JPH10325456A - 車両用パワートレーンのエアブリーザ構造 - Google Patents

車両用パワートレーンのエアブリーザ構造

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JPH10325456A
JPH10325456A JP13493197A JP13493197A JPH10325456A JP H10325456 A JPH10325456 A JP H10325456A JP 13493197 A JP13493197 A JP 13493197A JP 13493197 A JP13493197 A JP 13493197A JP H10325456 A JPH10325456 A JP H10325456A
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air breather
communication hole
casing
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oil
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稲三 山田
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明宏 森田
Hiroyoshi Ario
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/027Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エアブリーザ室内に多量の潤滑油が溜まるのを
防止し、潤滑油の攪拌抵抗を減少させてエネルギーロス
を低減することが可能な車両用パワートレーンのエアブ
リーザ構造を提供する。 【解決手段】潤滑油を封入したケーシング8に、電動モ
ータ2と連結する変速機構4、差動装置6等を内蔵して
いる。ケーシングの上部に大気連通孔34を形成し、こ
の大気連通孔を介して大気と連通するように第1エアブ
リーザ室100を設けるている。また、この第1エアブ
リーザ室の隣に隔壁を介して第2エアブリーザ室122
を設け、前記隔壁に、第1エアブリーザ室内の上部空間
と第2エアブリーザ室内とを連通する第1連通孔110
を形成し、この第1連通孔より下方の位置に、第2エア
ブリーザ室内とケーシング内部とを連通する第2連通孔
112を形成している。そして、前記第2連通孔は、小
径の孔として形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用パワート
レーンのエアブリーザ構造に係わり、特に、駆動源とし
て電気モータを採用し、ケーシングに内蔵した駆動装置
に対する潤滑性能を高めるために多量の潤滑油を封入し
た電気自動車用パワートレーンに好適なエアブリーザ構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】前記電気自動車は、内燃機関自動車と比
較すると、燃料の代わりに蓄電池を搭載し、内燃機関の
代わりに制御装置と電動モータを搭載した自動車であ
る。
【0003】電動モータは、磁界に置かれた導体間に、
印加電圧を加えて電流を通電することによって、電気エ
ネルギーを機械エネルギーに変換し、電磁力によるトル
クを発生して回転する。この電動モータの回転は、電動
モータの出力軸に結合する変速機構の入力軸に伝達さ
れ、適切な出力の変速が行われる。
【0004】ここで、電気自動車用モータは、高回転モ
ータを採用するためモータ及びケーシング内は高温高圧
になりやすく、しかも、長期に渡る運転では、温度と気
圧の上昇に伴い空気中の水分がケーシング内部で凝結し
て結露が発生し、熱や水に弱い電動モータに悪影響を与
えることから、ケーシング内の上部には、ケーシングに
設けた大気連通孔を介して大気と連通するエアブリーザ
室が設けられている。
【0005】また、ケーシング内には、変速機構と直結
する出力軸の回転によって駆動するオイルポンプが配設
されており、オイルポンプから送りだされた潤滑油は、
入力軸及び出力軸の軸線上に形成した油孔を通過して潤
滑すべき部位(ベアリング、ブッシュ等)に送り込まれ
るようになっている。
【0006】ところで、例えばAT車は、トルクコンバ
ータと直結する出力軸のアイドル回転によってオイルポ
ンプが常に駆動し、潤滑すべき部位への潤滑油の供給を
行っているが、電気自動車は、車両停止中には出力軸が
回転しないのでオイルポンプが駆動しない。そこで、電
気自動車のケーシング内に、オイルレベルが出力軸近く
まで達するように多量の潤滑油を封入しておき、車両停
止中であっても潤滑すべき部位に潤滑油が行き渡るよう
にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記電気自
動車が高速走行するときには、変速機構のギヤ部が高速
回転するので、放射状に飛散する潤滑油の油量が増大す
る。このとき、ケーシング内の上部に設けたエアブリー
ザ室には潤滑油が入り込みやすく、多量の潤滑油がエア
ブリーザ室に溜まると、大気連通孔から大気に潤滑油が
流れ出るおそれがある。
【0008】また、ケーシング内には多量の潤滑油が封
入されているので、変速ギヤ等の歯車が回転するときに
潤滑油の攪拌抵抗が増大してしまい、エネルギーロス
(効率低下)が大きくなるおそれがある。
【0009】そこで、この発明は上記従来技術の未解決
の課題に着目してなされたものであり、エアブリーザ室
内に多量の潤滑油が溜まるのを防止するとともに、潤滑
油の攪拌抵抗を減少させてエネルギーロスを低減するこ
とが可能な車両用パワートレーンのエアブリーザ構造を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の車両用パワートレーンのエアブリーザ構
造は、潤滑油を封入したケーシングに変速機構を内蔵
し、前記ケーシングの上部に大気連通孔を形成し、前記
ケーシング内の上部に内壁部を形成してこの内壁部の内
部空間が前記大気連通孔を介して大気と連通するように
第1エアブリーザ室を設けるとともに、この第1エアブ
リーザ室の水平方向の隣に隔壁を介して第2エアブリー
ザ室を設け、前記隔壁に、前記第1エアブリーザ室内の
上部空間と前記第2エアブリーザ室内とを連通する第1
連通孔を形成し、前記第1連通孔より下方の位置に、前
記第2エアブリーザ室内と前記ケーシング内部とを連通
する第2連通孔を形成した。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の車両用パワートレーンのエアブリーザ構造におい
て、前記第2連通孔を、前記第1連通孔より小さな孔径
に設定した。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の車両用パワートレーンのエアブリーザ構造に
おいて、前記ケーシングを、開口部の周縁にフランジ部
を形成し、そのフランジ部の内側に内壁部を形成した第
1ケースと、表裏両側の開口部の周縁にそれぞれフラン
ジ部を形成し、それらフランジ部の内側に内壁部を形成
し、且つ表裏に連通する前記第1連通孔を形成した第2
ケースとで構成し、前記第1ケースと前記第2ケースの
表側のフランジ部どうしを接続すると、前記第1ケース
の内壁部と前記第2ケースの内壁部とが接合して前記第
1エアブリーザ室を形成するとともに、前記第2ケース
の裏側に形成した内壁部の開口縁部に閉塞プレートを接
続することにより前記第2エアブリーザ室を形成した。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の車両用パワートレーンのエアブリーザ構造におい
て、前記閉塞プレートに、前記ケーシング内の上部に飛
散した潤滑油を集めるオイルガータを、予め一体接合し
ておく。
【0014】さらに、請求項5記載の発明は、請求項1
乃至4の何れかに記載の車両用パワートレーンのエアブ
リーザ構造において、前記駆動源を電動モータにより構
成した。
【0015】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の車両用パワート
レーンのエアブリーザ構造によると、車両が高速走行す
る際には、ケーシング内の変速機構、差動装置を潤滑し
た潤滑油が勢いよく径方向外方に飛散するので、第1エ
アブリーザ室内に多量の潤滑油が入り込んでくる。そし
て、第1エアブリーザ室に入り込んだ潤滑油は、大気連
通孔を形成した上部位置まで溜まっていこうとする。
【0016】ところが、本発明では、第1エアブリーザ
室の上部空間と第2エアブリーザ室とを連通する第1連
通孔を形成しているので、大気連通孔付近に溜まろうと
する潤滑油は第1連通孔から第2エアブリーザ室側に抜
け出るので、潤滑油が大気連通孔からケーシングの外部
に流れ出るのを防止することができる。
【0017】ここで、ケーシング内に多量の潤滑油を封
入している場合、変速機構や差動装置のギヤが回転する
ときに潤滑油の攪拌抵抗が増大してしまい、エネルギー
ロスが大きくなるおそれがある。
【0018】そこで、請求項2記載の発明によると、第
2エアブリーザ室の下部に形成した第2連通孔を小さな
孔で形成し、第2エアブリーザ室内に溜まった潤滑油
を、第2連通孔から少量ずつしかケーシング内部に戻さ
ないようにしているので、ケーシング内部の潤滑油の油
量が減少する。これにより、変速機構や差動装置のギヤ
が攪拌する油量が少なく攪拌抵抗が減少するので、エネ
ルギーロスを小さくすることができる。また、請求項2
記載の発明は、請求項1記載の効果を得ることができ
る。
【0019】また、請求項3記載の発明によると、請求
項1又は2記載の効果を得ることができるとともに、第
1エアブリーザ室及び第2エアブリーザ室を簡便な構造
により設けることができるので、製造コストの低減化を
図ることができる。
【0020】また、請求項4記載の発明によると、請求
項3の効果を得ることができるとともに、オイルガータ
によってケーシング内の上部に飛散した潤滑油を集め、
潤滑すべき部位に向けて上方から潤滑油を供給すること
ができるので、潤滑性能を高めることができる。
【0021】さらに、請求項5記載の発明によると、駆
動源を電動モータとして電気自動車用パワートレーンと
する場合、車両停止時には電動モータが回転せず潤滑油
供給用オイルポンプが駆動しないので、通常、ケーシン
グ内に多量の潤滑油を封入しておき、変速機構、差動装
置の駆動部に潤滑油が行き渡るようにしている。この
際、電動モータが高速で回転すると、ケーシング内の多
量の潤滑油により攪拌抵抗が増大するおそれがある。と
ころが、本発明では、前述したように第2エアブリーザ
室に流れ込んだ潤滑油を一次的に溜めてケーシング内の
潤滑油の油量を少なくしているので攪拌抵抗が少なくな
り、電動モータのエネルギーロスを小さくすることがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、電気自動車用パワートレ
ーンの平面視断面、図2は側面視断面を示したものであ
る。
【0023】この電気自動車用パワートレーンは、三相
誘導モータ2を動力源としており、三相誘導モータ2か
ら遊星歯車減速機(変速機構)4に回転力が伝達され、
この遊星歯車減速機4で減速した回転力が差動装置6に
伝達されるようになっている。
【0024】図中符号8は、遊星歯車減速機4及び差動
装置6を内蔵するケーシング8であり、三相誘導モータ
2から回転力が伝達される入力軸10と、この入力軸1
0に同軸突き合わせ状態とした出力軸12とが、ケーシ
ング8の内壁に装着したベアリング14、16によって
回転自在に支持されている。
【0025】そして、前記遊星歯車減速機4は入力軸1
0の外周に配置されており、入力軸10の外周に形成し
たサンギヤ4aと、ケーシング8の内壁に固定した環状
のインターナルギヤ4bと、これらサンギヤ4a及びイ
ンターナルギヤ4b間に噛合する複数のピニオン4c
と、ピニオン4cを回転自在に支持するピニオンキャリ
ア4dとを備えている。そして、ピニオンキャリア4d
は、出力軸12の外周にスプライン結合している。
【0026】また、差動装置6は、ピニオンシャフト6
aを介してディファレンシャルケース6bに固定したデ
ィファレンシャルピニオン6cと、このディファレンシ
ャルピニオン6cに噛合するサイドギヤ6dと、サイド
ギヤ6dの内周にスプライン結合した左右のドライブ軸
20a、20bと、ディファレンシャルケース6bの外
周に固定したファイナルギヤ(大径の駆動ギヤ)22と
を備えている。
【0027】そして、ベアリング14及びピニオンキャ
リア4d間の出力軸12の外周には、アウトプットギヤ
16及びパーキングギヤ18が同軸に固定されており、
前記差動装置6のファイナルギヤ22がアウトプットギ
ヤ16に噛合している。
【0028】ここで、前述した出力軸12の軸線上には
油路12aが形成されているとともに、複数の分岐油路
12b、12c…が、入力軸10及び出力軸12を支持
している摺動部に向かって開口するように前記油路12
aから分岐している。
【0029】そして、出力軸12の端部にはオイルポン
プ24が連結しており、出力軸12の回転によりオイル
ポンプ24が駆動すると、オイルストレーナ24a内の
潤滑油が、油路12a、分岐油路12b、12c…を介
して潤滑すべき部位に供給される。
【0030】なお、図2の符号Lで示す水平レベルは、
ケーシング8に封入されている潤滑油のオイルレベルで
ある。このオイルレベルLの高さで明らかなように、ケ
ーシング8内には多量の潤滑油が封入されており、車両
が停止中であっても潤滑すべき部位に潤滑油が確実に行
き渡るようになっている。
【0031】ここで、ケーシング8は、図中左側に配置
したサイドカバー(第1ケース)26と、図中右側に配
置したフロントケース28と、サイドカバー26及びフ
ロントケース28の間に締結ボルトにより接続するリア
ケース(第2ケース)30とで構成されている。
【0032】サイドカバー26は、図3に示すように、
外周全域にリアケース30と接続するフランジ部32を
形成しているとともに、カバー上部にカバーの内側及び
外側間を連通する大気連通孔34を形成しており、この
大気連通孔34のカバー外側にエアブリーザ36が接続
している。
【0033】そして、サイドカバー26の内部には、大
気連通孔34より左に寄った上部フランジ部32aと右
側フランジ部32b間を接続する第1内壁部40と、こ
の第1内壁部40の上部から右側フランジ32bに向け
て途中まで延在する第2内壁部42、この第2内壁部4
2より下側において第2内壁部42と平行に延在して右
側フランジ32bに接続する第3内壁部44と、大気連
通孔34より右に寄った位置で第2内壁部42及び上部
フランジ部32a間を接続する第4内壁部46とを形成
しており、これら第1、第2、第3及び第4内壁部4
0、42、44、46の高さはフランジ部32と同一高
さに設定している。
【0034】これにより、サイドカバー26の内部に
は、大気連通孔34と通じる第1凹空間48と、この第
1凹空間48の右側に位置する第2凹空間50と、これ
ら第1及び第2凹空間48、50の下側に位置する第3
凹空間52と、この第3凹空間52の下側に位置する第
4凹空間54が画成される。
【0035】そして、前述したように第2内壁部42は
右側フランジ32bに向けて途中まで延在しているの
で、第2内壁部42の端部と右側フランジ32bとの間
に切欠き56を設けており、この切欠き56を介して第
2凹空間50及び第3凹空間52が通じている。
【0036】一方、図4は、リアケース30の内部をサ
イドカバー26と接続する側から示したものであり、図
の左側位置に、サイドカバー26のフランジ部32と接
続するフランジ部60を形成している。そして、フラン
ジ部60に囲まれた中央位置に、出力軸12の左端部側
が貫通して摺動自在に支持する摺動支持部61と、この
摺動支持部61の外周に膨出部63を形成している。そ
して、膨出部63の最も突出した位置の上部には、上方
から摺動支持部61に向けて潤滑油が流れ込むように、
径方向に切欠き溝67を形成している。なお、フランジ
部60に囲まれていない右側位置には、前述した差動装
置6のドライブ軸20aが貫通するドライブ軸用貫通部
65が形成されている。
【0037】そして、フランジ部60で囲まれた位置に
は、上部フランジ部60aから下側に延在する第5内壁
部62と、この第5内壁部62の下端部との間に所定の
隙間64を設けて左側フランジ60bに沿って下側に延
在する第6内壁部66と、この第6内壁部66の下端部
との間に所定の隙間68を設けて右側フランジ60bに
接続する第7内壁部70と、右側フランジ60bから第
5内壁部62の下端部に向けて途中まで延在し、第5内
壁部62との間に切欠き72を設けた第8内壁部74
と、上部フランジ60aから第8内壁部74に向けて途
中まで延在し、第8内壁部74との間に切欠き76を設
けた第9内壁部78と、右側フランジ60bから第6内
壁部66に接続する第10内壁部80とを形成してお
り、これら第5〜第10内壁部62〜80の高さはフラ
ンジ部60と同一高さに設定している。
【0038】これにより、切欠き76を介して互いに通
じる第5及び第6凹空間82、84と、切欠き72を介
して第6凹空間84と下側で通じる第7凹空間86と、
第7凹空間86の下側に位置する第8凹空間88が画成
されている。
【0039】ここで、第7凹空間86の上部には、リア
ケース30の表裏(表側はサイドカバー26と接続する
側であり、裏側はフロントケース28と接続する側)に
連通する第1連通孔110を形成している。また、第8
凹空間88にも、リアケース30の表裏に連通する第2
連通孔112を形成している。そして、第1連通孔11
0の孔(孔径:D1 )は、第2連通孔112の孔(孔
径:D2 )より大きい孔に設定されている(D1
2 )。
【0040】また、このリアケース30には、摺動支持
部61の上方の位置に、リアケース30の表裏に連通す
るオイルガータ孔90を形成しており、このオイルガー
タ孔90のフロントケース28と接続する側(図4の裏
側)に、後述するオイルガータ92が接続している。
【0041】また、図5はリアケース30のフロントケ
ース28と接続する側を示すものであり、外周全域にフ
ランジ部114を形成し、このフランジ部114の右側
上部に沿って延在する第11内壁部116を形成して凹
空間を画成している。そして、この凹空間に、前述した
第1及び第2連通孔110、112が開口している。ま
た、第11内壁部116とフランジ部114の右側上部
との間に、第11内壁部116より高さの低い第12内
壁部118を形成している。
【0042】そして、オイルガータ92と一体化した閉
塞プレート120を、前記凹空間の上部に配設してい
る。すなわち、オイルガータ92は、図6に示すよう
に、ケーシング8内の上部を飛散する潤滑油を受ける樋
部92aと、樋部92aに溜まった潤滑油が流れ出る略
円筒形状の吹き出し口92bとを備えた部材であり、樋
部92aの端部に固定した接続部材92cを閉塞プレー
ト120の一部に重ねた状態で固定している。そして、
吹き出し口92bをオイルガータ孔90に内嵌し、接続
部材92cと閉塞プレート120の重なった部分を第1
1内壁部116にボルト92dを介して固定することに
より、閉塞プレート120が第11内壁部116及びフ
ランジ部114の上面に当接して前記凹空間を閉塞す
る。
【0043】なお、図5の符号Fで示す一点鎖線の円
は、差動装置6のファイナルギヤ22の外周径を示して
おり、ファイナルギヤ22が回転する際にケーシング8
内に封入した潤滑油を掻き上げると、掻き上げた潤滑油
の一部が、オイルガータ92の樋部92a内に流れ込む
ようになっている。
【0044】次に、図8に示すものは、サイドカバー2
6及びリアケース30の接続上部を示すものである。な
お、この図ではサイドカバー26の構成部を斜線で示し
ている。
【0045】サイドカバー26及びリアケース30のフ
ランジ部32、60どうしが当接すると、第1内壁部4
0に第5及び第6内壁部62、66が当接し、第2内壁
部42に第8内壁部74が当接し、第4内壁部46に第
9内壁部78が当接し、これら当接した内壁部の内部に
第1エアブリーザ室100が形成される。
【0046】この第1エアブリーザ室100は、第1及
び第6凹空間48、84で画成した内部空間100aが
大気連通孔34を介して大気と連通し、第1及び第5凹
空間50、82で画成した内部空間100bが、前記内
部空間100aと連通し、第7凹空間86で画成した内
部空間100cと連通する。また、内部空間100c
は、第3内壁部44によって上下方向に仕切られてい
る。また、第8凹空間88により画成され、隙間68を
介してケーシング8内部と連通する内部空間100d
は、第10内壁部80に上下方向に仕切られながら内部
空間100cと連通している。
【0047】また、図8は、図7のA−B矢視断面を示
すものであるが、リアケース30のフロントケース28
と接続する側には、第11内壁部116、フランジ部1
14の右側上部及び閉塞プレート120により内部空間
として画成され、第1及び第2連通孔110、112を
介して第1エアブリーザ室110と連通する第2エアブ
リーザ室120が形成されている。ここで、第1連通孔
110は、第1エアブリーザ室100の内部空間100
cと連通している。また、第2連通孔112は、第1エ
アブリーザ室100の内部空間100dと連通してい
る。
【0048】次に、上述した電気自動車用パワートレー
ンの作用について記載する。電気自動車の運転を開始す
ると、三相誘導モータ2のモータ軸の回転が入力軸10
を介して遊星歯車減速機4に伝達され、この遊星歯車減
速機4により減速された回転として出力軸12に伝達さ
れる。そして、出力軸12の回転は、アウトプットギヤ
16及びファイナルギヤ22を介して差動装置6に伝達
され、左右のドライブ軸20a、20bを介して左右の
車輪に駆動力として伝達される。また、出力軸12の端
部に連結しているオイルポンプ24は出力軸12の回転
により駆動し、昇圧した潤滑油を油路12a、分岐油路
12b、12c…を介して潤滑すべき箇所へ供給してい
く。
【0049】ここで、本実施形態では、出力軸12の軸
線近くまで多量の潤滑油が封入されているので、電気自
動車が停止してオイルポンプ24が駆動しなくても、潤
滑すべき部位のほとんどに潤滑油が行き渡るようになっ
ている。
【0050】そして、電気自動車が低速で走行する場合
には、出力軸12の回転が低速なのでオイルポンプ24
の能力はまだ不十分であるが、本実施形態では、図5で
示したように、ファイナルギヤ22が回転すると、ケー
シング8内の潤滑油が上方に掻き上げられてオイルガー
タ92の樋部92a内に流れ込んでいき、樋部92a内
に流れ込んだ潤滑油がリアケース30のオイルガータ孔
90に内嵌した吹き出し口92bから下方に流れ落ちて
いく。そして、図7に示すように、下方に流れ落ちた潤
滑油は、膨出部63に形成した切欠き溝67を通過して
摺動支持部61に向けて順次流れていく。このように、
ケーシング8内で回転するファイナルギヤ22により掻
き上げられた潤滑油が、オイルガータ92の樋部92a
に流れ込み、このオイルガータ92の吹き出し口92b
から流れ落ちる潤滑油が摺動支持部61に供給されるの
で、オイルポンプ24の能力が低下していても必要最小
限の潤滑を行うことができる。
【0051】また、電気自動車が高速で走行すると、ケ
ーシング8内のギヤ、ベアリング等を潤滑した潤滑油が
勢いよく径方向外方に飛散するので、下部開口部(隙間
68)から第1エアブリーザ室100内に多量の潤滑油
が入り込んでくる。そして、第1エアブリーザ室100
に入り込んだ潤滑油は、先ず下側の内部空間100dに
溜まり、次いで上部の内部空間100cに溜まり、さら
に上部の内部空間100b、100aに溜まっていこう
とする。
【0052】ところが、本実施形態の第1エアブリーザ
室100は、内部空間100cと連通する第1連通孔1
10を形成しており、内部空間100cに溜まろうとす
る潤滑油は第1連通孔110から抜け出るので、大気連
通孔34を介して大気と連通している内部空間100a
には潤滑油が溜まらない。したがって、潤滑油が大気連
通孔34からケーシング8の外部に流れ出るのを防止す
ることができる。
【0053】一方、前述したように、ケーシング8内の
潤滑油は出力軸12の軸線近くまで多量封入されている
ので、ファイナルギヤ22等が高速回転するときには潤
滑油の攪拌抵抗が増大してしまい、エネルギーロスが大
きくなるおそれがある。
【0054】ところが、本実施形態では、前述した第1
連通孔110と、この第1連通孔110より下方に形成
した小さな孔径の第2連通孔112とが第2エアブリー
ザ室122に連通しており、高速走行時に第1エアブリ
ーザ室100内に入り込んだ潤滑油は、第1連通孔11
0から第2エアブリーザ室122内に流れ込んでいき、
この第2エアブリーザ室122内で一時的に溜まった
後、小さな孔径の第2連通孔112から少量ずつ室外に
戻されるようになっている。このように、第2エアブリ
ーザ室122内に潤滑油が溜まるので、ファイナルギヤ
22の周囲の潤滑油量が減少する。したがって、ファイ
ナルギヤ22が攪拌する油量が少なく攪拌抵抗が減少す
るので、エネルギーロスを小さくすることができる。
【0055】また、本実施形態では、第11内壁部11
6とフランジ部114とで画成した凹空間を、オイルガ
ータ92と一体化した閉塞プレート120で閉塞するこ
とにより、容易且つ簡便に第2エアブリーザ室122を
形成することができるので、製造コストの低減化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気自動車用パワートレーンの平
面視断面を示す図である。
【図2】電気自動車用パワートレーンの側面視断面を示
す図である。
【図3】本発明に係るサイドカバーの内部構造を示す図
である。
【図4】本発明に係わるリアケースのサイドケースと接
続する側の内部構造を示す図である。
【図5】本発明に係わるリアケースのフロントケースと
接続する側の内部構造を示す図である。
【図6】本発明に係わるオイガータを示す図である。
【図7】サイドケースとリアケースとの接続部の一部を
示す図である。
【図8】図7におけるA−B線矢視断面図である。
【符号の説明】
2 三相誘導モータ(動力源、電動モータ) 4 遊星歯車減速機(変速機構) 6 差動装置 8 ケーシング 22 ファイナルギヤ(大径の駆動ギヤ) 26 サイドカバー(第1ケース) 28 フロントケース 30 リアケース(第2ケース) 32、60 フランジ部 34 大気連通孔 61 摺動支持部 92 オイルガータ 92a 樋部 92b 吹き出し口(流出口) 100 第1エアブリーザ室 110 第1連通孔 112 第2連通孔 122 第2エアブリーザ室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有尾 弘好 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油を封入したケーシングに変速機構
    を内蔵し、前記ケーシングの上部に大気連通孔を形成
    し、前記ケーシング内の上部に内壁部を形成してこの内
    壁部の内部空間が前記大気連通孔を介して大気と連通す
    るように第1エアブリーザ室を設けるとともに、この第
    1エアブリーザ室の水平方向の隣に隔壁を介して第2エ
    アブリーザ室を設け、前記隔壁に、前記第1エアブリー
    ザ室内の上部空間と前記第2エアブリーザ室内とを連通
    する第1連通孔を形成し、前記第1連通孔より下方の位
    置に、前記第2エアブリーザ室内と前記ケーシング内部
    とを連通する第2連通孔を形成したことを特徴とする車
    両用パワートレーンのエアブリーザ構造。
  2. 【請求項2】 前記第2連通孔を、前記第1連通孔より
    小さな孔径に設定したことを特徴とする請求項1記載の
    車両用パワートレーンのエアブリーザ構造。
  3. 【請求項3】 前記ケーシングを、開口部の周縁にフラ
    ンジ部を形成し、そのフランジ部の内側に内壁部を形成
    した第1ケースと、表裏両側の開口部の周縁にそれぞれ
    フランジ部を形成し、それらフランジ部の内側に内壁部
    を形成し、且つ表裏に連通する前記第1連通孔を形成し
    た第2ケースとで構成し、前記第1ケースと前記第2ケ
    ースの表側のフランジ部どうしを接続すると、前記第1
    ケースの内壁部と前記第2ケースの内壁部とが接合して
    前記第1エアブリーザ室を形成するとともに、前記第2
    ケースの裏側に形成した内壁部の開口縁部に閉塞プレー
    トを接続することにより前記第2エアブリーザ室を形成
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用パワ
    ートレーンのエアブリーザ構造。
  4. 【請求項4】 前記閉塞プレートに、前記ケーシング内
    の上部に飛散した潤滑油を集めるオイルガータを、予め
    一体接合しておくことを特徴とする請求項3記載の車両
    用パワートレーンのエアブリーザ構造。
  5. 【請求項5】 前記駆動源を、電動モータにより構成し
    たことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車
    両用パワートレーンのエアブリーザ構造。
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