗布される。
【００５３】本実施形態の蛍光発光管１も固着強度につ
いて、第１の実施形態と同様の作用効果を奏する。
いて、第１の実施形態と同様の作用効果を奏する。
【００５４】図４は、本発明の照明器具の一実施形態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【００５５】図において、Ａは電球形蛍光ランプ、１０
は器具本体である。器具本体１０は、天井埋込み形のダ
ウンライトを形成しており、鍔部１１が天井面に当接す
るように器具本体１０の大部分が天井内に埋め込まれ
る。器具本体１０内にはソケットおよび反射体が配設さ
れており、反射体は電球形蛍光ランプＡからの照射光を
配光制御する。
は器具本体である。器具本体１０は、天井埋込み形のダ
ウンライトを形成しており、鍔部１１が天井面に当接す
るように器具本体１０の大部分が天井内に埋め込まれ
る。器具本体１０内にはソケットおよび反射体が配設さ
れており、反射体は電球形蛍光ランプＡからの照射光を
配光制御する。
【００５６】
【発明の効果】本発明の蛍光ランプによれば、蛍光発光
管またはグローブに接着補助剤が塗布されているので、
ガラス−接着剤との間の界面剥離が抑制され、蛍光発光
管またはグローブの接着強度を向上させることができ
る。
管またはグローブに接着補助剤が塗布されているので、
ガラス−接着剤との間の界面剥離が抑制され、蛍光発光
管またはグローブの接着強度を向上させることができ
る。
【００５７】したがって、蛍光ランプに輸送時等の振動
または衝撃が加わっても、蛍光発光管またはグローブに
クラックが生じたり破損してしまうことが防止される。
または衝撃が加わっても、蛍光発光管またはグローブに
クラックが生じたり破損してしまうことが防止される。
【００５８】さらに、シリコーン接着剤の使用量を多く
することなく接着強度を高くすることができ、コストが
抑えられるとともに蛍光ランプの小形化に貢献する。
することなく接着強度を高くすることができ、コストが
抑えられるとともに蛍光ランプの小形化に貢献する。
【図１】本発明の第１の実施形態の電球形蛍光ランプを
示す側面断面図
示す側面断面図
【図２】本発明の第２の実施形態のコンパクト形蛍光ラ
ンプを示す斜視図
ンプを示す斜視図
【図３】図２のコンパクト形蛍光ランプの要部拡大断面
図
図
【図４】本発明の照明器具の一実施形態を示す斜視図
１・・・蛍光発光管 ２・・・ホルダ ３・・・ケース ４・・・グローブ用シリコーン接着剤 ５・・・バルブ用シリコーン接着剤 ６・・・点灯回路 ７・・・グローブ ８・・・口金 ９・・・接着補助剤
Claims (5)
- 【請求項１】屈曲部を形成したガラスバルブを有する蛍
光発光管と；蛍光発光管の両端部を保持する保持部を有
するホルダと；ホルダの背方に配設された蛍光発光管の
点灯回路と；点灯回路を収納するようにホルダに取付け
られたケースと；ケース側に配設された口金と；前記発
光管の両端部に塗布された接着補助剤を介して前記発光
管とホルダの保持部と固着するバルブ用接着剤と；を具
備していることを特徴とする電球形蛍光ランプ。 - 【請求項２】屈曲部を形成したガラスバルブを有する蛍
光発光管と；蛍光発光管の両端部を保持する保持部を有
するホルダと；ホルダの背方に配設された蛍光発光管の
点灯回路と；点灯回路を収納するようにホルダに取付け
られたケースと；蛍光発光管を覆うようにケースまたは
ホルダに取付けられたガラスグローブと；ケース側に配
設された口金と；前記グローブに塗布された接着補助剤
を介して前記グローブをケースまたはホルダに固着する
グローブ用シリコーン接着剤と；を具備していることを
特徴とする電球形蛍光ランプ。 - 【請求項３】屈曲部を形成したガラスバルブを有する蛍
光発光管と；蛍光発光管の両端部を保持する保持部を有
するホルダと；ホルダに取付けられたケースと；ケース
側に配設された口金と；前記発光管の両端部に塗布され
た接着補助剤を介して前記発光管とホルダの保持部と固
着するバルブ用接着剤と；を具備していることを特徴と
するコンパクト形蛍光ランプ。 - 【請求項４】接着補助剤は、シランカップリング剤であ
ることを特徴とする請求項１ないし３いずれか一記載の
蛍光ランプ。 - 【請求項５】請求項１ないし４いずれか一記載の蛍光ラ
ンプと；この蛍光ランプを装着する照明器具本体と；を
具備していることを特徴とする照明器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9137377A JPH10326594A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 電球形蛍光ランプ、コンパクト形蛍光ランプおよび照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9137377A JPH10326594A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 電球形蛍光ランプ、コンパクト形蛍光ランプおよび照明器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10326594A true JPH10326594A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15197271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9137377A Pending JPH10326594A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 電球形蛍光ランプ、コンパクト形蛍光ランプおよび照明器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10326594A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7358676B2 (en) | 2003-05-26 | 2008-04-15 | Aero Tech Light Bulb Co. | Fluorescent light source |
-
1997
- 1997-05-28 JP JP9137377A patent/JPH10326594A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7358676B2 (en) | 2003-05-26 | 2008-04-15 | Aero Tech Light Bulb Co. | Fluorescent light source |
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