JPH10321142A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

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JPH10321142A
JPH10321142A JP12591497A JP12591497A JPH10321142A JP H10321142 A JPH10321142 A JP H10321142A JP 12591497 A JP12591497 A JP 12591497A JP 12591497 A JP12591497 A JP 12591497A JP H10321142 A JPH10321142 A JP H10321142A
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茂樹 原田
Akihiko Iwata
明彦 岩田
Katsuhiro Hirose
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 母電極11で放電電力を消費させないように
し、可視光線が母電極11によって遮蔽される割合を減
少させることによって、光の取り出し効率を向上させ、
高発光効率のプラズマディスプレイパネルを得る。 【解決手段】 プラズマディスプレイパネルは、前面基
板1の維持電極7、8が一定の間隔を存して平行に配置
された可視光透過率の高い透明電極10と低抵抗の金属
材料から成る電流供給用の母電極11との2種類によっ
て構成される。前記透明電極10及び前記母電極11は
短絡電極12によって導通しており、前記短絡電極12
は前記維持電極7、8に対し垂直に形成されたリブ4に
重なるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面放電型ACプラ
ズマディスプレイパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネル(以下PD
Pとする)の構造は、交流駆動型PDP(以下ac−P
DPとする)に限定しても、従来から様々なものが提案
されてきた。現在典型的に採用されている、面放電型と
呼ばれるac−PDP構造の斜視図を図14に、断面図
を図15に示す。これらの図において、1は前面基板、
2は背面基板であり、この2枚の基板1、2を対向させ
て配置して、それらの間に放電空間3を形成する。放電
空間3には、放電によって紫外線を発生するガスとして
キセノン(Xe)等の希ガスと他の希ガスとの混合ガス
が数百Torr封入されている。
【0003】背面基板2にはリブ4と呼ばれる障壁が画
素ピッチで平行に形成されている。リブ4間には書込電
極と呼ばれる平行な電極群5が維持電極に垂直に設けら
れ、その上に蛍光体6が塗布されている。リブ4は画素
と画素とを電気的、光学的に分離する障壁としての役割
と前面基板1と背面基板2を一定の間隔で保つためのス
ペーサとしての役割を担っている。リブ4の形状として
は、図14に示されるように、ストライプ状である場合
もあるし、マトリクス状の場合もある。
【0004】前面基板1には、図16に示されるよう
に、二本で一対の電極が形成されている。この電極対を
構成する電極は、それぞれX電極7、Y電極8と呼び、
画素ピッチの間隔で、平行に且つ書込電極5やリブ4と
直交する方向に配置される。これらX電極7、Y電極8
は主に表示を維持するための電極として用いられるた
め、ここでは維持電極と呼び、X電極、Y電極をまとめ
て維持電極対9と呼ぶ。X電極7、Y電極8との間のギ
ャップc(以下放電ギャップc)は低電圧で放電できる
ように決定される。それに対しラインとラインの間の距
離b(以下ライン間ギャップb)は放電が起きないよう
に、放電ギャップcよりも十分広い値を採るよう決定さ
れる。これら電極の上には誘電体の層11が形成され、
更に誘電体表面にMgO膜12が形成される。MgOは
耐スパッタ性に優れているため誘電体を保護し、また高
い二次電子放出係数を持つため放電開始電圧を低下させ
る。
【0005】次に発光の原理について説明する。前面基
板1の維持電極9間に電位差が生じ、放電が起こると、
紫外線が発生し、その紫外線によって蛍光体6が励起さ
れ可視光線が発生する。発生した可視光線は、前面基板
1を通して外部に取り出される。表示面から蛍光体の反
射光を見ることになるため、一般的に反射型と言われ
る。また、放電は維持電極対9の中心に近い維持電極上
で発生し、時間とともに電極の外側に向かって移動す
る。このため、放電によって十分紫外線を発生させるた
めに、ある程度の電極面積が必要とされる。
【0006】このように、反射型PDPにおいては、維
持電極7、8は放電を発生させる役割の他に、放電のた
めに電流を供給する役割と、蛍光体から発生した可視光
線を表示面に取り出す役割を担う。しかし、維持電極材
料として、電流を供給するために必要な条件である低抵
抗と、可視光線を効率良く表示面に取り出すのに必要な
条件である高透過率の両方を十分に満たす材料は現在見
つかっていない。そこで、従来のPDPでは、図16に
示すように、維持電極7、8は、比較的高抵抗であるが
可視光透過率の高い透明電極10と可視光透過性は無い
が低抵抗である母電極11の2層で構成されている。こ
こで、透明電極10は放電用の電極としての役割と、ま
た可視光線を外部に取り出す役割とを担い、母電極11
は放電用の電極としての役割と、電流を供給する電極と
しての役割とを担う。
【0007】透明電極10の材料としては、一般にIT
O、SnO2等の酸化膜が用いられる。ITOは、主に
真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング
法等の物理蒸着法によって成膜され、SnO2膜は、主
に化学蒸着法(CVD法)によって成膜される。
【0008】母電極11は通常Cr−Cu−Cr、Cr
−Al−Cr等の3層構造に代表される低抵抗金属材料
が用いられ、薄膜プロセスによって形成される。また、
金や銀等の印刷ペーストを用い厚膜印刷プロセスによっ
て形成されることもある。
【0009】母電極11の幅は、抵抗による電圧降下を
考慮して、設計時に維持電極7、8の長辺方向の長さと
短辺方向の長さによって決定される。一般に維持電極幅
の30〜50%が母電極幅となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の面放電型AC−
PDPにおいては、母電極11は放電によって電力を消
費しているにもかかわらず、光を透過しないため、光の
取り出し効率を低下させていた。そのため、投入電力に
対し発生する輝度の割合、すなわち発光効率向上の妨げ
となっていた。
【0011】本発明は上記課題を解決しようとするもの
で、母電極によって消費される放電電力を低下させ、光
の利用効率を向上させ、高発光効率のプラズマディスプ
レイパネルを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るプ
ラズマディスプレイパネルは、前面基板と、前記前面基
板に配置され、可視光透過率の高い透明電極と低抵抗の
母電極によって構成される維持電極と、維持放電時に、
面放電を前記透明電極で終了させ、前記母電極上まで面
放電が広がらないように制御する制御手段とを備えるも
のである。このような構成により、放電は透明電極のみ
に限定され、母電極まで達することがないため、母電極
においては放電電力を消費することが無くまた、母電極
によって遮蔽される光の割合が減少する。
【0013】請求項2の発明に係るプラズマディスプレ
イパネルは、前記制御手段が、前記前面基板の維持電極
を構成する前記透明電極と前記母電極とを所定の間隔を
もって平行に配置するとともに、分離された前記透明電
極と前記母電極とを接続する複数の短絡電極により構成
されるものである。このような構成により、透明電極と
母電極の間に無電極部分が存在するため、放電が透明電
極のエリア内で終了し、母電極まで達することはない。
【0014】請求項3の発明に係るプラズマディスプレ
イパネルは、前記短絡電極が、前記維持電極に直交する
方向に配置された背面基盤のリブに重なるように配置さ
れるものである。このような構成により、短絡電極上に
放電空間が存在しないため、放電が透明電極から母電極
へ短絡電極を伝って広がることはない。
【0015】請求項4の発明に係るプラズマディスプレ
イパネルは、前記前面基板の維持電極における前記短絡
電極の幅が、前記リブの幅以下であるものである。この
ような構成により、短絡電極が放電空間にはみ出ること
はないので、透明電極で発生した放電が短絡電極を伝わ
って、母電極に達するのを防止することができる。
【0016】請求項5の発明に係るプラズマディスプレ
イパネルは、前記前面基板の維持電極対を形成するX電
極、Y電極の配列順序を、1ライン毎に交互に入れ替わ
るようにしたものである。このような構成により、ライ
ンとラインとの間のギャップに対して電位差が生じない
ので、ライン間での放電が発生することはない。
【0017】請求項6の発明に係るプラズマディスプレ
イパネルは、前記前面基板の維持電極対の内、書き込み
期間においてスキャン用電極として使用しない電極にお
いて、維持電極対2ラインに対し、母電極を1本にした
ものである。このような構成により、ライン間ギャップ
は、スキャン用電極として使用する電極においてしか存
在しないため、母電極と透明電極の間隔を広くすること
ができる。
【0018】請求項7の発明に係るプラズマディスプレ
イパネルは、前記前面基板の維持電極が、前記短絡電極
の延長線上の前記透明電極に切り欠き部分もしくは穴を
形成されたものである。このような構成により、前面基
板と背面基板のアラインメントがずれて、短絡電極が放
電空間にはみ出した場合でも、透明電極上の切り欠き部
分もしくは穴によって、母電極までの放電経路が長くな
るため、放電が透明電極から短絡電極を伝って母電極ま
で広がることはない。
【0019】請求項8の発明に係るプラズマディスプレ
イパネルは、前記制御手段が、前記母電極及び透明電極
上に誘電体層を設け、前記母電極上の誘電体層を前記透
明電極上の誘電体層よりも厚くすることにより構成され
るものである。このような構成により、透明電極上より
も母電極上の放電が起こり難いので、放電が透明電極の
みに限定され、母電極まで広がることはない。
【0020】請求項9の発明に係るプラズマディスプレ
イパネルは、前記制御手段が、前記透明電極上に、放電
開始電圧を低下させる皮膜を設けるとともに、前記母電
極上には、放電開始電圧を低下させる皮膜を設けないこ
とにより構成されるものである。このような構成によ
り、透明電極上よりも母電極上の二次電子放出係数が低
く、放電開始電圧が高いため、放電が透明電極のみに限
定され、母電極まで広がることはない。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この発明の一実施の形態について説明す
る。図1はこの発明の一実施の形態の前面基板1の維持
電極7、8の形状及び背面基板のリブ4との位置関係を
示すものである。尚、本発明は前面基板の維持電極に関
するものであり、背面基板については図14に示したよ
うな、従来の構造と同様のものである。以下に説明する
他の実施の形態についても同様である。
【0022】前面基板1上の各維持電極7、8は、それ
ぞれ、互いに一定の間隔aを存して平行に配置された1
対の透明電極10及び母電極11と、各維持電極7、8
に直交する方向に配置されて、母電極11から透明電極
10へ延びる短絡電極12とから構成されており、対を
なす透明電極10と母電極11とは、背面基板2のリブ
4に重なるように配置された短絡電極12によって接続
されている。
【0023】以下、具体的に実験結果を示し、従来例の
PDPと比較しながら説明をする。実験に用いたパネル
の条件を示す。本実施の形態、従来例のPDPともに、
封入ガスはネオン(Ne)+キセノン(Xe)(5
%)、圧力は500Torrで、維持電極対ピッチは1
260μmである。本実施の形態のPDPでは、透明電
極幅は200μm、母電極幅は85μm、透明電極10
と母電極11の間隔aは215μmである。従来例のP
DPでは、維持電極幅は300μm、母電極幅は130
μmである。その他のパネルを構成する条件は従来例、
本実施の形態ともに全て同じである。
【0024】図2に外部印加電圧と輝度との関係を示
す。測定時の維持パルスの周波数は5kHzである。こ
こで、注目すべきは輝度の絶対値の差ではなく、電圧に
対する輝度の上昇率である。従来例のPDPでは、電圧
に対し輝度はほぼ比例して上昇している。それに対し、
本実施の形態のPDPでは、210Vの前後でその上昇
率に大きな差がある。これは、放電のモードが2種類あ
ることを示している。この放電モードの違いを、図3の
放電領域の模式図に示す。電圧の低い210V以下で
は、放電は透明電極10にのみに限定されているが、2
10V以上にすると、放電は母電極11まで広がる。本
実施の形態では、前者の放電が透明電極10のみに限定
されている放電モードを使用することによって、高発光
効率化を実現する。
【0025】次に、光の取り出し効率をセルの発光強度
分布によって比較する。ここで光の取り出し効率とは、
母電極11が無い場合の輝度に対する、母電極11があ
る場合の輝度の割合をいう。
【0026】図4、5に、それぞれ従来例と本実施の形
態におけるPDPにおける表示面の発光強度分布を示
す。発光強度分布は、セルの水平方向の中心(リブ4と
リブ4の中心線)に対し、維持電極7、8を縦断するよ
うに測定した結果である。測定時の外部印加電圧は、本
実施の形態のPDPにおいて放電が透明電極10のみに
限定される180Vである。
【0027】まず、従来例のPDPについて説明する。
図4の左右のピークは維持電極対の放電による発光強度
分布であり、この維持電極対の発光の漏れ光によって、
電極のない維持電極対と維持電極対の間の領域において
も発光が見られる。維持電極対上のピークの両サイドの
窪んだ部分は、母電極11によって可視光線が遮蔽され
た部分である。電極上の発光強度は、電極対中心ほど高
く、中心から離れるに従い低くなる。よって、従来のP
DPでは母電極11の位置は、光の取り出し効率を考慮
して、発光強度の最も大きい維持電極対中心から出来る
だけ離れた維持電極7、8上に配されている。
【0028】母電極11を形成しないと仮定した場合の
発光強度分布を図4に点線で示す。母電極11を形成し
ない透明電極10のみのセルにおける総発光強度(点
線)に対する母電極11を形成したセルのおける総発光
強度(実線)の割合、つまり光の取り出し効率は70〜
80%であり、母電極11によって20〜30%の光が
遮蔽されている。
【0029】それに対して、本実施の形態のPDPで
は、母電極11は放電発光している透明電極10よりも
離れて配置されているため、図5に明確に示されるよう
に、母電極11によって遮光される割合はほぼ0%であ
る。よって、光の取り出し効率は従来の構造に比べ約2
0〜30%改善される。
【0030】図6に外部印加電圧と発光効率との関係を
示す。発光効率は、放電によって消費した電力に対する
輝度の割合であり、次式で示される。 η=πLS/P ここで、ηは発光効率、πは円周率、Lは輝度、Pは放
電電力である。発光効率の測定は、実際の駆動条件に近
づけるため、周波数125kHz、パルス幅3μsec
の連続パルスに休止期間を設けたバースト波形で行っ
た。平均の周波数は30kHzである。本実施の形態の
発光効率は、従来例の発光効率よりも約22%向上して
いる。これは、発光強度分布で示したように、光の取り
出し効率が向上したため、同じ電力に対する輝度の割合
が上昇したためである。
【0031】上記実験結果を得るためには、必ず放電の
モードが透明電極10に限定されなくてはならない。そ
れは、放電が母電極11まで広がると、電力、輝度とも
に上昇するが、母電極11による光を遮蔽する割合が上
昇し、光の取り出し効率が減少するためである。放電が
ギャップaを飛び越えて母電極11まで達する条件は、
上記図2で示したように、維持放電時に印加する維持電
圧の他に、パルス幅、周波数、ガス組成、ギャップaの
長さ等の条件によって異なる。本実施の形態において
は、具体的にパネルの条件、駆動条件を数値を挙げて説
明したが、上記に挙げたパラメータは、実験に用いた数
値にのみ限定されず、本発明の原理に準ずる数値をとる
ことは勿論である。
【0032】次に、短絡電極12の構成について説明す
る。短絡電極12は、図1に示すように、背面基板のリ
ブ4に重なるように配置されているため、短絡電極12
上には放電空間が存在せず、透明電極10で発生した放
電が短絡部を伝って、母電極11に達することはない。
また、前面基板1の維持電極における短絡電極12の幅
は、背面基板のリブ4の幅以下にするのが好ましい。こ
のようにすることにより、短絡電極12が放電空間3に
はみ出ることがなく、透明電極10で発生した放電が短
絡電極12を伝わって、母電極11に達するのを防止す
ることができる。
【0033】図1には短絡電極12は母電極11から凸
状に突き出たように構成されているが、逆に透明電極1
0から凸状に短絡電極12を設けても良いし、母電極1
1と透明電極10の両方に凸状の短絡部を設け、互いに
重ねてもよい。それぞれ利点を有しており、母電極11
に凸状の短絡部を設け場合は、低抵抗化に有利であり、
透明電極10に凸状の短絡部を設けた場合は、仮に前面
基板1と背面基板とのアラインメントのズレが生じて
も、前面基板1の光の取り出し効率が極端に下がること
がない。
【0034】実施の形態2.上記実施の形態1のような
構造を取りつつ、高精細化した場合、維持電極対と維持
電極対のギャップbが狭くなる。維持電極対を第1ライ
ンからX電極7、Y電極8の順で配列すると、X電極7
及びY電極8は、維持電極対中心の放電ギャップcに対
して電圧印加時に電位差が生じているが、ライン間ギャ
ップbに対しても同様の電位差が生じているため、ライ
ン間ギャップbの減少に伴い誤放電が生じ易くなる。ギ
ャップbで誤放電が生じると、ライン間の独立性が無く
なり、画像を表示することができなくなる。
【0035】ここで、本実施の形態2を説明するため、
PDPの画像を表示する方法を簡単に説明する。一般
に、PDPで画像を表示するための駆動シーケンスは、
書き込み期間と維持期間の2つに大きく分けられる。書
き込み期間には、1ライン毎にスキャンを行い、選択セ
ルを決定していく。その時、維持電極の内、X電極7、
もしくはY電極8のどちらか一方がスキャン用の電極と
して作用するため、その電極はライン毎に独立した電位
を持つようにしなければならない。次の維持期間では、
書き込み期間において選択したセルを全面で一斉に放電
を行う。そのため、X電極7、Y電極8はそれぞれの電
極で全ライン同電位にすることができる。よって、どち
らの期間においてもX、Y電極7、8のどちらか一方は
全ライン共通にすることが可能である。以下、書き込み
時にスキャン用の電極をX電極として説明するが、Y電
極をスキャン用の電極としても何ら問題はない。
【0036】本実施の形態2では、図7に示すように、
維持電極対を形成するX電極7、Y電極8の配列順序
を、1ライン毎に交互に入れ替わるようにする。例え
ば、第一ラインはX電極7の次にY電極8、第二ライン
はY電極8の次にX電極7といった配列になる。このよ
うな配列にすると、放電ギャップcに対してはX電極
7、Y電極8が配置されているため、電位差があり、放
電を行うことが出来るが、ライン間ギャップbに対して
は、X電極7とX電極7または、Y電極8とY電極8と
いうように配置されているため、電位差がないため、放
電が起こらない。
【0037】このため、ライン間ギャップbを狭くする
ことができるため、高精細化したパネルにおいても、面
放電が透明電極10から母電極11に達しないようにギ
ャップaの幅を十分広くすることが出来る。
【0038】また、ギャップbを更に狭くし、図8に示
されるように、Y電極8の母電極11を一体化すること
も可能である。Y電極の母電極11は、1本で2ライン
分のY電極8の透明電極10を担当することになる。
【0039】この場合、X電極7における透明電極10
と母電極11との距離dと、Y電極8における透明電極
10と母電極11との距離eは同じではない。ギャップ
d、eは透明電極10で発生した放電を母電極8まで広
げないようにする役目を負うが、このギャップd、eの
幅は、放電の制御の関係上等しい方が望ましい。図9に
示す構造は、透明電極10と母電極11との距離を等間
隔にするよう、透明電極対の中心を調整したものであ
る。
【0040】実施の形態3.本実施の形態3で説明する
構造図は、前面基板1と背面基板2のアラインメントの
ずれの対策に関するものである。
【0041】上記実施の形態1、2で示された構造で
は、母電極11と透明電極10を接続する短絡電極12
は、背面基板のリブ4に重なるように配置する必要があ
る。それは、短絡電極12が放電空間3に露出すると、
透明電極10で発生した放電が短絡電極12を伝わっ
て、母電極11に達する可能性が高くなるからである。
しかしながら、プロセスの冗長度を持たせるため、アラ
インメントのずれに対して、放電特性の冗長度も高くす
る必要性がある。
【0042】本実施の形態3では、図10の(a)に示
されるように、短絡電極12を設けた部分の延長線上の
透明電極10に一部切り欠きた部分10aを形成する。
【0043】図10の(b)に、背面基板のリブ4との
アラインメントがずれていない場合を示す。放電空間3
に露出している透明電極10と母電極11とは完全に独
立しており、ギャップaを十分に確保していれば、放電
が母電極11に達することはない。
【0044】背面基板のリブ4とのアラインメントが若
干ずれた場合、放電空間3に露出した形状は、図10の
(c)に示されるように、透明電極10と母電極11と
が一部接続した形となる。この場合、短絡電極12の延
長線上の透明電極10に切り欠き10aがあるため、ギ
ャップcは本来の狭いギャップc1と透明電極10の切
り欠き10aによる広いギャップc2の2種類存在する
ことになる。放電は本来の狭いギャップc1で開始する
ため、放電が生じたギャップから透明電極10まで伝わ
る経路は、透明電極10の切り欠き10aが無い場合に
比べて長くなる。そのため、放電は短絡電極12から母
電極11へと広がり難くなる。
【0045】また、図11に示すように、透明電極10
に四角形の穴10bが空いているパターンにおいても、
背面基板のリブ4とのアラインメントが若干ずれた場
合、短絡電極12の延長線上の透明電極10に無電極部
分が存在するため、放電は母電極11まで広がり難い。
尚、図11の(a)乃至(c)は、それぞれ図10の
(a)乃至(c)に対応するものである。
【0046】本実施の形態3では、透明電極10の切り
欠き10aの形状または穴10bの形状は長方形であっ
たが、本実施の形態3で説明した原理と同じ作用をする
ものであれば、どのような形状でもよいことは勿論であ
る。
【0047】これまで説明した実施の形態1乃至3で
は、放電を透明電極10のみに限定し、母電極11を放
電させないようにする方法として、透明電極10と母電
極11の距離を離す方法が採られていた。以下の本実施
の形態4及び実施の形態5では、透明電極10と母電極
11の位置関係は従来と変わることなく、放電を透明電
極10のみに制御する方法を説明する。
【0048】実施の形態4.図12に示す本実施の形態
4における構造においては、母電極11上の誘電体層1
3の厚さを透明電極10上の誘電体層13の厚さよりも
厚く形成してある。母電極11上では、誘電体層13の
膜厚が厚くなっているため、放電し難い。そのため、維
持電極対中心で発生した放電は、透明電極10の外側に
向かって広がるが、母電極11まで広がることなく、透
明電極10上のみで終了する。よって、上記実施の形態
1で説明したのと同様の理由で、発光効率が向上する。
尚、この実施の形態4では、誘電体層13上にその全面
に渡って、MgO等の放電開始電圧を低下させる皮膜1
4が設けられている。
【0049】実施の形態5.図13に示す本実施の形態
5における構造においては、誘電体層13上に設けた、
MgO等の放電開始電圧を低下させる皮膜14は、母電
極11上には形成されない。誘電体層13上に形成して
あるMgO等の皮膜14は高い二次電子放出係数を持
ち、放電開始電圧を低下させている。本実施の形態5に
おいては、母電極11上に、MgO等の放電開始電圧を
低下させる皮膜14を形成していないため、皮膜14の
ある透明電極10より母電極11は放電し難い。そのた
め、維持電極対中心付近で発生した放電は、透明電極1
0を外側に向かって広がるが、母電極11まで広がるこ
となく、透明電極10上のみで終了する。よって、上記
実施の形態1で説明したのと同様の理由で、発光効率が
向上する。
【0050】本実施の形態5では、MgO等の放電開始
電圧を低下させる皮膜14の有無でもって、透明電極1
0上よりも母電極11上の誘電体層13表面の二次電子
放出係数を小さくしたが、放電開始電圧を低下させる材
料としては、MgO以外の材料でも、同様に二次電子放
出係数に差がつけられるものであれば良いことは勿論で
ある。
【0051】上記実施の形態4、5は、透明電極10と
母電極11が分離されていない構造で説明したが、上記
実施の形態1、2、3のように、透明電極10と母電極
11とが分離されている構造についても、適用できるこ
とは勿論である。
【0052】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような優れた効果を奏
する。
【0053】請求項1のプラズマディスプレイパネルに
よれば、透明電極と母電極を一定間隔を以て分離して配
置することによって、放電が透明電極のみに限定され、
母電極まで広がらないため、母電極によって放電電力が
消費されず、また、母電極によって遮蔽される光の割合
が減少するので、光の利用効率が向上し、発光効率を向
上させることができる。
【0054】また、請求項2のプラズマディスプレイパ
ネルによれば、透明電極と母電極の短絡電極が、背面基
板のリブと重なるように配置されているため、透明電極
で発生した放電が、短絡電極を通して母電極まで広がる
ことがなく、このため、母電極では放電電力が消費され
ない。
【0055】請求項3のプラズマディスプレイパネルに
よれば、短絡電極が、維持電極に直交する方向に配置さ
れた背面基盤のリブに重なるように配置されるので、短
絡電極上に放電空間が存在しないため、放電が透明電極
から母電極へ短絡電極を伝って広がることを防止でき
る。
【0056】請求項4のプラズマディスプレイパネルに
よれば、前面基板の維持電極における短絡電極の幅がリ
ブの幅以下であるため、短絡電極が放電空間にはみ出る
ことはなく、透明電極で発生した放電が短絡電極を伝わ
って、母電極に達するのを防止することができる。
【0057】請求項5のプラズマディスプレイパネルに
よれば、前面基板の維持電極対を形成するX電極、Y電
極の配列順序を、1ライン毎に交互に入れ替わるように
したので、ラインとラインのギャップに対して電位差が
生じず、ライン間での放電が生じないため、ラインピッ
チの小さい高精細画面においても、透明電極と母電極の
間の距離を広くすることができ、従って、容易に放電を
透明電極のみに制御することができる。
【0058】請求項6のプラズマディスプレイパネルに
よれば、前面基板の維持電極対の内、書き込み期間にお
いてスキャン用電極として使用しない電極において、維
持電極対2ラインに対し、母電極を1本にしたので、ラ
イン間ギャップは、スキャン用電極として使用する電極
においてしか存在しないため、母電極と透明電極の間隔
を広くすることができ、従って、一層容易に放電を透明
電極のみに制御することができる。
【0059】また、請求項7のプラズマディスプレイパ
ネルによれば、前面基板の維持電極において、短絡部の
延長線上の透明電極に切り欠き部分もしくは穴を形成し
た構造においては、前面基板と背面基板のアラインメン
トがずれて短絡電極が放電空間にはみ出しても、透明電
極上の切り欠き部分もしくは穴によって、母電極までの
放電経路が長くなり、放電が透明電極から短絡電極を伝
って母電極まで広がり難くなるため、放電を透明電極の
みに制御することができる。
【0060】また、請求項8のプラズマディスプレイパ
ネルによれば、前面基板の維持電極において、母電極上
の誘電体層を透明電極上の誘電体層よりも厚くしたの
で、透明電極上よりも母電極上の放電が起こり難いた
め、放電を透明電極のみに制御することができる。
【0061】また、請求項9のプラズマディスプレイパ
ネルによれば、前面基板の維持電極において、母電極上
に、放電開始電圧を低下させる皮膜を設けないようにし
たので、透明電極上よりも母電極上の二次電子放出係数
が低く、放電開始電圧が高いため、放電を透明電極のみ
に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるプラズマディ
スプレイパネルの前面基板の電極及び背面基板のリブの
位置関係を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるプラズマディ
スプレイパネルと従来例のプラズマディスプレイパネル
の印加電圧と輝度の関係を示した図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の放電モードを説明
する模式図である。
【図4】 従来のプラズマディスプレイパネルのセル内
における発光強度分布を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1によるプラズマディ
スプレイパネルのセル内における発光強度分布を示す図
である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるプラズマディ
スプレイパネルと従来例のプラズマディスプレイパネル
の印加電圧と発光効率の関係を示した図である。
【図7】 この発明の実施の形態2によるプラズマディ
スプレイパネルの前面基板の電極及び背面基板のリブの
位置関係を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態2によるプラズマディ
スプレイパネルの前面基板の電極及び背面基板のリブの
位置関係を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態2によるプラズマディ
スプレイパネルの前面基板の電極及び背面基板のリブの
位置関係を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3によるプラズマデ
ィスプレイパネルの前面基板の電極及び背面基板のリブ
の位置関係を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態3によるプラズマデ
ィスプレイパネルの前面基板の電極及び背面基板のリブ
の位置関係を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態4によるプラズマデ
ィスプレイパネルの前面基板の断面図を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態5によるプラズマデ
ィスプレイパネルの前面基板の断面図を示す図である。
【図14】 従来のプラズマディスプレイを示す斜視図
である。
【図15】 従来のプラズマディスプレイを示す断面図
である。
【図16】 従来のプラズマディスプレイの前面基板の
電極及び背面基板のリブの位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 前面基板、2 背面基板、3 放電空間、4 リ
ブ、5 書込電極、6蛍光体、7 維持電極(X電
極)、8 維持電極(Y電極)、9 維持電極対、10
透明電極、11 母電極、12 短絡電極、13 誘
電体層、14 放電開始電圧を低下させる皮膜。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射型面放電のプラズマディスプレイパ
    ネルにおいて、 前面基板と、 前記前面基板に配置され、可視光透過率の高い透明電極
    と低抵抗の母電極とによって構成される維持電極と、 維持放電時に、面放電を前記透明電極で終了させ、前記
    母電極上まで面放電が広がらないように制御する制御手
    段と、 を備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記前面基板の維持電
    極を構成する前記透明電極と前記母電極を所定の間隔を
    もって平行に配置するとともに、分離された前記透明電
    極と前記母電極とを接続する複数の短絡電極により構成
    されることを特徴とする請求項1記載のプラズマディス
    プレイパネル。
  3. 【請求項3】 前記短絡電極は、前記維持電極に直交す
    る方向に配置された背面基盤のリブに重なるように配置
    されることを特徴とする請求項2記載のプラズマディス
    プレイパネル。
  4. 【請求項4】 前記前面基板の維持電極における前記短
    絡電極の幅が、前記リブの幅以下であることを特徴とす
    る請求項3記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 【請求項5】 前記前面基板の維持電極対を形成するX
    電極、Y電極の配列順序を、1ライン毎に交互に入れ替
    わるようにしたことを特徴とする請求項2記載のプラズ
    マディスプレイパネル。
  6. 【請求項6】 前記前面基板の維持電極対の内、書き込
    み期間においてスキャン用電極として使用しない電極に
    おいて、維持電極対2ラインに対し、母電極を1本にし
    たことを特徴とする請求項5記載のプラズマディスプレ
    イパネル。
  7. 【請求項7】 前記前面基板の維持電極は、前記短絡電
    極の延長線上の前記透明電極に切り欠き部分もしくは穴
    を形成されたことを特徴とする請求項2記載のプラズマ
    ディスプレイパネル。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記母電極及び透明電
    極上に誘電体層を設け、前記母電極上の誘電体層を前記
    透明電極上の誘電体層よりも厚くすることにより構成さ
    れることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプ
    レイパネル。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記透明電極上に、放
    電開始電圧を低下させる皮膜を設けるとともに、前記母
    電極上には、放電開始電圧を低下させる皮膜を設けない
    ことにより構成されることを特徴とする請求項1記載の
    プラズマディスプレイパネル。
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