JPH10320307A - リモートi/oシステム - Google Patents

リモートi/oシステム

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Publication number
JPH10320307A
JPH10320307A JP9128648A JP12864897A JPH10320307A JP H10320307 A JPH10320307 A JP H10320307A JP 9128648 A JP9128648 A JP 9128648A JP 12864897 A JP12864897 A JP 12864897A JP H10320307 A JPH10320307 A JP H10320307A
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JP
Japan
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station
plc
master station
plc master
normal
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JP9128648A
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English (en)
Inventor
Masazumi Tsubakizaka
正純 椿阪
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用ハードウゥアを必要とすることなく、低
コストにPLC親局の故障等に対応することのできるリ
モートI/Oシステムを提供する。 【解決手段】 各PLC親局10A,10Bは、1サイ
クル毎に交互に通常局となるとともに一方のPLC親局
が通常局のときは他方のPLC親局は待機局となり、P
LC親局10A,10Bは、通常局時は、待機局となっ
た相手方PLC親局に出力データと入力データと同一タ
イミングでプログラムを演算するための同期データを送
信し、待機局時は、通常局となった相手方PLC親局か
ら出力データと入力データと同一タイミングでプログラ
ムを演算するための同期データを受信し、待機局時、所
定の受信条件で通常局となった相手方PLC親局から上
記出力データ、入力データまたは同期データを受信しな
かった場合、相手方PLC親局を異常と判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PLC親局に複
数のPLC子局(リモートI/O)が接続されるリモー
トI/Oシステムに関し、特に、PLC親局が故障等の
異常時に他のPLC親局が代替することができるように
したリモートI/Oシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PLC(プログラマブルロジック
コントローラ)システムにおいて、省配線等のために通
常のI/O(入出力装置)のほかにリモートI/Oを備
えたリモートI/Oシステムが増えている。
【0003】図4はこのようなリモートI/Oシステム
の構成を示すブロック図であるが、リモートI/Oシス
テム1は、PLC親局10と、このPLC親局10と通
信線30で接続された複数のリモートI/O子局(PL
C子局)20−1、20−2、…、20−nより構成さ
れている。
【0004】ところで、このようなリモートI/Oシス
テムにおいて、PLC親局10に故障等の異常が発生す
るとシステム全体がダウンする。
【0005】そこで、従来では、図5に示すように、通
常局としてのPLC親局10の他に待機局としてのPL
C親局11をもう1台用意し、PLC親局10に専用イ
ンタフェース(I/F)10aを設けるとともにPLC
親局11にも専用インタフェース(I/F)11aを設
け、両インタフェース(I/F)10a、11aを信号
線12で接続することによって、PLC親局10とPL
C親局11の同期をとり、PLC親局10に故障等が発
生すると、所定のタイミングでPLC親局10に代わっ
て待機用のPLC親局11がPLC親局の役割を果たし
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとき従来のシステムにあっては、PLC親局10側に
専用インタフェース(I/F)10aを設けるとともに
待機用のPLC親局11にも専用インタフェース(I/
F)11aを設け、両インタフェース(I/F)10a
と11aを信号線12で接続することによって、PLC
親局10と待機用のPLC親局11の同期をとり、PL
C親局10に故障等が発生すると、PLC親局10に代
わって待機用のPLC親局11がPLC親局の役割を果
たすよう構成されている。
【0007】このため、待機用のPLC親局11を備え
るにあたって、専用インタフェース(I/F)10aや
11a等の専用ハードウゥアを必要とし、コスト高にな
るという問題点があった。
【0008】そこで、この発明は、専用ハードウゥアを
必要とすることなく、低コストにPLC親局の故障等に
対応することのできるリモートI/Oシステムを提供す
ることにその目的がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、PLC親局と、このPLC親局
に接続されたPLC子局を有し、PLC親局はPLC子
局から受信した入力データに基づいてサイクリックにプ
ログラム演算し、その出力データをPLC子局に送信す
るリモートI/Oシステムにおいて、一対のPLC親局
を有し、各PLC親局は1サイクル毎に交互に通常局及
び待機局となり、一方のPLC親局に異常が発生したら
以後他方のPLC親局が通常局となることを特徴とす
る。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、上記一対のPLC親局は、上記PLC子局に
対して並列に接続されていることを特徴とする。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、上記一対のPLC親局は、同一タイミングの
同期データを有し、通常局時及び待機局時同一タイミン
グでプログラム演算することを特徴とする。
【0012】また、請求項4の発明は、一対のPLC親
局と、この一対のPLC親局に接続されたPLC子局を
有し、PLC親局はPLC子局から受信した入力データ
に基づいてサイクリックにプログラム演算し、その出力
データをPLC子局に送信するリモートI/Oシステム
であって、各PLC親局は、1サイクル毎に交互に通常
局となるとともに一方のPLC親局が通常局のときは他
方のPLC親局は待機局となる親局変換手段と、相手方
PLC親局の異常を検出する異常検出手段と、上記異常
検出手段で相手方PLC親局の異常が検出された場合、
以後自局を固定通常局として設定する固定通常局設定手
段と、を有することを特徴とする。
【0013】また、請求項5の発明は、一対のPLC親
局と、この一対のPLC親局に接続されたPLC子局を
有し、PLC親局はPLC子局から受信した入力データ
に基づいてサイクリックにプログラム演算し、その出力
データをPLC子局に送信するリモートI/Oシステム
であって、各PLC親局は、1サイクル毎に交互に通常
局となるとともに一方のPLC親局が通常局のときは他
方のPLC親局は待機局となる親局変換手段を有し、上
記PLC親局は、通常局時は、待機局となった相手方P
LC親局に出力データと入力データと同一タイミングで
プログラムを演算するための同期データを送信するデー
タ送信手段を有し、待機局時は、通常局となった相手方
PLC親局から出力データと入力データと同一タイミン
グでプログラムを演算するための同期データを受信する
データ受信手段を有し、待機局時、所定の受信条件で通
常局となった相手方PLC親局から上記出力データ、入
力データまたは同期データを受信しなかった場合、相手
方PLC親局を異常と判断することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。なお、上記従
来例の説明で用いたものと同一の機能を果たす部分には
同一の符号を付して説明する。
【0015】図1は、この発明に係わるリモートI/O
システムの一実施の形態を概略ブロック図で示したもの
である。
【0016】図1において、このリモートI/Oシステ
ム50は、2つのPLC親局10A、10Bを有して、
一方のPLC親局が故障しても他方のPLC親局が引き
続いてPLC親局としての役割が果たせるようにしたも
ので、2つのPLC親局10A、10Bと、この2つの
PLC親局10A、10Bと通信線30で接続された複
数のPLC子局(リモートI/O子局)20−1、20
−2、…、20−nより構成されている。
【0017】ところで、PLC親局は1サイクル毎に
(1)プログラム(ユーザプログラム)の実行、(2)
ユーザプログラムの実行に伴う出力データの各PLC子
局20−1、20−2、…、20−nへの送信、(3)
各PLC子局20−1、20−2、…、20−nからの
入力データの受信、という処理を行っているが、この実
施形態では、2つのPLC親局10A、10Bは1サイ
クル毎に交互に通常のPLC親局としての動作をする。
そして、2つのPLC親局10A、10Bは互いに相手
局を監視して、一方のPLC親局に故障等の異常が発生
したら、以後は他方のPLC親局が通常のPLC親局と
しての動作を行う。
【0018】以下、2つのPLC親局10A、10Bの
動作を図2及び図3のフローチャートを参照しながら説
明する。
【0019】まず、図2を参照しながら、PLC親局1
0Aの動作を説明する。同図にはPLC親局10Aの2
サイクル分の処理手順が記載されており、初めはPLC
親局10Aは通常局として動作している。
【0020】すなわち、通常局として、まずプログラム
(ユーザプログラム)を実行する(ステップ100)。
【0021】次に、プログラムの実行に伴う出力データ
を各子局20−1、20−2、…、20−nに送信する
(ステップ102)。
【0022】また、この出力データを待機局となってい
るPLC親局10Bにも送信する(ステップ104)。
【0023】次に、各子局(リモートI/O子局)20
−1、20−2、…、20−nから入力データを受信す
る(ステップ106)。
【0024】次に、この入力データをPLC親局10B
に送信する(ステップ108)。
【0025】次に、同期データをPLC親局10Bに送
信する(ステップ110)。
【0026】なお、上記のごとく、ステップ104、1
08、110で出力データ、入力データ、同期データを
待機局となっているPLC親局10Bに送信するのは、
一定時間内にPLC親局10AからこれらのデータをP
LC親局10Bに送信できなかった場合、または送信し
た出力データ及び同期データがPLC親局10Bの保持
しているデータと異なる場合(異常データである場合)
は、PLC親局10Aに故障等の異常が発生したと判別
できるので、以後はPLC親局10Bを通常局として動
作させるためである。
【0027】次に、PLC親局10Bの異常履歴記憶
か、すなわちPLC親局10Bは正常であるか否かが調
べられ(ステップ112)、正常である場合(ステップ
112でNO)、PLC親局10Aは待機局となり、次
サイクルではPLC親局10Bが通常局となるが、PL
C親局10Bの異常が記憶されている場合、すなわち異
常である場合(ステップ112でYES)、PLC親局
10Aは引き続いて通常局となる。これによって、一方
のPLC親局がダウンしてもシステムを継続して維持で
きることになる。
【0028】なお、上記ステップ100からステップ1
12までの処理で通常局としての1サイクルの処理を終
了する。
【0029】なお、PLC親局10Bが正常であるか否
かの判断は、これから説明するステップ116以下の処
理で、一定時間内にPLC親局10Bから出力データ、
入力データ、同期データを受信できなかった場合、ある
いはPLC親局10Bから受信した出力データ及び同期
データがPLC親局10Aの保持しているデータと異な
る場合、PLC親局10Bの異常履歴を記憶するように
しているので、これらの処理がすでになされたかを調べ
ることによって行われる。
【0030】次に、PLC親局10Aの待機局としての
動作を説明する。
【0031】まずPLC親局10Aは待機局であるにも
かかわらずプログラムを実行する(ステップ114)。
これは後述するようにPLC親局10Bから送信されて
くるデータと比較するためである。また、ステップ11
4におけるPLC親局10Aのプログラム実行タイミン
グと図3のステップ228におけるPLC親局10Bの
プログラム実行タイミングは同じである。
【0032】次に、PLC親局10Bから出力データを
受信したか否かが調べられる(ステップ116)。これ
は、図3のステップ232の処理によってPLC親局1
0B側から出力データが送信されるので、その出力デー
タが受信されたか否かを調べているものである。
【0033】ここで、出力データを受信した場合は(ス
テップ116でYES)、次に受信した出力データは正
常か否かが調べられる(ステップ118)。これは、P
LC親局10Aは待機局であるが、ステップ114の処
理でプログラムを実行した結果、自局でも出力データを
保持しているので、その出力データとPLC親局10B
側から受信した出力データを比較することによって行わ
れる。
【0034】ここで、PLC親局10AとPLC親局1
0Bは同一タイミングで同一プログラムを実行している
ので、同一の出力データが得られるはずである。
【0035】そこで、同一の出力データが受信される
と、PLC親局10B側から受信した出力データを正常
とみなして(ステップ118でYES)、ステップ12
4に進む。
【0036】一方、同一の出力データが得られないと、
PLC親局10B側から受信した出力データを異常とみ
なして(ステップ118でNO)、その異常履歴を記憶
し(ステップ120)、ステップ100に進み、以後、
PLC親局10Aが通常局となる。
【0037】また、出力データを受信しない場合は(ス
テップ116でNO)、出力データを受信しない状態が
一定時間以上続いたか否か、すなわちタイムアウトか否
かが調べられる(ステップ122)。
【0038】ここで、タイムアウトでない場合は(ステ
ップ122でNO)、ステップ116に戻るが、タイム
アウトの場合は(ステップ122でYES)、PLC親
局10Bは異常と判断されるので、その異常履歴を記憶
し(ステップ124)、ステップ100に戻り、以後は
PLC親局10Aが通常局として動作する。
【0039】ステップ126では、PLC親局10Bか
ら入力データを受信したか否かが調べられる。
【0040】ここで、入力データを受信した場合は(ス
テップ126でYES)、PLC親局10Bは正常と判
断されるので、ステップ132に進む。なお、PLC親
局10A側でも各子局から入力データを受信しているの
で、上記ステップ118同様、その入力データとPLC
親局10Bから受信した入力データを比較してPLC親
局10Bが正常か否かの判別をすることもできる。
【0041】一方、入力データを受信しない場合は(ス
テップ126でNO)、入力データを受信しない状態が
一定時間以上続いたか否か、すなわちタイムアウトか否
かが調べられる(ステップ128)。
【0042】ここで、タイムアウトでない場合は(ステ
ップ128でNO)、ステップ126に戻るが、タイム
アウトの場合は(ステップ128でYES)、PLC親
局10Bは異常と判断されるので、その異常履歴を記憶
し(ステップ130)、ステップ100に戻り、以後は
PLC親局10Aが通常局として動作する。
【0043】次に、PLC親局10Bから同期データを
受信したか否かが調べられる(ステップ132)。
【0044】ここで、同期データを受信した場合は(ス
テップ132でYES)、次に受信した同期データは正
常か否かが調べられる(ステップ134)。これは、P
LC親局10Aは、自局でも同期データを保持している
ので、その同期データとPLC親局10B側から受信し
た同期データを比較しているものである。
【0045】ここで、PLC親局10AとPLC親局1
0Bは同一の同期で動作しているので、同一の同期デー
タが得られるはずである。
【0046】そこで、同一の同期データが得られると、
PLC親局10B側から受信した同期データを正常とみ
なして(ステップ134でYES)、待機局としてのサ
イクルを終了して再びステップ100に戻り、次サイク
ルではPLC親局10Aは通常局となる。
【0047】一方、同一の同期データが得られないと、
PLC親局10B側から受信した同期データを異常とみ
なして(ステップ134でNO)、その異常履歴を記憶
し(ステップ136)、ステップ100に進み、以後、
PLC親局10Aが通常局となる。
【0048】また、同期データを受信しない場合は(ス
テップ132でNO)、同期データを受信しない状態が
一定時間以上続いたか否か、すなわちタイムアウトか否
かが調べられる(ステップ138)。
【0049】ここで、タイムアウトでない場合は(ステ
ップ138でNO)、ステップ132に戻るが、タイム
アウトの場合は(ステップ138でYES)、PLC親
局10Bは異常と判断されるので、その異常履歴を記憶
し(ステップ140)、ステップ100に戻り、以後は
PLC親局10Aが通常局として動作する。
【0050】以上がPLC親局10Aの動作である。
【0051】次に、図3を参照しながら、PLC親局1
0Bの動作を説明する。
【0052】ところで、すでに述べたようにPLC親局
10AとPLC親局10Bは1サイクルづつ交代で通常
局と待機局になる。つまり、PLC親局10Aが通常局
であるサイクルにはPLC親局10Bは待機局として動
作しており、PLC親局10Aが待機局であるサイクル
にはPLC親局10Bは通常局として動作している。そ
して、PLC親局10Aは図2のステップ100〜ステ
ップ112の1サイクルでは通常局として動作し、続く
ステップ114〜ステップ140の1サイクルでは待機
局として動作している。
【0053】これに対応して、PLC親局10Bは図3
のステップ200〜ステップ226の1サイクルでは待
機局として動作し、続くステップ228〜ステップ24
0の1サイクルでは通常局として動作している。そし
て、その内容は、PLC親局10Aの通常局及び待機局
として動作と同様である。
【0054】すなわち、まずPLC親局10Bは待機局
としてプログラムを実行する(ステップ120)。ステ
ップ200におけるPLC親局10Bのプログラム実行
タイミングと図2のステップ100におけるPLC親局
10Aのプログラム実行タイミングは同じである。
【0055】次に、PLC親局10Aから出力データを
受信したか否かが調べられる(ステップ202)。これ
は、図2のステップ104の処理によってPLC親局1
0A側から出力データが送信されるので、その出力デー
タが受信されたか否かを調べているものである。
【0056】ここで、出力データを受信した場合は(ス
テップ202でYES)、次に受信した出力データは正
常か否かが調べられる(ステップ204)。これは、現
在のサイクルではPLC親局10Bは待機局であるが、
PLC親局10Bはステップ200の処理でプログラム
を実行した結果、自局でも出力データを保持しているの
で、その出力データとPLC親局10A側から受信した
出力データを比較することによって行われる。
【0057】ここで、PLC親局10BとPLC親局1
0Aは同一タイミングで同一プログラムを実行している
ので、同一の出力データが得られるはずである。
【0058】そこで、同一の出力データが得られると、
PLC親局10A側から受信した出力データを正常とみ
なして(ステップ204でYES)、ステップ212に
進む。
【0059】一方、同一の出力データが得られないと、
PLC親局10A側から受信した出力データを異常とみ
なして(ステップ204でNO)、その異常履歴を記憶
し(ステップ206)、ステップ228に進み、以後、
PLC親局10Bが通常局となる。
【0060】また、出力データを受信しない場合は(ス
テップ202でNO)、出力データを受信しない状態が
一定時間以上続いたか否か、すなわちタイムアウトか否
かが調べられる(ステップ208)。
【0061】ここで、タイムアウトでない場合は(ステ
ップ208でNO)、ステップ202に戻るが、タイム
アウトの場合は(ステップ208でYES)、PLC親
局10Aは異常と判断されるので、その異常履歴を記憶
し(ステップ210)、ステップ228に進み、以後は
PLC親局10Bが通常局として動作する。
【0062】ステップ212では、PLC親局10Aか
ら入力データを受信したか否かが調べられる。
【0063】ここで、入力データを受信した場合は(ス
テップ212でYES)、PLC親局10Aは正常と判
断されるので、ステップ218に進む。なお、PLC親
局10B側でも各子局から入力データを受信しているの
で、上記ステップ204同様、その入力データとPLC
親局10Aから受信した入力データを比較してPLC親
局10Aが正常か否かの判別をすることもできる。
【0064】一方、入力データを受信しない場合は(ス
テップ212でNO)、入力データを受信しない状態が
一定時間以上続いたか否か、すなわちタイムアウトか否
かが調べられる(ステップ214)。
【0065】ここで、タイムアウトでない場合は(ステ
ップ214でNO)、ステップ212に戻るが、タイム
アウトの場合は(ステップ214でYES)、PLC親
局10Aは異常と判断されるので、その異常履歴を記憶
し(ステップ216)、ステップ228に進み、以後は
PLC親局10Bが通常局として動作する。
【0066】次に、PLC親局10Aから同期データを
受信したか否かが調べられる(ステップ218)。
【0067】ここで、同期データを受信した場合は(ス
テップ218でYES)、次に受信した同期データは正
常か否かが調べられる(ステップ220)。これは、P
LC親局10Bは、自局でも同期データを保持している
ので、その同期データとPLC親局10A側から受信し
た出力データを比較しているものである。
【0068】ここで、PLC親局10BとPLC親局1
0Aは同一の同期に設定してあるので同一の同期データ
が得られるはずである。
【0069】そこで、同一の同期データが得られると、
PLC親局10A側から受信した同期データを正常とみ
なして(ステップ220でYES)、待機局としてのサ
イクルを終了してステップ228に進み、次サイクルで
はPLC親局10Bは通常局となる。
【0070】一方、同一の同期データが得られないと、
PLC親局10A側から受信した同期データを異常とみ
なして(ステップ220でNO)、その異常履歴を記憶
し(ステップ222)、ステップ228に進み、以後、
PLC親局10Bが通常局となる。
【0071】また、同期データを受信しない場合は(ス
テップ218でNO)、同期データを受信しない状態が
一定時間以上続いたか否か、すなわちタイムアウトか否
かが調べられる(ステップ224)。
【0072】ここで、タイムアウトでない場合は(ステ
ップ224でNO)、ステップ218に戻るが、タイム
アウトの場合は(ステップ224でYES)、PLC親
局10Aは異常と判断されるので、その異常履歴を記憶
し(ステップ226)、ステップ228に進み、以後は
PLC親局10Bが通常局として動作する。
【0073】ステップ228では、通常局としてまずプ
ログラムを実行する。
【0074】次に、プログラムの実行に伴う出力データ
を各子局20−1、20−2、…、20−nに送信する
(ステップ230)。
【0075】また、この出力データを待機局となってい
るPLC親局10Aにも送信する(ステップ232)。
【0076】次に、各子局(リモートI/O子局)20
−1、20−2、…、20−nから入力データを受信す
る(ステップ234)。
【0077】次に、この入力データをPLC親局10A
に送信する(ステップ236)。
【0078】次に、同期データをPLC親局10Aに送
信する(ステップ238)。
【0079】次に、PLC親局10Aの異常履歴記憶
か、すなわちPLC親局10Aは正常であるか否かが調
べられる(ステップ240)。
【0080】ここで、PLC親局10Aの異常が記憶さ
れていない場合、すなわち正常である場合(ステップ2
40でNO)、PLC親局10Bは待機局となり、次サ
イクルではPLC親局10Aが通常局となるが、PLC
親局10Aの異常が記憶されている場合(ステップ24
0でYES)、PLC親局10Bは引き続いて通常局と
なる。これによって、一方のPLC親局がダウンしても
システムを継続して維持できることになる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
一対のPLC親局を有し、各PLC親局は1サイクル毎
に交互に通常局及び待機局となり、一方のPLC親局に
異常が発生したら以後他方のPLC親局が通常局となる
ように構成したので、専用ハードウゥアを必要とするこ
となく、低コストにPLC親局の故障等に対応すること
のできるリモートI/Oシステムを得ることができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるリモートI/Oシステムの全
体的な構成を示す概略ブロック図。
【図2】図1に示したPLC親局10A側の処理手順の
概略を示すフローチャート。
【図3】図1に示したPLC親局10B側の処理手順の
概略を示すフローチャート。
【図4】リモートI/Oシステムの全体的な構成を示す
概略ブロック図。
【図5】従来のリモートI/Oシステムの全体的な構成
を示す概略ブロック図。
【符号の説明】
10A、10B PLC親局 20−1、20−2、…、20−n PLC子局(リモ
ートI/O子局) 30 通信線 50 リモートI/Oシステム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PLC親局と、このPLC親局に接続さ
    れたPLC子局を有し、PLC親局はPLC子局から受
    信した入力データに基づいてサイクリックにプログラム
    演算し、その出力データをPLC子局に送信するリモー
    トI/Oシステムにおいて、 一対のPLC親局を有し、各PLC親局は1サイクル毎
    に交互に通常局及び待機局となり、一方のPLC親局に
    異常が発生したら以後他方のPLC親局が通常局となる
    ことを特徴とするリモートI/Oシステム。
  2. 【請求項2】 上記一対のPLC親局は、上記PLC子
    局に対して並列に接続されていることを特徴とする請求
    項1に記載のリモートI/Oシステム。
  3. 【請求項3】 上記一対のPLC親局は、同一タイミン
    グの同期データを有し、通常局時及び待機局時同一タイ
    ミングでプログラム演算することを特徴とする請求項1
    に記載のリモートI/Oシステム。
  4. 【請求項4】 一対のPLC親局と、この一対のPLC
    親局に接続されたPLC子局を有し、PLC親局はPL
    C子局から受信した入力データに基づいてサイクリック
    にプログラム演算し、その出力データをPLC子局に送
    信するリモートI/Oシステムであって、 各PLC親局は、 1サイクル毎に交互に通常局となるとともに一方のPL
    C親局が通常局のときは他方のPLC親局は待機局とな
    る親局変換手段と、 相手方PLC親局の異常を検出する異常検出手段と、 上記異常検出手段で相手方PLC親局の異常が検出され
    た場合、以後自局を固定通常局として設定する固定通常
    局設定手段と、 を有することを特徴とするリモートI/Oシステム。
  5. 【請求項5】 一対のPLC親局と、この一対のPLC
    親局に接続されたPLC子局を有し、PLC親局はPL
    C子局から受信した入力データに基づいてサイクリック
    にプログラム演算し、その出力データをPLC子局に送
    信するリモートI/Oシステムであって、 各PLC親局は、1サイクル毎に交互に通常局となると
    ともに一方のPLC親局が通常局のときは他方のPLC
    親局は待機局となる親局変換手段を有し、 上記PLC親局は、 通常局時は、待機局となった相手方PLC親局に出力デ
    ータと入力データと同一タイミングでプログラムを演算
    するための同期データを送信するデータ送信手段を有
    し、 待機局時は、通常局となった相手方PLC親局から出力
    データと入力データと同一タイミングでプログラムを演
    算するための同期データを受信するデータ受信手段を有
    し、 待機局時、所定の受信条件で通常局となった相手方PL
    C親局から上記出力データ、入力データまたは同期デー
    タを受信しなかった場合、相手方PLC親局を異常と判
    断することを特徴とするリモートI/Oシステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012198822A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Fujitsu Ltd 情報処理装置、制御装置および異常ユニット判定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012198822A (ja) * 2011-03-22 2012-10-18 Fujitsu Ltd 情報処理装置、制御装置および異常ユニット判定方法

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