JP2010182487A - 電球形蛍光ランプおよび照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力で所定の全光束を維持し、かつ小形化を達成することが可能な電球形蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプを用いた照明器具を提供する。
【解決手段】屈曲形成されたバルブ2を有し、一対の端部10b、10cに電極20a、20bがそれぞれ封装され内部に放電路が形成される発光管1と;この発光管を点灯させる点灯装置40と;発光管を支持し点灯装置が配置されるカバー部材50と;カバー部材に支持される口金60とを具備し;発光管の最大外径をD1とし、カバー部材の外径をD2としたとき、D2/D1が1〜0.75である電球形蛍光ランプ30を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、小形で低消費電力の電球形蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプを用いた照明器具に関する。
白熱電球などの一般照明用電球のソケットに装着可能な口金が設けられ、カバー部材の一端面にガラス管バルブを曲成して形成した発光管を支持し、他端面に点灯装置および口金が取付けられた発光管露出形の電球形蛍光ランプが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、小形、高出力化を図るために、発光管を螺旋形状に屈曲形成して放電路長の増大を図ったものが知られている(例えば、特許文献2参照)。これら発光管露出形の電球形蛍光ランプは、グローブを有する電球形蛍光ランプに比してより小形に構成されることから、一般白熱電球に置き換えて使用されると共に、例えば特許文献3に示されているような白熱電球は装着することができない発光管露出形の電球形蛍光ランプを専用の光源とした小形の埋込形照明器具等に用いられている。
特開2006−4728号公報 特開2005−302702号公報 特開2001−84804号公報
しかしながら、特許文献1に示されるものは、段落番号[0055]および[0056]に記載されているように、口金から蛍光ランプ頂部までの高さ方向の寸法が約113mm、カバー体の最大直径部分に対応した幅方向の寸法は約40mmに形成され、入力電力定格13Wで、蛍光ランプには12Wの電力の高周波で加わり、蛍光ランプからの光出力により全光束が約810lmとなっている。これは、白熱電球60Wに相当する電球形蛍光ランプにおける消費電力が約13Wであることが示され、より効果的な省エネを達成するために消費電力の一層の低下が要求されている。また同時に、高さ寸法が約113mmであることから、より小形の照明器具、例えば、小形のダウンライトなどに使用した場合には、発光部の先端が反射体の開口部、すなわち器具が埋め込まれた天井面から発光管の先端が突出する虞があり、眩しさを感じさせると共に外観上も好ましくない問題が生じる。
一方、特許文献2に示されるように、発光管を螺旋形状に屈曲形成して放電路長の増大を図ることによって消費電力を低下させることは可能であるが、点灯回路を収容するカバー部分の外径が発光管の外径より大きくなり、小形の照明器具におけるソケット近傍の反射板にカバー部分が引っ掛かりソケットに装着できなくなる。
このため、この種の電球形蛍光ランプ、特に発光管露出形の電球形蛍光ランプにおいては、低消費電力で白熱電球60Wに相当する全光束を維持し、かつ全体の高さ寸法およびカバー部材の外径寸法をより小さくした電球形蛍光ランプを如何にして実現するかが重要な課題になっている。
本発明は、上記課題に対処するためになされたもので、低消費電力で所定の全光束を維持し、かつ小形化を達成することが可能な電球形蛍光ランプおよび電球形蛍光ランプを用いた照明器具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の電球形蛍光ランプの発明は、屈曲形成されたバルブを有し、一対の端部に電極がそれぞれ封装され内部に放電路が形成される発光管と;この発光管を点灯させる点灯装置と;発光管を支持し点灯装置が配置されるカバー部材と;カバー部材に支持される口金とを具備し;発光管の最大外径をD1とし、カバー部材の外径をD2としたとき、D2/D1が1〜0.75であることを特徴とする。本発明によれば、低消費電力で所定の全光束を維持し、かつ小形化を達成することが可能な電球形蛍光ランプが構成される。
本発明において、発光管は、例えば直管状ガラスバルブの略中央を加熱してU字状に屈曲したバルブの中間部を、さらに湾曲状または円弧状に形成されたものを複数組み合わせた構造や、螺旋状に形成された構造などが挙げられる。
点灯装置は、例えば、10kHz以上の高周波電力を印加して発光管を点灯させる電子部品を主体としたインバータ回路からなる回路基板で構成していてもよい。
発光管を支持し点灯装置が配置されるカバー部材は、例えば、一端面に発光管を支持し、他端面に点灯装置の回路基板および口金を支持する部材で構成することが好ましいが、発光管を支持する部材と点灯装置の回路基板および口金を支持する部材を別個の部材で構成し、それぞれを一体化して構成するようにしてもよい。また、点灯装置の回路基板はカバー部材に支持され内部に配置されることが好ましいが、口金に支持され一部がカバー部材に配置されるように構成してもよく、構成部品の形態、材質、構成する部材の数等に限定されず、発光管を支持し内部に点灯装置が配置される全ての部材が許容される。
口金は、通常使用されるE形と称されるねじ込み形の口金等、一般照明用電球が装着されるソケットに取り付け可能な全ての口金が許容される。
カバー部材の外径は、発光管の螺旋形部の最大外径をD1とし、カバー部材の外径をD2としたとき、D2/D1が1〜0.75、好ましくは1〜0.8であることが許容される。これは、カバー部材の外径が発光管の最大外径と等しいか、若しくは、ある限界値をもって、カバー部材の外径が発光管の最大外径より小であることを意味している。
請求項2に記載の電球形蛍光ランプの発明は、少なくとも一部に最大外径が35〜40mmの螺旋形部が形成されたバルブを有し、一対の端部に電極がそれぞれ封装され内部に放電路が形成される発光管と;この発光管を点灯させる点灯装置と;発光管を支持し点灯装置が配置され、外径が30〜40mmをなすカバー部材と;カバー部材に支持される口金とを具備し;口金の底部から発光管頂部までの高さが100〜110mmであることを特徴とする。本発明によれば、例えば10W程度の低消費電力で白熱電球60Wに相当する全光束を維持し、かつ小形化を達成することが可能な電球形蛍光ランプが構成される。
本発明において、バルブの螺旋形部は、1本の直管状部材を、その長手方向で略二等分して屈曲し、二等分した直管状部材の略中央を頂部として螺旋状に屈曲して形成した、いわゆる2重螺線形状の放電路を構成し、全体として略螺旋円筒状をなす形状に構成するようにしてもよい。さらに、外観形状を白熱電球のシルエットに近似させるために、径大な螺旋径部を一部に有する略螺旋円錐台形をなす形体でも、さらには略螺旋球状をなすような螺旋形体であってもよい。
また、螺旋形部の最大外径は35〜40mm、好ましくは38〜40mmとなしたものが許容される。カバー部材の外径は30〜40mm、好ましくは32〜40mmとなしたものが許容される。さらに、口金の底部から発光管頂部までの高さは100〜110mm、好ましくは100〜104mmとなしたものが許容される。
請求項3に記載の照明器具の発明は、器具本体と;器具本体に設けられたソケットと;ソケットに口金が装着される請求項1または2記載の電球形蛍光ランプと;を具備することを特徴とする。本発明によれば、例えば、10W程度の低消費電力で白熱電球60Wに相当する全光束を維持し、かつ小形化を達成することが可能な照明器具が構成される。
本発明において、照明器具は天井埋込形、直付形、吊下形、さらには壁面取付形等が許容され、器具本体に制光体としてグローブ、セード、反射体などが取付けられるものであっても電球形蛍光ランプが露出するものであってもよい。また、器具本体に1個の電球形蛍光ランプを取付けたものに限らず、複数個が配設されるものであってもよい。
請求項1に記載の発明によれば、低消費電力で所定の全光束を維持し、かつ小形化を達成することが可能な電球形蛍光ランプを提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、低消費電力で白熱電球60Wに相当する全光束を維持し、かつ小形化を達成することが可能な電球形蛍光ランプを提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、低消費電力で所定の全光束を維持し、かつ小形化を達成することが可能な照明器具を提供することができる。
本発明の第一実施形態の電球形蛍光ランプを示す正面図。 同じく電球形蛍光ランプを示す縦断面図。 同じく電球形蛍光ランプの発光管を示す正面図。 同じく一般白熱電球を用いる照明器具に本発明の電球形蛍光ランプを装着した状態を示す断面図。 同じく発光管露出形の電球形蛍光ランプ専用の照明器具に本発明の電球形蛍光ランプを装着した状態を示す図で、(a)は垂直方向にランプを装着する器具に本発明の電球形蛍光ランプを装着した状態を示す断面図、(b)は水平方向にランプを装着する器具に本発明の電球形蛍光ランプを装着した状態を示す断面図。 同じく電球形蛍光ランプの変形例を示す縦断面図。
以下本発明に係る電球形蛍光ランプおよび照明器具の実施形態について説明する。
本実施例は、少なくとも一部に螺旋形部を有する発光管を用いた白熱電球60Wタイプに相当する電球形蛍光ランプおよびこのランプを使用したダウンライト形の照明器具を構成したもので、以下、発光管の構成から説明する。
発光管1は、図3に示すようにガラス製のバルブ2からなり、螺旋形部10と、バルブの一対の端部10b、10cに形成された電極封止部20、20´を有する。螺旋形部10は、管外径が約9mmの1本の直状で円管状の透明な無鉛ガラスからなるバルブを、その長手方向で略二等分して屈曲し、二等分した直管状部材の略中央を頂部10aとして、バルブの一対の端部を図示しない成形冶具に巻き付けて螺旋状に湾曲形成して、略螺旋円筒形状の2重螺旋形にモールド成形する。なお、管外径は8〜10mm、好ましくは8.5〜9mmとすることが最適であり、8mm未満であると放電路が細く長くなって、発光管全体の高さ寸法が大となり、小形の照明器具から先端部が突出する虞が生じる。また、10mmを越えると放電路が太く短くなり、所定の全光束を取り出すための消費電力が多くなってしまう。
バルブの一対の端部10b、10cは、2重螺旋形状の螺旋終端から、螺旋の旋回軸(ランプ軸o−o)に略平行に頂部10aと反対側に向け略直角に折り曲げて一対の直線部を形成している。この直線部を有する一対の端部10b、10cは、互いに平行に突出され、さらにランプ軸o−oに向かって一対の端部10b、10cが近接するように折り曲げられる。これにより発光管1は、螺旋形部と直線部が組み合わされた構成、換言すれば、少なくとも一部に螺旋形部を有して構成される。
上記のように構成された発光管1は、螺旋形部10の外径が最大外径となるように形成され、その最大外径D1の寸法は、35〜40mm、好ましくは38〜40mm、本実施例では約40mmに構成する。なお、最大外径D1の寸法を35mm未満にすると放電路長が十分に確保できず全光束が不足する。また、40mmを越えると小形のダウンライト等の照明器具に収容することが困難となる虞が生じる。また、高さ寸法Hは、約68mmに構成する。
上記に構成されたバルブの一対の端部10b、10cには、一対の電極20a、20bが、それぞれ封装されて電極封止部20、20´が形成される。これにより、螺旋形部10と一対の端部10b、10cが連続し、一対の端部に電極封止端部20、20´を有し、内部に1本の長い放電路が形成される。この放電路の長さは、350〜450mm、好ましくは370〜420mm、本実施例では420mmに構成した。
また、一対の電極20a、20bは、例えばタングステン製のフィラメントコイル電極が使用されており、例えばビーズガラスにより仮止めされた状態で電極封止部20、20´にそれぞれ封着される。さらに、バルブ2の内面には、希土類等の蛍光体膜をほぼ全長に亘って形成し、内部にはアルゴンやクリプトン等の放電媒体が封入される。
次に、上記に構成された発光管を用いた電球形蛍光ランプの構成を説明する。以下、発光管を上側、口金を下側として説明する。電球形蛍光ランプ30は、図1および図2に示すように上記構成の発光管1、発光管を点灯させる点灯装置40、一端面に発光管1を支持し他端面に点灯装置が配置されるカバー部材50、カバー部材の他端面に支持される口金60で構成され、発光管露出形の電球形蛍光ランプとして構成される。
カバー部材50は、発光管1を支持し点灯装置40の回路基板40aを支持するホルダ51と、内部に回路基板が配置され口金60を支持するカバー52で構成される。ホルダ51は、略円盤形状をなし、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの白色の耐熱性合成樹脂材料により構成され、円盤の盤面をなす上面に発光管1の支持部となる一対の支持孔51a、51aを貫通して形成する。なお、発光管1は、上述のように一対の端部の電極封止端部20、20´が螺旋形部10の最大外径D1より内側で対向させて配置され、対向内面間の寸法を小さく設定してあるので、一対の支持孔51a、51aの間隔寸法は小寸法となすことができホルダ51は小径のもので構成することができる。
また円盤の下面外周部にリング状の係止段部51bを一体に形成して、下方に開口部を有する空間部51cを形成する。さらに係止段部51bの内面に縦溝からなる一対の基板支持部51dを一体に形成する。ホルダ51の一対の支持孔51a、51aには、発光管の一対の端部10b、10cの下端部が挿入され、支持孔と発光管各端部のそれぞれの外面周辺にシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性の接着剤(図示せず)を塗布して固定される。また、発光管1のリードワイヤー(図示せず)がホルダ51の空間部51c内に導出される。
カバー52は、ホルダ51と同様に、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの白色の耐熱性合成樹脂材料により両端に開口部を有する円筒状に形成され、上端の開口部を上記ホルダ51の係止段部51bに嵌め込み係合させて一体化する。また、カバー52下端開口部の外周面に口金取付段部52aを一体に形成する。
上記により、ホルダ51とカバー52からなる略円筒状をなすカバー部材50が構成され、その外径寸法は、発光管1の螺旋形部10の最大外径をD1とし、カバー部材の外径をD2としたとき、D2/D1が1〜0.75、好ましくは1〜0.8、本実施例では0.8に設定した。すなわち、外径寸法D2は30〜40mm、好ましくは32〜40mmで、本実施例では約32mmに構成した。なお、D2/D1=0.75未満、すなわち、カバー部材50の外径D2が30mm未満であると、カバー部材50が小さくなり発光管1を支持することが困難となる。特に、発光管1の一対の端部10b、10cが極めて接近し、電極部分の温度が高くなって電極20a、20bの劣化が生じ易くなる。また、点灯装置の回路基板が収容できなくなる虞が生じる。一方、D2/D1が1を越えると、すなわち、カバー部材50の外径が螺旋形部10の最大外径をD1と等しい寸法である40mmを越えると、小形のダウンライト等の照明器具に収容することが困難となる虞が生じる。
点灯装置40は、回路基板40aを備え、回路基板に10kHz以上の高周波電力を印加して発光管1を点灯させるためのインバータ等の点灯回路を構成する電子部品40bが実装されている。回路基板40aは短冊状の縦に長い形状に構成して、その上端部がホルダ51の内面に形成された縦溝からなる一対の基板支持部51d内に、回路基板40aを縦方向にして幅方向両側縁部を嵌入させて固定する。これにより回路基板40aの下端部がカバー52内から後述する口金60のシェル内に収容され配置される。この際、回路基板40aはホルダ51、カバー52の中心軸線o−oに対して片側に片寄って配置される(図2)。なお、回路基板40aには、片面または両面に回路パターンが形成され、その実装面には、小形の電解コンデンサ等のリード部品やトランジスタ等のチップ部品等、点灯回路を構成するための複数の小形の電子部品40bが実装され、一部が口金60のシェル内に収容されている。
口金60は、エジソンタイプのE26形などで構成し、ねじ山を備えた導電性の金属からなる筒状のシェル60aと、このシェルの下端側の頂部に絶縁部60bを介して設けられたアイレット60cを備えている。シェル60aの上端側の開口部をカバー52の口金取付段部52aの外周面に被せてシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性の接着剤、または、かしめなどの手段により固定する。
次に、上記に構成された電球形蛍光ランプ30の組み立て手順につき説明する。まず、発光管1をカバー部材50を構成するホルダ51に支持する。すなわち、ホルダ51の一対の支持孔51a、51aに、発光管の一対の端部10b、10cの下端部を挿入し、ホルダの内側から接着剤を注入して発光管の一対の端部をホルダに固定する。
次に、ホルダ51の内側に引き出された発光管のアウターワイヤをカバー52内に通し、その先端部を回路基板40aの出力端子(図示せず)に接続する。さらに、回路基板40aをホルダ51の基板支持部51dに、回路基板を縦方向にして幅方向両側縁部を嵌入させて固定する。この際、回路基板40aと基板支持部51dの溝にシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性の接着剤を塗布して固着するようにしてもよい。
上記により一端面に発光管1を支持し、他端面に回路基板40aを支持したホルダ51に対して、その回路基板40aを内部に収容するようにしてカバー52を挿入し、上端の開口部をホルダ51の係止段部51bに嵌め込み係合させて一体化する。この際、ホルダ51の係止段部51bとカバー52の開口部にシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性の接着剤を塗布し固着するようにしてもよい。
次に、回路基板40aの入力端子に接続されている図示しない一方のリード線を口金60のアイレット60cに接続し、他方のリード線をカバー52の下端開口部の外周面に形成された口金取付段部52aに配置する。この状態で、シェル60aの開口部をカバー52の口金取付段部52aに嵌合してリード線を挟み込み、さらにシェル60aの開口部外周面からカバー52の下端開口部の外周面に対してかしめを行い固定し、同時に他方のリード線を導電性のシェル60aに電気的に接続する。
上記により構成された発光管露出形の電球形蛍光ランプ30は、図1に示すように、口金60の底部から発光管1の頂部10aまでの高さ寸法H1が約104mm、発光管の最大外径D1が約40mm、カバー部材50の外径D2が約32mmで、回路損出を含めた定格消費電力が約10Wで全光束が約810lm(電球色)以上となり、60W相当の一般白熱電球に置き換えて使用することができる。また、外観形状は小形に構成され、特にカバー部材50の外径D2が一般白熱電球の根元部に近似、または同一形状にまで小形に構成されている。また、発光管1の高さ方向の露出部の高さ寸法H2は約60mm、カバー部材50の高さ寸法H3は約20mmに構成されている(図2)。
なお、高さ寸法H1は、100〜110mm、好ましくは100〜104mm、本実施例では約104mmに構成した。高さ寸法H1は、100mm未満であると発光管1の放電路長を十分にとることができず、所定の全光束を維持することが困難となる。また110mmを越えると小形のダウンライト等の照明器具に収容することが困難となる虞が生じる。
上記に構成した発光管露出形の電球形蛍光ランプ30は、例えば、図4に示すように、ダウンライト形の照明器具70に使用することができる。この照明器具は、器具本体71を有し、器具本体内に60Wの一般白熱電球が装着されるE26形口金対応のソケット72および反射板73が取り付けられており、このソケット72に取り付けられている60Wの白熱電球に代えて、本発明の10Wの電球形蛍光ランプ30を装着することができる。
白熱電球に代えて、電球形蛍光ランプ30を装着しても本実施例の電球形蛍光ランプは、上記のように一般白熱電球の根元部と近似、または同一形状にまで小型化されているので、根元部が反射板73に引っ掛かることがなく確実に装着され、また器具の配光を一般白熱電球の配光に近似または同一となすことができ、照明器具内に配置されたソケット72近傍の反射体73への光の照射量が充分に確保され、60Wの白熱電球用として設計された反射体73の光学設計通りの器具特性を10Wの電球形蛍光ランプによって得ることができる。
また、図5に示すように、本実施例の電球形蛍光ランプ30は、発光管露出形の電球形蛍光ランプを専用の光源とした小形の照明器具にも適用することができる。すなわち、図5(a)に示す照明器具80は、器具本体81の高さ寸法h1が約133mm、底部の反射板82の開口部82aを含む直径寸法d1が約φ90mm、上部の直径寸法d2が約67mmに構成されたE26形の口金が装着可能なソケット83を有し、白熱電球は装着することができない電球形蛍光ランプを専用の光源とした小形のダウンライトで、特許文献1に示されるような発光管露出形の電球形蛍光ランプが装着されるものである。
因みに、従来の発光管露出形の電球形蛍光ランプは、特許文献1に示されるように、口金から蛍光ランプ頂部までの高さ寸法が約113mm、カバー体の最大直径部分の対応した幅寸法が約40mmで、入力電力定格13Wで、蛍光ランプには12Wの電力の高周波で加わり、蛍光ランプからの光出力により全光束が約810lmとなっている。
これに対し、本実施例の電球形蛍光ランプ30は、上述したように高さ寸法H1が約104mm、発光管の最大外径D1が約40mm、カバー部材50の外径寸法D2が約32mmに構成されており、高さ寸法およびカバー部材の外径はいずれも従来の発光管露出形の電球形蛍光ランプよりも小さく構成されており、上述した電球形蛍光ランプ専用の照明器具80にも問題なく装着することができる。しかも、従来よりも低い10Wの低消費電力で従来と同等の約810lmの全光束を得ることができ、より省エネ形の電球形蛍光ランプ専用の小形の照明器具を構成することができる。
また、本実施例の電球形蛍光ランプ30は、電球形蛍光ランプを水平方向に装着する電球形蛍光ランプ専用の小形の照明器具にも適用することができる。すなわち、図5(b)に示す照明器具85は、器具本体86の高さ寸法h2が約78mm、底部の反射板87の開口部87aを含む直径寸法d1が約φ145mm、上部のソケットカバー88の器具本体中心からの長さ寸法d2が約118mmに構成されたE26形の口金が装着可能なソケット88aを有する電球形蛍光ランプを専用の光源とした小形のダウンライトで、特許文献1に示されるような発光管露出形の電球形蛍光ランプが装着されるものである。
これに対しても上記図5(a)で説明したと同様に、本実施例の電球形蛍光ランプ30は、従来の発光管露出形の電球形蛍光ランプよりも小さく構成されており電球形蛍光ランプ専用の照明器具85にも問題なく装着することができる。しかも、従来よりも低い10Wの低消費電力で従来と同等の約810lmの全光束を得ることができ、より省エネ形の電球形蛍光ランプ専用の小形の照明器具を構成することができる。
以上のように、本実施例の電球形蛍光ランプ30によれば、10Wの低消費電力で60Wの一般白熱電球に相当する約810lmの全光束を維持し、かつ、カバー部材を一般白熱電球の根元部に近似、または同一形状にし、さらに全体の高さ寸法も低い小形化を達成した電球形蛍光ランプを提供することができる。これにより、一般白熱電球を光源とする照明器具において、白熱電球に代替可能な汎用性を有する電球形蛍光ランプを提供することができると共に、電球形蛍光ランプ専用の小形の照明器具への装着も可能となり、照明器具への適用率を一層高めることができ、より一層省電力、高効率の照明環境を提供することができる。
また、点灯装置40の回路基板40aをホルダ51の基板支持部51dに、回路基板を縦方向にして幅方向両側縁部を嵌入させて固定するように構成したことにより、回路基板を短冊状の縦に長い形状に構成し、かつ小形の電子部品を採用することにより回路基板40aおよび電子部品40bをカバー52および口金60内にも配置させることができ、ホルダ51、すなわち、カバー部材50の直径方向の寸法を大きくすることなく支持して収容できる。これにより、一層効果的にカバー部材50の外径D2を目的とするD2/D1が1〜0.75になるような寸法に構成することができる。
本実施例において、白熱電球60Wタイプに相当する電球形蛍光ランプを構成したが、例えば、40W等に相当するより低ワットの電球形蛍光ランプを構成してもよい。若しくは、100W相当の電球形蛍光ランプを構成するようにしてもよい。
さらに、発光管露出形の電球形蛍光ランプを構成したが、グローブを装着した電球形蛍光ランプを構成してもよい。この場合、図6に示すように、外径寸法を大きくしないT形と称される円筒状のグローブ90(図中一点鎖線)を設けることにより、グローブ90の外径およびカバー部材50の外径D2を小さくすることができ、図5(a)(b)に示すような発光管露出形の電球形蛍光ランプ専用の小形の照明器具にも装着することが可能となる。グローブ90は、ガラス材料や透光性のポリカーボネートなどの材料を用いて構成してもよい。
また、カバー部材50をホルダ51とカバー52の2個の部品でそれぞれ別体に構成したが、PBT等の合成樹脂によりそれぞれを一体に形成して1個の部品として構成してもよい。以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
1:発光管
2:バルブ
10b、10c:端部
20a、20b:電極
30:電球形蛍光ランプ
40:点灯装置
50:カバー部材
60:口金
D1:発光管の最大外径
D2:カバー部材の外径

Claims (3)

  1. 屈曲形成されたバルブを有し、一対の端部に電極がそれぞれ封装され内部に放電路が形成される発光管と;
    この発光管を点灯させる点灯装置と;
    発光管を支持し点灯装置が配置されるカバー部材と;
    カバー部材に支持される口金とを具備し;
    発光管の最大外径をD1とし、カバー部材の外径をD2としたとき、D2/D1が1〜0.75であることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  2. 少なくとも一部に最大外径が35〜40mmの螺旋形部が形成されたバルブを有し、一対の端部に電極がそれぞれ封装され内部に放電路が形成される発光管と;
    この発光管を点灯させる点灯装置と;
    発光管を支持し点灯装置が配置され、外径が30〜40mmをなすカバー部材と;
    カバー部材に支持される口金とを具備し;
    口金の底部から発光管頂部までの高さが100〜110mmであることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  3. 器具本体と;
    器具本体に設けられたソケットと;
    ソケットに口金が装着される請求項1または2記載の電球形蛍光ランプと;
    を具備することを特徴とする照明器具。
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