JPH10319902A - プラズマディスプレイ駆動回路およびプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ駆動回路およびプラズマディスプレイ装置

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Publication number
JPH10319902A
JPH10319902A JP9133324A JP13332497A JPH10319902A JP H10319902 A JPH10319902 A JP H10319902A JP 9133324 A JP9133324 A JP 9133324A JP 13332497 A JP13332497 A JP 13332497A JP H10319902 A JPH10319902 A JP H10319902A
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JP
Japan
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switch
voltage
current
inductor
plasma display
Prior art date
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Application number
JP9133324A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Tanigawa
英和 谷川
Makoto Takei
誠 竹井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力ドライバの導通をトリガするために使わ
れるインダクタの電荷回収側の“フライバック”遷移の
発生により、リンギング電流を発生するという課題があ
った。 【解決手段】 本発明は、走査電圧と放電維持電圧を選
択的に結合する切換手段と、インダクタ手段と、駆動電
圧源手段と、電圧供給手段と、インダクタ手段の第2の
端子と電圧供給手段を選択的に結合する第2のスイッチ
手段と、インダクタ手段の第1の端子と駆動電圧源手段
を入力信号の変化に応じて選択的に結合する第1のスイ
ッチ手段と、インダクタ手段に流れる電流の大きさに応
答するスイッチ制御手段とを具備し、スイッチ制御手段
は第1の電流が0に戻る少し前までは第2のスイッチ手
段を開状態にし、第2のスイッチ手段を第1の電流の流
れが0に達する少し前から導通させ始め、0に達する時
には完全に導通状態とし第2のスイッチ手段を閉じる、
という制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイ駆動回路、特には、正確に制御できる電荷回収を可
能にし、そして誘導的に発生したフライバック電流がパ
ネルの画素位置に不利に影響を及ぼすことを防止する回
路に関するものおよび当該回路を用いた各種装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の第1の技術として、特開平5―2
65397号公報がある。本第1の従来技術によれば、
互いに独立な走査電極Y1〜Ynに対し共通のコンデン
サ、第1及び第2のコイルを用いて、走査電極Y1〜Y
nに対する充放電に関しても電荷を回収し再利用するこ
とができるため、簡単な構成で電荷回収が可能になると
いう効果を奏するものであった。
【0003】また、従来の第2の技術として、特開平5
―249916号公報がある。本第2の従来の技術は、
容量性負荷を低電力にて駆動する回路において、一方の
電源端子にインダクタを用いた無効電荷回収回路を接続
しているために、走査電極、データ電極に存在する電荷
の回収が可能になるという効果を奏するものであった。
また、従来の第3の技術として、特開平8―16090
1号公報がある。本第3の従来の技術は、同一平面上に
形成した互いに平行する複数の走査電極と、当該走査電
極と絶縁され、当該走査電極と直交し互いに平行する複
数のデータ電極とを少なくとも備えた表示パネルのデー
タ電極にデータパルスを印加する表示パネルの駆動回路
において、前記電荷回収のコンデンサと、補助コンデン
サとを備え、前記電荷回収用のコンデンサの一端と、前
記データ電極を駆動するICにデータ電圧を供給するデ
ータ電圧入力端子との間に、電荷を回収する向きの電流
を通電させるスイッチ手段を設け、データ電圧入力端子
と接地との間に補助コンデンサを接続し、電荷回収用の
コンデンサの他端は接地されているデータパルスの電荷
回収回路を有することにより、プラズマパネルのように
高速動作を要求される表示パネルにも対応できるもので
あった。
【0004】さらに、従来の第4の技術として、特開平
7―160219号公報がある。本第4の従来の技術
は、マトリックス状に配置された電極群により構成され
るAC型平面表示装置の駆動装置において、走査される
複数本の表示電極を駆動するドライバ回路に接続する2
本の電源ライン対の各々に、2個のトランジスタで構成
されたプッシュプル型のドライバ回路を設けると共に、
個々のドライバ回路に接続する一方の電源ラインに所定
の電圧を印加する電源回路手段及び電源ラインに印加さ
れた所定の電荷をリークさせるリーク制御スイッチ手段
を設けることにより、耐圧が低く、高速順次走査が可能
であり、電荷回収ができるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上述した従来の第1〜第4の技術に示された回路で
は、出力ドライバの導通をトリガするために使われるイ
ンダクタの電荷回収側の“フライバック”遷移を発生さ
せることとなる。また、維持ドライバを制御するための
フライバック電流は、出力ドライバが導通しつつある間
に、パネルから電流を引き出すという副作用を発生させ
ることとなる。この副作用のためにリンギング電流を発
生する。つまり、共振サイクルの終わりにインダクタの
回収側に電圧フライバックが発生することとなる。イン
ダクタ電圧は最初に印加された強制電圧と逆向きであ
る。フライバック電流は、パネル電圧と一致させるため
にインダクタの回収側の容量を充電または放電するため
に流れる。その動作中、要望される遷移と逆の方向に電
荷が転送され、その結果、回路によって浪費される回収
できない電荷の増加と、出力ドライバが導通するときに
ノイズが発生するという課題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するものであり、
そのためにコイルを流れる電流を検知し、その電流の値
によってスイッチ手段の制御をするスイッチ制御手段を
有する構成となっており、以下の動作をするものであ
る。かかるスイッチ制御手段は、例えば、二次巻線を有
し、当該二次巻線はコイルにかかる瞬間電圧に比例した
電圧を生じる。電流がコイルを通ってパネル容量に流れ
込むと、パネル電圧が駆動電圧と等しくなる時にコイル
にかかる電圧はゼロに減少する。コイルに蓄積されたエ
ネルギは、パネル容量をさらに充電するために電流が流
れ続けるようにする。パネル電圧が駆動電圧を越して上
昇すると、コイルの電圧の極性は逆転し、パネル電圧と
ともに増加する。この極性の変化と、電圧上昇は2次巻
線に引き継がれ、各々の出力ドライバを導通させるのに
使われる。出力ドライバの導通はゲート抵抗により制限
される。これは、コイルがそれに留まっているエネルギ
をパネルに転送しながら、MOSFETの容量がそのMOSFETを
通って流れる電流を制限する。極性変化は、出力ドライ
バが導通できる前に生じるに違いないので、コイルによ
り転送されたエネルギの総量は、変動容量性負荷のもと
でさえいつも最大化されている。出力ドライバがゆっく
りと導通し、フライバックが起こるときには十分に導通
しているため、EMI効果は減少させられる。これは、
従来の技術において現れるリンギング電流を除去する。
【0007】このことにより、正確に制御できる電荷回
収を可能にし、誘導的に発生したフライバック電流がパ
ネルの画素位置に不利に影響を及ぼすことを防止するこ
とを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の技術的手段は、走査電極に走査電圧と放電維持
電圧を選択的に結合する切換手段と、切換手段を介して
全走査電極に第2の端子が接続されるインダクタ手段
と、駆動電圧を供給する駆動電圧源手段と、駆動電圧よ
り大きな電圧値を示す放電維持電圧を供給する電圧供給
手段と、インダクタ手段の第2の端子と電圧供給手段を
選択的に結合する第2のスイッチ手段と、インダクタ手
段の第1の端子と駆動電圧源手段を入力信号の変化に応
じて選択的に結合する第1のスイッチ手段と、インダク
タ手段に流れる電流の大きさに応答するスイッチ制御手
段とを具備し、切換手段が、放電維持電圧を前記走査電
極に結合するよう選択している状況において、充電状態
の間、第1のスイッチ手段は、入力信号が第1の変化を
すると駆動電圧源手段をインダクタ手段の第1の端子に
結合し、インダクタ手段を通して走査電極の容量を充電
する第1の電流が生じ、インダクタ手段は走査電極が駆
動電圧を超える電圧に達することを引き起こし、やがて
第1の電流はゼロに向かって減少し、スイッチ制御手段
は、少なくとも第1の電流がゼロに戻る少し前までは第
2のスイッチ手段を開状態にし、インダクタ手段に流れ
る電流の大きさに応答して、第2のスイッチ手段を第1
の電流の流れがゼロに達する前記少し前からゆっくり導
通させ始め、ゼロに達するときには完全に導通状態にし
て第2のスイッチ手段を閉じ、電圧供給手段は、それに
つづく放電維持状態の間、走査電極への放電電流とイン
ダクタ手段へのフライバック電流の両方を供給するもの
である。
【0009】また、本発明は、インダクタ手段の第1の
端子と駆動電圧源手段を入力信号の第2の変化に応じて
選択的に結合する第3のスイッチ手段と、インダクタ手
段の第2の端子と共通電位源を選択的に結合する第4の
スイッチ手段とをさらに具備し、第3のスイッチ手段
は、入力信号が第2の変化をすると駆動電圧源手段をイ
ンダクタ手段の第1の端子に結合し、インダクタ手段を
通して走査電極の容量を放電する第2の電流が生じ、イ
ンダクタ手段は走査電極が駆動電圧を下回る電圧に達す
ることを引き起こし、やがて第2の電流はゼロに向かっ
て減少し、スイッチ制御手段は、少なくとも第2の電流
がゼロに戻る少し前までは第4のスイッチ手段を開状態
にし、インダクタ手段に流れる電流の大きさに応答し
て、第4のスイッチ手段を第2の電流の流れがゼロに達
する前記少し前からゆっくり導通させ始め、ゼロに達す
るときには完全に導通状態にして第4のスイッチ手段を
閉じ、共通電位源は、インダクタ手段からのフライバッ
ク電流を流入するとともに、パネル容量に対して放電路
となるものである。
【0010】また、本発明は、データ電極のそれぞれを
インダクタ手段の第2の端子と選択的に結合しデータ電
極を駆動するデータ電極駆動手段と、駆動電圧を供給す
る駆動電圧源手段と、駆動電圧より大きな電圧値を示す
データ電圧を供給する電圧供給手段と、インダクタ手段
の第1の端子と駆動電圧源手段を入力信号の第3の変化
に応じて選択的に結合する第1のスイッチ手段と、イン
ダクタ手段に流れる電流の大きさに応答するスイッチ制
御手段とを具備し、データ電極駆動手段は、放電させる
べきデータ電極とインダクタ手段の第2の端子を選択的
に結合する第5のスイッチ手段と、第5のスイッチ手段
によりインダクタ手段の第2の端子と結合されているデ
ータ電極と電圧供給手段とを選択的に導通させる第2の
スイッチ手段を有し、第1のスイッチ手段は、入力信号
が変化すると駆動電圧源手段を前記インダクタ手段の第
1の端子に結合し、インダクタ手段を通して第5のスイ
ッチ手段により結合されているデータ電極の容量を充電
する第1の電流が生じ、インダクタ手段はデータ電極が
駆動電圧を超える電圧に達することを引き起こし、やが
て第1の電流はゼロに向かって減少し、スイッチ制御手
段は、少なくとも第1の電流がゼロに戻る少し前までは
第2のスイッチ手段を開状態にし、インダクタ手段に流
れる電流の大きさに応答して、第2のスイッチ手段を第
1の電流の流れがゼロに達する前記少し前からゆっくり
導通させ始め、ゼロに達するときには完全に導通状態に
して第2のスイッチ手段を閉じ、電圧供給手段は、それ
につづく電圧維持状態の間、データ電極への放電電流と
前記インダクタ手段へのフライバック電流の両方を供給
するものである。
【0011】さらに、インダクタ手段の第1の端子と駆
動電圧源手段を入力信号の第4の変化に応じて選択的に
結合する第3のスイッチ手段と、データ電極駆動手段
に、第5のスイッチ手段によりインダクタ手段の第2の
端子と結合されている前記データ電極と共通電位源とを
選択的に導通させる第4のスイッチ手段をさらに具備
し、第3のスイッチ手段は、入力信号が第4の変化をす
ると駆動電圧源手段をインダクタ手段の第1の端子に結
合し、インダクタ手段を通して走査電極の容量を放電す
る第2の電流が生じ、インダクタ手段は走査電極が駆動
電圧を下回る電圧に達することを引き起こし、やがて第
2の電流はゼロに向かって減少し、スイッチ制御手段
は、少なくとも第2の電流がゼロに戻る少し前までは第
4のスイッチ手段を開状態にし、インダクタ手段に流れ
る電流の大きさに応答して、第4のスイッチ手段を第2
の電流の流れがゼロに達する前記少し前からゆっくり導
通させ始め、ゼロに達するときには完全に導通状態にし
て第4のスイッチ手段を閉じ、共通電位源は、前記イン
ダクタ手段からのフライバック電流を流入するととも
に、データ電極容量に対して放電路となるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】上記課題を解決するために、本発
明は、プラズマディスプレイ駆動回路にコイルを流れる
電流を検知し、その電流の値によってスイッチ手段の制
御をするスイッチ制御手段を付加したものおよび当該プ
ラズマディスプレイ駆動回路を具備したプラズマディス
プレイ装置およびその装置を用いたテレビジョン装置お
よびコンピュータ装置に関するものであり、前記スイッ
チ制御手段によりコイルを流れる電流がゼロに達する少
し前から対応するスイッチ手段をゆっくり導通させ始
め、ゼロに達するときには完全に当該スイッチ手段を導
通状態にする制御をすることにより、フライバックが起
こるときには十分に導通しているため、EMI効果は減
少させることができる。
【0013】このことにより、正確に制御できる電荷回
収を可能にし、そして誘導的に発生したフライバック電
流がパネルの画素位置に不利に影響を及ぼすことを防止
できるものある。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、添付図面に
基づいて説明する。 (実施例1)図1は、実施例1のXドライバ11及びY
ドライバ12の要部回路構成を示す。 Xドライバ11
は、維持電極Xに対するものであり、電荷回収/再利用
のための回収用コンデンサ111、双方向スイッチ11
2、コイル113、維持パルス補助出力用のスイッチ手
段114、全面書込みパルス出力用のスイッチ手段11
5、スイッチ制御手段116とを備えている。スイッチ
制御手段116は、コイル113を流れる電流がゼロに
なる時点を検知し、ゼロになる少し手前でスイッチ手段
114A、114Bを切り替える制御をする。また、双
方向スイッチ手段112には、2つのスイッチ手段11
2A,112Bがあり、それらは並列接続された構成と
なっている。また、維持パルス補助出力用のスイッチ手
段114にも2つのスイッチ手段114A,114Bが
ある。
【0015】回収用コンデンサ111は、その一端がグ
ランド線に接続され、他端が双方向スイッチ手段112
及びコイル113を介して維持電極Xに接続されてい
る。また、維持電極Xはスイッチ手段114Aを介して
維持電圧供給線Vsに接続され、スイッチ手段114B
を介してグランド線に接続され、スイッチ手段115を
介して書き込み電圧供給線Vwに接続されている。
【0016】双方向スイッチ手段112とスイッチ手段
114の具体的構成例については、特開平5−2653
97号公報に説明されている。Yドライバ12は、走査
電極Y1〜Ynに対するものであり、表示データ書込み
パルス及び維持パルス出力用の半導体集積回路121
と、半導体集積回路121の外部に電力回収/再利用の
ための回収用コンデンサ122、スイッチ手段123
A,スイッチ手段123B、コイル124A,124
B,スイッチ手段125A、スイッチ手段125B、お
よびコイル124A、124Bに結合され電流の流れに
応答するスイッチ制御手段126A,126Bを備えて
いる。
【0017】回収用コンデンサ122は、その一端がグ
ランド線に接続され、他端が、一方ではスイッチ手段1
23A、コイル124A及びスイッチ手段125Aを介
して維持電圧供給線Vsに接続され、他方ではスイッチ
手段123B,コイル124B及びスイッチ手段125
Bを介してグランド線に接続されている。スイッチ手段
123Aは、結合中は、コイル124Aを通して走査電
極のパネル容量を充電する電流が生じ、コイル124A
はパネル端子が駆動電圧を超える電圧に達することを引
き起こし、そのポイントでは電流は0に達する。
【0018】また、スイッチ制御手段126Aは、走査
電極Y1〜Ynに電荷を充電状態の間はスイッチ手段1
25Aが開状態になるよう動作し、その後はコイル12
4Aから導出される信号に応答して、スイッチ手段12
5Aをコイル124Aの電流の流れが0に達する少し前
あたりで完全に導通状態にせしめるために、ゆっくりと
スイッチ手段125Aを閉じるよう動作する。維持電圧
供給線Vsは、次の状態の間、パネル端子への電流とコ
イル124Aへのフライバック電流の両方を供給する。
さらに、スイッチ制御手段126Bは、走査電極Y1〜
Ynの電荷の放電維持状態の間はスイッチ手段125B
が開状態になるよう動作し、その後はコイル124Bか
ら導出される信号に応答して、スイッチ手段125Bを
コイル124Bの電流の流れが0に達する少し前あたり
で完全に導通状態にせしめるために、ゆっくりとスイッ
チ手段125Bを閉じるよう動作する。
【0019】コイル124Aとスイッチ手段125Aの
接続点は、スイッチ手段1261A〜126nAに共通
に接続され、コイル124Bとスイッチ手段125Bの
接続点は、スイッチ手段1261B〜126nBに接続
され、走査電極Yiに接続され、かつ、スイッチ手段3
4iAとスイッチ手段34iBの接続部に接続されてい
る。なお、スイッチ手段1261A〜126nA、12
61B〜126nBは、走査電極に走査電圧と放電維持
電圧を選択的に結合する切換手段として機能する。
【0020】なお、回収用コンデンサ111及び122
は共に、維持電極Xと走査電極Y1〜Ynとの間の全容
量CPよりも相当大きく、例えばCPの100倍以上で
ある10μFであって、電荷回収/再利用の際には殆ど
電圧変動がないようにしている。以下の説明では、回収
用コンデンサ111及び122の端子間電圧は共に、V
s/2になっている。
【0021】次に、上記の如く構成された本実施例の動
作の一例を、図2に示す電圧波形が維持電極X及び走査
電極Y1〜Ynに印加される場合について説明する。 W)全面書込み期間 最初、スイッチ手段112A、112B、114A、1
14B、115、123A、123B,125A、12
5B,1261A〜126nA及び1261B〜126
nBが共にオフ、維持電極X及び走査電極Y1〜Ynが
共に維持電圧Vsになっているとする。
【0022】(1)この状態でスイッチ手段123B、
1261A〜126nBをオンにすると、走査電極Y1
〜Ynからコイル124B及びスイッチ手段123Bを
通って回収用コンデンサ122に電荷が回収される。コ
イル124Bのインダクタンス作用により、走査電極Y
1〜Ynの電圧がVs/2となっても電流が流れ続け、
走査電極Y1〜Ynの電圧がGNDレベルに向かう。し
かし、この電流経路の抵抗成分の電力消費により、走査
電極Y1〜Ynの電圧がGNDレベルまで低下しきらな
い。そこで、このときスイッチ制御手段126Bがコイ
ル124Bを流れる電流が0になることを検知して、0
になる少し手前で、スイッチ手段125Bをゆっくり導
通して、走査電極Y1〜Ynの残った電荷を、スイッチ
手段125Bを通ってグランド線側に放電させる。この
とき、スイッチ手段123B及びコイル124Bの端子
間電圧が0に収束する。そして、走査電極Y1がGND
レベルになったと考えられる時点で、スイッチ手段12
3B及びスイッチ手段125Bを共にオフにする。な
お、スイッチ手段123Bとスイッチ手段125Bをオ
フにする時点とは同時でなくても良い。
【0023】(2)(1)の制御時に、スイッチ手段1
15をオンにして維持電極Xの電圧を書込み電圧Vwま
で上昇させた後、スイッチ手段115をオフにする。こ
れにより、維持電極Xが維持電極Vsから書込み電圧V
wまで急に立ち上がり、維持電極Xと走査電極Y1〜Y
nとの間で書込み放電が生ずる。 (3)次に、スイッチ手段112B及びスイッチ手段1
23Aを同時にオンにする。これにより、維持電極X上
の電荷がコイル113及びスイッチ手段112Bを通っ
て回収用コンデンサ111に回収され、同時に回収用コ
ンデンサ122の回収電荷がスイッチ手段123A、コ
イル124A及びダイオード1261B〜126nBを
通って走査電極Y1〜Ynに充電される。
【0024】そして、スイッチ手段123Bを閉じる。
また、スイッチ制御手段126Aはコイル124Aを流
れる電流が0になることを検知して、電流の流れが0に
達する時点あたりでスイッチ手段125Aを閉じるよう
動作し、フライバック電流が発生した場合にも、EMI
効果は減少させることができる。また、スイッチ手段1
14Bをオンにして、電流経路の抵抗成分の電力消費に
より回収しきれない維持電極X上に残った電荷をグラン
ド線側に放電させ、これと同時に(維持放電発生前
に)、スイッチ手段125Aをオンにして、コイル12
4Aの端子間電圧が0(各端子の電位がVs)に収束す
る。維持電極XがGNDレベルになり走査電極Y1〜Y
nが維持電圧Vsになったと考えられる時点で、スイッ
チ手段112B、スイッチ手段114B、スイッチ手段
123A及びスイッチ手段125Aを共にオフにする。
なお、スイッチ手段123Aをオフにする時点とスイッ
チ手段125Aをオフにする時点とは同時でなくても良
い(以下同様)。
【0025】(4)次に、スイッチ手段112Aをオン
にする。これにより、回収用コンデンサ111の電荷が
スイッチ手段112A及びコイル113を通って維持電
極Xに充電される。このとき、スイッチ制御手段116
がコイル113を流れる電流が0になることを検知し
て、0になる少し手前でスイッチ手段114Aをゆっく
り導通して、維持電圧供給線Vsからスイッチ手段11
4Aを通って維持電極Xに電荷を補給する。そして、維
持電極Xが維持電圧Vsになったと考えられる時点で、
スイッチ手段112A及びスイッチ手段114Aを共に
オフにする。
【0026】A)アドレス期間 この期間ではXドライバ11を使用せず、維持電極Xは
維持電圧Vsに保たれている。また、Yドライバ12側
の電荷回収/再利用回路も使用しない。この期間での無
駄な電力消費は、比較的少ない。 (5)スイッチ手段341Bのみをオンにして走査電極
Y1の電圧をGNDレベルにした後、スイッチ手段34
1Bをオフにする。この状態で、例えば、特開平5−2
65397の図5に記載されているようなアドレスドラ
イバにより第1表示行に表示データの書込みが行われ
る。すなわち、第1表示行の消灯しようとするセルに対
応したアドレス電極と走査電極Y1との間で自己消去放
電が行われる。次に、スイッチ手段341Aのみをオン
にして走査電極Y1の電圧を維持電圧Vsに戻した後、
スイッチ手段341Aをオフにする。
【0027】以下、第2〜n表示行についてこの順に、
同様の動作が行われる。 S)維持放電期間 (6)次に、スイッチ手段112Bをオンにする。これ
により、維持電極X上の電荷がコイル113及びスイッ
チ手段112Bを通って回収用コンデンサ111に回収
される。このとき、スイッチ制御手段116はコイル1
13を流れる電流を検知し、当該電流が0になる少し手
前でスイッチ手段114Bをゆっくり導通して、回収し
きれない維持電極X上に残った電荷をグランド線側に放
電させ、維持電極XがGNDレベルになったと考えられ
る時点で、スイッチ手段112B及びスイッチ手段11
4Bを共にオフにする。
【0028】(7)次に、スイッチ手段112Aをオン
にする。これにより、回収用コンデンサ111の回収電
荷がスイッチ手段112A及びコイル113を通って維
持電極Xに充電される。このとき、スイッチ制御手段1
16はコイル113を流れる電流を検知し、当該電流が
0になる少し手前でスイッチ手段114Aをゆっくり導
通して、維持電圧Vsからスイッチ手段114Aを通っ
て維持電極Xに電荷を補給する。そして、維持電極Xが
維持電圧Vsになったと考えられる時点で、スイッチ手
段112A及びスイッチ手段114Aを共にオフにす
る。
【0029】(8)次に、スイッチ手段123B、12
61B〜126nBをオンにする。これにより走査電極
Y1〜Ynからコイル124B及びスイッチ手段123
Bを通って回収用コンデンサ122に電荷が回収され
る。その間に、スイッチ制御手段126Bはコイル12
4Bを流れる電流が0になることを検知して、電流の流
れが0に達する時点あたりでスイッチ手段125Bをゆ
っくり閉じるよう動作し、フライバック電流が発生した
場合にも、EMI効果は減少させることができる。次
に、スイッチ手段125Bをオンにしたまま、走査電極
Y1〜Yn上に残った電荷を、スイッチ手段125Bを
通ってグランド線側に放電させる。そして、走査電極Y
1がGNDレベルになったと考えられる時点で、スイッ
チ手段123B及びスイッチ手段125Bをオフにす
る。
【0030】(9)次に、スイッチ手段123Aをオン
にする。これにより、回収用コンデンサ122の回収電
荷がスイッチ手段123A、コイル124A及びダイオ
ード1261A〜126nAを通って走査電極Y1〜Y
nに充電される。この時に、スイッチ制御手段126A
はコイル124Aを流れる電流が0になることを検知し
て、電流の流れが0に達する少し前あたりでスイッチ手
段125A及びスイッチ手段123Bをゆっくり導通
し、フライバック電流が発生した場合にも、EMI効果
は減少させることができる。
【0031】そして、維持放電供給線Vsからオンにし
たスイッチ手段125A及びダイオード1261A〜1
26nAを通って走査電極Y1〜Ynに電荷を補給す
る。そして、走査電極Y1〜Ynが維持電圧Vsになっ
たと考えられる時点で、スイッチ手段123A及びスイ
ッチ手段125Aを共にオフにする。以下、上記(6)
〜(9)の動作が繰り返される。
【0032】なお、上述したスイッチ手段114A、1
14B、125A、125Bをゆっくり導通するタイミ
ングは、出力電圧が上昇時には最大レベルの1/2以上
になった時点以降、または出力電圧が下降時には最小レ
ベルの1/2以下になった時点以降とする。なぜなら、
出力電圧が上昇時に最大レベルの1/2以下の段階でス
イッチ手段を導通させると、不具合の状態によっては対
応するスイッチ手段(例えば、スイッチ手段114Aに
対してスイッチ手段114B)も同時にオンになること
もあり、危険だからである。また、かかる場合には、電
力効率も良くないからである。
【0033】以上より、本実施例において、簡単な構成
でXドライバ11のみならずYドライバ12においても
充放電に関する電荷を回収し再利用できる回路におい
て、フライバック電流の発生を押さえられ、またフライ
バック電流が発生した場合にも、EMI効果は減少させ
られる。すなわち、リンギング電流を除去できる。な
お、本実施例における駆動回路はパネルと一体に構成さ
れ、パネル表示装置である図10に示すようなプラズマ
ディスプレイに利用できる。さらに、そのパネル表示装
置は放送受信部を備えるテレビジョン装置に利用しても
良い。テレビジョン装置に利用することにより、ノイズ
の発生が押さえられ、画面のちらつきなどを低減するこ
とができる。なお、図11に放送受信部を備えたテレビ
ジョン装置を示す。また、パネル表示装置はキーボード
やマウスなどの入力操作装置とCPUなどからなる演算
処理装置を有するコンピュータ装置に利用しても良い。
コンピュータ装置に当該プラズマディスプレイを用いる
ことにより、ノイズを低減でき、誤動作が発生する可能
性が少なくなるという効果が生ずる。コンピュータ装置
の例を図12に示す。
【0034】また、スイッチ手段1261A〜126n
A、1261B〜126nBは、図13に示すようなダ
イオードでも良いし、特公平7−109542号公報の
第1図a,b,cに示されたようないずれのスイッチ手
段でも良い。 (実施例2)次に、本発明の実施例2について図3を参
照して説明する。
【0035】図3は、実施例2の具体的回路構成を示す
図で、無効電力回収回路31とドライバーICの1つの
出力回路32からなる。無効電力回収回路31は、回収
用コンデンサ3101と並列接続されたスイッチ手段3
102及びスイッチ手段3103とコイル3104と高
電位側電源3105と低電位側電源3106とコイル3
104の一端と高電位側電源3105を接続するスイッ
チ手段3107とコイル3104の一端と低電位側電源
3106を接続するスイッチ手段3108とスイッチ制
御手段3109と回収用コンデンサ3101の一端と接
続される低電位側電源3110とからなり、無効電力回
収回路の出力3111を通じてドライバーICの1つの
出力回路32と繋がっている。また、ドライバーICの
1つの出力回路32は入力端子3201とスイッチ手段
3202、3203とドライバーICの高電位側電源端
子3204と低電位側電源端子3205とからなり、ド
ライバーICの1つの出力回路32は出力端子33から
負荷容量34に接続されている。なお、スイッチ制御手
段3109は、コイル3104を流れる電流を検知し、
その電流によって各スイッチ手段を制御するものであ
る。
【0036】この回路構成において、入力端子3201
を制御して、スイッチ手段3202をオンにすると、無
効電力回収回路31で作られた出力パルスが、XYマト
リクスパネルの電極に印加される。パネルの電極にはキ
ャパシタンスが存在するが、無効電力回収回路31によ
って充放電に伴う電力は回収される。スイッチ手段32
03をオンにすると、出力はロウに固定することができ
る。そして、回収用コンデンサ3101に電荷を回収し
ているときに、スイッチ制御手段3109はコイル31
04を流れる電流を検知することとし、その電流が0に
なったことを検知して、電流の流れが0に達する少し前
あたりでスイッチ手段3105をゆっくり導通する。か
かる制御をすることで、フライバック電流が発生した場
合にもEMI効果は減少させることができる。
【0037】なお、上述したスイッチ手段3107、3
108をゆっくり導通するタイミングは、実施例1で説
明した駆動回路の動作と同様で、出力電圧が上昇時には
最大レベルの1/2以上になった時点以降、または出力
電圧が下降時には最小レベルの1/2以下になった時点
以降とする。なぜなら、出力電圧が上昇時に最大レベル
の1/2以下の段階でスイッチ手段を導通させると、不
具合の状態によっては対応するスイッチ手段(例えば、
スイッチ手段3107に対してスイッチ手段3108)
も同時にオンになることもあり、危険だからである。ま
た、かかる場合には、電力効率も良くないからである。
【0038】以上、本実施例によれば、電荷回収可能な
回路において、フライバック電流が発生した場合にも、
EMI効果は減少させることができる。なお、本実施例
における駆動回路はパネルと一体に構成され、パネル表
示装置である図10に示すようなプラズマディスプレイ
に利用できる。さらに、そのパネル表示装置は放送受信
部を備えるテレビジョン装置に利用しても良い。テレビ
ジョン装置に利用することにより、ノイズの発生が押さ
えられ、画面のちらつきなどを低減することができる。
なお、図11に放送受信部を備えたテレビジョン装置を
示す。また、パネル表示装置はキーボードやマウスなど
の入力操作装置とCPUなどからなる演算処理装置を有
するコンピュータ装置に利用しても良い。コンピュータ
装置に当該プラズマディスプレイを用いることにより、
ノイズを低減でき、誤動作が発生する可能性が少なくな
るという効果が生ずる。コンピュータ装置の例を図12
に示す。
【0039】(実施例3)次に、本発明の実施例3につ
いて図4および図5を参照して説明する。図4は、実施
例3のプラズマディスプレイの駆動回路を示す。図4に
示す駆動回路は、当該電極401、402に印加される
適宜の電圧に従って、所定量の電荷を蓄積しうるメモリ
ー機能と放電発光機能とを有しているプラズマディスプ
レイであって、且つ該ディスプレイに表示される一連の
表示動作の期間が、当該複数個のセル部を選択して適宜
の表示データの書き込み操作を実行する為、複数本の表
示ラインを線順次にて選択する走査を行うセル部に表示
データを書き込む期間、例えばアドレス期間S−1と該
アドレス期間S−1に於いて、該表示データが書き込ま
れたセル部を所定の期間、複数回放電発光させる期間、
例えば維持放電期間S−2とで構成せしめる様に構成さ
れているディスプレイにおいて、該走査される複数本の
表示ラインを構成する一方の電極、例えばY電極402
を駆動させるドライバ回路に接続する2本の電源ライン
FVH,FLGの各々に、2個のスイッチ手段403、
404で構成されたドライバ回路400を並列に設ける
と共に、当該ドライバ回路に接続する個々の電源ライン
の少なくとも一方に所定の電圧、即ち、第1の電源ライ
ン、を印加する電源回路手段410、該ドライバ回路に
接続する個々の電源ラインに印加された所定の電圧をリ
ークさせるスイッチ手段420、少なくとも第1の状態
の間はスイッチ手段403が開状態になるよう動作し、
その後はコイル405から導出される信号に応答して、
コイル405の電流の流れが0に達する少し前あたりで
完全に導通状態にせしめるためにスイッチ手段413を
ゆっくり閉じるよう動作するスイッチ制御手段406と
が設けられている。
【0040】本発明に係る該プラズマディスプレイは、
例えば、X電極401、Y電極402、及び図示しない
アドレス電極からなる3電極を使用して画像の表示駆動
を実行するものである。つまり、本発明に係るプラズマ
ディスプレイの駆動回路において、当該走査電極402
に対して走査を実行する為に必要なON電圧(例えばG
ND)及びOFF電圧(例えばVsc)をドライバ回路
に接続する一方の電源ライン(第1の電源ライン)に与
えるドライバ回路で構成されたY電極スキャンドライバ
回路群4101、4102・・・410nと、該スキャ
ンドライバ回路群4101、4102・・・410nに
共通の電源ラインに走査用電圧である、該第1の電源手
段の電圧(例えば走査時にOFFの電圧でVsc)を供
給したり、遮断したりする為に設置された電源回路手段
410と、該スキャンドライバ回路群4101、410
2・・・410nのそれぞれの電源ラインに印加された
該走査用の電圧をリークさせて、該電源ラインの電圧を
0V、若しくはGNDにするためのスイッチ手段420
が設けられているものである。
【0041】さらに、本実施例における電源回路手段4
10は、セル部に表示データを書き込む期間である走査
アドレス期間S−1において、当該ドライバ回路に接続
する2本の電源ラインFVH及びFLGの内の少なくと
も一方、例えばFVH1〜FVHn(第1の電源ライ
ン)に所定の電圧例えばVscを印加させる第1の電源
手段410Aと、表示データが書き込まれたセル部を所
定の期間放電させるための期間である維持放電期間S−
2において当該FVH1〜FVHnに所定の電圧を印加
させる第2の電源手段410Bとで構成されている、と
する。
【0042】更に、本発明において使用される該第1の
電源手段410Aは、高電圧電源、例えばVscを発生
する第1の電圧発生手段411と低電圧電源、例えばG
ND、を発生する第2の電圧発生手段412とから構成
されたものであって、該第1の電源発生手段411は、
前記ドライバ回路に接続する2本の電源ライン(FV
H,FLG)のうちの一方の電源ライン例えば、配線F
VH(第1の電源ライン)に接続され、該第2の電圧発
生手段412は、前記ドライバ回路に接続する2本の電
源ライン(FVH,FLG)のうちの他方の電源ライン
例えば、配線FLG(第2の電源ライン)に接続されて
いる、とする。
【0043】本発明において使用される、前記した各電
源手段411、412にはそれぞれスイッチ手段41
3、414が設けられており、外部から入力される所定
の制御信号により所定の電圧をドライバ回路に接続する
2本の電源ライン(FVH1〜FVHn及びFLG1〜
FLGn)の何れかの配線(例えばFVH1〜FVH
n)に供給する様に構成されている、とする。
【0044】更に、上記のスイッチ手段413、414
はMOSFETで構成されている、とする。更に、本発
明に係るディスプレイの駆動回路における第1の電源手
段410Aの、該第1の電圧発生手段411と該ドライ
バ回路に接続する2本の電源ラインのうちの一方の配線
例えばFVH(第1の電源ライン)との間に、ダイオー
ド若しくは抵抗もしくは、その両方が接続されている、
とする。
【0045】一方、本発明におけるディスプレイの駆動
装置において使用される電源回路410を構成する、該
第2の電源手段410Bは、2個の異なる電位を発生す
る電圧発生手段415、416から構成されており、各
電圧発生手段415、416は、ドライバ回路に接続す
る電源ライン表示ライン(FVH,FLG)のそれぞれ
に個別に接続されている、とする。
【0046】本具体例においては、GND電位を供給す
る第1の電圧発生手段415が、ドライバ回路に接続す
る2本の電源ラインの内、例えば電源ラインFVHに接
続されており、また、高電圧であるVsを供給する第2
の電圧発生手段416が、該ドライバ回路に接続する2
本の電源ラインの内、他の電源ラインFLG(第2の電
源ライン)に接続されているものである。
【0047】更に、本発明における前記した第2の電源
回路410Bを構成する電圧発生手段415、416に
はそれぞれスイッチ手段417、418が設けられお
り、外部から入力され所定の制御信号により所定の電圧
を該ドライバ回路に接続する電源ライン(例えばFVH
或いはFLG)の何れかに供給する様に構成されてい
る、とする。
【0048】更に、上記のスイッチ手段417、418
は、MOSFETで構成されている、とする。なお、上
記した該第2の電源手段410Bにおける各電圧発生手
段415、416に設けられているスイッチ手段41
7、418である当該MOSFETには、ダイオードD
410A、D410Bがそれぞれ並列に接続されていて
も良い。一方、本発明に係るディスプレイの駆動回路に
おいて、Y電極側の走査ドライバ回路の各スイッチ手段
413、414にはダイオードD407、D408がそ
れぞれ並列に接続されている、とする。
【0049】又、本発明において使用されている各Y電
極側のドライバ回路に接続する電源ラインは、2本の電
源ライン間(FVH,FLG)で構成され、当該ドライ
バ回路4101が、該2本の電源ライン(FVH,FL
G)に並列に接続挿入されているものである。なお、前
記した様に、該ディスプレイにおける他方の電極、即ち
X電極は、共通電極である。
【0050】また、本発明において使用される前記リー
ク制御スイッチ手段420は、例えば、MOSFETで
構成されているスイッチ手段421を有しているもので
あっても良く、前記第1の電圧発生手段411が接続さ
れている側の電源ライン(FVH)に接続されているも
のである。次に、本発明に係るディスプレイにおいて
は、該ドライバ回路に接続する2本の電源ラインを構成
する各電源ライン(FVH,FLG)のそれぞれには電
荷回収回路450が接続されている、とする。
【0051】当該電荷回収回路450は、例えば、ディ
スプレイパネルの持つ容量とダイオードD407及びD
408を介したコイル405、451とによる直列共振
回路で構成されている、とする。本発明において、当該
2系列に構成された該パネル容量とダイオードを介した
コイルとによる直列共振回路450における各コイル4
05、451のインダクタンス値が互いに異なる様に設
定することも可能である。
【0052】つまり、本発明に係る該電荷回収回路45
0は、これに接続されるダイオード、或いはMOSFE
T等で構成される2系統のL−C共振経路を持つもので
あり、かかる電荷回収路は、その共振時に発生するピー
ク電圧から、所定の電圧(Vs或いはGND)へクラン
プすることが可能であり、その一部の電荷を、後記する
コンデンサに蓄えておき、次ぎの走査期間にその電荷を
利用するものである。
【0053】前記した、第2の電源回路410Bは、表
示発光を繰り返す維持放電期間の際の電流を供給する為
のスイッチ機能を有するものである。なお、該電荷回収
回路450の詳細な回路構成は、特に限定されるもので
はなく、従来公知の電荷回収回路を使用することが可能
であるが、図1の具体例においては、コイル405、4
51の他に、ダイオードD451、D452、D45
3、D454、D455、D456、D457、D45
8、及びスイッチ452、453更にはコンデンサ45
4とが図示の様な配列で構成されたものを使用してい
る。
【0054】上記した本発明に係るディスプレイの駆動
回路においては、上記した構成を前提として、適宜の駆
動操作を行うものであるが、その駆動方法の基本的な構
成は、前記した構成を有するディスプレイにおいて、該
セルを構成し、放電を行う一対の電極のうち、一方の電
極の各々に、2個のトランジスタで構成されたドライバ
回路を設けると共に、前記セル部に表示データを書き込
む期間において、当該個々の電極に所定の電圧を印加さ
せる第1の電源手段と、該表示データが書き込まれた該
セル部を所定の期間放電させるための期間において当該
個々の電極に所定の電圧を印加させる第2の電源手段
と、該個々の電極に印加された所定の電圧をリークさせ
るリーク制御スイッチ手段とが設けられているディスプ
レイにおいて、該セル部に表示データを書き込む直前
に、当該第1の電源手段を作動させて、当該電極に所定
の電圧を印加さしめる工程、該セル部に表示データを書
き込む期間の終了直前に、第1の電源手段の作動を停止
させ、該リーク制御スイッチ手段を作動させて、当該電
極の配線間の電位差を消滅させる工程、及び該セル部を
所定の期間放電させるための期間において該第2の電源
手段を作動させ交番電極に印加する工程とから構成され
る駆動方法である。
【0055】又、本発明に係る該ディスプレイの駆動方
法の他の態様としては、該表示データが書き込まれた該
セル部を所定の期間放電させるための期間、即ち維持放
電期間S−2中の該ドライバ回路4101の両端部の電
位差を0に維持して表示処理を行う様にすることも出来
る。更に、当該ドライバ回路4101の各スイッチ40
3及び404には、ダイオードD407とD408がそ
れぞれ並列に接続されており、当該維持放電期間S−2
における維持放電電圧が、当該第2の電源手段410B
から、該ダイオードD407とD408を介してのみ表
示パネルに印加せしめる様にしたものであっても良い。
【0056】さらに、本実施例における駆動装置の駆動
方法は、具体的には図5に示すようなスイッチ制御によ
り、図5に示すような出力が得られる。図5に示すスイ
ッチ制御において、スイッチ制御手段406、455は
それぞれ、コイル405、451を流れる電流を検知
し、当該電流が0になる少し前のあたりで、スイッチ4
11、414をゆっくり閉じる制御を行い、0に達する
時点では完全に導通状態する。
【0057】スイッチ411、414を導通させはじめ
るタイミングは、実施例1、2で述べたと同様に、出力
電圧が上昇時には最大レベルの1/2以上になった時点
以降、または出力電圧が下降時には最小レベルの1/2
以下になった時点以降とする。以上、本実施例によれ
ば、電荷回収可能な回路において、フライバック電流が
発生した場合にも、EMI効果は減少させることができ
る。
【0058】なお、本実施例における駆動回路はパネル
と一体に構成され、パネル表示装置である図10に示す
ようなプラズマディスプレイに利用できる。さらに、そ
のパネル表示装置は放送受信部を備えるテレビジョン装
置に利用しても良い。テレビジョン装置に利用すること
により、ノイズの発生が押さえられ、画面のちらつきな
どを低減することができる。なお、図11に放送受信部
を備えたテレビジョン装置を示す。また、パネル表示装
置はキーボードやマウスなどの入力操作装置とCPUな
どからなる演算処理装置を有するコンピュータ装置に利
用しても良い。コンピュータ装置に当該プラズマディス
プレイを用いることにより、ノイズを低減でき、誤動作
が発生する可能性が少なくなるという効果が生ずる。コ
ンピュータ装置の例を図12に示す。
【0059】(実施例4)次に、本発明の実施例4につ
いて図6および図7を参照して説明する。図6は、実施
例4のプラズマディスプレイの駆動回路を示す。図6に
示す駆動回路は、601は列電極を駆動する高耐電圧の
IC、602はデータ電圧Vdの略1/2の、電荷回収
用の直流電圧を印加する端子、603はデータ電圧Vd
の直流電圧端子、604はIC(601)の接地端子、
605、606、607はダイオード、608は電荷回
収の対象となる列電極、および補助コンデンサの合成静
電容量の略100倍以上の静電容量を有する回収用コン
デンサ、609は回収動率を小さくするための補助コン
デンサ、610は電荷回収用のコイル、611、61
2、613はスイッチ手段、614はコイルに流れる電
流を検知し、その電流の値によってスイッチ手段の開閉
を制御するスイッチ制御手段、615はIC(601)
と駆動回路を接続する端子、616はデータ電極の一の
端子である。
【0060】図7に、本発明の第4の実施例に係る回路
における電圧、電流波形等を示す。期間T11において
は、スイッチ手段611が導通し、補助コンデンサ60
9に蓄えられていた電荷をコイル610、ダイオード6
07、スイッチ手段611を通して、回収用コンデンサ
608に回収する。期間T11の終了時には端子603
の電圧波形はゼロに近い最低値となる。なお、この期間
(T11)中、スイッチ手段612はオンでもオフでも
構わない。これを図7(D)の破線で示す。
【0061】期間T12においては、IC(601)内
の図示しないスイッチ手段のオン、オフ遷移を行う。こ
の期間(T12)中、スイッチ手段611はオンでもオ
フでも構わない。これを図7(B)の破線で示す。期間
T13においては、スイッチ手段612が導通し、ダイ
オード606、コイル610を通じて、補助コンデンサ
609が充電される。また、これと並行して、スイッチ
手段612、ダイオード606、コイル610、IC
(601)内のがデータの存在に対応してオン状態が選
択されている図示しないスイッチ手段を通じて各列電極
に電荷が充電されデータパルスが形成される。コイル6
10を通じて充電を行うので、回路内の電力損失はわず
かである。端子603の電圧はデータ電圧Vd近くまで
上昇する。
【0062】このとき、スイッチ制御手段614がコイ
ルを流れる電流が0になる時点の少し前を検知して、そ
の少し前の時点でスイッチ手段613をゆっくり導通し
はじめる。ここで、スイッチ613をゆっくり導通しは
じめるタイミングは、出力電圧である端子616の電圧
が最大値の1/2以上の時点以降である。なぜなら、端
子616の電圧が最大値の1/2以下の時点では、電力
効率が悪くなり、不具合により回路がショートする可能
性が生ずるからである。
【0063】期間T14においては、既述のままスイッ
チ手段613はオンの状態である。また、端子603の
電圧はデータ電圧Vdでクランプされる。また、各列電
極の電圧値はオン状態のスイッチ手段613およびデー
タの有無に従い、IC(601)内の図示しないスイッ
チ手段により電圧Vdに、またIC(601)内のスイ
ッチ手段によりゼロ電圧に固定される。なお、この期間
中、スイッチ手段612はオンでもオフでも構わない。
これを図7(D)の破線で示す。
【0064】以上のような動作によりデータパルスの電
荷回収とデータの書き込みが行われる。また、スイッチ
制御手段614によりコイルを流れる電流の減少を検知
し、0になる時点の少し前の時点からスイッチ手段61
3をゆっくり導通しはじめるスイッチ制御を行うことに
より、フライバック電流の発生を押さえられ、またフラ
イバック電流が発生した場合にも、EMI効果は減少さ
せられる。すなわち、リンギング電流を除去できる。
【0065】なお、本実施例における駆動回路はパネル
と一体に構成され、パネル表示装置である図10に示す
ようなプラズマディスプレイに利用できる。さらに、そ
のパネル表示装置は放送受信部を備えるテレビジョン装
置に利用しても良い。テレビジョン装置に利用すること
により、ノイズの発生が押さえられ、画面のちらつきな
どを低減することができる。なお、図11に放送受信部
を備えたテレビジョン装置を示す。また、パネル表示装
置はキーボードやマウスなどの入力操作装置とCPUな
どからなる演算処理装置を有するコンピュータ装置に利
用しても良い。コンピュータ装置に当該プラズマディス
プレイを用いることにより、ノイズを低減でき、誤動作
が発生する可能性が少なくなるという効果が生ずる。コ
ンピュータ装置の例を図12に示す。
【0066】(実施例5)次に、本発明の実施例5につ
いて図8および図9を参照して説明する。図8は、実施
例5のプラズマディスプレイの駆動回路を示す。図8に
示す駆動回路は、801は列電極を駆動する高耐電圧の
IC、802はデータ電圧Vdの略1/2の電荷回収用
の直流電圧を印加する端子、803はデータ電圧Vdの
直流電圧端子、804はIC(801)の電荷回収用の
端子、805はIC(801)の接地端子、806はI
C(801)のデータ電圧Vdを入力する端子、D81
〜D83はダイオード、807は電荷回収用の対象とな
る列電極、および補助コンデンサの合成静電容量の略1
00倍以上の静電容量を有する電荷回収用コンデンサ、
808は回収すべき列電極の静電容量の変動による回収
静電容量の変動率を小さくするための補助コンデンサ、
809は電荷回収用のコイル、810、811、81
2、813、814はスイッチ手段、815は各列電極
に接続されるIC(801)の出力端子の1つ、DP8
1,DN81はダイオードである。816はコイル80
9を流れる電流を検知して、当該電流が0になる時点の
少し前あたりでスイッチ手段812をゆっくり導通する
制御を行うスイッチ制御手段である。
【0067】なお、815は多数存在する列電極の1つ
に接続される出力端子の1つを図示したものである。図
9に、本発明の第5の実施例に係る回路における電圧波
形等を示す。期間T91においては、期間T91以前に
はデータパルスが印加されておらず、期間T91以降に
新たにデータパルスを印加すべき列電極に接続される端
子815の電圧を図9(F)に示すように引き上げる。
【0068】このために、スイッチ手段811を導通さ
せ、回収コンデンサ807に蓄えられていた電荷をスイ
ッチ手段811、ダイオードD82、コイル809、ス
イッチ手段812、端子815を通して列電極に充電す
る。そして、当該列電極の充電が完了する、つまり、コ
イル809を流れる電流が0になる時点の少し手前で、
スイッチ制御手段816がスイッチ手段814をゆっく
り導通しはじめる。なお、スイッチ制御手段816はコ
イル809を流れる電流を検知し、当該電流が0になる
時点の少し手前であることを判断して、スイッチ手段8
14を導通しはじめる。このスイッチ手段814を導通
するタイミングは、上述と同様に、出力電圧、つまり端
子815の電圧が最大レベルの1/2以降の時点であ
る。実験によると、望ましくは出力電圧(端子815の
電圧)の最大レベルの75%ぐらいの時点が、エネルギ
ー効率、EMI防止の観点から都合が良い。
【0069】期間T92において、IC(801)内の
スイッチ手段813をオフとし、IC(801)内のス
イッチ手段814を引き続きオンとしているので、デー
タパルス電圧をデータ電圧Vdにクランプする。なお、
スイッチ手段813と814は互いに相反する動作をす
るため、スイッチ手段813がオン(またはオフ)の場
合はスイッチ手段814がオフ(またはオン)である。
【0070】期間T93においては、つぎのデータパル
スが存在するため、端子815のパルス電圧は変更しな
い。このため、スイッチ手段812はオフ状態のまま、
スイッチ手段814はオン状態のまま、スイッチ手段8
13はオフ状態のままとする。期間T94においても端
子815の電圧はデータ電圧Vdのままであるから、ス
イッチ手段812、814、815の状態は変化させな
い。
【0071】期間T95においては、期間T95以前に
データパルスが印加されており、期間T95以降に新た
にデータパルスを取り去る列電極につながる端子815
の電圧を引き下げる(図9(F))。このために、スイ
ッチ手段812を導通させ、列電極に蓄えられていた電
荷を端子815、スイッチ手段812、コイル809、
ダイオードD83、スイッチ手段810を通して回収用
コンデンサ807に回収する。
【0072】そして、回収用コンデンサ807に回収し
終わった時点、つまりコイル809を流れる電流が0に
なる時点の、少し前にスイッチ手段813をゆっくり導
通しはじめる。なお、スイッチ制御手段816がコイル
809を流れる電流が0になる時点の少し前であること
を検知して、上記のようなスイッチ手段813の制御を
する。
【0073】このように、本実施例ではデータパルスの
省力効果を著しく高めることができ、かつ高速動作を実
現できるデータパルス駆動回路において、フライバック
電流の発生を押さえられ、またフライバック電流が発生
した場合にも、EMI効果は減少させられる。すなわ
ち、リンギング電流を除去できる。なお、本実施例にお
ける駆動回路はパネルと一体に構成され、パネル表示装
置である図10に示すようなプラズマディスプレイに利
用できる。さらに、そのパネル表示装置は放送受信部を
備えるテレビジョン装置に利用しても良い。テレビジョ
ン装置に利用することにより、ノイズの発生が押さえら
れ、画面のちらつきなどを低減することができる。な
お、図11に放送受信部を備えたテレビジョン装置を示
す。また、パネル表示装置はキーボードやマウスなどの
入力操作装置とCPUなどからなる演算処理装置を有す
るコンピュータ装置に利用しても良い。コンピュータ装
置に当該プラズマディスプレイを用いることにより、ノ
イズを低減でき、誤動作が発生する可能性が少なくなる
という効果が生ずる。コンピュータ装置の例を図12に
示す。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明におけるプ
ラズマディスプレイ駆動回路によれば、エネルギー回収
のためにインダクタを流れる電流が0になる少し手前で
電圧クランプ用のスイッチを制御しはじめるために、E
MI効果は減少させられる。また、リンギング電流を除
去することができる。すなわち、正確に制御できるエネ
ルギー回収を可能にしそして誘導的に発生したフライバ
ック電流がパネルの画素位置に不利に影響を及ぼすこと
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるXドライバおよびY
ドライバの要部回路構成図
【図2】本発明の実施例1におけるプラズマディスプレ
イパネルの駆動方法の1例を示す電圧波形図
【図3】本発明の実施例2におけるプラズマディスプレ
イ駆動回路図
【図4】本発明の実施例3におけるプラズマディスプレ
イ駆動回路図
【図5】本発明の実施例3におけるプラズマディスプレ
イパネルの駆動方法の1例を示す電圧波形図
【図6】本発明の実施例4におけるプラズマディスプレ
イ駆動回路図
【図7】本発明の実施例4におけるプラズマディスプレ
イパネルの駆動方法の1例を示す電圧波形図
【図8】本発明の実施例5におけるプラズマディスプレ
イ駆動回路図
【図9】本発明の実施例5におけるプラズマディスプレ
イパネルの駆動方法の1例を示す電圧波形図
【図10】プラズマディスプレイの例を示す図
【図11】テレビジョン装置の例を示す図
【図12】コンピュータ装置の例を示す図
【図13】プラズマディスプレイ駆動回路図
【符号の説明】
Y1〜Yn、402 走査電極 X、401 維持電極 11 Xドライバ 12 Yドライバ 111、122、3101、608、610、807
回収用コンデンサ 115、112A、112B、114A、114B、1
23A、123B、125A,125B、341A〜3
4nA、341B〜34nB、3102、3103、3
107、3108、3202、3203、404、41
3、414、417、418、611、612、61
3、810、811、812、813、814 スイッ
チ手段 113、124A、124B、3104、405、45
1、809 コイル121 半導体集積回路 126A,126B、3109、406、455、61
4、816 スイッチ制御手段 31 無効電力回収回路 32 ドライバーICの出力回路 3105 高電位側電源 3106、3110 低電位側電源 3111 無効電力回収回路の出力 3201、806 入力端子 3204 高電位側電源端子 3205 低電位側電源端子 32 ドライバーICの出力回路 33、815 出力端子 34 負荷容量 4101 ドライバ回路 410 電源回路手段 410A、410B 電源手段 412、413、415、416 電圧発生手段 411 電源発生手段 420 リークスイッチ手段 450 電力回収回路 454 コンデンサ 601、801 高耐電圧IC 602、802 電荷回収用の直流電圧を印加する端子 603、803 直流電圧端子 604、805 ICの接地端子 609、808 補助コンデンサ 615 ICと駆動回路を接続する端子 616 データ電極の端子 804 ICの電荷回収用の端子

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマディスプレイの走査電極を並列に
    放電維持駆動する回路であって、前記走査電極に走査電
    圧と放電維持電圧を選択的に結合する切換手段と、前記
    切換手段を介して全走査電極に第2の端子が接続される
    インダクタ手段と、駆動電圧を供給する駆動電圧源手段
    と、前記駆動電圧より大きな電圧値を示す放電維持電圧
    を供給する電圧供給手段と、前記インダクタ手段の第2
    の端子と前記電圧供給手段を選択的に結合する第2のス
    イッチ手段と、前記インダクタ手段の第1の端子と前記
    駆動電圧源手段を入力信号の変化に応じて選択的に結合
    する第1のスイッチ手段と、前記インダクタ手段に流れ
    る電流の大きさに応答するスイッチ制御手段と、を具備
    し、前記切換手段が、放電維持電圧を前記走査電極に結
    合するよう選択している状況において、充電状態の間、
    前記第1のスイッチ手段は、入力信号が第1の変化をす
    ると前記駆動電圧源手段を前記インダクタ手段の第1の
    端子に結合し、前記インダクタ手段を通して前記走査電
    極の容量を充電する第1の電流が生じ、前記インダクタ
    手段は前記走査電極が前記駆動電圧を超える電圧に達す
    ることを引き起こし、やがて前記第1の電流はゼロに向
    かって減少し、前記スイッチ制御手段は、少なくとも前
    記第1の電流がゼロに戻る少し前までは前記第2のスイ
    ッチ手段を開状態にし、前記インダクタ手段に流れる電
    流の大きさに応答して、第2のスイッチ手段を前記第1
    の電流の流れがゼロに達する前記少し前から導通させ始
    め、ゼロに達するときには完全に導通状態にして前記第
    2のスイッチ手段を閉じ、それにつづく放電維持状態の
    間、前記電圧供給手段は前記走査電極への放電電流と前
    記インダクタ手段へのフライバック電流の両方を供給す
    ることを特徴とするプラズマディスプレイ駆動回路。
  2. 【請求項2】インダクタ手段の第1の端子と駆動電圧源
    手段を入力信号の第2の変化に応じて選択的に結合する
    第3のスイッチ手段と、前記インダクタ手段の第2の端
    子と共通電位源を選択的に結合する第4のスイッチ手段
    とをさらに具備し、前記第3のスイッチ手段は、入力信
    号が第2の変化をすると前記駆動電圧源手段を前記イン
    ダクタ手段の第1の端子に結合し、前記インダクタ手段
    を通して走査電極の容量を放電する第2の電流が生じ、
    前記インダクタ手段は前記走査電極が前記駆動電圧を下
    回る電圧に達することを引き起こし、やがて前記第2の
    電流はゼロに向かって減少し、前記スイッチ制御手段
    は、少なくとも前記第2の電流がゼロに戻る少し前まで
    は前記第4のスイッチ手段を開状態にし、前記インダク
    タ手段に流れる電流の大きさに応答して、第4のスイッ
    チ手段を前記第2の電流の流れがゼロに達する前記少し
    前から導通させ始め、ゼロに達するときには完全に導通
    状態にして前記第4のスイッチ手段を閉じ、前記共通電
    位源は、前記インダクタ手段からのフライバック電流を
    流入するとともに、前記パネル容量に対して放電路とな
    ることを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレ
    イ駆動回路。
  3. 【請求項3】切換手段が、インダクタ手段の第2の端子
    と各走査電極をそれぞれ陽極がインダクタ手段の第2の
    端子、陰極が走査電極と結合されたダイオードを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ駆
    動回路。
  4. 【請求項4】切換手段が、各走査電極とインダクタ手段
    の第2の端子をそれぞれ陽極が走査電極、陰極がインダ
    クタ手段の第2の端子と結合されたダイオードを含むこ
    とを特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイ駆
    動回路。
  5. 【請求項5】切換手段が、ダイオードと並列接続された
    スイッチ手段を含むことを特徴とする請求項3記載のプ
    ラズマディスプレイ駆動回路。
  6. 【請求項6】切換手段が、ダイオードと並列接続された
    スイッチ手段を含むことを特徴とする請求項4記載のプ
    ラズマディスプレイ駆動回路。
  7. 【請求項7】プラズマディスプレイのデータ電極を選択
    的に並列に駆動する回路であって、 前記データ電極のそれぞれをインダクタ手段の第2の端
    子と選択的に結合しデータ電極を駆動するデータ電極駆
    動手段と、駆動電圧を供給する駆動電圧源手段と、前記
    駆動電圧より大きな電圧値を示すデータ電圧を供給する
    電圧供給手段と、前記インダクタ手段の第1の端子と前
    記駆動電圧源手段を入力信号の変化に応じて選択的に結
    合する第1のスイッチ手段と、前記インダクタ手段に流
    れる電流の大きさに応答するスイッチ制御手段と、を具
    備し、前記データ電極駆動手段は、放電させるべき前記
    データ電極と前記インダクタ手段の第2の端子を選択的
    に結合する第5のスイッチ手段と、前記第5のスイッチ
    手段により前記インダクタ手段の第2の端子と結合され
    ている前記データ電極と前記電圧供給手段とを選択的に
    導通させる第2のスイッチ手段を有し、前記第1のスイ
    ッチ手段は、入力信号が第3の変化をすると前記駆動電
    圧源手段を前記インダクタ手段の第1の端子に結合し、
    前記インダクタ手段を通して前記第5のスイッチ手段に
    より結合されている前記データ電極の容量を充電する第
    1の電流が生じ、前記インダクタ手段は前記データ電極
    が前記駆動電圧を超える電圧に達することを引き起こ
    し、やがて前記第1の電流はゼロに向かって減少し、前
    記スイッチ制御手段は、少なくとも前記第1の電流がゼ
    ロに戻る少し前までは前記第2のスイッチ手段を開状態
    にし、前記インダクタ手段に流れる電流の大きさに応答
    して、第2のスイッチ手段を前記第1の電流の流れがゼ
    ロに達する前記少し前からゆっくり導通させ始め、ゼロ
    に達するときには完全に導通状態にして前記第2のスイ
    ッチ手段を閉じ、前記電圧供給手段は、それにつづく電
    圧維持状態の間、前記データ電極への放電電流と前記イ
    ンダクタ手段へのフライバック電流の両方を供給するこ
    とを特徴とするプラズマディスプレイ駆動回路。
  8. 【請求項8】第2のスイッチ手段は、一端が電圧供給手
    段、他端がインダクタ手段の第2の端子に接続され、電
    圧維持状態の間、第5のスイッチ手段を経由してデータ
    電極への放電電流を供給することを特徴とする請求項7
    記載のプラズマディスプレイ駆動回路。
  9. 【請求項9】第2のスイッチ手段が、各データ電極に共
    通に1つ設けられていることを特徴とする請求項8記載
    のプラズマディスプレイ駆動回路。
  10. 【請求項10】第2のスイッチ手段は、一端が電圧供給
    手段、他端がデータ電極に接続され、電圧維持状態の
    間、第5のスイッチ手段を経由して前記インダクタ手段
    へのフライバック電流を供給することを特徴とする請求
    項7記載のプラズマディスプレイ駆動回路。
  11. 【請求項11】インダクタ手段の第1の端子と駆動電圧
    源手段を入力信号の第4の変化に応じて選択的に結合す
    る第3のスイッチ手段と、前記データ電極駆動手段に、
    第5のスイッチ手段によりインダクタ手段の第2の端子
    と結合されている前記データ電極と共通電位源とを選択
    的に導通させる第4のスイッチ手段をさらに具備し、前
    記第3のスイッチ手段は、入力信号が第4の変化をする
    と前記駆動電圧源手段を前記インダクタ手段の第1の端
    子に結合し、前記インダクタ手段を通して走査電極の容
    量を放電する第2の電流が生じ、前記インダクタ手段は
    前記走査電極が前記駆動電圧を下回る電圧に達すること
    を引き起こし、やがて前記第2の電流はゼロに向かって
    減少し、前記スイッチ制御手段は、少なくとも前記第2
    の電流がゼロに戻る少し前までは前記第4のスイッチ手
    段を開状態にし、前記インダクタ手段に流れる電流の大
    きさに応答して、第4のスイッチ手段を前記第2の電流
    の流れがゼロに達する前記少し前から導通させ始め、ゼ
    ロに達するときには完全に導通状態にして前記第4のス
    イッチ手段を閉じ、前記共通電位源は、前記インダクタ
    手段からのフライバック電流を流入するとともに、前記
    データ電極容量に対して放電路となることを特徴とする
    請求項7記載のプラズマディスプレイ駆動回路。
  12. 【請求項12】第4のスイッチ手段は、一端が共通電位
    源、他端がインダクタ手段の第2の端子に接続され、第
    5のスイッチ手段を経由してデータ電極容量に対して放
    電路となることを特徴とする請求項11記載のプラズマ
    ディスプレイ駆動回路。
  13. 【請求項13】第2のスイッチ手段が、各データ電極に
    共通に1つ設けられていることを特徴とする請求項12
    記載のプラズマディスプレイ駆動回路。
  14. 【請求項14】第2のスイッチ手段は、一端が共通電位
    源、他端がデータ電極に接続され、第5のスイッチ手段
    を経由して前記インダクタ手段からのフライバック電流
    を流入することを特徴とする請求項11記載のプラズマ
    ディスプレイ駆動回路。
  15. 【請求項15】インダクタ手段の第2の端子と共通電位
    源との間にバラストコンデンサを接続することを特徴と
    する請求項7〜14のいずれかに記載のプラズマディス
    プレイ駆動回路。
  16. 【請求項16】駆動電圧源手段の電圧が電圧供給手段の
    電圧の約1/2であることを特徴とする請求項1〜14
    のいずれかに記載のプラズマディスプレイ駆動回路。
  17. 【請求項17】スイッチ制御手段がインダクタ手段と誘
    導結合されていることを特徴とする請求項1〜14のい
    ずれかに記載のプラズマディスプレイ駆動回路。
  18. 【請求項18】スイッチ制御手段が、走査電極が駆動電
    圧を超える電圧値を示してから第1の電流がゼロに達す
    るまでの期間だけ第2のスイッチ手段を閉じさせる第1
    のセンス回路を有することを特徴とする請求項1又は7
    記載のプラズマディスプレイ駆動回路。
  19. 【請求項19】インダクタ手段の第1の端子と電圧供給
    手段との間に結合されフライバック電流を消滅させる抵
    抗性の浪費手段を含んだフライバックリターン回路をさ
    らに具備することを特徴とする請求項1又は7記載のプ
    ラズマディスプレイ駆動回路。
  20. 【請求項20】スイッチ制御手段が、走査電極が駆動電
    圧より低い電圧値を示してから第2の電流がゼロに達す
    るまでの期間だけ第4のスイッチ手段を閉じさせる第2
    のセンス回路を有することを特徴とする請求項2又は1
    1記載のプラズマディスプレイ駆動回路。
  21. 【請求項21】インダクタ手段の第1の端子と共通電圧
    源との間に結合されフライバック電流を消滅させる抵抗
    性の浪費手段を含んだフライバックリターン回路をさら
    に具備することを特徴とする請求項2又は11記載のプ
    ラズマディスプレイ駆動回路。
  22. 【請求項22】データ電極に代えて走査電極、データ電
    圧に代えて走査電圧とすることを特徴とする請求項7〜
    21のいずれかに記載のプラズマディスプレイ駆動回
    路。
  23. 【請求項23】走査電圧に代えて放電維持電圧とするこ
    とを特徴とする請求項22記載のプラズマディスプレイ
    駆動回路。
  24. 【請求項24】切換手段が、インダクタ手段の第2の端
    子と各走査電極をそれぞれ陽極がインダクタ手段の第2
    の端子、陰極が走査電極と結合されたダイオード、なら
    びに、各走査電極とインダクタ手段の第2の端子をそれ
    ぞれ陽極が走査電極、陰極がインダクタ手段の第2の端
    子と結合されたダイオード、さらにそれぞれのダイオー
    ドと並列接続されたスイッチ手段を含む請求項3記載の
    プラズマディスプレイ駆動回路に、さらに、ダイオード
    に並列接続されたスイッチ手段にかかる所定の電圧をリ
    ークするリークスイッチ手段を有することを特徴とする
    プラズマディスプレイ駆動回路。
  25. 【請求項25】請求項1〜24のいずれか記載のプラズ
    マディスプレイ駆動回路と、同一平面上に形成した互い
    に並行する複数本の走査電極と前記走査電極に並行して
    形成された放電維持電極と、前記走査電極ならびに放電
    維持電極と絶縁されて直交し互いに並行する複数のデー
    タ電極とを少なくとも備えたプラズマディスプレイを具
    備することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  26. 【請求項26】請求項25記載のプラズマディスプレイ
    装置と放送受信装置を備えたことを特徴とするテレビジ
    ョン装置。
  27. 【請求項27】請求項25記載のプラズマディスプレイ
    装置と入力操作装置と演算処理装置を備えたことを特徴
    とするコンピュータ装置。
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