JPH1198058A - 無線回線切替装置 - Google Patents

無線回線切替装置

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JPH1198058A
JPH1198058A JP25357797A JP25357797A JPH1198058A JP H1198058 A JPH1198058 A JP H1198058A JP 25357797 A JP25357797 A JP 25357797A JP 25357797 A JP25357797 A JP 25357797A JP H1198058 A JPH1198058 A JP H1198058A
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JP
Japan
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line
switching
working
channel
switch
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JP25357797A
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Yasushi Ootsuka
康士 大塚
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線の現用回線と予備回線との回線切替など
を行う無線回線切替装置に関し、回線切替時間の短縮を
図ることを目的とする。 【解決手段】 1系列の予備回線とn系列の現用回線が
接続されており、現用回線の品質が劣化して予備回線に
切り替える際、回線切替制御装置の制御の下に回線切替
を行う無線回線切替装置において、n系列の現用回線の
うち、1つの現用回線を重要回線と判定し、切替要因が
発生する前に重要回線と判定した現用回線を予備回線と
送信並接させ、切替要因が発生した時、送信並接した現
用回線と予備回線から取り出したデータ位相が一致して
いるのを確認した後、現用回線を予備回線に切り替える
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線回線切替装置に
関するものである。一般に、伝送路におけるフェージン
グや伝送路を構成する機器の障害によって生ずる伝送品
質の劣化や回線断を救済する為、例えば、装置には予備
の装置を設けておく。
【0002】そして、装置に障害が発生した時、予備の
装置に切替えることが行われているが、切替時間が長い
為に高速のフェージング等で発生する回線品質の劣化を
十分に救済することは困難である。
【0003】この為、切替時間の短縮を図ることが必要
である。
【0004】
【従来の技術】図1は回線切替装置要部構成図、図10
は回線切替制御装置の切替フロー図(従来例)、図11
は図10のフローを実施する為の構成図の一例、図12
は誤り検出から切替スイッチ動作までの従来例の切替時
間説明図を示す。
【0005】以下、図1、図10、図11、図12を用
いて現用回線と予備回線の切替動作を説明する。なお、
図10中の「現用1」、「現用2」はそれぞれは「現用
回線1」、「現用回線2」を示す。
【0006】図1において、A1、B1、C1、D1、
E1の各ブロックで構成される装置はa局に設置される
無線回線切替装置AC1であり、A2、B2、C2、D
2、E2の各ブロックで構成される装置はb局に設置さ
れる無線回線切替装置AC2である。
【0007】なお、ブロックA1とブロックA2、B1
とB2、C1とC2、D1とD2、E1とE2の構成は
それぞれ同一で、a局は1を、b局は2を付けてある。
また、a局からb局への信号の流れが上り回線、b局か
らa局への信号の流れが下り回線とする。ここで、 ブロックA・・・切替命令/ 応答処理部Eを介して入力
した回線切替制御装置ALからの制御信号に従って、指
定された現用回線に流す信号を予備回線にも流す送信切
替部 ブロックB・・・切替命令/ 応答処理部Eを介して入力
した回線切替制御装置ALからの制御信号に従って、予
備回線を通って来た信号を指定された現用回線に流す受
信切替部 ブロックC・・・回線切替制御装置ALからの切替情報
を切替命令/応答処理部Eを介して主信号に挿入する切
替情報挿入部 ブロックD・・・受信信号の誤り率の劣化及び断、フレ
ーム同期外れを検出すると共に、主信号に挿入された切
替情報を抽出する誤り検出及び切替情報抽出部 ブロックE・・・ブロックDで検出、抽出された情報を
回線切替制御装置に転送したり、回線切替制御装置から
の切替命令等をブロックCに送出す機能を持つ切替命令
/応答処理部 でそれぞれ構成されている。
【0008】なお、誤り検出及び切替情報抽出部Dと切
替命令応答処理部Eは、それぞれ回線数に対応して別々
に設けられている。さて、図1中の現用回線1の×印付
近で発生したフェージング等により、回線品質が劣化し
たとする。
【0009】b局の無線回線切替装置AC2内のブロッ
クD2の誤り検出及び切替情報抽出部(以下、誤り検出
及び切替情報抽出部D2と省略する)は、再生された信
号の品質劣化(誤り率)が予め設定されていたしきい値
よりも悪化していることを検出すると、切替命令/応答
処理部E2に対して品質の劣化を表す「CH−ALM」
信号を送出する(図10−S1参照)。
【0010】切替命令/応答処理部E2はこの「CH−
ALM」信号を回線切替制御装置AL2に転送し、b 局
で切替要因が発生していることを伝える。回線切替制御
装置AL2では、予備回線の使用状況と品質状態を確認
し、予備回線が使用できる状態にあることが確認できた
場合だけ、切替命令を送出する。
【0011】切替命令は、切替命令/応答処理部E2を
介して切替情報挿入部C2で主信号に挿入され、下り回
線で対向するa局に伝送される。a局の誤り検出及び切
替情報抽出部D1では、b局の切替情報挿入部C2で挿
入された切替命令を主信号から抽出し、切替命令/応答
処理部E1を介して回線切替制御装置AL1に転送す
る。
【0012】回線切替制御装置AL1は、切替命令/応
答処理部E1を介して送信切替部A1に切替命令を発行
し、送信切替部A1にて現用回線1で送信していた信号
を予備回線にも供給して並接する(送信切替完了)(図
10−S2参照)。
【0013】また、この切替が正常に行われたことを示
す送信切替情報を切替情報挿入部C1にて主信号に挿入
し、上り回線を使ってb局へ伝送する。b局ではa局と
同様に、誤り検出及び切替情報抽出部D2で送信切替情
報を抽出し、切替命令/応答処理部E2を介して回線切
替制御装置AL2に転送する。
【0014】回線切替制御装置AL2では、送信切替後
の予備回線の品質状況(図10−S3参照)と、現用回
線1のデータと予備回線のデータとが一致している(送
信並送が行われ、両方のデータ位相が合っている状態を
パラセンドが取れていると云う)のを確認し(図10−
S4参照)、現用回線1から予備回線へ接続を切り替え
る様に、切替命令/応答処理部E2を介して受信切替部
B2へ受信切替命令を送出し(図10−S5参照)、受
信切替部B2でスィッチを駆動して切替えを実施する。
【0015】そして、切替実施後、受信切替部B2から
切替命令/応答処理部E2を介して回線切替制御装置A
L2に切替応答を返送する。回線切替制御装置AL2は
命令と応答が一致することを確認すれば受信切替完了
(END)となる(図10−S6参照)。
【0016】しかし、ステップS3で応答が正常でな
い場合、ステップS4でパラセンドが取れない場合、
ステップS6で応答が正常でないことを検出した場
合、回線切替えの為の動作が正常でないとして回線切替
えは行わない。
【0017】更に、切替要因が現用回線2にある時(図
10−S7参照)、現用回線1と同様なフローで切り替
える。ここで、上記のフローを実施する為、回線切替制
御装置AL内に図11に示す様なフロー実施部分を設け
る。
【0018】図中のROM10には図10に示すフロー
図に従って、CPU9を動作させる為のプログラムが格
納され、インタフェース(INF1 )はCPUと切替命
令/応答処理部Eとの間のデータ伝送を行う為のもので
あり、RAM11は、例えば、入力データを処理する場
合に使用するメモリである。
【0019】これにより、CPU9は図10に示すフロ
ー図に従って、入力データについて判定したり、判定基
準に基づく命令を送出することができる。さて、上り回
線の品質監視はb局の誤り検出及び切替情報抽出部D2
で行い、監視結果に基づいて回線切替動作を行うが、誤
り検出から切替スイッチが動作する迄の時間について、
図1、図12を用いて説明する。
【0020】先ず、誤り検出及び切替情報抽出部D2の
中の誤り検出部(図示せず)は、再生データ8フレーム
中、6個以上の誤りが発生する現象が3フレーム連続し
たことを検出した時、切替要因である「CH−ALM」
を送出する様になっている。
【0021】そこで、図12- のa 点で「CH−AL
M」を切替命令/応答処理部E2を介して回線切替制御
装置AL2に通知する。回線切替制御装置AL2は、上
記で詳細説明した様に、予備回線が使用できる状態にあ
ることを確認して、切替命令を切替命令/応答処理部E
2、切替情報挿入部C2、下り回線を介してa局に送出
する。
【0022】a局では、誤り検出及び切替情報抽出部D
1が切替命令を抽出し、切替命令/応答処理部E1を介
して回線切替制御装置AL1に転送する。そこで、回線
切替制御装置AL1は切替命令/応答処理部E1を介し
て送信切替部A1に切替命令を発行し、送信切替部A1
は、例えば、現用回線1で送っている信号を予備回線に
も送る送並制御を行う(図12- のb 点参照) 。
【0023】また、送並制御が正常に行われたこと(送
信切替情報)を切替情報挿入部C1で主信号に挿入し、
上り回線を使ってb局に伝送する。b局ではa局と同様
に、誤り検出及び切替情報抽出部D2で送信切替情報を
抽出して回線切替制御装置AL2に転送する。
【0024】回線切替制御装置AL2では、送信切替後
の予備回線の品質状況及び現用回線1と予備回線のデー
タ位相が一致している(即ち、パラセンドが取れてい
る)のを確認した後、現用回線1から予備回線へ切り替
える様に切替命令/応答処理部E2を介して受信切替部
B2に命令を送出し、受信切替部B2で受端スイッチを
駆動して切替えを実施する(図12- のc 点参照) 。
【0025】即ち、回線品質劣化の発生から受信切替え
が完了するまで多数のブロックを通り、自局と対向局と
の間での切替情報のやり取りが行われる為、それに要す
る時間は、高速のフェージングに対して短いとはいえず
(数ms程度と考えられる)その時間内の回線の品質は
保証できない。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上記で詳細説明した様
に、複数(n)の現用回線と、それを救済する為の一つ
の予備回線を有する無線回線切替装置において、 従来の回線切替方法では切替要因の発生から切替え
が完了するまで、ある程度の時間を要する為、高速のフ
ェージング等によって発生する回線品質の劣化を十分に
救済しきれない 複数の現用回線で順次、障害が発生した際は、予備
回線を一つしか持てない為、後発で発生した障害は先発
で障害が発生した回線よりも重要度の高い回線であって
も救済することが不可能である と云う課題がある。
【0027】本発明は、回線切替時間の短縮を図ること
を目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、1系列
の予備回線とn系列の現用回線が接続されており、現用
回線の品質が劣化して予備回線に切り替える際、回線切
替制御装置の制御の下に回線切替を行う無線回線切替装
置において、n系列の現用回線のうち、1つの現用回線
を重要回線と判定し、切替要因が発生する前に重要回線
と判定した現用回線を予備回線と送信並接させる。
【0029】そして、切替要因が発生した時、送信並接
した現用回線と予備回線から取り出したデータ位相が一
致しているのを確認した後、現用回線を予備回線に切り
替えるようにした。
【0030】第2の本発明は、重要回線判定用のスイッ
チを設ける。そして、このスイッチのオン/オフ状態か
ら各現用回線が重要回線か否かを判定するようにした。
【0031】第3の本発明は、無線回線切替装置におい
て、現用回線から取り出したデータに、切替要因に達し
ないエラーが発生したことを検出した時、エラー検出結
果を自局の回線切替制御装置を介して対向局の回線切替
制御装置に送出する。
【0032】そして、対向局の無線回線切替装置でエラ
ーが発生した現用回線を予備回線と送信並接させる。し
かし、現用回線から取り出したデータに、切替要因に達
したエラーが発生したことを検出した時、送信並接した
現用回線と予備回線から取り出したデータ位相が一致し
ているのを確認した後、現用回線を予備回線に切り替え
るようにした。
【0033】つまり、本発明は無線回線切替装置ACの
受信側において、切替要因となる現象が発生する前に、
予め無線回線切替装置の送信切替部で予備回線への並列
接続を実行しておく。
【0034】そして、切替要因が発生した時には、受信
側の切替えを実行するだけで回線を救済することが可能
となる。ここで、切替要因となる現象とは、 「CH−ALM」:回線の誤り率がある設定されたしき
い値を越えた時に発生する警報 「F A SYNC ALM」:信号の断及び同期外れ
となった場合に発生する警報 但し、一つの予備回線に対して現用回線が複数存在する
際、どの現用システムを送信並接しておくかが問題とな
るが、回線切替装置内で重要回線の設定を行い、その回
線に切替優先度を持たせることで本問題を解決する。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は回線切替装置要部構成図、
図2は切替命令/応答処理部の実施例の要部構成図、図
3は回線切替制御装置に送出される実施例のシリアルデ
ータ説明図、図4は回線切替制御装置の実施例の切替フ
ロー図である。
【0036】図5は送信切替部の実施例の要部構成図、
図6は回線切替制御装置の別の実施例の切替フロー図、
図7は誤り検出部の実施例の要部構成図、図8は回線切
替制御装置に送出される別の実施例のシリアルデータ説
明図、図9は誤り検出から切替スイッチ動作までの実施
例の切替時間説明図である。
【0037】以下、図1〜図9を用いて、本発明の実施
例を説明するが、図1の構成については上記の従来例の
説明の際に詳細に説明したので概略説明をする。なお、
説明を簡単にする為、現用回線は現用回線1と現用回線
2の2回線で、現用回線1を重要回線と位置付けし、切
替要因発生前に現用回線1の送信切替、即ち、現用回線
と予備回線の送信並接を実行しておくことで、切替完了
迄の時間を短縮できる様にしたものである。 (1)無線回線切替装置AC2の受信側に回線の重要度
を表すスイッチを設けた場合(図1、図2、図3、図4
参照) 図2に示す様に、b局の無線回線切替装置AC2内の現
用回線1と現用回線2の切替命令/応答処理部E21,E
2 のそれぞれに、現用回線の重要度を表すスイッチを
設け、例えば、現用回線1のスイッチSW11をオンにし
て現用回線1に切替優先度を持たせる。
【0038】さて、回線切替制御装置AL2は、所定周
期で、順次、切替命令/応答処理部E21 、E22 に対
してポーリング要求を送出する。そこで、切替命令/応
答処理部E21 、E22 はそれぞれ、入力したポーリン
グ要求に対応して、対応する誤り検出及び切替情報抽出
部D21 、D22 からの「CH−ALM」、「F A
SYNC 」、「PARASEND」、「スイッチ設定
情報」及び「設定確認ビット」をシリアル/ パラレル
コントローラLSI11,12 を介してシリアルデータに
変換し、ポーリング応答として回線切替制御装置AL2
に送出する。
【0039】なお、シリアル/ パラレル コントローラ
LSIは、入力パラレルデータをビット多重して、シリ
アルデータに変換して出力する機能を有する。また、図
3中の「F A SYNC ALM」は同期外れアラー
ム、「SW設定情報」は“0”の時はスイッチがオン状
態で優先度が高い現用回線システム、“1”の時はスイ
ッチがオフ状態で優先度が高くない現用回線システムを
それぞれ示す。
【0040】従って、スイッチ操作が正しい場合、現用
回線1は“0”、現用回線2は“1”であるから、OR
ゲートの出力は“1”となる。しかし、誤って現用回線
1と現用回線2から共に“0を送出すると“0”が出力
する。
【0041】つまり、「設定確認ビット」が“0”の時
は誤操作/機器故障として優先順位の設定を無効とし、
無線回線切替装置AC2で機器故障警報を表示する様に
してある。
【0042】さて、図1において、回線切替制御装置A
L2は、このスイッチ情報を取り込み、優先度の高い現
用回線に対して、送信切替えを行う様に制御信号を逆回
線(図1中の下り現用回線)に乗せて対向局であるa局
の無線回線切替装置AC1に通知する。
【0043】これにより、該当現用回線(例えば、現用
回線1)の並接スイッチを駆動させて予備回線と並接さ
せる。回線切替制御装置AL2では、優先度の高い現用
回線1で切替要因が発生した時は、パラセンドを見るだ
けで受信切替部B2の切替スイッチを予備回線側に切り
替えて現用回線1を救済する。
【0044】その他の回線、即ち、現用回線2での切替
要因であれば、従来例と同様に、送信切替部A1の送信
スイッチを接続替し、送信スイッチの応答、パラセンド
を確認し、受信スイッチを駆動させる。
【0045】この切替要因が消えれば、再び優先度の高
い回線の送信スイッチを駆動させる。次に、b局の回線
切替制御装置AL2の動作を図4のフロー図で説明す
る。
【0046】先ず、図3中の設定確認ビットが“1”か
否かをチェックし、“1”であれば現用回線1が優先か
否かをチェックし、YESならステップS3に進む(図
4−S1のY、S2のY、S3参照)しかし、ステップ
S1の設定確認ビットが“0”であれば従来の処理に進
む。
【0047】また、ステップS2で現用回線1が優先で
なければ(NO)、現用回線2が優先か否かをチェック
し、優先であれば現用回線1と同じ処理を行うが、優先
でなければ(NO)、従来の処理を行う(図4−S1の
N、S11参照)。
【0048】ステップS3では、現用回線1に対する送
信切替命令を逆回線を用いてa局に送出し、a局の送信
側からの応答を待つ(図4−S3参照)。受信した応答
が正常なら、現用回線1に切替要因があるか否かをチェ
ックする(図4−S4、S5参照)。
【0049】ステップ5で切替要因がなく(N)、且
つ、現用回線2に切替要因がなければ(N)、ステップ
S5に戻って、要因発生する迄、巡回する(図4−S5
のN、S9のN参照)。
【0050】しかし、ステップ9で、現用回線2に切替
要因があれば(Y)、現用回線1の送信切替解除と現用
回線2の送信切替命令を出して通常の切替処理を行う
(図4−S9のY、S10参照)。
【0051】一方、ステップ5で切替要因があり
(Y)、ステップ6でパラセンドが行われていれば、現
用回線1に受信切替命令を送出し、応答正常であれば終
了する(図4−S5のY、S6のY、S7、S8参
照)。
【0052】なお、ステップS4、ステップS6、ステ
ップS8のNの場合は切替不能の為、切替動作を停止す
る。 (2)無線回線切替装置AC1の送信側に、優先度を持
つ回線を設定するスイッチを搭載したスイッチ設定部を
設けた場合(図1、図5参照)。
【0053】スイッチ設定部には、例えば、現用回線
1、2の様々な回線品質情報、切替優先度の有無、受信
側回線切替制御装置からの回線切替命令の有無に対する
全ての組合せに対して、どの回線を優先して切り替える
かを予め決めておき、決定した内容をテーブル化したも
のを格納したROM5が設けられている。
【0054】そこで、スイッチ設定部に現用回線1、2
の回線品質情報、切替優先度の有無、回線切替命令の有
無の情報が印加すると、この情報をアドレスとして予備
回線に並接すべき現用回線の情報を取り出すことができ
る。
【0055】これにより、取り出した情報を用いて該当
する回線の送信スイッチ3、4(図5中のSEL)を駆
動すると同時に、この設定信号(即ち、予備回線に並接
すべき現用回線の情報)を切替情報に付加し、図1に示
す切替情報挿入部C1で主信号に挿入して対向局である
b局へ転送する。
【0056】対向局では受信した主信号から切替情報と
共に、この設定信号も抽出し、切替命令/応答処理部E
2を介して回線切替制御装置AL2に転送することによ
り、回線切替制御装置AL2では重要回線として設定さ
れた現用回線を認識することが可能となる。
【0057】つまり、送信側で回線を切り替えた時、回
線を切り替えたと云う切替応答信号を受信側に送出する
ので、受信側で回線切替を認識できる。その後、切替要
因が発生したならば、発生した回線が優先度の高い回線
であれば、受信切替処理に移行し、そうでなけれは、通
常の切替処理(予備に並接する現用回線の変更、応答→
パラセンドの確認→受信切替)に移行する。 (3)予備回線1に対して現用回線1の1:1回線切替
システムの場合(図1、図6参照)、予備回線は現用回
線1だけに対するものの為、送信スイッチ部は不要とな
り、単純に現用回線の信号を予備回線に分岐するだけの
構成となり、図6に示す切替フロー図になる。
【0058】なお、図6のフロー図は図4のフロー図か
ら一部を削除したものであり、図4の流れは上記で詳細
説明してあるので、図6の流れは概略説明とする。即
ち、現用回線1に対する送信切替命令を逆回線を用い
て、b局からa局に送出し、a局の送信側からの応答を
待つ。応答が正常なら、現用回線1に切替要因があるか
否かをチェックする(図6−S1〜S3参照)。
【0059】チェックした結果、切替要因がなけれは通
常の切替処理を(図6−S3のN参照)、切替要因があ
り、且つパラセンドされていれば、現用回線1に対する
受信切替命令を送出し、応答が正常なら終了する(図6
−S4のY、S5、S6参照)。 (4)特に、最重要回線の設定を必要としない場合(図
1、図7〜図9参照) (1)、(2)では回線の重要度を表すスイッチを設
け、切替優先度を持たせる回線に対して該当するスイッ
チをオンに設定するようにしていた。
【0060】(4)では上記のスイッチの代わりに回線
の品質を監視し、取り出したデータ1フレーム中、例え
ば、1個でもエラーが発生すればその回線の優先度が最
も高いと判定する様にした。
【0061】即ち、この場合の切替優先度は、回線の品
質監視により、無線回線切替装置ACが独自に判断する
様にした。さて、本発明を実現する為の誤り検出部D2
の構成が図7に示されているので、この検出部の動作を
説明する。
【0062】図7において、現用回線を通り、再生され
たデータの誤り検出は、LSI6の中のパリティチェッ
クで行われている。パリティチェックの結果、誤りがあ
る値を越えている場合には、「CH ALM」を出力す
る。
【0063】エラーモニタ(ERR MON)は、パリ
ティチェックの結果、1ビットでもエラーが発生すれ
ば、エラーモニタ端子8からエラーパルスが出力される
が、このパルスを送信切替のきっかけにすることで切替
えの短縮が実現できる。
【0064】但し、エラーパルスはバタツクので、ここ
ではフリップフロップ7のクロックとして使用し、これ
が立ち上がると“H”レベルの信号が出力される様にす
る。このフリップフロップの出力信号をエラー情報と
し、切替要因(CH ALMなど)と一緒に、切替命令
/応答処理部E2を介して回線切替制御装置AL2へ転
送する(図9−参照)。
【0065】なお、上記のエラー情報と切替要因と一緒
にして回線切替制御装置AL2へ転送する際は、例え
ば、図8に示すフォーマットで行う。また、フリップフ
ロップ7の出力信号を“L”レベルに戻すのは、「CH
ALM」が発生しなくなった時とし、「CH AL
M」ノ立ち下がりをフリップフロップ7のリセット信号
に使用する。
【0066】さて、上記のエラー情報を受信した回線切
替制御装置AL2は、エラーが発生したこの回線を最重
要回線と認識し、送信切替命令を逆回線を介して無線回
線切替装置AC1に送出する。
【0067】そこで、無線回線切替装置AC1は送信側
を並接する。これにより、品質が更に劣化し、図9に示
す様に8フレーム中6個以上の誤りが発生する現象が3
フレーム連続したら、回線切替制御装置AL2は直ちに
受信切替命令を送出して受端切替命令を切替命令/応答
処理部E2を介して受信切替部B2に送出して予備回線
に切り替える(図9−参照)。
【0068】
【発明の効果】上記で詳細に説明した様に、無線回線の
切替えにおいて、従来の切替要因であるALMの検出か
ら送端並列制御信号の転送、送端並列完了確認後の受端
切替えと云う一連の動作に要していた時間内には回線エ
ラーの発生の救済はできなかった。
【0069】しかし、本発明により、切替要因が発生す
る前に送並を完了させておくことで切替時間を短縮し、
無線回線の高品質化を実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】回線切替装置要部構成図を示す。
【図2】切替命令/応答処理部の実施例の要部構成図を
示す。
【図3】回線切替制御装置に送出される実施例のシリア
ルデータ説明図を示す。
【図4】回線切替制御装置の実施例の切替フロー図を示
す。
【図5】送信切替部の実施例の要部構成図を示す。
【図6】回線切替制御装置の別の実施例の切替フロー図
を示す。
【図7】誤り検出部の実施例の要部構成図を示す。
【図8】回線切替制御装置に送出される別の実施例のシ
リアルデータ説明図を示す。
【図9】誤り検出から切替スイッチ動作までの実施例の
切替時間説明図を示す。
【図10】回線切替制御装置の切替フロー図(従来例)
を示す。
【図11】図10のフローを実施する為の構成図の一例
を示す。
【図12】誤り検出から切替スイッチ動作までの従来例
の切替時間説明図を示す。
【符号の説明】
1,2 シリアル/パラレル コントローラ LSI 21,2 ORゲ−ト 3 セレクタ(SEL12) 4 セレクタ(SEL23) 5 ROM 6 LSI(誤り検出) 7 フリップフロップ 8 エラーモニタ端子 9 CPU 10 ROM 11 RAM AC1,AC2 無線回線切替装置 B1,B2 受信切替部 C1,C2 切替情報挿入部 D1,D2 誤り検出及び切替情報抽出部 E1,E2 切替命令/応答処理部 AL1,AL2 回線切替制御装置 SW11, SW12 スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1系列の予備回線とn系列(nは正の整
    数)の現用回線が接続されており、現用回線の品質が劣
    化して予備回線に切り替える際、回線切替制御装置の制
    御の下に回線切替を行う無線回線切替装置において、 n系列の現用回線のうち、1つの現用回線を重要回線と
    判定し、切替要因が発生する前に重要回線と判定した現
    用回線を予備回線と送信並接させ、切替要因が発生した
    時、送信並接した現用回線と予備回線から取り出したデ
    ータ位相が一致しているのを確認した後、現用回線を予
    備回線に切り替える構成にしたことを特徴とする無線回
    線切替装置。
  2. 【請求項2】 上記重要回線の判定は重要回線判定用の
    スイッチを設け、 該スイッチのオン/オフ状態から各現用回線が重要回線
    か否かを判定するようにしたことを特徴とする請求項1
    の無線回線切替装置。
  3. 【請求項3】 上記無線回線切替装置において、 現用回線から取り出したデータに切替要因に達しないエ
    ラーが発生したことを検出した時、 エラー検出結果を自局の回線切替制御装置を介して対向
    局の回線切替制御装置に送出し、該対向局の無線回線切
    替装置で上記エラーが発生した現用回線を予備回線と送
    信並接させ、 現用回線から取り出したデータに切替要因に達したエラ
    ーが発生したことを検出した時、 送信並接した現用回線と予備回線から取り出したデータ
    位相が一致しているのを確認した後、現用回線を予備回
    線に切り替える構成にしたことを特徴とする請求項1の
    無線回線切替装置。
JP25357797A 1997-09-18 1997-09-18 無線回線切替装置 Withdrawn JPH1198058A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001007747A (ja) * 1999-06-24 2001-01-12 Kdd Corp 伝送路選択方法および装置
JP2005531225A (ja) * 2002-06-25 2005-10-13 クゥアルコム・インコーポレイテッド マルチビーム衛星システムにおいてサービス機能停止を減少する方法と装置
WO2017163529A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 ソニー株式会社 送信制御装置、受信制御装置および送受信制御システム

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