JP2008218233A - 電球形蛍光ランプおよび照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】グローブが一般照明用電球と同一または近似サイズに形成されるとともに発光効率の低下を抑制可能な電球形蛍光ランプおよびこの電球形蛍光ランプを装着する照明装置を提供する。
【解決手段】カバー本体3aの一端に口金を備え他端に取付端部を有するカバー23と;カバーの取付端部に取り付けられる開口端部を有し、この開口端部に対し軸方向反対側の頂端部に連通孔が形成されたグローブ22と;一対の電極が封装された屈曲形バルブおよびこの屈曲形バルブの頂端部にてその内部に連通しかつグローブの連通孔に挿通されて外方に突出するように設けられた細管27を有し、グローブ内に収容されるようにカバー側に保持された発光管21と;カバー内に少なくとも一部が収容される点灯装置と7;を具備している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電球形蛍光ランプおよびこの電球形蛍光ランプを装着している照明装置に関する。
一般に、発光管を覆うグローブを備えた電球形蛍光ランプは、点灯時に発光管から放出される熱がグローブ内にこもり、発光管の温度が過度に上昇しやすい。発光管の温度が上昇すると、発光管内の水銀蒸気圧が上昇して発光効率が低下するので、点灯時における発光管内の水銀蒸気圧を所定範囲に維持することが望ましい。従来の電球形蛍光ランプは、発光管の端部に細管を設け、その内部にアマルガムを封入して水銀蒸気圧を制御している(例えば、特許文献1参照。)。すなわち、発光管よりも点灯時に温度が低くなる細管内側のアマルガムの蒸気圧特性によって高温状態の発光管内の水銀蒸気圧を抑制するように制御して発光効率の低下を防いでいる。
また、二重螺旋状の発光管の先端部に突出部を設け、この突出部をグローブに接触させる電球形蛍光ランプが知られている(例えば、特許文献2参照。)。この従来技術の電球形蛍光ランプにおいて、突出部は、高さ3mm、厚さ約0.06mmと開示されており、その外表面がグローブ(外管)に当接している。この当接により、発光管の熱が突出部を介してグローブに伝熱されるとともに、突出部が発光管の管壁の温度が最も低くなる箇所(最冷部)になり、発光管内の水銀蒸気圧の上昇を抑制するというものである。
さらに、二重螺旋状の発光管の先端部に突出部を設け、この突出部を熱伝導性媒体に埋設させてグローブに熱的に接続している電球形蛍光ランプが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。この従来技術の電球形蛍光ランプにおいて、突出部は、高さ3mm、厚さ約0.06mmであり、その外表面がグローブ(外管)と約1.7mm離間しており、この離間部分に充填された熱伝導性媒体に埋設されていると開示されている。熱伝導性媒体としては、通常のシリコーン樹脂またはシリコーン樹脂と金属粉末例えばアルミニウム粉末とが混合されたものが用いられている。発光管の熱が突出部および熱伝導性媒体を介してグローブに伝熱され、突出部が発光管の最冷部になるというものである。
特開2000−21351号公報 特開2005−251448号公報 特開2005−251449号公報
しかしながら、特許文献1の電球形蛍光ランプでは、発光管の端部に細管を有するので、口金内またはカバー内に細管が位置することになって口金内またはカバー内での点灯回路部品の配置が制約を受け、当該設計裕度が制限されるという欠点を有する。特に、発光管の外径を細くする電球形蛍光ランプは、発光管の外表面積が減少する分、発光管の温度上昇が大きくなるので、口金側に延在する細管の全長を長くして、その先端部を発光管の端部から離間させて先端部の温度をできるだけ低くする必要がある。すなわち、細管の全長が長くなるほど、口金内またはカバー内での細管のスペースが大きくなり、電球形蛍光ランプの小形化に支障をきたすという課題を有する。
また、特許文献2および特許文献3記載の電球形蛍光ランプは、最冷部が形成される突出部が発光管の放電路に近いので、放電による熱影響を受けやすく、発光管内の水銀蒸気圧を適正に制御するには限界がある。特に、発光管の外径が細くなるにしたがい外表面の単位面積当りの発熱量が大きくなるので、発光管内の水銀蒸気圧を制御しにくくなる。すなわち、特許文献2および特許文献3の電球形蛍光ランプは、発光管の外径を細くして、電球形蛍光ランプを小形化するにあたって水銀蒸気圧を適正に制御することが困難であるという課題を有する。
本発明は、グローブに収容された発光管の発光効率の低下を抑制可能な電球形蛍光ランプおよびこの電球形蛍光ランプを装着する照明装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の電球形蛍光ランプの発明は、カバー本体の一端に口金を備え他端に取付端部を有するカバーと;カバーの取付端部に取り付けられる開口端部を有し、この開口端部に対し軸方向反対側の頂端部に連通孔が形成されたグローブと;一対の電極が封装された屈曲形バルブおよびこの屈曲形バルブの頂端部にてその内部に連通しかつグローブの連通孔に挿通されて外方に突出するように設けられた細管を有し、グローブ内に収容されるようにカバー側に保持された発光管と;カバー内に少なくとも一部が収容される点灯装置と;を具備していることを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
発光管は、一対の電極が封装されたバルブの内面に蛍光体膜が形成されて、蛍光ランプを構成するものである。バルブの形状は屈曲形であれば螺旋形状、U字形状など、種々の形態を許容するものである。
細管は、一端側(先端部)が溶融(チップオフ)されており、他端側においてバルブに連通している。細管内にアマルガムを固着する場合には細管の内面側に、蛍光体膜を形成しないことが好ましい。しかし、細管の内面側に蛍光体膜を形成すると、当該蛍光体膜からの発光によって、細管部分が暗く見えることが抑制されることもある。細管の突出長は、細管の放熱・冷却効果や外観の美感を考慮すると1〜10mm、好ましくは2〜5mmがよい。
グローブは、連通孔を形成するための加工の見地からは、加工容易な樹脂製が望ましいが、ガラス製でもよい。
本発明によれば、発光管の頂端部に突設された細管の外端部は、グローブの連通孔を挿通して外部に突出しているので、外気により冷却され易い。また、この細管は発熱する一対の電極から大きく離間し、さらに、発光管頂部の放電路からも離間しているので、発光管との温度差が大きく、発光管の最冷点箇所(最冷部)となる。このために、この最冷点箇所の温度に応じて、発光管内の水銀蒸気圧が適正範囲に維持される。
また、最冷部の形成部位として細管を用いるので、所定の肉厚のガラス管を用いることができ、肉厚が薄くなりがちな突出部を設ける場合に比べて、最冷部の形成部位の強度の低下が防止される。また、細管径が小さいので、細管内にアマルガムを固着しない場合に細管内部に凝集する水銀が目立ちにくくなる。
請求項2に記載の電極形蛍光ランプは、グローブの連通孔を挿通して外部に突出する発光管細管の外端部を、その外周等を保護壁により覆って保護するので、この細管に外方から応力が加わって破損するのを防止または低減される。また、この保護壁は、もともと小さい細管のうち、グローブの連通孔から外部へ突出し、さらに小さい外端部の周囲等を被覆すればよいので、小さく済み、一般照明用電球(白熱電球)に外観が近似するという美感を損ねることは殆ど無い。
請求項3に記載の電球形蛍光ランプの発明は、グローブの連通孔と細管の間隙には透光性樹脂が充填されていることを特徴とする。
透光性樹脂は、耐熱性および熱伝導性を有して固化するものであればよく、例えばシリコーン樹脂、シリコーン樹脂にアルミニウム粉末などの金属粉末を包含させたものなどを使用することができる。透光性を有しているので、熱伝導性媒体による発光管からの放射光の損失が低減される。
本発明によれば、グローブの連通孔と細管との間隙を、透光性樹脂により閉塞しているので、外観が向上するとともにその間隙から外部の塵埃がグローブ内に侵入するのを防止することができる。また、発光管の熱は、細管と熱伝導性媒体を介してグローブに伝熱され、グローブ外表面を介して放熱され、細管の温度を一層低くすることが可能となる。この最冷点箇所の温度に応じて、水銀が細管内から発光管内に移動(拡散)または発光管内から細管内に移動(凝集)し、発光管内の水銀蒸気圧が所定範囲に維持される。これにより、熱伝導性媒体が介在しないときよりも点灯時における発光効率がさらに向上する。
請求項4に記載の照明装置の発明は、請求項1ないし3のいずれか一記載の電球形蛍光ランプと;この電球形蛍光ランプの口金が取り付けられるソケットを有する器具本体と;を具備していることを特徴する。
本発明によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の電球形蛍光ランプを配設する照明装置を提供することができる。
請求項1の発明によれば、グローブの連通孔から外部に突出した細管が外気により効率的に冷却されるので、この細管の外端部に発光管の最冷部が形成され、発光管内の水銀蒸気圧をさらに制御しやすくなって、点灯時における発光効率をさらに向上させることができ、電球形蛍光ランプから所定の光束を安定的に出力させることができる。
さらに、発光管の熱がグローブの連通孔を介して外気に放出されることによって最冷点箇所がより形成しやすくなるので、発光管の発光効率がさらに向上して、電球形蛍光ランプから所定の光束をさらに安定的に出力させることができる。
請求項2の発明によれば、グローブの連通孔を挿通して外部に突出する発光管細管の外端部を、その外周等を保護壁により覆って保護するので、この細管に外方から応力が加わって破損するのを防止または低減することができる。また、この保護壁は、もともと小さい細管のうち、グローブの連通孔から外部へ突出し、さらに小さい外端部の周囲等を被覆すればよいので、小さく済み、一般照明用電球(白熱電球)に外観が近似するという美感を損ねることは殆ど無い。
請求項3の発明によれば、透光性樹脂によってグローブの連通孔と細管との間隙が閉塞されるので、発光管からの放射光の損失を低減できる。
請求項4の発明によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の電球形蛍光ランプを配設する照明装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、複数の添付図面中、同一または相当部分には、同一符号を付している。
図1は本発明の第1の実施形態に係る電球形蛍光ランプの一部を縦断面で示す正面図、図2は図1で示すII部の拡大縦断面図、図3〜図5は同II部の変形例をそれぞれ示す拡大縦断面図、図6は同電球形蛍光ランプを具備した照明装置の正面図である。
図1に示すように電球形蛍光ランプ1は、その高さ方向(管軸方向)の一端(図1では上端)に口金2を設けるカバー3、このカバー3の他端(図1では下端)側に支持された発光管4、この発光管4の一端側を支持するカバー3に取り付けられたホルダ5、発光管4を覆うとともに上端側でホルダ5の周囲も覆ってカバー3に取り付けられるグローブ6、口金2およびカバー3の内側に収納された点灯装置7を備えている。そして、定格電力が例えば40Wタイプ、60Wタイプ、100Wタイプの白熱電球などの一般照明用電球に近い寸法と外観に形成されている。この一般照明用電球とは、JIS C 7501に定義されている。
口金2は、エジソンタイプのE26形などで、ねじ山を備えた筒状のシェル2a、このシェル2aの図中上端側の頂部に絶縁部2bを介して設けられたアイレット2cを備えている。シェル2aは、その上端側をカバー3の一端部に被せて接着剤またはかしめなどにより固定されている。
カバー3は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂により図1中下方に向けて漸次縮径する逆円錐台状部とその下方に垂下する円筒状部を一体に連成したカバー本体3aを有し、このカバー本体3aの一端(図1中下端)側には口金2のシェル2aが取り付けられ、カバー本体3aの他端側(図1中下端側)には、取付端部である円筒状の開口取付端部3bが形成されている。
この取付端部3b内には、カバー本体3aの円錐台状部と円筒部との連結部内側の環状凸状段部3cに、ホルダ5の上部円筒状開口端を当接し固着している。また、この凸状段部3c近傍に、ホルダ5の図1中開口上端に突設された断面鉤状のカバー用係合部5fに係合して固定すると共に、その軸方向(図1中上下方向)の変位を規制する係合凹部3dを形成している。
ホルダ5は、例えばPBT等の耐熱性合成樹脂により上端開口の有蓋円筒状に形成され、その蓋部をなす円板状の基板部5aの図中上面周縁部に、一端(図1では上端)側に突出する円筒状の円筒部5bを一体に連成することにより、図1中上面開口の円筒状のホルダ本体を形成している。
ホルダ5は、基板部5a上に、発光管4の一対の電極封止端部4a,4bを載置させて支持する支持凹部と、これら電極封止端部4a,4b同士の間隙内に突出して、その径方向のずれを規制する筒状突部5cを突設している。基板部5aは、その筒状突部5cの外側にて、挿通孔5d,5eをそれぞれ形成し、これら挿通孔5d,5eには、発光管4の一対の電極封止端部4a,4bからその外方へ突出する細管4c,4dと図示省略のアウタワイヤをそれぞれ挿通させるようになっている。
そして、図1に示すようにホルダ5は、その円筒部5bの外周面に、その水平方向外方へ突出するカバー用係合部5fを一体に突設している。
グローブ6の縮径開口端部6dは、カバーの段部3cの内側に載置されて、ホルダ5とグローブ6の位置決めをする。
図1に示すようにグローブ6は、透明または光拡散性を有する合成樹脂により、白熱電球などの一般照明用電球のガラス球の形状に近い滑らかな曲面状に形成されている。すなわち、グローブ6は、ほぼ球状に形成された球状部6aと、この球状部6aの図1中上端部に、この球状部6aの直径よりも小径に漸次縮径されたほぼ円筒状の縮径部6bを一体に連成している。球状部6aはグローブ6の最大径を示す最大径部6cを有する。縮径部6bは、グローブ6の一端部(図1中上端部)に縮径開口端部6dが形成され、この開口端部6dの縁部がカバー3の開口取付端部3bの内側に嵌合されて例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの接着剤により接着固定されている。
そして、グローブ6は、発光管4および電球形蛍光ランプ1の中心軸Oと直交する方向、すなわち、グローブ6は横方向(水平方向)の分割線Oaにより図1中上下方向に2分割している。つまり、発光管4の最大外径部4kの水平方向中心線Oaを水平分割線として図1中、上下方向に2分割して、頂端部6a側のトップグローブ6X1と、縮径部6b側のアンダグローブ6X2とを形成している。
すなわち、このグローブ6が、例えば非分割の一体から形成されている場合には、発光管4の最大外径部4kの外径の方がグローブ6の縮径開口端部6dよりも大きいので、この開口端部6dからグローブ6内に二重螺旋形の発光管4を挿入できない。
しかし、このグローブ6は、その水平分割線Oaにより、アンダグローブ6X2とトップグローブ6X1とに上下に横分割されているので、発光管4をホルダ5上に立設した後、この発光管4の外側を、その上下両方からアンダグローブ6X2とトップグローブ6X1によりそれぞれ被せ、これら両グローブ6X1,6X2の開口端同士の突合せ面を超音波溶着により固着して一体に形成することができる。
すなわち、水平分割線Oaが発光管4の最大外径部4kの水平方向中心線Oaと一致しているので、これら上下一対のアンダグローブ6X2,トップグローブ6X1により発光管4の全体を被覆することができる。
そして、グローブ6は、その球状部6aの頂端部6a1に、電球形蛍光ランプ1の中心軸Oに一致する小径の連通孔6a2を軸方向に穿設しており、この連通孔6a2によりグローブ6の内外を連通させている。
発光管4は、その図1中下部の膨出部としての螺旋形部4eと、図1中上部の直状部4fとを有し、これらを一体に連結している。
螺旋形部4eは、外径が例えば10mmの直状円管状のガラスバルブ4gをほぼ等分の2つ折りに折曲し、その等分位置の折返し部4hを頂端として図示しない金型に巻き付けて2重螺旋形にモールド成形することにより屈曲形成される。
この屈曲形ガラスバルブ4gは、その内面に、希土類等の蛍光体膜4mをほぼ全長に亘って形成し、軸方向両端部には、一対の電極4i,4jをそれぞれ封装して電極封止端部4a,4bをそれぞれ形成している。
すなわち、図1に示すように螺旋形部4eは、ガラスバルブ4gの一方の電極封止端部、例えば4aから旋回軸O回りに旋回しながら図1中下方の頂端部である折返し部4hに至る第1の旋回部と、この折返し部4hの他端から旋回軸O回りに旋回しながら他方の電極封止端部、例えば4bに至る第2の旋回部とを有する2重螺旋形状であり、所要数、例えばほぼ3周旋回(ターン数)している。したがって、螺旋形部4eは、放電路長が比較的長くなるように形成されている。
一対の電極4i,4jは、例えばタングステン製のコイル電極が使用されており、例えばビーズガラスにより仮止めされた状態でガラスバルブ4gの両端部に封着されている。
ガラスバルブ4g内には、アルゴンやクリプトンガス等の放電媒体が封入されている。
膨出部としての螺旋形部4eは、グローブ6の最大径部6cを有する頂端6a1側の球状部6a内に収容され、その螺旋径を、グローブ6の球状部6aの内面形状に対応して頂端の折返し部4hから最大径部6cに向けて漸次拡径して行き、グローブ6の最大径部6cで螺旋径を最大とし、さらに、グローブ6の球状部6a上半部の縮径に対応して螺旋径を漸次縮径して行って直状部4fの図1中下端部に一体に連成されている。
直状部4fは螺旋形部4eの一対の螺旋終端部において、一対の電極封止端部4a,4b側のガラスバルブ4gの図1中上部を、グローブ6の縮径部6bの軸方向上方に向けてほぼ直角に折曲し、直状の一対の電極封止端部4a,4bをほぼ平行に並設してホルダ5の支持用凹部内に載置されている。直状部4fのバルブ外径Cは7〜9mmに形成され、螺旋形部4eのバルブ外径D(例えば8〜10mm)よりも小径に形成されている。なお、直状部4fは、ガラスバルブ4gを螺旋形部4eの旋回方向に合わせるように若干湾曲させて螺旋状に形成してもよい。
そして、発光管4は、折返し部である頂端部4hの中央部に、細管4nを一体に突設している。細管4nは、例えば管外径2mm、肉厚0.5mmの軟質ガラスからなり、発光管4の頂端部4hからほぼ垂直下方に突出してグローブ6の球状頂端部6a1の連通孔6a内を、その内面と所要の環状間隙を置いて挿通してグローブ6の外方に突出し、所定長(例えば1〜10mm、好ましくは2〜5mm)突出している。細管4nは、例えば、バルブ4gの内面に蛍光体膜4mが形成された後、その基端側4naがバルブ4gの頂端部4hに加熱、吹き破りにより形成された開口に溶着され、外端部4nb側の開口先端が溶封(チップオフ)されている。
図2に示すように細管4nの内部には、細管4n内からバルブ4gの内部に移動(拡散)、またはバルブ4gの内部から細管4nの内部に移動(凝集)する水銀4pが滞留する。なお、細管4nの内面には、蛍光体膜が形成されていない。
点灯装置7は、点灯回路パターンを形成した縦基板7aを、ホルダ5内面の図示しない一対の縦溝内に嵌入して固定している。すなわち、ホルダ5は、その円筒部5bの内面に、その直径方向で対向する一対の縦溝(図示せず)をホルダ5の軸方向に形成し、この縦溝内に縦基板7aの幅方向両側縁部を嵌入させて固定している。縦基板7aは片面または両面基板に構成され、その実装面には、電解コンデンサ等のリード部品やトランジスタ等のチップ部品等の点灯回路部品である複数の電子部品7b,7b,…が実装されている。
このように構成された電球形蛍光ランプ1の具体的構成の一例は、次の通りである。すなわち、発光管4の発光管最大外径(螺旋外径)が54mm、電球形蛍光ランプ1の全高h1が109mm、発光管4の高さh2が64±1mm、最大径部4の水平方向中心線Oaまでの高さh3が38mm、発光管4の電極封止端からグローブ6の最大径部6cの直径r1が60mm、カバー3の図1中、上端部外径r2が32mmである。一対の電極4i,4j同士間の放電路長は、360〜610mmであり、ガラスバルブ4gのバルブ径に応じて相違する。例えばガラスバルブ4gの径(バルブ径)が8mmのとき、放電路長が476mm、バルブ径が9mmのとき、放電路長が374mmである。また、口金2の外径が26mmであり、発光管最大外径(30.5mm)の約1.17倍である。
したがって、この電球形蛍光ランプ1によれば、一般照明用電球近似の外観を得ることができる。
次に、この第1の実施形態に係る電球形蛍光ランプ1の作用について述べる。
口金2に電源電圧が印加されると、リード線を介して基板7aに実装されている点灯回路が給電されて点灯装置7が動作する。点灯装置7は、発光管4を高周波点灯させる。
発光管4が点灯すると、二重螺旋形のバルブ4gから可視光が放射される。すなわち、一対の電極4i,4j間に放電が発生し、放電媒体を構成する水銀蒸気から紫外線が放射される。この紫外線によって蛍光体膜4mが励起されて可視光が放射される。
細管4nは、発光管4の頂端部4hから所定長例えば8〜10mm突出し、先端部の外端部4nbがグローブ6の外部へ2〜5mm突出しているので、外気により直接冷却される。特に、細管4nはバルブ4gの放電路から離間しているので、細管4nの先端側(外端部)4nbは、バルブ4gとの温度差が大きくなり、バルブ4gの最冷点箇所(最冷部)になり易い。
そして、細管4nの先端側(外端部)4nbの温度が適正な値まで低下して、バルブ4g(発光管4)内の水銀蒸気圧が所定範囲(適正範囲)に維持され、発光管4の点灯時における発光効率の低下が抑制される。これにより、電球形蛍光ランプ1は、一般照明用電球と同等の明るさ(光束)を得ることができる。
また、細管4nは、肉厚が例えば0.5mmと厚いので、強度低下が生じにくく、内径が例えば1mmと細いので、内部に滞留している水銀4pが目立ちにくい。
図3は上記図1,図2で示すグローブ6の第1の変形例を示す要部拡大縦断面図である。この図3に示すようにこのグローブ6は、連通孔6a2の外面に、外方にほぼ垂直下方に突出する小径円筒状の保護壁4qを同心状かつ一体に連成している点に特徴があり、これ以外は上記実施形態とほぼ同様である。
保護壁4qは、その突出高さが細管4nの先端である外端面とほぼ同一または若干高くなるように形成され、先端(外端)には、連通孔6a2とほぼ同径の開口4q1が形成されている。
したがって、グローブ6の連通孔6a2から外方へ突出する細管4nの外部突出部の外周を保護壁4qにより囲んでいるので、細管4nの外方突出部に、何らかの外力が直接加わって破損するのを防止または低減することができる。
しかも、保護壁4qの外端は開口4q1しているので、この開口4q1を流通する外気により細管4nを有効に冷却することができるので、図2で示す細管4nと同様に、この細管4nに最冷部を形成され易い。
図4は上記グローブ6の第2の変形例を示す要部縦断面図である。図4に示すようにこのグローブ6は、図2で示すグローブ6の連通孔6a2と細管4nとの環状間隙と、細管4nの外方突出部回りに、リング状の透光性樹脂としての熱伝導性媒体4rを同心状に充填固化させた点に特徴がある。
熱伝導性媒体4rとしては、耐熱性および光透過性に優れた材料であって、例えば、透明なシリコーン接着材が好ましい。この透明なシリコーン接着材を用いることにより、透明ゆえに電球形蛍光ランプ1の点灯前の美感を損なうことがなく、また点灯後もシリコーン接着材が影として被照明面に投影されることもない。なお、この場合、図5に示すように細管4nの先端部である外端部4nbを熱伝導性媒体4raにより被覆するとともに、グローブ6の外周面に沿ってなだらかに膨出させてもよい。この熱伝導性媒体4raも図4で示す熱伝導性媒体4rと同様に耐熱性と光透過性に優れたシリコーン接着材等からなる。これによれば、細管4nの外端部4nbも熱伝導性媒体4raにより保護することができる。すなわち、グローブ6への熱伝導量を多くしてグローブ6の外面からの放熱量を多くすることで、放熱効果を高めることができる。
図6は本発明の第2の実施形態に係る照明装置11の概略構成図である。この照明装置11は、例えばダウンライト等の照明装置であり、照明器具本体12を有する。この照明器具本体12内にはソケット13および反射体14が取り付けられ、ソケット13には上記電球形蛍光ランプ1の口金2がねじ込みにより装着される。
この照明装置11によれば、電球形蛍光ランプ1の高光束、高発光効率の螺旋形部4eが図4中下方に向いているので、直下照度を向上させることができる。
また、電球形蛍光ランプ1の口金2側へ放射される光束を増大させる直状部4fが照明器具本体12の反射体14側に位置して対向しているので、この反射体14により反射される反射光を増加させることができる。
そして、グローブ6の分割が横割りであるので、この電球形蛍光ランプ1がダウンライトとして使用される場合には、図中下方に向くトップグローブ6X1の頂端面には継ぎ目(接合部)が無いので、点灯前と後で分割線が目立つのを共に低減することができ、さらに、継ぎ目が被照明面に投影されるのを防止することができる。
図7および図8は、他の実施形態に係る電球形蛍光ランプを示し、図7は電球形蛍光ランプ全体の一部断面正面図、図8は螺旋形発光管とグローブの寸法関係を示す一部断面正面図である。
この電球形蛍光ランプ20は、螺旋形状発光管21、グローブ22、カバー23、ホルダ24、点灯装置25および口金26を具備している。
電球形蛍光ランプを白熱電球と同一形状にするとともに、グローブの口金近傍まで発光させるためには、グローブの口金側の開口端部の最小外径を35mm以下にするとともに、発光管をグローブ開口端部付近に配設する必要がある。しかし、二重螺旋状に形成された発光管は、グローブの開口内径よりも小さい螺旋径でガラスを屈曲形成する必要があり、管外径3〜8mmのバルブでは、螺旋径が小さいために螺旋の巻き長さが短くなってしまう。
螺旋の巻き長さが短くなると、バルブ長も短くなり、ひいては放電路長も短くなるため、発光効率が低下する傾向にある。また、螺旋径が小さいと、屈曲部の曲率が小さくなるため、バルブの加工が難しく、強度を確保しにくくなる。このため、白熱電球と同一のサイズで、グローブを口金付近まで発光させるためには、螺旋形状の発光管は不適当である。本実施形態はこのような不都合を解消するものである。
図8に示すように、発光管21の螺旋外径がD1であり、螺旋形バルブ21a、その内面に形成された蛍光体層(図示しない。)、バルブ21aの両端内部に封装された一対の電極(図示せず)およびバルブ21aの内部に封入された放電媒体を含んでいる。
発光管21は、2重螺旋形状発光管により構成されている。この2重螺旋形状発光管21は、1つの螺旋部21bおよび2つの直管部21c,21cを備えている。螺旋部21bは、1本のガラス管からなる直管状部材を、その長手方向で略二等分して屈曲し、二等分した直管状部材の略中央を頂部として同一方向に巻回して形成されている。直管部21c,21cは、螺旋部21bの両端に連続する短い直管部分からなる。したがって、上記直管状部材の両端部が直管部21c,21cを形成し、中間部が螺旋部11を形成している。なお、発光管21の直管部21c,21cは、図1の図示されない螺旋軸とほぼ平行に上方へ延在している。また、発光管21の図7の最下端に位置する頂部21dは、最冷部を形成するための凸部を形成している。
また、発光管21は、透明な無鉛ガラス製のバルブ21aを管外径寸法が7〜10mm、旋回軸方向の全長が60〜90mmに構成されている。バルブ21aの内面には例えば3波長の蛍光体層が形成され、かつ適宜の放電媒体が封入されている。そして、バルブ21aの内部に形成されている放電路の両端内部には一対の電極が封装されている。放電媒体としては、例えば水銀および希ガスを用いることができる。放電路長は、例えば500〜1000mmに形成される。ここで、放電路長は、一方の電極から、螺旋形状発光管1の管の中心を通って他方の電極に至るまでの距離である。
さらに、発光管21は、その一方の端部において、バルブ21a内部と連通して先端部が封着された長い細管27を備えている。長い細管27は、発光管21を構成するガラスと同様の透明な無鉛ガラスで構成されている。この細管27内の先端部内には水銀蒸気供給体としての主アマルガム28を配置するようにしてもよい。そして、図1に示すように主アマルガム28を配置した長い細管27の先端部を後述する口金26の内部に位置させることにより、主アマルガム28を相対的に低温状態に保持することができる。
図8に示すようにグローブ22は、直径がD2の開口部22aを備えていて、内部に発光管21の全体またはその少なくとも主要部を収納している。開口部22aの直径D2は数式D1≧D2を満足する値に形成されている。そして、発光管21は、その螺旋部21bに形成される螺旋状の溝gを、いわばねじ溝のように利用して、グローブ22の開口部22aを通過させることにより、グローブ2の内部へ収納されるように構成されている。
図7に示す実施形態において、グローブ22は、開口部22aから内部へ向かって拡開していて、図8に示すように開口部22aから、内部の軸方向で隣り合う発光管21の螺旋環状部同士間の螺旋ピッチp1に等しい距離離間した位置における直径D3が数式D2<D3を満足するように形成されている。さらに、発光管21の一対の電極を封装した一対の電極封止端部、すなわち、一対の直管部21c,21cの根元部における螺旋外径D1aは、開口部22aの直径D2よりも小(D1a<D2)であり、2個一対の直管部21c,21cの軸方向長さLが螺旋ピッチp1よりも小(L<p1)に形成されている。また、グローブ22の開口部22aの円弧状縮径部曲率Rは、発光管21のバルブ21aの外径rよりも大(R>r)に形成されている。さらに、螺旋溝gの外径grがグローブ22の開口部22aの内径D2よりも小(gr<D2)に形成されている。
また、グローブ22は、少なくともその一部が透光性であり、内部に収納する螺旋形状発光管1からの発光が透光性部分を透過して外部へ導出されるように機能する。さらに、グローブ22は、その透光性部分が透明性および拡散性のいずれであってもよい。
図7に示す実施形態において、グローブ22は、無鉛ガラスからなるとともに、その内面にシリカなどの金属酸化物微粒子の被膜が例えば静電塗装により付着されて光拡散膜を形成している。
カバー23は、グローブ22と協働して発光管21の外囲器として機能する。また、カバー23は、その内部に後述する点灯装置25を収納するとともに、口金26を支持し、かつホルダ24を介してグローブ22を支持している。
図7に示すように、カバー23は、伏せた杯状の外形を有し、その上部の高台状の筒状部23aに口金26を装着し、主として杯状の本体部23bの内部に点灯装置25を収納し、下部の開口端がホルダ24により閉鎖されている。ホルダ24は、発光管21を支持する手段であり、カバー23に装着されている。
図7に示すようにホルダ24は、発光管21を支持するための構造として、円形の皿状をなしているとともに、皿の底の部分に離間した2つの貫通孔23cと皿の内面側において貫通孔23dを取り巻き、かつ貫通孔23cより内径が大きい囲壁23eとを一体成形により備えている。そして、発光管21の一対の直管部21c,21cを図1の下方から貫通孔23cに挿入し、ホルダ24の上面から突出した直管部21c,21cと囲壁23eの間にシリコーン接着剤29aを充填して両者間を固定している。
また、ホルダ24は、グローブ22を支持するための構造として、上記皿状部分の外周に下向きの周溝30を備えている。そして、グローブ22の開口部22aを周溝30に嵌合させ、かつシリコーン接着剤29bを周溝30内に充填してグローブ22の開口部22aを周溝30内に固定している。
点灯装置25は、高周波インバータを主体として構成される電子化されたものであり、発光管21を、その一対の電極間に高周波電圧を印加して点灯させる。点灯装置25は、配線基板25aに実装されている。配線基板25aは、ホルダ24の皿状の部分に支持されている。
口金26は、点灯装置25を電源に接続するとともに、図示しないランプソケットを介して電球形蛍光ランプ20を支持する手段であり、カバー23に装着されている。図7に示す実施形態において、口金26は、E26形ねじ口金であり、カバー23の高台状の筒状部23aの外周に形成されたねじ溝にねじ込まれることにより、カバー23に取り付けられている
図8に示すようにグローブ22と発光管21の寸法が設定されているので、グローブ22内に発光管21を挿入するときは、グローブ22の開口部22aを、発光管21の螺旋溝gに嵌合させ、ねじ込むことにより挿入する。すなわち、まず、グローブ22の開口部22aに、発光管21の頂端部21dを向け、さらに、その頂端部21d側の最初の螺旋溝gが開口部22aとほぼ平行をなすように、グローブ22と発光管21の両中心軸を相対的に傾斜させる。
次に、その傾斜状態で、グローブ22の開口部22a内に、この開口部22aの直径D2よりも小径の発光管21の頂端部21dを挿入し、頂端部21d側の最初の螺旋溝g内に、この螺旋溝gの直径grよりも大径(gr<D2)のグローブ22の開口部22aを外嵌する。
この後、発光管21またはグローブ22の一方を各中心軸回りに回転させて行くと、グローブ22の開口部22a内に発光管21がねじ込まれてグローブ22内に挿入されて行く。
これにより、グローブ22の開口部22aが発光管21の一対の電極封止端部である直管部21c,21cに到達すると、これら一対の直管部21c,21cの長さLが発光管21の螺旋ピッチp1よりも短いうえに、開口部22a外面の縮径部の曲率Rの方がバルブ21aの外径rよりも大(R>r)であるので、これら直管部21c,21cをグローブ22の開口部22a内に、ほぼ垂直状態に転向させて挿入することができる。
すなわち、発光管21の螺旋部21bの螺旋径D1の方がグローブ22の開口部22aの直径D2(開口径)よりも大(D1>D2)であっても、グローブ22と発光管21の寸法が上記条件を満たしているので、発光管21の螺旋溝gに、グローブ22の開口部22aを外嵌し、ねじ込むことにより、発光管21をグローブ22内に挿入することができる。
図9は本発明の第4の実施形態に係る発光管21の拡大正面図である。この実施形態は、図7,図8で示す第3の実施形態に係る電球形蛍光ランプ20の発光管21において、長い細管27の基端部と発光管21の一方の直管部21c外端とに接合部に、シリコーンゴム等の第1の補強材31を設けると共に、この直管部21c,21cとこれら連続する螺旋部21bとの間に、例えば硬度100以下のシリコーン樹脂等からなる第2の補強材32を設けた点に特徴があり、これ以外の構成は、図7,図8で示す発光管21と同様である。
また、所望により長い細管27の中間部をシリコーン接着剤(図示しない。)により図7で示す配線基板25aに固定することができる。長い細管27は、その基端部より中間部の方が強度が大きいので、上記のように構成することにより、落下衝撃が長い細管27自体に加わるようになり、細管27の強度が向上する。同様に長い細管27の先端部と図7で示す口金26またはカバー23の例えば筒状部23aとの間をシリコーン接着剤(図示しない。)で接着することもでき、強度向上に効果的である。この実施態様の場合、シリコーン接着材31は、熱伝導率が高いので、図7に示すように細管27の先端部に主アマルガム28を配置している場合、主アマルガム28の温度を所望の低い値に保持しやすくなる。
ところで、2重螺旋形発光管21の場合、そのガラス成形の際に直管部21c,21cの肉厚が少し薄くなることがある。成形前のガラス管の肉厚は、0.8〜1.2mm程度であるが、螺旋部21bの成形時に直管部21c,21cが引き伸ばされて例えば0.6mm程度になり、さらに封止部を曲げる際に薄くなって0.3〜0.5mm程度になりやすい。この場合肉厚が0.4mm以下になると、強度が低下する。
そこで、上述のように第2の補強材32を充填することにより、直管部21c,21cの強度が補強される。また、同時に第2の補強材32は、落下衝撃の衝撃吸収作用を奏するので、直管部21c,21cの強度が格段に向上する。なお、第2の補強材32は、図7,図8で示すようにグローブ22の開口部22aが螺旋状の隙間gを通過させてグローブ22を装着する場合、グローブ22の開口部22aに当接しない位置に配設する必要がある。
本発明の第1の実施形態に係る電球形蛍光ランプの一部を縦断面で示す正面図。 図1のII部拡大正面図。 図2で示す実施形態の第1の変形例を示すII部拡大正面図。 図2で示す実施形態の第2の変形例を示すII部拡大正面図。 図2で示す実施形態の第3の変形例を示すII部拡大正面図。 本発明の第2の実施形態に係る照明装置の正面図。 本発明の第3の実施形態に係る電球形蛍光ランプの一部を縦断面で示す正面図。 図7で示すグローブと発光管との寸法関係を示す正面図。 本発明の第4の実施形態に係る発光管の正面図。
符号の説明
1,20…電球形蛍光ランプ、2,26…口金、3,23…カバー、3a…カバー本体、3b…カバーの開口取付端部、3c…カバーの凸状段部、4,21…発光管、4a,4b…一対の電極封止端部、4h…折返し部、4e,21b…発光管の螺旋形部、4f…発光管の直状部、4g,21a…ガラスバルブ、4k…発光管の最大外径部、4m…蛍光体膜、4n…細管、4nb…細管の外端部、4p,28…主アマルガム、4q…保護壁、5…ホルダ、5a…ホルダの基板部、5c…ホルダの筒状支持部、5d,5e…ホルダの取付孔、5f…ホルダのカバー用係合部、5g…下突部、5h…上突部、5i…スリット、6,22…グローブ、6a…グローブの球状部、6a1…グローブの頂端部、6a2…グローブの連通孔、6b…グローブの縮径部、6b1…アンダグローブの縮径開口端、6b2…アンダグローブの係合段部、6X1…トップグローブ、6X2…アンダグローブ、7,25…点灯装置、7a…点灯装置の縦基板、7b…点灯装置の電子部品、11…照明装置、12…照明器具本体、21c,21c…直管部、D1…発光管の螺旋部外径、D1a…発光管の一対の電極封止端部における螺旋外径、D2…グローブの開口部の直径(開口径)、D3…グローブの開口部から発光管の螺旋ピッチ相当分離間した部位におけるグローブの外径。

Claims (4)

  1. カバー本体の一端に口金を備え他端に取付端部を有するカバーと;
    カバーの取付端部に取り付けられる開口端部を有し、この開口端部に対し軸方向反対側の頂端部に連通孔が形成されたグローブと;
    一対の電極が封装された屈曲形バルブおよびこの屈曲形バルブの頂端部にてその内部に連通しかつグローブの連通孔に挿通されて外方に突出するように設けられた細管を有し、グローブ内に収容されるようにカバー側に保持された発光管と;
    カバー内に少なくとも一部が収容される点灯装置と;
    を具備していることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  2. グローブは、頂端部から外方へ突出する細管の周囲を覆って保護する保護壁が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電球形蛍光ランプ。
  3. グローブの連通孔と細管の間隙には透光性樹脂が充填されていることを特徴とする請求項1または2記載の電球形蛍光ランプ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一記載の電球形蛍光ランプと;
    この電球形蛍光ランプの口金が取り付けられるソケットを有する器具本体と;
    を具備していることを特徴する照明装置。
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