JPH10322983A - 巻線機 - Google Patents

巻線機

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JPH10322983A
JPH10322983A JP13798397A JP13798397A JPH10322983A JP H10322983 A JPH10322983 A JP H10322983A JP 13798397 A JP13798397 A JP 13798397A JP 13798397 A JP13798397 A JP 13798397A JP H10322983 A JPH10322983 A JP H10322983A
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winding
flyer
salient pole
wire
winding machine
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JP13798397A
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English (en)
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Yukio Odagiri
幸男 小田切
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻線が突極の根元から巻回でき、かつ整列巻
きが可能で、高いコイル占積率が確保できるフライヤー
タイプの巻線機を提供する。 【解決手段】 電機子コア10のオープンスロット36
の奥まで挿入できる摺動ガイド部25を設けると共に、
サイドガイド17の干渉を受けて巻線11が屈曲し、追
動に遅れがでるのを補償するためフライヤー37の1回
転中に4回速度が変化する緩急の区間を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型モータに使用す
る電機子コアにコイルを形成する巻線機に係わり、特に
フライヤーを使用した巻線機の改良に関する。以下、コ
イルを形成する線材を巻線という。
【0002】
【従来の技術】従来の巻線機としては、図6に示すノズ
ルを使用するタイプと図8に示すフライヤーを使用する
タイプに大別される。図6のノズルタイプの巻線機16
0では、ノズル161の先端162を、電機子コア16
3の巻線164を施す対象の突極165の両側に形成さ
れるオープンスロット166内に挿入し、ノズル先端1
62から巻線164を繰出しながら、ノズル161を対
象突極165の周りに旋回させると共に、同期的にノズ
ル先端162を直線移動して巻線164を突極165の
胴部167の外周に整然と巻回していく。
【0003】一方、図8に示すフライヤータイプの巻線
機170は、所定の円形軌道を旋回しながら先端171
から巻線172を供給するフライヤー173と、電機子
コア174の巻線172を施す対象の突極175に巻線
172を誘導するフォーマー176と、巻線172が対
象外の突極177に絡まることを防止するサイドガイド
178とで形成されている。すなわち、フライヤー17
3は電機子コア174の外部の近接位置にあって対象突
極175の放射軸179を中心に旋回し、フライヤー1
73の先端171から供給される巻線172をフォーマ
ー176の外縁180で誘導しながら突極175の根元
側から胴部181の外周に沿って順次巻き付けていく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ノズルタイプの巻線機
160(図6参照)は、ノズル先端162と突極胴部1
67との間で巻回する巻線164を直接伸張しながらノ
ズル161の運動に応動させて整列巻きが行える点で有
利である。しかしながら、ノズル先端162が円軌道を
旋回する限り、図7(a)に示すように、突極165と
オープンスロット166との構成が適正であればノズル
先端162を円軌道上で旋回させることが可能である
が、突極165とオープンスロット166との構成が、
図7(b)に示すように、突極165の厚みに対してオ
ープンスロット166の空間が狭い場合には、オープン
スロット166を介してノズル161を旋回させること
ができなくなる。
【0005】すなわち、突極165の外側からスタート
するノズル先端162aは隣在する突極168が障害と
なり、またオープンスロット166内からスタートする
ノズル先端162bは巻回対象の突極165が障害とな
って、いずれも円軌道上の周回は不可能となる。従っ
て、ノズルタイプの巻線機160が適用可能な電機子コ
ア163は、突極165とオープンスロット166との
構成が例えば図7(a)のような形態に特定されること
になる。
【0006】また、図6に図示されるように、ノズルタ
イプの巻線機160では、ノズル161で巻線164を
突極胴部167に方向付けして案内しているのは内側の
極く限られた一部の側縁に過ぎず、巻線164より太い
外径を持つノズル161の案内に関与しないその他の外
鞘部分が周辺部材と干渉して、ノズル161をオープン
スロット166の奥まで挿入できない場合が生じる。従
って、突極165の根元から巻き始めることが困難とな
ってコイル占積率は低減されることとなり、このことか
らも適用可能な電機子コア163は突極165とオープ
ンスロット166との関係が限定されたものになる。
【0007】一方、フライヤータイプの巻線機170
(図8参照)において、フライヤー173の先端171
から流し込まれる巻線172は、フォーマー外縁に誘導
されるが、図示のように上記ノズルタイプの巻線機16
0に見られるノズル161のような支持体がないから誘
導経路は一定せず、フライヤー173を高速で回転させ
ると、突極胴部181に対する巻線172の巻付きが不
安定となって、整列巻きは困難でガラ巻状態になる。そ
のため、電機子コア174に対するコイル占積率が低下
し、例えば回転トルクのようなモータ特性に大きく影響
する。
【0008】そこで本発明の目的は、電機子コアの構成
に影響されないフライヤータイプの巻線機であって、し
かも十分なコイル占積率が確保できる巻線機を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係わる巻線機は、複数の突極を有する電
機子コアにおける1本の突極を両側から挾むように進入
するガイド部を備えたフォーマーと、前記突極に隣接す
る2本の突極の先端側にそれぞれ配置され前記突極以外
の突極に巻線が巻回されるのを防止するサイドガイド
と、前記フォーマーの周りを回転しながら前記突極に対
してコイルを形成する巻線動作を行うフライヤーとを具
備する。
【0010】そこで、前記フライヤーが前記フォーマー
の周りを1回転する間に、前記巻線が前記サイドガイド
に当接しているときの回転速度に対して、前記巻線が前
記サイドガイドに当接していないときの回転速度を低速
にする。
【0011】すなわち、前記フライヤーが前記フォーマ
ーの周りを1回転する間に、回転速度を4回変化させ、
さらに前記フォーマーを前記突極の突出方向に直線移動
させて、前記突極に整列的に巻線を施すようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わる巻線機の実
施の形態を図面に基づいて説明する。図面中、共通する
ものはすべて同一符号で示す。図1において、電機子コ
ア10はコイルを形成する巻線11の巻回対象となる突
極12の軸線13が巻線機14を指向するようにしてタ
ーレット台15に固定される。巻回対象となる突極12
の両隣りに位置する突極16に巻線11が巻付くのを防
止するサイドガイド17が突極16を巻線機14から遮
蔽する位置に設けられる。
【0013】一方、符号18で示すフォーマーは、突極
12の軸線13と一致する中心線19に沿って直線移動
する(矢印D)主軸20の先端部に装着され、圧縮バネ
21により突極12に向けて付勢した当接ドグ22を備
える。当接ドグ22は、両側面23の幅が前面24に向
けて縮小する斜面を形成し、この両側面23に沿って摺
動するガイド部25に挟持されている。
【0014】また、ガイド部25には当接ドグ22との
摺接位置にピン26が植設され、ピン26の頭部26a
が当接ドグ22に凹設したTスロット27に嵌合し、中
心線19方向に案内されている(図2参照)。さらにガ
イド部25は、根元部分に設けた摺動軸受28を、主軸
20の先端部において側方に突出させたガイド棒29に
嵌入して摺動自在に支持されている。しかも両ガイド部
25は、引張コイルバネ30によって連結されており、
互いに接近する方向に付勢されている。31は引張コイ
ルバネ30を延伸状態に支持する支柱で、各ガイド部2
5の両側面に植設されている。なお、引張コイルばね3
0をその弾性力を利用せずに両ガイド部25を配置して
もよい。
【0015】従って、自然状態では当接ドグ22が圧縮
バネ21の付勢力により先端方向(突極12の方向)に
移動するので、両ガイド部25,25の間隔が開いて当
接ドグ22の前面24は前縁32よりもやや前面に突出
する。逆に、当接ドグ22を圧縮バネ21の付勢力に抗
して主軸20に近付けると、引張コイルバネ30の張力
とTスロット27と係合するピン頭部26aとの協働に
より、両ガイド部25,25は当接ドグ22の両側面2
3の斜面に沿って移動し、両ガイド部25,25の間隔
は狭められる。
【0016】滑りキー20aにより回り止めされ直線移
動のみが自在な主軸20を軸線19に沿って進め、当接
ドグ22の前面24と突極12の外周面33とを整合位
置において当接し、さらに圧縮バネ21の付勢力に抗し
て前進させると、両ガイド部25,25の前縁32,3
2は突極12の傘部34を越え、突極12の胴部35を
両側から挾むように互いに接近しながらオープンスロッ
ト36内に進入していく。上記したノズルタイプの巻線
機に見られるノズルのように、周辺部材から干渉を受け
る周壁が巻線の外郭に存在しないので、常に両ガイド部
25,25の前縁32,32を支障なく突極胴部35の
根元近くに位置付けることができる。なお、両ガイド部
25,25が突極12の胴部35を両側から挾むように
進入する際、各ガイド部25,25がコアの積層方向に
対向し合って、突極12の上下を挾むように進入する構
造としてもよい。
【0017】37はフライヤーで、トップローラ38か
ら巻線11を供給しながら軸線19を中心に所定の位置
で旋回し(矢印S)、巻線11はトップローラ38の円
運動から離れてガイド板前縁32の形状に誘導され、突
極胴部35の外形に倣って巻付いていく。このとき、主
軸20を徐々に突極12から離間する方向に後退させる
と、両ガイド部25,25は外面に沿って巻線11を案
内しながら、前縁32,32で巻線11の巻回位置を徐
々に突極12の外周方向に向けて移動していく。主軸2
0の直線移動をフライヤー37の回転に同期させること
により、巻線11を整列させて巻回することができる。
【0018】図3は、上記のように構成された巻線機1
4で巻線11を突極胴部35に巻回する過程の模式的平
面図示で、フライヤー37が時計方向に旋回するときの
トップローラ38と突極胴部35との間で伸長される巻
線11の途中形状を示し、例えば位置aおよび位置bに
おいて、突極胴部35とトップローラ38間で直線的に
伸張されていた巻線11は、位置cに移るとサイドガイ
ド17の面に接触して移動が阻止され接触点t1から屈
曲する。トップローラ38の移動と共に位置dでの屈曲
位置はサイドガイド17面上を摺接しながら接触点t2
に移動する。それから位置eに至ったところで、再び巻
線11はトップローラ38と突極胴部35との間で直線
的に伸張される。
【0019】図3から理解されるように巻線11に関す
るこの移動経過は、図中左側のサイドガイド17につい
ても位置f〜iについて同様に行われ、フライヤー37
の1回の周回による巻線11の1回の巻付けが終了す
る。この1サイクルの間において、位置bから位置eお
よび位置fから位置iの範囲では、巻線11に屈曲が生
じるのでフライヤー37の移動に対する巻線11の追動
が遅滞する。
【0020】そこで、フライヤー37の1回転中に2箇
所、位置bから位置eおよび位置fから位置iに至る範
囲を高速で回動させて巻線11の遅滞時間を短縮する
と、巻線の周回角速度が少なくとも巨視的には近似的に
平均化され、両ガイド部25,25の前縁32,32に
よる巻線11の巻回に同期させた位置移動と相俟って、
巻線11は整列するコイルに仕上げられ、好適なコイル
占積率を得ることができる。また1回転中の一部を高速
化することで巻線工程の時間が短縮され、生産性が向上
できる。
【0021】このように、連続するフライヤー37の旋
回運動に追動できない不連続部分を生じるサイドガイド
17のような不確定要因の介入領域を極力短時間で通過
させ巻線11の巻付モードを総体的に安定化させるのが
本発明に係わる巻線機の基本概念である。
【0022】
【実施例】そこで次に、本発明に係わる巻線機14のフ
ライヤー37の一回転中に高速と低速が交互に現れるよ
うに、速度を4回にわたって変化させる手段の実施例を
図4、図5に基づいて説明する。図4には電気的速度制
御手段、図5には機械的速度制御手段の一実施例がそれ
ぞれ図示されるが、このような速度制御手段としては、
様々な技術が可能であって、下記の実施例は本発明に係
わる巻線機を限定するものではない。
【0023】図4において、中心線19の周りを時計方
向に旋回するフライヤー37は、トップローラ38から
繰出した巻線11にサイドガイド17が接触する直前の
位置bにある。セクター40はフライヤー37の回転軸
(図示しない)に直結されてフライヤー37と一体に回
転する。セクター40は2枚の扇形不透明板41,42
を重ねて構成したもので、サイドガイド17と巻線11
との接触条件によって間隙43の開度調整が可能であ
る。
【0024】すなわち、間隙43の開度は前記回転軸に
固定されたアーム44に設けた貫通溝45に沿ってセッ
トネジ46を半径方向に摺動させることにより、扇形不
透明板41,42に穿設した斜傾する長孔47,48に
係合するセットネジ46の先端が扇形不透明板41,4
2を回動するので、重なり部分の相対角度が変わり、間
隙43の開度を変更することができる。
【0025】セクター40の外周には間隙43を感知す
る光電スイッチ50が設置され、信号51を発生する。
信号51により、第1のAND回路52は高周波数側の
発信器53からのパルスを出力するので、パルスモータ
駆動回路54はパルスモータ55を高速回転する。この
とき信号51の反転信号が入力される第2のAND回路
56からの出力はない。
【0026】間隙43が光電スイッチ50を通過して、
扇形不透明板42が光電スイッチ50を遮断するとAN
D回路52は出力を停止し、同時にAND回路56に信
号51の反転信号が入力してAND回路56からは低周
波数側の発信器57のパルスが出力されるので、パルス
モータ駆動回路54はパルスモータ55を低速回転す
る。
【0027】セクター40には間隙43が2箇所に設け
られているので、フライヤー37は1回転中に2箇所の
低速域と高速域を交互に通過することになる。これによ
り、フライヤー37の回転速度を1回転中に4回変化さ
せることができる。図示しないが、ラッチ回路を挿入し
て、高速域から低速域へ回転速度切換えのときパルスモ
ータを瞬時停止させるようにしてもよい。
【0028】次に、機械的速度制御手段について説明す
る。図5において、フライヤー37と同軸の回転軸60
にはカム板61が同位相に固定されて一体に回転する。
一方、回転軸60にはピニオン62が一方向クラッチ機
構63を介して連結されている。そして、ピニオン62
はギヤボックス64を介して駆動モータ65に連結する
駆動軸66に固定された駆動歯車67と噛合している。
【0029】一方向クラッチ機構63のスプリングは、
カム板61がピニオン62より早く回転すると、回転軸
60はスプリングの緊縛を巻方向と逆に捩ることで解放
され、ピニオン62の回転に先行して無関係に回転軸6
0を高速で回転できる。カム板61からの動力伝達がな
いとピニオン62がスプリングを緊縛して回転軸60を
低速で駆動する。理解を容易にするため一方向クラッチ
機構63の例としてスプリングを図示したが、同様の機
能を備えた一方向クラッチであれば適用可能であること
はいうまでもない。
【0030】また、駆動軸66にはカム板61の外周面
68に係合して動力を伝達する円盤69が固定されてい
る。円盤69のカム外周面68と係合する外周面70は
耐摩耗性で弾性を備えた硬質ゴム面が好適である。
【0031】ピニオン62と駆動歯車67との歯車比は
1:1であり、カム板61と円盤69の外径比は例えば
約1:2である。サイドガイド17と巻線11との接触
条件や巻線工程の要求により別のカム形状および/また
は円盤との外径比を選択する必要が生じた場合は、適合
する別の形状および/または外径比をもつカム板と円盤
との組合わせに換えればよい。
【0032】中心線19の周りを旋回するフライヤー3
7は、トップローラ38から繰出した巻線11にサイド
ガイド17が接触する直前の位置bにあるとき、カム板
61と円盤69とは係合を開始する。カム板61は円盤
69により、ピニオン62の回転に先行して高速で送ら
れ、円盤69に係合している範囲内を、カム板61は直
結している回転軸60によりフライヤー37を高速で回
動する。この間、一方向クラッチ63の作用でピニオン
62と回転軸60との連結は解除される。
【0033】フライヤー37がカム板61と円盤69と
の係合を解除する位置eに到ると、回転軸60は一方向
クラッチ63を介してピニオン62と連結し、駆動歯車
67からの動力伝達を受けてフライヤー37を低速で回
動する。カム板61には円盤69と係合する外周面68
が2箇所設けられているので、フライヤー37は1回転
中に2箇所の低速域と高速域を通過することになる。こ
のようにして、フライヤー37が1回転する間に回転速
度を機械的に4回変化させることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる巻
線機はフライヤータイプであって、ノズルタイプの巻線
機に見られるような挿入の障害となる外鞘部分ではな
く、フォーマーを電機子コアの奥まで挿入できる摺動ガ
イド板を設け、しかも巻線の屈曲による追動の遅れを補
償するようにフライヤーの1回転中の速度に緩急をつけ
たので、コイルの整列巻きと共に、オープンスロットの
奥からの巻回が可能となってコイル占積率が向上し、モ
ータ特性(例えばトルク)を増大させることができる。
その上、総体的に巻線速度が速くなるので生産性が向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる巻線機の模式的平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿って示した拡大断面図であ
る。
【図3】本発明に係わる巻線機における巻線の巻回動作
を説明する平面図である。
【図4】本発明に係わる巻線機におけるフライヤー回転
速度の電気的制御手段の模式的説明図である。
【図5】本発明に係わる巻線機におけるフライヤー回転
速度の機械的制御手段の模式的説明図である。
【図6】従来のノズルタイプ巻線機における主要部の概
略説明図である。
【図7】従来のノズルタイプ巻線機におけるノズルの運
動範囲と突極の関係を説明する平面図である。
【図8】従来のフライヤータイプ巻線機における主要部
の概略説明図である。
【符号の説明】
10 電機子コア 11 巻線 12 (巻線対象の)突極 14 巻線機 16 (隣在の)突極 17 サイドガイド 18 フォーマー 20 主軸 21 圧縮バネ 22 当接ドグ 25 ガイド部 26 ピン 27 Tスロット 32 (ガイド板)前縁 34 (突極の)傘部 35 (突極の)胴部 36 オープンスロット 37 フライヤー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の突極を有する電機子コアにおける
    1本の突極を両側から挾むように進入するガイド部を備
    えたフォーマーと、前記突極に隣接する2本の突極の先
    端側にそれぞれ配置され前記突極以外の突極に巻線が巻
    回されるのを防止するサイドガイドと、前記フォーマー
    の周りを回転しながら前記突極に対してコイルを形成す
    る巻線動作を行うフライヤーとを具備した巻線機であっ
    て、前記フライヤーが前記フォーマーの周りを1回転す
    る間に、前記巻線する線材が前記サイドガイドに当接し
    ているときの回転速度に対して、前記線材が前記サイド
    ガイドに当接していないときの回転速度が低速であるこ
    とを特徴とする巻線機。
  2. 【請求項2】 前記フライヤーが前記フォーマーの周り
    を1回転する間に、回転速度が4回変化することを特徴
    とする請求項1に記載の巻線機。
  3. 【請求項3】 前記フォーマーを前記突極の突出方向に
    直線移動させ、前記突極に整列的に巻線を施すようにな
    したことを特徴とする請求項1または2に記載の巻線
    機。
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