JPH10325186A - 防水皮膜構造体 - Google Patents

防水皮膜構造体

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JPH10325186A
JPH10325186A JP13466197A JP13466197A JPH10325186A JP H10325186 A JPH10325186 A JP H10325186A JP 13466197 A JP13466197 A JP 13466197A JP 13466197 A JP13466197 A JP 13466197A JP H10325186 A JPH10325186 A JP H10325186A
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JP
Japan
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waterproof
resin
vinyl acetate
ethylene
layer
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JP13466197A
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Kakutaro Ganai
覚太郎 賀内
Hiroshi Iizuka
宏 飯塚
Seiji Matsuura
清二 松浦
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SAN TECHNO CHEM KK
Original Assignee
SAN TECHNO CHEM KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防水性樹脂からなる防水層を有し、シート防水
用材料と接合させて、接続部位の防水機能を損なうこと
なく、連続一体化した防水構造体を形成することができ
る防水皮膜構造体の提供。 【解決手段】防水性樹脂(A)からなる防水層と、該防
水層に接着された、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(B)からなる接合層とを有する防水皮膜構造体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水皮膜構造体に
関し、特に、樹脂からなる防水層を有し、シート防水用
材料と接合させて、接続部位の防水機能を損なうことな
く、連続一体化した防水構造体を形成することができる
防水皮膜構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物、またはその他の構
造物に水が浸透して構造物の腐食、劣化等が生じるのを
防止するために、防水性の皮膜で構造物を被覆したり、
コンクリート躯体自体を防水化することが行われてい
る。前者の防水性の皮膜で被覆する方法としては、例え
ば、防水材・シーリング材・塗床材ガイドブック’95
(櫻井年明,新樹社)に記載されている分類によれば、
アスファルト防水法、シート防水法、および塗布塗膜防
水法がある。アスファルト防水法には、アスファルト防
水熱工法、アスファルトシングル工法、改質アスファル
ト常温工法、および改質アスファルトトーチ工法があ
り、使用する環境、目的等によって適宜使い分けられ
る。シート防水法には、塩化ビニルシート、加硫ゴムシ
ート、非加硫ゴムシート、エチレン−酢酸ビニル共重合
体シート等の各種のシート防水用材料を用いて、防水対
象を被覆する方法であり、使用環境および条件によって
使い分けられる。
【0003】また、塗布塗膜防水法においては、エポキ
シ系またはウレタン系の樹脂材料を防水対象に塗布して
防水性塗膜を形成する方法が一般的である。最近、塗布
塗膜防水法に用いる樹脂材料として、スプレーによって
皮膜を形成する方法、およびその方法に用いる皮膜形成
性の反応性樹脂が開発され、継ぎ目がない一体被覆皮膜
を形成することができる防水方法が開発された。特に、
ポリ尿素樹脂は、皮膜の形成速度が極めて速く、皮膜の
形成時に水分の影響を受けないという特徴があり、注目
される材料である。
【0004】ところで、前記従来の防水方法において、
防水対象に施される同種または異種の防水材料の間を接
続する場合、その接続部位の接合方法は、それぞれの防
水材料に応じて適切な方法が定められている。しかし、
これら従来の防水方法で用いられる防水材料の間でも、
特に、シート防水用材料と、スプレーによって形成され
る樹脂皮膜との接続部位における接合が不十分な場合が
あり、防水機能が損なわれる事例が見られ、接続部位の
接合を確実なものにすることが求められている。例え
ば、既存のシート防水用材料は、前記のように、各種工
法に応じて、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム等の
加硫ゴム系および非加硫ブチルゴム系、塩化ビニル樹
脂、クロロスルフォン化ポリエチレン樹脂、酢酸ビニル
含有量が21重量%未満のエチレン−酢酸ビニル共重合
体等からなるシート防水用材料が用いられる。しかし、
これらのシート防水用材料の内、クロロスルフォン化ポ
リエチレン、エチレン−プロピレン−ジエン樹脂、酢酸
ビニル含有量が17〜21重量%のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体等からなるシートは、皮膜形成性の反応性の
樹脂と十分な接着性を発現しないことがあり、その接続
部位の防水機能が損なわれるおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、樹脂からなる防水層を有し、シート防水用材料と接
合させて、接続部位の防水機能を損なうことなく、連続
一体化した防水構造体を形成することができる防水皮膜
構造体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、皮膜形成
性の反応性の樹脂と、シート防水用材料の双方に対して
接着性を有し、両者の接合を十分に行うことができる材
料について鋭意検討した結果、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、特に、酢酸ビニル含有量が33〜65重量%、
かつメルトフローレートが2〜70g/分のエチレン−
酢酸ビニル共重合体が皮膜形成性の反応性樹脂と良く接
着することを見出し、本発明を想到するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、前記課題を解決する
ために、防水性樹脂(A)からなる防水層と、該防水層
に接着された、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)か
らなる接合層とを有する防水皮膜構造体を提供するもの
である。
【0008】また、本発明は、前記防水皮膜構造体の実
施態様として、防水層と、エチレン−酢酸ビニル共重合
体(C1)、クロロスルフォン化ポリエチレン(C
2)、塩化ビニル樹脂(C3)およびエチレン−プロピ
レン−ジエン樹脂(C4)から選ばれる少なくとも1種
からなる樹脂層とを、接合層を介して接合してなる防水
皮膜構造体を提供するものである。
【0009】以下、本発明の防水皮膜構造体(以下、
「本発明の構造体」という)について詳細に説明する。
【0010】本発明の構造体は、防水層と、該防水層に
接着された接合層とを有する構造体であり、接合層を介
して、防水層と、他の樹脂層とを接合させることができ
る構造を有するものである。本発明の構造体は、接合層
が、防水層と他の樹脂層との間に挟まれ、防水層と他の
樹脂層の両層に接着して両層を接合させた構造のもので
もよいし、防水層と他の樹脂層とが、防水層と他の樹脂
層の下端面または上端面に接着された接合層によって、
防水層と他の樹脂層とが相互の端面を突き合わせて接合
された構造のものでもよい。この構造体の実施態様とし
て、例えば、図1に示すように、防水層1と、該防水層
1の下端面1aに接着された接合層2とを有し、接合層
2は他の樹脂層3の上端面3aに接着される構造のもの
が例示される。また、本発明の構造体の実施態様とし
て、図2に示すように、防水層21の側端21aと、他
の樹脂層23の側端23aとの間に接合層22が形成さ
れ、防水層21の側端21aと、接合層22の一方の側
端22aとが接着され、接合層22のもう一方の側端2
2bと他の樹脂層23の側端23aとが接着され、防水
層21と他の樹脂層23とは、接合層22を介して接合
された構造のものが例示される。さらに、図3に示すよ
うに、防水層31と、該防水層31の上端面31aに下
面の一部が接合された接合層32とを有し、防水層31
の側端面31bは、他の樹脂層33の側端面33bと突
き合わせられ、他の樹脂層33の上端面33aが、接合
層32の下面の一部に接着され、防水層31と他の樹脂
層33とが接合された構造のものが例示される。
【0011】本発明の構造体は、前記防水層が防水性樹
脂(A)からなり、接合層が、エチレン−酢酸ビニル共
重合体(B)からなるものである。本発明において、防
水性樹脂(A)からなる防水層は、皮膜形成性の反応性
樹脂材料をスプレー塗布することによって形成される皮
膜から構成されるものである。この皮膜形成性の反応性
樹脂材料として、ポリウレタン(A1)またはポリ尿素
樹脂(A2)が挙げられる。
【0012】ポリウレタン樹脂(A1)からなる皮膜
は、 (a)ポリイソシアネートと活性水素化合物との反応生
成物である、末端にイソシアネート残基を有するプレポ
リマーからなる1液状の皮膜形成材料をスプレー塗布し
て形成する方法 (b)ポリイソシアネートと活性水素化合物との反応生
成物である、末端にイソシアネート残基を有するプレポ
リマーからなる皮膜形成材料をスプレー塗布すると同時
に、その皮膜形成材料がスプレー塗布された部位にジブ
チル錫ジラウレート等の触媒を噴霧する方法 (c)ポリイソシアネートと活性水素化合物との反応生
成物である、末端にイソシアネート残基を有するプレポ
リマーを含むA液と、ポリオールおよび鎖長延長剤、な
らびにジブチル錫ジラウレート等の触媒を含むB液とか
らなる2液型の皮膜形成材料を用い、A液とB液とを混
合してスプレー塗布する方法 等の方法にしたがって形成することができる。
【0013】また、ポリ尿素樹脂(A2)からなる皮膜
は、(1)ポリイソシアネートと活性水素化合物との反
応生成物である、末端にイソシアネート残基を有するプ
レポリマー、およびポリイソシアネートを含むA液と、
(2)末端第2級ヒドロキシル基のアミノ化された分子
量200〜4500のポリオキシプロピレンジアミン、
および分子量400〜5500のポリオキシプロピレン
トリアミンから選ばれる少なくとも1種と、芳香族ジア
ミン系鎖長延長剤とを必須成分として含むB液とからな
る2液型の皮膜形成材料を用い、A液とB液とを混合し
てスプレー塗布する方法にしたがって形成することがで
きる。
【0014】前記の防水性樹脂(A)からなる防水層
は、通常、皮膜形成材料を5〜20MPaの圧力と40
〜100℃の温度で、毎分1〜13リットルの量でスプ
レーする装置によって製造することができる。また、前
記の2液型の皮膜形成材料を用いて、皮膜を形成する場
合には、例えば、特開平7−144122号公報に記載
される混合装置を装着したスプレーガンで、A液とB液
とを瞬時に混合しながらスプレーする方法によって皮膜
を形成することができる。
【0015】ポリウレタン樹脂(A1)またはポリ尿素
樹脂(A2)の皮膜形成材料の必須成分であるプレポリ
マーの製造に用いられるポリイソシアネートとしては、
例えば、イソホロンジイソシアネート、1,6,11−
ウンデカントリイソシアネート、m−キシレンジイソシ
アネート、ビス(4−イソシアネートヘキシル)メタ
ン、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、テトラメチ
ルキシリレンジイソシアネート、2,4−トルエンジイ
ソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネート、粗製トリレン
ジイソシアネートおよびこれらのカルボジイ.ド変性
品、ビューレット変性品等が挙げられる。これらの中で
も、脂肪族ポリイソシアネートとしては、イソホロンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、および
テトラメチルキシリレンジイソシアネートが、芳香族ポ
リイソシアネートとしては、メチレンジフェニルジイソ
シアネート(MDI)のカルボジイミド変性品が、取扱
いが容易な液体であるため好適である。
【0016】また、プレポリマーの製造に用いられる活
性水素化合物は、第1級および/または第2級ヒドロキ
シル基を1分子中に2以上有するポリオール類、第2級
ヒドロキシル基のアミノ化されたアミノ基を1分子中に
2以上有するポリオキシプロピレンポリアミン類、また
は芳香族ポリアミン類である。これらの中でも、第1級
および/または第2級ヒドロキシル基を1分子中に2以
上有するポリオール類が好適である。第1級および/ま
たは第2級ヒドロキシル基を1分子中に2以上有するポ
リオール類としては、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトール等の多価アルコール;あるいはこれ
らの多価アルコールまたはビスフェノールA、テトラブ
ロモビスフェノールA等の多価フェノールに、エチレン
オキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等の
低分子アルキレンオキシドの1種以上を付加重合してな
るポリエーテルポリオール、もしくは、テトラヒドロフ
ランの開環重合によって得られるポリエーテルポリオー
ル;ポリエチレンアジペートグリコール、ポリエチレン
プロピレンアジペートグリコール、ポリブチレンアジペ
ートグリコール、ポリヘキサメチレンアジペートグリコ
ール、カプロラクトン等の重合によって得られる、ポリ
オール等のポリエステルポリオール;2−ヒドロキシエ
チルメタクリル酸を共重合してなるアクリルポリオー
ル;ポリカーボネートポリオール、ポリブタジエンポリ
オール、ひまし油ポリオールなどが例示できる。
【0017】ポリ尿素樹脂からなる皮膜を形成するため
のB液の成分である第2級ヒドロキシル基のアミノ化さ
れたポリアミンとしては、分子量200〜4500のポ
リオキシプロピレンジアミン、および分子量400〜5
500のポリオキシプロピレントリアミンが挙げられ
る。
【0018】また、B液の成分である芳香族ジアミン系
鎖長延長剤としては、例えば、3,3’−ジクロロ−
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジア
ミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニ
ルメタン、1,3−ジメチル−2,4−ジアミノベンゼ
ン、1,3−ジメチル−2,5−ジアミノベンゼン、
1,3−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼン、1,3
−ジエチル−1,5−ジアミノベンゼン、1,3,5−
トリエチル−2,4−ジアミノベンゼン、1,3,5−
トリエチル−2,6−ジアミノベンゼン、1−メチル−
3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼン、1−メ
チル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミノベンゼン、
3,5,3’,5’−テトラエチル−4,4’−ジアミ
ノジフェニルメタン等が挙げられる。
【0019】さらに、本発明の構造体の防水層を構成す
る防水性樹脂(A)には、着色剤、体質顔料、難燃剤、
安定剤、可塑剤等の配合剤を必要に応じ配合することが
でき、これらの配合剤は、皮膜形成材料中に添加するこ
とができる。
【0020】着色剤としては、例えば、亜鉛華、ウルト
ラマリーン、カーボンブラック、カドミウムレッド、コ
バルトグリーン、コバルトバイオレット、コバルトブル
ー、酸化クロムグリーン、酸化チタン、セルリアンブル
ー、チタニウムイエロー、プルッシャンブルー、マルス
バイオレット、ベンガラ、パーマネントレッド、ハンザ
エロー、フタロシアニングリーン、フタロシアニンブル
ー、ベンジジンエロー、レーキレッド等が挙げられる。
【0021】体質顔料としては、例えば、アルミナ、カ
オリン、活性炭、活性白土、ガラスバルーン、ガラスビ
ーズ、ガラスフレーク、ガラス粉末、グラファイト、珪
藻土、酸性白土、シリカ、ジルコニア、水酸化アルミニ
ウム、スラグ、ゼオライト、タルク、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、チタニア、ドロマイト、ベントナイ
ト、マイカ、マグネシア、モンモリロナイト、硫酸バリ
ウム等が挙げられる。難燃剤としては、例えば、トリス
−ジクロロプロピルフォスフェート、トリス−クロロエ
チルフォスフェート(大八化学社製)等の燐酸エステル
類、ジブロモネオペンチルグリコール、トリブロモネオ
ペンチルアルコール等のブロム化合物などが挙げられ
る。
【0022】安定剤としては、例えば、ヒンダートフェ
ノール系、ヒンダートアミン系、ベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系のものを用いることができる。ヒン
ダートフェノール系安定剤としては、チバガイギー社か
らイルガノックス1010、1072等の商品名で市販
されているもの、また、吉富製薬社からGSY−930
等の商品名で市販されているもの等が挙げられる。ヒン
ダートアミン系安定剤としては、チバガイギー社からチ
ヌビン144の商品名で市販されているもの等が挙げら
れる。ベンゾフェノン系安定剤としては、吉富製薬社か
らトミソープ800の商品名で市販されているもの等が
挙げられる。ベンゾトリアゾール系安定剤としては、チ
バガイギー社からチヌビンP、チヌビン327、チヌビ
ン328等の商品名で市販されているものが挙げられ
る。
【0023】消泡剤としては、シリコン系、ポリアクリ
ル酸エステル系のものが例示される。可塑剤としては、
フタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチル等のフタル酸エ
ステル類、その他のアジピン酸ジオクチル、りん酸トリ
クレジル、塩素化パラフィン等が挙げられる。本発明に
おいて、この可塑剤の使用量は最小限に止めることが好
ましい。
【0024】本発明の構造体において、防水層に接着さ
れる接合層は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)か
らなるものである。エチレン−酢酸ビニル共重合体
(B)としては、酢酸ビニル含有量が33〜65重量%
のものが好ましく、特に好ましくは酢酸ビニル含有量が
43〜48重量%であるものが好ましい。また、このエ
チレン−酢酸ビニル共重合体は、メルトフローレートが
2〜70g/10分であるものである。このエチレン−
酢酸ビニル共重合体の具体例として、三井デュポンポリ
ケミカル社からエバフレックスの商品名で市販されてい
るもの等が挙げられる。
【0025】本発明の構造体は、シート防水用材料とし
て用いられるいずれの樹脂からなる層に対しても、前記
図1〜3に示す態様、あるいはその他の態様の構造を形
成し、接合層によって、樹脂からなる防水層を接合でき
るものである。特に、シート防水用材料として、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(C1)、クロロスルフォン化
ポリエチレン(C2)、塩化ビニル樹脂(C3)および
エチレン−プロピレン−ジエン樹脂(C4)から選ばれ
る少なくとも1種からなる樹脂層に対して、接合層を介
して、樹脂からなる防水層を接合した構造体を形成する
場合に有効なものである。特に、本発明の構造体の防水
層と接合される樹脂層が、酢酸ビニル含有量が17〜2
1重量%、かつメルトフローレートが2〜15g/10
分のエチレン−酢酸ビニル共重合体(C1)シートから
なる場合には、酢酸ビニル含有量が33〜65重量%、
かつメルトフローレートが2〜70g/10分のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(B1)からなる接合層が、相
互に十分に接着して強固な構造体を形成できるため、好
ましい。
【0026】本発明の構造体の製造において、図1に示
す接合構造の構造体を形成する場合には、 (1)接合層を形成するエチレン−酢酸ビニル共重合体
(B)からなるシートを、シート防水用材料からなる樹
脂層の表面に熱融着させた後、該エチレン−酢酸ビニル
共重合体(B)のシートの上に重ねて前記防水性樹脂の
皮膜形成性の反応性材料をスプレー塗布し、樹脂の皮膜
からなる防水層を形成する方法 (2)接合層を形成するエチレン−酢酸ビニル共重合体
(B)を溶剤に溶解した溶液を調製し、この溶液を樹脂
層の表面に、ローラー刷毛等で塗布し溶剤を揮散させ
て、樹脂層の表面にエチレン−酢酸ビニル共重合体
(B)からなる接合層を形成し、次に、接合層の上に重
ねて、前記防水性樹脂の皮膜形成性の反応性材料をスプ
レー塗布し、防水性樹脂の皮膜からなる防水層を形成す
る方法 等を採用することができる。前記(1)の方法におい
て、エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)は、厚さ1m
m以上、好ましくは1〜2mmのシート状に成形して用
いられる。(2)の方法は、一般的な接着剤では十分な
接着力が得られない、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(B)シートでの熱融着作業工程を省略できる利点があ
り、防水層とエチレン−酢酸ビニル共重合体(C1)と
の防水皮膜構造体を形成する場合に特に有効である。
【0027】前記(2)の方法で用いられるエチレン−
酢酸ビニル共重合体(B)の溶液は、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体が10〜50重量%の濃度のものが好まし
い。エチレン−酢酸ビニル共重合体の溶液を調製する際
に用いられる溶剤としては、例えば、トルエン、テトラ
ヒドロフラン、キシレン、ミネラルスピリット、酢酸エ
チル、トリクロロエチレン、ベンゾール等が挙げられ、
これらは1種単独でも2種以上を組み合わせて用いられ
る。これらの中でも、エチレン−酢酸ビニル共重合体の
溶解性が高く、高濃度溶液を得ることができることか
ら、トルエンが好ましい。
【0028】また、図2に示す接合構造の構造体を形成
する場合には、例えば、シート防水用材料からなる樹脂
層の側端に、接合層を形成するエチレン−酢酸ビニル共
重合体(B)シートを置き、樹脂層の側端部とこれに当
接された接合層の側端部とを熱融着させる。次に、接合
層の他の側端に、前記防水性樹脂の皮膜形成性の反応性
材料をスプレー塗布して防水性樹脂の皮膜からなる防水
層を形成する方法を採用することができる。
【0029】さらに、本発明の構造体の製造において、
図3に示す接合構造の構造体を形成する場合には、例え
ば、シート防水用材料からなる樹脂層の端部の上に、接
合層を形成するエチレン−酢酸ビニル共重合体(B)シ
ートを、該シートの下面の半分に樹脂層の上端部が当接
されるように重ねて熱融着させる。次に、前記防水性樹
脂の皮膜形成性の反応性材料をスプレー塗布し、樹脂層
の側端部に突き合わせられ、接合層の下面にその上端面
が接着された防水性樹脂の皮膜からなる防水層を形成す
る方法を採用することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例を示し、
本発明をより具体的に説明するが、本発明は、これらの
実施例に何ら限定されるものではない。
【0031】(1)酢酸ビニル含有量41重量%のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体(B)シートの作成 表面にポリエチレンテレフタレート(東レ製、商品名:
ルミラー)を貼り付けた鉄板を2枚用意し、1枚の鉄板
の上に、中央に300×125mmの寸法の開口部が切
除された厚さ1mmのステンレス製スペーサーを置き、
開口部に粒状の酢酸ビニル含有量41重量%、かつメル
トフローレートが65g/10分のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(三井デュポンポリケミカル(株)製、エバ
フレックス40Y)約50gを並べ入れた。さらに、ス
ペーサーの上に、もう1枚の鉄板を重ねて、予め100
℃の温度に調節したホットプレスで加熱圧縮して、30
0×125×1mmの酢酸ビニル含有量が41重量%の
エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)からなるシートを
成形した。
【0032】(2)酢酸ビニル含有量41重量%のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体(B)溶液の調製 酢酸ビニル含有量41重量%、かつメルトフローレート
が65g/10分のエチレン−酢酸ビニル共重合体(三
井デュポンポリケミカル(株)製、エバフレックス40
Y)をトルエンに溶解し、固形分30%のエチレン−酢
酸ビニル共重合体(B)溶液を調製した。 (3)酢酸ビニル含有量46重量%のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(B)溶液の調製 酢酸ビニル含有量46重量、かつメルトフローレート
が95g/10分のエチレン−酢酸ビニル共重合体(三
井デュポンポリケミカル(株)製、エバフレックス45
X)をトルエンに溶解し、固形分30%のエチレン−酢
酸ビニル共重合体(B)溶液を調製した。
【0033】(4)ポリウレタン樹脂材料の調製 A液の調製:カルボジイミド変性MDI 100重量部
に、平均分子量2000のポリプロピレングリコール6
6.7重量部を滴下し、激しく攪拌しながら、80℃で
6時間反応させ、イソシアネート基含有量15.7重量
%の芳香族ポリイソシアネートを含むA液を調製した。 B液の調製:分子量約5000のポリプロピレングリコ
ール(トリオール)100重量部、分子量約2000の
ポリプロピレングリコール(ジオール)66.7重量
部、ジエチルトルエンジアミン74.9重量部、および
触媒としてジブチル錫ジラウレート0.1重量部を混合
してB液を調製した。
【0034】(5)ポリ尿素樹脂材料の調製 A液の調製:カルボジイミド変性MDI 100重量部
に、平均分子量2000のポリプロピレングリコール6
6.7重量部を滴下し、激しく攪拌しながら、80℃で
6時間反応し、イソシアネート基含有量15.7重量%
の芳香族ポリイソシアネートを含むA液を調製した。 B液の調製:分子量約5000のポリプロピレングリコ
ールアミン100重量部、分子量約2000のポリプロ
ピレングリコールアミン66.7重量部、ジエチルトル
エンジアミン74.9重量部を混合して、ポリアミンか
らなるB液を調製した。
【0035】(実施例1)寸法300×300×1mm
のクロロスルフォン化ポリエチレンシートの一端から1
25mmの幅にわたって、前記の(1)で成形したエチ
レン−酢酸ビニル共重合体シートを重ね合わせ、両者を
熱融着させた。エチレン−酢酸ビニル共重合体シートを
熱融着した部分を除くクロロスルフォン化ポリエチレン
シートの表面に離型紙を貼った後、前記の(4)で調製
したA液およびB液を瞬時に混合しながら全面にスプレ
ー塗布して、約1.5mm厚さのポリウレタン樹脂皮膜
を形成して、積層体を得た。この積層体を7日間放置し
た後、離型紙を剥がして離型紙上のポリウレタン樹脂皮
膜を除去して、クロロスルフォン化ポリエチレンシート
からなる樹脂層の上端面に、酢酸ビニル含有量41重量
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる接合層を介
して、ポリウレタン樹脂からなる防水層の下端面が接合
した構造の防水皮膜構造体を得た。得られた防水皮膜構
造体から、熱融着部分の幅125mmを含むように30
0×25mmの寸法の試験片を切り出して、180度剥
離試験に供した。180度剥離試験はJIS K685
4に準拠して行った。結果を表1に示す。
【0036】(実施例2)酢酸ビニル含有量が19重量
%、かつメルトフローレートが2.5g/10分のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体からなる、寸法300×30
0×1mmのシートの一端から125mmの幅にわたっ
て、前記の(2)で調製したエチレン−酢酸ビニル共重
合体(酢酸ビニル含有量41重量%)の溶液を刷毛で塗
布して乾燥させ、エチレン−酢酸ビニル共重合体からな
る皮膜を形成した。次に、エチレン−酢酸ビニル共重合
体からなる皮膜以外の部分に離型紙を貼った後、実施例
1と同様にして、約1.5mm厚さのポリウレタン樹脂
の皮膜を形成して積層体を得た。この積層体を7日間放
置した後、離型紙を剥がして離型紙上のポリウレタン樹
脂皮膜を除去して、エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢
酸ビニル含有量が19重量%)シートからなる樹脂層の
上端面に、酢酸ビニル含有量41重量%のエチレン−酢
酸ビニル共重合体からなる接合層を介して、ポリウレタ
ン樹脂からなる防水層の下端面が接合した構造の防水皮
膜構造体を得た。得られた防水皮膜構造体について、実
施例1と同様にして試験片を作成し、180度剥離試験
を行った。結果を表1に示す。
【0037】(比較例1)寸法300×300×1mm
のクロロスルフォン化ポリエチレンシートの一端から1
75mmの幅に離型紙を貼った後、実施例1と同様にし
てポリウレタン樹脂皮膜を形成した。さらに離型紙を剥
がして、離型紙上のポリウレタン樹脂皮膜を除去し、ク
ロロスルフォン化ポリエチレンシートに、ポリウレタン
樹脂皮膜が、接合層を介することなく、直接に接合され
た構造体を製造した。この構造体から実施例1と同様に
して試験片を作成し、180度剥離試験を行った。結果
を表1に示す。
【0038】(比較例2)寸法300×300×1mm
の酢酸ビニル含有量が19重量%、かつメルトフローレ
ートが2.5g/10分のエチレン−酢酸ビニル共重合
体シートの一端から175mmの幅に離型紙を貼った
後、実施例1と同様にしてポリウレタン樹脂皮膜を形成
した。さらに離型紙を剥がして、離型紙上のポリウレタ
ン樹脂皮膜を除去し、エチレン−酢酸ビニル共重合体シ
ートに、ポリウレタン樹脂皮膜が、接合層を介すること
なく、直接に接合された構造体を製造した。この構造体
から実施例1と同様にして試験片を作成し、180度剥
離試験を行った。結果を表1に示す。
【0039】(比較例3)寸法300×300×1mm
の酢酸ビニル含有量が19重量%、かつメルトフローレ
ートが2.5g/10分のエチレン−酢酸ビニル共重合
体シートの一端から5mmの前記の(3)で調製したエ
チレン−酢酸ビニル共重合体溶液を、刷毛で塗布して乾
燥させ、他の部位に離型紙を貼った後、実施例1と同様
にしてポリウレタン樹脂皮膜の皮膜を形成した。次に、
離型紙を剥がして、離型紙上のポリウレタン樹脂皮膜を
除去し、エチレン−酢酸ビニル共重合体シートに、ポリ
ウレタン樹脂皮膜およびポリ尿素樹脂皮膜が、接合層を
介することなく、直接に接合された構造体を製造した。
この構造体から実施例1と同様にして試験片を作成し、
180度剥離試験を行った。結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】(実施例3)ポリウレタン樹脂からなる皮
膜の代わりに、前記(5)で得られたポリ尿素樹脂材料
のA液およびB液を用いて、ポリ尿素樹脂からなる皮膜
で構成される防水層を形成した以外は、実施例1と同様
にして防水皮膜構造体を製造し、さらに、実施例1と同
様にして試験片を作成し、180度剥離試験に供した。
結果を表2に示す。
【0042】(実施例4)ポリウレタン樹脂からなる皮
膜の代わりに、前記(5)で得られたポリ尿素樹脂材料
のA液およびB液を用いて、ポリ尿素樹脂からなる皮膜
で構成される防水層を形成した以外は、実施例2と同様
にして防水皮膜構造体を製造し、さらに、実施例1と同
様にして試験片を作成し、180度剥離試験に供した。
結果を表2に示す。
【0043】(比較例4)ポリウレタン樹脂からなる皮
膜の代わりに、前記(5)で得られたポリ尿素樹脂材料
のA液およびB液を用いて、ポリ尿素樹脂からなる皮膜
を形成した以外は、比較例1と同様にして構造体を製造
し、さらに、実施例1と同様にして試験片を作成し、1
80度剥離試験に供した。結果を表2に示す。
【0044】(比較例5)ポリウレタン樹脂からなる皮
膜の代わりに、前記(5)で得られたポリ尿素樹脂材料
のA液およびB液を用いて、ポリ尿素樹脂からなる皮膜
を形成した以外は、比較例2と同様にして構造体を製造
し、さらに、実施例1と同様にして試験片を作成し、1
80度剥離試験に供した。結果を表2に示す。
【0045】(比較例6)ポリウレタン樹脂からなる皮
膜の代わりに、前記(5)で得られたポリ尿素樹脂材料
のA液およびB液を用いて、ポリ尿素樹脂からなる皮膜
を形成した以外は、比較例3と同様にして構造体を製造
し、さらに、実施例1と同様にして試験片を作成し、1
80度剥離試験に供した。結果を表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】
【発明の効果】本発明の防水皮膜構造体は、樹脂からな
る防水層を有し、シート防水用材料と接合させて、接続
部位の防水機能を損なうことなく、連続一体化した防水
構造体を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の防水皮膜構造体の一実施態様を説明
する模式断面図。
【図2】 本発明の防水皮膜構造体の他の実施態様を説
明する模式断面図。
【図3】 本発明の防水皮膜構造体の他の実施態様を説
明する模式断面図。
【符号の説明】
1 防水層 1a 防水層の下端面 2 接合層 3 樹脂層 3a 樹脂層の上端面 21 防水層 21a 防水層の側端 22 接合層 22a,22b 接合層の側端 23 樹脂層 23a 樹脂層の側端 31 防水層 31a 防水層の下端面 32 接合層 33 樹脂層 33a 樹脂層の下端面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水性樹脂(A)からなる防水層と、該防
    水層に接着された、エチレン−酢酸ビニル共重合体
    (B)からなる接合層とを有する防水皮膜構造体。
  2. 【請求項2】前記防水性樹脂(A)が、ポリウレタン樹
    脂(A1)またはポリ尿素樹脂(A2)である請求項1
    に記載の防水皮膜構造体。
  3. 【請求項3】前記ポリ尿素樹脂(A2)が、末端にイソ
    シアネート残基を有するプレポリマーおよびポリイソシ
    アネートを含むA液と、ポリオキシプロピレンジアミン
    およびポリオキシプロピレントリアミンから選ばれる少
    なくとも1種、および芳香族ジアミン鎖長延長剤を含む
    B液とを用いて形成されるものである請求項2に記載の
    防水皮膜構造体。
  4. 【請求項4】前記エチレン−酢酸ビニル共重合体(B)
    が、酢酸ビニル含有量が33〜65重量%、かつメルト
    フローレートが2〜70g/10分であるものである請
    求項1に記載の防水皮膜構造体。
  5. 【請求項5】前記防水層と、エチレン−酢酸ビニル共重
    合体(C1)、クロロスルフォン化ポリエチレン(C
    2)、塩化ビニル樹脂(C3)およびエチレン−プロピ
    レン−ジエン樹脂(C4)から選ばれる少なくとも1種
    からなる樹脂層とを、接合層を介して接合してなる請求
    項1〜4のいずれかに記載の防水皮膜構造体。
  6. 【請求項6】防水層と、エチレン−酢酸ビニル共重合体
    (C1)からなる樹脂層とを、エチレン−酢酸ビニル共
    重合体(B)からなる接合層を介して接合してなる請求
    項5に記載の防水皮膜構造体。
  7. 【請求項7】前記エチレン−酢酸ビニル共重合体(C
    1)が、酢酸ビニル含有量が17〜21重量%、かつメ
    ルトフローレートが2〜15g/10分であるものであ
    る請求項5または6に記載の防水皮膜構造体。
  8. 【請求項8】防水層と、クロロスルフォン化ポリエチレ
    ン(C2)からなる樹脂層とを、エチレン−酢酸ビニル
    共重合体(B)からなる接合層を介して接合してなる請
    求項5に記載の防水皮膜構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006219844A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Asahi Rubber Kk 乾式防水部材
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KR102376886B1 (ko) * 2021-12-29 2022-03-22 주식회사 성문화학 통기성 코팅제의 제조방법 및 통기성 코팅제가 코팅된 복합방수용 보강재

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