JPH0765727A - 面放電型プラズマディスプレイパネル - Google Patents
面放電型プラズマディスプレイパネルInfo
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- JPH0765727A JPH0765727A JP20912193A JP20912193A JPH0765727A JP H0765727 A JPH0765727 A JP H0765727A JP 20912193 A JP20912193 A JP 20912193A JP 20912193 A JP20912193 A JP 20912193A JP H0765727 A JPH0765727 A JP H0765727A
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Abstract
スプレイパネル(PDP)に関し、透明導電膜からなる
表示電極のライン方向の導電性を確保しつつ、表示電極
とアドレス電極との間の不要の放電を防止し、信頼性を
高めることを目的とする。 【構成】表示面側の基板上に、透明導電膜41とその導
電性を補う金属層42とからなる面放電用の表示電極
X,Yを有し、背面側の基板上に表示電極X,Yと交差
するアドレス電極Aを有した3電極構造の面放電型プラ
ズマディスプレイパネル1であって、少なくとも一方の
表示電極Xの金属層42が、アドレス電極Aとの交差部
において透明導電膜41と重ならないように形成されて
構成される。
Description
面放電型のプラズマディスプレイパネル(PDP)に関
する。
PDPは、視認性に優れ且つ大型化及び高速表示が可能
であることから、CRTに代わるフラット形の表示デバ
イスとして注目をあつめている。
参照して面放電型PDPの構造について説明する。
DPは、表示面H側のガラス基板11、表示の各ライン
に対応する面放電用の一対の表示電極X,Y、表示電極
X,Yを被覆する誘電体層17、保護膜18、背面側の
ガラス基板21、表示電極X,Yと直交するアドレス電
極A、アドレス電極Aと平行なストライプ状の隔壁2
9、及び所定発光色の蛍光体28などから構成されてい
る。
表示電極X,Yの延長方向に単位発光領域EU毎に区画
され、且つその間隙寸法が100〜150μm程度に規
定されている。
避けるために、表示電極X,Yと反対側のガラス基板2
1上の各隔壁29の間に設けられ、面放電で生じる紫外
線によって励起されて発光する。蛍光体28の表層面
(放電空間と接する面)で発光した光は、誘電体層17
及びガラス基板11を透過して外部へ射出する。
28に対して表示面H側に配置されることから、面放電
を広範囲とし且つ表示光の遮光を最小限とするため、幅
の広い帯状の透明導電膜41とその一端側に重なる幅の
狭い帯状の金属膜(バス電極)42とから構成されてい
る。金属膜42は透明導電膜41が比較的に高抵抗であ
ることから、表示電極X,Yのライン方向の導電性を補
うために設けられている。通常、透明導電膜41及び金
属膜42は、それぞれフォトリソグラフィ法によって形
成される。
全面の書込みとして、全てのラインについて、一方の表
示電極Xに放電開始電圧を越える電圧を印加して各ライ
ン内の各単位発光領域EUで一斉に面放電(誘電体層1
7の表面方向の放電)を生じさせる。面放電が生じる
と、印加電圧と逆の極性の壁電荷が各表示電極X,Y上
の誘電体層17に蓄積する。次に、他方の表示電極Yに
放電開始電圧より低い放電維持電圧を印加した状態で、
表示パターンに応じて選択したアドレス電極Aに所定の
電圧を印加して表示電極Yとアドレス電極Aとの間のア
ドレス放電を生じさせる。アドレス放電により適当な電
荷蓄積状態が形成される。
て交互に放電維持電圧を印加する。これにより所定量の
壁電荷が蓄積している単位発光領域EUにおいて放電維
持電圧の印加毎に強い発光が生じる。このとき、放電維
持電圧の印加の周期を適当に選ぶことによって輝度が調
整される。
ドレス電極Aは接地電位とされ、表示電極Xとアドレス
電極Aとの間の相対的な電位差は、表示電極X,Y間の
電位差と同一値となる。ただし、放電空間30の間隙寸
法が大きいので、通常は上述のように表示電極X,Y間
の面放電のみが生じ、表示電極Xとアドレス電極Aとの
間の放電は生じない。
属膜42のパターニングに際して透明導電膜41と金属
膜42との間にエッチング溶液がしみ込み、そのために
各膜41,42の膜厚方向の境目に微小な気泡が生じる
ことがある。
一方の表示電極Xにおいて、アドレス電極Aとの交差部
に気泡が生じた場合に、アドレス電極Aとの間で不要の
放電が生じ、アドレス電極A及び駆動回路が破損するお
それがあるという問題があった。
からなる表示電極のライン方向の導電性を確保しつつ、
表示電極とアドレス電極との間の不要の放電を防止し、
信頼性を高めることを目的としている。
上述の課題を解決するため、図1及び図2に示すよう
に、表示面H側の基板11上に、透明導電膜41とその
導電性を補う金属膜42とからなる面放電用の表示電極
X,Yを有し、背面側の基板21上に前記表示電極X,
Yと交差するアドレス電極Aを有した3電極構造の面放
電型プラズマディスプレイパネル1であって、少なくと
も一方の前記表示電極Xの前記金属膜42が、前記アド
レス電極Aとの交差部において前記透明導電膜41と重
ならないように形成されてなる。
膜41上には金属膜42がなく、放電を誘発する膜間の
気泡も存在しない。このため、耐電圧の上で表示電極X
の表面状態がほぼ一様となり、表示電極Xとアドレス電
極Aとの間の放電が防止される。
対応する部分の基本的な構造を示す分解斜視図、図2は
図1のPDP1の電極構造を示す平面図、図3は図2の
III矢視方向の電極構造を示す断面図である。
形態による分類の上で反射型と呼称される3電極構造の
面放電型PDPであり、表示面側のガラス基板11、透
明導電膜41とそれに重なる金属膜42とからなる表示
電極X,Y、AC駆動のための誘電体層17、MgOか
らなる保護膜18、背面側のガラス基板21、放電空間
30の間隙寸法を規定する複数のストライプ状の隔壁2
9、各隔壁29の間に設けられたアドレス電極A、及び
R,G,Bの3原色の蛍光体28から構成されている。
方向に単位発光領域EU毎に区画され、この放電空間3
0には、蛍光体28に対する紫外線励起のための放電ガ
スとして、ネオンにキセノンを混合したペニングガスが
封入されている。
には、ライン方向に並ぶ同一面積の3つの単位発光領域
EUが対応づけられている。各単位発光領域EUにおい
て、表示電極X,Yによって面放電セル(表示のための
主放電セル)が画定され、表示電極Yとアドレス電極A
とによって表示又は非表示を選択するためのアドレス放
電セルが画定される。これにより、図の縦方向に連続す
る蛍光体28の内、各単位発光領域EUに対応した部分
を選択的に発光させることができ、R,G,Bの組み合
わせによるフルカラー表示が可能である。
間30に対して表示面H側に配置されることから、透明
導電膜41とその導電性を補う金属膜42とから構成さ
れている。透明導電膜41は、2000Å程度の厚さの
ネサ膜(酸化錫膜)からなり、その幅は120μm程度
である。また、金属膜42は、例えばクロム−銅−クロ
ムの3層構造の1μm程度の厚さの薄膜からなり、その
幅は80μm程度である。
されるように、表示電極Yについては、金属膜42が従
来と同様にライン方向に沿って連続して透明導電膜41
と重なるように形成されている。つまり、金属膜42の
平面形状は直線状とされている。
属膜42が透明導電膜41の内のアドレス電極Aと交差
する部分に重ならないように形成されている。つまり、
表示電極Xの金属膜42は、各アドレス電極A間では表
示電極Yと同様に透明導電膜41の外側端部に重なり、
それ以外の部分では透明導電膜41の上面を避けて外側
に迂回するように、その平面形状が選定されている。
上に設けたネサ膜のパターニングによって透明導電膜4
1を形成した後、蒸着やスパッタなどによって透明導電
膜41を含めてガラス基板11を一様に覆う薄膜を形成
し、フォトリソグラフィ法を用いて表示電極X,Yにつ
いて一括して薄膜をパターニングすることによって形成
することができる。
の間の境界面には気泡が生じることがあるが、ガラス基
板11と金属膜42との間の境界面には気泡は生じな
い。これはガラス基板(ソーダ石灰ガラス)11と金属
膜42(クロム層)との密着性が極めて良好であること
による。
を構成する透明導電膜41と金属膜42とが、それぞれ
互いに離れた位置でアドレス電極Aと交差し、その交差
部におけるそれぞれの膜質は、気泡のない一様な膜質と
なる。
従来と同様に一方の表示電極Xに書込み電圧を印加して
表示面Hの全面で面放電を生じさせ、表示電極Yとアド
レス電極Aとの間で選択的にアドレス放電を生じさせて
表示パターンを決定し、その後の一定期間において表示
電極X,Yに交互に維持電圧を印加して1パターンの表
示状態を保持する。そして、このような動作を繰り返
し、動画像などの表示を行う。
Aとの間にも表示電極X,Y間と同一の電位差が生じる
が、アドレス電極Aとの交差部では透明導電膜41の上
に金属膜42が存在せず、膜質を不均一にする気泡も存
在しないので、放電空間30の間隙寸法などの放電条件
を適当に選定しておけば、表示電極Xとアドレス電極A
との間の不要の放電が生じない。
膜42は、部分的に透明導電膜41から離れるが、ライ
ン方向に連続しているので、アドレス電極Aとの交差部
毎に金属膜42を分断する場合に比べて、表示電極Xの
ライン方向の抵抗値を下げて駆動効率を高めることがで
きる。
ーニングに際して端縁に針状の導電性突起(いわゆるバ
リ)が生じた場合にも、表示電極Xとアドレス電極Aと
の間の不要の放電を抑えることができる。つまり、放電
空間30を介した対向放電は電極の対向面積が大きいほ
ど生じ易い。したがって、金属膜42は透明導電膜41
に比べて幅が狭く、アドレス電極Aとの対向面積が小さ
いので、透明導電膜41と離れた金属膜42にバリが生
じても、金属膜42とアドレス電極Aとの間で放電は誘
発されにくい。
を印加する側の表示電極Xのみについて、金属膜42を
部分的に透明導電膜41を迂回する形状としたが、両方
の表示電極X,Yについて、アドレス電極Aとの交差部
において透明導電膜41と重ならないように金属膜42
を形成してもよい。
び金属膜42の寸法及び平面形状は、PDP1の大きさ
や解像度に応じて適宜選定することができる。
示電極のライン方向の導電性を確保しつつ、表示電極と
アドレス電極との間の不要の放電を防止することがで
き、信頼性を高めることができる。
基本的な構造を示す分解斜視図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】表示面(H)側の基板(11)上に、透明
導電膜(41)とその導電性を補う金属膜(42)とか
らなる面放電用の表示電極(X)(Y)を有し、背面側
の基板(21)上に前記表示電極(X)(Y)と交差す
るアドレス電極(A)を有した3電極構造の面放電型プ
ラズマディスプレイパネル(1)であって、 少なくとも一方の前記表示電極(X)の前記金属膜(4
2)は、前記アドレス電極(A)との交差部において前
記透明導電膜(41)と重ならないように形成されてな
ることを特徴とする面放電型プラズマディスプレイパネ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20912193A JP3423742B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 面放電型プラズマディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20912193A JP3423742B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 面放電型プラズマディスプレイパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0765727A true JPH0765727A (ja) | 1995-03-10 |
JP3423742B2 JP3423742B2 (ja) | 2003-07-07 |
Family
ID=16567640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20912193A Expired - Fee Related JP3423742B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 面放電型プラズマディスプレイパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3423742B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6522072B1 (en) * | 1999-09-21 | 2003-02-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Plasma display panel and substrate for plasma display panel |
KR100556474B1 (ko) * | 1999-04-01 | 2006-03-03 | 엘지전자 주식회사 | 고주파를 이용한 플라즈마 디스플레이 패널 |
KR100627092B1 (ko) * | 1999-02-24 | 2006-09-22 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 면방전형 플라즈마 디스플레이 패널 |
KR100785382B1 (ko) * | 1999-05-11 | 2007-12-18 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
US7772778B2 (en) | 2004-09-27 | 2010-08-10 | Asahi Glass Company, Limited | Method for forming electrodes and/or black stripes for plasma display substrate |
US7776229B2 (en) | 2006-05-18 | 2010-08-17 | Asahi Glass Company, Limited | Glass substrate provided with transparent electrodes and process for its production |
-
1993
- 1993-08-24 JP JP20912193A patent/JP3423742B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100627092B1 (ko) * | 1999-02-24 | 2006-09-22 | 가부시끼가이샤 히다치 세이사꾸쇼 | 면방전형 플라즈마 디스플레이 패널 |
KR100556474B1 (ko) * | 1999-04-01 | 2006-03-03 | 엘지전자 주식회사 | 고주파를 이용한 플라즈마 디스플레이 패널 |
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JP3423742B2 (ja) | 2003-07-07 |
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Legal Events
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