JP2004185997A - 電球形蛍光ランプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発光管を覆うグローブガラスの頂上部からグローブガラスが形成する最大外径の周辺までは拡散膜を塗布し塗布領域とし、グローブガラスの最大外径周辺部から、グローブガラスの開口部までは拡散膜の無塗布領域とする。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電球形蛍光ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
蛍光ランプは一般の白熱電球に比べて光効率に優れ、長寿命であることはよく知られている。そこで蛍光ランプに白熱電球に汎用されているE26口金を取り付けるとともに安定器などの点灯回路部品などを組み込んで、既存の白熱電球用ソケットにそのまま装着して点灯できる白熱電球と互換性のある、電球形蛍光ランプが製品化されている。
【0003】
なお、直接目に入る光のまぶしさを緩和させるため、従来技術では拡散膜を有したグローブガラスを発光管に被せることで、前記のまぶしさに対する問題に対処していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術における拡散膜を塗布したグローブガラスを発光管に被せる電球形蛍光ランプは、元来の発光管の全光束に対して、グローブガラスに塗布した拡散膜の光透過率が影響して全光束の低下が伴う。
【0005】
本発明の目的は、電球形蛍光ランプを器具に装着した際に、グローブガラスの拡散膜に関して従来品と同等の外観を維持しながら、かつ拡散膜を塗布したグローブガラスによる全光束の低下率を軽減させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、電球形蛍光ランプの発光管を覆うグローブガラスについて、拡散膜の塗布領域と無塗布領域を設ける。すなわち、グローブガラスの頂上部からグローブガラスが形成する最大外径の周辺までは拡散膜を塗布し塗布領域とし、前記グローブガラスの最大外径周辺部から、グローブガラスの開口部までは拡散膜の無塗布領域として、拡散膜の塗布を行わない構成とすることで上記課題を解決する。
【0007】
通常において電球形蛍光ランプを照明器具に装着したとき、例えばペンダント形の照明器具においてはランプ側面が照明器具のシェードに隠れるため、電球形蛍光ランプを視認できる範囲は、グローブガラスの頂上部から最大外径付近までとなる。本発明においては、前記グローブガラスの最大外径周辺までに拡散膜を設けるため、前記の照明器具に本発明の電球形蛍光ランプを装着した場合、従来の拡散膜付きグローブガラスを有した電球形蛍光ランプと、同等の外観を維持することができる。
【0008】
さらに、本発明の電球形蛍光ランプにおいては、グローブガラスに拡散膜の無塗布領域があるため、前記無塗布領域を通過する光はグローブガラスに塗布した拡散膜による光束低下を起こすことがない。したがって、全面に拡散膜を塗布した従来の技術に比べ、本発明の蛍光ランプでは拡散膜付きグローブガラスによって生じる全光束の低下を、拡散膜の無塗布領域を設けることにより、軽減することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の電球形蛍光ランプの一実施例である。図において1はカバー部であり、このカバー部1はPBT樹脂などの電気絶縁性の耐熱性合成樹脂材料で形成され、その一端には口金2が取り付けられている。カバー部1の内部には発光管3を点灯させることを目的とした点灯回路を実装した配線基板4が収容されているとともに、この配線基板4には発光管3の外部リード線が電気的に接続されており、上記配線基板4の出力が蛍光ランプ3に印加されて、発光管3を点灯させる構成となっている。
【0010】
発光管3を覆うグローブガラス5は、グローブガラスの拡散膜塗布領域6と拡散膜を持たない無塗布領域7によって構成されている。なお、図1は照明器具への装着状態を表しており、8は照明器具のシェードを表す。口金2に商用電源を接続すると前記点灯回路を実装した配線基板4に電力が供給され配線基板4の出力が発光管3に印加され、発光管3が点灯する。
【0011】
発光管3の点灯に伴い、発光管3から発せられる光は、グローブガラス5を介して外部へ達する。ここで発光管3から発せられた光は全方向に向かって発散されるが、グローブガラスの拡散膜塗布領域6を通過した光は、拡散膜の透過率によって光束が若干低下する。一方、グローブガラス5の拡散膜無塗布領域7を通過した光は、拡散膜による光束低下の影響をほとんど受けることがない。
【0012】
一般的にグローブガラスの光透過率は90%程度であるため、従来技術の全面に拡散膜を塗布したグローブガラスをもつ電球形蛍光ランプでは、発光管自体が発する光の10%分がグローブガラスによって低下を生じる。
【0013】
これに対して、本発明の電球形蛍光ランプの場合、グローブガラス2の拡散膜塗布領域6の部分を通過する光は前記と同様に10%の光束低下を生じるが、拡散膜無塗布領域7を通過した光は拡散膜による光束低下の影響をほとんど受けない。したがって、拡散膜塗布領域6と拡散膜無塗布領域7の面積が同じと仮定した場合、両領域を通過した光の平均値が全光束となるため、発光管3自体が発する全光束の95%を透過することができるため、従来技術の全面に拡散膜を塗布したグローブガラスをもつ電球形蛍光ランプよりも5%程度の光束向上を得ることが可能となる。
【0014】
図1に示すような器具に本発明である電球形蛍光ランプを装着した場合、使用者が器具の開口部よりランプを見たときに、照明器具のシェード8により、電球形蛍光ランプは覆われるために、拡散膜の無塗布領域7を視認する事はできない。このため、全面に拡散膜を塗布したグローブガラスをもつ電球形蛍光ランプと同様の外観を得ることが可能となる。
【0015】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば電球形蛍光ランプを器具に装着した際に、グローブガラスの拡散膜に関して、従来品と同等の外観を維持しながら、かつ拡散膜を塗布したグローブガラスによる全光束の低下率を軽減させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電球型蛍光ランプの断面図。
【符号の説明】
1…カバー部、2…口金、3…発光管、4…配線基板、5…グローブガラス、6…拡散膜塗布領域、7…拡散膜無塗布領域、8…照明器具のシェード。
Claims (1)
- 蛍光ランプと、前記蛍光ランプを点灯せしめる点灯回路と、前記蛍光ランプを覆うグローブガラスを具備し、前記グローブガラスがガラスの内面もしくは内層に拡散膜を有する電球形蛍光ランプにおいて、前記グローブガラスは開口部周辺より拡散膜の無塗布領域を有し、前記グローブガラスの頂上部から前記グローブガラスがなす最大外径の周辺までに拡散膜を塗布している構造を有することを特徴とする電球形蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
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JP2002351925A JP2004185997A (ja) | 2002-12-04 | 2002-12-04 | 電球形蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002351925A JP2004185997A (ja) | 2002-12-04 | 2002-12-04 | 電球形蛍光ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004185997A true JP2004185997A (ja) | 2004-07-02 |
Family
ID=32753679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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-
2002
- 2002-12-04 JP JP2002351925A patent/JP2004185997A/ja active Pending
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