JPH10321000A - ダイナミック型ramとダイナミック型ramのテスト方法 - Google Patents

ダイナミック型ramとダイナミック型ramのテスト方法

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JPH10321000A
JPH10321000A JP10110236A JP11023698A JPH10321000A JP H10321000 A JPH10321000 A JP H10321000A JP 10110236 A JP10110236 A JP 10110236A JP 11023698 A JP11023698 A JP 11023698A JP H10321000 A JPH10321000 A JP H10321000A
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voltage
electrode
plate
dynamic ram
mosfet
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JP10110236A
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Katsuyuki Sato
克之 佐藤
Hiroshi Kawamoto
洋 川本
Kazumasa Yanagisawa
一正 柳沢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 メモリセルの評価を簡単な構成で正確に行い
得る回路機能を付加したダイナミック型RAM。 【解決手段】 複数のデータ線対とワード線の所定の交
点に設け、プレート電極を有するキャパシタの他方の電
極にソース・ドレイン経路が接続されるMOSFETと
を含む複数のメモリセル、複数のデータ線対の対応する
データ線対のプリチャージ回路、複数のデータ線対の対
応データ線対の間の電圧を所定電圧に増幅する複数のセ
ンスアンプ、中間電圧であるプリチャージ電圧とプレー
ト電圧とを形成する電圧発生回路VGG、プレート電極
へのプレート電圧の供給/非供給の制御手段、動作電源
を受ける第1電極、プローブ用の第2電極を備え、供給
/非供給の制御手段がプレート電極へのプレート電圧の
供給の停止時、複数のメモリセルのプレート電圧には任
意電圧を半導体チップ外から第2電極を介し供給可能と
し、複数のプリチャージ回路にプリチャージ電圧を供給
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイナミック型
RAMとダイナミック型RAMのテスト方法に関するも
ので、例えば、ハーフプリチャージ方式のダイナミック
型RAM(ランダム・アクセス・メモリ)とそのキャパ
シタのテスト技術に利用して有効な技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ダイナミック型RAMにおける1ビット
のメモリセルは、情報記憶キャパシタCsとアドレス選
択用MOSFETQmとからなり、論理“1”,“0”
の情報はキャパシタCsに電荷が有るか無いかの形で記
憶される。情報の読み出しは、MOSFETQmをオン
状態にしてキャパシタCsを共通のデータ線Dにつな
ぎ、データ線Dの電位にキャパシタCsに蓄積された電
荷量に応じてどのような変化が起きるかをセンスするこ
とによって行われる。上記キャパシタCsは、ゲート電
極とチャンネル間を利用したMOS容量が利用される。
このため、上記ゲート電極に電源電圧が定常的に供給さ
れること又はイオン打ち込み法によって、ゲート電極下
の半導体表面にチャンネルが形成される。また、上記メ
モリセルの読み出し基準電圧を形成する方式として、デ
ータ線のハーフプリチャージ方式(又はダミーセルレス
方式)が公知である〔例えば、アイエスエスシーシー
ダイジェスト オブ テクニカル ペーバーズ(ISSCC
DIGIST OF TECHNICAL PAPERS)誌1984年、第 276頁
〜第 277頁、又は日経マグロウヒル社1985年2月1
1日付『日経エレクトロニクス』第 243頁〜第 263頁参
照〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なダイナミック型メモリセルにおける蓄積電荷量のマー
ジンを評価する手法としては、電源電圧のバンプ試験や
動作電源電圧マージン試験がある。しかしながら、上記
いずれの手法においても、センスアンプや出力回路等の
周辺回路のマージンも込みで評価してしまうので、正確
な蓄積電荷量のマージン評価にはならない。また、個々
のメモリセルの読み出し信号量そのものを直接的に実測
することは、回路技術的に不可能に近いものである。し
たがって、プロセスバラツキによって容量値が減少させ
られたMOS容量を見い出すことが極めて困難となり、
ダイナミック型RAMの信頼性を低くする原因となって
いる。
【0004】この発明の目的は、メモリセルの評価を簡
単な構成で正確に行うことのできる回路機能を付加した
ダイナミック型RAMとそのテスト方法を提供すること
にある。この発明の前記ならびにその他の目的と新規な
特徴は、この明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、複数のデータ線対と複数の
ワード線の所定の交点に設けられ、半導体基板の主面の
上に形成されたプレート電極を有するキャパシタと前記
キャパシタの前記プレート電極に対向する他方の電極に
ソース・ドレイン経路が接続されるMOSFETとをそ
れぞれに含む複数のメモリセル、前記複数のデータ線対
のそれぞれに対して設けられ、対応するデータ線対をプ
リチャージするための複数のプリチャージ回路、前記複
数のデータ線対のそれぞれに対応して設けられ、対応す
るデータ線対の一方と他方の間の電圧を所定電圧に増幅
するための複数のセンスアンプ、前記所定電圧の中間の
電圧であるプリチャージ電圧とプレート電圧とを形成す
る電圧発生回路、所定の制御信号に従って前記複数のメ
モリセルの前記プレート電極への前記プレート電圧の供
給/非供給を制御する手段、動作電源を受けるための第
1電極、前記複数のメモリセルの前記プレート電極に接
続されたプローブ用の第2電極を備えて、前記制御信号
によって前記供給/非供給を制御する手段が前記プレー
ト電極への前記プレート電圧の供給を停止するときに、
前記複数のメモリセルの前記プレート電圧には任意電圧
を半導体チップ外から前記第2電極を介して供給可能と
し、前記複数のプリチャージ回路には前記プリチャージ
電圧を供給する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1には、この発明をダイナミッ
ク型RAMに適用した場合の一実施例の回路図が示され
ている。同図の各回路素子は、公知のCMOS(相補型
MOS)集積回路の製造技術によって、1個の単結晶シ
リコンのような半導体基板上において形成される。同図
において、ソース・ドレイン間に直線が付加されたMO
SFETはPチャンネル型である。
【0007】特に制限されないが、集積回路は、単結晶
P型シリコンからなる半導体基板に形成される。Nチャ
ンネルMOSFETは、かかる半導体基板表面に形成さ
れたソース領域、ドレイン領域及びソース領域とドレイ
ン領域との間の半導体基板表面に薄い厚さのゲート絶縁
膜を介して形成されたポリシリコンからなるようなゲー
ト電極から構成される。PチャンネルMOSFETは、
上記半導体基板表面に形成されたN型ウェル領域に形成
される。これによって、半導体基板は、その上に形成さ
れた複数のNチャンネルMOSFETの共通の基板ゲー
トを構成する。N型ウェル領域は、その上に形成された
PチャンネルMOSFETの基板ゲートを構成する。P
チャンネルMOSFETの基板ゲートすなわちN型ウェ
ル領域は、図1の電源端子Vccに結合される。
【0008】基板バイアス電圧発生回路VBGは、半導
体基板に供給すべき負のバックバイアス電圧−Vbbを発
生する。これによって、NチャンネルMOSFETの基
板ゲートにバックバイアス電圧が加えられることにな
り、そのソース,ドレインと基板間の寄生容量値が減少
させられるため回路の高速動作化が図られると共に基板
に発生する少数キャリアの吸収を行うことができるため
リフレッシュ周期を長くすることができる。
【0009】集積回路のより具体的な構造は、大まかに
説明すると次のようになる。すなわち、単結晶P型シリ
コンからなり、かつN型ウエル領域が形成された半導体
基板の表面部分のうち、活性領域とされた表面部分以
外、言い換えると半導体配線領域、キャパシタ形成領
域、及びNチャンネル及びPチャンネルMOSFETの
ソース、ドレイン及びチャンネル形成領域(ゲート形成
領域)とされた表面部分以外には、公知の選択酸化法に
よって形成された比較厚い厚さのフィールド絶縁膜が形
成されている。キャパシタ形成領域は、特に制限されな
いが、キャパシタ形成領域上には、比較的薄い厚さの絶
縁膜(酸化膜)を介して1層目ポリシリコン層が形成さ
れている。1層目ポリシリコン層は、フィールド絶縁膜
上まで延長されている。1層目ポリシリコン層の表面に
は、それ自体の熱酸化によって形成された薄い酸化膜が
形成されている。キャパシタ形成領域における半導体基
板表面には、特に制限されないが、イオン打ち込み法に
よるN型領域(チャンネル領域)が形成される。これに
よって、1層目ポリシリコン層、薄い絶縁膜及びチャン
ネル領域からなるキャパシタが形成される。フィールド
酸化膜上の1層目ポリシリコン層は、1種の配線とみな
される。
【0010】チャンネル形成上には、薄いゲート酸化膜
を介してゲート電極とするための2層目ポリシリコン層
が形成されている。この2層目ポリシリコン層は、フィ
ールド絶縁膜上及び1層目ポリシリコン層上に延長され
る。特に制限されないが、後で説明するメモリアレイに
おけるワード線は、2層目ポリシリコン層から構成され
る。フィールド絶縁膜、1層目及び2層目ポリシリコン
層によって覆われていない活性領域表面には、それらを
不純物導入マスクとして使用する公知の不純物導入技術
によってソース、ドレイン及び半導体配線領域が形成さ
れている。
【0011】1層目及び2層目ポリシリコン層上を含む
半導体基板表面に比較的厚い厚さの層間絶縁膜が形成さ
れ、この層間絶縁膜上には、アルミニュウムからなるよ
うな導体層が形成されている。導体層は、その下の絶縁
膜に設けられたコンタクト孔を介してポリシリコン層、
半導体領域に電気的に結合されている。後で説明するメ
モリアレイにおけるデータ線は、特に制限されないが、
この層間絶縁膜上に延長された導体層から構成される。
層間絶縁膜上及び導体層上を含む半導体基板表面は、窒
化シリコン膜とフオスフオシリケートガラス膜とからな
るようなファイナルパッシベーション膜によって覆われ
ている。
【0012】メモリアレイM−ARYは、特に制限され
ないが、2交点(折り返しビット線)方式とされる。図
1には、その一対の行が具体的に示されている。一対の
平行に配置された相補データ線(ビット線又はディジッ
ト線)D,/Dに、アドレス選択用MOSFETQmと
情報記憶用キャパシタCsとで構成された複数のメモリ
セルのそれぞれの入出力ノードが同図に示すように所定
の規則性をもって配分されて結合されている。ここで、
Dに付した/(スラッシュ)は、論理記号のオーバーバ
ーを表している。以下、同じ。
【0013】プリチャージ回路PCは、代表として示さ
れたMOSFETQ5のように、相補データ線D,/D
間に設けられたスイッチMOSFETにより構成され
る。このMOSFETQ5は、そのゲートにチップ選択
状態に発生されるプリチャージ信号φpcが供給されるこ
とによって、チップ非選択状態のときにオン状態にされ
る。これにより、前の動作サイクルにおいて、後述する
センスアンプSAの増幅動作による相補データ線D,/
Dのハイレベルとロウレベルを短絡して、相補データ線
D,/Dを約Vcc/2のプリチャージ電圧とする。な
お、RAMがチップ非選択状態にされ、上記プリチャー
ジMOSFETQ5等がオン状態にされる前に、上記セ
ンスアンプSAは非動作状態にされる。これにより、上
記相補データ線D,/Dはハイインピーダンス状態でハ
イレベルとロウレベルを保持するものとなっている。ま
た、RAMが動作状態にされると、センスアンプSAが
動作状態にされる前に上記プリチャージMOSFETQ
5等はオフ状態にされる。これにより、相補データ線
D,/Dは、ハイインピーダンス状態で上記ハーフプリ
チャージレベルを保持するものである。
【0014】このようなハーフプリチャージ方式にあっ
ては、相補データ線D,/Dのハイレベルとロウレベル
を単に短絡して形成するものであるので、低消費電力化
が図られる。また、センスアンプSAの増幅動作におい
て、上記プリチャージレベルを中心として相補データ線
D,/Dがハイレベルとロウレベルのようにコモンモー
ドで変化するので、容量カップリングにより発生するノ
イズレベルを低減できるものとなる。
【0015】センスアンプSAは、その単位回路USA
が例示的に示されており、PチャンネルMOSFETQ
7,Q9と、NチャンネルMOSFETQ6,Q8とか
らなるCMOSラッチ回路で構成され、その一対の入出
力ノードが上記相補データ線D,/Dに結合されてい
る。また、上記ラッチ回路には、特に制限されないが、
並列形態のPチャンネルMOSFETQ12,Q13を
通して電源電圧Vccが供給され、並列形態のNチャンネ
ルMOSFETQ10,Q11を通して回路の接地電圧
Vssが供給される。これらのパワースイッチMOSFE
TQ10,Q11及びMOSFETQ12,Q13は、
同じメモリマット内の他の同様な行に設けられたラッチ
回路(単位回路)に対して共通に用いられる。言い換え
るならば、同じメモリマット内のラッチ回路におけるP
チャンネルMOSFETとNチャンネルMOSFETと
はそれぞれそのソースPS及びSNが共通接続される。
【0016】上記MOSFETQ10,Q12のゲート
には、動作サイクルではセンスアンプSAを活性化させ
る相補タイミングパルスφpa1 ,/φpa1 が印加され、
MOSFETQ11,Q13のゲートには、上記タイミ
ングパルスφpa1 ,/φpa1より遅れた、相補タイミン
グパルスφpa2 ,/φpa2 が印加される。このようにす
ることによって、センスアンプSAの動作は2段階に分
けられる。タイミングパルスφpa1,/φpa1 が発生され
たとき、すなわち第1段階においては、比較的小さいコ
ンダクタンスを持つMOSFETQ10及びQ12によ
る電流制限作用によってメモリセルからの一対のデータ
線間に与えられた微小読み出し電圧は、不所望なレベル
変動を受けることなく増幅される。上記センスアンプS
Aでの増幅動作によって相補データ線電位の差が大きく
された後、タイミングパルスφpa2,/φpa2 が発生され
ると、すなわち第2段階に入ると、比較的大きなコンダ
クタンスを持つMOSFETQ11,Q13がオン状態
にされる。センスアンプSAの増幅動作は、MOSFE
TQ11,Q13がオン状態にされることによって速く
される。このように2段階に分けて、センスアンプSA
の増幅動作を行わせることによって、相補データ線の不
所望なレベル変化を防止しつつデータの高速読み出しを
行うことができる。
【0017】ロウデコーダR−DCRは、特に制限され
ないが、2分割されたロウデコーダR−DCR1とR−
DCR2との組み合わせによって構成される。同図に
は、第2のロウデコーダR−DCR2の1回路分(ワー
ド線4本分)が代表として示されている。図示の構成に
従うと、アドレス信号/a2〜/amを受けるNチャン
ネルMOSFETQ32〜Q34と、PチャンネルMO
SFETQ35〜Q37とで構成されたCMOS回路に
よるNAND(ナンド)回路で上記4本分のワード線選
択信号が形成される。このNAND回路の出力は、CM
OSインバータIV1で反転され、カットMOSFET
Q28〜Q31を通して、スイッチ回路としての伝送ゲ
ートMOSFETQ24〜Q27のゲートに伝えられ
る。
【0018】第1のロウデコーダR−DCR1は、その
具体的回路を図示しないが、2ビットの相補アドレス信
号a0,/a0及びa1,/a1で形成されたデコード
信号によって選択される上記同様な伝送ゲートMOSF
ETとカットMOSFETとからなるスイッチ回路を通
してワード線選択タイミング信号φxから4通りのワー
ド線選択タイミング信号φx00 ないしφx11 を形成す
る。これらのワード線選択タイミング信号φx00 〜φx1
1 は、上記伝送ゲート上記MOSFETQ24〜Q27
を介して各ワード線に伝えられる。
【0019】特に制限されないが、タイミング信号φx0
0 は、アドレス信号/a0及び/a1がハイレベルにさ
れているとき、タイミング信号φxに同期してハイレベ
ルにされる。同様に、タイミング信号φx01 、φx10 及
びφx11 は、それぞれアドレス信号a0及び/a1、及
び/a0及びa1、及びa0及びa1がハイレベルにさ
れているときタイミング信号φxに同期してハイレベル
にされる。
【0020】これによって、アドレス信号a1及び/a
1は、複数のワード線のうちのデータ線Dに結合された
メモリセルに対応されたワード線群(W0、W1、以
下、第1ワード線群と称する)と、データ線Dに結合さ
れたメモリセルに対応されたワード線群(W2、W3、
以下、第2ワード線群と称する)とを識別するための一
種のワード線群選択信号とみなされる。
【0021】ロウデコーダR−DCR1とR−DCR2
のようにロウデコーダを2分割することによって、ロウ
デコーダR−DCR2のピッチ(間隔)とワード線のピ
ッチとを合わせることができる。その結果、無駄な空間
が半導体基板上に生じない。各ワード線と接地電位との
間には、MOSFETQ20〜Q23が設けられ、その
ゲートに上記NAND回路の出力が印加されることによ
って、非選択時のワード線を接地電位に固定させるもの
である。特に制限されないが、上記ワード線には、その
遠端側(デコーダ側と反対側の端)にリセット用のMO
SFETQ1〜Q4が設けられており、リセットパルス
φpwを受けてこれらのMOSFETQ1〜Q4がオン状
態となることによって、選択されたワード線がその両端
から接地レベルにリセットされる。
【0022】カラムスイッチC−SWは、代表として示
されているMOSFETQ42,Q43のように、相補
データ線D,/Dと共通相補データ線CD,/CDを選
択的に結合させる。これらのMOSFETQ42,Q4
3のゲートには、カラムデコーダC−DCRからの選択
信号が供給される。
【0023】ロウアドレスバッファR−ADBは、外部
端子から供給されたロウアドレスストローブ信号/RA
Sに基づいて後述するタイミング発生回路TGにより形
成されたタイミング信号(図示せず)により動作状態に
され、その動作状態において上記ロウアドレスストロー
ブ信号/RASに同期して外部端子から供給されたアド
レス信号A0〜Amを取り込み、それを保持するととに
内部相補アドレス信号0〜mを形成して上記ロウア
ドレスデコーダR−DCR1及びR−DCR2に伝え
る。ここで、上記外部端子から供給されたアドレス信号
A0と同相の内部アドレス信号a0と逆相の内部アドレ
ス信号/a0とを合わせて相補アドレス信号0のよう
に表している(以下、同じ)。ロウアドレスデコーダR
−DCR1とR−DCR2は、上述のように上記相補ア
ドレス信号0〜mを解読して、ワード線選択タイミ
ング信号φxに同期してワード線の選択動作を行う。
【0024】一方、カラムアドレスバッファC−ADB
は、外部端子から供給されたカラムアドレスストローブ
信号/CASに基づいて後述するタイミング発生回路T
Gにより形成されたタイミング信号(図示せず)により
動作状態にされ、その動作状態において上記カラムアド
レスストローブ信号/CASに同期して外部端子から供
給されたアドレス信号A0〜Anを取り込み、それを保
持するととに内部相補アドレス信号0〜nを形成し
てカラムアドレスデコーダC−DCRに伝える。
【0025】カラムデコーダC−DCRは、データ線選
択タイミング信号φyによってカラム選択タイミングが
制御され、カラムアドレスバッファC−ADBから供給
される内部アドレス信号a0〜anと逆相のアドレス信
号/a0〜/anからなる相補アドレス信号0〜
を解読することによって上記カラムスイッチC−SWに
供給すべき選択信号を形成する。なお、同図において
は、ロウアドレスバッファR−ADBとカラムアドレス
バッファC−ADBを合わせてアドレスバッファR,C
−ADBのように表している。
【0026】上記共通相補データ線CD,/CD間に
は、上記同様なプリチャージ回路を構成するプリチャー
ジMOSFETQ44が設けられている。この共通相補
データ線CD,/CDには、上記単位のセンスアンプU
SAと同様な回路構成のメインアンプMAの一対の入出
力ノードが結合されている。このメインアンプの出力信
号は、データ出力バッファDOBを介して外部端子Dou
t へ送出される。読み出し動作ならば、データ出力バッ
ファDOBはそのタイミング信号/φrwによって動作状
態にされ、上記メインアンプMAの出力信号を増幅して
外部端子I/Oから送出する。なお、書込み動作なら、
上記タイミング信号/φrwによってデータ出力バッファ
DOBの出力はハイインピーダンス状態される。
【0027】上記共通相補データ線CD,/CDは、デ
ータ入力バッファDIBの出力端子が結合される。書込
み動作ならば、データ入力バッファDIBは、そのタイ
ミング信号φrwによって動作状態にされ、外部端子Din
から供給された書込み信号に従った相補書込み信号を上
記共通相補データ線CD,/CDに伝えることにより、
選択されたメモリセルへの書込みが行われる。なお、読
み出し動作なら、上記タイミング信号φrwによってデー
タ入力バッファDIBの出力はハイインピーダンス状態
にされる。
【0028】上記のようにアドレス選択用MOSFET
Qmと情報記憶用キャパシタCsとからなるダイナミッ
ク型メモリセルへの書込み動作において、情報記憶用キ
ャパシタCsにフルライトを行うため、言い換えるなら
ば、アドレス選択用MOSFETQm等のしきい値電圧
により情報記憶用キャパシタCsへの書込みハイレベル
のレベル損失が生じないようにするため、ワード線選択
タイミング信号φxによって起動されるワード線ブート
ストラップ回路(図示せず)が設けられる。このワード
線ブートストラップ回路は、ワード線選択タイミング信
号φxとその遅延信号を用いて、ワード線選択タイミン
グ信号φxのハイレベルを電源電圧Vcc以上の高レベル
とする。
【0029】上述した各種タイミング信号は、次のタイ
ミング発生回路TGにより形成される。タイミング発生
回路TGは、上記代表として示された主要なタイミング
信号等を形成する。すなわち、このタイミング発生回路
TGは、外部端子から供給されたアドレスストローブ信
号/RAS及び/CASと、ライトイネーブル信号/W
Eとを受けて、上記一連の各種タイミングパルスを形成
する。
【0030】回路記号REFCで示されているのは、自
動リフレッシュ回路であり、リフレッシュアドレスカウ
ンタ,タイマー等を含んでいる。この自動リフレッシュ
回路REFCは、特に制限されないが、アドレスストロ
ーブ信号/RASと/CASを受ける論理回路により、
ロウアドレスストローブ信号/RASがロウレベルにさ
れる前にカラムアドレスストローブ信号/CASがロウ
レベルにされたとき、それをリフレッシュモードとして
判定し、上記ロウアドレスストローブ信号/RASをク
ロックとするアドレスカウンタ回路により形成されたリ
フレッシュアドレス信号a0’〜am’を送出させる。
このリフレッシュアドレス信号a0’〜am’は、マル
チプレクサ機能を持つ上記ロウアドレスバッファR−A
DBを介してロウアドレスデコーダ回路R−DCR1及
びR−DCR2に伝えられる。このため、リフレッシュ
制御回路REFCは、リフレッシュモードのとき、上記
アドレスバッファR−ADBの切り換えを行う制御信号
を発生させる(図示せず)。これによって、リフレッシ
ュアドレス信号a0’〜am’に対応された一本のワー
ド線選択によるリフレッシュ動作が実行される(CAS
ビフォワーRASリフレッシュ)。
【0031】この実施例では、特に制限されないが、電
源変動に対応して変動する読み出し基準電圧としてのハ
ーフプリチャージ電圧とメモリセルの保持電圧との相対
的なレベルマージンを大きくするため、上記メモリセル
を構成するMOS容量からなる情報記憶用キャパシタC
sのゲート電極(プレート)には、ハーフプリチャージ
電圧とほゞ同じVcc/2に設定されたプレート電圧VG
が供給される。このプレート電圧VGは、電圧発生回路
VGGにより形成される。この場合、上記MOS容量の
ゲート電極に与えられる電圧として、電源電圧又は回路
の接地電位とすると、電源電圧の変動(バンプ)に対し
て、その読み出しレベルマージンが悪くなる。例えば、
上記MOS容量のゲート電極に接地電位が与えられる構
成において、約4Vの電源電圧Vccのもとで書き込みが
行われたメモリセルの記憶情報を、約6Vのように高く
された電源電圧Vccのもとで読み出し動作が行われる場
合、上記電源電圧の変動に従ってハーフプリチャージ電
圧が約3Vのように高くされるので、メモリセルの書き
込みハイレベル(4V)に対するレベルマージンが悪化
する。逆に、上記MOS容量のゲート電極に回路の電源
電圧が与えられる構成においては、ロウレベル(回路の
接地電位側)が約2Vのように上昇させられるので逆に
ロウレベル側のレベルマージンが悪化してしまう。
【0032】そこで、この実施例では、上記ハーフプリ
チャージ方式のダイナミック型RAMにおいて、上述の
ようにダイナミック型メモリセルを構成するMOS容量
のゲート電圧に約Vcc/2のバイアス電圧VGを供給し
てレベルマージンの向上を図るものである。
【0033】なお、ハーフプリチャージ方式では、フロ
ーティング状態の相補データ線を単に短絡するものであ
るので、チップ非選択期間が長くされると、相補データ
線に結合されるアドレス選択用MOSFETのドレイン
リーク電流等によってレベル低下が生じてしまう。そこ
で、この実施例では、特に制限されないが、そのレベル
補償のためにも上記電圧発生回路VGGが利用される。
すなわち、各単位回路USAにおける一方の共通ソース
線NSに、スイッチMOSFETQ50を介して電圧V
G’が供給される。また、この共通ソース線NSと一方
のデータ線/Dとの間にスイッチMOSFETQ51が
設けられる。これらのこれらのスイッチMOSFETQ
50,Q51は、そのゲートに上記プリチャージ信号/
φpcが供給されることによって、プリチャージ期間のみ
オン状態にされる。これにより、チップ非選択期間(プ
リチャージ期間)において、上記電圧VG’がスイッチ
MOSFETQ50,Q51を介してデータ線/Dに供
給される。
【0034】このとき上記データ線/Dは、プリチャー
ジMOSFETQ5により他方のデータ線Dに接続され
ているから、両データ線/D,Dのプリチャージ電圧の
リーク電流によるレベル補償を行うことができる。上記
構成に代え、他方のデータ線Dにも上記スイッチMOS
FETQ51と同様なスイッチMOSFETを設けるこ
とにより、相補データ線/D,Dの双方に対してレベル
補償電圧VGをより均等に供給するものであってもよ
い。なお、図示しないが上記共通ソース線NSとPS間
には、そのゲートに上記プリチャージ信号φpcが供給さ
れたスイッチMOSFETが設けられ、相補データ線
D,/Dのプリチャージ動作と同様に、プリチャージ期
間においてセンスアンプSAの共通ソース線NSとPS
をハーフプリチャージ電位にするものである。
【0035】図2には、上記電圧発生回路VGGの一実
施例の回路図が示されている。電源電圧Vccと分圧点
(Vcc/2)との間には、PチャンネルMOSFET5
2にそのドレインとゲートが共通接続されたダイオード
形態のNチャンネルMOSFETQ53が直列接続され
る。上記分圧点(Vcc/2)と回路の接地電位Vssとの
間には、そのゲートとドレインが共通接続されたダイオ
ード形態のPチャンネルMOSFETQ54とNチャン
ネルMOSFETQ55とが直列接続される。上記Pチ
ャンネルMOSFETQ52とNチャンネルMOSFE
TQ55のゲートは、特に制限されないが、上記分圧点
Vcc/2に接続されることにより、抵抗手段として動作
させられる。これらのMOSFETQ52及びQ55
は、そのコンダクタンスが小さく設定されることによ
り、そこに流れる直流電流の電流値が小さく設定され
る。
【0036】上記ダイオード形態のNチャンネルMOS
FETQ53の共通化されたゲート,ドレインは、Nチ
ャンネル出力MOSFETQ56のゲートに供給され
る。上記ダイオード形態のPチャンネルMOSFETQ
54の共通化されたゲート,ドレインは、Pチャンネル
出力MOSFETQ57のゲートに供給される。これら
の出力MOSFETQ56,Q57は、それぞれのドレ
インが電源電圧Vccと回路の接地電位に接続されるとと
もに、そのソースが共通接続されて出力電圧VG’を送
出するものである。この出力電圧VG’は、上記相補デ
ータ線D,/Dにおけるプリチャージレベルのレベル補
償回路に供給される。
【0037】上記両出力MOSFETQ56とQ57を
通して直流(貫通)電流が流れるのを防止するため、言
い換えるならば、上記分圧電圧Vcc/2により両MOS
FETQ56,Q57が同時にオン状態にされるのこと
がないようにするため、上記MOSFETQ53のしき
い値電圧Vthn1は、それに対応された出力MOSFET
Q56のしきい値電圧Vthn2より絶対値的に小さく設定
され、上記MOSFETQ54のしきい値電圧Vthp1
は、それに対応された出力MOSFETQ57のしきい
値電圧Vthp2より絶対値的に小さく設定される。
【0038】これにより、例えば出力電圧VG’がVcc
/2のとき出力MOSFETQ56のソース電位はVcc
/2にされる。これに対して、そのゲート電圧は、上記
Vcc/2の分圧電圧をダイオード形態のMOSFETQ
53のしきい値電圧より高くレベルシフトされた電圧V
cc/2+Vthn1にされる。このような状態では、MOS
FETQ56は、そのゲート, ソース間にそのしきい値
電圧Vthn2より小さな上記MOSFETQ53の上記し
きい値電圧Vthn1分しか印加されないからオフ状態にさ
れる。このことは、Pチャンネル出力MOSFETQ5
7においても同様である。これにより、両出力MOSF
ETQ56とQ57が共にオフ状態にされるので、両M
OSFETQ56,Q57を通して直流電流が流れるこ
とはない。
【0039】電源電圧Vccの上昇によって、上記電圧V
G’が出力MOSFETQ56のゲート電圧(Vcc/2
+Vthn1)に対して相対的に低下させられ、その差電圧
がVthn2より大きくされるとMOSFETQ56がオン
状態にされ、出力電圧VG’をVcc/2+Vthn1−Vth
n2まで上昇させる。このように電源電圧Vccが上昇した
場合には、Pチャンネル出力MOSFETQ57は、そ
のゲート電圧(Vcc/2−Vthp1)の上昇に伴って、そ
のゲート、ソース間がより逆バイアスされる結果、オフ
状態を維持する。
【0040】電源電圧Vccの低下によって、上記電圧V
G’が出力MOSFETQ57のゲート電圧(Vcc/2
−Vthp1)に対して相対的に高くさせられ、その差電圧
がVthp2より大きくされるとMOSFETQ57がオン
状態にされる。このMOSFETQ57のオン状態によ
り、出力電圧VG’をVcc/2−Vthp1+Vthp2まで低
下させる。このように電源電圧Vccが低下した場合に
は、NチャンネルMOSFETQ56は、そのゲート電
圧(Vcc/2+Vthn1の低下に伴って、そのゲート, ソ
ース間がより逆バイアスされる結果オフ状態を維持する
ものである。
【0041】なお、電源電圧Vccが一定の場合、リーク
電流により電圧VG’に変動が生じると、上記分圧電圧
Vcc/2を基準にして、その変動が上記対応するMOS
FETQ53とQ56とのしきい値電圧Vthn1とVthn2
及びMOSFETQ54とQ57とのしきい値電圧Vth
p1とVthp2のそれぞれの差分を越えたとき、それぞれの
出力MOSFETQ56又はQ57がオン状態になっ
て、そのレベル補償を行うものである。
【0042】上記両出力MOSFETQ56とQ57
は、同時にオン状態にされることがなく、その動作電流
は全て出力電流とされる。したがって、出力MOSFE
TQ56とQ57のコンダクタンスを大きく設定して大
きな出力電流、言い換えるならば、出力インピーダンス
を小さくすることができるものとなる。
【0043】この実施例では、メモリセルを構成するM
OS容量Csの容量値のプロセスバラツキを評価するた
めに、上記出力電圧VG’は、特に制限されないが、N
チャンネルスイッチMOSFETQ58を介して上記M
OS容量Csのゲート電極(プレート)に供給される。
上記MOSFETQ58のゲートには、特に制限されな
いが、直列抵抗R1,R2を介して定常的に電源電圧V
ccが供給される。このスイッチMOSFETQ58を選
択的にオフ状態にさせるため、上記抵抗R1とR2の接
続点には、電極P1が設けられる。上記電極P1に回路
の接地電位のようなロウレベルを供給することによっ
て、上記MOSFETQ58をオフ状態にさせることが
できる。
【0044】上記スイッチMOSFETQ58の出力側
には、任意のバイアス電圧を供給するたの電極P2が抵
抗R3を介して接続される。これにより、上記MOSF
ETQ58をオフ状態にして、上記電極P2から任意の
バイアス電圧をMOS容量Csのゲートに供給すること
ができる。
【0045】上記電極P1とP2は、特に制限されない
が、外部端子に接続されない測定用電極とされる。この
ため、半導体ウェハ上にダイナミック型RAMが完成さ
れた後のプロービングにおいて、上記電極P1には、プ
ローブから回路の接地電位が与えられ、電極P2にはプ
ローブを通してテスター側から所定のバイアス電圧が供
給される。
【0046】MOS容量Csは、イオン打ち込みによっ
てチャンネルが形成されている。このようなMOS容量
Csの容量値がプロセスバラツキによって小さくされた
ものを検出するため、例えば0V又は−1Vのような通
常の動作条件(Vcc/2)に比べて実質的な容量値を小
さくさせるようなバイアス電圧を電極P2から供給し
て、書き込み/読み出し試験を行うものである。プロセ
スバラツキによって容量値が小さくされたMOS容量C
sは、上記のようなバイアス電圧の供給によって、さら
に容量値が小さくされるから、書き込み/読み出し不良
として個別に検出することができる。
【0047】なお、通常動作状態においては、MOSF
ETQ58のゲートには、抵抗R1とR2を介して電源
電圧Vccが供給される。これによって、MOSFETQ
58がオン状態にされ、上記電圧発生回路VGGにより
形成した約Vcc/2の電圧をMOS容量Csのゲート電
極に伝えるものである。
【0048】(1) ダイナミック型メモリセルを構成
するMOS容量のゲートに、任意のバイアス電圧を供給
できるようにすることによって、MOS容量の実質的な
容量値を変化させることができる。これにより、通常の
動作状態に比べてその実質的な容量値を小さくさせるよ
うなバイアス電圧を供給し、書き込み/読み出しを行う
ことによって、MOS容量の蓄積電荷量のマージンを直
接的に評価することができるという効果が得られる。
【0049】(2) 上記(1)により、高信頼性の高
いダイナミック型RAMの選別を行うことができるとい
う効果が得られる。
【0050】(3) MOS容量のゲートに供給すべき
電圧発生回路として、ソースフォロワ形態のNチャンネ
ル出力MOSFETとPチャンネル出力MOSFETを
直列接続して共通ソース点から出力電圧を得るととも
に、両出力MOSFETのゲートに、それぞれの出力M
OSFETのしきい値電圧より絶対値的に大きくされた
しきい値電圧を持つ同じ導電型のダイオード形態のMO
SFETにより共通の分圧電圧をレベルシフトして供給
することにより、上記両MOSFET間で直流電流が流
れるのを防止することができる。これによって、出力M
OSFETに流れる電流を全て出力電流として用いるこ
とができるから、低消費電力化を図ることができるとい
う効果が得られる。
【0051】(4) ハーフプリチャージ方式のダイナ
ミック型RAMのメモリセルのプレート電圧(MOS容
量のゲート電圧)をハーフプリチャージ電圧と等しくさ
せることにより、電源電圧Vccの変動に対応して変化す
るハーフプリチャージ電圧(読み出し基準電圧)に追随
させて情報記憶用キャパシタの基準電圧を変化させるこ
とができる。これにより、電源変動による情報記憶キャ
パシタに保持された電圧がハーフプリチャージ電圧に追
随して変化するものであるので、そのレベルマージンを
大きくできるため、上記(1)の効果と相俟ってレベル
マージンの大きなダイナミック型RAMを得ることがで
きるという効果が得られる。
【0052】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、この発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、
上記図2に示したMOSFETQ52、Q55に代え高
抵抗値を持つポリシリコン層を用いてもよい。この場合
には、個々のポリシリコン層の絶対値的な抵抗値のプロ
セスバラツキに影響されない、そのパターン比に従った
精度の高い分圧電圧(例えばVcc/2)を形成すること
ができる。また、電圧発生回路におけるダイオード形態
のMOSFETとそれに対応した出力MOSFETとの
しきい値電圧を異ならせる方法は、MOSFETのチャ
ンネル長を異ならせるもの、ゲート絶縁膜の膜圧を異な
らせるもの等種々の実施形態を採ることができるもので
ある。また、その出力電圧と、上記メモリセルの評価の
ためのバイアス電圧とを切り換えてMOS容量のゲート
に供給する回路は、切り換え信号によって相補的に動作
するスイッチMOSFETを用いるもの等種々の実施形
態を採ることができる。また、上記電圧切り換えのため
の信号を供給する電極及びバイアス電圧を供給する電極
は、外部端子に接続させるものとして、ダイナミック型
RAMが完成された後にも上記評価を行うことができる
ようにするものとしてもよい。
【0053】上記ダイナミック型メモリセルとして、例
えば、MOS容量Csのゲートには、電源電圧Vccを供
給してチャンネルを形成するものであってもよい。この
場合においても、前記図2に示したようなスイッチMO
SFETを介して上記電源電圧Vccを選択的に供給し
て、電極から任意のバイアス電圧を供給することによっ
て、上記同様にMOS容量の容量値の評価を行うことが
できる。あるいは、上記MOS容量として、イオン打ち
込み等によってチャンネルを形成して、そのゲートに回
路の接地電位を供給するものにおいても、上記同様にス
イッチMOSFETを介して回路の接地電位を供給する
ようにし、その評価を行うとき負のバイアス電圧を供給
することによって上記同様にMOS容量の容量値の評価
を行うことができるものである。
【0054】また、メモリセルの読み出し基準電圧は、
ダミーセルを用いて形成するものとしてもよい。さら
に、ダイナミック型RAMを構成する他の周辺回路は、
種々の実施形態を採ることができるものである。例え
ば、アドレス信号は、それぞれ独立した外部端子から供
給するものであってもよい。自動リフレッシュ回路は、
特に必要とされるものではない。この発明は、ダイナミ
ック型RAMに広く利用できるものである。
【0055】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、ダイナミック型メモリセル
のMOS容量のプレート電極にスイッチMOSFETを
介して選択的に所定のバイアス電圧を供給するように
し、スイッチMOSFETが非導通とされたときに前記
プレート電極に任意の電圧を半導体チップ外から供給す
るための電極を設けて高信頼性のテストを実現するとと
もに、上記バイアス電圧発生回路として、ソースフォロ
ワ形態のNチャンネル出力MOSFETとPチャンネル
出力MOSFETを直列接続して共通ソース点から出力
電圧を得るとともに、両出力MOSFETのゲートに、
それぞれの出力MOSFETのしきい値電圧より絶対値
的に大きくされたしきい値電圧を持つ同じ導電型のダイ
オード形態のMOSFETにより共通の分圧電圧をレベ
ルシフトして供給することにより上記両MOSFET間
で直流電流が流れるのを防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
一実施例を示す回路図である。
【図2】図1のダイナミック型RAMに用いられる電圧
発生回路の一実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
M−ARY・・メモリアレイ、PC・・プリチャージ回
路、SA・・センスアンプ、UAS・・単位回路、C−
SW・・カラムスイッチ、R−ADB・・ロウアドレス
バッファ、C−ADB・・カラムアドレスバッファ、R
−DCR1,R−DCR2・・ロウアドレスデコーダ、
C−DCR・・カラムアドレスデコーダ、MA・・メイ
ンアンプ、TG・・タイミング発生回路、REFC・・
自動リフレッシュ回路、DOB・・データ出力バッフ
ァ、DIB・・データ入力バッファ、VBG・・基板バ
イアス発生回路、VGG・・電圧発生回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ線対と複数のワード線の所
    定の交点に設けられ、半導体基板の主面の上に形成され
    たプレート電極を有するキャパシタと前記キャパシタの
    前記プレート電極に対向する他方の電極にソース・ドレ
    イン経路が接続されるMOSFETとをそれぞれに含む
    複数のメモリセルと、 前記複数のデータ線対のそれぞれに対して設けられ、対
    応するデータ線対をプリチャージするための複数のプリ
    チャージ回路と、 前記複数のデータ線対のそれぞれに対応して設けられ、
    対応するデータ線対の一方と他方の間の電圧を所定電圧
    に増幅するための複数のセンスアンプと、 前記所定電圧の中間の電圧であるプリチャージ電圧とプ
    レート電圧とを形成する電圧発生回路と、 所定の制御信号に従って前記複数のメモリセルの前記プ
    レート電極への前記プレート電圧の供給/非供給を制御
    する手段と、 動作電源を受けるための第1電極と、 前記複数のメモリセルの前記プレート電極に接続された
    プローブ用の第2電極とを備え、 前記制御信号によって前記供給/非供給を制御する手段
    が前記プレート電極への前記プレート電圧の供給を停止
    するときに、前記複数のメモリセルの前記プレート電圧
    には任意電圧を半導体チップ外から前記第2電極を介し
    て供給可能とされ、前記複数のプリチャージ回路には前
    記プリチャージ電圧が供給されることを特徴とするダイ
    ナミック型RAM。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲第1項において、 前記プリチャージ電圧及びプレート電圧は、共に等しく
    前記所定電圧の半分の電圧であることを特徴とするダイ
    ナミック型RAM。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲第1項または第2項にお
    いて、 前記供給/非供給を制御する手段はスイッチMOSFE
    Tを含み、 前記スイッチMOSFETのソース・ドレイン経路は、
    前記電圧発生回路の前記プレート電圧の出力ノードと、
    前記複数のメモリセルの前記プレート電極の間に接続さ
    れ、 前記スイッチMOSFETのゲートには前記制御信号が
    入力されることを特徴とするダイナミック型RAM。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲第1項から第3項のいず
    れか1において、 前記制御信号を外部から供給するための第3電極を有す
    ることを特徴とするダイナミック型RAM。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲第1から第4項のいずれ
    か1において、 前記第2電極は、外部端子には接続されないことを特徴
    とするダイナミック型RAM。
  6. 【請求項6】 複数のデータ線対と複数のワード線の所
    定の交点に設けられ、半導体基板の主面の上に形成され
    たプレート電極を有するキャパシタと前記キャパシタの
    前記プレート電極に対向する他方の電極にソース・ドレ
    イン経路が接続されるMOSFETとをそれぞれに含む
    複数のメモリセルと、 前記複数のデータ線対のそれぞれに対して設けられ、対
    応するデータ線対をプリチャージするための複数のプリ
    チャージ回路と、 前記複数のデータ線対のそれぞれに対応して設けられ、
    対応するデータ線対の一方と他方の間の電圧を所定電圧
    に増幅するための複数のセンスアンプと、 前記所定電圧の中間の電圧であるプリチャージ電圧とプ
    レート電圧とを形成する電圧発生手段と、 所定の制御信号に従って前記複数のメモリセルの前記プ
    レート電極への前記プレート電圧の供給/非供給を制御
    する手段と、 動作電源を受けるための第1電極と、 前記複数のメモリセルの前記プレート電極に接続された
    プローブ用の第2電極とを備えるダイナミック型RAM
    に対し、 テスト時において、前記プリチャージ電圧を前記複数の
    プリチャージ回路に供給するとともに、前記供給/非供
    給を制御する手段により前記複数のメモリセルの前記プ
    レート電極への前記プレート電圧の供給を停止し、 前記複数のメモリセルの前記プレート電極に任意の電圧
    を半導体チップ外から前記第2電極パッドを介して供給
    することを特徴とするダイナミック型RAMのテスト方
    法。
  7. 【請求項7】 特許請求の範囲第6項において、 前記プリチャージ電圧及びプレート電圧は、共に等しく
    前記所定電圧の半分の電圧であることを特徴とするダイ
    ナミック型RAMのテスト方法。
  8. 【請求項8】 特許請求の範囲第6項または第7項にお
    いて、 前記供給/非供給を制御する手段はスイッチMOSFE
    Tを含み、 前記スイッチMOSFETのソース・ドレイン経路は、
    前記電圧発生回路の前記プレート電圧の出力ノードと、
    前記複数のメモリセルの前記プレート電極の間に接続さ
    れ、 前記スイッチMOSFETのゲートには前記制御信号が
    入力されることを特徴とするダイナミック型RAMのテ
    スト方法。
  9. 【請求項9】 特許請求の範囲第6項から第8項のいず
    れか1において、 前記制御信号を外部から供給するための第3電極を有す
    ることを特徴とするダイナミック型RAMのテスト方
    法。
  10. 【請求項10】 特許請求の範囲第6から第9項のいず
    れか1において、 前記第2電極は、外部端子には接続されないことを特徴
    とするダイナミック型RAMのテスト方法。
  11. 【請求項11】 特許請求の範囲第6から第10項のい
    ずれか1において、 前記テスト時において、前記第1電極には前記ダイナミ
    ック型RAMのメモリアクセス動作を行うための電圧が
    供給されることを特徴とするダイナミック型RAMのテ
    スト方法。
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