JPH10321450A - 巻鉄心変圧器の組立装置及びその組立方法 - Google Patents
巻鉄心変圧器の組立装置及びその組立方法Info
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- JPH10321450A JPH10321450A JP12740297A JP12740297A JPH10321450A JP H10321450 A JPH10321450 A JP H10321450A JP 12740297 A JP12740297 A JP 12740297A JP 12740297 A JP12740297 A JP 12740297A JP H10321450 A JPH10321450 A JP H10321450A
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 巻鉄心を巻線に嵌合する作業効率が良好で、
また品質劣化を防止する巻鉄心変圧器の組立装置および
組立方法の提供を目的とする。 【解決手段】非晶質磁性合金薄帯を重ね合わせてなる巻
鉄心と、巻鉄心に組み込んでなる巻線とを有する巻鉄心
変圧器の組立装置は、水平載置台(4)と、水平載置台
(4)を回動する駆動手段(5A,5B)と、水平載置
台(4)を起立したり、水平に戻す駆動手段(6A,6
B)と、水平載置台(4)上の巻鉄心を吊り上げる手段
(8A,8B,8C)とを有する。
また品質劣化を防止する巻鉄心変圧器の組立装置および
組立方法の提供を目的とする。 【解決手段】非晶質磁性合金薄帯を重ね合わせてなる巻
鉄心と、巻鉄心に組み込んでなる巻線とを有する巻鉄心
変圧器の組立装置は、水平載置台(4)と、水平載置台
(4)を回動する駆動手段(5A,5B)と、水平載置
台(4)を起立したり、水平に戻す駆動手段(6A,6
B)と、水平載置台(4)上の巻鉄心を吊り上げる手段
(8A,8B,8C)とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非晶質磁性合金の
薄帯からなる巻鉄心を用いた巻鉄心変圧器の組立装置及
びその組立方法に関する。
薄帯からなる巻鉄心を用いた巻鉄心変圧器の組立装置及
びその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】非晶質磁性合金は、けい素鋼板に比べて
無負荷損が非常に小さく優れた磁気特性を備えているこ
とから、近年、配電用変圧器等に使用する巻鉄心の材料
として着目されている。ところで、非晶質磁性合金の薄
帯からなる巻鉄心は、その機能を発揮させるため、磁場
焼鈍を行う必要がある。しかし、該巻鉄心は焼鈍により
極めて脆弱化し、外力が加わると角部等が欠損し破片が
発生する。巻鉄心変圧器を絶縁油中に浸して使用すると
き、これらの破片は絶縁能力を低下させて変圧器の性能
劣化の原因となるので、出来る限り発生させないことが
望ましい。
無負荷損が非常に小さく優れた磁気特性を備えているこ
とから、近年、配電用変圧器等に使用する巻鉄心の材料
として着目されている。ところで、非晶質磁性合金の薄
帯からなる巻鉄心は、その機能を発揮させるため、磁場
焼鈍を行う必要がある。しかし、該巻鉄心は焼鈍により
極めて脆弱化し、外力が加わると角部等が欠損し破片が
発生する。巻鉄心変圧器を絶縁油中に浸して使用すると
き、これらの破片は絶縁能力を低下させて変圧器の性能
劣化の原因となるので、出来る限り発生させないことが
望ましい。
【0003】巻鉄心に巻線を嵌合する作業工程において
は、巻鉄心と巻線との接触を伴うので、巻鉄心の破片が
生じやすい。このため、巻鉄心に巻線を嵌合する作業は
慎重に行わなければならない。また、巻鉄心および巻線
自体が重いので、巻鉄心や巻線が嵌合するためにそれら
の位置や向きを変えることが大変な作業となる。
は、巻鉄心と巻線との接触を伴うので、巻鉄心の破片が
生じやすい。このため、巻鉄心に巻線を嵌合する作業は
慎重に行わなければならない。また、巻鉄心および巻線
自体が重いので、巻鉄心や巻線が嵌合するためにそれら
の位置や向きを変えることが大変な作業となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来の
問題に鑑みてなされたものであり、嵌合作業効率が良好
で、また嵌合作業中に品質劣化を防止することの可能な
非晶質磁性合金の薄帯からなる巻鉄心を用いた巻鉄心変
圧器の組立装置および組立方法を提供することを目的と
する。
問題に鑑みてなされたものであり、嵌合作業効率が良好
で、また嵌合作業中に品質劣化を防止することの可能な
非晶質磁性合金の薄帯からなる巻鉄心を用いた巻鉄心変
圧器の組立装置および組立方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の非晶
質磁性合金薄帯を重ね合わせてなる巻鉄心を巻線に差し
込む巻鉄心変圧器組立装置および組立方法は、上記の課
題を解決するために、図1〜図9に例示するように、水
平載置台と、前記水平載置台を回動する駆動手段と、前
記水平載置台を起立したり、水平に戻す駆動手段と、前
記水平載置台上の巻鉄心を吊り上げて上下及び前後に移
動する手段とを備えたことを特徴としている。
質磁性合金薄帯を重ね合わせてなる巻鉄心を巻線に差し
込む巻鉄心変圧器組立装置および組立方法は、上記の課
題を解決するために、図1〜図9に例示するように、水
平載置台と、前記水平載置台を回動する駆動手段と、前
記水平載置台を起立したり、水平に戻す駆動手段と、前
記水平載置台上の巻鉄心を吊り上げて上下及び前後に移
動する手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】本願発明によれば、まず、搬入された巻鉄
心を水平載置台に載置した後、回動駆動手段により水平
載置台を回転したり、起立駆動手段により鉄心差し台の
水平載置台を起立したりして、水平載置台上の巻鉄心の
接合部側を下方向に向けた状態にする。次に、吊り上げ
手段により前記巻鉄心を吊り上げた後、巻鉄心の接合部
を解いて、該接合部の非晶質磁性合金薄帯を下側方向に
向くように揃えて巻鉄心をU字型状に形成する。
心を水平載置台に載置した後、回動駆動手段により水平
載置台を回転したり、起立駆動手段により鉄心差し台の
水平載置台を起立したりして、水平載置台上の巻鉄心の
接合部側を下方向に向けた状態にする。次に、吊り上げ
手段により前記巻鉄心を吊り上げた後、巻鉄心の接合部
を解いて、該接合部の非晶質磁性合金薄帯を下側方向に
向くように揃えて巻鉄心をU字型状に形成する。
【0007】次に巻線を水平載置台に載置する。この巻
線を、回動駆動手段により水平載置台を回転したり、起
立駆動手段により水平載置台を起立したりして、巻線の
窓部を下方向に向けておく。そして、吊り上げていた巻
鉄心を吊り上げ手段により徐々に下ろしてゆき、U字型
状の先端から巻鉄心を巻線の窓部に嵌入する。
線を、回動駆動手段により水平載置台を回転したり、起
立駆動手段により水平載置台を起立したりして、巻線の
窓部を下方向に向けておく。そして、吊り上げていた巻
鉄心を吊り上げ手段により徐々に下ろしてゆき、U字型
状の先端から巻鉄心を巻線の窓部に嵌入する。
【0008】次に、回動駆動手段により水平載置台を回
転したり、起立駆動手段により水平載置台を起立したり
して、巻線に差し込んだU字型状の巻鉄心の先端を上に
向ける。そして、巻鉄心の接合部の非晶質磁性合金薄帯
をラップ合わせして、巻鉄心と該巻鉄心に嵌合した巻線
とからなる巻鉄心変圧器を形成する。
転したり、起立駆動手段により水平載置台を起立したり
して、巻線に差し込んだU字型状の巻鉄心の先端を上に
向ける。そして、巻鉄心の接合部の非晶質磁性合金薄帯
をラップ合わせして、巻鉄心と該巻鉄心に嵌合した巻線
とからなる巻鉄心変圧器を形成する。
【0009】このように、本願発明の組立装置および組
立方法によれば、巻鉄心の巻線への差し込み作業やラッ
プ作業を効率良く行うことが可能となり、高品質の巻鉄
心変圧器を製作することが可能となる。
立方法によれば、巻鉄心の巻線への差し込み作業やラッ
プ作業を効率良く行うことが可能となり、高品質の巻鉄
心変圧器を製作することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明による非晶質磁性合金薄帯を重ね合わせてなる巻鉄心
を巻線に差し込む組立装置及びその組立方法の一実施の
形態を説明する。図1(a),図1(b)において、1
は非晶質磁性合金の薄帯からなる巻鉄心であり、2Bは
台2A上に回動可能に平行に取り付けた複数のローラで
あり、3は巻鉄心1を載せる搬送板である。
明による非晶質磁性合金薄帯を重ね合わせてなる巻鉄心
を巻線に差し込む組立装置及びその組立方法の一実施の
形態を説明する。図1(a),図1(b)において、1
は非晶質磁性合金の薄帯からなる巻鉄心であり、2Bは
台2A上に回動可能に平行に取り付けた複数のローラで
あり、3は巻鉄心1を載せる搬送板である。
【0011】巻鉄心1は非晶質磁性合金薄帯を何重にも
重ね合わせて形成されており、その角縁には一部を除い
てシート部材1A,1Bを被着することにより、角縁が
他の物にあたっても容易には非晶質磁性合金薄帯の破片
が発生しないようにしている。シート部材が1A,1B
が被着されていない部分1Cは、各非晶質磁性合金薄帯
の端が互いに折り重なっており、巻鉄心を巻線に差し込
む作業のとき、この折り重なりを解かれたり、差し込ん
だ後は再び閉じられたりするところで、この部分を接合
部と称する。
重ね合わせて形成されており、その角縁には一部を除い
てシート部材1A,1Bを被着することにより、角縁が
他の物にあたっても容易には非晶質磁性合金薄帯の破片
が発生しないようにしている。シート部材が1A,1B
が被着されていない部分1Cは、各非晶質磁性合金薄帯
の端が互いに折り重なっており、巻鉄心を巻線に差し込
む作業のとき、この折り重なりを解かれたり、差し込ん
だ後は再び閉じられたりするところで、この部分を接合
部と称する。
【0012】4は水平の載置台であり、該水平載置台上
には複数のローラ4Aが回動可能に平行に取り付けられ
ており、図のような位置関係にあるとき、搬送装置のロ
ーラ2Bと結合して連続的な搬送装置として働く。水平
載置台の回転駆動手段は、モータ5Aとモータ5Aの回
転を水平載置台4に伝える回転軸5Bとを有し、モータ
の正・逆回転により回転方向を変えることができる。ま
た水平載置台の起立駆動手段は、モータ6Aとモータ6
Aの回転を水平載置台に伝える回転軸6Bとを有し、モ
ータ6Aの回転に応じて水平載置台の起立角度を調節す
ることができる。なお、図において、回転軸5Bと6B
とは交差しているが、結合しておらず、互いに独立に回
転することができる。
には複数のローラ4Aが回動可能に平行に取り付けられ
ており、図のような位置関係にあるとき、搬送装置のロ
ーラ2Bと結合して連続的な搬送装置として働く。水平
載置台の回転駆動手段は、モータ5Aとモータ5Aの回
転を水平載置台4に伝える回転軸5Bとを有し、モータ
の正・逆回転により回転方向を変えることができる。ま
た水平載置台の起立駆動手段は、モータ6Aとモータ6
Aの回転を水平載置台に伝える回転軸6Bとを有し、モ
ータ6Aの回転に応じて水平載置台の起立角度を調節す
ることができる。なお、図において、回転軸5Bと6B
とは交差しているが、結合しておらず、互いに独立に回
転することができる。
【0013】図2(b)において、水平載置台が起立し
たとき、巻鉄心や巻線が滑り落ちないように下から支え
る支持手段は、支持板7Aと、支持板7Aを支える中央
の支持杆7Bと両側の支持杆7C,7Dとを有してい
る。なお、中央の支持杆7Bは取外し可能であり、両側
の支持杆7C,7Dは支点を中心として90度回転可能
なので、支持する高さを変えることができる(図8参
照)。
たとき、巻鉄心や巻線が滑り落ちないように下から支え
る支持手段は、支持板7Aと、支持板7Aを支える中央
の支持杆7Bと両側の支持杆7C,7Dとを有してい
る。なお、中央の支持杆7Bは取外し可能であり、両側
の支持杆7C,7Dは支点を中心として90度回転可能
なので、支持する高さを変えることができる(図8参
照)。
【0014】図3において、巻鉄心の吊り上げ手段は、
9A,9Bは巻鉄心1の接合部1Cの非晶質磁性合金の
薄帯を伸開して形成したU字型状の先端に嵌めるキャッ
プである。図4,図5において、10は一対の巻線であ
り、11は一対の巻線10が互いにバラバラにならない
ようする仮留め用のバンドである。また、12はカバー
枠であり、図5に示すように、巻線の窓部12A,12
Bに対応する領域は空けてある。
9A,9Bは巻鉄心1の接合部1Cの非晶質磁性合金の
薄帯を伸開して形成したU字型状の先端に嵌めるキャッ
プである。図4,図5において、10は一対の巻線であ
り、11は一対の巻線10が互いにバラバラにならない
ようする仮留め用のバンドである。また、12はカバー
枠であり、図5に示すように、巻線の窓部12A,12
Bに対応する領域は空けてある。
【0015】図8において、14は、巻鉄心1が落下し
ないように下から支える台で、上端の形状は巻鉄心1を
支え易いようにその形状に対応している。次に、本発明
の組立装置を用いて非晶質磁性合金薄帯を重ね合わせて
なる巻鉄心を巻線に差し込み、巻鉄心変圧器の組立方法
について説明する。まず、図1(a)に示すように、搬
送装置2のローラ2Bおよび搬送装置4のローラ4Aの
回転により非晶質磁性合金の薄帯からなる巻鉄心1を矢
印方法に搬送し、図1(b)に示すように、水平載置台
4上に載置する。
ないように下から支える台で、上端の形状は巻鉄心1を
支え易いようにその形状に対応している。次に、本発明
の組立装置を用いて非晶質磁性合金薄帯を重ね合わせて
なる巻鉄心を巻線に差し込み、巻鉄心変圧器の組立方法
について説明する。まず、図1(a)に示すように、搬
送装置2のローラ2Bおよび搬送装置4のローラ4Aの
回転により非晶質磁性合金の薄帯からなる巻鉄心1を矢
印方法に搬送し、図1(b)に示すように、水平載置台
4上に載置する。
【0016】次に、図2(a)に示すように、回転駆動
手段のモータ5Aにより回転軸5Bの回転により水平載
置台4を90度回転して、巻鉄心1の接合部1Cを手前
の方に向ける。その後、図2(b)に示すように、起立
駆動手段のモータ6Aにより回転軸6Bの回転により水
平載置台4を90度回転して、巻鉄心1を起立する。
手段のモータ5Aにより回転軸5Bの回転により水平載
置台4を90度回転して、巻鉄心1の接合部1Cを手前
の方に向ける。その後、図2(b)に示すように、起立
駆動手段のモータ6Aにより回転軸6Bの回転により水
平載置台4を90度回転して、巻鉄心1を起立する。
【0017】このとき、巻鉄心1が水平載置台4から滑
落しないように、支持台7A、およびこれを下から支え
る中央の支持杆7Bと両側の支持杆7C,7Dで支え
る。次に、吊り上げ手段8の把手8Aを、起立状態の巻
鉄心1の窓に掛けて上方に吊り上げる。次いで、巻鉄心
1の接合部1Cの非晶質磁性合金の薄帯の重なりを解い
て、巻鉄心はU字型状にする。そして、U字型状の巻鉄
心1の先端にキャップ9A,9Bを嵌める。
落しないように、支持台7A、およびこれを下から支え
る中央の支持杆7Bと両側の支持杆7C,7Dで支え
る。次に、吊り上げ手段8の把手8Aを、起立状態の巻
鉄心1の窓に掛けて上方に吊り上げる。次いで、巻鉄心
1の接合部1Cの非晶質磁性合金の薄帯の重なりを解い
て、巻鉄心はU字型状にする。そして、U字型状の巻鉄
心1の先端にキャップ9A,9Bを嵌める。
【0018】次に、図4(a)に示すように、搬送装置
2のローラ2Bおよび搬送装置4のローラ4Aの回転に
より巻線10を搬送し、図4(b)に示すように、水平
載置台4上に載置する。次に、図5(a)に示すよう
に、巻線10のカバー枠12が手前を向くように、回転
駆動手段のモータ5Aにより回転軸5Bの回転により水
平載置台4を90度回転する。
2のローラ2Bおよび搬送装置4のローラ4Aの回転に
より巻線10を搬送し、図4(b)に示すように、水平
載置台4上に載置する。次に、図5(a)に示すよう
に、巻線10のカバー枠12が手前を向くように、回転
駆動手段のモータ5Aにより回転軸5Bの回転により水
平載置台4を90度回転する。
【0019】その後、図5(b)に示すように、起立駆
動手段のモータ6Aにより回転軸6Bの回転により水平
載置台4を90度回転して、巻線10を手前に倒す。こ
のとき、巻鉄心1が水平載置台4から滑落しないよう
に、支持台7A、およびこれを下から支える中央の支持
杆7Bと両側の支持杆7C,7Dで支える。次に、図6
に示すように、吊り上げ手段8に吊り下げられた巻線1
0を徐々に下ろし、図7(a)に示すように、水平載置
台4上のU字型状の巻鉄心1の先端を巻線10の窓部1
2A,12Bに嵌入させる。
動手段のモータ6Aにより回転軸6Bの回転により水平
載置台4を90度回転して、巻線10を手前に倒す。こ
のとき、巻鉄心1が水平載置台4から滑落しないよう
に、支持台7A、およびこれを下から支える中央の支持
杆7Bと両側の支持杆7C,7Dで支える。次に、図6
に示すように、吊り上げ手段8に吊り下げられた巻線1
0を徐々に下ろし、図7(a)に示すように、水平載置
台4上のU字型状の巻鉄心1の先端を巻線10の窓部1
2A,12Bに嵌入させる。
【0020】その後、図7(b)に示すように、起立駆
動手段のモータ6Aにより回転軸6Bを回転させて水平
載置台4を水平に戻し、更に回転駆動手段のモータ5A
により回転軸5Bを回転させ水平載置台4を90度回転
して、巻鉄心1の接合部1Cを右方に向ける。そして、
さらに巻鉄心1の接合部1Cが後方に向くまで水平載置
台4の回転を続け、その後、起立駆動手段のモータ6A
により回転軸6Bを回転させて水平載置台4を90度回
転して、図8(a)に示すように、水平載置台4を起立
させる。このとき、巻鉄心1および巻線10が水平載置
台4から滑落しないように、支持台14、およびこれを
下から支える中央の支持杆7Bと両側の支持杆7C,7
Dで支える。なお、両側の支持杆7C,7Dは支点を中
心として90度回転し、また中央の支持杆7Bは取外し
た後、図のような位置に取付け直して、支える位置を変
えてある。
動手段のモータ6Aにより回転軸6Bを回転させて水平
載置台4を水平に戻し、更に回転駆動手段のモータ5A
により回転軸5Bを回転させ水平載置台4を90度回転
して、巻鉄心1の接合部1Cを右方に向ける。そして、
さらに巻鉄心1の接合部1Cが後方に向くまで水平載置
台4の回転を続け、その後、起立駆動手段のモータ6A
により回転軸6Bを回転させて水平載置台4を90度回
転して、図8(a)に示すように、水平載置台4を起立
させる。このとき、巻鉄心1および巻線10が水平載置
台4から滑落しないように、支持台14、およびこれを
下から支える中央の支持杆7Bと両側の支持杆7C,7
Dで支える。なお、両側の支持杆7C,7Dは支点を中
心として90度回転し、また中央の支持杆7Bは取外し
た後、図のような位置に取付け直して、支える位置を変
えてある。
【0021】このような状態で、図8(a)に示すよう
に、巻鉄心1の接合部の非晶質磁性合金の薄帯のラップ
合わせを行う。巻鉄心1の接合部のラップ合わせが終了
すると、起立駆動手段のモータ6Aにより回転軸6Bの
回転させ、水平載置台4を水平に戻す(図8(b))。
さらに、回転駆動手段のモータ5Aにより回転軸5Bの
回転させて水平載置台4を90度回転して、水平載置台
上のローラ4Aと搬送装置のローラ2Bとを連結させ、
その後、ローラ4Aとローラ2Bを回転させ、完成した
巻鉄心変圧器を矢印方向に搬出する。
に、巻鉄心1の接合部の非晶質磁性合金の薄帯のラップ
合わせを行う。巻鉄心1の接合部のラップ合わせが終了
すると、起立駆動手段のモータ6Aにより回転軸6Bの
回転させ、水平載置台4を水平に戻す(図8(b))。
さらに、回転駆動手段のモータ5Aにより回転軸5Bの
回転させて水平載置台4を90度回転して、水平載置台
上のローラ4Aと搬送装置のローラ2Bとを連結させ、
その後、ローラ4Aとローラ2Bを回転させ、完成した
巻鉄心変圧器を矢印方向に搬出する。
【0022】なお、上記実施の形態では、回動駆動手
段、起立駆動手段、搬送手段および吊り下げ手段を具体
的に例示してこれを説明したが、これら手段と同様の機
能を果たすものであれば変更可能であり、、本願発明の
主旨の範囲に含まれるものである。
段、起立駆動手段、搬送手段および吊り下げ手段を具体
的に例示してこれを説明したが、これら手段と同様の機
能を果たすものであれば変更可能であり、、本願発明の
主旨の範囲に含まれるものである。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本願発明の巻鉄心変圧器
の組立装置及びその組立方法によれば、重い巻鉄心およ
び巻線を、横方向や上下方向に自在に向けることができ
る。このため、巻鉄心や巻線の位置や方向を差し込み易
い位置に設定できる。また、巻鉄心の非晶質磁性合金薄
帯の自重を利用して、巻鉄心の巻線への差し込み作業や
ラップ作業を効率良く行うことが可能となる。
の組立装置及びその組立方法によれば、重い巻鉄心およ
び巻線を、横方向や上下方向に自在に向けることができ
る。このため、巻鉄心や巻線の位置や方向を差し込み易
い位置に設定できる。また、巻鉄心の非晶質磁性合金薄
帯の自重を利用して、巻鉄心の巻線への差し込み作業や
ラップ作業を効率良く行うことが可能となる。
【0024】作業中に非晶質磁性合金薄帯の破片が発生
するのを極力、抑えることができる。また、搬送装置の
ローラと組立装置のローラとを連結しているので、作業
効率が極めてよい。このように、本願発明の組立装置及
びその組立方法によれば、作業効率が良く、高品質の巻
鉄心変圧器を製作することが可能となる。
するのを極力、抑えることができる。また、搬送装置の
ローラと組立装置のローラとを連結しているので、作業
効率が極めてよい。このように、本願発明の組立装置及
びその組立方法によれば、作業効率が良く、高品質の巻
鉄心変圧器を製作することが可能となる。
【図1】図1(a)は本願発明の実施例に係る巻鉄心が
搬送される状態を示す図、図1(b)は本願発明の実施
例に係る巻鉄心が組立装置上に搬送された状態を示す図
である。
搬送される状態を示す図、図1(b)は本願発明の実施
例に係る巻鉄心が組立装置上に搬送された状態を示す図
である。
【図2】図2(a)は本願発明の実施例に係る組立装置
を90度回転した状態を示す図、図2(b)は本願発明
の実施例に係る組立装置を起立した状態を示す図であ
る。
を90度回転した状態を示す図、図2(b)は本願発明
の実施例に係る組立装置を起立した状態を示す図であ
る。
【図3】本願発明の実施例に係る巻鉄心が吊り上げられ
た状態を示す図である。
た状態を示す図である。
【図4】図4(a)は本願発明の実施例に係る巻線が搬
送される状態を示す図、図4(b)は本願発明の実施例
に係る巻線が組立装置上に搬送された状態を示す図であ
る。
送される状態を示す図、図4(b)は本願発明の実施例
に係る巻線が組立装置上に搬送された状態を示す図であ
る。
【図5】図5(a)は本願発明の実施例に係る組立装置
を90度回転した状態を示す図、図5(b)は本願発明
の実施例に係る組立装置を倒した状態を示す図である。
を90度回転した状態を示す図、図5(b)は本願発明
の実施例に係る組立装置を倒した状態を示す図である。
【図6】本願発明の実施例に係る吊り上げられた巻鉄心
を巻線に嵌入する状態を示す図である。
を巻線に嵌入する状態を示す図である。
【図7】図7(a)は本願発明の実施例に係る吊り上げ
られた巻鉄心を巻線に嵌入した状態を示す図、図7
(b)は本願発明の実施例に係る組立装置を元に戻した
状態を示す図である。
られた巻鉄心を巻線に嵌入した状態を示す図、図7
(b)は本願発明の実施例に係る組立装置を元に戻した
状態を示す図である。
【図8】図8(a)は本願発明の実施例に係る巻鉄心の
ラップ合わせの状態を示す図、図8(b)は本願発明の
実施例に係る組立装置を元に戻した状態を示す図であ
る。
ラップ合わせの状態を示す図、図8(b)は本願発明の
実施例に係る組立装置を元に戻した状態を示す図であ
る。
【図9】本願発明の実施例に係る完成した巻鉄心変圧器
が搬出される状態を示す図である。
が搬出される状態を示す図である。
1‥‥巻鉄心、 1A,1B‥‥シート部材、 1C‥‥接合部、 2A‥‥台、 2B‥‥ローラ、 3‥‥搬送板、 4‥‥水平載置台、 4A‥‥ローラ、 5A,6A‥‥モータ 5B,6B‥‥回転軸、 7A‥‥支持板、 7B,7C,7D‥‥支持杆、 8A,8B,8C‥‥把手、 9A,9B‥‥キャップ、 10‥‥巻線、 11‥‥バンド、 12‥‥カバー枠、 12A,12B‥‥窓部、 13‥‥バンド、 14‥‥支持台。
Claims (5)
- 【請求項1】非晶質磁性合金薄帯を重ね合わせてなる巻
鉄心を巻線に差し込む巻鉄心変圧器の組立装置におい
て、 水平載置台と、 前記水平載置台を回動する駆動手段と、 前記水平載置台を起立したり、水平に戻す駆動手段と、 前記水平載置台上の巻鉄心を吊り上げる手段とを備えた
巻鉄心変圧器の組立装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記水平載置台上に搬
送用のローラが備えられていることを特徴とする巻鉄心
変圧器の組立装置。 - 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記水
平載置台を起立したとき、該水平載置台上の巻鉄心また
は巻線を下から支える支持手段を備えていることを特徴
とする巻鉄心変圧器の組立装置。 - 【請求項4】請求項3の前記支持手段は移動可能で、前
記巻鉄心または巻線の支持する位置を変える手段を備え
ていることを特徴とする巻鉄心変圧器を組立装置。 - 【請求項5】巻鉄心を搬入して、請求項1の水平載置台
に載置する工程と、 請求項1の回動駆動手段により前記水平載置台を回転
し、前記起立駆動手段により前記水平載置台を起立し
て、水平載置台上の巻鉄心の接合部側を下方向に向ける
工程と、 請求項1の吊り上げ手段により前記巻鉄心を吊り上げ、
U字型状の巻鉄心の各先端にキャップを被せる工程と、 前記巻鉄心の接合部を解き、該接合部の非晶質磁性合金
薄帯を下側方向に向くように揃えて巻鉄心をU字型状に
形成する工程と、 カバー枠を取り付けた巻線を搬入して、請求項1の水平
載置台に該巻線を載置する工程と、 請求項1の回動駆動手段により前記水平載置台を回転
し、前記起立駆動手段により前記水平載置台を起立し
て、カバー枠を取り付けた巻線の窓部を下方向に向ける
工程と、 請求項1の吊り上げ手段により前記巻鉄心を下ろし、キ
ャップ側から該巻鉄心を巻線の窓部に嵌入した後、キャ
ップを取り除く工程と、 請求項1の回動駆動手段により前記水平載置台を回転
し、前記起立駆動手段により前記水平載置台を起立し
て、U字型状の巻鉄心の先端を上に向ける工程と、 巻鉄心の接合部の非晶質磁性合金薄帯をラップ合わせし
て、巻鉄心と該巻鉄心に嵌合する巻線とからなる変圧器
を形成する工程と、 前記変圧器を搬出する工程とを有する巻鉄心変圧器の組
立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12740297A JPH10321450A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 巻鉄心変圧器の組立装置及びその組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12740297A JPH10321450A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 巻鉄心変圧器の組立装置及びその組立方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10321450A true JPH10321450A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=14959110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12740297A Pending JPH10321450A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 巻鉄心変圧器の組立装置及びその組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10321450A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115050561A (zh) * | 2022-05-27 | 2022-09-13 | 新华都特种电气股份有限公司 | 铁心组装装置及铁心加工系统 |
CN115662779A (zh) * | 2022-12-26 | 2023-01-31 | 河北高晶电器设备有限公司 | 一种立体卷铁心变压器铁心的自动化拼装装置 |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP12740297A patent/JPH10321450A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115050561A (zh) * | 2022-05-27 | 2022-09-13 | 新华都特种电气股份有限公司 | 铁心组装装置及铁心加工系统 |
CN115662779A (zh) * | 2022-12-26 | 2023-01-31 | 河北高晶电器设备有限公司 | 一种立体卷铁心变压器铁心的自动化拼装装置 |
CN115662779B (zh) * | 2022-12-26 | 2023-04-14 | 河北高晶电器设备有限公司 | 一种立体卷铁芯变压器铁芯的自动化拼装装置 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030128 |