JPH10326393A - 防災監視システム - Google Patents

防災監視システム

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Publication number
JPH10326393A
JPH10326393A JP13644797A JP13644797A JPH10326393A JP H10326393 A JPH10326393 A JP H10326393A JP 13644797 A JP13644797 A JP 13644797A JP 13644797 A JP13644797 A JP 13644797A JP H10326393 A JPH10326393 A JP H10326393A
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JP
Japan
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sound
sound stop
alarm
receiver
stop switch
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Application number
JP13644797A
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English (en)
Inventor
Takenori Hara
武徳 原
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異常や障害等の端末の発報状態を判断しながら
最適なタイミングで音響停止を解除する。 【解決手段】受信機1に、発報種別毎に設けられて音響
停止と音響停止解除を指示する音響停止スイッチ102
を設け、音響停止解除部100により、発報信号の受信
に基づき発報の有無をチェックして発報がなくなったと
判断した際に、発報信号に対応した音響停止スイッチ1
02の指示が音響停止にあれば、音響停止解除に切り替
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信機や中継盤か
ら引き出された伝送路に接続された端末装置からの異常
発報信号又は障害発報信号を受信し、発報種別に応じた
音響警報を行う防災監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防災監視システムにあっ
ては、例えば受信機から引き出された伝送路に火災感知
器等の異常を検出する異常検出端末や、防排煙機器、地
区音響装置等の制御端末を接続しており、端末で異常を
検出した際の異常発報信号、また障害を検出した際の障
害発報信号を受信すると、発報種別に対応した異常音響
や障害音響により異常又は障害を報知するようにしてい
る。
【0003】ところで、端末で火災、ガス漏れ、非常等
の誤報が多発する場合についても、火災主音響、ガス漏
れ主音響、注意表示主音響、接続音響等の鳴動を完全停
止する発報音響停止スイッチを停止に設定操作し、同様
に音響警報を完全に停止した運用を行う場合がある。ま
た、端末が故障した場合には、障害の音響警報が頻繁に
発生することになり、このような場合には、受信機に設
けている障害音響の停止スイッチを停止に設定操作し、
障害の発報信号を受信しても音響警報を常に停止状態に
設定した運用を行う場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発報音
響停止スイッチにより音響停止を設定操作していた場
合、端末の感度調整等により誤報の原因が除かれた際
や、端末の故障が修理されて障害発報がなくなった際
に、管理者が発報音響停止スイッチの停止解除に戻し忘
れると、実際に火災等の異常発報や新たな端末障害が発
生した場合に、発報信号を受信しても対応する主音響の
鳴動が行われず、システムの警報機能が著しく損われる
恐れがある。
【0005】このような問題に対し、実開平6−480
94号にあっては、音響停止スイッチが所定時間のあい
だ停止側に保持されているときに、停止側になっている
ことを音声出力により警告するようにしている。しか
し、誤報や障害によって頻発している音響警報を停止す
るために音響停止スイッチを停止側に保持しており、こ
の状態で音響停止スイッチが停止側になっていることの
音声出力の警告が頻繁に出されたのでは、問題の解決に
はならず、結局はスイッチ停止の音声警告を停止せざる
を得なくなる。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、異常や障害等の端末の発報状態を判
断しながら、最適なタイミングで音響停止を解除するよ
うにした防災監視システムを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、受信機か
ら引き出された伝送路に接続された端末装置からの異常
発報信号又は障害発報信号を受信し、発報種別に応じた
音響警報を行う防災監視システムを対象とする。
【0008】また本発明は、防災監視制御を行う分散配
置された複数の中継盤を伝送線路を介して受信機に接続
して集中監視し、各中継盤から引き出された伝送路に接
続された端末装置からの異常発報信号又は障害発報信号
を受信し、発報種別に応じて各中継盤及び受信機で音響
警報を行う防災監視システムであってもよい。このよう
な防災監視システムにつき本発明にあっては、受信機ま
たは中継盤に、発報種別毎に設けられて音響停止と音響
停止解除を指示する音響停止スイッチと、発報信号の受
信状態に基づき発報の有無をチェックし発報がなくなっ
たと判断した際に発報信号に対応した音響停止スイッチ
の指示状態が音響停止にある場合に音響停止解除に切り
替える音響停止解除部を設けたことを特徴とする。
【0009】この音響停止解除部としては、例えば発報
信号の受信毎に所定時間を設定したタイマを起動し、タ
イマの設定時間経過時に、発報信号に対応した音響停止
スイッチの指示が音響停止にある場合、音響停止解除に
切り替える。このように本発明の防災監視システムは、
発報信号の受信状態に基づき端末の異常発報や障害発報
の状況を判断しており、誤報による異常発報や故障によ
る障害発報が多発している場合は、音響停止を解除せ
ず、発報がなくなったと判断した場合、具体的には一定
時間以上発報がなかった場合に音響停止を解除し、音響
停止のスイッチ機能を十分に生かせると共に、音響停止
スイッチの戻し忘れ等に対し適切に対応できる。
【0010】音響停止解除部は、発報信号の受信が繰り
返された場合は、タイマの設定時間を長い時間に変更す
る。これは例えば端末の故障で障害発報が頻発している
場合であり、端末を修理するまで発報はなくならないこ
とから、この場合はタイマによる判定時間を長い時間に
変更し、発報の多発に対するタイマのリセット・スター
トの処理負担を軽減する。
【0011】また音響停止解除部は、保守中であること
を判定した場合は、音響停止解除の切替処理を禁止す
る。保守中には端末の試験により試験発報が行われ、こ
のとき音響停止を解除してしまう不具合を防いで試験作
業を損わないようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は本発明の防災監視システム
のシステム構成図であり、受信機により端末の監視制御
を行う集中監視システムを例にとっている。受信機1は
管理人室等に設置されており、受信機1からは警戒区域
に向けて監視用端末伝送路2a,2bと制御用端末伝送
路4を引き出している。監視用端末伝送路2a,2bに
は、監視用端末としてアドレス指定による伝送機能を備
えた火災感知器3が接続されている。
【0013】また制御用端末伝送路4には防排煙機器や
地区音響装置等の端末制御機器が接続されている。受信
機1は監視用端末伝送路2a,2bの火災感知器3に対
し、端末アドレスを指定した呼出コマンドの送信により
煙濃度等の検出データを収集している。いずれかの火災
感知器が火災による発報を検出すると、例えば受信機1
に対し割込信号を送信する。
【0014】この割込信号による発報通知を受けて受信
機1は、監視用端末伝送路2a,2bに対し発報感知器
を判断するための検索コマンドを送信して検索し、発報
感知器を特定すると、発報した火災感知器3に対し火災
検出データの伝送を継続的に指示する。また受信機1は
火災感知器3からの火災発報を受信すると、受信機1に
設けている火災主音響の鳴動を行うと共に表示部に異常
発生場所の表示を行い、更に外部に接続している防災表
示盤6に対し表示信号を出力して、火災警報表示と発報
場所の表示を行う。またシリアル移報部13やパラレル
移報部14で他設備に対し火災警報の移報を行う。
【0015】更に受信機1は、火災発報に伴う主音響の
鳴動に連動して、制御用端末伝送路4に接続している端
末制御機器5に対し制御コマンドを送信し、端末制御機
器5に含まれている地区音響装置による地区音響鳴動や
防排煙機器の作動等を行う。受信機1における火災主音
響は、操作部に設けている音響停止スイッチの操作によ
り停止することができる。
【0016】図2は図1の受信機1の回路ブロック図で
ある。図2の受信機1には受信機MPU7が設けられ、
端末伝送部8を介して監視用端末伝送路2aを接続し、
監視用端末伝送路2aには伝送機能を備えた中継器16
を介して火災感知器3や伝送機能の付加されたアドレッ
サブル感知器3を接続している。また受信機1には端末
制御部9が設けられ、端末制御部9から引き出された制
御用端末伝送路4に対し、伝送機能を備えた中継器17
を介して地区音響装置や防排煙機器等の端末制御機器5
を接続している。端末制御機器5の中継器17に対して
は、端末制御機器5の作動を確認する応答信号の伝送の
ため端末伝送部8から引き出された監視用端末伝送路2
bも接続されている。
【0017】受信機1の受信機MPU7に対しては更
に、表示部10、音声合成部11、操作部12、シリア
ル移報部13、パラレル移報部14及び表示盤伝送部1
5が設けられている。更に操作部12に設けられている
スイッチのうち、音響停止スイッチ102を別途取り出
している。受信機MPU7は、端末伝送部8による火災
感知器3からの検出データが予め定めた注意レベルに達
すると表示部10に火災注意表示を行い、音声合成部1
1を作動して注意表示主音響の鳴動を行う。注意警報を
行った後に受信機MPU7で火災発報を受信すると、表
示部10に火災発報表示を行うと共に、音声合成部11
より火災主音響の鳴動出力を行う。
【0018】更に受信機1に対しては、火災感知器3以
外にガス漏れ検出器や非常押し釦スイッチ等の監視用端
末装置が接続されており、ガス漏れ発報を受信すると、
受信機MPU7は表示部10にガス漏れ警報表示を行う
と共に、音声合成部11よりガス漏れ主音響の鳴動出力
を行い、同様に非常検出スイッチからの異常発報を受信
すると表示部10に異常発報表示を行うと共に、音声合
成部11より異常主音響の鳴動出力を行う。
【0019】更に火災感知器3や端末制御機器5で故障
が起きた場合には障害発報を受信し、表示部10に障害
発生の警報表示を行うと共に音声合成部11より障害音
響の鳴動出力を行う。このような受信機MPU7による
火災主音響、ガス漏れ主音響、注意表示主音響、異常主
音響、更には障害音響等の音響出力に対し、音響停止ス
イッチ102を操作しておくことで、異常発報もしくは
障害発報を受信しても対応する音響出力を停止できるよ
うにしている。更に主音響停止スイッチ102の操作に
よる受信機MPU7における音響停止の設定に対し、本
発明にあっては新たに音響停止解除部100を設けてい
る。
【0020】音響停止解除部100は、火災、ガス漏れ
等の異常発報や端末故障等の障害発報の有無をチェック
しており、発報がなくなったと判出した際に、音響停止
スイッチ102による音響停止を自動的に解除できるよ
うにしている。具体的には、異常発報または障害発報の
受信時に設定時間Tをセットして起動する自動復旧タイ
マを備えており、自動復旧タイマがタイムアップするま
でに次の異常発報または障害発報がなければ発報がなく
なったと判断して、音響停止スイッチ102により設定
している音響停止を自動的に音響停止解除に切り替え
る。
【0021】また音響停止解除部100に設けている自
動復旧タイマの設定時間Tは、異常発報や障害発報等の
種別に応じて予め定めた自動復旧時間Tを固定的に設定
しているが、自動復旧タイマがタイムアップする前に発
報が繰り返される場合には、自動復旧タイマの設定時間
Tを更に長い時間に設定変更し、誤報による異常発報や
故障による障害発報の繰返し周期に対し最適な自動復旧
タイマの設定時間Tが設定できるようにしている。
【0022】図3は図2の受信機MPU7に設けた音響
停止解除部100による音響停止解除処理のフローチャ
ートである。まずステップS1で受信機1が保守中にあ
るか否かチェックする。受信機1の保守中にあっては、
火災感知器3の試験発報が繰り返し行われることから、
この場合には音響停止解除部による停止解除の処理動作
を行わないようにしている。火災受信機1が保守中でな
ければステップS2に進み、異常発報や障害発報などの
発報の有無をチェックする。異常発報または障害発報が
あると、ステップS3に進み、発報種別に対応した音響
停止スイッチ102は非定位となる停止位置にあるか否
かチェックする。音響停止スイッチ102が停止位置と
なる非定位にあるとステップS4に進み、自動復旧タイ
マをセット時間Tにセットしてスタートし、ステップS
5でタイムアップを監視する。
【0023】自動復旧タイマがタイムアップする前にス
テップS6で次の発報が判別されると、ステップS7で
自動復旧タイマをリセットした後、再度ステップS4に
戻って所定時間Tをセットしてスタートし、ステップS
5のタイムアップ判別及びステップS6の発報の有無の
処理を繰り返す。一方、自動復旧タイマの設定時間Tの
間に次の発報がなく、設定時間への到達でステップS5
でタイムアップが判別されると、ステップS8で自動復
旧タイマをリセットした後、ステップS9に進み、非定
位となる音響停止位置にある音響停止スイッチ102を
定位となる停止解除位置に戻す。
【0024】具体的には、音響停止スイッチ102は例
えば押し釦スイッチであり、音響停止スイッチ102を
押すごとに非定位の停止位置と定位となる停止解除位置
にスイッチ情報が切り替わっており、したがってステッ
プS9の停止解除位置への戻しは音響停止スイッチのス
イッチ情報を停止解除位置(定位)に変更することを意
味する。
【0025】この音響停止スイッチ102の停止解除位
置への戻しにより、一度設定された音響停止の機能は解
除され、次に発報があった場合には、対応する音響出力
の鳴動が行われることになる。例えば図2の制御用端末
機器5の故障で障害発報が繰り返し受信されて障害音響
の出力が行われている場合、音響停止スイッチ102の
操作により障害音響の出力が停止される。この制御用端
末機器5の故障による障害発報は、端末制御部9による
故障した制御用端末機器5の呼出しごとに繰り返し受信
される。
【0026】このため、音響停止解除部100に設けて
いる自動復旧タイマの設定時間Tを故障した制御用端末
機器5の障害呼出しの繰返し周期より長い時間に設定し
ていれば、自動復旧タイマの作動中に次の障害発報が受
信されて自動復旧タイマのリセットが繰り返され、音響
停止スイッチ102の操作による障害音響の停止状態が
有効に維持できる。
【0027】その後に故障を起こした制御用端末機器5
を修理して正常状態に復旧すると、障害発報信号は受信
されなくなり、自動復旧タイマがタイムアップした時点
で音響停止スイッチ102による非定位の停止位置とな
るスイッチ情報が定位となる音響停止解除のスイッチ情
報に戻され、これによって音響停止が自動的に解除され
る。
【0028】このため、制御用端末機器5の故障による
障害発報に対し音響停止スイッチ102により音響停止
を行ってそのままにしておいても、障害発報が故障の復
旧によりなくなると音響停止解除部100によって自動
的に障害発報に対する音響停止が解除され、音響停止ス
イッチ102の戻し忘れても、その後の制御用端末機器
5の故障による障害発報に対し確実に障害音響の鳴動出
力を行うことができる。
【0029】この点は、誤報により火災感知器3から火
災発報が繰り返された場合についても同様である。即
ち、誤報による火災感知器3からの火災発報を受信機M
PU7で受信すると音声合成部11より火災主音響の鳴
動出力を行うが、現場確認により火災感知器3の誤報で
あることが分かった場合には、音響停止スイッチ102
の操作により火災主音響の停止を行うことになる。
【0030】この音響停止スイッチ102による火災主
音響の停止後に火災感知器3の誤報により火災発報があ
っても、自動復旧タイマの設定時間T以内の火災発報で
あれば、これを誤報によるものと見做し、自動復旧タイ
マをリセットした後に再度設定時間をセットしてスター
トし、設定時間T1以内に誤報による発報がある限り、
音響停止スイッチ102の操作による音響停止の機能を
有効としている。
【0031】このような誤報による火災感知器3からの
異常発報に対し、例えば火災感知器3の感度調整などに
より誤報の原因が除かれると、その後、火災感知器3か
らの誤報による発報はなくなる。このため自動復旧タイ
マがタイムアップすることとなり、タイムアップした時
点で非定位となる音響停止位置にあるスイッチ情報を定
位となる音響停止の解除位置となるスイッチ情報に戻す
ことによって自動的に音響停止が解除される。
【0032】このため誤報の原因がなくなった後に新た
に火災発報を受信した場合には、この時点で音響停止ス
イッチによる音響停止の機能は既に解除されており、真
の火災発報と判断して音声合成部11より火災主音響の
鳴動出力を行うことができる。このような音響停止解除
部100による音響停止の自動解除は、他のガス漏れや
非常発報についても同様である。
【0033】更に図3のステップS6で自動復旧タイマ
がタイムアップする前に次の発報を判断した場合、ステ
ップS4に戻って自動復旧タイマを再度セットしてスタ
ートすることになるが、異常発報や障害発報がタイムア
ップ前に繰り返された場合には、自動復旧タイマの設定
時間Tをより大きな時間に設定変更することで音響停止
を自動的に解除する自動復旧時間Tを遅らせ、発報の頻
発による自動復旧タイマのセット・リセットの繰返し処
理の負担を軽減できる。
【0034】図4は本発明の防災監視システムの他の実
施形態であり、受信機に対し監視制御機能をもつ複数の
中継盤を分散配置した分散システムを例にとっている。
図4において受信機18から引き出された幹線伝送路2
0に対しては、アドレス#1,#2,・・・をもつ複数
の中継盤21が接続されている。中継盤21は図1に示
した受信機1と同等な監視制御機能を備えており、中継
盤21から引き出された監視用端末伝送路2に火災感知
器3を接続し、また中継盤21から引き出された制御用
端末伝送路4に防排煙機器や地区音響装置などの端末制
御機器5を接続している。
【0035】各中継盤21は、それぞれが独立に火災、
ガス漏れ、異常などの監視と制御を分散して行ってお
り、受信機18に対しては中継盤21による監視制御の
結果が伝送されて集中表示される。受信機18及び中継
盤21における音響警報の機能は、火災主音響、ガス漏
れ主音響、注意表示主音響、非常主音響、更に障害音響
などであり、共通した音響出力機能をもっている。更に
受信機18及び中継盤21のそれぞれには、音響停止ス
イッチと音響停止スイッチの音響停止に対し発報受信の
状況を判断して自動的に音響停止を解除する本発明によ
る音響停止解除部としての機能が設けられている。
【0036】図5は図4の受信機18及び中継盤21の
回路ブロック図である。受信機18には受信機MPU2
4が設けられ、本発明による音響停止解除部100aと
しての機能が設けられている。受信機MPU24に対し
ては幹線伝送部25が設けられ、幹線伝送部25から引
き出された幹線伝送路20に対し、中継盤21を接続し
ている。
【0037】また受信機MPU24に対しては操作部2
6、表示部27、音声合成部28、パラレル移報部2
9、シリアル移報部30及び表示盤伝送部31が設けら
れており、操作部26には外部に取り出して示す音響停
止スイッチ102aが設けられている。また中継盤21
は中継盤MPU32をもち、中継盤MPU32には本発
明による音響停止解除部100bの機能が設けられてい
る。中継盤MPU32に対しては端末伝送部34と端末
制御部35が設けられ、端末制御部34から引き出され
た監視用伝送線路2aに対し、伝送機能を備えた中継器
16を介して火災感知器3を接続している。
【0038】また端末制御部35から引き出された制御
用伝送線路4に対しては、伝送機能を備えた中継器17
を介して制御用端末機器5が接続されている。この制御
用端末機器5の中継器17に対しては、制御用端末機器
5の作動状態を確認する伝送制御のため、伝送制御部3
4から引き出された監視用端末伝送路2bも接続されて
いる。
【0039】中継盤MPU32に対しては表示部36、
操作部37、シリアル移報部38、パラレル移報部39
及び表示盤伝送部40が設けられる。操作部37には外
部に取り出して示す音響停止スイッチ102bが設けら
れ、中継盤MPU32における火災主音響、ガス漏れ主
音響、注意表示主音響、非常主音響、更には障害音響等
の音響出力機能を停止できるようにしている。
【0040】音響停止解除部100bは、音響停止スイ
ッチ102bにより特定の異常発報あるいは障害発報に
ついて音響停止が行われていても、異常発報または障害
発報を受信した際に、内蔵した自動復旧タイマを起動
し、自動復旧タイマのタイムアップまで次の発報がなけ
れば誤報による異常発報や故障による障害発報がなくな
ったものと判断して、音響停止スイッチ102bの操作
による音響停止を自動的に解除できるようにしている。
【0041】この中継盤21の中継盤MPU32に設け
た音響停止解除部100bの機能は、基本的には図2の
受信機1と同じになる。これに対し受信機18側の音響
停止解除部100aにあっては、中継盤21からの異常
発報及び障害発報に基づく発報表示信号を受けて異常主
音響や障害音響の鳴動を行っており、火災感知器3や制
御用端末機器5からの直接的な異常発報や障害発報でな
い点では相違するが、警報表示のための異常発報や障害
発報の情報受信につき、中継盤21側と全く同様にして
自動復旧タイマを用いた音響停止の自動解除処理ができ
る。
【0042】尚、本発明は、図1の集中監視システム、
図5の分散監視システムに限定されず、端末情報に基づ
いて受信機で音響警報を行い、この音響警報について音
響停止スイッチを備えている適宜のシステムについてそ
のまま適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、火災主音響、ガス漏れ主音響、非常主音響等の警報
発報に対する音響鳴動について、音響停止スイッチの操
作により音響停止を行った後に音響停止スイッチの停止
解除の戻し忘れがあっても、音響停止操作の原因となっ
た誤報による異常発報がなくなったと判断されると、具
体的には自動復旧タイマが次の異常発報の受信で再スタ
ートされずにタイムアップすると、異常発報に対する音
響停止スイッチによる音響停止機能を自動的に解除し、
音響停止スイッチの戻し忘れにより各種の異常発報に対
する音響鳴動ができなくなる事態を確実に防止できる。
【0044】また、端末が故障した場合の障害発報によ
る障害音響について、音響停止スイッチの解除を忘れて
も、故障が回復して障害発報がなくなったと判断したと
きに自動的に音響停止が解除され、障害音響の停止の戻
し忘れを確実に防止できる。更に保守中については、試
験発報が繰り返されることから音響停止スイッチの自動
解除が行われず、保守の際に必要な音響停止スイッチの
操作による音響停止機能については、その機能を損うこ
となく、保守以外の場合の異常発報や障害発報の音響停
止の戻し忘れに対し有効に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】集中監視制御を行う本発明の防災監視システム
のシステム構成図
【図2】図1の受信機の回路ブロック図
【図3】図2の受信機による音響停止解除処理のフロー
チャート
【図4】分散監視制御を行う本発明の防災監視システム
のシステム構成図
【図5】図4の受信機及び中継盤の回路ブロック図
【符号の説明】
1,18:受信機 2:監視用端末伝送路 3:火災感知器 4:制御用端末伝送路 5:端末制御機器 6,19,22:防災表示盤 7,24:受信機MPU 8,34:端末伝送部 9,35:端末制御部 10,27,36:表示部 11,28:音声合成部 12,26,37:操作部 13,30,38:シリアル移報部 14,29,39:パラレル移報部 15,31,40:表示盤伝送部 16,17:中継器 20:幹線伝送路 25,33:幹線伝送部 32:中継盤MPU 100:音響停止解除部 102:音響停止スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信機から引き出された伝送路に接続され
    た端末装置からの異常発報信号又は障害発報信号を受信
    し、発報種別に応じた音響警報を行う防災監視システム
    に於いて、 前記受信機に、 前記発報種別毎に設けられ、音響停止と音響停止解除を
    指示する音響停止スイッチと、 前記発報信号の受信状態に基づき発報の有無をチェック
    し、発報がなくなったと判断した際に、前記発報信号に
    対応した前記音響停止スイッチの指示状態が音響停止に
    ある場合、音響停止解除に切り替える音響停止解除部
    と、を設けたことを特徴とする防災監視システム。
  2. 【請求項2】防災監視制御を行う分散配置された複数の
    中継盤を伝送線路を介して受信機に接続して集中監視
    し、前記各中継盤から引き出された伝送路に接続された
    端末装置からの異常発報信号又は障害発報信号を受信
    し、発報種別に応じて各中継盤及び前記受信機で音響警
    報を行う防災監視システムに於いて、 前記受信機及び中継盤の各々に、 前記発報種別毎に設けられ、音響停止と音響停止解除を
    指示する音響停止スイッチと、 前記発報信号の受信状態に基づき発報の有無をチェック
    し、発報がなくなったと判断した際に、前記発報信号に
    対応した前記音響停止スイッチの指示状態が音響停止に
    ある場合、音響停止解除に切り替える音響停止解除部
    と、を設けたことを特徴とする防災監視システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の防災監視システムに
    於いて、前記音響停止解除部は、前記発報信号の受信毎
    に所定時間を設定したタイマを起動し、該タイマで設定
    時間の経過時に、前記発報信号に対応した前記音響停止
    スイッチの指示状態が音響停止にある場合、音響停止解
    除に切り替えることを特徴とする防災監視システム。
  4. 【請求項4】請求項3の防災監視システムに於いて、前
    記音響停止解除部は、前記発報信号の受信が繰り返され
    た場合は、前記タイマの設定時間を長い時間に変更する
    ことを特徴とする防災監視システム。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載の防災監視システムに
    於いて、前記音響停止解除部は、保守中であることを判
    定した場合は、音響停止解除の切替処理を禁止すること
    を特徴とする防災監視システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286838A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Nohmi Bosai Ltd アナログ式火災感知器および火災受信機
JP2015155234A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社デンソー 車両用表示装置
JP2015210727A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 專助 山下 通報制御装置

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