JP2008226814A - 電球形蛍光ランプおよび照明器具 - Google Patents

電球形蛍光ランプおよび照明器具 Download PDF

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Kimiyoshi Nagasawa
公義 長澤
Takeo Yasuda
丈夫 安田
Kunihiko Ikada
邦彦 筏
Tetsuya Ono
鉄也 大野
Toshiyuki Ikeda
敏幸 池田
Hiroshi Kubota
洋 久保田
Nobuya Shirata
伸弥 白田
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    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Abstract

【課題】一般照明用電球の根元部に対応する部分を極力小さくすることが可能な発光管を
備えた電球形蛍光ランプおよびこのランプを用いた照明器具を提供する。
【解決手段】少なくとも一部に螺旋形部10が形成されたバルブ2を有し、このバルブ両
端に電極20a、20bがそれぞれ封装されて内部に放電路が形成され、バルブ両端部が
螺旋形部の最大外径D1よりも内側位置で対向され対向内面間の最小寸法aが5〜15m
mとなっている発光管1を構成する。
この発光管を点灯させる点灯装置40と;発光管を支持し内部に点灯装置が配置される
カバー部材50と;カバー部材に支持される口金60と;を具備する電球形蛍光ランプを
構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、既存の一般照明用電球に置き換えて使用することが可能な発光管を具備した
電球形蛍光ランプおよびこの電球形蛍光ランプを用いた照明器具に関する。
白熱電球などの一般照明用電球のソケットに装着可能な口金にホルダが設けられ、この
ホルダにガラス管バルブを曲成して形成した発光管および点灯装置が取付けられると共に
、この発光管をグローブで覆った電球形蛍光ランプが知られている。
近年では、小型、高出力化を図るために、グローブ内の狭い空間内に配置される発光管
を螺旋形状に屈曲形成して放電路長の増大を図ったものが提案されている(例えば、特許
文献1、2参照)。
特開2003−263972号公報 特開2006−222079号公報
上記特許文献1、2に示される電球形蛍光ランプにおける螺旋形状の発光管は、螺旋終
端となるバルブの両端部を対向させて配置し、対向する内面間の寸法は、螺旋の内径寸法
と略等しく構成されている。
これは、特許文献1、特に図3、図4に示されるように、バルブを螺旋に成形する際に
、バルブ温度が低下した後に、成形冶具を逆回転させながら引き抜き、その後にバルブ端
部を所定の形状に加工するものであるために、螺旋終端となるバルブ両端部の対向する内
面間の寸法は、螺旋の内径寸法と略等しい寸法に構成して加工を容易にしている。換言す
れば、螺旋形発光管の終端部分(下方部分)は、螺旋の外径寸法のままに形成されている
このため、発光管を支持するためのホルダは、必然的に螺旋外径寸法より大きくなって
しまう。ホルダは白熱電球など一般照明用電球のシルエットに近似させて構成する際に、
グローブの細い根元部に対応して配置されるため、従来の電球形蛍光ランプの根元部分は
その分太くなり、白熱電球の外観形状とは異なったシルエットを呈している。
このように電球形蛍光ランプの根元部分を細くすることは白熱電球に置き換える電球形
蛍光ランプの小型化における最も重要な課題となっている。
本発明は、上記課題に対処するためになされたもので、一般照明用電球の根元部に対応
する部分を極力小さくすることが可能な発光管を備えた電球形蛍光ランプおよびこのラン
プを用いた照明器具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の電球形蛍光ランプの発明は、少なくとも一部に螺旋形部が形成され
たバルブを有し、このバルブ両端に電極がそれぞれ封装されて内部に放電路が形成され、
バルブ両端部が螺旋形部の最大外径よりも内側位置で対向され対向内面間の最小寸法が5
〜15mmとなっている発光管と;この発光管を点灯させる点灯装置と;発光管を支持し
内部に点灯装置が配置されるカバー部材と;カバー部材に支持される口金と;を具備する
ことを特徴とする。
本発明によれば、ランプの根元部に対応する部分を極力小さくすることが可能となり、
白熱電球など一般照明用電球と近似、または同一形状にまで小型化が可能な電球形蛍光ラ
ンプが構成される。
バルブの螺旋形部は、1本の直管状部材を、その長手方向で略二等分して屈曲し、二等
分した直管状部材の略中央を頂部として螺旋状に屈曲して形成した、いわゆる2重の放電
路を構成するようにしてもよい。
さらに、直管状部材は、その一端側から頂部である他端方向に向け、直管状部材の2/3程度まで螺旋状に屈曲されていると共に、残り1/3の直管状部材は、螺旋状に形成された略中心軸を通じて一端方向に延在するような形状であってもよい。
さらに、外観形状を白熱電球のシルエットに近似させるために、グローブの最大径部を
含む頂端部側に位置してグローブの縮径部より径大な螺旋径部を少なくとも一部に有する
略円錐台形をなす形体でも、さらには略球状をなす螺旋形体であってもよい。
また、電極が封装された電極封止部が、短放電路部を形成するように、所定の長さを有
するように形成し、螺旋形部に直線状をなす部分を組み合わせた形状に構成されたもので
あってもよい。
電極封止部は、バルブの両端部を、互いが略平行するように直線状に延在させて形成し
ても、また螺旋の延長方向に向かって斜めに傾斜させた曲線形状に形成してもよい。
対向内面間の最小寸法は、5〜15mm、好ましくは7〜12mmとなしたものが許容
される。
点灯装置は、例えば、10kHz以上の高周波電力を印加して発光管を点灯させる電子
部品を主体としたインバータ回路からなる回路基板で構成していてもよい。
カバー部材は、発光管を支持するホルダと、点灯装置の回路基板を支持する仕切体と、
口金を支持するカバーで構成してもよい。
カバー部材は、点灯装置の回路基板を、例えば、電気絶縁性を有する合成樹脂性のホル
ダに支持して、仕切体を省略しホルダとカバーで構成してもよく、構成部品の形態、材質
、構成する部材の数等に限定されず、発光管を支持し内部に点灯装置が配置される全ての
部材が許容される。
口金は、通常使用されるE形と称されるねじ込み形の口金等、一般照明用電球が装着さ
れるソケットに取り付け可能な全ての口金が許容される。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の電球形蛍光ランプにおいて、前記発光管は、螺旋形部の最大外径が36〜40mmで、カバー部材は一部が外方に露出し熱伝導性を有する部材で構成されたホルダを有し、ホルダの外径が40〜44mmで、ホルダが発光管を支持する盤面から一部が外方に露出する外周面部までの寸法を4〜8mmとしたことを特徴とする。
本発明によれば、ランプの根元部に対応する部分を極力小さくすることが可能となり、
白熱電球など一般照明用電球と近似、または同一形状にまで小型化が可能な電球形蛍光ラ
ンプが構成される。
一部が外方に露出し熱伝導性を有する部材で構成されたホルダは、熱伝導性の良好なアルミニウム(Al)、銅(Cu)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)の少なくとも一種を含む金属で形成するのが好ましい。この他に、窒化アルミニウム(AlN)、シリコーンカーバイト(SiC)などの工業材料で構成しても、さらには高熱伝導樹脂等の合成樹脂で構成してもよい。
ホルダが発光管を支持する盤面から一部が外方に露出する外周面部までの寸法は、4〜8mm、好ましくは5〜7mmとなしたものが許容される。一部が外方に露出する外周面部は、グローブをその内周部に支持する部分であることが好ましいが、グローブレスの電球形蛍光ランプ等の場合には、グローブを支持する部分である必要性はない。要は発光管からホルダの外周に向かって放射される光が遮蔽される部分から、盤面までの高さ寸法であればよい。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の電球形蛍光ランプにおいて、前記バルブは、少なくとも一方の電極封止部に一端がバルブ内部に連通し、他端が封止され内部に水銀放出体を封入した直線状の細管を設けたことを特徴とする。
細管は、厳密な直線をなしている必要はなく、例えば、全体として緩やかな曲線を描い
た略直線状等、実質的に直線状をなしたものであればよい。
細管は、バルブの端部から管状に一体に縮径されて形成しても、別体の小径の細管をバ
ルブ内部に連通するように封着したものでもよい。材質はバルブと同一でも異なるもので
もよい。さらに、発光管の排気用として使用されるものであってもよい。
水銀放出体は、水銀蒸気圧を制御するアマルガムを使用してもよいが、定量封入用のア
マルガムまたは純水銀を使用してもよい。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3いずれか一に記載の電球形蛍光ランプにおいて、前記カバー部材は、一部が外方に露出し熱伝導性を有する部材で構成されてなる発光管を支持するホルダ、点灯装置の回路基板を支持する仕切体および口金を支持するカバーから構成されていることを特徴とする。
仕切体およびカバーは、電気及び熱絶縁性を有する合成樹脂、例えば、PBT(ポリブ
チレンテレフタレート)等の安価なエンジニアリングプラスチックで構成してもよい。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の電球形蛍光ランプにおいて、前記ホルダは、
盤面の角に切り欠き傾斜部を形成した略円盤形状をなし、外周部に外方に露出する鍔状部
を形成し、盤面に発光管を支持すると共に鍔状部内面にグローブを支持したことを特徴と
する。
ホルダがなす略円盤形状は、幾何学的に厳密な円形をなしている必要はなく、八角形、
六角形等の多角形状をなしていてもよく、横断面が円形をなす電球の形状に対し外観、意
匠的な観点等から許容される範囲において略円盤状の形状をなしていればよい。
盤面の角に切り欠き傾斜部を形成した略円盤形状は、盤面の角を直線的に切り欠いても
、R(円)形状に切り欠いて傾斜部を形成してもよい。また盤面の角の全周、若しくは略
全周を傾斜させたものであってもよい。傾斜部は、傾斜部と連続または不連続に、盤面の上面にシリコーン樹脂等の別部材による傾斜部を付加してもよい。
ホルダに発光管を支持する構成は特に限定されない。例えば、略円盤形状をなす盤面に
貫通する支持孔を形成し、支持孔に発光管の端部を挿入して支持するようにしてもよく、
また、貫通する支持孔を形成せずに支持用の凹部を形成し、この凹部に発光管の端部を嵌
合させて支持するようにしてもよい。
鍔状部は、盤面の外周部の全周にわたり連続したリング形状をなすように設けることが
好ましいが、全周にわたる連続したリング形状をなしていることが条件ではなく、リング
の一部が不連続に欠けた形状であってもよい。
グローブは、ガラスや透光性の合成樹脂などの材料で作られ、要求される特性に応じ無
色透明、着色または拡散などの手段が施されていてもよく、配光特性向上のためグローブ
など、一部に反射膜などの反射手段が形成されていてもよい。
請求項6に記載の照明器具の発明は、器具本体と;器具本体に設けられたソケットと;
ソケットに口金が接続される請求項1ないし5いずれか一に記載の電球形蛍光ランプと;
を具備することを特徴とする。
本発明によれば、白熱電球など一般照明用電球と近似、または同一形状にまで小型化が
可能な電球形蛍光ランプを用いているので、器具の配光を白熱電球など一般照明用電球の
配光に近似または同一となすことができる。
器具本体は天井直付形、天井吊下形または壁面取付形等であって、本体に制光体として
グローブ、セード、反射体などが取付けられるものであっても、電球形蛍光ランプが露出
するものであってもよい。また、照明器具は器具本体に1個の電球形蛍光ランプを取付けたものに限らず、複数個が配設されるものであってもよい。
請求項1に記載の発明によれば、バルブ両端部が螺旋形部の最大外径よりも内側位置で
対向され対向内面間の最小寸法が5〜15mmとなっている発光管により、ランプの根元
部に対応する部分を極力小さくすることが可能となり、白熱電球など一般照明用電球と近
似、または同一形状にまで小型化が可能な電球形蛍光ランプを提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ホルダが発光管を支持する盤面から一部が外方に露出する外周面部までの寸法を4〜8mmとしたことにより、ランプの根元部に対応する部分を極力小さくすることが可能となり、白熱電球など一般照明用電球と近似、または同一形状にまで小型化が可能な電球形蛍光ランプを提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、少なくとも一方の電極封止部に一端がバルブ内部に連
通し、他端が封止され内部に水銀放出体を封入した直線状の細管を設けたことにより、白
熱電球など一般照明用電球と近似、または同一形状にまで小型化が可能で、かつ光束立ち
上がり特性を改善した発光管を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、白熱電球など一般照明用電球と近似、または同一形状に
まで小型化が可能で、かつ放熱特性を改善した電球形蛍光ランプを提供することができる
請求項5記載の発明によれば、白熱電球など一般照明用電球と近似、または同一形状に
まで小型化が可能で、かつ根元部の暗部を改善した電球形蛍光ランプを提供することがで
きる。
請求項6記載の発明によれば、白熱電球など一般照明用電球と近似、または同一形状に
まで小型化が可能な電球形蛍光ランプを用いているので、器具の配光を白熱電球など一般
照明用電球の配光に近似または同一となすことができ、照明器具内に配置されたソケット
近傍の反射体への光の照射量が充分に確保され、反射体の光学設計とおりの器具特性を得
ることができる。
以下本発明に係る電球形蛍光ランプおよび照明器具の実施形態について説明する。
本実施例は、螺旋形部を有する発光管を用いた白熱電球100Wタイプに相当する電球
形蛍光ランプおよびこのランプを使用したダウンライト形の照明器具を構成したもので、
以下、発光管の構成から説明する。
発光管1は、ガラス製のバルブ2からなり、螺旋形部10と、バルブの両端部に形成さ
れた電極封止部20、20´を有する。
螺旋形部10は、管外径が約10mmの1本の直状円管状の透明な無鉛ガラスからなる
バルブを、その長手方向で略二等分して屈曲し、二等分した直管状部材の略中央を頂部1
0aとして、バルブの両端部を図示しない成形冶具に巻き付けて螺旋状に湾曲形成して、
略円筒形状の2重螺旋形にモールド成形する。
さらに、バルブの両端部10b、10cは、2重螺旋形状の螺旋終端から、螺旋の旋回
軸(ランプ軸o−o)に略平行に頂部10aと反対側に向け略直角に折り曲げて一対の直線部を形成している。この直線部を有する両端部10b、10cは、互いに平行に突出されており、さらにランプ軸o−oに向かって両端部10b、10cが近接するように、換言すれば、螺旋の最終端部が内側に回りこむように折り曲げられている。なお、バルブ両端部の折り曲げ工程は、成形冶具を螺旋形部10から引き抜いた後に行う。
これにより、螺旋形部10を有するバルブの両端部10b、10cが、螺旋形部10の
最大外径D1よりも内側位置で対向し、それぞれが近接して、換言すれば、螺旋の最終端
部が内側に回りこむようにして対向された状態に配置され、対向内面間の最小寸法aが5
〜15mm、好ましくは7〜12mmとなるように構成する。本実施例では約10mmに
設定する。
上記に構成されたバルブの両端部10b、10cには、一対の電極20a、20bが、
それぞれ封装されて電極封止部20、20´が形成される。これにより、螺旋形部10と両端部10b、10cが連続し、両端部に電極封止端部20、20´を有し、内部に1本の長い放電路が形成される。
なお、対向内面間の寸法aを5mm未満にすると、電極部分の温度が高くなり、電極の
熱劣化が生じ易い。またバルブ端部に封入される補助アマルガム等の温度も高くなり、所
期の発光特性が得難くなる。さらに発光管の寿命末期において、電極近傍が異常加熱し易
くなる。
また、対向内面間の寸法aが15mmを超えると、グローブ根元部分との距離が短くな
り、両端部分がグローブに影となって映りこむ。特に根元部となる電極近傍部分は発光し
ない部分を含んでいるため明暗差によって影が映りやすい。逆にグローブの根元部分を遠
ざけると影は出にくくなるが、ランプのネック部分が太くなり白熱電球のシルエットに近
づけることができなくなる。また、発光管の強度、特に両端部での開き方向の強度が低下
し、破損し易くなる。
一対の電極20a、20bは、例えばタングステン製のフィラメントコイル電極が使用
されており、例えばビーズガラスにより仮止めされた状態で電極封止部20、20´にそ
れぞれ封着される。
一方の電極封止部20には、一端が管内部に連通し他端が封止された細管21が突設し
て設けられる。この細管21は、バルブ2を構成するガラスと同様の透明な無鉛ガラスで、ランプ軸o−oに平行でかつ直線状をなして構成し、内部に水銀放出体である主アマルガム21aを封入する。なお、他方の電極封止部20´には、排気管をなす短い細管22が設けられる。
バルブ2の内面には、希土類等の蛍光体膜をほぼ全長に亘って形成し、内部にはアルゴ
ンやクリプトン等の放電媒体が封入される。
上記により、螺旋形部10を有するバルブの両端部、すなわち、電極封止部20、20
´が、螺旋形部10の最大外径D1より内側位置で、かつ近接して対向し、換言すれば、
螺旋の最終端部が内側に回りこむようにして、螺旋形部の下方の外径が小さくなった略円
筒状をなす発光管1が構成される。なお、後述するが、この発光管を用いて電球形蛍光ランプを構成した際に、この外径が小さくなった部分は、白熱電球と略同形状の根元部Nに対応する位置となる。
このように構成された発光管1の具体構成の一例は、次の通りである。すなわち、バルブの管外径寸法が約10mm、螺旋形部10の最大外径寸法D1が約40mm、高さ寸法H1が約76mm、電極封止部20、20´が対向する対向内面間の寸法aが約10mm、対向する電極封止部20、20´の外面間の寸法bが約30mm、一対の電極22a、20b間の放電路長が約580mmで、定格ランプ電力は約21Wである。
次に、上記に構成された発光管を用いた電球形蛍光ランプの構成を説明する。以下、発
光管を上側、口金を下側として説明する。
電球形蛍光ランプ30は、上記構成の発光管1、発光管を点灯させる点灯装置40、発
光管を支持し内部に点灯装置が配置されるカバー部材50、カバー部材に支持される口金
60およびグローブ70で構成され、100Wタイプの白熱電球などの一般照明用電球と
略同一の外観に形成されている。この一般照明用電球とは、JIS C 7501に定義
されている。
カバー部材50は、一部が外方に露出し熱伝導性を有する部材で構成され、発光管1を
支持するホルダ51と、点灯装置40の回路基板を支持する仕切体52と、口金を支持す
るカバー53で構成される。
ホルダ51は、熱伝導率10W/m・k以上の金属、本実施例ではアルミニウムのダイ
キャストで略円盤形状をなすように構成し、円盤の盤面をなす上面に発光管1の支持部と
なる一対の支持孔51a、51aを貫通して形成する。
なお、発光管1は、上述のように、電極封止部20、20´が螺旋形部10最大外径D
1より内側で対向させて配置され、対向内面間の最小寸法aを約10mmに設定してある
ので、一対の支持孔51a、51aの間隔寸法は小寸法となすことができ、ホルダ51は
小型のものでよい。
また円盤の下面には開口部を有する空間部51bを形成し、さらに円盤の外周部に外方
に露出するリング状の鍔状部51cを、外方に斜め上方に傾斜して突出するように一体に
形成する。リング状の鍔状部の内面には、全周にわたりリング状の溝からなる凹部51dを、また外面の下方全周にわたりリング状の段部51eを一体に形成する。
また、盤面外周の角を全周にわたり切り欠いた形状にして傾斜部51fを一体に形成す
る。なお、傾斜部51fの形状は、R形状(四半分の円)に切り欠いて傾斜部を形成したものもよい。また盤面の角の一部を残して略全周を傾斜させたものでもよい。
ホルダ51の一対の支持孔51a、51aには、発光管の両端部10b、10cの下端
部が挿入され、支持孔と発光管各端部のそれぞれの外面周辺にシリコーン樹脂やエポキシ
樹脂等の耐熱性の接着剤が塗布されて固定される。
これにより、発光管1がホルダ51の盤面となる上面に、両端部10b、10cが傾斜
部51fの上部に面した状態で支持される。また、接着剤により発光管の電極を有する両
端部10b、10cとホルダ51とが熱的に接続され、発光管の熱が効率よくホルダに伝
導されて効果的に放熱される。
この際、発光管の両端部10b、10cは、角を切り欠いた傾斜部51fに面した状態
で支持されており、両端部近傍(電極近傍)から放射される光がホルダの角で遮られるこ
となく下方に向かって放射されるので、グローブ70の根元付近が暗くなりにくい。(図
2、図3矢印)
ホルダ51の盤面となる上面がアルミニウムで構成されているため、この面が光の反射
面となり、発光管1から下方に向かって放射される光がアルミニウムの上面で上方に反射
され、さらに光ロスが発生しない。
また、発光管1のリードワイヤーw1、w2がホルダ51の空間部51b内に導出され
、さらに、細管21が下方に突出した状態に配置される。
仕切体52は、略円盤形状をなしたもので、例えばポリブチレンテレフタレート(PB
T)などの耐熱性合成樹脂材料により構成され、円盤の盤面をなす上面を仕切板部52a
とし、外方に鍔状に突出する取付部52bを有する円筒体部を一体に形成し、円盤の下面
に開口部を有する空間部52cを一体に形成する。
仕切体52の円筒体部は、後述する回路基板40aに突設して設けられたラッピングピ
ン40cに対向した位置に、筒部側壁を切り欠いてラッピングツール挿入用の凹部52d
を一体に形成する。(図2、図5)
凹部52dは、ラッピングツールが挿入できる形状、大きさを有し、一対ずつ計4本設
けられたラッピングピン40cに対して、一対2本のラッピングピンにそれぞれ対応した
2箇所に形成される。
仕切板部52aには、発光管1の一対の電極封止部20、20´からその外方に突出す
る細管21、22とアウターワイヤw1、w2をそれぞれ挿通させるための挿通孔52e
が形成される。
仕切体52の内周面には、後述する点灯回路の回路基板40aを縦方向に支持する一対
の係止溝52f、52fを一体に形成する。
なお、上述したホルダ51と仕切体52は別体に構成したが、白熱電球40Wや60W
タイプ等に相当する比較的低ワットの電球形蛍光ランプの場合には、PBT等の合成樹脂
により一体に形成し、1個の部品として構成してもよい。
カバー53は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂材
料により両端に開口部を有する円筒状に形成され、上端の開口部に環状の取付段部53a
を形成する。
カバー53の下端開口部の内周面には、後述する点灯回路の回路基板40aを縦方向に
支持する一対の係止溝53b、53bおよび細管21を挿通し係止するための切欠部53
cを一体に形成する。(図4)
カバー53下端開口部の外周面には、後述する口金60のシェル60aが取り付けられ
る。
カバー53の取付段部53aには、上記仕切体52の鍔状の取付部52bが嵌合して支
持される。また、カバーの内面には、上述した仕切体52に形成したラッピングツール挿入用の凹部52d、52dを塞ぎ、主としてラッピングピン部分の電気絶縁をなすための突片部53d、53dを一体に形成する。(図4)
この突片部は、仕切体52の2箇所に形成された凹部52d、52dにそれぞれ対向し
て、2個の突片部を形成する。
口金60は、エジソンタイプのE26形などで構成し、ねじ山を備えた筒状のシェル6
0a、このシェルの一端側の頂部に絶縁部60bを介して設けられたアイレット60cを
備えている。
シェル60aは、導電性の金属で構成され、その他端側をカバー53の下端開口部の外
周面に被せてシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性の接着剤またはかしめなどの手段
により固定される。
点灯装置40は、回路基板40aを備え、回路基板に10kHz以上の高周波電力を印
加して発光管を点灯させるためのインバータ等の点灯回路を構成する電子部品40bが実
装されている。
回路基板40aは、上方が仕切体52の空間部52cに、下方が口金60内に縦方向に
挿入されるように、上方の幅が下方の幅より広くした上下に長い矩形状をなすように構成
する。
回路基板40aは、仕切体52の内面に形成された係止溝52f、52fおよびカバー
53内面に形成された一対の係止溝53b、53b内に、回路基板を縦方向にして幅方向
両側縁部を嵌入させて固定する。
この際、回路基板40aは、ホルダ51、仕切体52、カバー53の中心軸線o−oに
対して片側に片寄って配置される。(図2)
なお、回路基板40aには、片面または両面に回路パターンが形成され、その実装面に
は、電解コンデンサ等のリード部品やトランジスタ等のチップ部品等、点灯回路を構成す
るための複数の電子部品40b・・・が実装されている。
さらに、回路基板40aの片面、すなわち、片側に片寄って配置された回路基板の狭い
空間側に位置する片面に、複数のラッピングピン40cを突設して設ける。ラッピングピ
ンは点灯回路の出力端子を構成するもので、発光管の各電極20a、20bから導出され
る各一対4本のアウターワイヤw1、w2をそれぞれ巻き付けて電気的に接続するための
もので、一対ずつ計4本が同一方向に突設して設けられる。
また、片側に片寄って配置された回路基板40aの狭い空間側には、カバー53の切欠
部53cが位置し、直線状の細管21が挿通され、細管が口金60の内面に近接されて配
置される。
細管21の主アマルガム21aを封入した先端部は、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂等
の熱伝導部材81により口金60の内面に固着され、熱的伝導性を向上させている。
次に、グローブ70は、白熱電球など一般照明用電球などに用いられている横断面が円
形のPS形(Pear shape type)バルブの形状をなし、発光管1を覆うよ
うにソーダライムガラスなどのガラス材料で透明または光拡散性を有する乳白色、ここで
は乳白色で、白熱電球など一般照明用電球におけるガラス球形状の滑らかな曲面状に形成
されている。
すなわち、頂端部側に最大径部70aを有する略球状に形成された球状部71と、基端
側の開口端部側に球状部の最大径部の直径よりも小径に漸次縮径された縮径部72からな
る略円筒状をなす根元部Nを一体に形成する。
特に、発光管は、上述のように、螺旋形部10を有するバルブの両端部10b、10c
が、螺旋形部10の最大外径D1よりも内側位置で対向し対向内面間の最小寸法aが約1
0mmに設定してあるので、ホルダ51の直径が小さくなっており、グローブ70を発光
管1に被せた場合に、対向するグローブ70の根元部Nを小径のホルダに沿わせ、よりく
びれた形状に形成している。
グローブ70の根元部Nは、グローブの基端側に開口端部73が形成され、この開口端
部の縁部がホルダ51の鍔状部51cに形成された凹部51d内に嵌合され、シリコーン
樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性の接着剤により固定される。
次に、上記に構成された電球形蛍光ランプ30の組み立て手順につき説明する。まず、発光管1をホルダ51に支持する。すなわち、ホルダ51の一対の支持孔51a、51aに、発光管の両端部10b、10cの下端部を挿入し、ホルダの内側から接着剤を注入して発光管の両端部をホルダに固定する。
次に、ホルダ51の内側に引き出された発光管の細管21、22およびアウターワイヤ
w1、w2を仕切体52の挿通孔52eに通し、回路基板40aを仕切体52の内面に形
成された一対の係止溝52f、52f内に、回路基板を縦方向にして幅方向両側縁部を嵌
入させて固定する。
次に、図5に示すように、回路基板40aを仕切体52に確実に固定した状態で、ラッ
ピングのための自動機械にセットし、仕切体の凹部52d、52dからラッピングツール
Tを挿入して、一対ずつ計4本設けられたラッピングピン40cに対して、各アウターワ
イヤw1、w2をそれぞれ巻き付け半田付けして接続する。この際、仕切体52に凹部52d、52dが形成されているので、回路基板40aを仕切体52から引き出した不安定な状態でラッピングを行う必要がない。
因みに、図9に示す従来例(U字形の発光管1´を用いている)のように、凹部がない
場合には、ラッピングピン40cが仕切体52の円筒体部の側壁内に隠れてしまい、ラッ
ピングツールの挿入が難しくなる。このため、ラッピングピン40cが側壁から外部に露出するように回路基板40aを仕切体52から引き出し(図中矢印A)、この状態でラッピングする必要がある。
このため、回路基板40aが仕切体52から引き出された不安定な状態でラッピングを
行うことになり、自動化が困難でもあり、また接続が確実に行えない問題が発生する。さらに、ラッピングした後で、回路基板40aを仕切体52内の正規の位置に戻すため(図中矢印B)、アウターワイヤw1、w2に緩みが発生し電気絶縁の確保が不十分となる可能性がある。なお、従来例を示す図9には、図1〜図6と同一部分に同一符号を付して示した。
次に、上記により発光管1を支持したホルダ51の空間部51b内に回路基板40aを
固定した仕切体52を挿入し、仕切体の鍔状の取付部52bにホルダ51のリング状の鍔
状部51cの下方部分を嵌合してシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性の接着剤で固
着し一体化する。
さらに、一体化した仕切体52およびホルダ51をカバー53に挿入する。この際、仕
切体52に固定された回路基板40aの下方両側縁部をカバー53内面に形成された一対
の係止溝53b、53b内に嵌入させながら仕切体52の鍔状の取付部52bを取付段部
53aに嵌合し、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の耐熱性の接着剤で固着し一体化する
これにより、仕切体52に形成したラッピングツール挿入用の凹部52d、52dにカ
バー53の内面に形成した突片部53d、53dが合致し、凹部が塞がれる。(図2)
同時に、発光管の直線状の細管21が、カバー53の下端開口部の内周面に形成された
切欠部53cに挿入され係止される。
この状態で、カバー53の下端開口部からシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等からなる熱
遮断部材80を注入し、カバー内周面と回路基板40aおよび電子部品40b・・・との
間の空間を埋める。
次に、回路基板40aの入力端子に接続されている、図示しない一方のリード線を口金
60のアイレット60cに接続し、他方のリード線をカバー53の下端開口部の外周面に
形成された口金取付部に配置する。
この状態で、口金60のシェル開口部をカバー53の下端開口部の外周面に嵌合してリ
ード線を挟み込み、さらにシェル60aの開口部外周面からカバー53の下端開口部の外
周面に対してかしめを行い固定し、他方のリード線をシェル60aに電気的に接続する。
なお、口金60を固定する前に、口金内に収納される細管21の先端部、回路基板40
a、電子部品40b・・・などにシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の熱伝導部材81を注
入し、さらに口金内部にも熱伝導部材を注入し、口金60を組み合わせることにより、細
管21の先端部、回路基板40a、電子部品40b・・・等と口金60の内面とが熱伝導
部材81により熱的に接続される。
次に、発光管1にグローブ70を被せ、グローブの開口端部73の縁部を、ホルダ51
の鍔状部51cに形成した凹部51d内に嵌合し、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの
耐熱性の接着剤により固定する。
このグローブ70を取り付ける際に、ホルダ51の傾斜部51fがグローブの開口端部
73の縁部を、その傾斜面に沿ってガイドし、スムーズに被せることができ、ガラスから
なる開口端部73の縁部が欠けることがない。
上記により構成された電球形蛍光ランプ30は、図3に示すように、口金60を含むラ
ンプ全体の高さ寸法H2が約130mm、グローブ70の最大径部70aの外径D2が約
65mm、ネックのくびれ部分の直径(ホルダの外径寸法)D3が約44mmで、回路損
出を含めた定格ランプ電力が約21wで、かつ全光束が約1500lm以上となり、10
0w相当の一般白熱電球に置き換えて使用することができる。なお、ネックのくびれ部分
の直径(ホルダの外径寸法)D3は、40〜44mmが好ましい。
上記に構成した電球形蛍光ランプ30は、例えば、図6に示すように、ダウンライト形
の照明器具90に使用することができる。この照明器具は、器具本体91を有し、器具本体内に一般白熱電球等が装着されるE26形口金対応のソケット92および反射板93が取り付けられており、このソケット92に取り付けられている白熱電球に代えて、本発明の電球形蛍光ランプ30を装着することができる。
白熱電球に代えて、電球形蛍光ランプを装着して点灯しても、電球形蛍光ランプ30は
、上記のように白熱電球など一般照明用電球と近似、または同一形状にまで小型化されて
いるので、根元部が反射板に引っ掛かることがなく確実に装着され、また器具の配光を白
熱電球など一般照明用電球の配光に近似または同一となすことができ、照明器具内に配置
されたソケット92近傍の反射体93への光の照射量が充分に確保され、白熱電球用とし
て設計された反射体93の光学設計とおりの器具特性を得ることができる。
以上、この電球形蛍光ランプ30によれば、白熱電球など一般照明用電球に近似、また
は同一形状にした外観を有する小型で高効率の電球形蛍光ランプを提供することができる
これにより、白熱電球式照明器具の光源として、白熱電球に代替可能な汎用性を有する
電球形蛍光ランプを提供することができ、照明器具への適用率が一層高められ、照明器具
の白熱電球の代替として用いることにより、省電力、高効率の照明環境を提供することが
できる。
特に、発光管1は、螺旋形部10を有するバルブの両端部10b、10cが、螺旋形部
10の最大外径D1よりも内側位置で対向し対向内面間の最小寸法aが約10mmに設定
してあるので、ホルダ51の直径が小となっており、グローブ70を発光管1に被せた場
合に対向するグローブ70の根元部Nを小さいホルダ51に沿わせ、よりくびれた形状に
形成することができ、より一層、白熱電球など一般照明用電球に近似、または同一の形状
にすることが可能となる。
また、グローブ70の根元部Nを、よりくびれた形状に形成しても、ホルダ51は小さ
く小型化されているので、ホルダ部分がグローブ70に影となって映りこまれることがな
く外観を悪くすることもない。
さらに、ホルダ51は、盤面の角を切り欠き傾斜部51fを形成した略円盤形状をなし
ているので、発光管の両端部10b、10cは、角を切り欠いた傾斜部51fに面した状
態で支持され、両端部近傍(電極近傍)から放射される光がホルダの角で遮られることな
く下方に向かって放射され、グローブ70の根元部分Nが暗部となることがなく、白熱電
球に近似した、若しくは同一の配光をもった照明を行うことができる。
特に根元部となる電極近傍部分は発光しない部分を含んでおり暗い影が出やすい、根元
部分のみを細くした場合には極端に影が出やすくなるが、傾斜部51fにより発光管1両
端部近傍の光を有効に活用して十分に発光させることができる。また、同時にホルダ51に角がなく、角がグローブ70に影となって映りこまれることがなく外観を悪くすることもない。
さらに、ランプの中心部には発光管1の螺旋形部10が位置し、螺旋形部からなる長い
放電路が確保され光束の増大と発光効率の向上を図ることができ、十分な明るさを提供し
つつ高効率な照明を行うことができる。
また、上記のように螺旋形部10を有するバルブの両端部10b、10cが、螺旋形部
10の最大外径D1よりも内側位置で対向し対向内面間の最小寸法aが約10mmに設定
してあるので、ホルダ51の直径が小さくなっており、発光管の細管21は従来の特許文
献2に示されるように、口金の内面に沿って曲げることなく、直線状の細管を用いること
ができる。
これにより、細管は曲げる必要がなく、長さを短くすることが可能となり、アマルガム
の拡散が良好に行われて光束立ち上がり特性を一層改善することも可能となり、同時に細
管の加工性が向上し、細管強度も強くなる。また、細管21はカバー53の下端開口部の内周面に形成された切欠部53cに挿入され係止されるので、確実に支持することができ破損等を防止することができる。
同時に、細管21は直線状のまま口金60内面により近接させた位置に配置することが
でき、細管先端部と口金の内面との熱的接続を良好にすることができ、細管先端部の主ア
マルガム21aの温度を下げるための放熱効率が向上する。同時に熱的に接続するための
シリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の熱伝導部材81の塗布量を少なくすることも可能とな
る。
また、発光管1を支持するホルダ51をアルミニウム製の金属で構成し、かつ外面に露
出する鍔状部51cを一体に形成したので、発光管の熱を効果的に外部に放熱し、点灯回
路への熱的影響を抑制したので、電子部品の信頼性を向上させることができる。
また、仕切体52にラッピングツール挿入用の凹部52d、52d部を形成したので、
凹部を形成するだけの簡単な構成で、従来のように回路基板40aを引き抜くことなく、
仕切体に確実に固定した状態でラッピングを行うことができる。これにより自動化も可能
で、また回路基板をずらす工程も不要となり、かつ確実な電気接続を行うことができ、配
線作業が容易となってコストも低減できる。
さらに、アウターワイヤw1、w2に緩みが生じないため、電気絶縁の確保を十分にと
ることが可能となり、さらにはアウターワイヤへの絶縁チューブの被覆を省略することも
可能となる。
また、凹部52d、52dは、カバー53の突片部53d、53dによって塞がれるの
で、主としてラッピングピン部分の電気絶縁が確実になされると同時に、発光管からの熱
が点灯回路へ侵入することも防ぐことができ、一層、電子部品の信頼性を高めることがで
きる。
本実施例は、バルブの両端部の対向内面間の最小寸法aを約10mmに設定したことに
より形成されるホルダ上面の空きスペースを利用して、シリコーン樹脂などの白色樹脂材
料を傾斜状に塗布して第2の傾斜部を形成したものである。
すなわち、図7に示すように、発光管1を保持し、かつ放熱対策を行っている金属製の
ホルダ51の上面に、バルブ2の両端部から傾斜部51fにわたり、外周に行くにしたが
い下降して傾斜部に繋がるようにシリコーン樹脂等の熱伝導性の良好な部材を塗布し、第
2の傾斜部51f´を形成する。これにより、発光管1の熱が金属製のホルダ51に一層伝導されやすくなる。
また、発光管1から放射された光がシリコーン樹脂の白色傾斜面によって反射されてグ
ローブ70のネック部分に照射され、ネック部分の影を目立ち難くすることができる。
図7におけるグローブ70のネック部分H3(本実施例ではグローブの開口端部73か
らホルダ51の上方、縮径部72の直線状部分が始まるまでの高さ寸法)の光透過率は、
グローブ頂端部側の光透過率より1〜5%低下している。
このときの高さ寸法H3は、10〜20mmである。これにより、ホルダ51とグロー
ブネック部分との間に狭い隙間が形成され、さらにネック部分の光透過率が1〜5%低下
していても全光束的には影響がなく、ネック部の影が目立ち難くでき、また全光束も低下
するおそれもない。
なお、本実施例において、傾斜部51fを省略し、シリコーン樹脂等の熱伝導性の良好
な部材を塗布して形成した第2の傾斜部51f´のみで傾斜部を構成するようにしてもよ
い。なお、本実施例を示す図7には、実施例1の図1〜図6と同一部分に同一の符号を付して説明した。
本実施例は、ホルダが発光管を支持する盤面から一部が外方に露出する外周面部までの寸法を小さくすることにより、ランプの根元部に対応する部分を極力小さくすることを可能となしたものであり、その構成を図10に従い説明する。図10には実施例1および実施例2における図1〜図9と同一部分に同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
本実施例の発光管1は、螺旋形部10の最大外径寸法D1を36〜40mm、本実施例では約40mmとし、ホルダ51の外径寸法D3を40〜44mm、本実施例では約44mmに構成する。
さらに、ホルダ51が発光管1を支持する盤面となる上面から、ホルダ51の一部が外方に露出する外周面部A、すなわち、グローブ70をその内周部に支持する部分、換言すれば、リング状の鍔状部51cの内面に形成した凹部51dの頂点までの高さ寸法h4を4〜8mm、好ましくは5〜7mm、本実施例では約6mmに形成する。この高さ寸法h4は、発光管1からホルダ51の外周面部Aに向かって放射される光が遮蔽される部分から、盤面までの高さ寸法である。
高さ寸法h4を4mm未満にすると、すなわち、ホルダ51の盤面までの高さ寸法を小さくするとホルダ51における発光管1を支持するための支持部の高さ寸法が小さくなり、発光管1をホルダ51に確実に支持できなくなる。または、凹部51dの頂点の高さを高くすると、発光管1からホルダ51の外周面部Aに向かって放射される光が遮蔽される割合が高くなる。
また、高さ寸法h4が8mmを超えると、すなわち、凹部51dの頂点の高さを低くするとグローブ70を支持するための凹部51dの深さ寸法が小さくなり、グローブ70を確実に支持することができなくなる。または、ホルダ51の盤面までの高さ寸法を大きくするとランプ全長の高さ寸法H2が大きくなり小型化が困難となる。
なお、本実施例における発光管1のその他の寸法は、実施例1と同様、高さ寸法H1は約76mm、電極封止部20、20´が対向する対向内面間の寸法aは約10mm、対向する電極封止部20、20´の外面間の寸法bは約30mm、一対の電極22a、20b間の放電路長が約580mmに構成される。
上記に構成された発光管1、ホルダ51は、実施例1と同様に構成された点灯装置40、グローブ70と共に、同様の手順に従って組み立てられて電球形蛍光ランプ30が構成される。この電球形蛍光ランプは、口金60を含むランプ全体の高さ寸法H2が約130mm、グローブ70の最大径部70aの外径D2が約65mm、ネックのくびれ部分の直径(ホルダの外径寸法)D3が約44mmで、回路損出を含めた定格ランプ電力が約21wで、かつ全光束が約1500lm以上となり、100w相当の一般白熱電球に置き換えて使用することができる。そして、実施例1と同様に、例えばダウンライトである照明器具90のソケット92に装着されて使用される。
本発明者らは、上記に構成された電球形蛍光ランプの特性を調査するため、従来品と対比するための試験を行った。その結果を図11のグラフに示す。すなわち、対比するための従来品として、次のものを設定した。
実験品No.1:特許文献2に示される構成の電球形蛍光ランプ。
実験品No.2:実験品NO.1の点灯回路の定数を変更して入力電力を下げた構成の電球形蛍光ランプ。
実験品No.3:実験品NO.2にさらに発光管の螺旋形部の最大外径を本実施の寸法、すなわち、D1を約40mmに構成した電球形蛍光ランプ。
実験品No.4は、本実施例の電球形蛍光ランプで、実験品No.3にさらにホルダ51の外径寸法D3を約44mm、h4高さ寸法を約6mmにしたものである。
なお、図11(c)に示す表は、発光管1、ホルダ51、点灯回路40の各構成要素について、「現行」「新回路」「試作」の各実験品における組み合わせを示した表である。
「現行」は特許文献2に示される構成の電球形蛍光ランプ、「新回路」は点灯回路の定数を変更して入力電力を下げた構成の電球形蛍光ランプ、「試作」は本実施例の電球形蛍光ランプである。表中No.は各実験品の番号を示し、同時に各グラフ(a)(b)(d)の横軸を表示している。
また、各実験品は、20時間連続点灯した状態で、各特性を調査した。また、各グラフ中四角で囲んだ数値は、実験品のNo.順に数値を比較した上昇または下降の比率(%)である。
まず、上記構成の各電球形蛍光ランプにおける効率向上調査を行った。その結果が図11(a)である。これから明らかなように、実験品No.2からNo.3で、すなわち、発光管の螺旋外径D1を約40mmに構成して最適化したことにより、ランプ効率(lm/w)が2.9%、約3%向上した。
また、実験品No.3からNo.4、すなわち、ホルダ51の外径寸法D3を約44mm、h4高さ寸法を約6mmに構成したことにより、ランプ効率が7.4%、約7%向上した。
また、図11(b)は、全光束向上の調査を、図11(d)は電力低下調査を行ったもので、各図から分かるように、本実施例の電球形蛍光ランプNo.4によれば、電力(Wh/w)を低下(20.3W)させても、全光束は電力の高い従来品(実験品No.1:電力23.4Wで全光束が1429lm)と略同等の全光束1412lmを得ることができた。
以上、本実施例によれば、螺旋形部10の最大外径寸法D1を約40mmとして縮小したので、ランプ効率を約3%向上させることができる。また、ホルダ51の外径寸法D3を約44mm、h4高さ寸法を約6mmに構成したことにより、ランプ効率を約7%向上させることができる。さらに、低電力で現行品と略同等の全光束が得られる。また、現行品と同一の全光束にしても電力を低下させることができる。
ホルダ51の外径寸法D3を44mmに構成し、さらに、ホルダ51が発光管1を支持する盤面となる上面から、ホルダの一部が外方に露出する外周面部Aまでの寸法h4を約6mmに形成したので、ホルダ51を小型に構成することができ、グローブ70を発光管1に被せた場合に対向するグローブ70の根元部Nを小さいホルダ51に沿わせ、よりくびれた形状に形成することができ、白熱電球など一般照明用電球に近似、または同一の形状にすることが可能となる。
しかも、ホルダ51による光の吸収が減少し、換言すれば、発光管1からホルダ51の外周面部Aに向かって放射される光がホルダ51によって遮蔽される割合を低くすることができるので、発光管1の電極近傍から放射される光がホルダ51で遮られることなく下方に向かって放射され、グローブ70の根元部分Nが暗部となることがなく、白熱電球に近似した、若しくは同一の配光をもった照明を行うことができる。
以上、本実施例は、実施例1および2に示される、傾斜部51fまたは第2の傾斜部51f´を有するホルダに適用してもよい。その他、本実施例における他の構成、作用、作用効果、変形例等は、実施例1および2と同様である。
本実施例は、ホルダの筒部の最大外径を発光管の螺旋形部の最大外径よりも小さく形成することにより、ランプの根元部に対応する部分を極力小さくすることを可能となしたものであり、その構成を図12〜図14に従い説明する。図12〜図14には実施例1〜3における図1〜図11と同一部分に同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
因みに、特許文献2に示される従来の電球形蛍光ランプは、円盤状ホルダの最大外形と発光管の螺旋形部の最大外径とがほぼ同一であるため、カバー部の外径寸法も同等であり、一般白熱電球のような口金に向うにしたがって外径寸法が小さくなるような外観形状を得ることはできなかった。また、グローブの基端部も口金から離間しているため口金付近には発光しないカバー部の占める割合が多く、点灯外観も一般白熱電球のイメージからはかなり相違していた。
本実施例は、カバー部の外径寸法を小さくして一般白熱電球に近似した外観形状を有し、発光しないカバー部の占める割合を極力少なくして点灯外観を一般白熱電球のイメージに近付けることができるように構成したものである。
すなわち、発光管1は、実施例1と同様に、1本の直管状のバルブ2を二等分するようにバルブ2の中央領域が屈曲されるとともに、このバルブ2の屈曲された中央領域を頂部10aとしてバルブ2の両端側が螺旋状に湾曲形成されている。発光管1の螺旋形部10の最大外径D4は約35〜46mmであり、本実施形態では約37mmである。
また、ホルダ51は、実施例1と同様に、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金などの熱伝導性のよい金属材料で形成され、円板状の支持部B、この支持部Bの周縁部から一端側に突出する円筒状の筒部C、およびこの筒部Cの一端側から外側方に突出する円環状の外周面部Aを備えている。ホルダ51の最大外径Wは30〜40mmであり、本実施形態では約35mmである。これにより、ホルダ51の筒部Cの周側面と発光管1の外周縁との隙間寸法dを1〜5mm(両側で2〜10mm)とすることができる。
支持部Bには、発光管1の一対の端部10b、10cが挿通される一対の支持孔51a、51aが形成されている。発光管1の一対の端部10b、10cが一対の支持孔51a、51aに挿通された状態で、筒部Cの内側から例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの接着剤Sを注入することにより、発光管1がホルダ51に接着固定されている。
外周面部Aは、一端側がカバー53に嵌合されて取り付けられ、他端側が一端側に拡開して形成されているともとにその他端側にグローブ70が取り付けられている。したがって、外周面部Aは、カバー53とグローブ70との間から外方に露出し、カバー53やグローブ70とともに電球形蛍光ランプ30の外観の一部を構成している。ホルダ51の表面は、アルミニウムを材料としていために光の反射率が高く、支持部Bの表面および筒部Cの表面などが反射面として構成されている。
また、グローブ70は、実施例1と同様に透明または光拡散性を有するガラスや合成樹脂などの材質により、白熱電球などの一般照明用電球のガラス球の形状に近い滑らかな曲面状に形成されている。グローブ70の一端部に開口端部73が形成され、この開口端部73の縁部がホルダ51外周面部Aの内側に嵌合されて例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの粘性を有する接着剤により接着固定されている。
グローブ70の内面と発光管1との最短距離eは2〜5mmとなるように形成されている。電球形蛍光ランプ30に横方向の振動が加わった場合には、発光管1も横方向に振動するが、発光管1はホルダ51を支点として振動するため頂部10a側の振幅が大きくなる。このことから、最短距離eを2〜5mmとすることにより、電球形蛍光ランプ30が横方向に振動しても発光管14の頂部10a側がグローブ70の内面に接触して破損することを防止することができる。
上記に構成された発光管1、ホルダ51、グローブ70は、実施例1と同様に構成された点灯装置40と共に、同様の手順に従って組み立てられて電球形蛍光ランプ30が構成される。この電球形蛍光ランプは、グローブ70の最大外径D2が約65mm、口金12を含むランプ全体の高さ寸法H2が約133mm、回路損出を含めたランプ電力が23W以下でかつ全光束が約1500lm以上となり、100W相当の一般照明用電球に置き換えて使用できる。そして、実施例1と同様に、例えばダウンライトである照明器具90のソケット92に装着されて使用される。
このように構成された電球形蛍光ランプ30では、ホルダ51の筒部Cの最大外径Wが発光管1の螺旋形部10の最大外径D4よりも小さくなるように形成されているので、ホルダ51の外周面部Aおよびカバー53の外径寸法を小さく形成することが可能となり、一般白熱電球のように口金60に向うにしたがって外径寸法が小さくなる小形化された電球形蛍光ランプ30を実現することができる。
また、ホルダ51の筒部Cの周側面に発光管1の放射光が照射されるようになり、この周側面付近から照射される直接光や周側面からの反射光等によって筒部Cの周囲も発光するようになるため、点灯外観を一般白熱電球のイメージに近付けることができ、商品性を向上させることができる。
このように、本実施例の電球形蛍光ランプ30は、白熱電球などの一般照明用電球と略同じ外観が得られ、電球形蛍光ランプの向きにかかわらず安定した光束および発光効率を得ることができ、白熱電球などの一般照明用電球を使用する照明器具への適用率を向上できる。
以上、本実施例は、実施例1および2に示される、傾斜部51fまたは第2の傾斜部51f´を有するホルダに適用してもよい。また、実施例3に示される発光管1を支持する盤面から一部が外方に露出する外周面部Aまでの寸法h4を小さく構成したホルダに適用してもよい。その他、本実施例における他の構成、作用、作用効果、変形例等は、実施例1、2および3と同様である。
次に、上記各実施例の変形例につき説明する。各実施例は、白熱電球100Wタイプに相当する電球形蛍光ランプを構成したが、例えば、40W、60Wタイプ等に相当する低ワットの電球形蛍光ランプを構成してもよい。若しくは、さらに高ワットの電球形蛍光ランプを構成するようにしてもよい。
さらに、発光管が露出するグローブレス形式の電球形蛍光ランプを構成してもよい。こ
の場合にも白熱電球など一般照明用電球と近似、または同一の外観寸法が得られ、各種照
明器具への適用率をより一層向上させることができる。
また、図8に示すように、カバー部材50は、点灯装置の回路基板40aを、例えば、
電気絶縁性を有する合成樹脂性のホルダ51に直接支持して、換言すれば、ホルダ51と
仕切体を合成樹脂で一体に形成し、仕切体を省略して構成してもよい。これは、例えば、
白熱電球40W、60Wタイプに相当する低ワットの電球形蛍光ランプに好適である。なお、図8には、図1〜図7と同一部分に同一の符号を付して説明した。
また、グローブ70は、ガラス材料で構成したが、透光性のポリカーボネートなどの材
料を用いて構成してもよい。
また、仕切体52に凹部52d、52dを形成して、発光管のアウターワイヤw1、w
2と回路基板40aのラッピング40cとをラッピングにより電気的に接続したが、電気
的な接続はラッピングに限らず、例えば、回路基板に設けた端子部を構成するワイヤにア
ウターワイヤを半田付けや溶接によって接続する方式、さらには回路基板の回路パターン
に直接、半田や溶接で接続する方式でもよい。
また、図8に示すように、これら、仕切体52に凹部52d、52dを形成して、発光
管のアウターワイヤと回路基板40aの端子部とを電気的に接続する各構成および方式は
、螺旋形部を有する発光管を用いた電球形蛍光ランプ以外、例えば、1本または複数本の
U字形をなす発光管1´を有する電球形蛍光ランプに適用してもよい。
また、細管21をカバー53の下端開口部の内周面に形成された切欠部53cに挿入し
て係止し、細管21を直線状のまま口金60内面により近接させた位置に配置する構成は
、螺旋形部を有する発光管を用いた電球形蛍光ランプ以外、例えば、1本または複数本の
U字形をなす発光管を有する電球形蛍光ランプに適用してもよい。
さらに、略円盤形状をなすホルダ51の盤面の角に切り欠き傾斜部51fを形成し、ま
たは第2の傾斜部51f´を付加し、または第2の傾斜部51f´のみで、ランプ根元部
分の暗部を解消する構成は、螺旋形部を有する発光管を用いた電球形蛍光ランプ以外、例
えば、1本または複数本のU字形をなす発光管を有する電球形蛍光ランプに適用してもよ
い。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されること
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
本発明の第一実施形態の発光管を示す正面図。 本発明の第一実施形態の電球形蛍光ランプを示す縦断面図。 同じく電球形蛍光ランプを示す図2におけるA−A断面図。 同じく電球形蛍光ランプのカバーを示し、(a)はカバーを上方から見て示す斜視図、(b)はカバーを下方から見て示す斜視図。 同じく電球形蛍光ランプのラッピング工程を示す斜視図。 本発明の電球形蛍光ランプを用いた照明器具を断面して示す図。 本発明の第二実施形態における電球形蛍光ランプを示す、図3対応の断面図。 電球形蛍光ランプの変形例をラッピング工程の変形例と共に示す斜視図。 従来の電球形蛍光ランプのラッピング工程を示す斜視図。 本発明の第三実施形態における電球形蛍光ランプを示す、図2対応の断面図。 同じく電球形蛍光ランプの特性を調査するために行った実験結果を示すもので、(a)は効率向上調査の結果を示すグラフ、(b)は全光束向上調査の結果を示すグラフ、(d)は電力低下調査の結果を示すグラフ、(c)は発光管、ホルダ、回路の各構成要素について、「現行」「新回路」「試作」の各実験品における組み合わせを示した表で、表中No.各実験品の番号を示し、同時に上記各グラフ(a)(b)(d)の横軸を表示している。 本発明の第四実施形態における電球形蛍光ランプを示す、図3対応の断面図。 同じく電球形蛍光ランプを示す、図2対応の断面図。 同じく電球形蛍光ランプの発光管とホルダとの寸法関係を説明する一部断面図。
符号の説明
1:発光管
2:バルブ
10:螺旋形部
10b、10c:バルブの両端部
20、20´:電極封止部
20a、20b:電極
21:細管
21a:水銀放出体
30:電球形蛍光ランプ
40:点灯装置
50:カバー部材
51:ホルダ
A:外周面部
51c:鍔状部
51f:傾斜部
52:仕切体
53:カバー
60:口金
70:グローブ
90:照明器具
91:器具本体
92:ソケット

Claims (6)

  1. 少なくとも一部に螺旋形部が形成されたバルブを有し、このバルブ両端に電極がそれぞれ
    封装されて内部に放電路が形成され、バルブ両端部が螺旋形部の最大外径よりも内側位置
    で対向され対向内面間の最小寸法が5〜15mmとなっている発光管と;
    この発光管を点灯させる点灯装置と;
    発光管を支持し内部に点灯装置が配置されるカバー部材と;
    カバー部材に支持される口金と;
    を具備することを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  2. 前記発光管は、螺旋形部の最大外径が36〜40mmで、カバー部材は一部が外方に露出し熱伝導性を有する部材で構成されたホルダを有し、ホルダの外径が40〜44mmで、ホルダが発光管を支持する盤面から一部が外方に露出する外周面部までの寸法を4〜8mmとしたことを特徴とする請求項1に記載の電球形蛍光ランプ。
  3. 前記バルブは、少なくとも一方の電極封止部に一端がバルブ内部に連通し、他端が封止さ
    れ内部に水銀放出体を封入した直線状の細管を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の電球形蛍光ランプ。
  4. 前記カバー部材は、一部が外方に露出し熱伝導性を有する部材で構成されてなる発光管を
    支持するホルダ、点灯装置の回路基板を支持する仕切体および口金を支持するカバーから
    構成されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一に記載の電球形蛍光ランプ。
  5. 前記ホルダは、盤面の角に切り欠き傾斜部を形成した略円盤形状をなし、外周部に外方に
    露出する鍔状部を形成し、盤面に発光管を支持すると共に鍔状部内面にグローブを支持し
    たことを特徴とする請求項4に記載の電球形蛍光ランプ。
  6. 器具本体と;
    器具本体に設けられたソケットと;
    ソケットに口金が接続される請求項1ないし5いずれか一に記載の電球形蛍光ランプと;
    を具備することを特徴とする照明器具。
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