JPH10322627A - 再生方法、装置、システム及び記憶媒体 - Google Patents

再生方法、装置、システム及び記憶媒体

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JPH10322627A
JPH10322627A JP9126782A JP12678297A JPH10322627A JP H10322627 A JPH10322627 A JP H10322627A JP 9126782 A JP9126782 A JP 9126782A JP 12678297 A JP12678297 A JP 12678297A JP H10322627 A JPH10322627 A JP H10322627A
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JP9126782A
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Masashi Ishii
正士 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像情報及びそれに付帯された音声情報を正
確に、且つ効率的に再生することができ、さらに良好な
視認性を得ることができる再生装置を提供する。 【解決手段】 画像再生手段102は、複数の画像情報
を所定時間で順次切り換えて再生する。これと同時に音
声再生手段101は、各画像情報に付帯された音声情報
を順次再生する。このとき、制御手段105は、音声情
報の通常の再生時間が、画像情報を切り換える所定時間
よりも長い場合には、早送りで再生するように音声再生
手段101を制御する。これにより、音声が途中で途切
れることなく、画像と音声を所定の時間で切り換えて確
実に再生することができ、再生時間を短縮することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、画像情報
を再生して画面表示すると同時に、その画像情報に付帯
された音声情報を再生して出力する情報処理装置に適用
される再生方法、再生装置、再生システム、及び再生処
理を行うための処理ステップを記憶した記憶媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の画像情報を順次切り換
えて再生して画面表示すると同時に、各画像情報に付帯
された音声情報を再生して出力する情報処理装置があ
る。この情報処理装置では、画像情報及び音声情報の再
生方法として、以下のような方法を採用している。
【0003】まず、第1の再生方法は、画像情報を再生
すると同時に、その画像情報に付帯された音声情報を再
生し、その音声情報が全て再生し終えてから、次の画像
情報の再生を行う方法である。また、第2の再生方法
は、1つの画像情報及びそれに付帯された音声情報を再
生する時間を予め設定し、その設定された時間で、画像
情報を切り換えて再生する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の再生方法を情報処理装置等に採用した場
合、以下のような問題があった。
【0005】まず、上述した第1の再生方法を採用した
場合、各画像情報に付帯されている音声情報の録音時間
は各々異なっていることにより、再生する画像情報によ
っては、ある画像は非常に短い時間しか画面表示されな
い、或いは、ある画像は極端に長く画面表示される、と
いうことが生じる場合があった。このため、再生画像を
観賞する使用者にとって非常に見づらく、視認性が悪い
という欠点があった。
【0006】一方、上述した第2の再生方法を採用した
場合、音声情報の再生の終了に係わらず、予め設定され
た時間で画像と音声が切り換わってしまうため、音声が
途中で途切れる場合があった。このため、表示されてい
る画面の内容を確認することができず、この場合も視認
性が悪いという欠点があった。仮に、予め設定する時間
を長く取ることで、全ての音声情報を再生するようにし
ても、これでは再生時間も長くなり、効率的ではない。
【0007】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、画像情報及びそれに付帯された
音声情報を正確に、且つ効率的に再生することができ、
さらに良好な視認性を得ることができる再生方法、再生
装置、再生システム、及び記憶媒体を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数の画
像情報を所定時間で順次切り換えて再生すると同時に、
各画像情報に付帯された音声情報を順次再生する再生方
法であって、音声情報の再生時間が上記所定時間より長
い場合に、上記音声情報を圧縮して早送りで再生するこ
とを特徴とする。
【0009】第2の発明は、上記第1の発明において、
所定の圧縮率を超えない圧縮率で上記音声情報を圧縮す
ることを特徴とする。
【0010】第3の発明は、上記第1の発明において、
間引き処理により上記音声情報を圧縮することを特徴と
する。
【0011】第4の発明は、複数の画像情報を所定時間
で順次切り換えて再生すると同時に、各画像情報に付帯
された音声情報を順次再生する再生方法であって、音声
情報の再生時間が上記所定時間より長い場合に、上記音
声情報の無音部をカットして再生することを特徴とす
る。
【0012】第5の発明は、上記第4の発明において、
上記音声情報から得られた音圧波形において、その音圧
レベルが所定のしきい値以下である部分を上記無音部と
することを特徴とする。
【0013】第6の発明は、上記第5の発明において、
上記無声部をカットした音声情報の再生時間に応じて、
上記所定のしきい値を再度設定し、再度上記音声情報の
無音部をカットすることを特徴とする。
【0014】第7の発明は、上記第5の発明において、
上記音圧レベルが所定のしきい値以下である部分が所定
の判定時間継続した場合に、その部分を上記無音部とす
ることを特徴とする。
【0015】第8の発明は、上記第7の発明において、
上記無声部をカットした音声情報の再生時間に応じて、
上記所定の判定時間を再度設定し、再度上記音声情報の
無音部をカットすることを特徴とする。
【0016】第9の発明は、上記第4の発明において、
上記無声部をカットした音声情報の再生時間に応じて、
再度上記無声部を上記音声情報に追加することを特徴と
する。
【0017】第10の発明は、画像再生手段により複数
の画像情報を所定時間で順次切り換えて再生すると同時
に、音声再生手段により各画像情報に付帯された音声情
報を順次再生する再生装置であって、音声情報の再生時
間が上記所定時間より長い場合に、上記音声情報を圧縮
して早送りで再生するように上記音声再生手段を制御す
る制御手段を備えることを特徴とする。
【0018】第11の発明は、上記第10の発明におい
て、上記制御手段は、所定の圧縮率を超えない圧縮率で
上記音声情報を圧縮するように上記音声再生手段を制御
することを特徴とする。
【0019】第12の発明は、上記第10の発明におい
て、上記制御手段は、間引き処理により上記音声情報を
圧縮するように上記音声再生手段を制御することを特徴
とする。
【0020】第13の発明は、画像再生手段により複数
の画像情報を所定時間で順次切り換えて再生すると同時
に、音声再生手段により各画像情報に付帯された音声情
報を順次再生する再生装置であって、音声情報の再生時
間が上記所定時間より長い場合に、上記音声情報の無音
部をカットして再生するように上記音声再生手段を制御
する制御手段を備えることを特徴とする。
【0021】第14の発明は、上記第13の発明におい
て、上記制御手段は、上記音声情報から得られた音圧波
形において、その音圧レベルが所定のしきい値以下であ
る部分を上記無音部としてカットして再生するように上
記音声再生手段を制御することを特徴とする。
【0022】第15の発明は、上記第14の発明におい
て、上記制御手段は、上記無声部をカットした音声情報
の再生時間に応じて、上記所定のしきい値を再度設定
し、再度上記音声情報の無音部をカットして再生するよ
うに上記音声再生手段を制御することを特徴とする。
【0023】第16の発明は、上記第14の発明におい
て、上記制御手段は、上記音圧レベルが所定のしきい値
以下である部分が所定の判定時間継続した場合に、その
部分を上記無音部としてカットして再生するように上記
音声再生手段を制御することを特徴とする。
【0024】第17の発明は、上記第16の発明におい
て、上記制御手段は、上記無声部をカットした音声情報
の再生時間に応じて、上記所定の判定時間を再度設定
し、再度上記音声情報の無音部をカットして再生するよ
うに上記音声再生手段を制御することを特徴とする。
【0025】第18の発明は、上記第13の発明におい
て、上記無声部をカットした音声情報の再生時間に応じ
て、再度上記無声部を上記音声情報に追加して再生する
ように上記音声再生手段を制御することを特徴とする。
【0026】第19の発明は、請求項10〜18に記載
の再生装置を含むシステムであることを特徴とする。
【0027】第20の発明は、請求項1〜9に記載の再
生方法に従った処理ステップをコンピュータが読出可能
に格納した記憶媒体であることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0029】まず、第1の実施の形態について説明す
る。
【0030】本発明に係る再生方法は、例えば、図1に
示すような情報処理装置100により実施され、この情
報処理装置100は、本発明に係る再生装置を適用した
ものである。
【0031】すなわち、情報処理装置100は、上記図
1に示すように、音声情報を再生して出力する音声再生
回路101と、画像情報を再生して画面表示する表示回
路102と、各種情報等を記憶する記憶回路104と、
コンピュータ等からなる処理回路105とを備えてい
る。そして、音声再生回路101、表示回路102、記
憶回路104、処理回路105は、各種データやコント
ロール信号等を伝送するためのデータコントロールバス
103で接続され互いに各種データの授受を行うように
なされている。
【0032】上述のような情報処理装置100におい
て、まず、記憶回路104は、例えば、図2に示すよう
な情報記憶領域200を有している。
【0033】具体的には、情報記憶領域200には、画
像情報及びそれに対応する音声情報が、画像情報に音声
情報が付帯された形で記憶され、また、ファイルの形で
記憶される。また、音声情報が付帯された画像情報の各
ファイル、例えば、この図2では、2つのファイルfi
le1とファイルfile2は、各々、ファイル名「f
ile1」、「file2」が記憶される領域(ファイ
ル名領域)201と、画像情報が記憶される領域(画像
情報領域)202と、音声情報が記憶される領域(音声
情報領域)203とで構成されている。
【0034】画像情報領域202には、画像情報がビッ
トマップの形に展開されて記憶される。音声情報領域2
03には、音声情報が一定のサンプリング時間smpl
でサンプリングされた音圧レベルが順に記憶されてい
る。このサンプリング時間smplは、再生する音声の
周波数帯域を満たすのに十分な短さであるものとする。
【0035】ここで、図3は、音声情報領域203に記
憶されている音声情報を通常に再生した際の音圧波形の
一例を示したものである。この図3において、縦軸は音
圧、横軸は時間を示し、「t0」は再生の開始時間、
「tlast」は再生の終了時間を示している。
【0036】また、記憶回路104には、上述したよう
な画像情報及び音声情報の他に、処理回路105で実行
される処理プログラムも記憶される。この処理プログラ
ムは、例えば、図4に示すようなフローチャートに従っ
たプログラムであり、処理回路105により、データコ
ントロールバス103を介して読み出され実行されるよ
うになされている。
【0037】尚、上記図4の処理プログラムを記憶した
記憶回路104は、本発明に係る記憶媒体を適用したも
のである。
【0038】そこで、処理回路105が記憶回路105
に記憶された上記図4の処理プログラムを実行すること
で、情報処理装置100は、以下のように動作する。
【0039】先ず、本処理の実行が開始され(ステップ
S301)、例えば、使用者の操作により、ある画像を
画面表示してから次の画像に切り換える切換時間tsが
設定されると(ステップS302)、処理回路105
は、設定された切換時間tsを認識し、記憶回路104
の情報記憶領域200に記憶されている各ファイルのう
ち、例えば、最初のファイルfile1を選択する(ス
テップS303)。
【0040】次に、処理回路105は、記憶回路104
の情報記憶領域200に記憶されている各ファイルのう
ち未表示のファイルがあるか否かを判別する(ステップ
S304)。ここでは、最初のファイルfile1の選
択時としているため、ステップS304の判別結果は、
「未表示のファイル有り」となり、次のステップS30
5に進む。
【0041】ステップS305では、処理回路105
は、ステップS303で選択したファイルfile1の
画像情報領域から画像情報を取り出し、その画像情報を
表示回路102に供給すると共に、その画像情報を画面
表示するように表示回路102を制御する。これによ
り、表示回路102は、ファイルfile1の画像情報
を画面表示する。
【0042】次に、処理回路105は、ステップS30
3で選択したファイルfile1の音声情報領域の音声
情報から、通常の再生処理を行った場合の再生時間tl
astを求める(ステップS306)。例えば、音声情
報のデータ個数がx1個であったとした場合、その再生
時間tlastは、 tlast=x1×smpl なる式で求められる。
【0043】次に、処理回路105は、ステップS30
6で求めた再生時間tlastと、ステップS302で
予め設定された切換時間tsとを比較する(ステップS
307)。
【0044】ステップS307の比較の結果、「ts≧
tlast」であった場合、処理回路105は、ステッ
プS303で選択したファイルfile1の音声情報領
域の音声情報を取り出して音声再生回路101に供給す
ると共に、その音声情報を通常の再生処理で再生するよ
うに音声再生回路101を制御する(ステップS30
9)。これにより、音声再生回路101は、ファイルf
ile1の音声情報を通常の再生処理により再生して出
力する。そして、処理回路105は、ステップS305
で画像の画面表示を開始してから切換時間tsだけ経過
したか否かを判別し(ステップS310)、切換時間t
sだけ経過した場合に、ステップS303に戻り、次の
ファイルfile2を選択する。また、このとき、処理
回路105は、切換時間ts経過していない状態で、音
声再生回路101での音声情報の再生が全て終了した場
合には、切換時間ts経過するまでの残り時間を無音出
力とするように音声再生回路101を制御する。
【0045】一方、ステップS307の比較の結果、
「ts<tlast」であった場合、この場合、音声情
報を通常の再生処理で再生すると、切換時間tsを超え
てしまう。そこで、処理回路105は、ステップS30
3で選択したファイルfile1の音声情報領域の音声
情報を取り出して音声再生回路101に供給すると共
に、その音声情報を早送りで再生するように音声再生回
路101を制御する(ステップS308)。ここでは、
切換時間tsで音声情報全体が再生できるように、tl
ast/ts倍早送りで再生するようにする。これによ
り、音声再生回路101は、ファイルfile1の音声
情報をtlast/ts倍早送りで再生して出力する。
そして、処理回路105は、ステップS305で画像の
画面表示を開始してから切換時間tsだけ経過したか否
かを判別し(ステップS310)、切換時間tsだけ経
過した場合に、ステップS303に戻り、次のファイル
file2を選択する。この場合は、切換時間tsで全
ての音声情報が再生されるようにしているため、音声再
生回路101の出力を無音とする必要はない。
【0046】上述のようにして、記憶回路104の情報
記憶領域200に記憶されている全てのファイルに対し
て、ステップS303〜ステップS310の処理が行わ
れると、ステップS304で「未表示のファイル無し」
と判別されることで、本処理が終了する(ステップS3
11)。
【0047】図5は、通常に再生した場合に上記図3の
音圧波形が得られる音声情報を、上記図4の処理プログ
ラムにより再生した際に、その再生で実際に得られる音
圧波形を示した図である。この図5に示すように、上記
図3の音圧波形に比べ、t0〜tlastが時間軸方向
に圧縮され、tsまでで音声情報が全て再生されてい
る。
【0048】上述のように、この第1の実施の形態で
は、画像情報に付帯された音声情報の通常再生時間が、
予め設定された切換時間tsよりも長い場合には、早送
りで再生し、予め設定された切換時間tsよりも短い場
合には、通常に再生すると共に残り時間を無音出力する
ように構成したことにより、音声が途中で途切れること
なく、画像と音声を所定の時間で切り換えて確実に再生
することができ、再生時間を短縮することができる。し
たがって、画像情報及びそれに付帯された音声情報を正
確に、且つ効率的に再生することができ、さらに、リズ
ミカルな切り替えによる心地よい視認性を得ることがで
きる。
【0049】つぎに、第2の実施の形態について説明す
る。
【0050】上述した第1の実施の形態では、画像情報
に付帯された音声情報の通常再生時間が、予め設定され
た切換時間tsよりも短い場合には、早送りで再生する
のに対して、この第2の実施の形態では、音声情報の無
声部分をカットして再生する。
【0051】そこで、例えば、使用者の操作により、記
憶回路104には、上記図3に示すようなしきい値TH
(+TH,−TH)が予め設定されている。このしきい
値THは、記憶回路104に記憶されている音声情報の
無音部分を検出するためのものである。ここでは、上記
図3に示すように、t1〜t2、t3〜t4、t6〜t
lastの期間を、音圧レベルがしきい値THに達して
おらず、且つこの状態が0.5秒以上継続している期間
とする。
【0052】また、ここでは、処理回路105で実行す
る処理プログラムを、例えば、図6及び図7に示すよう
なフローチャートに従った処理プログラムとする。すな
わち、記憶回路104には、上記図6及び図7に示すフ
ローチャートに従ったプログラムが予め記憶されてお
り、この処理プログラムが処理回路105で実行される
ことにより、情報処理装置100は、以下のように動作
する。
【0053】尚、第2の実施の形態における情報処理装
置は、上述した第1の実施の形態における携帯情報端末
100と同様の構成としており、このため、その詳細な
説明は省略し、上記図1を用いて以下の説明を行う。ま
た、上述した第1の実施の形態と異なる点についての
み、具体的に説明する。また、上記図6及び図7のフロ
ーチャートにおいて、上記図4のフローチャートと同様
に処理する箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明は
省略する。また、上記図6及び図7に示すフローチャー
トに従ったプログラムが格納された記憶回路104は、
本発明に係る記憶媒体を適用したものである。
【0054】先ず、上述したようにして、本処理の実行
が開始され、処理回路105で、記憶回路104の情報
記憶領域200に記憶されている各ファイルのうち、例
えば、ファイルfile1が選択される(ステップS3
01〜ステップS303)。
【0055】次に、ステップS303で選択されたファ
イルfile1の画像情報が、表示回路102で画面表
示され、その画像情報に付帯した音声情報から、通常の
再生処理を行った場合の音声情報の再生時間tlast
が求められる(ステップS304〜ステップS30
6)。
【0056】そして、ステップS306で求められた再
生時間tlastと、ステップS302で予め設定され
た切換時間tsとが比較され、その結果、「ts≧tl
ast」であった場合には、音声再生回路101によ
り、ファイルfile1の音声情報が通常の再生処理で
再生され(ステップS307、ステップS309)、画
像の画面表示を開始してから切換時間ts経過したとき
に、次のファイルfile2の選択処理へと進む(ステ
ップS310、ステップS303)。
【0057】そこで、ステップS307の比較の結果、
「ts<tlast」であった場合、上記図7のステッ
プS501に進む(ステップS401)。
【0058】ステップS501に処理が進められると、
先ず、処理回路105は、以降の処理ステップで用いる
データt、s及びxを各々クリア(t=0,s=0,x
=0)する(ステップS502)。
【0059】次に、処理回路105は、「t」が、ステ
ップS306で求めた再生時間tlast(=x1×s
mpl)よりも大きいか否かを判別する(ステップS5
03)。
【0060】ステップS503の判別の結果、「t≦t
last」であった場合、すなわち再生時間tlast
に達していない場合、処理回路105は、「t」におけ
る音圧値F(t)を取り出す(ステップS509)。こ
の「t」における音圧値F(t)は、記憶回路104の
音声情報領域203において、t/smpl番目のデー
タである。
【0061】次に、処理回路105は、ステップS50
9で取り出した音圧値F(t)の絶対値が、上述のよう
にして記憶回路104に予め記憶されたしきい値THよ
りも小さいか否かを判別する(ステップS510)。
【0062】ステップS510の判別の結果、「|F
(t)|<TH」であった場合、処理回路105は、十
分に小さい音であると認識して、「t」を「smpl」
だけインクリメントし(t=t+smpl)、ステップ
S503に戻り、次のデータに対する処理を行う。
【0063】また、ステップS510の判別の結果、
「|F(t)|≧TH」であった場合、処理回路105
は、「t」が「x+0.5」よりも大きいか否かを判別
する(ステップS512)。これは、「F(t)」は音
圧値であるため、位相によっては無音でなくても、しき
い値THよりも小さくなる場合があることにより、音圧
値F(t)が継続して0.5秒以上しきい値THを下回
ったときに初めて「無音である」という判断を下すため
である。
【0064】ステップS512の判別の結果、「t>x
+0.5」であった場合、すなわち音圧値F(t)が継
続して0.5秒以上しきい値THを下回っていたとき、
処理回路105は、「無音である」と認識し、音圧値F
(t)をH(s)として保持して(ステップS51
5)、ステップステップS516に進む。これにより、
x〜t−smpl間のデータがカットされる。
【0065】また、ステップS512の判別の結果、
「t≦x+0.5」であった場合、処理回路105は、
「無音でない」と認識し、「x」が「t」より大きいか
否かを判別する(ステップS514)。
【0066】ステップS514の判別の結果、「x≦
t」であった場合には、音圧値F(x)をH(s)とし
て保持して(H(s)=F(x))、「s」、「x」を
各々「smpl」だけインクリメントし(s=s+sm
pl、x=x+smpl)、再度ステップS514の判
別処理を行う(ステップS513)。
【0067】そして、ステップS514の判別結果が
「x>t」となるまで、ステップS513の処理を行
う。これにより、x〜tの間のデータがH(s)として
保持される。
【0068】ステップS514の判別結果が「x>t」
となると、ステップS516に進み、処理回路105
は、「t」を「smpl」だけインクリメントし(t=
t+smpl)、「s」及び「x」を各々「t」と等し
くおき(s=t、x=t)、ステップS503に戻り、
次のデータに対する処理を行う。このステップS516
の処理は、ステップS512の判別処理で「無音であ
る」と判別されステップS515の処理後にも行われ
る。
【0069】一方、上述したステップS503の判別の
結果、「t>tlast」であった場合、処理回路10
5は、「t」が「x+0.5」よりも大きいか否かを判
別する(ステップS504)。
【0070】ステップS504の判別の結果、「t>x
+0.5」であった場合には、次のステップS507に
進み、「t≦x+0.5」であった場合には、処理回路
105は、「x」が「tlast」より大きいか否かを
判別する(ステップS506)。
【0071】ステップS506の判別の結果、「x≦t
last」であった場合には、音圧値F(x)をH
(s)として保持して(H(s)=F(x))、「s」
及び「x」を各々「smpl」だけインクリメントし
(s=s+smpl、x=x+smpl)、再度ステッ
プS506の判別処理を行う(ステップS505)。
【0072】そして、ステップS506の判別結果が
「x>tlast」となるまで、ステップS505の処
理を行う。
【0073】ステップS506の判別結果が「x>tl
ast」となると、ステップS507に進み、処理回路
105は、H(y)をy=0〜s−smpl間のデータ
を再生するように、音声再生回路101を制御する。こ
のステップS507の処理は、ステップS504の判別
処理で「t>x+0.5」と判別された場合にも行われ
る。
【0074】上述のようなステップS507の処理後、
上記図6のステップS402に進み、ステップS305
で画像の画面表示を開始してから切換時間tsだけ経過
したか否かを判別する(ステップS310)。
【0075】ステップS310の判別の結果により、切
換時間ts経過していない状態でH(s)の再生が全て
終了した場合には、処理回路105は、切換時間ts経
過するまでの残り時間を無音出力とするように音声再生
回路101を制御し、切換時間ts経過後にステップS
303に戻り、次のファイルfile2を選択する。
【0076】上述のようにして、記憶回路104の情報
記憶領域200に記憶されている全てのファイルに対し
て、上記図6及び図7に示した各処理ステップが行われ
ると、ステップS304で「未表示のファイル無し」と
判別されることで、本処理が終了する(ステップS31
1)。
【0077】図8は、通常に再生した場合に上記図3の
音圧波形が得られる音声情報を、上記図6及び図7の処
理プログラムにより再生した際に、その再生で実際に得
られる音圧波形を示した図である。この図8に示すよう
に、t1〜t2、t3〜t4、t6〜tlastの期間
は音圧レベルの絶対値がしきい値TH以下であり、且つ
0.5秒以上継続しているため(上記図3)、無音であ
ると判別されることにより、各期間のデータはカットさ
れている。したがって、元の音圧波形(上記図3)は、
t1+t3+t6−t2−t4までに圧縮される。そし
て、この時間(t1+t3+t6−t2−t4)が、切
換時間tsよりも短いため、t1+t3+t6−t2−
t4〜tsの期間は無音状態となる。
【0078】上述のように、この第2の実施の形態で
は、画像情報に付帯された音声情報の通常再生時間が、
予め設定された切換時間tsよりも長い場合には、その
音声情報の無声部分をカットして再生するように構成し
たことにより、音声が途中で途切れることなく、画像と
音声を所定の時間で切り換えて確実に再生することがで
き、再生時間を短縮することができる。したがって、画
像情報及びそれに付帯された音声情報を正確に、且つ効
率的に再生することができ、さらに、リズミカルな切り
替えによる心地よい視認性を得ることができる。
【0079】尚、上述した第1及び第2の実施の形態で
は、画像情報とそれに付帯した音声情報が単一のファイ
ルに収められているものとしたが、例えば、図9に示す
ように、画像情報が収められているファイルfile
1,file2,・・・に、音声情報が収められている
ファイル名fileA,fileD,・・・を画像情報
に対応させて記憶されている場合、画像情報が収められ
ているファイルから、その画像情報に付帯する音声情報
の所在を同定しアクセスすることで、再生すべき音声情
報を得ることができる。したがって、上記図9のように
して画像情報及び音声情報が記憶されている場合でも、
本発明を適用することができる。
【0080】また、例えば、図10に示すように、画像
情報、及び画像情報に付帯する音声情報とが別のファイ
ルfile1,file2,・・・及びfileA,f
ileB,・・・に各々収められており、画像情報ファ
イル名と音声情報ファイル名の関連付けがさらに別のフ
ァイルfilea,filea,・・・に収められてい
る場合でも、ファイルfilea,filea,・・・
に収められている音声情報ファイル名から、再生すべき
音声情報の所在を同定しアクセスすることで、その音声
情報を得ることができる。したがって、上記図10のよ
うにして画像情報及び音声情報が記憶されている場合で
も、本発明を適用することができる。
【0081】また、上述した第1の実施の形態では、音
声情報の再生時間が予め設定された切換時間tsに収ま
るように早送りで再生するようにしたが、例えば、一定
の圧縮率を設定し、早送りするための圧縮率が設定され
た圧縮率を超えないように制御するようにしてもよい。
これにより、早送りするための圧縮率が高いことにより
内容が判断しずらいということを防ぐことができる。
【0082】また、上述した第1の実施の形態では、切
換時間tsと、通常再生時の音声情報の時間tlast
との比(tlast/ts)で早送りするための圧縮率
を算出するようにしたが、例えば、その圧縮率が整数分
の1となるようにしてもよい。これにより、単純なデー
タの間引きによって音声情報を圧縮することができるた
め、「tlast/ts」が整数にならないことにより
圧縮による早送りが困難となることを防ぐことができ
る。また、処理回路105の処理を単純化することがで
きる。
【0083】また、上述した第2の実施の形態では、無
音部を判別するためのしきい値THを固定としたが、例
えば、無音部をカットして得られたH(y)の再生時間
が切換時間tsより短い場合にはしきい値THを低く設
定し、長い場合にはしきい値THを高く設定して、再度
H(y)を求めるようにしてもよい。これにより、しき
い値THが高ければ無音と判別される箇所が多くなり、
しきい値THが低ければ無音と判別される箇所が少なく
なることにより、無声部をカットしたために音声の再生
時間が長くなったり、短くなったりする度合いを軽減す
ることができる。
【0084】また、上述した第2の実施の形態では、音
圧レベルがしきい値THを0.5秒(判定時間)以上下
回った場合に「無声である」と判別するようにしたが、
例えば、無音部をカットして得られたH(y)の再生時
間が切換時間tsより短い場合には再度判定時間を長く
設定し、長い場合には再度判定時間を短く設定して、再
度H(y)を求めるようにしてもよい。これにより、判
定時間が短ければ無音と判別される箇所が多くなり、判
定時間が長ければ無音と判別される箇所が少なくなるこ
とにより、一定の判定時間により判別して無声部をカッ
トしたために音声の再生時間が長くなったり、短くなっ
たりする度合いを軽減することができる。
【0085】また、上述した第2の実施の形態では、無
音部を全てカットするようにしたが、例えば、無音部を
カットして得られたH(y)の再生時間が切換時間ts
より短い場合には、カットした無音部の長さに応じて、
無音部を再度追加し、H(y)を再度定義するようにし
てもよい。これにより、一様に無音部をカットして音声
情報の再生時間を短くする場合に比べ、より本来の間合
いに近い自然な再生音声を得ることができる。
【0086】また、本発明は、上記図1に示したような
1つの機器からなる装置内のデータ処理方法に適用して
も、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよ
い。
【0087】また、本発明の目的は、上述した各実施の
形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアの
プログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或い
は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュー
タ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読みだして実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。
【0088】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現
することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体は本発明を構成することとなる。
【0089】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
等を用いることができる。
【0090】また、コンピュータが読みだしたプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施の形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が
実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって実
施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言う
までもない。
【0091】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、
その処理によって前述した実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように第1の本発明によれ
ば、音声情報の通常の再生時間が、画像情報を切り換え
る所定時間よりも長い場合には、早送りで再生するよう
に構成したことにより、音声が途中で途切れることな
く、画像と音声を所定の時間で切り換えて確実に再生す
ることができ、再生時間を短縮することができる。した
がって、画像情報及びそれに付帯された音声情報を正確
に、且つ効率的に再生することができ、さらに、リズミ
カルな切り替えによる心地よい視認性を得ることができ
る。
【0093】第2の発明によれば、上記第1の発明にお
いて、早送りするための圧縮率が所定の圧縮率を超えな
いように構成したことにより、極端な早送り等を防ぐこ
とができるため、常に再生内容を確実に得ることができ
る。
【0094】第3の発明によれば、上記第1の発明にお
いて、早送りするための圧縮率を整数分の1とする等し
て、単純なデータの間引き処理により音声情報を圧縮す
るように構成したことにより、容易に音声情報を早送り
して再生することができる。また、全体処理も単純化す
ることができる。
【0095】第4の発明によれば、音声情報の通常の再
生時間が、画像情報を切り換える所定時間よりも長い場
合には、音声情報の無音部をカットして再生するように
構成したことにより、音声が途中で途切れることなく、
画像と音声を所定の時間で切り換えて確実に再生するこ
とができ、再生時間を短縮することができる。したがっ
て、画像情報及びそれに付帯された音声情報を正確に、
且つ効率的に再生することができ、さらに、リズミカル
な切り替えによる心地よい視認性を得ることができる。
【0096】第5の発明によれば、上記第4の発明にお
いて、所定のしきい値以下の音圧レベル部分を無音部と
するように構成したことにより、無音部のカットを容易
に且つ確実に行うことができる。
【0097】第6の発明によれば、上記第5の発明にお
いて、無音部をカットした音声情報の再生時間に応じ
て、無音部を判定するための所定のしきい値を再度設定
するように構成したことにより、無音部をカットした音
声情報の再生時間が所定時間より長い場合には上記しき
い値を高く設定し直し、短い場合には上記しきい値を低
く設定し直して、再度音声情報の無音部をカットするこ
とができるため、音声情報の再生時間が長くなったり短
くなったりする度合いを軽減することができる。
【0098】第7の発明によれば、上記第5の発明にお
いて、音声情報の音圧レベルが所定の判定時間継続して
所定のしきい値を下回る場合に、その部分を無音部とす
るように構成したことにより、確実に無音である部分を
カットすることができる。
【0099】第8の発明によれば、上記第7の発明にお
いて、無音部をカットした音声情報の再生時間に応じ
て、無音部を判定するための所定の判定時間を再度設定
するように構成したことにより、無音部をカットした音
声情報の再生時間が所定時間より長い場合には上記判定
時間を短く設定し直し、短い場合には上記判定時間を長
く設定し直して、再度音声情報の無音部をカットするこ
とができるため、音声情報の再生時間が長くなったり短
くなったりする度合いを軽減することができる。
【0100】第9の発明によれば、上記第4の発明にお
いて、無音部をカットした音声情報の再生時間に応じ
て、カットした無音部を再度音声情報に追加するように
構成したことにより、例えば、無音部をカットした音声
情報の再生時間が所定時間より短い場合に、短い時間分
の無音部を再度音声情報に追加して、実際に再生する音
声情報を再定義することができるため、より本来の間合
いに近い自然な再生音声を得ることができる。
【0101】第10の本発明によれば、音声情報の通常
の再生時間が、画像情報を切り換える所定時間よりも長
い場合には、早送りで再生するように構成したことによ
り、音声が途中で途切れることなく、画像と音声を所定
の時間で切り換えて確実に再生することができ、再生時
間を短縮することができる。したがって、画像情報及び
それに付帯された音声情報を正確に、且つ効率的に再生
することができ、さらに、リズミカルな切り替えによる
心地よい視認性を得ることができる。
【0102】第11の発明によれば、上記第10の発明
において、早送りするための圧縮率が所定の圧縮率を超
えないように構成したことにより、極端な早送り等を防
ぐことができるため、常に再生内容を確実に得ることが
できる。
【0103】第12の発明によれば、上記第10の発明
において、早送りするための圧縮率を整数分の1とする
等して、単純なデータの間引き処理により音声情報を圧
縮するように構成したことにより、容易に音声情報を早
送りして再生することができる。また、装置の全体処理
も単純化することができる。
【0104】第13の発明によれば、音声情報の通常の
再生時間が、画像情報を切り換える所定時間よりも長い
場合には、音声情報の無音部をカットして再生するよう
に構成したことにより、音声が途中で途切れることな
く、画像と音声を所定の時間で切り換えて確実に再生す
ることができ、再生時間を短縮することができる。した
がって、画像情報及びそれに付帯された音声情報を正確
に、且つ効率的に再生することができ、さらに、リズミ
カルな切り替えによる心地よい視認性を得ることができ
る。
【0105】第14の発明によれば、上記第13の発明
において、所定のしきい値以下の音圧レベル部分を無音
部とするように構成したことにより、無音部のカットを
容易に且つ確実に行うことができる。
【0106】第15の発明によれば、上記第14の発明
において、無音部をカットした音声情報の再生時間に応
じて、無音部を判定するための所定のしきい値を再度設
定するように構成したことにより、無音部をカットした
音声情報の再生時間が所定時間より長い場合には上記し
きい値を高く設定し直し、短い場合には上記しきい値を
低く設定し直して、再度音声情報の無音部をカットする
ことができるため、音声情報の再生時間が長くなったり
短くなったりする度合いを軽減することができる。
【0107】第16の発明によれば、上記第14の発明
において、音声情報の音圧レベルが所定の判定時間継続
して所定のしきい値を下回る場合に、その部分を無音部
とするように構成したことにより、確実に無音である部
分をカットすることができる。
【0108】第17の発明によれば、上記第16の発明
において、無音部をカットした音声情報の再生時間に応
じて、無音部を判定するための所定の判定時間を再度設
定するように構成したことにより、無音部をカットした
音声情報の再生時間が所定時間より長い場合には上記判
定時間を短く設定し直し、短い場合には上記判定時間を
長く設定し直して、再度音声情報の無音部をカットする
ことができるため、音声情報の再生時間が長くなったり
短くなったりする度合いを軽減することができる。
【0109】第18の発明によれば、上記第13の発明
において、無音部をカットした音声情報の再生時間に応
じて、カットした無音部を再度音声情報に追加するよう
に構成したことにより、例えば、無音部をカットした音
声情報の再生時間が所定時間より短い場合に、短い時間
分の無音部を再度音声情報に追加して、実際に再生する
音声情報を再定義することができるため、より本来の間
合いに近い自然な再生音声を得ることができる。
【0110】第19の発明によれば、請求項10〜18
に記載の再生装置を、複数の機器から構成されるシステ
ムに適用することができ、画像情報及びそれに付帯され
た音声情報を正確に、且つ効率的に再生することがで
き、さらに、リズミカルな切り替えによる心地よい視認
性を得ることができる再生システムを提供することがで
きる。
【0111】第20の発明によれば、請求項1〜9記載
の再生方法に従った処理ステップを記憶した記憶媒体
を、システム或いは装置等に供給し、そのシステム或い
は装置等のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶
媒体に格納された処理ステップを読みだして実行するこ
とで、画像情報及びそれに付帯された音声情報を正確
に、且つ効率的に再生することができ、さらに、リズミ
カルな切り替えによる心地よい視認性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明に係る再生
装置を適用した情報処理装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】上記情報処理装置の記憶回路に記憶されている
画像情報及び音声情報を説明するための図である。
【図3】上記音声情報を通常に再生した場合に得られる
音圧波形を説明するための図である。
【図4】上記情報処理装置の処理回路で実行されるプロ
グラムを説明するためのフローチャートである。
【図5】上記プログラムにより音声情報を再生した場合
に得られる音圧波形を説明するための図である。
【図6】第2の実施の形態における上記情報処理装置の
処理回路で実行されるプログラムを説明するためのフロ
ーチャートである。
【図7】上記フローチャートにおいて、音声情報の通常
再生時間が予め設定された切換時間より大きい場合の処
理を説明するためのフローチャートである。
【図8】上記プログラムにより音声情報を再生した場合
に得られる音圧波形を説明するための図である。
【図9】画像情報が収められているファイルに、音声情
報が収められているファイル名を画像情報に対応させて
記憶されている場合について説明するための図である。
【図10】画像情報と、その画像情報に付帯する音声情
報とが別のファイルに各々収められており、画像情報フ
ァイル名と音声情報ファイル名の関連付けがさらに別の
ファイルに収められている場合について説明するための
図である。
【符号の説明】
100 情報処理装置 101 音声再生回路 102 表示回路 103 データコントロールバス 104 記憶回路 105 処理回路

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像情報を所定時間で順次切り換
    えて再生すると同時に、各画像情報に付帯された音声情
    報を順次再生する再生方法であって、 音声情報の再生時間が上記所定時間より長い場合に、上
    記音声情報を圧縮して早送りで再生することを特徴とす
    る再生方法。
  2. 【請求項2】 所定の圧縮率を超えない圧縮率で上記音
    声情報を圧縮することを特徴とする請求項1記載の再生
    方法。
  3. 【請求項3】 間引き処理により上記音声情報を圧縮す
    ることを特徴とする請求項1記載の再生方法。
  4. 【請求項4】 複数の画像情報を所定時間で順次切り換
    えて再生すると同時に、各画像情報に付帯された音声情
    報を順次再生する再生方法であって、 音声情報の再生時間が上記所定時間より長い場合に、上
    記音声情報の無音部をカットして再生することを特徴と
    する再生方法。
  5. 【請求項5】 上記音声情報から得られた音圧波形にお
    いて、その音圧レベルが所定のしきい値以下である部分
    を上記無音部とすることを特徴とする請求項4記載の再
    生方法。
  6. 【請求項6】 上記無声部をカットした音声情報の再生
    時間に応じて、上記所定のしきい値を再度設定し、再度
    上記音声情報の無音部をカットすることを特徴とする請
    求項5記載の再生方法。
  7. 【請求項7】 上記音圧レベルが所定のしきい値以下で
    ある部分が所定の判定時間継続した場合に、その部分を
    上記無音部とすることを特徴とする請求項5記載の再生
    方法。
  8. 【請求項8】 上記無声部をカットした音声情報の再生
    時間に応じて、上記所定の判定時間を再度設定し、再度
    上記音声情報の無音部をカットすることを特徴とする請
    求項7記載の再生方法。
  9. 【請求項9】 上記無声部をカットした音声情報の再生
    時間に応じて、再度上記無声部を上記音声情報に追加す
    ることを特徴とする請求項4記載の再生方法。
  10. 【請求項10】 画像再生手段により複数の画像情報を
    所定時間で順次切り換えて再生すると同時に、音声再生
    手段により各画像情報に付帯された音声情報を順次再生
    する再生装置であって、 音声情報の再生時間が上記所定時間より長い場合に、上
    記音声情報を圧縮して早送りで再生するように上記音声
    再生手段を制御する制御手段を備えることを特徴とする
    再生装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、所定の圧縮率を超え
    ない圧縮率で上記音声情報を圧縮するように上記音声再
    生手段を制御することを特徴とする請求項10記載の再
    生装置。
  12. 【請求項12】 上記制御手段は、間引き処理により上
    記音声情報を圧縮するように上記音声再生手段を制御す
    ることを特徴とする請求項10記載の再生装置。
  13. 【請求項13】 画像再生手段により複数の画像情報を
    所定時間で順次切り換えて再生すると同時に、音声再生
    手段により各画像情報に付帯された音声情報を順次再生
    する再生装置であって、 音声情報の再生時間が上記所定時間より長い場合に、上
    記音声情報の無音部をカットして再生するように上記音
    声再生手段を制御する制御手段を備えることを特徴とす
    る再生装置。
  14. 【請求項14】 上記制御手段は、上記音声情報から得
    られた音圧波形において、その音圧レベルが所定のしき
    い値以下である部分を上記無音部としてカットして再生
    するように上記音声再生手段を制御することを特徴とす
    る請求項13記載の再生装置。
  15. 【請求項15】 上記制御手段は、上記無声部をカット
    した音声情報の再生時間に応じて、上記所定のしきい値
    を再度設定し、再度上記音声情報の無音部をカットして
    再生するように上記音声再生手段を制御することを特徴
    とする請求項14記載の再生装置。
  16. 【請求項16】 上記制御手段は、上記音圧レベルが所
    定のしきい値以下である部分が所定の判定時間継続した
    場合に、その部分を上記無音部としてカットして再生す
    るように上記音声再生手段を制御することを特徴とする
    請求項14記載の再生装置。
  17. 【請求項17】 上記制御手段は、上記無声部をカット
    した音声情報の再生時間に応じて、上記所定の判定時間
    を再度設定し、再度上記音声情報の無音部をカットして
    再生するように上記音声再生手段を制御することを特徴
    とする請求項16記載の再生装置。
  18. 【請求項18】 上記無声部をカットした音声情報の再
    生時間に応じて、再度上記無声部を上記音声情報に追加
    して再生するように上記音声再生手段を制御することを
    特徴とする請求項13記載の再生装置。
  19. 【請求項19】 請求項10〜18に記載の再生装置を
    含むことを特徴とする再生システム。
  20. 【請求項20】 請求項1〜9に記載の再生方法に従っ
    た処理ステップをコンピュータが読出可能に格納したこ
    とを特徴とする記憶媒体。
JP9126782A 1997-05-16 1997-05-16 再生方法、装置、システム及び記憶媒体 Pending JPH10322627A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7693391B2 (en) 2004-03-18 2010-04-06 Casio Computer Co., Ltd. Video playback device, playback method and video playback program

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7693391B2 (en) 2004-03-18 2010-04-06 Casio Computer Co., Ltd. Video playback device, playback method and video playback program

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