JPH10324276A - 部品供給装置 - Google Patents

部品供給装置

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JPH10324276A
JPH10324276A JP9135109A JP13510997A JPH10324276A JP H10324276 A JPH10324276 A JP H10324276A JP 9135109 A JP9135109 A JP 9135109A JP 13510997 A JP13510997 A JP 13510997A JP H10324276 A JPH10324276 A JP H10324276A
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lid member
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Application number
JP9135109A
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English (en)
Inventor
Akio Ikeda
昭夫 池田
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースの増大を抑えつつ、部品の誤供
給を確実に防止することのできる装置を提供することを
解決課題とする。 【解決手段】 本発明では、複数のピッキングフレーム
10に設けた部品通過窓16に、それぞれロール状に巻
回した場合に該当する部品通過窓16を開成させる一
方、展開した場合に該当する部品通過窓16を閉塞する
カーテン24を配設し、選択駆動部101からの駆動制
御信号により、供給すべき部品を載置収容したピッキン
グフレーム10のカーテン24のみを巻取ローラ21に
巻き取るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに種類の異な
る部品を収容した複数の部品収容部から所定の供給順序
に従って順次所望の部品を選択的に供給させる装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、多品種少量生産を行う自動車
組立ラインでは、同一工程の作業者が、ラインサイドに
配置した形状や取付位置の類似する複数種類の部品の中
から、車両の性能や仕向地の法規等々の仕様に応じた部
品のみを選択し、これを自動車用ボディに組み付ける必
要がある。
【0003】したがって、この種の生産ラインに適用す
る部品供給装置にあっては、複数の部品収容部からの部
品の誤供給を防止するために、従来より種々の提案がな
されている。
【0004】具体的には、各部品収容部にそれぞれ個別
の表示器を配設し、供給すべき部品を収容した部品収容
部の表示器のみを点灯表示させるものや、部品収容部に
おける部品の取出通過域に蓋板をスライド可能、あるい
は一辺部を中心として揺動可能に配設し、供給すべき部
品を収容した部品収容部の蓋板のみを開成させるように
したものなどが提供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した部
品供給装置のうち前者にあっては、単に部品収容部に表
示器を配設すればよいため、容易にこれを適用すること
ができるものの、供給すべき部品以外の部品収容部から
も部品を取り出すことが可能であり、部品の誤供給を完
全に防止することはできない。
【0006】これに対して部品収容部に蓋板を配設する
ものにあっては、供給すべき部品以外の部品収容部から
の部品の取り出しを阻止して部品の誤供給を完全に防止
することができる。
【0007】しかしながら、蓋体を配設する部品供給装
置では、各部品収容部の外周域にそれぞれ蓋板を開閉移
動させるための空間を確保しなければならないため、設
置スペースの点で不利となる。特に、供給すべき部品が
大型のものである場合には、これに応じて蓋板も大きく
構成する必要があるため、一層大きな設置スペースが必
要となる。
【0008】本発明は、上記実情に鑑みて、設置スペー
スの増大を抑えつつ、部品の誤供給を確実に防止するこ
とのできる装置を提供することを解決課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに種類の
異なる部品を収容した複数の部品収容部から所定の供給
順序に従って順次所望の部品を選択的に供給させる装置
において、前記複数の部品収容部のそれぞれに個別に配
設し、ロール状に巻回した場合に該当する部品収容部か
らの部品の取り出しを許容する一方、展開した場合に該
当する部品収容部からの部品の取り出しを阻止するロー
ル状蓋部材と、前記供給順序に基づいて前記複数の部品
収容部から供給すべき部品を収容した部品収容部を選択
し、かつ当該部品収容部に配設した蓋部材を巻回させた
状態に保持する一方、その他の部品収容部に配設した蓋
部材を展開させた状態に保持する蓋部材駆動手段とを備
えている。
【0010】また本発明は、前記蓋部材を巻回させた状
態の部品収容部から部品の供給を行った場合に部品供給
信号を発生する供給信号発生手段と、前記供給信号発生
手段からの部品供給信号の有無を検出し、前記蓋部材を
巻回させた状態から所定の間隔の間に当該部品供給信号
を検出しなかった場合に異常信号を発生する異常信号発
生手段とをさらに備えることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態を示す図面に
基づいて本発明を詳細に説明する。図1および図2は、
本発明に係る部品供給装置の一実施形態を概念的に示し
たものである。ここで例示する部品供給装置は、図4に
示すように、自動車組立ラインLを搬送される互いに仕
様の異なった複数種類の自動車用ボディB(Ba,B
b,Bc…)に対し、同一の組立工程Kにおいて各仕様
に応じた部品を順次選択して組み付ける場合に適用する
もので、当該組立工程Kのラインサイドに、組み付ける
べき部品の種類に応じた数のピッキングフレーム10を
備えている。
【0012】複数のピッキングフレーム10は、金属製
の鋼材を適宜組み合わせることによって構成したもの
で、図1に示すように、それぞれが床面Fから鉛直方向
に立設した一対の支柱部11と、各支柱部11の下端側
部から床面Fに沿って延在し、かつ互いの間に部品載置
域(部品収容部)12を構成する一対の支持部13と、
一対の支柱部11の間の上下両端部にそれぞれ水平に横
架させた上方枠構成部14および下方枠構成部15とを
備えており、相互に近接させ、かつ上記一対の支柱部1
1および上下両枠構成部14,15の間に画成される矩
形の部品通過窓16をそれぞれ組立ラインLに対向させ
た状態で該組立ラインLの延在方向に沿って並設されて
いる。
【0013】同図からも明らかなように、これら複数の
ピッキングフレーム10は、それぞれ上方枠構成部14
に設けた保持ブラケット17に選択表示ランプ18およ
び警告ランプ19を備えているとともに、それぞれの前
面側床面Fにフットスイッチ20を備え、さらに一対の
支柱部11の間における上方枠構成部14よりもさらに
上方に位置する部位に巻取ローラ21を備えている。
【0014】選択表示ランプ18および警告ランプ19
は、図2に示すように、複数のピッキングフレーム10
に対して共通に設けた唯一の制御手段100の選択駆動
部101から出力される点灯制御信号によって個別に駆
動されるもので、点灯した場合に前者が緑色光を発し、
かつ後者が赤色光を発する作用を成す。
【0015】フットスイッチ20は、常態においてオフ
の状態に保持されるもので、組立工程Kの作業者が容易
に足踏み操作することのできる位置に配設しており、当
該作業者によって足踏みされた場合にのみオンし、上述
した制御手段100の選択駆動部101に対して部品供
給信号を出力する作用を成す。
【0016】巻取ローラ21は、個々の両端部に設けた
ローラ軸22を介し、水平軸回りに回動する状態で各一
対の支柱部11間に支承させたもので、それぞれ図示し
ていない動力伝達手段を介して駆動モータ23の出力軸
(図示せず)に接続されている。駆動モータ23は、図
には明示していないが、個々の出力軸(図示せず)に制
動を加えるためのブレーキ機構を内蔵し、かつ上述した
制御手段100の選択駆動部101から出力される駆動
制御信号によって当該出力軸(図示せず)の回転が制御
されるもので、各ピッキングフレーム10において一方
の支柱部11の上端部に保持させている。
【0017】図からも明らかなように、上記巻取ローラ
21には、個々の外周にカーテン(ロール状蓋部材)2
4を巻回させている。カーテン24は、ビニール等の柔
軟な合成樹脂を材料とし、かつ上述した各ピッキングフ
レーム10の部品通過窓16を覆う大きさの薄膜状に成
形したもので、個々の基端縁を介して各巻取ローラ21
の外周面に固着する一方、個々の先端部にウエイト25
を備えている。
【0018】ウエイト25は、カーテン24よりも幅の
広い円柱状を成し、かつ外周面にカーテン24の先端縁
を固着した重錘部25aと、該重錘部25aの両端部に
配設した一対のガイドローラ25bとを備えており、ピ
ッキングフレーム10の支柱部11における上方枠構成
部14および下方枠構成部15の間の互いに対向する面
に配設したガイドレール26にそれぞれガイドローラ2
5bを係合させることにより、水平方向に延在した状態
で上下両枠構成部14,15の間を上下動することが可
能である。このウエイト25は、駆動モータ23の駆動
によって巻取ローラ21を回転させた場合にカーテン2
4が当該巻取ローラ21に順次巻き取られるのを許容
し、かつブレーキ機構(図示せず)を作動させた場合に
カーテン24の移動を停止させ、さらに駆動モータ23
を停止した状態でブレーキ機構(図示せず)を解除した
場合に巻取ローラ21に巻き取られているカーテン24
を上記部品通過窓16において展開させることのできる
重量を有している。
【0019】また、上述した複数のピッキングフレーム
10には、それぞれ上下一対のリミットスイッチ27,
28を配設している。一対のリミットスイッチ27,2
8は、それぞれ常態においてオフの状態に保持されるも
ので、上方枠構成部14の下面および下方枠構成部15
の上面の互いに対向する部位に配設している。これら一
対のリミットスイッチ27,28は、それぞれのピッキ
ングフレーム10において、カーテン24が巻取ローラ
21に完全に巻き取られて部品通過窓16が開成した場
合にウエイト25が当接することによって上方に配設し
たもの(以下、単に上方リミットスイッチ27と称す
る)がオンし、上述した制御手段100の選択駆動部1
01に開成信号を出力する一方、カーテン24が展開し
て部品通過窓16が閉塞された場合にウエイト25が当
接することによって下方に配設したもの(以下、単に下
方リミットスイッチ28と称する)がオンし、上述した
制御手段100の選択駆動部101に閉塞信号を出力す
る作用を成す。
【0020】さらに、これら複数のピッキングフレーム
10には、それぞれの部品載置域12に部品箱(部品収
容部)30を載置している。部品箱30は、互いに同一
の大きさを有し、かつ個々の上面が開口した矩形箱状を
成すもので、各仕様毎に複数個ずつ部品を収容してい
る。
【0021】図には示していないが、上記部品供給装置
では、部品箱30およびピッキングフレーム10のそれ
ぞれに、載置収容した部品の仕様を示すための識別情
報、具体的には仕様名称や仕様番号等を明示し、作業者
が常に両者の対応を確認することができるようになって
いるとともに、これら部品箱30とピッキングフレーム
10との対応を示すデータが上述した制御手段100の
データ処理部102に格納されている。
【0022】一方、上記部品供給装置は、組立ラインL
における当該組立工程Kの入口および出口となる部位に
それぞれ車両検知スイッチ31,32を備えている。車
両検知スイッチ31,32は、個々の配置位置において
自動車用ボディBの通過を個別に検知するもので、それ
ぞれが自動車用ボディBの通過を検知した場合、つまり
上流側の車両検知スイッチ(以下、単に搬入検知スイッ
チ31と称する)が組立工程Kに自動車用ボディBが搬
入されたことを検知した場合、および下流側の車両検知
スイッチ(以下、単に搬出検知スイッチ32と称する)
が組立工程Kから自動車用ボディBが搬出されたことを
検知した場合に、それぞれ上述した制御手段100の選
択駆動部101に対して車両検知信号を出力する作用を
成す。
【0023】上記のように構成した部品供給装置では、
組立ラインLが駆動待機状態にある場合、複数のピッキ
ングフレーム10が、それぞれ選択表示ランプ18およ
び警告ランプ19を消灯した状態に保持されているとと
もに、駆動モータ23が停止し、かつブレーキ機構(図
示せず)がオフされた状態に保持されている。この駆動
待機状態では、いずれのピッキングフレーム10におい
ても、上述したようにウエイト25の自重によって巻取
ローラ21からカーテン24が繰り出され、展開したカ
ーテン24によって各部品通過窓16が閉塞された状態
にある。
【0024】以下、上述した部品供給装置を具備する組
立ラインLの作用について、図3に示したフローチャー
トを参照しながら順次説明する。
【0025】組立ラインLが駆動されると、まず、上述
した部品供給装置は、制御手段100の選択駆動部10
1が直ちに全てのピッキングフレーム10に対して駆動
制御信号を出力し、各駆動モータ23のブレーキ機構
(図示せず)をオンした状態に保持させる(ステップ2
01)。この結果、各ピッキングフレーム10の部品箱
30からは、不用意に部品の取り出しを行うことができ
ない状態となる。
【0026】一方、LAN等のデータ通信網を介して制
御手段100に接続されたホストコンピュータ103
は、組立ラインLが駆動すると、予め与えられた生産計
画に基づき、所定のサイクルタイム毎に、具体的には一
つの組立工程Kに常に1台の自動車用ボディBが配置さ
れる間隔で、最上流のストレージSに生産指示信号を出
力し、該ストレージSにストアされている複数種の自動
車用ボディBa,Bb,Bc…の中から、生産すべき仕
様の自動車用ボディBを組立ラインL上に順次搭載させ
る。
【0027】ストレージSに対して生産指示信号を出力
したホストコンピュータ103は、これと同時に制御手
段100のデータ処理部102に対して当該自動車用ボ
ディBに関する仕様データを与える(ステップ20
2)。
【0028】ホストコンピュータ103から仕様データ
を受け取ったデータ処理部102は、この仕様データと
組立ラインLに搭載された自動車用ボディBとの対応を
とるべく、当該自動車用ボディBに組立順番号、つまり
組立ラインLに搭載された順番を示す番号を設定すると
ともに、上記仕様データに同一の組立順番号を付与した
状態でこれを自己のメモリに格納する(ステップ20
3)。
【0029】上述した状態から自動車用ボディBの搬送
が進行し、該自動車用ボディBが組立工程Kに達して搬
入検知スイッチ31がオンすると(ステップ204)、
その車両検知信号が制御手段100の選択駆動部101
に加えられる。
【0030】車両検知信号を受け取った選択駆動部10
1は、その受信回数、つまり搬入された自動車用ボディ
Bの台数をカウントし(ステップ205)、そのカウン
ト結果をデータ処理部102に対して出力する。
【0031】データ処理部102は、自己のメモリか
ら、カウント結果と同一の組立順番号を付与した仕様デ
ータを読み出し、該仕様データを基に上記選択駆動部1
01に対して、組み付けるべき部品を載置収容したピッ
キングフレーム10を選択するための選択指示データを
与える(ステップ206)。
【0032】選択駆動部101は、上記選択指示データ
に基づいて複数のピッキングフレーム10の中から該当
のピッキングフレーム10を選択し(ステップ20
7)、該ピッキングフレーム10に対して駆動制御信号
を出力してその駆動モータ23のブレーキ機構(図示せ
ず)をオフさせた後、その部品通過窓16を開成させる
(ステップ208)。
【0033】このとき、上記部品供給設備によれば、部
品通過窓16を閉塞していたカーテン24が駆動モータ
23の回転によって巻取ローラ21に順次巻き取られて
いくため、該部品通過窓16の外周域に特別な空間を必
要とせず、ピッキングフレーム10が相互に近接してい
る場合にも部品通過窓16を確実に開成させることが可
能である。
【0034】当該ピッキングフレーム10の部品通過窓
16が完全に開成され、カーテン24のウエイト25に
よって上方リミットスイッチ27がオンすると(ステッ
プ209)、該上方リミットスイッチ27から選択駆動
部101に開成信号が加えられ、これにより選択駆動部
101が駆動モータ23を停止させ、かつそのブレーキ
機構(図示せず)をオンして部品通過窓16を完全に開
成した状態に保持させるとともに、選択表示ランプ18
を点灯した状態に保持させる(ステップ210)。
【0035】この結果、組立工程Kの作業者は、選択表
示ランプ18の点灯により、複数のピッキングフレーム
10の中から、現在組立工程Kに搬入されている自動車
用ボディBに組み付けるべき部品を載置収容したピッキ
ングフレーム10を直ちに選択することができ、さらに
その開成した部品通過窓16を介して、部品箱30に収
容されている部品を取り出すことができるようになる。
しかも、その他のピッキングフレーム10においては、
それぞれの部品通過窓16がカーテン24によって閉塞
された状態に保持されているため、誤った部品箱30か
ら異なる仕様の部品を取り出す虞れがない。
【0036】この間、上記選択駆動部101は、フット
スイッチ20および搬出検知スイッチ32の状態を監視
しており(ステップ211およびステップ215)、搬
出検知スイッチ32がオンされる以前、つまり自動車用
ボディBが組立工程Kから搬出される以前に、作業者が
そのピッキングフレーム10のフットスイッチ20をオ
ンすると、該フットスイッチ20から出力された部品取
出信号を基準として駆動モータ23のブレーキ機構(図
示せず)をオフした状態に保持させるとともに、選択表
示ランプ18を消灯した状態に保持させる(ステップ2
12)。
【0037】この結果、上記ピッキングフレーム10に
おいては、ウエイト25の自重によって巻取ローラ21
からカーテン24が展開され、該カーテン24によって
部品通過窓16が閉塞されることになる。
【0038】巻取ローラ21から展開したカーテン24
によって部品通過窓16が完全に閉塞され、ウエイト2
5によって下方リミットスイッチ28がオンすると(ス
テップ213)、選択駆動部101は、下方リミットス
イッチ28から出力された閉塞信号を基準としてさらに
駆動モータ23に駆動制御信号を出力し、そのブレーキ
機構(図示せず)をオンした状態、つまり部品箱30か
ら不用意に部品の取り出しを行うことができない状態に
保持させる(ステップ214)。
【0039】以下、手順がステップ204にリターンさ
れ、次の自動車用ボディBに対する部品の選択供給が行
われる。
【0040】一方、当該ピッキングフレーム10の部品
通過窓16が完全に開成した状態に保持され、かつ選択
表示ランプ18が点灯した状態に保持されている間にお
いて、フットスイッチ20がオンされる以前に搬出検知
スイッチ32がオンされると、該搬出検知スイッチ32
から車両検知信号を受け取った選択駆動部101がピッ
キングフレーム10に点灯制御信号を出力し、選択表示
ランプ18を消灯させる一方、警告ランプ19を点灯さ
せて作業者に対して異常が発生したことを表示し(ステ
ップ216)、その後、組立ラインLを停止させるべく
ホストコンピュータ103に対して異常発生信号を出力
する(ステップ217)。
【0041】したがって、たとえば作業者が部品の取り
出しを忘れて自動車用ボディBに当該部品が組み付けら
れていない場合であっても、この組付不良の自動車用ボ
ディBが次工程に搬出される事態を未然に防止すること
が可能となる。
【0042】このように上記部品供給装置によれば、カ
ーテン24によってピッキングフレーム10の部品通過
窓16を適宜開閉させ、供給すべき部品を載置収容した
ピッキングフレーム10の部品通過窓16のみを開成さ
せる一方、供給すべき部品以外の部品通過窓16を閉塞
させるようにしているため、部品の誤供給を確実に防止
することができるようになる。
【0043】しかも、ピッキングフレーム10に配設し
たカーテン24は、巻取ローラ21に巻回することによ
ってその部品通過窓16を開成するものであり、該部品
通過窓16を通過させる部品の大きさに関わりなく、単
に巻取ローラ21を配設するだけのスペースを確保すれ
ばよいため、設置スペースの低減を図ることが可能とな
る。
【0044】なお、上述した実施の形態では、自動車組
立ラインにおいて自動車用ボディに部品を組み付ける場
合に適用する部品供給装置を例示しているが、本発明は
これに限定されず、互いに種類の異なる部品の中から所
定の供給順序に従って順次所望の部品を選択的に供給す
るものであれば、その他のものにも適用することが可能
である。たとえば、集配業務において集配物を選別した
り分配したりする場合にも適用することができる。
【0045】また、上述した実施の形態では、ロール状
蓋部材としてビニール製のカーテンを例示しているた
め、該蓋部材を巻回/展開させるためのアクチュエータ
として小型のものを適用することが可能であるが、ロー
ル状に巻回するものであれば、その他の材質からなる蓋
部材を適用しても構わない。さらに、部品を収容した部
品箱にピッキングフレームを配設し、該ピッキングフレ
ームの部品通過窓にロール状蓋部材を配設するようにし
ているが、たとえば上下左右複数段の棚にそれぞれ部品
収容部を構成し、該部品収容部の部品通過域にロール状
蓋部材を配設してもよい。なお、ロール状蓋部材を配設
する場合に上述した実施の形態では、部品通過域の上部
に巻取ロールを配設するとともに、ロール状蓋部材の先
端縁部にウエイトを固着するようにしているため、当該
ウエイトの自重により、アクチュエータを用いることな
くロール状蓋部材を展開させることが可能であるが、ウ
エイトは必ずしも必要ではなく、さらにロール状蓋部材
の展開/巻回方向も、左右方向や水平方向であって構わ
ない。また、部品箱を適用する場合に上述した実施の形
態では、同一形状で同一の大きさのものを適用している
が、部品毎に異なる形状や大きさの部品箱を適用しても
もちろんよい。さらに、ピッキングフレームを適用する
場合に上述した実施の形態では、複数のピッキングフレ
ームを左右に並設するようにしているが、上下に並設す
ることも可能である。
【0046】またさらに、上述した実施の形態では、ロ
ール状蓋部材を巻回させた場合に選択表示ランプを点灯
させるようにしているため、該当の部品収容部を直ちに
選択することが可能であるが、必ずしもランプを点灯さ
せる必要はない。
【0047】さらに、フットスイッチの操作によって部
品収容部からの部品の取り出しを検出するようにしてい
るが、たとえば部品通過域に部品の通過を検出すること
のできる各種センサを配設すれば、部品の取り出しを正
確に検出することができるばかりか、作業者によるスイ
ッチ操作が不要になり、作業の容易化を図ることが可能
となる。
【0048】さらにまた、上述した実施の形態では、ロ
ール状蓋部材が巻回された状態のまま自動車用ボディが
組立工程を搬出された際、つまり距離を基準として異常
信号を発生させるようにしているが、ロール状蓋部材が
巻回されている時間を基準として異常信号を発生させる
ようにすることも可能である。なお、異常信号が発生し
た場合に上述した実施の形態では、警告ランプを点灯さ
せた後に組立ライン、つまり作業を停止させるようにし
ているが、本発明はこれに限定されない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロール状に巻回する蓋部材によって部品収容部からの部
品の取り出しを規制するようにしているため、設置スペ
ースの増大を抑えつつ部品の誤供給を確実に防止するこ
とができるようになる。
【0050】また、部品の取り出しが行われなかった場
合に異常信号を発生するようにしているため、不良が発
生した状態のまま作業を継続する事態を防止することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る部品供給装置の一実施形態を概念
的に示した斜視図である。
【図2】図1に示した部品供給装置の制御系を示したブ
ロック図である。
【図3】図2に示した制御系の制御内容を示したフロー
チャートである。
【図4】図1に示した部品供給装置を適用する自動車の
組立ラインを概念的に示した図である。
【符号の説明】
10…ピッキングフレーム 12…部品載置域 16…部品通過窓 19…警告ランプ 20…フットスイッチ 21…巻取ローラ 22…ローラ軸 23…駆動モータ 24…カーテン 25…ウエイト 30…部品箱 32…搬出検知スイッチ 100…制御手段 101…選択駆動部 102…データ処理部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに種類の異なる部品を収容した複数
    の部品収容部から所定の供給順序に従って順次所望の部
    品を選択的に供給させる装置において、 前記複数の部品収容部のそれぞれに個別に配設し、ロー
    ル状に巻回した場合に該当する部品収容部からの部品の
    取り出しを許容する一方、展開した場合に該当する部品
    収容部からの部品の取り出しを阻止するロール状蓋部材
    と、 前記供給順序に基づいて前記複数の部品収容部から供給
    すべき部品を収容した部品収容部を選択し、かつ当該部
    品収容部に配設した蓋部材を巻回させた状態に保持する
    一方、その他の部品収容部に配設した蓋部材を展開させ
    た状態に保持する蓋部材駆動手段とを備えることを特徴
    とする部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記蓋部材を巻回させた状態の部品収容
    部から部品の供給を行った場合に部品供給信号を発生す
    る供給信号発生手段と、 前記供給信号発生手段からの部品供給信号の有無を検出
    し、前記蓋部材を巻回させた状態から所定の間隔の間に
    当該部品供給信号を検出しなかった場合に異常信号を発
    生する異常信号発生手段とをさらに備えることを特徴と
    する請求項1記載の部品供給装置。
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