JPH088763B2 - 電動機固定子の巻線形成方法および巻線装置 - Google Patents
電動機固定子の巻線形成方法および巻線装置Info
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- JPH088763B2 JPH088763B2 JP61071411A JP7141186A JPH088763B2 JP H088763 B2 JPH088763 B2 JP H088763B2 JP 61071411 A JP61071411 A JP 61071411A JP 7141186 A JP7141186 A JP 7141186A JP H088763 B2 JPH088763 B2 JP H088763B2
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- stator
- axis
- needle
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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- H02K15/095—Forming windings by laying conductors into or around core parts by laying conductors around salient poles
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、固定子の両端面の各々に隣接した時に一つ
の極片側で行われる各片道回転からなる往復回転運動
と、この運動に組合された固定子軸方向の往復直線運動
を行うことができる巻線ニードルであって、縦軸(長さ
方向軸)とこの縦軸と交差する方向に突出した突起とを
有するものによって、スロットと中心軸を有する固定子
に巻線型を付勢することなく巻線を形成する方法、およ
び 縦軸とこの縦軸を横切る方向に突出する突起を有する前
記巻線ニードルと、固定子に巻線を巻回するために前記
の突起を通して銅線を供給する手段と、前記の巻線ニー
ドルが固定子の両端面の各々に隣接したときに一つの極
片側で行われる各片道回転の合成からなる往復回転運
動、およびこの連動に組合された固定子中心軸に平行す
る往復直線運動においてニードルを駆動する手段とを備
えたことにより、巻線型を付勢することなく、スロット
と中心軸とを有する固定子に巻線を形成する電動機固定
子の巻線装置に関するものである。
の極片側で行われる各片道回転からなる往復回転運動
と、この運動に組合された固定子軸方向の往復直線運動
を行うことができる巻線ニードルであって、縦軸(長さ
方向軸)とこの縦軸と交差する方向に突出した突起とを
有するものによって、スロットと中心軸を有する固定子
に巻線型を付勢することなく巻線を形成する方法、およ
び 縦軸とこの縦軸を横切る方向に突出する突起を有する前
記巻線ニードルと、固定子に巻線を巻回するために前記
の突起を通して銅線を供給する手段と、前記の巻線ニー
ドルが固定子の両端面の各々に隣接したときに一つの極
片側で行われる各片道回転の合成からなる往復回転運
動、およびこの連動に組合された固定子中心軸に平行す
る往復直線運動においてニードルを駆動する手段とを備
えたことにより、巻線型を付勢することなく、スロット
と中心軸とを有する固定子に巻線を形成する電動機固定
子の巻線装置に関するものである。
軸を中心とする往復回転運動と、これに組合された往
復直線運動において駆動される巻線ニードル(needle)
が、リールより繰り出される少くとも1本の銅線を固定
子鉄心のスロットに入れるためにこの銅線を操作するよ
うにした巻線形成機械は公知である。前記のニードルは
一回に一つの巻線だけをつくる場合には一つの突起を、
また二つの巻線を同時につくる場合には二つの背反方向
に突出した突起を有する。いずれの場合にも、このニー
ドルの突起はその前後いずれかの方向における直線運動
の間、固定子内部の対向したスロット間の空間を滑動で
き、また前記の突起が銅線を巻くべきすべてのスロット
より等距離にあるように、固定子の軸と一致した直進軸
および回転軸を有する。その上、二つの対向した巻線を
有する固定子の場合には、第7図に示す通り、その形状
からシューズ(shoes)として知られている巻線型(3
0)が固定子(10)の各極片の端に設けられ、ニードル
(17′)が固定子の外側で回転する時にこのニードル突
起(18′)から引き出される銅線を巻線型(30)の湾曲
面に摺らせることにより、固定子端面に配置された巻線
端保持用の歯(16)に導き、これを介して巻線をスロッ
ト内に配置するように形成されている。
復直線運動において駆動される巻線ニードル(needle)
が、リールより繰り出される少くとも1本の銅線を固定
子鉄心のスロットに入れるためにこの銅線を操作するよ
うにした巻線形成機械は公知である。前記のニードルは
一回に一つの巻線だけをつくる場合には一つの突起を、
また二つの巻線を同時につくる場合には二つの背反方向
に突出した突起を有する。いずれの場合にも、このニー
ドルの突起はその前後いずれかの方向における直線運動
の間、固定子内部の対向したスロット間の空間を滑動で
き、また前記の突起が銅線を巻くべきすべてのスロット
より等距離にあるように、固定子の軸と一致した直進軸
および回転軸を有する。その上、二つの対向した巻線を
有する固定子の場合には、第7図に示す通り、その形状
からシューズ(shoes)として知られている巻線型(3
0)が固定子(10)の各極片の端に設けられ、ニードル
(17′)が固定子の外側で回転する時にこのニードル突
起(18′)から引き出される銅線を巻線型(30)の湾曲
面に摺らせることにより、固定子端面に配置された巻線
端保持用の歯(16)に導き、これを介して巻線をスロッ
ト内に配置するように形成されている。
前述したように、従来のニードルは固定子軸と同軸で
あり、したがって、突起部の先端が固定子の内径をわず
かに越えた状態で生じるニードルの回転の間、その突起
部先端は巻線保持歯までも越えたレベルを通ることはで
きない。このため、もし巻線型を使用しなければ、銅線
を巻線保持歯を越えてスロット内に巻くことは不可能で
ある。そこで、巻線保持歯を省略する方法が考えられる
が、もしこの歯がなければ、供給銅線は巻回数が増える
に従って大きくなる巻線端にきっちりと重なりにくく、
型くずれを生じてステータ開口より大きい半径位置に維
持できなくなったり、必要な巻回数に満たないごくわず
かなターンしか形成できないとい不都合を生ずることに
なる。
あり、したがって、突起部の先端が固定子の内径をわず
かに越えた状態で生じるニードルの回転の間、その突起
部先端は巻線保持歯までも越えたレベルを通ることはで
きない。このため、もし巻線型を使用しなければ、銅線
を巻線保持歯を越えてスロット内に巻くことは不可能で
ある。そこで、巻線保持歯を省略する方法が考えられる
が、もしこの歯がなければ、供給銅線は巻回数が増える
に従って大きくなる巻線端にきっちりと重なりにくく、
型くずれを生じてステータ開口より大きい半径位置に維
持できなくなったり、必要な巻回数に満たないごくわず
かなターンしか形成できないとい不都合を生ずることに
なる。
前記のような巻線型はこれを正確に構成する必要があ
る上に、最終製品の一部を形成しない一時使用要素であ
るとはいえ、構成すべき各固定子ごとに適した寸法とし
なればならない。すなわち、巻線型は巻線の形成が終了
すると固定子から除かれる。
る上に、最終製品の一部を形成しない一時使用要素であ
るとはいえ、構成すべき各固定子ごとに適した寸法とし
なればならない。すなわち、巻線型は巻線の形成が終了
すると固定子から除かれる。
更に、巻線形成工程を通じて巻線型を固定子にしっか
りと保持し、巻線形成が完了した時にその巻線型を迅速
に離すことができるように、四つの張力装置を設けねば
ならない。
りと保持し、巻線形成が完了した時にその巻線型を迅速
に離すことができるように、四つの張力装置を設けねば
ならない。
本発明の主目的は、巻線型およびこれら巻線型のため
の張力装置などを不要とする固定子の巻線形成方法およ
び巻線装置を提供することにある。
の張力装置などを不要とする固定子の巻線形成方法およ
び巻線装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、前記の主目的におけるように巻
線型を除くことにより、ニードルの行程とこの線が固定
子外側でつくるループを減少し、これによって各スロッ
トの周りに形成される巻線の性能を改善することにあ
る。
線型を除くことにより、ニードルの行程とこの線が固定
子外側でつくるループを減少し、これによって各スロッ
トの周りに形成される巻線の性能を改善することにあ
る。
上記の目的を達成するため、本発明は固定子端面上に
コイルの端部を支持するためのコイル支持手段と中心軸
(y)、及び前記固定子の端部において前記隣接スロッ
ト間の極片に隣接して中心軸(y)から離れ、かつ外向
きに突出した巻線前面保持歯を有する前記固定子の、隣
接した2列のスロット間における少くとも一つの極片の
周りに銅線を巻付ける巻線形成方法であって、 長さ方向の軸(x)と前記軸(x)から直角に突出し
た突起を有する巻線ニードルを用い、この巻線ニードル
は前記中心軸(y)に平行し、かつ前記軸(x)に沿っ
た往復直線運動と、前記突起が前記固定子の各一端側で
一つの極片に近接した状態において前記軸(x)を回転
中心とする各片道回転からなる往復回転運動とを組合せ
ることにより、片道直線運動と片道回転運動が交互に行
われるように駆動され、かくして前記突起の先端から銅
線を供給するようにしたものにおいて、 前記巻線ニードルを、その軸(x)が前記固定子の中
心軸(y)から前記隣接2列のスロット間の対称軸
(z)に沿って前記一つの極片に向かい距離(a)だけ
偏心配置された状態において前記軸(x)の周りに回転
させることにより前記往復回転を生ずるように、前記固
定子を位置決めし、その結果、前記回転中に銅線を放出
する突起先端の軌跡が前記巻線を支持するためのコイル
支持手段を越えた位置を通るようにし、前記ニードルの
往復回転運動はその往復回転運動中にニードルの突起が
前記中心軸(y)から離れる方向において、少くとも前
記中心軸(y)と反対側の前記の歯の先端に届くように
行われるものであり、これによって一時的な巻線型を用
いることなく巻線を施すようにした電動機固定子の巻線
形成方法と、その方法を実施するための巻線装置を構成
したものである。
コイルの端部を支持するためのコイル支持手段と中心軸
(y)、及び前記固定子の端部において前記隣接スロッ
ト間の極片に隣接して中心軸(y)から離れ、かつ外向
きに突出した巻線前面保持歯を有する前記固定子の、隣
接した2列のスロット間における少くとも一つの極片の
周りに銅線を巻付ける巻線形成方法であって、 長さ方向の軸(x)と前記軸(x)から直角に突出し
た突起を有する巻線ニードルを用い、この巻線ニードル
は前記中心軸(y)に平行し、かつ前記軸(x)に沿っ
た往復直線運動と、前記突起が前記固定子の各一端側で
一つの極片に近接した状態において前記軸(x)を回転
中心とする各片道回転からなる往復回転運動とを組合せ
ることにより、片道直線運動と片道回転運動が交互に行
われるように駆動され、かくして前記突起の先端から銅
線を供給するようにしたものにおいて、 前記巻線ニードルを、その軸(x)が前記固定子の中
心軸(y)から前記隣接2列のスロット間の対称軸
(z)に沿って前記一つの極片に向かい距離(a)だけ
偏心配置された状態において前記軸(x)の周りに回転
させることにより前記往復回転を生ずるように、前記固
定子を位置決めし、その結果、前記回転中に銅線を放出
する突起先端の軌跡が前記巻線を支持するためのコイル
支持手段を越えた位置を通るようにし、前記ニードルの
往復回転運動はその往復回転運動中にニードルの突起が
前記中心軸(y)から離れる方向において、少くとも前
記中心軸(y)と反対側の前記の歯の先端に届くように
行われるものであり、これによって一時的な巻線型を用
いることなく巻線を施すようにした電動機固定子の巻線
形成方法と、その方法を実施するための巻線装置を構成
したものである。
このようなニードルの回動角度範囲内の中間に対応す
る部分において、ニードルの突起部先端をその角度範囲
の両側におけるよりも十分に固定子半径方向の外側に位
置せしめんがためのニードル回転軸の偏心は従来まった
く存在しなかった試みである。例えば、特開昭59−2200
48号公報に記載された電動機固定子の巻線方向において
は、同一の固定子の巻線工程において隣接スロット間隔
に応じてニードルシャフトを固定子中心軸に対してわず
かに偏心させるが、これは各極片に対して同一の回動角
度を有するニードルが、異なったスロット間隔(正確に
は絞られたスロット開口の中心間隔)に対応したニード
ル部分の弧状移動距離(ニードル軸からの半径により異
なる)を、対応する位置において現出させるためであ
る。したがって、この方法ではわずかな偏心距離である
とともに、基準スロット間隔(このときニードルを偏心
させないで作動させる)より狭いスロット間隔に対して
は、ニードル軸の方が固定子中心軸よりも後退する側に
偏心させられる場合すら存在し、本願発明における固定
的なニードル軸の偏心とは無関係であり、なんらの示唆
を含むものでもない。
る部分において、ニードルの突起部先端をその角度範囲
の両側におけるよりも十分に固定子半径方向の外側に位
置せしめんがためのニードル回転軸の偏心は従来まった
く存在しなかった試みである。例えば、特開昭59−2200
48号公報に記載された電動機固定子の巻線方向において
は、同一の固定子の巻線工程において隣接スロット間隔
に応じてニードルシャフトを固定子中心軸に対してわず
かに偏心させるが、これは各極片に対して同一の回動角
度を有するニードルが、異なったスロット間隔(正確に
は絞られたスロット開口の中心間隔)に対応したニード
ル部分の弧状移動距離(ニードル軸からの半径により異
なる)を、対応する位置において現出させるためであ
る。したがって、この方法ではわずかな偏心距離である
とともに、基準スロット間隔(このときニードルを偏心
させないで作動させる)より狭いスロット間隔に対して
は、ニードル軸の方が固定子中心軸よりも後退する側に
偏心させられる場合すら存在し、本願発明における固定
的なニードル軸の偏心とは無関係であり、なんらの示唆
を含むものでもない。
以下本発明の実施例を添付の図面を参照して説明す
る。
る。
図は従来のタイプの2巻線固定子を示すもので、この
固定子は高透磁率の積層体で形成された中空シリンダ
(10)からなり、その内側は巻線(13)を入れるスロッ
ト(12)を形成する二つの対向したダブテール(11)の
形を取る。
固定子は高透磁率の積層体で形成された中空シリンダ
(10)からなり、その内側は巻線(13)を入れるスロッ
ト(12)を形成する二つの対向したダブテール(11)の
形を取る。
第1〜3図から明らかな通り、固定子の前面と後面に
はプラスチック部分(14)が設けられ、これらのプラス
チック部分は隣接した二つのスロット(12)にそれぞれ
対応した一対の支持体(15)をダブテール(11)より突
出させ、また、これら一対の支持体(15)の架橋部分よ
り巻線(13)の正面保持体を形成するための歯(16)を
有するように固定子の表面を再形成するものである。そ
して、支持体(15)およびそれらの架橋部分と、歯(1
6)の付け根部は通じて巻線支持手段を形成する。ニー
ドル(17)は一突起(18)タイプで、本発明によれば、
その移動および回転軸(x)は固定子中心軸(y)に対
して偏心される。
はプラスチック部分(14)が設けられ、これらのプラス
チック部分は隣接した二つのスロット(12)にそれぞれ
対応した一対の支持体(15)をダブテール(11)より突
出させ、また、これら一対の支持体(15)の架橋部分よ
り巻線(13)の正面保持体を形成するための歯(16)を
有するように固定子の表面を再形成するものである。そ
して、支持体(15)およびそれらの架橋部分と、歯(1
6)の付け根部は通じて巻線支持手段を形成する。ニー
ドル(17)は一突起(18)タイプで、本発明によれば、
その移動および回転軸(x)は固定子中心軸(y)に対
して偏心される。
更に、本発明によれば、前記の軸(x)は前記の中心
軸(y)から二つの対向するダブテール(11)の中央を
通過する仮想の直線(z)に添って次のような距離にあ
る。すなわち、軸(x)と突起(18)の端部(19)との
間の距離(b)が軸(x)とこの軸(x)に最も近い
歯、すなわちニードル(17)に対応する歯(16)の先端
との間の距離(c)よりも大きい。
軸(y)から二つの対向するダブテール(11)の中央を
通過する仮想の直線(z)に添って次のような距離にあ
る。すなわち、軸(x)と突起(18)の端部(19)との
間の距離(b)が軸(x)とこの軸(x)に最も近い
歯、すなわちニードル(17)に対応する歯(16)の先端
との間の距離(c)よりも大きい。
この関係を得るには、固定子(10)をニードル(17)
との整列状態(従来の位置関係)より動かし、ニードル
の往復運動および回転運動を決める全体装置はそのまま
にして、固定子がもはやニードルと同軸ではなく、図示
のように前述の距離だけ偏心するように固定子の支持体
を単に変更するだけでよい。
との整列状態(従来の位置関係)より動かし、ニードル
の往復運動および回転運動を決める全体装置はそのまま
にして、固定子がもはやニードルと同軸ではなく、図示
のように前述の距離だけ偏心するように固定子の支持体
を単に変更するだけでよい。
なお、ニードル(17)への銅線供給手段、およびニー
ドル駆動手段については、当業者が自明に採用しうると
ころであり、ここでは図示および説明を省略する。
ドル駆動手段については、当業者が自明に採用しうると
ころであり、ここでは図示および説明を省略する。
これにより、ニードル(17)は一般に必要な巻線型を
用いることなしに巻線(13)をつくることができる。こ
れは次の理由による。すなわち、ニードルが固定子の外
にあって支持体(15)の周囲にループを形成せねばなら
ない場合、突起(18)は歯(16)とほとんど接触する位
置にあり、その端部(19)は都合よく前記の歯の上部を
越えているので、突起(18)より突出した位置にある銅
線はプラスチック部分(14)の壁と歯(16)の間に形成
された溝に入るため何等の付随物をも必要としないから
である。
用いることなしに巻線(13)をつくることができる。こ
れは次の理由による。すなわち、ニードルが固定子の外
にあって支持体(15)の周囲にループを形成せねばなら
ない場合、突起(18)は歯(16)とほとんど接触する位
置にあり、その端部(19)は都合よく前記の歯の上部を
越えているので、突起(18)より突出した位置にある銅
線はプラスチック部分(14)の壁と歯(16)の間に形成
された溝に入るため何等の付随物をも必要としないから
である。
この利点はニードル軸(x)と固定子中心軸(y)の
間に偏心距離(a)を与えるだけで得ることができる。
ところが、もし軸(x)と(y)が一致すれば、歯(1
6)先端は固定子の内径よりも大きい固定子半径位置を
占めるであろうから、突起(18)が歯(16)を越えて突
出することはできなくなる。従来において、突起(18)
より供給された銅線を歯(16)を越えて内部スロットに
導入するために巻線型が一般に用いられていたのはこの
理由によるものである。巻線工程にのみ必要でその後は
除去しなければならない巻線型が、始めから無くてすむ
ということは製作者にとって明らかな利点であり、この
場合、製作者は構造の複雑な一要素である巻線型を除く
ことができる。更にまた、これに付随した張力装置と、
支持体(15)および固定子(10)間に設けられるべき前
記張力装置の通るスロットをも無くすことができ、した
がって、固定子全体の長さを短くすることができる。こ
のためニードルの往復直線運動の行程も短くすることが
でき、したがって、巻線の成形速度が早くなる。
間に偏心距離(a)を与えるだけで得ることができる。
ところが、もし軸(x)と(y)が一致すれば、歯(1
6)先端は固定子の内径よりも大きい固定子半径位置を
占めるであろうから、突起(18)が歯(16)を越えて突
出することはできなくなる。従来において、突起(18)
より供給された銅線を歯(16)を越えて内部スロットに
導入するために巻線型が一般に用いられていたのはこの
理由によるものである。巻線工程にのみ必要でその後は
除去しなければならない巻線型が、始めから無くてすむ
ということは製作者にとって明らかな利点であり、この
場合、製作者は構造の複雑な一要素である巻線型を除く
ことができる。更にまた、これに付随した張力装置と、
支持体(15)および固定子(10)間に設けられるべき前
記張力装置の通るスロットをも無くすことができ、した
がって、固定子全体の長さを短くすることができる。こ
のためニードルの往復直線運動の行程も短くすることが
でき、したがって、巻線の成形速度が早くなる。
更に、巻線型を無くすることによってニードルから供
給される銅線は、該ニードルが突起(18)の回転の間中
支持体(15)と実質上接触するようにしてより小さなル
ープをつくり、したがって、巻線をそのコンパクト性と
いう見地から確実に改良することができる。
給される銅線は、該ニードルが突起(18)の回転の間中
支持体(15)と実質上接触するようにしてより小さなル
ープをつくり、したがって、巻線をそのコンパクト性と
いう見地から確実に改良することができる。
巻線(13)の形成が終了すると、対向したスロット間
の極片への第2巻線の形成が種々の方法で施される。第
1の方法は、第1作業ステーションの下流側に第2作業
ステーションを設け、ここに、第1作業ステーションに
おけると同様の配置関係で搬入された固定子(10)に、
新しい巻線を形成するため、巻線(13)を未だ装着して
いない他方のスロット間極片の方に偏心された第2のニ
ードル(17)を取付ける構成とすることができる。
の極片への第2巻線の形成が種々の方法で施される。第
1の方法は、第1作業ステーションの下流側に第2作業
ステーションを設け、ここに、第1作業ステーションに
おけると同様の配置関係で搬入された固定子(10)に、
新しい巻線を形成するため、巻線(13)を未だ装着して
いない他方のスロット間極片の方に偏心された第2のニ
ードル(17)を取付ける構成とすることができる。
第4図はこの第1の方法の一実施態様を線図的に示し
たもので、この場合、固定子はニードル(17)が上方の
スロット(12′)間の極片の方に偏心された作業ステー
ション(A)においてフレーム(22)のジョー(21)に
よって定位置に保持されている。巻線がスロット(1
2′)に形成され終わると、フレーム(22)はニードル
(17)が下方のスロット(12″)の方に偏心された作業
ステーション(B)に動かされ、ここで第2巻線を形成
することができる。
たもので、この場合、固定子はニードル(17)が上方の
スロット(12′)間の極片の方に偏心された作業ステー
ション(A)においてフレーム(22)のジョー(21)に
よって定位置に保持されている。巻線がスロット(1
2′)に形成され終わると、フレーム(22)はニードル
(17)が下方のスロット(12″)の方に偏心された作業
ステーション(B)に動かされ、ここで第2巻線を形成
することができる。
第2の方法は、ニードル(17)を定位置に不変に保っ
たまま第1のスロット対が前にニードルに対して占めて
いた位置に今度は第2のスロット対が位置するように、
固定子をその中心軸(x)の周りに180゜回転させる装
置を設けることである。
たまま第1のスロット対が前にニードルに対して占めて
いた位置に今度は第2のスロット対が位置するように、
固定子をその中心軸(x)の周りに180゜回転させる装
置を設けることである。
第5図はこの第2の方法の一実施形態を図示したもの
で、この方法では、固定子(10)の支持フレーム(23)
はリングギヤの形を有し、このリングギヤはスロット
(12′)への巻線の形成が完了すると、固定子を180゜
回転させてスロット(12″)を次の巻線形成のためにニ
ードルに対応して位置させるように、モータ(25)で回
転される歯車(24)と噛み合う。第3の方法は、二つの
固定子に作用する並置された二つの作業ステーションを
設け、二つの固定子はこれらの固定子を同時に180゜回
転させる一つの装置によって互いに連結され、それぞれ
が自分のニードルの周りに180゜回転され、今度は空い
ているスロットに巻線を形成することができるようにす
ることである。この第3の方法は、完全な巻線形成が二
つの固定子に同時に行われるので、スロットの両方に同
時に巻線を形成するため、二つの背反した突起を有する
ニードルを備えた従来型機械の現行の動作時間と何等変
わらない動作時間となることを意味する。第6図はこの
第3の方法の一実施態様を線図的に示したもので、二つ
の並置された固定子の支持フレーム(23)は第5図と同
様に歯を有し、第5図と同じタイプではあるが、二つの
支持フレーム(23)の間に設けられた歯車(24)と噛み
合う。
で、この方法では、固定子(10)の支持フレーム(23)
はリングギヤの形を有し、このリングギヤはスロット
(12′)への巻線の形成が完了すると、固定子を180゜
回転させてスロット(12″)を次の巻線形成のためにニ
ードルに対応して位置させるように、モータ(25)で回
転される歯車(24)と噛み合う。第3の方法は、二つの
固定子に作用する並置された二つの作業ステーションを
設け、二つの固定子はこれらの固定子を同時に180゜回
転させる一つの装置によって互いに連結され、それぞれ
が自分のニードルの周りに180゜回転され、今度は空い
ているスロットに巻線を形成することができるようにす
ることである。この第3の方法は、完全な巻線形成が二
つの固定子に同時に行われるので、スロットの両方に同
時に巻線を形成するため、二つの背反した突起を有する
ニードルを備えた従来型機械の現行の動作時間と何等変
わらない動作時間となることを意味する。第6図はこの
第3の方法の一実施態様を線図的に示したもので、二つ
の並置された固定子の支持フレーム(23)は第5図と同
様に歯を有し、第5図と同じタイプではあるが、二つの
支持フレーム(23)の間に設けられた歯車(24)と噛み
合う。
以上三つの巻線形成のやり方について説明したが、こ
れらは単なる例示に過ぎないもので、本発明はこれらに
限定されるものではない。
れらは単なる例示に過ぎないもので、本発明はこれらに
限定されるものではない。
第1図は固定子と二つの運動工程位置を示したニードル
の斜視図、 第2図は固定子とニードルの正面図、 第3図は外側にニードルが位置する場合の固定子の軸方
向断面図、 第4図、第5図および第6図は本発明の三つの異なる応
用例を線図的に示す図、 第7図は従来の巻線型、いわゆるシューズを固定子に関
して一時使用する態様を示す部分側断面図である。 (10)……固定子 (11)……ダブテール (12)、(12′)、(12″)……スロット (13)……巻線 (15)……支持体 (16)……巻線前面保持歯 (17)……ニードル (18)……突起 (19)……端部 (21)……ジョー (22)……フレーム (23)……支持フレーム (24)……歯車
の斜視図、 第2図は固定子とニードルの正面図、 第3図は外側にニードルが位置する場合の固定子の軸方
向断面図、 第4図、第5図および第6図は本発明の三つの異なる応
用例を線図的に示す図、 第7図は従来の巻線型、いわゆるシューズを固定子に関
して一時使用する態様を示す部分側断面図である。 (10)……固定子 (11)……ダブテール (12)、(12′)、(12″)……スロット (13)……巻線 (15)……支持体 (16)……巻線前面保持歯 (17)……ニードル (18)……突起 (19)……端部 (21)……ジョー (22)……フレーム (23)……支持フレーム (24)……歯車
Claims (6)
- 【請求項1】固定子端面上にコイル(13)の端部を支持
するためのコイル支持手段(15)と中心軸(y)、及び
前記固定子の端部において前記隣接スロット(12)間の
極片に隣接して中心軸(y)から離れ、かつ外向きに突
出した巻線前面保持歯(16)を有する前記固定子の、隣
接した2列のスロット(12)間における少くとも一つの
極片の周りに銅線を巻付ける巻線形成方法であって、 長さ方向の軸(x)と前記軸(x)から直角に突出した
突起(18)を有する巻線ニードル(17)を用い、この巻
線ニードル(17)は前記中心軸(y)に平行し、かつ前
記軸(x)に沿った往復直線運動と、前記突起(18)が
前記固定子の各一端側で一つの極片に近接した状態にお
いて前記軸(x)を回転中心とする各片道回転からなる
往復回転運動とを組合せることにより、片道直線運動と
片道回転運動が交互に行われるように駆動され、かくし
て前記突起(18)の先端から銅線を供給するようにした
ものにおいて、 前記巻線ニードル(17)を、その軸(x)が前記固定子
の中心軸(y)から前記隣接2列のスロット(12)間の
対称軸(z)に沿って前記一つの極片に向かい距離
(a)だけ偏心配置された状態において前記軸(x)の
周りに回転させることにより前記往復回転を生ずるよう
に、前記固定子を位置決めし、その結果、前記回転中に
銅線を放出する突起(18)先端の軌跡が前記巻線を支持
するためのコイル支持手段(15)を越えた位置を通るよ
うにし、前記ニードルの往復回転運動はその往復回転運
動中にニードル(17)の突起(18)が前記中心軸(y)
から離れる方向において、少くとも前記中心軸(y)と
反対側の前記の歯(16)の先端に届くように行われるも
のであり、これによって一時的な巻線型を用いることな
く巻線を施すようにしたことを特徴とする電動機固定子
の巻線形成方法。 - 【請求項2】ニードル(17)の往復直線運動はこのニー
ドル(17)が前記隣接スロット間の極片の両前端にそれ
ぞれ配設された2個の前面保持歯(16)間の距離をちょ
うど越える行程を有することを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載した電動機固定子の巻線形成方法。 - 【請求項3】固定子端面上にコイル(13)の端部を支持
するためのコイル支持手段(15)と中心軸(y)、及び
前記固定子の端部において前記隣接スロット(12)間の
極片に隣接してその中心軸(y)から離れかつ外向きに
突出する巻線前面保持歯(16)を有する前記固定子の、
隣接した2列のスロット(12)間における少くとも一つ
の極片の周りに銅線を巻付ける巻線装置であって、 長さ方向の軸(x)と前記軸(x)から直角に突出した
突起(18)を有する巻線ニードル(17)と、 前記突起(18)を通じて銅線を供給し、巻線(13)を形
成するための供給手段と、 この巻線ニードル(17)を、前記中心軸(y)に平行し
かつ前記軸(x)に沿った往復直線運動と、前記突起
(18)が前記固定子の各一端側で一つの極片に近接した
状態において前記軸(x)を回転中心とする各片道回転
からなる往復回転運動とを組合せることにより片道直線
運動と片道回転運動が交互に行われるように駆動し、こ
れによって前記突起(18)の先端から銅線が供給される
ようにした駆動手段、並びに 前記巻線ニードル(17)を、その軸(x)が前記固定子
の中心軸(y)から前記隣接2列のスロット(12)間の
対称軸(z)に沿って前記一つの極片に向かい距離
(a)だけ偏心配置された状態において前記軸(x)の
周りに回転させることにより前記往復回転を生ずるよう
に、前記固定子を位置決めするための手段を備え、 これによって前記回転中に銅線を放出する突起(18)先
端の軌跡が前記巻線を支持するためのコイル支持手段
(15)を越えた位置を通るようにし、前記ニードルの偏
心距離(a)は前記の往復回転運動中、ニードル(17)
の突起(18)が前記中心軸(y)から離れる方向におい
て、少くとも前記中心軸(y)と反対側の前記の歯(1
6)の先端に届くような距離であり、これによって一時
的な巻線型を用いることなく巻線を施すようにしたこと
を特徴とする電動機固定子の巻線装置。 - 【請求項4】固定子端面上にコイル(13)の端部を支持
するためのコイル支持手段(15)と中心軸(y)、及び
前記固定子の端部において前記隣接スロット(12)間の
極片に隣接して中心軸(y)から離れ、かつ外向きに突
出した巻線前面保持歯(16)を有する前記固定子の、隣
接した2列のスロット(12)間における一つの極片と他
の隣接した2列のスロット(12)間における他の一つの
極片の周りにそれぞれ銅線を巻付ける巻線形成方法であ
って、 長さ方向の軸(x)と前記軸(x)から直角に突出した
突起(18)を有する巻線ニードル(17)を用い、この巻
線ニードル(17)は前記中心軸(y)に平行し、かつ前
記軸(x)に沿った往復直線運動と、前記突起(18)が
前記固定子の各一端側で一つの極片に近接した状態にお
いて前記軸(x)を回転中心とする各片道回転からなる
往復回転運動とを組合せることにより、片道直線運動と
片道回転運動が交互に行われるように駆動され、かくし
て前記突起(18)の先端から銅線を供給するようにした
ものにおいて、 前記巻線ニードル(17)を、その軸(x)が前記固定子
の中心軸(y)から前記隣接2列のスロット(12)間の
対称軸(z)に沿っていずれか一つの前記極片に向かい
距離(a)だけ偏心配置された状態において前記軸
(x)の周りに回転させることにより前記往復回転を生
ずるように、前記固定子を位置決めし、その結果、前記
回転中に銅線を放出する突起(18)先端の軌跡が前記巻
線を支持するためのコイル支持手段(15)を越えた位置
を通るようにし、前記ニードルの往復回転運動はその往
復回転運動中にニードル(17)の突起(18)が前記中心
軸(y)から離れる方向において、少くとも前記中心軸
(y)と反対側の前記の歯(16)の先端に届くように行
われるものであり、これによって一時的な巻線型を用い
ることなく電動機固定子に巻線を施すようにした巻線形
成操作を、二つの連続した巻線形成ステーション(A、
B)の各々において実施する方法において、 巻線形成ステーション(A)における前記ニードルはこ
のステーションに所定の位置関係で搬入された前記固定
子において巻線形成を行うべき前記一つの極片に隣接し
た位置に向かって、前記固定子の中心軸より偏心配置さ
れているとともに、 巻線形成ステーション(B)における前記ニードルはこ
のステーションに前記ステーションAにおけると同様の
位置関係で搬入された前記固定子において巻線形成を行
うべき前記他の一つの極片に隣接した位置に向かって、
前記固定子の中心軸より偏心配置されていることを特徴
とする電動機固定子の巻線形成方法。 - 【請求項5】固定子端面上にコイル(13)の端部を支持
するためのコイル支持手段(15)と中心軸(y)、及び
前記固定子の端部において前記隣接スロット(12)間の
極片に隣接して中心軸(y)から離れ、かつ外向きに突
出した巻線前面保持歯(16)を有する前記固定子の、隣
接した2列のスロット(12)間における少くとも一つの
極片の周りに銅線を巻付ける巻線形成方法であって、 長さ方向の軸(x)と前記軸(x)から直角に突出した
突起(18)を有する巻線ニードル(17)を用い、この巻
線ニードル(17)は前記中心軸(y)に平行し、かつ前
記軸(x)に沿った往復直線運動と、前記突起(18)が
前記固定子の各一端側で一つの極片に近接した状態にお
いて前記軸(x)を回転中心とする各片道回転からなる
往復回転運動とを組合せることにより、片道直線運動と
片道回転運動が交互に行われるように駆動され、かくし
て前記突起(18)の先端から銅線を供給するようにした
ものにおいて、 前記巻線ニードル(17)を、その軸(x)が前記固定子
の中心軸(y)から前記隣接2列のスロット(12)間の
対称軸(z)に沿って前記一つの極片に向かい距離
(a)だけ偏心配置された状態において前記軸(x)の
周りに回転させることにより前記往復回転を生ずるよう
に、前記固定子を位置決めし、その結果、前記回転中に
銅線を放出する突起(18)先端の軌跡が前記巻線を支持
するためのコイル支持手段(15)を越えた位置を通るよ
うにし、前記ニードルの往復回転運動はその往復回転運
動中にニードル(17)の突起(18)が前記中心軸(y)
から離れる方向において、少くとも前記中心軸(y)と
反対側の前記の歯(16)の先端に届くように行われるも
のであり、これによって一時的な巻線型を用いることな
く電動機固定子に巻線を施すようにした巻線形成操作
を、一つの巻線形成ステーションにおいて、実施する方
法において、 最初の巻線形成動作が完了した時、同一のニードルで前
記完了したスロットに対向する隣接スロット間の極片へ
の巻線形成を行うために、前記固定子をその中心軸
(y)の周りに180゜回転することを特徴とする電動機
固定子の巻線形成方法。 - 【請求項6】固定子端面上にコイル(13)の端部を支持
するためのコイル支持手段(15)と中心軸(y)、及び
前記固定子の端部において前記隣接スロット(12)間の
極片に隣接して中心軸(y)から離れ、かつ外向きに突
出した巻線前面保持歯(16)を有する前記固定子の、隣
接した2列のスロット(12)間における少くとも一つの
極片の周りに銅線を巻付ける巻線形成方法であって、 長さ方向の軸(x)と前記軸(x)から直角に突出した
突起(18)を有する巻線ニードル(17)を用い、この巻
線ニードル(17)は前記中心軸(y)に平行し、かつ前
記軸(x)に沿った往復直線運動と、前記突起(18)が
前記固定子の各一端側で一つの極片に近接した状態にお
いて前記軸(x)を回転中心とする各片道回転からなる
往復回転運動とを組合せることにより、片道直線運動と
片道回転運動が交互に行われるように駆動され、かくし
て前記突起(18)の先端から銅線を供給するようにした
ものにおいて、 前記巻線ニードル(17)を、その軸(x)が前記固定子
の中心軸(y)から前記隣接2列のスロット(12)間の
対称軸(z)に沿って前記一つの極片に向かい距離
(a)だけ偏心配置された状態において前記軸(x)の
周りに回転させることにより前記往復回転を生ずるよう
に、前記固定子を位置決めし、その結果、前記回転中に
銅線を放出する突起(18)先端の軌跡が前記巻線を支持
するためのコイル支持手段(15)を越えた位置を通るよ
うにし、前記ニードルの往復回転運動はその往復回転運
動中にニードル(17)の突起(18)が前記中心軸(y)
から離れる方向において、少くとも前記中心軸(y)と
反対側の前記の歯(16)の先端に届くように行われるも
のであり、これによって一時的な巻線型を用いることな
く電動機固定子に巻線を施すようにした巻線形成操作
を、並設され、かつ互いに連動回転するようにした二つ
の巻線形成ステーションにおいて実施する方法におい
て、 各ステーションでは先ず一つの巻線の形成を行い、次い
で他方の巻線の形成を行う操作を同時平行的に実施する
ために、前記ニードルが各ステーションの固定子に対し
てその中心軸より偏心して配置されたものであることを
特徴とする電動機固定子の巻線形成方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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IT8520184A IT1200443B (it) | 1985-04-02 | 1985-04-02 | Macchina e procedimento per la formatura di avvolgimento sugli statori di motori elettrici |
IT20184A/85 | 1985-04-02 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPS61231854A JPS61231854A (ja) | 1986-10-16 |
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JP (1) | JPH088763B2 (ja) |
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