JPH07131958A - ステータ巻線機 - Google Patents

ステータ巻線機

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Publication number
JPH07131958A
JPH07131958A JP5275454A JP27545493A JPH07131958A JP H07131958 A JPH07131958 A JP H07131958A JP 5275454 A JP5275454 A JP 5275454A JP 27545493 A JP27545493 A JP 27545493A JP H07131958 A JPH07131958 A JP H07131958A
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JP
Japan
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shaft
needle
drive shaft
axial direction
stator winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP5275454A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Hamada
浩之 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Odawara Engineering Co Ltd
Original Assignee
Odawara Engineering Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/334,277 priority patent/US5526993A/en
Publication of JPH07131958A publication Critical patent/JPH07131958A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/08Forming windings by laying conductors into or around core parts
    • H02K15/085Forming windings by laying conductors into or around core parts by laying conductors into slotted stators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49009Dynamoelectric machine

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤの振れによるテンションの変動を減少
させて巻線精度を向上させる。 【構成】 クランク機構部5〜7により軸線方向に往復
動すると共に搖動機構部16により軸線の回りに搖動す
る駆動シャフト21の延長軸線上で巻線すべきステータ
コアS1に関して反対側にワイヤW供給用のニードル4
1aを備えたニードルシャフト41を設け、駆動シャフ
ト21に形成した結合部21cに、ニードルシャフト4
1に設けた被結合部41eを相対回転不能に連結させ、
駆動シャフト21を挿通するインナシャフト22を回転
ねじシャフト33の回転により下方に駆動することによ
り、クランプレバー25を回動させて爪部25bを被結
合部41eの溝部41dに押圧させ、両シャフト21,
41を一体的に結合させて巻線する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動機のような回転
電機のステータコアに界磁コイルを巻線するステータ巻
線機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のステータ巻線機は、ワ
イヤを挿通したニードルシャフトを軸線方向に往復動さ
せてその先端部に設けたニードルをステータコアのスロ
ット内に挿通させ、その各行程端においてニードルシャ
フトをその軸線の回りに所定角度往復回転させることに
より、ニードルからワイヤを供給して各ポールのネック
部に巻線するようになっている。そして、ステータ巻線
機にはそのニードルシャフトの軸線方向により横型と縦
型のものがあるが、その構成はいずれもほぼ同様であ
る。
【0003】図8は、従来の横型ステータ巻線機の要部
を示す断面図である。この巻線機は、駆動モータ1の回
転をタイミングベルト2を介してタイミングプーリ3に
伝え、それと一体の回転軸4を介して回転板5を所定方
向に回転駆動し、この回転板5の偏心位置に植設したク
ランクピン6がクランクアーム7及び連結ピン8を介し
て、ピン8と一体のスライダ9を駆動するようにしてク
ランク機構を構成している。
【0004】スライダ9は、潤滑油を収納した油密のク
ランクケース10のガイドシャフト11に案内されて図
8に示す状態から左方へ移動し、このスライダ9にねじ
結合するパイプ状の連結シャフト12を同方向へ移動さ
せる。連結シャフト12には、その軸線方向に同動し回
転方向に自由なパイプ状のニードルシャフト13を連結
してあり、左端部にニードル13aを設け、ニードルシ
ャフト13の往復動によりニードル13aがステータS
内を挿通する。
【0005】一方、回転軸4の回転を、タイミングプー
リ14及びタイミングベルト15を介してカム機構や遊
星歯車機構等からなる周知の間欠的に作動する搖動機構
部16に伝え、扇形歯車17,回転駆動ギヤ18を介し
てこの回転駆動ギヤ18にスプライン結合するニードル
シャフト13を所定角度搖動させ、連結部材12,ニー
ドルシャフト13及びニードル13aを挿通して供給さ
れるワイヤWにより、ステータコアSの巻線を行う。
【0006】そして、このワイヤは、連結部材12に挿
入される前に、例えば磁粉式電磁クラッチ等からなるテ
ンション装置(図示しない)によって所定のテンション
が与えられ、巻線時のワイヤのあばれを防止して巻線精
度を良好にし、コイルの占積率を向上させるようにして
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のステータ巻線機にあっては、ワイヤが挿通し
ている連結シャフト及びニードルシャフトが、内部にク
ランク機構部や搖動機構部等を内蔵している長さの長い
クランクケースを貫通しているので、ワイヤの経路長は
例えば2m程度というようにきわめて長くなる。
【0008】このように、ワイヤの経路が長くなり、テ
ンションを与える位置がニードル先端から遠くなると、
ワイヤが連結シャフト及びニードルシャフト内で振れて
余分のテンションがかかるおそれがある。特に、ワイヤ
が細い場合、テンション装置で与えた良好な巻線に必要
なテンションを例えば10kgf、ワイヤが切断される
力を20kgfとすると、ワイヤの振れによって発生す
るテンションが10kgfを超えるとワイヤが切断する
ことになる。
【0009】そのため、ワイヤに与える初期テンション
はその切断を考慮して例えば5kgfしか与えることが
できず、振れによるテンションが発生しない通常の状態
では巻線時にワイヤのテンションが不足して弛緩状態と
なり巻線精度が低下して所定の巻数が得られなくなると
いう不都合が生じる。
【0010】また、ニードルシャフトが基部側でのみ支
持された片持ち状態となっているので、力が作用する先
端部のニードルに振れが発生して巻線の安定性を欠くお
それもあった。さらに、ワイヤ供給部が作業者と反対側
にあるので、ワイヤの交換も面倒であった。
【0011】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、振れによるテンションの変動を減少させて巻線
精度を向上させると共にワイヤの切断を防止し、併せて
ワイヤ交換の作業性を良好にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、ニードルシャフトに突設したワイヤ供給
用ニードルが、ステータコアを挿通して軸線方向に往復
動すると共に、軸線の回りに往復回転することにより上
記ステータコアに巻線するステータ巻線機において、上
記ニードルシャフトの延長軸線上で上記ステータコアに
関して反対側に、クランク機構を介して軸線方向に所定
長往復動し、搖動機構を介して軸線の回りに所定角度往
復回転する駆動シャフトを設けると共に、この駆動シャ
フトと上記ニードルシャフトとを接離可能に一体的に結
合する連結手段を設けたステータ巻線機を提供するもの
である。
【0013】そして、上記のステータ巻線機において、
連結手段が、ニードルシャフトの一端に突設した断面小
判状で外周面に一対の溝部を備えた被結合部と、駆動シ
ャフトの一端部に形成され上記被結合部が相対回転不能
に係合する結合部と、上記駆動シャフトに開閉自在に枢
着され上記被結合部の溝部に係脱可能な爪部を備えた一
対のクランプレバーとからなるようにする。
【0014】また、上記のステータ巻線機において、上
記駆動シャフトに設けた中心孔を挿通して軸線方向に移
動可能で固定部に対して軸線の回りに回転不能なインナ
シャフトと、このインナシャフトの軸線方向の移動に連
動して上記クランプレバーを開閉させるインナシャフト
連動手段とを設けるのがよく、このインナシャフトに螺
合する回転ねじシャフトと、この回転ねじシャフトを回
転駆動することにより上記インナシャフトを軸線方向に
移動させる駆動手段とを設けるのが好ましい。さらに、
上記のステータ巻線機において、駆動シャフトとニード
ルシャフトとをそれぞれ所定の回転位置に係止する回転
止め手段を設けるようにするとさらによい。
【0015】
【作用】この発明によるステータ巻線機は上記のように
構成することにより、駆動シャフトとニードルシャフト
とを離間させ回転止め手段によりそれぞれの回転を係止
した状態で、巻線しようとするステータコアの軸線を両
シャフトの軸線に一致させてセットした後、クランク機
構を半回転させて駆動シャフトを上昇させ、同時にニー
ドルシャフトを下降させると、ニードルシャフト側の被
結合部が駆動シャフト側の結合部に嵌合して回転方向に
同動し得るようになる。
【0016】ここで、回転ねじシャフトを所定方向に回
転させると、これに螺合し且つ固定部に対して回転不能
なインナシャフトが軸線方向に下降し、駆動シャフトに
枢着した一対のクランプレバーを閉鎖方向に回動させて
その爪部を被結合部の溝部に係合させ、ニードルシャフ
トが駆動シャフトの軸線方向の移動に同動して移動し得
るようになり、両シャフトが一体的に結合される。
【0017】この状態で駆動シャフト及びニードルシャ
フトの回転止めをそれぞれ解除し、駆動シャフトをクラ
ンク機構により軸線方向に往復動させると共に、その移
動端において搖動機構により駆動シャフトを往復回転さ
せると、ニードルシャフトのニードルから供給されるワ
イヤによりステータコアに界磁コイルを巻線することが
できる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1,図2及び図3は、この発明の一
実施例の巻線準備状態のそれぞれ異なる第1,第2,第
3段階を示す断面図、図4は、図1の上部のみを示す一
部拡大図、図5は、図1の下部のみを示す一部拡大図、
図6は、ニードルシャフトの下端部に突設した被結合部
の下面図、図7は、ニードルシャフトと駆動シャフトと
の連結状態を示す一部拡大図であり、図8に対応する部
分には同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0019】まず、図1を参照して、駆動モータ1の回
転をタイミングベルト2及びタイミングプーリ3を介し
て回転シャフト4に伝え、これと一体の回転板5を所定
方向に回転駆動し、この回転板5に植設したクランクピ
ン6がクランクアーム7,連結ピン8を介して、クラン
クケース10のガイドシャフト11に案内されるスライ
ダ9を図で上下方向に駆動するようにしてクランク機構
を構成する。ここまでの構成は、スライダ9の移動方向
が異なるのみで図8に示した従来例とほぼ同様である。
【0020】この実施例では、スライダ9とクランクケ
ース10に固設したオイルシール軸受20との間に駆動
シャフト21をスライダ9に対して回動自在で軸線方向
に摺動不能に緩嵌し、その中心孔21aにインナシャフ
ト22を上下動可能に緩嵌する。駆動シャフト21は外
周部にスプライン部21bを形成し、先端部内周面に、
後述するニードルシャフト41の下端部に形成した断面
小判形の被結合部41eに嵌合する小判形の結合部21
cを形成する。
【0021】この駆動シャフト21の内周部に、図4に
その詳細を示すように、インナ連動部材23を軸線方向
に摺動自在に緩嵌し、このインナ連動部材23の内部に
形成した切欠溝23aにインナシャフト22の先端に形
成した頭部22aを緩嵌し、インナシャフト22とイン
ナ連動部材23とを所定の遊びを設けて上下方向に同動
させる。
【0022】そして、駆動シャフト21の中心軸線に関
して対称の位置に軸24,24を設け、軸24,24で
一対のほぼL字状のクランプレバー25,25を搖動自
在に枢着する。クランプレバー25,25の一端には切
欠溝25a,25aを設けてインナ連動部材23の先端
の連動ピン26に係合させ、駆動シャフト21とインナ
連動部材23とが軸線方向に相対移動することにより、
クランプレバー25,25の他端爪部25b,25bが
開閉し得るようにしてインナシャフト連動手段を構成す
る。
【0023】ここで、再び図1を参照して、駆動シャフ
ト21のスプライン部21bに回転駆動ギヤ18を回転
方向に同動するようにスプライン結合させると共に、前
述の駆動モータ1の回転をタイミングプーリ14及びタ
イミングベルト15を介して搖動機構部16に伝える。
この搖動機構部16に、紙面に垂直な方向に変位する第
1の可動部16Aと、第1の可動部16Aに設けたラッ
ク部27に歯合する扇形ギヤ28を有しシリンダ装置2
9により図で上下方向に変位する第2の可動部16Bと
を設ける。
【0024】また、第2の可動部16Bに、扇形ギヤ2
8と同軸にアイドルギヤ30を設けると共に、その上部
に同ピッチのストッパギヤ31を設け、シリンダ装置2
9により第2の可動部16Bを上下動させることによ
り、アイドルギヤ30及びストッパギヤ31が回転駆動
ギヤ18にそれぞれ歯合し得るようにする。なお、その
切換え途中では、回転駆動ギヤ18がアイドルギヤ30
及びストッパギヤ31の両方に歯合し、この回転駆動ギ
ヤ18にスプライン結合する駆動シャフト21の回転位
置が切換えにより変化しないようにして駆動シャフト2
1の回転止め手段を構成する。
【0025】インナシャフト22の後端部には、図5に
その詳細を示すように、外周部にねじ部32aを有する
ねじ部材32を固設し、その外周面に軸線方向に沿って
設けたキー溝32bにスライダ9のキー部9aを係合さ
せて、ねじ部材32及びこれと一体のインナシャフト2
2の回転を阻止する。このねじ部材32のねじ部32a
に、内周ねじ部33aを有する回転ねじシャフト33を
螺合させ、この回転ねじシャフト33を、クランクケー
ス10に回転自在に装着した回転シャフト34にスプラ
イン結合させ、回転シャフト34を駆動モータ35で回
転駆動することにより、回転方向に同動する回転ねじシ
ャフト33を介してインナシャフト22を軸線方向に移
動させ、これらによりインナシャフト22を軸線方向に
移動させる駆動手段を構成する。
【0026】一方、駆動シャフト21の上方には、図4
に示すように、ニードルガイドブロック40を設けて駆
動シャフト21の延長軸線上にニードルシャフト41を
摺動並びに回転自在に装着し、ニードルガイドブロック
40をシリンダ装置42により所定長上下動し得るよう
にする。ニードルシャフト41には、ワイヤ供給用の一
対のニードル41a,41aを一体に突設すると共に、
その下端部に、図6に図4の矢示A方向から見た拡大下
面図を示すように、一対の平行平面部41b,41bと
円周部41c,41cとからなる断面小判状で、円周部
41c,41cに一対の溝部41d,41dを形成した
被結合部41eを突設し、この被結合部41eと前述し
た駆動シャフト21の結合部21c及びクランプレバー
25,25等によってニードルシャフト41と駆動シャ
フト21との連結手段を構成する。
【0027】そして、ニードルガイドブロック40がニ
ードルシャフト41を伴って下降すると共に、駆動シャ
フト21が上昇することにより、ニードルシャフト41
側の被結合部41eを駆動シャフト21の結合部21c
に相対回転不能に嵌合させると共に、インナシャフト2
2の下降により被結合部41eの側面に形成した溝部4
1d,41dにクランプレバー25,25の爪部25
b,25bを係合させてニードルシャフト41を駆動シ
ャフト21の軸線方向の移動に同動させる。
【0028】このニードルシャフト41の外周部に互い
に平行する一対の回り止め溝41f,41f(図4では
その一方のみを示す)を設け、ニードルガイドブロック
40にシリンダ装置43で左右方向に摺動可能に設けた
ストッパ部材44の先端二股部44aが係合することに
より、ニードルシャフト41の回転を阻止してニードル
シャフト41の回転止め手段を構成すると共に、ニード
ルガイドブロック40に対するニードルシャフト41の
軸線方向の移動も阻止する。
【0029】さらに、スプラインシャフト21の軸線に
平行な軸線を有する回転軸50の回りを回転するターン
テーブル51を設け、このターンテーブル51の直径上
に巻線すべき一対のステータコアS1,S2を装着し得
るようにし、ターンテーブル51を180度回転させる
ことによりステータコアS1,S2のいずれか一方が図
1に示すように離間した駆動シャフト21とニードルシ
ャフト41との間に進入し、且つステータコアS1,S
2の中心軸が駆動シャフト21及びニードルシャフト4
1の軸線に一致し得るようにそれぞれの位置を定める。
【0030】次に、上記のような構成からなる実施例の
作用を説明する。まず、前回の巻線終了状態からシリン
ダ装置29により搖動機構部16の可動部16Bを下降
させ、回転駆動ギヤ29をアイドルギヤ30から離脱さ
せてストッパギヤ31に歯合させ、回転駆動ギヤ18に
スプライン結合する駆動シャフト21の回転を阻止させ
て図1に示す第1段階とする。
【0031】この状態で、駆動モータ1により回転シャ
フト4及び回転板5を半回転してクランクピン6を上死
点位置としてスライダ9及びこれに同動する駆動シャフ
ト21及びインナシャフト22を上昇させる。同時に、
シリンダ装置42によりニードルガイドブロック40を
ニードルシャフト41と共に下降させる。この時、ニー
ドルシャフト41はストッパ部材44によって回転方向
及び軸線方向の相対変位が阻止されている。
【0032】駆動シャフト21の上昇とニードルシャフ
ト41の下降により、図7にその細部を示すように、ニ
ードルシャフト41の下端部に突設した被結合部41e
が駆動シャフト21の結合部21cに嵌入し、被結合部
41eの先端部がクランプレバー25の爪部25bを押
圧して一対のクランプレバー25,25を外方へ回動さ
せ、ニードルシャフト41の被結合部41eが駆動シャ
フト21の結合部21cに相対回転不能に結合する。
【0033】次いで、駆動モータ35により回転シャフ
ト34を所定の方向に回転させ、これにスプライン結合
する回転ねじシャフト33を同方向に回転させる。回転
ねじシャフト33の回転により、これに螺合するねじ部
材32がインナシャフト22と共に下降し、インナシャ
フト22に連動するすインナ連動部材23が下降する。
これにより、インナ連動部材23の連動ピン26を介し
てクランプレバー25,25を内方に回動させ、爪部2
5b,25bを溝部41d,41dに押圧して駆動シャ
フト21とニードルシャフト41とを相対回転並びに軸
線方向の相対移動不能に強固に一体的に結合させて図2
に示す第2段階とする。
【0034】駆動シャフト21とニードルシャフト41
が結合された後は、シリンダ装置29により可動部16
Bが上昇してストッパギヤ31が回転駆動ギヤ18から
離脱してアイドルギヤ30が回転駆動ギヤ18に歯合
し、同時にシリンダ装置43によりストッパ部材44が
左方に退避してその二股部44aがニードルシャフト4
1の回り止め溝41f,41fから離脱し、ニードルガ
イドブロック40に対して自由に回転及び摺動し得るよ
うになり、駆動シャフト21の回転及び摺動に同動して
ニードルシャフト41が回転及び摺動して図3に示す第
3段階となり、巻線準備が完了する。
【0035】したがって、その後は駆動シャフト21
を、従来のニードルシャフトと同様に所定距離軸線方向
に往復動させると共にその両行程端で軸線の回りに搖動
させるようにすれば、ノズルシャフト41を挿通してニ
ードル41aから引き出されるワイヤWにより、ステー
タコアS1の各ポールのネック部に巻線される。
【0036】ステータコアS1の巻線が終ると、クラン
クピン6を上死点位置にして駆動シャフト21を上昇端
に位置させた状態で、可動部16Bを下降させてスプラ
インシャフト21の回転を阻止すると共に、ニードルガ
イドブロック41のストッパ部材44を右行させてニー
ドルシャフト41の回転と軸線方向の摺動を阻止した
後、駆動モータ35を逆転させて回転シャフト34及び
これにスプライン結合する回転ねじシャフト33を逆回
転させ、回転ねじシャフト33に螺合するねじ部材32
を介してこれと一体のインナシャフト22を上昇させ、
インナ連動部材23を上昇させる。インナ連動部材23
が上昇すると、連動ピン26が上昇し、切欠溝25a,
25aを介してクランプレバー25,25が外方に回動
して爪部25b,25bが被結合部41eの溝部41
d,41dから離脱する。
【0037】ここで、駆動モータ1によりクランク機構
部を介して駆動シャフト21を下降させると共に、シリ
ンダ装置42によりニードルガイドブロック40を上昇
させて駆動シャフト21とニードルシャフト41との結
合を解除する。それに引続いてターンテーブル51を1
80度回転させて次のステータコアS2を巻線位置に位
置させ、巻線済みのステータコアS1を取り外してさら
に次の未巻線ステータコアをその位置にセットする。な
お、これらの作動はすべて、図示しない制御手段の予め
定められたプログラムに従って自動的に行わせることが
できる。
【0038】このように、ワイヤWをクランクケース1
0を経由して供給せず、クランクケース10内を挿通し
て所定範囲軸線方向に往復動すると共に、軸線の回りに
搖動する駆動シャフト21の延長軸線上で巻線すべきス
テータコアに関してその反対側にワイヤ供給用のニード
ルシャフト41を設け、巻線時には両シャフト21,4
1を一体的に結合させるようにしたので、ワイヤの経路
長を従来のワイヤ経路長の数分の一に短縮することがで
き、ワイヤの振れが抑制されて振れによる余分のテンシ
ョンが減少し、テンションの調整が容易になると共に、
テンションの変動が少なくなって良好な巻線を得ること
ができる。
【0039】同時に、ワイヤの供給が作業者側で可能に
なって作業性が向上すると共に、ニードルシャフトが駆
動シャフトに結合されることによりニードルシャフトが
両持ち構造となるので、ニードルの振れが減少して巻線
の精度が大幅に向上する。
【0040】なお、上記実施例においては、ステータコ
アのサイズが一定でニードルシャフト40を駆動する駆
動シャフト21の軸線方向のストロークが変化しない場
合について説明したが、ステータコアのサイズが変更さ
れ、それに伴ってニードルシャフト21のストロークを
変更する必要がある場合には、例えば本出願人の出願に
係る特開平4−183249号公報に示すように、駆動
シャフト21の下降端又は上昇端でクランク機構のクラ
ンクピンの位置を固定して回転中心の位置を変位させ、
この回転中心とクランクピンとの中心間隔をストローク
変化量の1/2だけ増減させるようにすれば、駆動シャ
フト21の戻り端が一定のまま、ストロークだけが増減
されてストローク変更時の調整を簡略化することが可能
になる。
【0041】また、上記の実施例において、ニードルガ
イドブロック40にニードルシャフト41を2本平行に
設け、ニードルガイドブロック40をその中心線の回り
に180度回転させるようにすれば、一方のニードルシ
ャフト側のワイヤがなくなった時に、即座に他方のニー
ドルシャフトに交換してワイヤを供給することができ、
ワイヤの自動供給が可能になる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によるステ
ータ巻線機は、ワイヤ供給用ニードルを突設したニード
ルシャフトの延長軸線上で巻線しようとするステータコ
アに関して反対側に、軸線方向に往復動し、軸線の回り
に往復回転する駆動シャフトを設けて、両シャフトを接
離可能に結合するようにしたので、ワイヤの経路長を短
縮することができ、ニードルシャフト内での振れが抑制
されて振れに起因して生ずるワイヤの余分のテンション
が減少してテンション変動が少なくなる。同時にニード
ルシャフトが、駆動シャフトに結合されることにより、
両持ち構造になってニードルの振れが減少し、巻線精度
を大幅に向上させることができる。また、ワイヤの供給
を作業者側で行うことができるのでワイヤの交換が容易
になり作業性を向上させることが可能になる。
【0043】また、駆動シャフトとニードルシャフトと
の連結手段が、ニードルシャフトの一端に突設した被結
合部と、駆動シャフトの一端に形成した結合部と、駆動
シャフト側に開閉自在に枢着したクランプレバーとから
なるようにすれば、きわめて簡単な構成で連結部を構成
することができ、駆動シャフトの中心孔を挿通するイン
ナシャフトの軸線方向の移動に連動してクランプレバー
を開閉させるようにすれば、駆動シャフトとニードルシ
ャフトとの結合をきわめて強固にすることが可能にな
る。
【0044】さらに、上記のインナシャフトをねじ送り
を利用して軸線方向に移動させるようにするとクランプ
レバー開閉を自動化することが可能になり、駆動シャフ
トとニードルシャフトとを所定の回転位置に係止する回
転止め手段を設けるようにすれば、両シャフトの離脱時
における回転位置を常に一定にし得てその結合を容易に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の巻線準備状態の第1段階
を示す断面図である。
【図2】同じくその第2段階を示す断面図である。
【図3】同じくその第3段階を示す断面図である。
【図4】同じく図1の上部のみを示す一部拡大図であ
る。
【図5】同じく図1の下部のみを示す一部拡大図であ
る。
【図6】同じく図4の矢示A方向から見たニードルシャ
フトの下面図である。
【図7】同じく図2の上部のみを示す一部拡大図であ
る。
【図8】従来のステータ巻線機を例示する断面図であ
る。
【符号の説明】
1:クランクピン 7:クランクアーム 9:スライダ 16:搖動機構部 21:駆動シャフト 21c:結合部 22:インナシャフト 23:インナ連動部材 25:クランプレバー 30:アイドルギヤ 31:ストッパギヤ 32:ねじ部材 33:回転ねじシャット 41:ニードルシャフト 41e:被結合部 44:ストッパ部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニードルシャフトに突設したワイヤ供給
    用ニードルが、ステータコアを挿通して軸線方向に往復
    動すると共に、軸線の回りに往復回転することにより前
    記ステータコアに巻線するステータ巻線機において、 前記ニードルシャフトの延長軸線上で前記ステータコア
    に関して反対側に、クランク機構を介して軸線方向に所
    定長往復動し、搖動機構を介して軸線の回りに所定角度
    往復回転する駆動シャフトを設けると共に、該駆動シャ
    フトと前記ニードルシャフトとを接離可能に一体的に結
    合する連結手段を設けたことを特徴とするステータ巻線
    機。
  2. 【請求項2】 連結手段が、ニードルシャフトの一端に
    突設した断面小判状で外周面に一対の溝部を備えた被結
    合部と、駆動シャフトの一端部に形成され前記被結合部
    が相対回転不能に係合する結合部と、前記駆動シャフト
    に開閉自在に枢着され前記被結合部の溝部に係脱可能な
    爪部を備えた一対のクランプレバーとからなることを特
    徴とする請求項1記載のステータ巻線機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のステータ巻線機におい
    て、前記駆動シャフトに設けた中心孔を挿通して軸線方
    向に移動可能で固定部に対して軸線の回りに回転不能な
    インナシャフトと、該インナシャフトの軸線方向の移動
    に連動して前記クランプレバーを開閉させるインナシャ
    フト連動手段とを設けたことを特徴とするステータ巻線
    機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のステータ巻線機におい
    て、前記インナシャフトに螺合する回転ねじシャフト
    と、該回転ねじシャフトを回転駆動することにより前記
    インナシャフトを軸線方向に移動させる駆動手段とを設
    けたことを特徴とするステータ巻線機。
  5. 【請求項5】 駆動シャフトとニードルシャフトとをそ
    れぞれ所定の回転位置に係止する回転止め手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のステータ巻線
    機。
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