JP4779996B2 - 電球形蛍光ランプおよび照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電球形蛍光ランプおよびこの電球形蛍光ランプを具備した照明装置に関する。
従来、この種の電球形蛍光ランプは、JISに定義されている一般照明用電球に近い寸法に小形化されており、一般照明用電球に近似した外観を有する。
この種の電球形蛍光ランプは、屈曲形のバルブを有する発光管、カバー本体の一端に口金を取り付け他端側で発光管を支持するカバー、このカバー内に収容される点灯装置、発光管を被覆してカバーの他端側に取り付けられるグローブ等を具備している(例えば、特許文献1参照)。
そして、近年では、グローブ内の狭隘な空間内に配設される屈曲バルブを螺旋形に形成して放電路長の増大を図った発光管を備えたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−21351号公報 特開2003−263972号公報
しかしながら、このような従来の螺旋形発光管を有する電球形蛍光ランプでは、螺旋形の発光管のバルブ端部がカバー内に延在し、その発光管の端部がカバー内のホルダーにより支持されるので、カバーが大形化するという課題がある。
しかも、このカバーは発光管の発光を透過させないために発光しない部分であり、その分、発光効率を大きく低下させている。また、カバーと口金が発光しないので、口金のみが発光しない一般照明用電球とは、点灯時の外観においても相違した印象を与えることになる。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、発光しないカバーを小形化して発光効率を向上させることができる電球形蛍光ランプおよび照明装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の電球形蛍光ランプは、カバー本体の一端に口金を備え他端に取付端部を有するカバーと;カバーの取付端部に取り付けられる開口端部を、その他端の頂端部側の最大径よりも縮径してなるグローブと;螺旋状に形成されたバルブおよびこのバルブの両端部に封装された一対の電極を有し、バルブ外径7〜9mm、発光管最大外径25〜36mm、発光管高さ65〜85mm、放電路長250〜600mm、グローブ内に収容されたときに、その開口端部の内方に位置する部位に収容可能に形成してなる発光管と;カバー内に収容された点灯装置と;を具備し、カバーは、その最大外径が口金外径に対し1.0〜1.8倍であり、口金以外のカバー本体長さがランプ全長の23%以下であることを特徴とする電球形蛍光ランプである。
バルブ外径が7mm未満の細径であると、グローブ内の所定空間内に配設される発光管の螺旋ターン数を多くし、放電路長を長くすることができるが、金型を使用したモールド成型により直状円管状のガラスバルブを螺旋形に成形する際にはガラスバルブの外径が細過ぎるので、クラックや歪みが発生し易い。このために、螺旋状のガラスバルブを量産する場合の歩留りを低下させる不具合がある。
一方、バルブ外径が9mmを超える太径の場合は、グローブ内側の限られたスペース内に螺旋形状を形成しなければならないので、螺旋ターン数が減少し、放電路長が短くなるので、発光効率を向上させることができない。
また、発光管は、グローブの縮径開口端部の内方に位置する部位(端部)を、このグローブの縮径開口端部内に収容し得るように形成しているので、この発光管端部を、グローブの縮径開口端部に取り付けられるカバー内に挿入し、口金近傍まで延伸させることができる。
このために、口金近傍のグローブを発光管により発光させることができるので、カバーを小形化し発光効率を向上させることができる。
なお、放電路長は、小形化優先のためには250mm以上とするのがよいが、発光効率の向上のためには400mm以上が望ましい。しかし、放電路長が600mmを超える場合には、始動電圧が高くなるので、カバー内に配設される小形の点灯装置の大形化を招き、点灯装置をカバー内に収容し難くなる、という新たな課題が発生する虞がある。
請求項2記載の電球形蛍光ランプは、発光管は、グローブの開口端部の内方に位置する部位が、発光管最大外径部よりも縮径していることを特徴とする請求項1記載の電球形蛍光ランプである。
請求項3記載の電球形蛍光ランプは、発光管は、その口金側と反対側の頂端部を、グローブの頂端部内面の形状に対応して発光管最大外径から漸次縮径させていることを特徴とする請求項1または2記載の電球形蛍光ランプである。
請求項4記載の電球形蛍光ランプは、グローブは、複数に分割された分割体を一体に組み付けた後、その外面に被せた熱収縮樹脂フィルムの熱収縮により一体に形成されてなることを特徴とする請求項1または2記載の電球形蛍光ランプである。
請求項5記載の電球形蛍光ランプは、カバーが透明に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の電球形蛍光ランプである。
請求項6記載の照明装置は、請求項1ないし5のいずれか一記載の電球形蛍光ランプと;電球形蛍光ランプが取り付けられる器具本体と;を具備していることを特徴とする照明装置である。
請求項1記載の電球形蛍光ランプによれば、螺旋形のバルブ自体の外径が7〜9mmの細径であって、螺旋形の最大外径である発光管最大外径が25〜36mm、発光管高さが65〜85mm、放電路長が250〜600mmであるので、発光効率を向上させることができると共に、点灯外観を一般照明用電球に近似させることができる。
また、カバーの最大外径が口金外径の1.0〜1.8倍であるので、外観自体と点灯外観を一般照明用電球のものに近似させることができる。
請求項2記載の電球形蛍光ランプによれば、グローブの縮径開口端部の内方に位置する発光管の端部近傍が発光管最大外径部よりも縮径しているので、この発光管縮径端部をカバー内に挿入して口金近傍まで延伸させることができる。
このために、発光管の放電路長を長くして発光効率を向上させることができると共に、発光管縮径端部により口金近傍まで発光させることができるので、点灯外観を一般照明用電球に一層近似させることができる。
また、発光管の放電路長が最長の発光管最大外径部を、グローブの最大外径部内に位置させることができるので、放電路長を長くして発光効率を向上させることができる。
請求項3記載の電球形蛍光ランプによれば、発光管の頂端部を、グローブの頂端部の縮径内面に対応して発光管最大外径から漸次縮径しているので、発光管の頂端部外面をグローブ頂端部内面に近接させ、発光管の放電路長を長くし、発光効率を向上させることができる。
請求項4記載の電球形蛍光ランプによれば、グローブを縦(軸方向)割りや横(水平方向)割等により分割しているので、発光管がグローブの開口端よりも大径の最大外径部を具備している形状であっても、この発光管の最大外径部をグローブ内に容易に挿入することができる。
また、グローブの複数の分割体を1個のグローブに組み付けた後、その外面に熱収縮樹脂フィルムを被せ、このフィルムを熱収縮させることにより、グローブを簡単かつ迅速に一体に形成することができる。
請求項5記載の電球形蛍光ランプによれば、口金を取り付けているカバーが透明であるので、このカバーを発光管により発光させることができる。このために、一般照明用電球とほぼ同様に口金の根元まで発光させることができるので、点灯外観を一般照明用電球に近似させることができる。
請求項6記載の照明装置によれば、請求項1ないし5のいずれか一記載の照明装置を具備しているので、これら電球形蛍光ランプの作用効果を有する照明装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、複数の添付図面中、同一または相当部分には、同一符号を付している。
図1に示すように電球形蛍光ランプ1は、その高さ方向(管軸方向)の一端に口金2を有するカバー3、このカバー3の他端側に支持された発光管4、この発光管4の一端側を支持してカバー3に取り付けられたホルダ5、発光管4を覆うとともに一端側でホルダ5の周囲も覆ってカバー3に取り付けられたグローブ6、口金2およびカバー3の内側に収納された点灯装置7を備えている。そして、定格電力が例えば40Wタイプ、60Wタイプ、100Wタイプの白熱電球などの一般照明用電球に近い寸法と外観に形成されている。この一般照明用電球とは、JIS C 7501に定義されている。
口金2は、エジソンタイプのE26形などで、ねじ山を備えた筒状のシェル2a、このシェル2aの一端側の頂部に絶縁部2bを介して設けられたアイレット2cを備えている。シェル2aの他端側をカバー3の一端部に被せて接着剤またはかしめなどにより固定されている。
カバー3は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂により図1中下方に向けて漸次縮径する円錐台状のカバー本体3aを形成し、このカバー本体3aの一端(図1中下端)側には口金2のシェル2aが取り付けられ、カバー本体3aの他端側(図1中上端側)には、取付端部である環状の開口取付端部3bが形成され、この開口取付端部3bの内側にはホルダ5を取り付けている。
発光管4は、2重螺旋形のガラスバルブ4aの両端部に、一対の電極4b,4cをそれぞれ封装し、これら一対の電極封止端部がカバー3側に位置するように頂端部である折返し部4dで折り返されている。
図2,図3に示すようにガラスバルブ4aは、管外径φ4が例えば8.65mmの直状円管状のガラスバルブを、その折返し部4dにより折り返す2重螺旋形にモールド成型することにより形成される。
すなわち、ガラスバルブ4aは一方の電極封止端部から旋回軸O回りに旋回しながら図中上方の頂端部である折返し部4dに至る第1の旋回部Aと、この折返し部4dの他端から旋回軸O回りに旋回しながら他方の電極封止端部に至る第2の旋回部Bとを有する2重螺旋形状を有し、例えばほぼ9周旋回(ターン数)している。なお、図3に示すように、ガラスバルブ4aの頂端部である折返し部4dは、その直径を第1,第2の旋回部A,Bの直径よりも大径の膨出部Cに形成し、この膨出部Cに最冷部を形成するようになっている。
一対の電極4b,4cは、例えばタングステン製のコイル電極が使用されており、例えばビーズガラスにより仮止めされた状態でガラスバルブ4aの両端部に封着されている。
ガラスバルブ4a内には、例えば水銀と、アルゴンやクリプトンガス等の放電媒体が封入されており、ガラスバルブ4a内面は、ほぼ全長に亘って希土類等の蛍光体が形成されている。
そして、発光管4は、その高さ(旋回軸O方向の長さ。発光管封止長)h2が例えば77mm、旋回径である発光管最大外径φ2が30.5mmであり、ほぼ全長(高)に亘って同径の直胴に形成されている。
ホルダ5は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂材料により形成され、円板状の基板部5a、この基板部5aの中央から図中上方の発光管4の図中下端部の旋回中心部内方へ突出して、その環状の旋回内周部に密着して横方向(径方向)のずれを規制している円筒状の筒状支持部5b、発光管4の一対の電極封止端部を挿入させて固定支持する一対の取付孔5c,5dを備えている。これら各取付孔5c,5d内には、発光管4の一対の電極封止端部がそれぞれ挿入され、これら挿入間隙に例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の接着剤が注入されて固着される。
グローブ6は、透明または光拡散性を有するガラスや合成樹脂などの材質により、白熱電球などの一般照明用電球のガラス球の形状に近い滑らかな曲面状に形成されている。グローブ6の一端部(図1内下端部)に開口端部6aが形成され、この開口端部6aの縁部がカバー3の開口取付端部3bの内側に嵌合されて例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの接着剤により接着固定されている。
点灯装置7は、点灯回路パターンを形成した基板7aを備え、この基板7aをカバー本体3aの内面に例えば水平状態で固着している。基板7aは片面または両面基板に構成され、その実装面には、電解コンデンサ等のリード部品やトランジスタ等のチップ部品等の回路素子である複数の電子部品7b,7b,…が実装されている。
このように構成された電球形蛍光ランプ1の具体的構成は、次の通りである。すなわち、グローブ6の最大外径φ1が55mm、発光管4の発光管最大外径(螺旋外径)φ2が30.5mm、カバー3の開口取付端部3bの外径φ3が39mm、発光管4のガラスバルブ2aの外径φ4が8.65mm、グローブ6の頂端外面から口金2のアイレット2c外面までの高さ(軸方向長さ:ランプ長)h1が109mm、螺旋形の発光管4の高さ(軸方向長さ)h2が77mm、カバー3の高さ(軸方向長さ)h3が14mm、一対の電極4b,4c同士間の放電路長が300〜500mm、また、口金2の外径φ5が26mmであり、発光管最大外径φ2(30.5mm)の約1.17倍である。
したがって、この電球形蛍光ランプ1によれば、ランプ長110mmの60W(ランプ定格電力)型の一般照明用電球の外観を得ることができる。
また、発光管4が螺旋形で放電路長が長いので、発光効率が高い一方、発光しないカバー3の高さ(軸方向長さ)h3が14mmであり、ランプ長h1(109mm)の約12.8%と短いので、その分、発光面積を増大して発光効率を向上させることができると共に、一般照明用電球に近似した点灯外観を得ることができる。
さらに、バルブ外径φ4が8.65mmで細径であるので、螺旋ターン数を増加し、放電路長を長くすることができるので、さらに発光効率を向上させることができる。
図4は本発明の第2実施形態に係る電球形蛍光ランプ1Aの縦断面図である。この電球形蛍光ランプ1Aは、図1〜図3で示す第1の実施形態に係る電球形蛍光ランプ1に対し、発光管最大外径φ2aを35.5mm、カバー3の開口端取付部3bの外径φ3aを43mm、カバー3の高さh3aを25mmにそれぞれ形成した点に特徴がある。また、カバー3は透光性の樹脂によって成形されている。このため、電極4b,4cに近い発光管4の部位の発光をカバー3を介して外方へ放射することができる。これ以外の構成と寸法は第1実施形態に係る電球形蛍光ランプ1と同様である。
したがって、この電球形蛍光ランプ1Aによっても、その外観寸法が一般照明用電球の外観寸法に近似しているので、一般照明用電球の外観に近似した外観と点灯外観を得ることができる。
また、発光管最大外径φ2aを上記電球形蛍光ランプ1のものよりも大径化したので、その分、発光管4のモールド成型が容易となり、放電路長も大きくなるので、発光効率を向上させることができる。
図5は本発明の第3の実施形態に係る電球形蛍光ランプ1Bの縦断面図である。この電球形蛍光ランプ1Bは、図4で示す電球形蛍光ランプ1Aに対して、発光管4の高さh2方向のほぼ等分(1/2)位置から口金2側の図5中下半部4eを、グローブ6の図中下部とカバー3の縮径に対応して口金2側へ向けて漸次縮径し、一対の電極封止端部を横向きで終端させた点に特徴がある。これ以外の構成と寸法は第2実施形態に係る電球形蛍光ランプ1Aと同様である。
したがって、この電極形蛍光ランプ1Bによっても、その外観寸法が上記電球形蛍光ランプ1Aと同様に一般照明用電球の外観寸法に近似しているので、一般照明用電球に近似した外観と点灯外観を得ることができる。
また、発光管4の一対の電極封止端部を含む下半部4eを口金2側に向けて漸次縮径しているので、その分、この発光管4の縮径端部をポリカーボネート樹脂等からなる透明樹脂製のカバー3内へ深く挿入し、口金2の根元近傍まで延伸させることができる。
このために、発光管4の放電路長を長くすることができ、その分、発光効率を向上させることができる。また、口金2の根元近傍まで発光させることができるので、一般照明用電球の点灯外観に一層近似させることができる。
なお、発光管4の縮径下半部4eに対応してカバー3の口金2側端部も縮径することができる。この場合、カバー3内に収容される点灯装置7の収容空間も狭くなるが、その場合は、例えば点灯回路のインバータ回路に使用される複数の主スイッチング素子を1個のパッケージ内に収容してなる小形の電子部品等を使用してもよい。
図6は本発明の第4実施形態に係る電球形蛍光ランプ1Cの縦断面図である。この電極形蛍光ランプ1Cは、図5で示す電球形蛍光ランプ1Bに対し、発光管4の最大外径部4gよりも図中上方の上半部4fを、グローブ6Bの頂端部6B1の内面の縮径に対応して漸次縮径し、上半部4fと下半部4eを共に縮径し、グローブ6Bを例えば2分割6B2,6B3した点に特徴がある。これら以外の構成と寸法は図5で示す電極形蛍光ランプ1Bと同様である。
この電極形蛍光ランプ1Cによれば、発光管4の折返し部4dの頂端Caを含む図5中上半部4fの螺旋外径を、グローブ6Bの頂端部6B1の縮径内周面に合せて発光管最大外径部4gから折返し部4dに向けて漸次縮径しているので、折返し部4dの頂端Ca外面をグローブ6Bの頂端部6B1内面に可及的に接近させ、発光管高さh2を一層高くすることができる。このために、発光管4の放電路長を長くすることができ、その分、発光効率を向上させることができる。
また、グローブ6Bの最大外径φ1に合せて発光管4の最大外径部4gの外径を大きくすることができるので、その分、放電路長をさらに長くして発光効率を向上させることができる。
そして、グローブ6Bは、発光管4の中心軸Oと同軸のグローブ6Bの中心軸上で、図6中、左半部6B2と右半部6B3とに縦割りで分割している。
すなわち、このグローブ6Bが図1,図4,図5で示すグローブ6のように非分割の一体から形成されている場合には、発光管4の最大外径部4gの外径の方がグローブ6の開口端部6aよりも大きいので、この開口端部6aから発光管4を挿入できない。
しかし、このグローブ6Bはその中心軸上で左,右半部6B2,6B3とに分割されているので、発光管4をホルダ5上にそれぞれ立設した後、この発光管4の外側を、その側方からグローブ6Bの左,右半部6B2,6B3によりそれぞれ被せ、これら左,右半部6B2,6B3を一体に突き合わせた状態でカバー3に取り付けることができる。
この後、グローブ6Bの外面に、所要形状の図示省略した袋状の熱収縮フィルムを被せ、この熱収縮フィルムを熱収縮させることにより、グローブ6Bの左,右半部6B2,6B3同士を一体に結合させることができる。
また、この電球形蛍光ランプ1Cによれば、発光管4の最大外径部4gから頂端Caに向けて、グローブ6Bの縮径内面に合せて縮径しているので、発光管4の最大外径部4gをグローブ6Bの最大外径部内面に合せて拡径することができる。このために、発光管4の発光効率を向上させることができる。
なお、グローブ6Bは横方向(水平方向)に2分割してもよい。この場合は、図6中、破線で示すように発光管4の最大外径部の中心線を分割線dとして図中、上下方向に2分割6B2,6B3してもよい。これによれば、分割線dが発光管4の最大外径部の中心線であるので、上下一対のグローブ6B2,6B3により発光管4の全体を被覆することができる。
図7は本発明の第5の実施形態に係る照明装置11の概略構成図である。この照明装置11は、例えばダウンライト等の照明装置であり、照明器具本体12を有する。この照明器具本体12内にはソケット13および反射体14が取り付けられ、ソケット13には上記電球形蛍光ランプ1,1A〜1Cのいずれか一の口金2がねじ込みにより装着される。
なお、本発明は上記各電球形蛍光ランプ1,1A〜1Cの寸法に限定されるものではなく、例えば発光管最大外径φ2は25〜36mm、そのバルブ外径φ4は7〜9mm、発光管高さh2は65〜85mm、放電路長は400〜600mmの各範囲内にあれば、これら電球形蛍光ランプ1,1A〜1Cとほぼ同様の作用効果を奏することができる。また、カバー3は透明樹脂により形成してもよい。これによれば、この透明カバーにより発光管4からの発光を透過させて発光させることができるので、一般照明用電球のように口金以外の殆どの部分を発光させることができる。これにより、一般照明用電球の外観と点灯外観とを得ることができる。
そして、図8〜図12は上記本発明の寸法等の数値範囲の根拠をなす実験データを示す。図8は、図1,図4で示す直胴形発光管4の最大外径φ2(mm)と高さ(発光管封止長)h2(mm)の寸法をそれぞれ相違させた、例えば4本の電球形蛍光ランプE,F,G,Hについての比較値とランプ電圧Vとを示している。
比較値は、60Wの白熱電球相当の従来の電球形蛍光ランプの点灯時における全光束(Lm)を100%としたときの従来品の値に対する到達度をパーセント(%)で表わしたものであり、入力電力(Win)が11.8WのWin11形と、同10.8WのWin10形の2種類について示している。
これら電球形蛍光ランプE〜Hの中では、FのWin11形とHのWin10形が本発明の実施形態としては望ましい。すなわち、電球形蛍光ランプFは、図8中、符号0で示すように、比較値が107.3%で高い順から第3位であるが、100%以上の高率であるうえに、ランプ電圧が129Vであり、発光効率が高いとされる130Vに近いので、好適である。
これに対し、電球形蛍光ランプGは、比較値が108.5%で電球形蛍光ランプFよりも高いが、ランプ電圧が133Vで、電球形蛍光ランプFよりも高過ぎる。また、電球形蛍光ランプHについては、Win10形では、比較値が112.5%で最も高いが、ランプ電圧が155Vで高過ぎる。
しかし、上記電球形蛍光ランプHについては、図8中Pで示すように、Win10形では、ランプ電圧が158Vで若干高いものの、比較値が105.1%で最も高いうえに、図9で示すように放電路長が493mmで最も長く、全光束も100%以上で最も高いので、これら4例の中では最も望ましい。
図10は発光管最大外径φ2と発光管高さh2をパラメータとしたときの、その最適範囲Qを示している。この最適範囲Qは発光管最大外径φ2が25〜36mm、発光管高さh2が65〜85mm、全光束比較値100%以上の範囲を示している。
すなわち、図10に示すように発光管最大外径φ2が36mmを超える場合には、グローブ6の縮径開口端の内径よりも大径であるので、このグローブ6の縮径開口端からその内部へ発光管4を挿入することができなくなるという課題があるので、好ましくない。
また、発光管高さh2が85mmを超える場合には、ランプ長h1の109mmを超えて、一般照明用電球の外観から近似しなくなるので、好ましくない。さらに、比較値が100%未満の場合も好ましくない。
図11は放電路長と比較値をパラメータとしたときの、その最適範囲Rを示している。この最適範囲Rは、放電路長が400〜600mm、比較値が100〜105%の範囲を示している。すなわち、最適範囲Rは、比較値100%以上を達成するためには、放電路長は400mm以上が望ましいことを示している。
図12はランプ電圧VLと比較値をパラメータとしたときの、その最適範囲Sを示している。この最適範囲Sは、ランプ電圧が130V以上、比較値100%以上の範囲を示している。
本発明の第1の実施形態に係る電球形蛍光ランプの縦断面図。 図1で示す発光管の一部を断面で表わすと共に省略した一部切欠縦断面図。 図1で示す発光管の平面図。 本発明の第2の実施形態に係る電球形蛍光ランプの縦断面図。 本発明の第3の実施形態に係る電球形蛍光ランプの縦断面図。 本発明の第4の実施形態に係る電球形蛍光ランプの縦断面図。 本発明の第5の実施形態に係る照明装置の概略構成図。 本発明の複数の実施形態に係る電球形蛍光ランプのうち、入力電力10W形と11W形の最適範囲をそれぞれ示す一覧表。 図8で示す複数の電球形蛍光ランプの放電路長や全光束等をそれぞれ示す一覧表。 本発明の発光管最大外径と発光管高さについての最適範囲を示すグラフ。 本発明の放電路長と比較値についての最適範囲を示すグラフ。 本発明のランプ電圧と比較値についての最適範囲を示すグラフ。
符号の説明
1,1A,1B,1C…電球形蛍光ランプ、2…口金、3…カバー、3a…カバー本体、3b…カバーの開口端部、4…発光管、4a…ガラスバルブ、4b,4c…一対の電極、4d…折返し部、4e…発光管の下半部、4f…発光管の上半部、4g…発光管の最大外径部、5…ホルダ、5a…ホルダの基板部、5b…ホルダの筒状支持部、5c,5d…ホルダの取付孔、6…グローブ、6a…グローブの開口端部、6B…分割グローブ、6B1…分割グローブの頂端部、6B2…分割用グローブの左半部、6B3…分割用グローブの右半部、7…点灯装置、7a…点灯装置の基板、7b…点灯装置の電子部品、11…照明装置、12…照明器具本体、Q…発光管最大外径と発光管高さの最適範囲、R…放電路長と比較値の最適範囲、S…ランプ電圧と比較値の最適範囲。

Claims (6)

  1. カバー本体の一端に口金を備え他端に取付端部を有するカバーと;
    カバーの取付端部に取り付けられる開口端部を、その他端の頂端部側の最大径よりも縮径してなるグローブと;
    螺旋状に形成されたバルブおよびこのバルブの両端部に封装された一対の電極を有し、バルブ外径7〜9mm、発光管最大外径25〜36mm、発光管高さ65〜85mm、放電路長250〜600mm、グローブ内に収容されたときに、その開口端部の内方に位置する部位に収容可能に形成してなる発光管と;
    カバー内に収容された点灯装置と;
    を具備し、
    カバーは、その最大外径が口金外径に対し1.0〜1.8倍であり、口金以外のカバー本体長さがランプ全長の23%以下であることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  2. 発光管は、グローブの開口端部の内方に位置する部位が、発光管最大外径部よりも縮径していることを特徴とする請求項1記載の電球形蛍光ランプ。
  3. 発光管は、その口金側と反対側の頂端部を、グローブの頂端部内面の形状に対応して発光管最大外径から漸次縮径させていることを特徴とする請求項1または2記載の電球形蛍光ランプ。
  4. グローブは、複数に分割された分割体を一体に組み付けた後、その外面に被せた熱収縮樹脂フィルムの熱収縮により一体に形成されてなることを特徴とする請求項1または2記載の電球形蛍光ランプ。
  5. カバーが透明に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の電球形蛍光ランプ。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一記載の電球形蛍光ランプと;
    電球形蛍光ランプが取り付けられる器具本体と;
    を具備していることを特徴とする照明装置。
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