JPH10319839A - 歩行者情報提供システム - Google Patents

歩行者情報提供システム

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JPH10319839A
JPH10319839A JP13909897A JP13909897A JPH10319839A JP H10319839 A JPH10319839 A JP H10319839A JP 13909897 A JP13909897 A JP 13909897A JP 13909897 A JP13909897 A JP 13909897A JP H10319839 A JPH10319839 A JP H10319839A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行経路情報の情報の提供システムを提供す
る。 【解決手段】 記憶装置13に、非歩行者エリアと歩行者
エリアとに分類されたエリアデータと、各エリアの歩行
可能領域であるストリートのデータと、各エリアの歩行
不可領域であるブロックのデータと、ブロックまたはス
トリートを住所または名称から検索するインデックス
と、地図上の各区画に属するエリアを記述したテーブル
とを格納し、歩行者情報処理装置11に、ユーザからの入
力を受付ける入出力制御手段111と、入力に適した歩行
者用地図データを記憶装置から取得する歩行者用地図デ
ータ検索手段114と、取得したデータを用いて歩行者用
経路を探索する歩行者用経路探索手段112とを設ける。
歩行者と歩行状況とに応じた適切な歩行経路情報をユー
ザに速やかに提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された住所や
緯度経度などに対応する地図データを提供したり、目的
地までの歩行経路を提示する歩行者情報提供システムに
関し、特に、歩行者や歩行状況に合った歩行経路情報を
提供できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】これまで自動車用ナビゲーションに関す
る特許は多数出願されているが、歩行者向けに地図デー
タや各種情報を提供する情報提供システムについては、
提案されている数が少ない。歩行者に地図情報を提供す
るシステムの一つは、特許1895897「携帯地図表
示装置」に提案されており、道路地図から求めた経路情
報を歩行者に提供するシステムが開示されている。
【0003】また、文献「個人トリップ用携帯情報提供
システムの提案」(島村雄太等:画像電子学会誌vol23.
No.5.1994.p422-427)では、歩行者の道路上の現在位置
を求め、その地点を画面の地図上に表示するシステムが
提案されている。このシステムでは、歩行者が交差点を
通過する度に、画面に表示された交差点形状の中から進
行方向をクリックする。この操作を繰り返すことによっ
て、交差点間の距離と所要時間とから歩行者の歩行速度
が算出され、また、歩行者の移動量と交差点での進行方
向とから現在位置が検出され、画面表示した地図上の現
在位置に人形アイコンが表示される。
【0004】また、経路を検索して情報提供するシステ
ムとしては、「歩行者のための経路案内システム」(加
藤誠己:電子情報通信学会情報・システム部門全国大会
632)、「都市交通における最適経路情報提供システ
ム」(加藤誠己:情報処理学会Vol28.No.3.pp307-314)
等の経路案内システムが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシステ
ムでは、道路地図をベースとして歩行経路を求めている
ため、道路を横断するとき横断歩道や歩道橋を渡る、と
いうような歩行の実態に合わせた歩行経路の探索が行な
われていない。
【0006】また、歩行者によっては階段の在る経路を
避ける必要があったり、女性の場合には夜間の時間帯に
明るい道を選択する必要があるなど、歩行者の状態に配
慮した経路選択が求められるが、従来のシステムでは、
歩行者について十分な分析が成されていないために、こ
うした歩行者の状態に応じた経路選択を行なうことがで
きない。
【0007】また、従来のシステムでは、経路問題を解
くために時間が掛かるので、提供情報の生成を高速に行
なうことができない、という問題点を有している。
【0008】さらに、次のような問題点も有している。
【0009】歩行者の現在位置付近の経路情報を画面表
示する従来のシステムは、道路地図に則った経路案内で
あるため、交差点などの案内表示が歩行者にとって分か
りにくい。
【0010】また、従来のシステムは、構内や地下街、
ビル内、駅ホームなどの経路データを保有していないた
め、これらの場所での歩行者への経路案内ができない。
【0011】また、携帯端末に経路情報を提供する場
合、地図データのデータ量が多いために、転送に時間が
掛かる。そのため、携帯端末の画面に複数の地理情報を
同時に表示することなどができない。
【0012】また、歩行者用の経路情報の提供に用いる
データベースは、既存の道路地図や市街化地図のデータ
などから作成する必要があるが、歩行者情報を提供する
システムを実効あるものとするためには、このデータベ
ースの作成を自動的、且つ効率的に行なえるようにしな
ければならない。
【0013】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、ユーザの求めに応じて、歩行の実態に合
致した、また、歩行者の状態に配慮した歩行経路情報を
高速で生成し、ユーザに提示することができる歩行者情
報提供システムを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の歩行者
情報提供システムでは、歩行者用地図データを格納する
記憶装置と、ユーザからの入力に応じて記憶装置より必
要な歩行者用地図データを取得し、提示すべき情報を生
成する歩行者情報処理装置とを設け、この歩行者用地図
データを、歩行者が安全に歩行できない非歩行者エリア
と歩行者が安全に歩行できる歩行者エリアとに分類され
たエリアのデータと、各エリアにおいて歩行者が歩行で
きる領域であるストリートのデータと、各エリアにおい
て歩行できない領域であるブロックのデータとで構成
し、歩行者に特化した、また、歩行者をカテゴライズし
たデータ構造を持つように構成している。また、歩行者
用地図データの高速での検索を可能にするため、各種イ
ンデックスやテーブルを設けている。
【0015】また、ストリートのデータには、ストリー
トの地理的情報、路側に敷設されている敷設物の情報、
ストリートの時間によって変動する状況を表す時間的情
報などの属性データを持たせて、歩行経路の探索では、
入力された歩行者や歩行状況に合わせて、選択すべきス
トリートの属性を決定するように構成している。
【0016】こうすることにより、歩行経路に関する有
益な情報を高速で生成して提示することができ、また、
歩行者や歩行状況に適合する歩行経路を選択してユーザ
に提示することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、歩行者に必要な情報を提供するシステムであって、
歩行者用地図データを格納する記憶装置と、ユーザから
の入力に応じて記憶装置より必要な歩行者用地図データ
を取得し、提示すべき情報を生成する歩行者情報処理装
置とを設け、記憶装置に、歩行者が安全に歩行できない
非歩行者エリアと歩行者が安全に歩行できる歩行者エリ
アとに分類されたエリアのデータと、各エリアにおいて
歩行者が歩行できる領域であるストリートのデータと、
各エリアにおいて歩行できない領域であるブロックのデ
ータと、ブロックまたはストリートを住所または名称か
ら検索するインデックスと、地図上の各区画に属するエ
リアを記述したテーブルとを格納し、歩行者情報処理装
置に、ユーザからの入力を受け付ける入出力制御手段
と、入力に適した歩行者用地図データを記憶装置から取
得する歩行者用地図データ検索手段と、取得されたこの
データを用いて歩行者用経路を探索する歩行者用経路探
索手段とを設けたものであり、歩行者と歩行状況とに応
じた適切な歩行経路や有益な経路情報、目的地及び出発
地近傍の地図データなどの情報をユーザに速やかに提供
することができる。
【0018】請求項2に記載の発明は、エリアのデータ
が、エリアIDと、隣接エリアのエリアIDと、隣接エ
リアとの出入口のデータと、エリアに属するブロック及
びストリートのIDと、エリアの地図上の位置を示すデ
ータとを持ち、ブロックのデータが、ブロックIDと、
ブロック名と、所属するエリアのIDと、ブロックの入
口が接続するストリートのIDと、ブロックの住所と、
ブロックの地図上の位置を示すデータとを持ち、ストリ
ートのデータが、ストリートIDと、ストリート名と、
所属するエリアのIDと、ストリートに固有の属性デー
タと、ストリート間の接続情報と、ストリートの住所
と、ストリートの始点及び終点の地図上の位置を示すデ
ータとを持つように構成したものであり、これらのデー
タを用いて、歩行経路の探索が可能となる。
【0019】請求項3に記載の発明は、ストリートのデ
ータが、固有の属性データとして、ストリートの地理的
情報と、路側に敷設されている敷設物の情報と、ストリ
ートの時間によって変動する状況を表す時間的情報とを
持つように構成したものであり、これらの属性データを
持つことによって、歩行者に適合する歩行経路の探索
と、ストリートの敷設物などに関する有益な情報の提供
とが可能となる。
【0020】請求項4に記載の発明は、ブロックが建築
物であるとき、このブロックのデータが、建築物の立体
表示を可能にする3次元情報を持つように構成したもの
であり、地図上の建築物を立体的に表示する立体シュミ
レーションをユーザに提供することができる。
【0021】請求項5に記載の発明は、ブロックの一部
が、内部にエリアの要素を持つように構成したものであ
り、地下街や建築物のブロックにおいて、歩行可能な領
域やフロアを歩行エリア、フロアを隔てる空間を非歩行
エリアとして設定することにより、それらエリアを対象
に加えた経路探索が可能となる。
【0022】請求項6に記載の発明は、歩行者用地図デ
ータ検索手段に、入力された住所からインデックスを用
いてブロックまたはストリートのデータを検索する住所
該当データ検索手段を設けたものであり、住所から該当
するブロックまたはストリートのデータを高速で検索す
ることができる。
【0023】請求項7に記載の発明は、歩行者用地図デ
ータ検索手段に、入力された名称からインデックスを用
いてブロックまたはストリートのデータを検索する名称
該当データ検索手段を設けたものであり、名称から該当
するブロックまたはストリートのデータを高速で検索す
ることができる。
【0024】請求項8に記載の発明は、歩行者用地図デ
ータ検索手段に、入力された緯度経度から地図上の区画
を算出し、テーブルを用いてその区画に属するエリアを
検索し、このエリアの中から前記緯度経度に該当するエ
リアを検索し、このエリアに属するブロックの中から、
前記緯度経度に該当するブロックを検索する緯度経度該
当データ検索手段を設けたものであり、緯度経度から該
当するブロックのデータを高速で検索することができ
る。
【0025】請求項9に記載の発明は、記憶装置に、各
エリアに含まれる各種対象物とその対象物が位置するブ
ロックとをエリアごとに分けて記述したタウンテーブル
を格納し、歩行者用地図データ検索手段に、入力された
対象物の位置するブロックを、タウンテーブルを用い
て、検索対象エリアを隣接エリアにまで拡げながら検索
する最寄り情報検索手段を設けたものであり、最寄りの
対象物の位置を高速で検索してユーザに提示することが
できる。
【0026】請求項10に記載の発明は、歩行者用経路
探索手段に、入力された歩行者、時間帯または天候のカ
テゴリに応じて選択すべき経路の属性を決定する属性決
定手段を設けたものであり、経路探索において、この属
性を参酌することにより、ユーザの目的と状況に応じた
適切な経路を選定し、提示することができる。
【0027】請求項11に記載の発明は、属性決定手段
が、ニューラルネットを用いて前記属性を決定するよう
に構成したものであり、選択されるストリートの属性を
適切に決めることができる。
【0028】請求項12に記載の発明は、歩行者用経路
探索手段に、属性決定手段の決定した属性を考慮して出
発地から目的地に至る最適経路の探索を行なう2点間経
路探索手段を設けたものであり、歩行者や歩行状況に適
した歩行経路を探索してユーザに提示することができ
る。
【0029】請求項13に記載の発明は、2点間経路探
索手段が、出発地の属するエリアから目的地の属するエ
リアに至るエリア間の最適経路を探索し、次いで、この
最適経路上にある各エリア内のストリートの最適経路
を、属性決定手段の決定した属性を考慮して探索するよ
うに構成したものであり、歩行者や歩行状況に適した歩
行経路を高速で探索することができる。
【0030】請求項14に記載の発明は、歩行者用経路
探索手段に、属性決定手段の決定した属性を考慮して出
発地から複数の目的地を巡る最適経路を探索する複数地
点経路探索手段を設けたものであり、複数の目的地を経
由する、歩行者や歩行状況に適した歩行経路を探索して
ユーザに提示することができる。
【0031】請求項15に記載の発明は、記憶装置に、
交通機関の路線及びダイヤに関する交通機関データを格
納し、歩行者用経路探索手段に、出発地及び目的地の最
寄りの駅を検索し、出発地及び目的地から最寄りの駅ま
での最適経路を属性決定手段の決定した属性を考慮して
探索し、出発地の最寄りの駅から目的地の最寄りの駅ま
での最適路線を交通機関データを用いて探索する交通機
関利用経路探索手段を設けたものであり、歩行と交通機
関とを利用する場合の最適経路をユーザに提供すること
ができる。
【0032】請求項16に記載の発明は、歩行者情報処
理装置に、訪れる時刻が決まっている目的地の訪問順序
を決めた後、訪れる時刻が決まっていない目的地を含め
た全ての目的地の訪問順序を決定し、各目的地を訪れる
ための最適経路を探索するスケジューリング手段を設け
たものであり、訪問時刻が決まっている目的地を時間通
りに訪問しながら、全ての目的地を効率的に訪問するス
ケジュールを組んでユーザに提示することができる。
【0033】請求項17に記載の発明は、歩行者情報処
理装置に、探索された経路を利用したときの出発地から
目的地に至る所要時間を算出する時間シミュレーション
手段を設けたものであり、目的地への到着時刻や、予定
通りに目的地に到着するための出発時間についての情報
をユーザに提供することができる。
【0034】請求項18に記載の発明は、歩行者情報処
理装置に、全ての交通機関を利用して出発地から目的地
に至る経路を探索し、各経路における出発地から目的地
に至る所要時間を比較して利用すべき交通機関を決定す
る交通機関決定手段を設けたものであり、交通機関を利
用して短時間で目的地に到達できる、歩行者や歩行状態
に適した経路を探索してユーザに提示することができ
る。
【0035】請求項19に記載の発明は、歩行者用地図
データを道路地図から作成する歩行者用地図データ生成
手段を設けたものであり、既存の道路地図のデータを使
い、市街地図を補助的に重ねて歩行者用地図データを作
成することができる。
【0036】請求項20に記載の発明は、歩行者用地図
データを市街地図から作成する歩行者用地図データ生成
手段を設けたものであり、既存の市街地図のデータを使
い、道路地図を補助的に重ねて歩行者用地図データを作
成することができる。
【0037】請求項21に記載の発明は、歩行者用経路
探索手段が、歩行者用経路として歩行者エリアの外周の
外郭ストリートを優先して探索するように構成したもの
であり、歩行者に分かり易い大きい通りを中心に経路案
内することができる。
【0038】請求項22に記載の発明は、記憶装置に、
歩行者エリアのストリートを外郭ストリートとエリア内
のストリートとに分けて格納し、外郭ストリートを一つ
の起点から順番に右または左回りに配列したものであ
り、請求項21の外郭ストリート優先の探索を効率的に
行なうことができる。
【0039】請求項23に記載の発明は、歩行者用経路
探索手段が探索した経路を、車両の進行方向と関係付け
て案内するようにしたものであり、余分なランドマーク
などを示さなくとも、歩行者に進む方向を明確に分から
せることができる。
【0040】請求項24に記載の発明は、歩行者用経路
探索手段が探索した経路を、キャラクタを用いて表示す
る絵文字の経路案内情報に変えて提供するようにしたも
のであり、端末側にランドマークとなる情報に対応する
キャラクタを持たせることによって、少ないデータ転送
量で経路案内が可能となる。
【0041】請求項25に記載の発明は、歩行者用経路
探索手段が探索した経路を、デフォルメ化して提供する
ようにしたものであり、デフォルメ化によりデータ転送
量の削減が可能となる。
【0042】請求項26に記載の発明は、デフォルメ化
を、多項式関数を用いて行なうようにしたものであり、
端末側に関数の始点、終点の座標と係数とを転送するだ
けで、端末側はデフォルメされた経路地図を再生するこ
とができる。
【0043】請求項27に記載の発明は、デフォルメ化
を、探索された経路の座標の移動平均を算出して行なう
ようにしたものであり、端末側に移動平均で求めた複数
地点の座標を転送することによって、端末側はデフォル
メされた経路地図を再生することができる。
【0044】請求項28に記載の発明は、歩行者用経路
探索手段が探索した構内の経路を、その経路から見える
構内の側面図によって案内するようにしたものであり、
分かり易い経路案内が可能になる。
【0045】請求項29に記載の発明は、記憶装置に、
構内の各種施設に関する図形情報と属性情報とを格納し
たものであり、請求項28の側面図による経路案内を行
なう場合に、掲示板、案内板、エスカレータ、エレベー
タ、トイレ、コインロッカー、電話ボックス、消火栓、
階段、非常口などの図形を記憶装置から読み出して提供
する。
【0046】請求項30に記載の発明は、構内のストリ
ート情報をボロノイ図を用いて作成する歩行者用地図デ
ータ生成手段を設けたものであり、構内の形状を表すベ
クトル図から効率的にストリートを抽出することができ
る。
【0047】請求項31に記載の発明は、歩行者用経路
探索手段が、構内の地図データを用いて折れ線関数近似
により構内の経路を求めるようにしたものであり、スト
リートデータが無い場合でも、経路を探索することがで
きる。
【0048】請求項32に記載の発明は、地下街、ビル
内または駅などの構内を対象に請求項28乃至31の発
明を適用するようにしたものであり、これらの場所での
経路案内を分かり易く行なうことができる。
【0049】請求項33に記載の発明は、歩行者用地図
データ生成手段が、道路地図から歩行者エリアの領域と
この領域の外郭ストリートとを切り出すとともに、市街
地図から歩行者エリア内の街区の情報を取り込んで歩行
者エリアのデータを生成し、次いで外郭ストリートのデ
ータをこの街区に沿うように修正するようにしたもので
あり、道路地図からのデータと市街地図からのデータと
の組み合わせで発生するずれを修正して、実際に近い形
のデータを得ることができる。
【0050】請求項34に記載の発明は、歩行者用地図
データ生成手段が、凸包算法を用いて外郭ストリートの
修正後の位置を求めるようにしたものであり、経路探索
の際にスムーズな経路を提供することができる。
【0051】請求項35に記載の発明は、歩行者用地図
データ生成手段が、街区の境界線と交わらずに最も近い
外郭ストリートに垂線を垂らすことができる街区の頂点
を順次結ぶことによって、外郭ストリートの修正後の位
置を求めるようにしたものであり、請求項34の方法よ
りも実際に近い形に修正することができる。
【0052】請求項36に記載の発明は、歩行者用地図
データ生成手段が、歩行者エリアの中心から延びる直線
に交わる最も外側の街区の境界線を順次結ぶことによっ
て外郭ストリートの修正後の位置を求めるようにしたも
のであり、街区の形状が複雑な場合でも、外郭ストリー
トの位置を実際に近い形に修正することができる。
【0053】請求項37に記載の発明は、歩行者用経路
探索手段が探索した経路の交差点の拡大図形を、経路を
示す地図に重ねて提供するようにしたものであり、経路
と交差点の拡大図形とが同時に表示されるため、歩行者
は進行方向を間違わずに理解することができる。
【0054】請求項38に記載の発明は、請求項35ま
たは36に記載の歩行者情報提供システムにおいて、修
正後の位置を求めるための街区の頂点または境界線を、
外郭ストリートから所定の距離にある頂点または境界線
に限定するとともに、その距離を外郭ストリートの道路
幅に応じて変更するようにしたものであり、より正確な
修正が可能になり、誤認識の少ないストリート情報を得
ることができる。
【0055】請求項39に記載の発明は、歩行者用地図
データ生成手段が、道路地図の基本道路における各ノー
ドから、このノードに接続されたリンクの数(次数)と
一致する個数のノードを形成し、形成したノードのそれ
ぞれには、前記リンクの中で異なる内角を挟む隣合う2
辺のリンクとだけ接続させ、形成したこれらのノードを
辿ることにより歩行者エリアを生成するようにしたもの
であり、高速かつ簡易に歩行経路ネットワークを生成す
ることができる。
【0056】請求項40に記載の発明は、歩行者用地図
データ生成手段が、道路地図の任意のノードから全方位
にわたって経路探索を行ない、経路探索の先端の全てが
基本道路に接するまでに通過した全道路のノードとリン
クとをグループ化して歩行者エリアを生成するようにし
たものであり、道路地図の全道路ノードの接続関係に着
目し、経路探索を利用して歩行者エリアを生成するもの
で、基本道路の次数等、ノードの属性情報が未整備であ
っても歩行者用地図データを生成することができる。
【0057】請求項41に記載の発明は、歩行者用地図
データ生成手段が、歩行者エリア内の個々のリンクにお
ける歩行者の流量を計算し、流量が一定量以上となるリ
ンクが存在する場合に、そのリンクを非歩行者エリアを
渡るストリートと見て、歩行者エリア内に非歩行者エリ
アを生成するようにしたものであり、道路地図上の属性
情報が未整備でも、この方法で歩行者地図におけるブリ
ッジ、つまり非歩行者エリアを渡るストリート、を認定
することができる。
【0058】請求項42に記載の発明は、歩行者用地図
データ生成手段が、請求項19、20、30、33、3
4、35、36、38、39、40及び41に記載した
生成方法のいくつかを組み合わせて歩行者用地図データ
を生成するようにしたものであり、これらの方法の組み
合わせにより、誤りの少ない歩行者地図を効率的に生成
することができる。
【0059】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0060】(第1の実施形態)第1の実施形態の歩行
者情報提供システムは、図1に示すように、歩行者向け
に特化された歩行者用地図データ13を格納する記憶装置
と、歩行者用地図データ13を生成編集し、また、この歩
行者用地図データ13を読み出して提供すべき情報を生成
する歩行者情報処理装置11とを備えている。
【0061】このシステムでは、ユーザが携帯用の端末
装置を持ち、歩行者用地図データ13が格納された記憶装
置と歩行者情報処理装置11とがセンター側に在り、ユー
ザが端末装置から情報の提供を要請すると、それを受信
したセンターが、歩行者情報処理装置11により、求めら
れた情報の検索、生成処理を行ない、その結果を端末装
置に送信する、という形態を取ることができる。
【0062】また、ユーザ側の端末装置が、歩行者情報
処理装置11の構成を具備し、センター側の記憶装置に格
納された歩行者用地図データ13を読み出して所要の処理
を行ない、その結果を端末装置の画面に表示する形態を
取ることもできる。
【0063】この歩行者情報処理装置11は、ユーザから
の入力を受け付ける入出力制御手段111と、歩行者用地
図データ13を生成編集する歩行者用地図データ生成編集
手段115(但し、歩行者情報処理装置11がユーザ側の端
末装置に在る場合には、この歩行者用地図データ生成編
集手段115はセンター側に置かれることになる)と、歩
行者用地図データ13から該当する区域の地図データを検
索する歩行者用地図データ検索手段114と、検索された
歩行者用地図データ13を用いて歩行者経路を探索する歩
行者用経路探索手段112と、複数の目的地を決められた
スケジュールで巡回するための計画を立案するスケジュ
ーリング手段113と、目的地への到達時間をシミュレー
ションする時間シミュレーション手段116と、目的地に
早く到着できる交通機関を選択する交通機関決定手段11
7とを具備している。
【0064】前記歩行者用経路探索手段112は、図2に
示すように、出発地と目的地との二点間における経路を
探索する経路探索手段1122と、目的地が複数に及ぶ場合
の複数地点間の経路を探索する経路探索手段1121と、複
数の交通機関を使う場合の経路を探索する経路探索手段
1123と、経路選択に際して考慮すべき経路の属性を決定
する属性決定手段1124とを具備している。
【0065】また、前記歩行者用地図データ検索手段11
4は、図3に示すように、入力された住所に該当するブ
ロックを検索する住所該当データ検索手段1144と、入力
された緯度経度に該当するブロックを検索する緯度経度
該当データ検索手段1145と、入力された名称に該当する
ブロックを検索する名称該当データ検索手段1146と、入
力データに応じて住所該当データ検索手段1144、緯度経
度該当データ検索手段1145または名称該当データ検索手
段1146を起動して検索を行なわせる該当データ検索手段
1141と、タウン情報が記録されたタウンテーブルから対
象物を検索するタウン情報検索手段1147と、検索対象の
エリアを隣接エリアにまで広げながらタウン情報検索手
段1147を用いて目的のタウン情報を検索する最寄り情報
検索手段1142とを具備している。
【0066】次に、歩行者向けに特化された歩行者地図
について説明する。歩行者用地図データ13により表され
る歩行者地図の世界は、交通量の多い道路、高速道路、
鉄道、水系(河川や運河)などの歩行者が安全に歩行で
きない領域(非歩行者エリア)と、この非歩行者エリア
によって区画される、歩行者が安全に歩行できる領域
(歩行者エリア)とに区分される。
【0067】また、非歩行者エリア及び歩行者エリアの
それぞれは、歩行者が通行できるストリートと、歩行者
が自由に通行できないブロックとから成る。非歩行者エ
リアでは、例えば、交通量の多い道路において、歩道橋
や横断歩道がストリートであり、その他の道路部分がブ
ロックとなる。また、水系では橋が、鉄道では踏切や地
下歩道がストリートである。歩行者エリアでは、歩行者
の歩行可能な道路がストリートであり、家屋や建築物、
空き地などがブロックとなる。
【0068】非歩行者エリアには、さらに、段差(高
さ)や、経営体の違いから歩行者が自由に歩けない領域
なども含まれ、段差では、階段、エレベータ、エスカレ
ータなどがストリートとなり、また、経営体の違いから
歩行者が自由に歩けない非歩行者エリアでは、改札など
がストリートとなる。
【0069】また、歩行者エリアのブロックがビルなど
の大型建造物である場合には、このビルの内部に非歩行
者エリアと歩行者エリアとを持つ。このビルの各フロア
が歩行者エリア、フロア以外が非歩行者エリア、各階を
つなぐエレベータが非歩行者エリアにおけるストリート
となる。
【0070】図4は、歩行者エリア及び非歩行者エリア
におけるブロックとストリートとの対応表を示してい
る。歩行者エリアと非歩行者エリアとは、構造が同じで
対象の内容だけが異なっている。また、図5には、非歩
行者エリアのそれぞれにおけるストリートを分類して図
示している。
【0071】図6には、歩行者地図の基本構成を図示し
ている。エリア1(鉄道1)、エリア2(道路1)、エ
リア3(道路2)、エリア4(川1)が非歩行者エリア
であり、エリアA〜Iが歩行者エリアである。歩道橋、
横断歩道、橋、陸橋が非歩行者エリアにおけるストリー
トである。
【0072】図7はエリア内の構成を示している。図7
(a)は、図6の歩行者エリアIの内容を示しており、
図7(b)は、非歩行者エリア3の内容を示している。
歩行者エリアIは9つのブロック1〜9と6つのストリ
ートとで構成され、このブロックは、建築物などのよう
に内部にエリアの構成を持つものと、空き地のようにエ
リアの構成を持たないものとに分類できる。
【0073】図8は、エリアの構成を持つブロック(図
7(a)のブロック9)を図示している。この例ではビ
ルの各フロアが歩行者エリア、フロア以外が非歩行者エ
リア、各階をつなぐエレベータが非歩行者エリアにおけ
るストリートである。このように、歩行者地図のエリア
は階層構造を持つ。
【0074】歩行者用地図データ13には、各エリアに関
するエリアデータと、各ブロックに関するブロックデー
タと、各ストリートに関するストリートデータとが格納
されている。エリアデータには、図9に示すように、エ
リアID、エリア名、市街/フロア/水系などの属性を
記述したエリア属性、エリア内に存在するブロックを記
述した子ブロック、エリア内に存在するストリートを記
述した子ストリート、エリアに出入りするストリートを
示した出入口、隣接するエリアを記述した隣接エリア、
エリアが建築物に属する場合にエリアの存在するブロッ
クを記述した親ブロック、エリアの属する地図番号、エ
リアの属する行政区域、エリアを構成するポリゴン情報
などのデータが含まれている。
【0075】ブロックデータには、図39〜図41に示
すように、ブロックID、ブロック名、そのブロックが
属している親エリア、ブロックがエリアを含んでいる場
合の子エリア、建築物/公園などブロックを分類したブ
ロックの属性、ブロックの出入口が接している接続スト
リート、ブロックが存在する地図番号、地図上のブロッ
クの座標、ブロックの属する住所、ブロックを形成する
ポリゴン情報、3次元情報などのデータが含まれてい
る。図39〜図41ではポリゴン情報と3次元情報とを
省略している。
【0076】また、ストリートデータには、図42〜図
48に示すように、ストリート名、ストリートID、歩
道/階段/エレベータ/エスカレータというストリート
の分類、ストリートの属する親エリア、ストリートの属
する地図、ストリートの属する住所、ストリートに接し
ている隣接ブロック、ストリートの始点座標、始点に接
続しているストリート、ストリートの終点座標、終点に
接続しているストリート、ストリートの長さなどのデー
タが含まれ、さらに、ストリート上にある覆い/街灯/
街路樹/ポスト/電柱/公衆電話/自動販売機/バス停
/マンホール/公衆電話/消火栓/消火器/水道管/ゴ
ミ置き場/盲人用平板などの敷設物情報と歩行距離/高
低差/路面状態といった歩道路面の情報と渋滞状況/車
両交通量/混雑情報/日当たり情報などの時間によって
変動する情報とが含まれる。
【0077】従来の道路データでは、道をリンクデー
タ、交差点をノードデータとして持っており、データは
無効グラフの構造をしていたが、本発明の歩行者情報提
供システムでは、歩行者にとって交差点は重要な情報を
持っていないと考えて、リンクであるストリートのデー
タに始点と終点とのデータを持たせ、有効グラフとして
構成している。このように構成することで、各ストリー
トがノードデータを分割して持つ必要が無くなり、その
分のデータ量が削減できる。
【0078】また、歩行者用地図データ13の記憶装置に
は、図10に示すように、検索効率を高めるため、名称
から該当するブロックを探索木で検索する名称インデッ
クス(図11)と、住所からブロックやエリアやストリ
ートを探索木で検索する住所インデックス(図12)
と、地図番号とその番号の地図に含まれるエリアとを記
述した地図−エリア対応テーブル(図13)と、各エリ
ア内のタウン情報を記述したタウンテーブル(図14)
とが格納されている。名称インデックスや住所インデッ
クスは、末端の葉のデータである歩行者用地図データへ
のポインタを持っており、該当する地図データを直接参
照できるように構成されている。
【0079】地図−エリア対応テーブル(図13)は、
緯度経度から算出される地図番号と地図番号に相当する
地図に含まれるエリアのIDとを対応させた参照テーブ
ルである。タウンテーブル(図14)は、それぞれのエ
リアに含まれる施設や機関(タウン情報)とそれらのブ
ロックIDとをエリアごとに区分して記述した対応表で
ある。
【0080】また、歩行者用地図データ13の記憶装置に
は、各種交通機関の路線やダイヤを記述した交通機関デ
ータも格納させる。
【0081】次に、歩行者情報処理装置11の歩行者用地
図データ検索手段114における動作について説明する。
歩行者用地図データ検索手段114の該当データ検索手段1
141は、図15に示すように、 ステップ1502:入出力制御手段111から入力されたデー
タの種類を判定し、住所が入力されたときは、 ステップ1503:住所該当データ検索手段1144を起動し
て、入力された住所を渡し、検索を行なわせる。
【0082】また、ステップ1502において、緯度経度が
入力されたときは、 ステップ1504:緯度経度該当データ検索手段1145を起動
して、入力された緯度経度を渡し、検索を行なわせる。
【0083】また、ステップ1502において、名称が入力
されたときは、 ステップ1505:名称該当データ検索手段1146を起動し
て、入力された名称を渡し、検索を行なわせる。
【0084】ステップ1507:各検索手段の検索したデー
タを入出力制御手段111または歩行者用経路探索手段112
に出力する。
【0085】起動された住所該当データ検索手段1144
は、図16に示すように、 ステップ1103:住所インデックス(図12)の住所探索
木により、入力された住所に該当する地図データを検索
し、 ステップ1104:検索結果のデータを該当データ検索手段
1141に返す。
【0086】住所探索木は、図12に示すように、上か
ら順に都道府県/市区町村/地域名称/番/号のレイヤ
から構成されている。末端の葉には歩行者用地図データ
の構成要素へのポインタを持っている。いま、図17の
ような住所のデータが入力されると、住所該当データ検
索手段1144は、住所探索木をレイヤ毎に千葉県→船橋市
→本町→6丁目→1番→50号とトップダウンに探索し
て、葉に記述されている地図番号153、ブロックID124
5を検索結果として出力する。
【0087】また、起動された緯度経度該当データ検索
手段1145は、図18に示すように、 ステップ1202:入力された緯度経度を含む地図番号を算
出し、 ステップ1203:地図−エリア対応テーブル(図13)を
参照して、地図に含まれるすべてのエリアから、鉛直線
算法を用いて入力された緯度経度を含むエリアを検索す
る。鉛直線算法は、任意の点が所定の領域に含まれるか
どうかを調べる、よく知られた手法であり、任意の点を
始点とする直線が領域の外周線と奇数回交わる場合に
は、その点が領域内にあり、偶数回交わる場合には、そ
の点が領域外にあると判定する。
【0088】ステップ1204:検索したエリアのエリアデ
ータ(図9)を参照し、そのエリアに含まれるすべての
ブロックから、入力された緯度経度を含むブロックを鉛
直線算法を用いて検索する。
【0089】ステップ1205:検索したブロックのブロッ
クデータを該当データ検索手段1141に返す。
【0090】例えば、図19のデータが入力されると、
入力された緯度経度から対応する地図番号5637-24-23を
算出し、図13の対応表を参照して、地図番号5637-24-
23の地図に含まれるすべてのエリアの中から、入力され
た緯度経度を含むエリアarea2234を検索する。次いで、
area2234のエリアデータを参照し、エリアに含まれるす
べてのブロックから入力された緯度経度を含むブロック
を鉛直線算法を用いて検索する。検索したブロックb124
8のデータ(図20)を該当データ検索手段1141に返
す。
【0091】また、起動された名称該当データ検索手段
1146は、図21に示すように、 ステップ1303:名称インデックス(図11)の名称探索
木により、入力された名称に該当する地図データを検索
し、 ステップ1304:検索結果のデータを該当データ検索手段
1141に返す。
【0092】名称探索木は、図11に示すように、住所
探索木と同様に木構造を成しており、各レイヤが五十音
で構成されている。末端の葉には、住所探索木同様に、
歩行者用地図データの構成要素へのポインタを持ってい
る。例えば、図22のように「ハチ公」という名称デー
タが入力されると、名称該当データ検索手段1146は、図
11の名称探索木をトップダウンで「は」「ち」「こ」
「う」と辿ることにより、葉に記述されているmap153、
block1245を得る。そして、ブロックb1245のブロックデ
ータを該当データ検索手段1141に返す。
【0093】歩行者用地図データ検索手段114の最寄り
情報検索手段1142は、入出力制御手段111から検索対象
物が入力されると、図23に示す手順でその検索を実行
する。
【0094】ステップ2102:検索物件が入力され、 ステップ2103:住所または緯度経度が入力されると、 ステップ2104:該当データ検索手段1141を用いて、住所
または緯度経度に該当するエリアを検索する。該当デー
タ検索手段1141は、入力の種類に基づいて、住所該当デ
ータ検索手段1144または緯度経度該当データ検索手段11
45を起動して該当するエリアの検索を行ない、検索結果
のエリアデータを最寄り情報検索手段1142に伝える。
【0095】ステップ2105:最寄り情報検索手段1142
は、タウン情報検索手段1147を用いて、検索されたエリ
アのタウンテーブルから検索物件を検索する。
【0096】ステップ2106:該当する物件が見つからな
いときは、 ステップ2108:エリアデータから隣接エリアのデータを
見つけ、 ステップ2105:その隣接エリアのタウンテーブルから検
索物件を検索する。
【0097】こうしてステップ2105、2106、2108の手順
を繰り返し、該当する物件を見付けたときは、 ステップ2107:見付けたすべての該当物件の座標、住所
などのデータを検索の依頼先に返す。
【0098】例えば、ユーザが最寄りの郵便局を知るた
めに、図24に示すように、現在地の緯度経度を指定し
て、検索対象を郵便局とするデータを入力すると、緯度
経度該当データ検索手段1145が起動され、図9に示すエ
リア35aが検索され、そのエリアデータが最寄り情報検
索手段1142に伝えられる。
【0099】最寄り情報検索手段1142は、タウン情報検
索手段1147を使って、エリア35aのタウン情報のインス
タンスtown-34と関連付けられた図14に示すタウンテ
ーブルから郵便局を検索する。該当物件である郵便局の
データ内容がnullなので、エリア35aの隣接エリアすべ
てについて同様の検索を実行し、該当物件の有無を判断
する。この検索でエリア36aに郵便局が発見されるの
で、該当物件であるブロックblock53のデータを返す。
【0100】タウンテーブルに、通常のタウン情報だけ
でなく、ストリート上の属性をも併せて登録することに
より、より多くの検索が可能となる。例えば、ストリー
ト上の属性としてポストの位置を登録しておけば、最寄
りのポストを検索することができるようになる。
【0101】次に、歩行者情報処理装置11の歩行者用経
路探索手段112における動作について説明する。
【0102】歩行者用経路探索手段112の属性決定手段1
124は、経路選択に際して考慮すべき属性を図25に示
す手順で決定する。
【0103】いま、入出力制御手段111から、図26に
示すように、ユーザカテゴリ、出発地、目的地、時刻、
天気、経路選択における指標(時間が最短の経路を選択
するか、距離が最短の経路を選択するか)のデータが入
力されると、起動された属性決定手段1124は、 ステップ3102:ユーザカテゴリ表(図27)から、入力
されたユーザカテゴリに対応する属性を読み取る。ユー
ザカテゴリ表には、各ユーザに対応する属性が優先順位
の高いものから順番に記述されている。入力されたユー
ザカテゴリの「女性」に対応して、街灯の有無、深夜営
業の店の有無、車両交通量、人の混雑の度合い、交番の
有無、を属性として決定する。
【0104】ステップ3103:次に、天候カテゴリ表(図
28)から、入力された天候に対応する属性を読み取
る。天気が「雨」の場合、地下道の有無、覆いの有無、
側溝の有無、車両交通量、人の混雑の度合い、を属性と
して決定する。
【0105】ステップ3104:次に、時刻カテゴリ表(図
28)から、入力された時刻に対応する属性を読み取
る。入力された時刻「16:35」から、時刻カテゴリ
表の夕方カテゴリを参照して、街灯の有無、人の混雑状
況、車両交通量を属性として決定する。
【0106】ステップ3105:各カテゴリ表から決定した
属性の和集合を算出し、同時にそれぞれのカテゴリ毎に
付けられている優先順位の和をとる。
【0107】ステップ3106:この和によって和集合の属
性の優先順位を決定し、図29に示すように、優先順位
の高い所定数の属性データを出力する。
【0108】属性決定手段1124は、また、ニューラルネ
ットを用いて属性を決定することもできる。図30はニ
ューラルネットを用いた属性決定手段のフローチャート
を示している。起動された属性検索手段1124は、 ステップ3202:図31に示すように、入力項目の値Xiを
入力されたデータに基づいてデジタル化し、 ステップ3203:図32に示す入出力の重み定数aijの表
から、出力項目の属性の値Yj’を算出する。図32にお
いて、縦方向の1、2、3、‥は図31の各入力項目を
表し、横方向の1、2、3、‥は図33に示す出力項目
の各属性を表し、入力項目iと出力項目jとの交点の値
aijが入力項目iに対する出力項目jの重み定数を表し
ている。出力項目の属性の値Yj’はΣXi・aij(Σはi
について加算)により算出する。
【0109】ステップ3204:図33に示すように、出力
Yj’を閾値(0.5)と比較し、閾値を超える属性の出
力Yjを1に設定し、属性の優先順位をYj’の大きい順に
付ける。
【0110】ステップ3205:算出結果を自然言語に変更
して出力する。
【0111】また、歩行者経路探索手段112の二点間の
経路探索手段1122は、図34に示す手順で経路探索を実
行する。いま、図35に示す地域において経路を探索す
る場合を例に説明する。この図で曲線により囲まれた領
域はエリアを表し、フォントの大きい数字はエリア番
号、フォントの小さい数字はストリート番号、直線はス
トリートを示している。
【0112】この例では、図36に示すデータが入力さ
れ、JR六本木駅から目的地「六本木むらさき」までの
経路を探索する。
【0113】歩行者用地図データ13には、図37〜図3
8のエリアデータと図39〜図41のブロックデータと
図42〜図48のストリートデータとが格納されている
とする。ストリートデータは実際には図42の(1)に
示すように多数の属性を持っているが、ここでは機能の
説明のため、ストリートデータ(2)〜(15)につい
ては細かな属性を記述していない。また、エリアデータ
では、ポリゴン情報を省略し、ブロックデータでは、ポ
リゴン情報と3次元情報とを省略している。
【0114】二点間の経路探索手段112は、起動される
と、まず、 ステップ4102:入力に基づいて、探索すべきストリート
の属性を属性決定手段1124により決定する。この例で
は、72歳の女性というユーザカテゴリから、探索すべ
きストリートの属性が、街灯と深夜営業の店と車両交通
量、人の混雑状況、交番、公園と駐車場は避ける/手擦
り/舗道/坂/階段/自転車/道幅と決定される。
【0115】ステップ4103:該当データ検索手段1141を
起動して出発地の属するエリアを検索し、420bブロック
と35aエリアとを見つける。
【0116】ステップ4104:該当データ検索手段1142を
起動して目的地の属するエリアを検索し、443bブロック
と37aエリアとを見つける。
【0117】ステップ4105:35aエリアと37aエリアとの
エリア間の二点間問題を、最適経路問題の解法としてよ
く知られたダイクストラ(Dijkstra)法を用いて解き、11
826stと11835stとを通過することを決定する。
【0118】ステップ4106:エリア内のストリートでユ
ーザから要望のあった属性を満たすストリートの中か
ら、最短経路を構成するストリートの組合せを求め、11
723st、11727st、11826st、11733st、11734st、11835s
t、11747stを通過することを決定する。
【0119】ステップ4107:出発地と目的地及び通過す
るストリートのデータを返す。
【0120】図49は出発地が地下にある場合の摸式図
である。この場合にも前記の手順で経路探索が実施でき
る。いま、図50に示すデータが入力され、地下鉄の日
比谷線六本木駅から目的地「六本木むらさき」までの経
路を探索する。
【0121】二点間における経路探索手段112が起動さ
れ、まず入力に基づいて、探索すべきストリートの属性
が、前記の通りに決定される。
【0122】該当データ検索手段1142を起動して、出発
地の属するエリアを検索し、260bブロックと34aエリア
とを見つけ、次いで、目的地の属するエリアを検索し、
483bブロックと37aエリアとを見つける。
【0123】次に、34aエリアと37aエリアとのエリア間
の二点間問題を解き、11827stと11835stとを通過するこ
とを決定する。次に、エリア内のストリートでユーザか
ら要望のあった属性を満たすストリートの中から、最短
経路を構成するストリートの組合せを求め、11711st、1
1827st、11738st、11734st、11835st、11747stを通過す
ることを決定し、出発地と目的地及び通過するストリー
トのデータを返す。
【0124】図51と図52とは、出発地が地下にあ
り、目的地が建築物の中にある場合の摸式図である。こ
の場合にも前記の手順で経路探索が実施できる。いま、
図53に示すデータが入力され、地下鉄の「日比谷線六
本木駅」から目的地「TBSスタジオ04」までの経路
を探索する。
【0125】二点間における経路探索手段112が起動さ
れ、まず入力に基づいて、探索すべきストリートの属性
が前記の通りに決定される。
【0126】該当データ検索手段1142を起動して、出発
地の属するエリアを検索し、260bブロックと34aエリア
とを見つけ、次いで、目的地の属するエリアを検索し、
125bブロックと1038aエリアとを見つける。
【0127】次に、34aエリアと1038aエリアとのエリア
間の二点間問題を解き、11827stと22800stとを通過する
ことを決定し、次いで、エリア内のストリートでユーザ
から要望のあった属性を満たすストリートの中から、最
短経路を構成するストリートの組み合わせを求め、1171
1st、11827st、11738st、11734st、22800st、22734stを
通過することを決定し、出発地と目的地及び通過するス
トリートのデータを返す。
【0128】また、歩行者経路探索手段112の複数地点
間の経路探索手段1121は、目的地が複数ある場合に、図
54に示す手順で経路探索を実行する。いま、図55に
示すデータが入力され、「JR線六本木駅」を出発地と
して、「六本木むらさき」「六本木きみどり」「六本木
だいだい」「六本木みずいろ」及び「六本木ももいろ」
を経由する経路を探索する場合について説明する。図5
6はこの例の摸式図である。
【0129】起動された複数地点間経路探索手段1121
は、 ステップ5102:入力に基づいて、探索すべきストリート
の属性を属性決定手段1124により決定する。この例で
は、72歳の女性というユーザカテゴリから、探索すべ
きストリートの属性が、街灯と深夜営業の店と車両交通
量、人の混雑状況、交番、公園と駐車場は避ける/手擦
り/舗道/坂/階段/自転車/道幅と決定される。
【0130】ステップ5103:該当データ検索手段1142を
起動して、出発地とすべての目的地との属するエリアを
検索し、420bブロックと35aエリア、443bブロックと37a
エリア、444bブロックと37aエリア、431bブロックと36a
エリア、491bブロックと39aエリア、391bブロックと32a
エリアを見つける。
【0131】ステップ5104:35aエリアと37aエリアと36
aエリアと39aエリアと32aエリアとのエリア間の経路探
索問題を解き、11826st、11836st、11848st、11895st、
11892st、11894stを通過することを決定する。
【0132】ステップ5105:エリア内のストリートでユ
ーザから要望のあった属性を満たすストリートの中か
ら、周回経路を構成するストリートの組合せを求め、11
723st、11727st、11826st、11731st、11737st、11836s
t、11741st、11742st、11747st、11743st、11848st、11
797st、11795st、11792st、11895st、11725st、11892s
t、11692st、11693st、11894st、11720st、11721st、11
722st、をこの順に通過することを決定する。
【0133】ステップ5106:出発地と目的地及び通過す
るすべてのストリートのデータを返す。
【0134】なお、経路探索を行なう際の指標として、
距離と時間とが可換であることは明白である。
【0135】また、複数交通機関の経路探索手段1123
は、複数の交通機関を使う経路選択を、図57に示す手
順で実行する。いま、図58に示すデータが入力され、
最寄り駅が京浜急行青物横丁駅である「品川むらさき」
から、最寄り駅がJR六本木駅である「六本木むらさ
き」までの経路を探索する場合について説明する。出発
地の「品川むらさき」から最寄りの青物横丁駅までの模
式図を図59に示し、JR六本木駅から目的地の「六本
木むらさき」までの模式図を図35に示す。
【0136】起動された複数交通機関の経路探索手段11
23は、 ステップ6102:入力に基づいて、探索すべきストリート
の属性を属性決定手段1124により決定する。
【0137】ステップ6103:該当データ検索手段1141を
起動して、出発地と目的地との属するエリアを検索し、
250bブロックと25aエリア、483bブロックと37aエリアを
見つける。
【0138】ステップ6104:最寄り情報検索手段1142を
起動して、目的地と出発地との最寄り駅を検索し、京浜
急行線青物横丁駅のデータである270bブロックと27aエ
リア、JR線六本木駅である470bブロックと35aエリア
を見つける。
【0139】ステップ6105:二点間経路探索手段1122を
起動して、250bブロックと270bブロックとの最適経路を
求め、483bブロックと470bブロックとの最適経路を求
め、ストリートデータ11723st、11727st、11826st、117
33st、11734st、11835st、11747stと12423st、12427s
t、12426st、12433st、12434st、12435st、12447stを求
める。
【0140】ステップ6106:列車ダイヤのデータから京
浜急行線青物横丁駅からJR線六本木駅までの列車間の
路線を求める。
【0141】ステップ6107:出発地と目的地及び通過す
るストリートのデータと列車ダイヤのデータを返す。
【0142】また、時間シミュレーション手段116は、
図60に示す手順で目的地に到達するまでの時間をシミ
ュレーションする。
【0143】起動された時間シミュレーション手段116
は、 ステップ7102:入力(図61)に応じた経路探索を行な
い、 ステップ7103:得られたデータを出発地から順に判別
し、ストリートデータであれば、経路の長さと歩行速度
とから各ストリートにおける経過時間と到着時刻と出発
時刻とを算出し、ダイヤデータであれば、時刻表を参照
することによって出発駅の出発時刻と到着駅の到着時刻
と経過時間とを算出する。
【0144】ステップ7104:算出した結果を図62に示
す形態のデータで出力する。
【0145】なお、この例では出発時刻から算出して到
着時刻を求めているが、到着時刻から算出して、必要な
出発時刻を求めることも可能である。
【0146】また、スケジューリング手段113は、図6
3に示す手順により、複数の目的地を回るスケジュール
を立てる。
【0147】起動されたスケジューリング手段113は、 ステップ8102:入力データ(図64)の中から、時刻指
定のある目的地(B,C,E)をその時刻の順に並べる
(B,E,C)。
【0148】ステップ8102:BとE、EとCの間にある
目的地を探す。いま、BE間にはDが、EC間にはFが
あると、順列(B,D,E,F,C)を作成する。
【0149】ステップ8104:上記以外の時刻指定のない
目的地Aを、時刻指定以前または時刻指定以後に割り振
り、順列(A,B,D,E,F,C)を構成する。
【0150】ステップ8105:作成した順列に従って経路
探索を行ない、 ステップ8106:得られた経路について、時間シミュレー
ション手段116を起動して、各目的地の到着時刻をシミ
ュレーションし、 ステップ8107:時刻指定のあった地点B、C、Eについ
て、時刻指定が守られているかどうかを判定する。
【0151】ステップ8110:守られていなければ、別の
順列(B,D,E,F,C,A)を作成し、ステップ81
05〜8107を繰り返す。
【0152】ステップ8108:守られていた場合でも、ユ
ーザが結果を判断して、受理しなければ、 ステップ8110:再度、異なる順列を作成し、ステップ81
05〜8107を繰り返す。ステップ8108において、結果が良
ければ終了する。
【0153】ステップ8108で経路を廻る時間の最小値を
計算機に判断させれば、最短時間を求めるフローチャー
トとなることは明らかである。
【0154】また、交通機関決定手段117は、図65に
示す手順により、到着時刻の早い交通機関を選択する。
いま、図66に示すデータが入力され、「品川むらさ
き」を12:00に出発して「六本木むらさき」に最も
早く到達する経路をマルチモードにより探索する場合に
ついて説明する(図35及び図59参照)。
【0155】起動された交通機関決定手段117は、 ステップ9102:入力に基づいて、属性決定手段1124を用
いて探索すべきストリートの属性を決定し、 ステップ9103:該当データ検索手段1141を起動して、出
発地及び目的地の属するエリアとブロックとを検索し、
250bブロックと25aエリア、443bブロックと37aエリアを
見つける。
【0156】ステップ9104:最寄り情報検索手段1142を
起動して、目的地と出発地との最寄りバス停、駅、港、
空港のブロックとエリアとを検索する。最寄りバス停の
検索で、出発地の最寄りバス停の属するストリートとし
て12434st、目的地の最寄りバス停の属するストリート
として11733stを得る。最寄り駅の検索では、出発地の
最寄り駅である京浜急行線青物横丁駅のデータとして24
0bブロックと27aエリア、目的地の最寄り駅であるJR
線六本木駅のデータとして420bブロックと35aエリアを
得る。また、最寄り港の検索で、出発地及び目的地の最
寄り港のデータとして4001aエリアと432bブロックを得
る。また、最寄り空港の検索で、出発地及び目的地の最
寄り空港のデータとして5002aエリアと534bブロックを
得る。
【0157】ステップ9105:出発地及び目的地の最寄り
バス停、駅、港、または空港が同じ場合は、それを除い
た交通機関を使用することに決定する。この例では、出
発地及び目的地の最寄り港と最寄り空港とが同じなの
で、バスまたは列車の交通機関で移動することを決定す
る。
【0158】ステップ9106:二点間経路探索手段1122を
起動して、出発地及び目的地から、使用する交通機関の
最寄り駅までの経路を求める。鉄道の駅に関して、250b
ブロックと240bブロックとの最短経路と、443bブロック
と420bブロックとの最短経路とを求め、ストリートデー
タ11723st,11727st,11826st,11733st,11734st,11835st,
11747stと12423st,12427st,12426st,12433st,12434st,1
2435st,12447stとを求める。また、バス停に関して、25
0bブロックと12434stとの最短経路と、443bブロックと1
1733stとの最短経路とを求め、ストリートデータ11733s
t,11734st,11835st,11747stと、12423st,12427st,12426
st,12433st,12434stとを求める。
【0159】ステップ9107:ダイヤデータを利用して到
着時刻を算出する。バスに関しては、図67に示すバス
ダイヤを基に到着時刻を算出する。鉄道に関しては、列
車ダイヤのデータから到着時刻を算出する。そして、目
的地への到着時刻を、交通機関の利用形態を変えて、図
68、図69及び図62に示すように算出する。
【0160】ステップ9108:それぞれの到着時刻を比較
し、到着時刻の早い交通機関を採用する。また、到着時
刻が同じ場合には、料金の掛からない方を選択し、図6
9の結果を採用する。
【0161】ステップ9109:ステップ9108で採用した経
路と路線と(図69)を全て出力する。
【0162】次に、歩行者用地図データ13の生成の仕方
について説明する。歩行者用地図データ13は、既存の道
路地図と市街地図とを用いて作成することができる。
【0163】歩行者情報処理装置11の歩行者用地図デー
タ生成編集手段115は、道路地図から歩行者用地図デー
タを図70に示す手順で生成する。
【0164】起動された歩行者用地図データ生成編集手
段115は、 ステップ9502:図71に示すように、道路地図データか
ら、非歩行者エリアデータである基本道路データ(図7
4)と水系のデータと鉄道のデータとを取り出し、 ステップ9503:非歩行者エリアの交点、即ち、基本道路
(道路1〜道路9)同士及び基本道路と鉄道1との交点
A/B/C/D/E/Fを求め(図72)、各基本道路
について全道路データの信号機フラグを辿って非歩行者
エリアを決定し、同時に、その非歩行者エリアに関係す
るブロックとストリートのデータとを図75の様に作成
する。
【0165】ステップ9504:適当な交点Eから出発して
左廻りにステップ9503で求めた交点をつないでいく(図
73)。この場合、Eから出発すると、まず北上してD
に当たるのでそこを左折する。次にAに当たるので左折
する。同様に繰り返せば、E→D→A→B→Eで一回り
するのでこれを歩行者エリアの外郭と決定する。同じ外
郭が未登録であることを確認して、歩行者用地図データ
にエリアID2345aとして登録する。同様にFEBCF
の外郭で囲われる領域をエリアID2346aとして図76
のように登録する。
【0166】ステップ9505:市街地図を参照し、鉛直線
算法を用いて街区W1がエリア2345aにあることを算出
して歩行者用地図データのブロックデータ2345bとして
登録し、同様にW2〜W10もエリア2345aのブロック
データとして登録する。同様に街区Q1をエリア2346a
のブロックデータ2346bとして登録する、同様に街区Q
2〜Q15も同様にエリア2346aのブロックデータとし
て登録する。W1とQ1については図77のように登録
される。
【0167】ステップ9506:道路地図データから、鉛直
線算法を用いて、幅員が5.5m以下の道路a1がエリア
2345aにあることを算出して、歩行者用地図データのス
トリートデータ2345stとして登録し、同様に幅員が5.
5m以下の道路a2〜a5,b1〜b3,c1,z1〜z2,y1〜y3,x1〜x
2,w1をエリア2345aのストリートとして登録する。さら
に幅員が5.5m以下の道路e3をエリア2346aのストリ
ートデータ2346stとして登録し、同様にa6,b4,c2〜c3,d
1,e1〜e4,f1〜f4,z3〜z5,y4〜y6,x3〜x6,w3〜w6をエリ
ア2346aのストリートとして図78のように登録する。
【0168】ステップ9507:ストリートの始点終点座標
を辿ってストリートの始点終点の連結ストリート番号を
登録し、街区のデータからブロックの接続ストリートデ
ータを登録する。登録後は図79に示すように、ブロッ
クとストリートに関して、すべての地理的情報を従属さ
せる。
【0169】ステップ9508:すべてのデータを出力して
終了する。
【0170】こうして、歩行者用地図データ生成編集手
段115は、道路地図データと市街地図データとから歩行
者用地図データを自動作成することができる。
【0171】また、ユーザがユーザインタフェースを通
じて、この歩行者用地図データを追加/更新/削除でき
る歩行者地図編集手段を併せて設けてもよい。この場合
には、生成された歩行者用地図データのユーザによる編
集が可能となる。
【0172】また、この歩行者情報提供システムでは、
各ブロックとストリートのデータに3次元形状を表す3
次元情報を加えることにより、出力時に建築物やランド
マークなどを立体で表示する3次元による歩行者情報の
提供が可能になる。
【0173】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
市街地図を主に用いて歩行者用地図データを生成する場
合について説明する。このときの歩行者用地図データ生
成編集手段115の手順を図80に示す。図81(a)〜
(d)は市街地図から歩行者用地図データを生成する歩
行者用地図データ生成編集手段115の動作を示す摸式図
である。
【0174】起動された歩行者用地図データ生成編集手
段115は、 ステップ9702:市街地図データから街区データA〜T
(図81(a)、図82)を全て取り出し記憶領域に格
納する。
【0175】ステップ9703:空の歩行者エリアデータa
を作成し、 ステップ9704:街区データAを取り出し、対象街区とし
て歩行者エリアデータaに登録する。
【0176】ステップ9705:対象街区Aに5.5m以下
で隣接する街区をすべて求める。
【0177】ステップ9706:対象街区Aに5.5m以下
で隣接する街区であって、歩行者エリアaにまだ登録さ
れていない街区があるかを判断する。なければ(図81
(a)の場合には、無い)、 ステップ9709:記憶領域にデータがあるかを判断し、あ
ればステップ9703に移行する。
【0178】この場合、まだ街区データは記憶領域にあ
るので、新しい歩行者エリアbを作成し(ステップ970
3)、街区データBを取り出し、対象街区として歩行者
エリアbに登録する(ステップ9704)。対象街区Bに
5.5m以下で隣接する街区をすべて求める(ステップ
9705)。この場合Cがある。歩行者エリアbにまだ登録
されていない街区があるかを判断する(ステップ970
6)。この場合Cはまだ登録されていないので、 ステップ9707:街区Cを歩行者エリアbに加え、Cを記
憶領域から削除する。 ステップ9708:エリアbに加えられている街区の中でま
だ対象街区となっていない街区Cを対象街区として、 ステップ9705:Cに隣接する街区を求める。
【0179】ステップ9705〜9708の手順を繰り返すこと
により、街区B、C、D、Eがエリアbに登録される。
【0180】同様にして記憶領域から街区データが無く
なるまでエリアに街区を登録し続ける。記憶領域に街区
データがなくなる(ステップ9709)と、 ステップ9710:それぞれの歩行者エリア内の街区データ
の線分を5.5m以下の道路として抽出し(図83、図
81(c))、ストリートデータに加える。
【0181】ステップ9711:各歩行者エリアにある街区
データをブロックデータとして登録する。この時、歩行
者データは図84のように作成される。
【0182】ステップ9712:道路データを参照して図8
1(d)のように、非歩行者エリアデータを作成する。
【0183】ステップ9713:すべての作成したデータを
出力して終了する。
【0184】このように、この歩行者用地図データ生成
編集手段115は、市街地図を主に用いて、歩行者用地図
データを自動生成することができる。
【0185】なお、歩行者用地図データ生成編集手段と
して、第1の実施形態で説明した、既存の道路地図から
歩行用地図データを作成する歩行者地図データ生成手段
と、第2の実施形態で説明した市街地図から歩行者用地
図データを作成する歩行者地図データ生成手段との両者
を備える構成にしてもよい。
【0186】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
道路地図データから簡単な方法で歩行者エリアを決定す
る歩行者用地図データ生成編集手段について説明する。
図138は、この歩行者用地図データ生成編集手段の動
作手順を示すフローチャートであり、また、図139
は、この方法によって道路地図から生成される歩行者エ
リアを摸式的に表している。図139(a)は、道路地
図のノードA近辺の道路ネットを示しており、太い線が
基本道路を表し、細い線(太い線の下には細い線が隠れ
ている)が全道路を表している。歩行者用地図データ生
成編集手段は、次の手順によって、この道路ネットのデ
ータから図139(b)に示す各歩行者エリアを生成す
る。
【0187】起動された歩行者用地図データ生成編集手
段は、 ステップ002:道路地図データから基本道路データと水
系のデータと鉄道のデータとを取り出す。こうして図1
39(a)の道路ネットのデータが取り出される。
【0188】ステップ003:基本道路の各ノードのデー
タを複写して、そのノードの数をそのノードの次数まで
増やす。次数とは、そのノードに進入するリンクの数で
あり、図139(a)のノードAにおける次数は4、ノ
ードBにおける次数は2である。従って、次数4のノー
ドAのデータについては、複写してデータ数を4に増や
す。これは図140の(a)及び(b)に示すように、
ノードAをA1、A2、A3及びA4の4つのノードに
分割することに相当している。
【0189】分割されたノードA1は、Aの隣合う2つ
のリンク、即ち、ノードaとの間のリンク、及びノード
bとの間のリンク、に接続する内角A1を持つノードと
なり、ノードA2は、Aとノードb及びAとノードcと
の間の隣合う2つのリンクに接続する内角A2を持つノ
ードとなり、ノードA3は、Aとノードc及びAとノー
ドdとの間の隣合う2つのリンクに接続する内角A3を
持つノードとなり、また、ノードA4は、Aとノードd
及びAとノードaとの間の隣合う2つのリンクに接続す
る内角A4を持つノードとなる。しかし、分割しただけ
のこの段階では、ノード間の接続情報は元のまま持って
いるので、図140(b)に示すように、ノードA1は
ノードa1、b1だけでなく、ノードa2、b2、c
1、c2、d1、d2とも接続されている状態であり、
また、同様に、A2、A3及びA4の各ノードについて
も、ノードa1、a2、b1、b2、c1、c2、d
1、d2のそれぞれと接続されている状態である。
【0190】ステップ004:そこで、ノードA1につい
ては、内角A1の内側に入らないノードb2、c1、c
2、d1、d2、a2との接続を切断する。また、A
2、A3及びA4についても、同様に内角A2、A3ま
たはA3の内側に入らないノードとの接続を切断する。
この処理により、各ノード間の接続は図140(c)に
示す状態となる。すべてのノードについて同じ処理を行
なった後、 ステップ005:終了する。
【0191】この処理の結果、図139(b)に示す歩
行者エリアが形成される。この方法では、道路地図デー
タから簡単に、また高速で歩行者エリアを生成すること
ができる。
【0192】(第4の実施形態)第4の実施形態では、
道路地図データから単純な方法で歩行者エリアを決定す
る歩行者用地図データ生成編集手段について説明する。
図141は、この歩行者用地図データ生成編集手段の動
作手順を示すフローチャートであり、また、図142
は、この方法によって道路地図から生成される歩行者エ
リアを摸式的に表している。
【0193】起動された歩行者用地図データ生成編集手
段は、 ステップ012:道路地図データから基本道路データと水
系のデータと鉄道のデータとを取り出す。こうして図1
42(a)の道路ネットのデータが取り出される。
【0194】ステップ013:任意の全道路のノードから
全方位に向けて経路探索を始め、全ての探索の葉(探索
の先端)が基本道路に辿り着くまで経路探索を続ける。
この模様を図143に示している。図143(a)は経
路探索を開始する全道路のノードaを示し、図143
(b)は、ノードaから2つ目のノードまで処理が進ん
だ段階を示している。破線は通過したリンクを示してい
る。通過したノードとリンクとは全て記憶しておく。図
143(c)に示すように、すべての探索の葉が基本道
路に辿り着くと、探索を終了して、 ステップ014:通過した全道路ノードと、全道路リンク
と、辿り着いた基本道路ノードとリンクとを1グループ
とし、そのグループ内に無いノードとの接続を切断し
て、歩行エリアとして登録する。
【0195】ステップ015:すべての全道路データがエ
リアデータの中に登録されるまでステップ013からステ
ップ014までの手順を繰り返し、 ステップ016:すべての全道路データがエリアデータの
中に登録されると、この処理を終了する。
【0196】この処理の結果、図142(b)に示す歩
行者エリアが形成される。この方法では、道路地図デー
タから単純な操作を繰り返すことにより、歩行者エリア
を生成することができる。また、基本道路のノードにお
ける次数などを示す属性情報が未整備であっても、この
方法により歩行者エリアを生成することができる。
【0197】(第5の実施形態)第5の実施形態では、
1つのエリアを複数のエリアに分割する方法について説
明する。エリアの数が多くなれば、それだけ歩行者用地
図データの生成に負担が掛かることになる。そのため、
当初は細い川などを非歩行者エリアとして区別せずに、
歩行者エリアの中に含め、必要性が明らかになった場合
にだけ、その中を複数のエリアに区分する方が、全体的
に見て歩行者地図データの生成や検索を効率化できる。
【0198】この実施形態では、こうした場合に、全道
路の各リンクにおける歩行者の流量を計算する。並行す
るストリートが何本も走っていれば、各ストリートにお
ける流量は少なくなる。逆に、何本ものストリートの歩
行者が1つのストリートに流入する場合には、その1つ
のストリートでの流量は、各ストリートの流量の加算値
になるため増加する。
【0199】流量が所定値を超えるリンクが存在する場
合には、そのリンクを非歩行者エリアを渡るストリート
(つまり、非歩行者エリアが川であればブリッジであ
り、非歩行者エリアが道路であれば横断歩道や歩道橋な
どである)と決定し、エリアの分割を行なう。流量が所
定値を超えるリンクが存在しなければ、エリアの分割は
行なわない。
【0200】図144は、このときの歩行者用地図デー
タ生成編集手段の動作手順を示すフローチャートであ
り、また、図145、図146及び図147は、この動
作を説明するための摸式図である。
【0201】起動された歩行者用地図データ生成編集手
段は、 ステップ022:歩行者経路データから1つのエリアデー
タを取り出す。今、図145のようなエリアデータがあ
り、エリアAからブリッジを検出する例について示す。
図146はエリアAの拡大図である。
【0202】ステップ023:エリアAの全道路ノードa
から、エリアA内の全方位に向けて各リンクの流量計算
を行ない、 ステップ024:流量が一定値を超えるリンクがあるかど
うかを調べる。図146のリンクb、c、dのそれぞれ
において、流量が一定値を超えるので、リンクb、c、
dをブリッジとして検出し、 ステップ025:リンクb、c、dを境として、図147
のようにエリアを分割し、新しくエリアA1とエリアA
2とする。
【0203】ステップ026:すべてのエリアデータにつ
いてステップ023〜ステップ025を繰り返し、 ステップ027:すべてのエリアデータについて処理が終
了すると、エリア分割を終了する。
【0204】この方法では、プライオリティの高いリン
クに関係するエリアだけを区分して設け、それ以外は歩
行者エリアの中に含めてしまうことにより、歩行者用地
図データの生成負担などを軽減することができる。
【0205】また、この方法では、道路地図上の属性情
報が未整備でも、歩行者地図のブリッジを認定すること
ができる。
【0206】(第6の実施形態)第6の実施形態では、
地下街や施設などの構内を示す地図データからストリー
トのデータを生成する歩行者用地図データ生成編集手段
115の動作について説明する。
【0207】歩行者用地図データ生成編集手段115は、
構内地図を表すベクトル図から図111に示す手順によ
りストリートを抽出する。例として図112に示す構内
図を考える。
【0208】ステップ1010:構内図の出入口となる辺
a、b、c、dを入力する。
【0209】ステップ1020:歩行者用地図データ生成編
集手段115は、歩行者地図データ13から読み込んだ構内
図(図112)の黒丸で示してある各頂点を質問点とし
て構内におけるボロノイ図を作成する。この図は、図1
13に示すように、各質問点の勢力圏を表す境界が破線
のようになる。
【0210】ステップ1030:破線で示される各境界のう
ち、a、b、c、d以外の辺に接している線分を削除す
る。そうすると、図114に太線で示す線分だけが残
る。
【0211】ステップ1040:次に、残った線分のうち、
どちらかの端点がどの辺にも、または、どの線分にも接
続していない線分を削除する。この処理により、図11
5に太線で示す線分だけが残る。
【0212】ステップ1050:図116に示すように、残
った線分の3つ以上が交差する点(イ、ウ)及び出入口
となる辺a、b、c、d上の点(ア、エ、オ、カ)を黒
丸で表すとき、黒丸から黒丸までの連続した線分を新た
に一つの線分として、これをストリートとして登録す
る。また、白丸で表した、このストリートの折曲点やボ
ロノイ図の境界との交点をストリートの補間点として登
録する。
【0213】こうして、構内のストリートデータが生成
される。
【0214】(第7の実施形態)第7の実施形態では、
生成した歩行者エリアデータの修正方法について説明す
る。
【0215】歩行者エリアデータの生成については、先
に図70のフローチャートを用いて説明した。即ち、歩
行者用地図データ生成編集手段115が、道路地図データ
と市街地図データとを読み込み、まず、道路地図データ
を用いて、主要道路の交点から、主要道路を右回りまた
は左回りに辿り元の交点に戻る方法で歩行者エリアの領
域と外郭ストリートとを切り出し、登録する。次いで、
市街地図データを用いて、歩行者エリア内に在る街区や
施設を鉛直線算法などの点位置決定算法を用いて取り出
し、登録する。
【0216】しかし、この方法は、2種類の地図データ
から求めたものを組み合わせているため、図126に示
すように、太線で表した歩行者エリアの外郭ストリート
と細線で表した街区や施設などとがずれて、それらの間
に余分な空白が発生する場合がある。
【0217】第7の実施形態では、図126のように余
分な空白を持つ歩行者エリアデータを、施設や街区の周
囲に沿って外郭ストリートが存在する、実際に近い状態
の歩行者エリアデータに修正する方法について説明す
る。
【0218】歩行者用地図データ生成編集手段115は、
この修正した歩行者エリアデータを図125に示す手順
で生成する。
【0219】この図125の手順中、ステップ302から
ステップ307までは、図70のステップ9502からステッ
プ9507までと同じであり、図126の歩行者エリアデー
タを生成する手順である。
【0220】ステップ308:歩行者用地図データ生成編
集手段115は、こうして求めた歩行者エリアのデータを
実際に近い形に修正する。
【0221】この修正では、例えば、図127に示すよ
うに、歩行者エリア内の街区に対して凸包算法を適用し
て、点線で表した外郭ストリートを求め、この点線部分
を、図128に示すように、新たな歩行者エリアとして
登録する。
【0222】凸包算法は、街区の或る頂点から他の各頂
点に直線を引いたときに最も外側に位置する直線を選択
し、次に、この直線で結ばれた頂点から、同じように他
の各頂点に直線を引いたときに最も外側に位置する直線
を選択し、この操作を順次繰り返すことによって、多角
形を求める方法である。
【0223】また、図126の歩行者エリアデータの修
正は、図129の手順で行なうこともできる。
【0224】ステップ402:街区を構成する頂点の内、
外郭道路までの距離が所定距離以内にあるすべての頂点
から最も近い外郭道路に向けて垂線を引き、この垂線が
他の街区の線分と交わらなければ、その頂点を外郭スト
リートの頂点と見なす。
【0225】ステップ403:こうして求めた頂点を結ぶ
ことによって図130に点線で示す外郭ストリートが得
られる。
【0226】ステップ404:この点線部分を、図131
に示すように、新たな歩行者エリアとして登録する。
【0227】この方法では、凸包算法で求めた外郭スト
リート(図128)よりも、街区に沿った、現実に近い
ものを得ることができる。
【0228】また、図126の歩行者エリアデータの修
正は、図132の手順で行なうこともできる。
【0229】ステップ501:図133に示すように、エ
リアの中心(黒丸)を求め、 ステップ502:街区を構成する頂点(但し、外郭道路ま
での距離が所定距離以内にある頂点)または街区の線分
上の点とエリアの中心とを通る直線を引き、この直線と
交わる街区の線分が頂点(または線分上の点)より外側
になければ、その点を外郭ストリートの頂点と見なす。
【0230】ステップ503:こうして求めた頂点を結ぶ
ことによって図133に点線で示す外郭ストリートが得
られる。
【0231】ステップ504:この点線部分を、図134
に示すように、新たな歩行者エリアとして登録する。
【0232】また、図126及び図132による修正方
法では、外郭道路までの距離が所定距離以内にある頂点
や線分だけを対象とするが、この外郭道路からの距離
は、外郭リンクの道路幅に応じて、道路幅が広ければ、
前記距離が短く、道路幅が狭ければ、前記距離が長くな
るように、可変しても良い。
【0233】このように、歩行者エリアのデータを現実
に近い形に修正することにより、的確な歩行者経路案内
が可能になる。
【0234】(第8の実施形態)第8の実施形態では、
前述した各種の方法を適宜用いて歩行者用地図データを
生成する歩行者用地図データ生成編集手段について説明
する。
【0235】この歩行者用地図データ生成編集手段は、
図148に示すように、第1の実施形態で説明した道路
地図と市街地図とを用いた歩行者用地図データの生成方
法を実施する第1の歩行者地図データ生成手段1151と、
第2の実施形態で説明した市街地図データを用いた歩行
者用地図データの生成方法を実施する第2の歩行者地図
データ生成手段1152と、第3の実施形態で説明した道路
地図データを分割して歩行者エリアを生成する方法を実
施する第3の歩行者地図データ生成手段1153と、第4の
実施形態で説明した経路探索の葉が基本道路に辿り着く
までのリンク及びノードをグループ化する歩行者用地図
データの生成方法を実施する第4の歩行者地図データ生
成手段1154と、第6の実施形態で説明した構内地図デー
タからストリートのデータを生成する第5の歩行者地図
データ生成手段1155と、第5の実施形態で説明した流量
の多いリンクを検出して、それに関係するエリアを分割
する方法を実施する歩行者ブリッジ検出手段1156と、図
125に示す歩行者エリアデータの修正方法を実施する
第1の歩行者地図データ修正手段1157と、図129に示
す歩行者エリアデータの修正方法を実施する第2の歩行
者地図データ修正手段1158と、図132に示す歩行者エ
リアデータの修正方法を実施する第3の歩行者地図デー
タ修正手段1158と、各手段1151〜1159のいずれかを選択
して起動する生成手段決定手段1160とを備えている。
【0236】この生成手段決定手段1160は、入出力制御
手段111から地図データ生成に関するパラメータを受け
取ると、そのパラメータに応じた地図データ生成手段及
び修正手段を起動して歩行者用地図データを生成する。
【0237】この歩行者用地図データ生成編集手段で
は、各種の歩行者地図データの生成手段や修正手段を組
み合わせることによって、誤りの少ない歩行者地図デー
タを効率的に生成することができる。
【0238】(第9の実施形態)第9の実施形態の歩行
者情報提供システムは、歩行者用の経路情報を歩行者に
分かり易い形で提示することができる。
【0239】このシステムは、ハード構成として、第1
の実施形態と同様に、図1、図2及び図3の構成を備え
ている。このシステムの歩行者用経路探索手段112は、
経路として、歩行者エリアの外周に接する外郭道路の歩
道(外郭ストリート)を優先して探索する。また、入出
力制御手段111は、歩行者用経路探索手段112によって探
索された経路を絵文字の経路情報データに変えて出力
し、このデータを受信した携帯用端末の表示画面上に絵
文字が表示される。
【0240】まず、歩行者用経路探索手段112による外
郭ストリート優先の経路探索について、図86の摸式地
図を例に説明する。経路探索の結果は、図87に太線で
示している。
【0241】歩行者用経路探索手段112は、図85に示
す手順でこの経路探索を行なう。
【0242】ステップ020:出発地(Start)が属するエ
リア(A)において、出発地からの直線距離が最も短い
外郭道路(a)のストリート(歩道)を求め(これを最
近ストリートという)、出発地から最近ストリートまで
の経路(ア)を求める。
【0243】ステップ030:目的地(End)が属するエリ
ア(C)において、目的地からの直線距離が最も短い外
郭道路の最近ストリート(e)を求め、出発地から最近
ストリートまでの経路(イ)を求める。
【0244】ステップ040:次に、出発エリア(A)か
ら目的地エリア(C)までの経由すべきエリアを求め
(A→B→C)、エリアからエリアに渡る際のブリッジ
と、そのブリッジが接するストリート(BS)(エリア
Aではストリートd、エリアBではストリートaとスト
リートe、エリアCではストリートb)とを求める。
【0245】ステップ050:次に、出発エリア(A)で
は、最近ストリート(a)からブリッジが接するBSス
トリート(d)までの外郭ストリートを求め、また、目
的地エリア(C)では、最近ストリート(e)からBS
ストリート(b)までの外郭ストリートを求め、また、
その他のエリア(B)では、一方のBSストリート
(a)から他方のBSストリート(e)までの外郭スト
リートを求める。このとき、歩行者用経路探索手段112
は、所要時間や属性などに基づいて、外郭ストリートを
右または左に回ることを決定する。
【0246】ステップ060:歩行者用経路探索手段112
は、こうして、図87に太線で示す出発地から目的地ま
での経路を求め、得られた経路データ(図88に示す)
を順に入出力制御手段111に出力する。
【0247】なお、この外郭ストリート優先の歩行者経
路探索は、歩行者地図データ13のデータ配列を次のよう
に整備することによって効率化できる。
【0248】まず、歩行者エリアのストリートを外郭ス
トリートとエリア内部のストリートとに分類し、外郭ス
トリートについては、1つのストリートを起点として、
そこから右または左回りに順番にストリートデータを配
列する。
【0249】こうした場合、歩行者用経路探索手段112
は、最近ストリートやBSストリートを求めた後、デー
タの配列に従って、歩行者の進行方向に対応する隣接す
るストリートデータを順次読み出すことにより、一連の
外郭ストリートのデータを得ることができる。
【0250】さて、歩行者用経路探索手段112から探索
結果の経路データが入力した入出力制御手段111は、そ
の外郭ストリートのデータを絵文字の経路情報データに
変えて出力する。一方、携帯端末装置には、絵文字のデ
ータに対応するキャラクタが準備されており、携帯端末
の表示画面には、入出力制御手段111から送られて来る
データに基づいて、絵文字の経路情報が表示される。
【0251】図90は、外郭道路に関する絵文字の経路
情報の一例を示しており、歩行者の進行方向が外郭道路
の歩道側車線の車の進行方向との関係で表され、また、
道路沿いの施設やストリートの距離などの情報が併せて
表示される。
【0252】入出力制御手段111は、この外郭ストリー
トに関する絵文字の経路情報を図89に示す手順で作成
し、出力する。
【0253】ステップ120:歩行者用経路探索手段112か
ら経路探索処理結果の経路データが入力すると、 ステップ125:各エリアにおいて、歩行者が始点から終
点までの外郭道路を時計回りに回るのか、反時計回りに
回るのかを判断し、時計回りのときは車の進行方向が歩
行者の進行方向と反対になるように、また、反時計回り
のときは車の進行方向が歩行者の進行方向と一致するよ
うに絵文字情報を作成する。これは、車両左側通行の国
では、歩行者エリアの外周に接する道路車線では、必ず
反時計回りに車両が流れているためである。
【0254】ステップ130:また、経路上のストリート
に施設データが割り当てられているときには、その施設
データに対応する絵文字情報を出力する。図87の例で
は、エリアAの外郭ストリートを順に辿ると、ストリー
トbに銀行があるので銀行のマークを表示し、ストリー
トcに郵便局があるので郵便局のマークを表示する。こ
のとき、これらの施設が外郭道路のこちら側に在るとき
は、歩行者の進行方向を表す矢印の下側にこれらの施設
のマークを表示し、外郭道路の向こう側に在るときは、
矢印の上側にこれらの施設のマークを表示する。また、
車の進行方向が歩行者の進行方向と一致するときは、矢
印の下側に矢印の方向を向く車を表示し、車の進行方向
が歩行者の進行方向の逆であるときは、矢印の上側に矢
印と反対方向を向く車を表示する。また、次のエリアに
渡るための横断歩道までの距離を、車が無い矢印の側に
表示する。
【0255】ステップ140:エリアから次のエリアに移
ることを、矢印の先に横断歩道を画いて表示する。
【0256】ステップ150:ステップ125〜ステップ140
の動作を始点エリアから終点エリアまで繰り返す。エリ
アBでは、歩行者の進行方向がストリートaからストリ
ートeまで反時計回りなので、矢印の下側に矢印の方向
を向く車を表示し、ストリートa、f、eを順に辿った
ときに在る横断歩道、N社及び消防署のマークを表示
し、また、ストリートaの横断歩道からこのエリアBの
終点であるストリートeの横断歩道までの距離を表示す
る。同様にエリアCでは、歩行者の進行方向が時計回り
になるため、矢印の上側に矢印と反対方向を向く車を表
示し、ストリートc、dを順に辿ったときに在る駐車場
及び公園のマークを表示し、また、ストリートbの横断
歩道からストリートeまでの距離を表示する。
【0257】また、始点エリアAについては、経路探索
された始点から外郭道路の最近ストリートaまでの経路
を図91のように地図で表示し、終点エリアCについて
も、最近ストリートeから終点までの経路を図92のよ
うに地図で表示する。
【0258】このように、このシステムでは、交通量が
多い外郭道路を優先して案内するとともに、そこでの車
の流れと関連付けて歩行者の進行方向を教えている。そ
のため、歩行者は、出発地や目的地近辺以外では、地図
や余分なランドマークなどの直接的な表示が無くとも、
進むべき経路を容易に理解することができる。
【0259】また、このシステムでは、絵文字で経路を
案内しているため、携帯端末側にランドマークや矢印、
自動車などに対応するキャラクタを準備しておくことに
より、携帯端末へのデータ転送量を減らすことができ
る。
【0260】(第10の実施形態)第10の実施形態の
歩行者情報提供システムは、提供する地図データをデフ
ォルメ化し、携帯端末に転送するデータ量を減らしてい
る。
【0261】このシステムでは、歩行者用経路探索手段
112が歩行者用経路を探索すると、入出力制御手段111が
それをデフォルメ化して携帯端末に送信する。
【0262】入出力制御手段111は、このデフォルメ化
を図93に示す手順で行なう。
【0263】ステップ210:歩行者用経路探索手段112に
よる経路探索処理が終了し、地図データと探索された経
路とが入力すると、 ステップ220:入出力制御手段111は、この地図データか
ら経路上に無い道路を削除し、経路上にある各道路の線
分の特徴点を抽出する。
【0264】このデフォルメ処理が行なわれる地図デー
タの一例を図94に示し、歩行者用経路探索手段112に
よる経路探索処理の結果を図95に示している。ステッ
プ220では、図96に示すように、太線で表されたAか
らBまでの経路の出発地点及び目的地点並びにこの経路
が他の道路と交差する交差点を抽出する。図96では、
これらの点を黒丸で示している。次いで、AからBまで
の経路に対して無関係である道路bを削除する。次い
で、図97に示すように、黒丸の間を結ぶリンクにおけ
る特徴点を抽出する。図97では、抽出された特徴点を
黒四角で示しており、リンクaに関しては、特徴点とし
てa1とa2とが抽出され、a3は特徴点として抽出されなか
ったことを示している。
【0265】ステップ230:入出力制御手段111は、各リ
ンクにおいて、黒丸を通り、黒四角を補間点とする曲線
を多項式近似関数で導き、その関数の係数を算出して、
各リンクの始点、終点の座標と、算出した係数とを携帯
端末に出力する。
【0266】例えば多項式近似関数としてy=ann
n-1n-1+‥+a00を用いた場合には、図100に
示すように、係数an、an-1、‥の値とリンクの始点及
び終点のxの値とが携帯端末側に与えられ、携帯端末
は、与えられた値をこの多項式近似関数に代入して、リ
ンクの始点及び終点のx,y座標とこの始点、終点を通
るリンク形状とを再現する。なお、y軸方向に沿ってい
る道路の場合には、逆関数による多項式の方がリンク形
状を表し易いため、逆関数を使用する。このときは逆関
数フラグを付して、それを識別可能にする。
【0267】図98には、携帯端末で再現されるデフォ
ルメ化した地図を示している。このデフォルメした地図
上に図99に示す経路が表示される。
【0268】このように、このシステムでは、地図のデ
フォルメ化によって、携帯端末に転送するデータ量を削
減することができる。そのため、携帯端末に対して経路
情報を高速で提供することができ、また、携帯端末に複
数の地理情報を転送し、携帯端末の画面に同時に複数の
地図を表示させたりすることが可能になる。
【0269】(第11の実施形態)第11の実施形態の
歩行者情報提供システムでは、第10の実施形態と異な
り、移動平均法を用いて地図データをデフォルメ化す
る。
【0270】このシステムの入出力制御手段111は、こ
のデフォルメ化を図101に示す手順で行なう。
【0271】ステップ310:歩行者用経路探索手段112に
よる経路探索処理が終了し、地図データと探索された経
路とが入力すると、 ステップ320:入出力制御手段111は、この地図データか
ら経路の出発地点及び目的地点並びにこの経路が他の道
路と交差する交差点を抽出し、また、経路上に無い道路
を削除し、さらに、交差点間を結ぶリンクの補間点を3
点の移動平均によって求める。
【0272】このデフォルメ処理が図94の地図に対し
て行なわれ、歩行者用経路探索手段112による経路探索
処理の結果が図95の通りであるとする。ステップ320
における経路の出発地点、目的地点及び交差点の抽出、
並びに、経路上に無い道路の削除は、第10の実施形態
と同様に行なわれる。抽出された出発地点、目的地点及
び交差点を図102に黒丸で表している。交差点間を結
ぶリンクに対しては、リンク上の一定距離ごとの地点の
座標を求め、この地点を1つずつずらしながら隣接する
3地点の座標の平均値を算出し、この平均の地点を補間
点として設定する。図102では、この補間点を黒四角
で示している。
【0273】ステップ330:入出力制御手段111は、こう
して求めた経路の出発地点及び目的地点、交差点、補間
点の各座標データを携帯端末装置に出力する。
【0274】携帯端末装置では、これらの点を結ぶこと
によって図103に示す地図を表示し、探索された経路
を図104のように表示する。
【0275】このように、このシステムでは、簡単な演
算で地図をデフォルメ化し、携帯端末装置に転送するデ
ータ量の削減を図ることができる。
【0276】(第12の実施形態)第12の実施形態の
歩行者情報提供システムは、地下街やビル内における経
路を、その経路を進んだときに側面に何が見えるかを示
すことによって案内する。このシステムの歩行者地図デ
ータ13には、図106に例示する地下街/ビル内などの
構内を示す地図データが保持され、また、構内の施設の
データとして、次の施設の図形データとその位置や高さ
などの属性情報とが保持されている。
【0277】掲示板/案内板/エスカレータ/エレベー
タ/トイレ/コインロッカー/電話ボックス/消火栓/
階段/非常口/売店/時計/(停車位置/車両番号)/
構内用のノードとリンクの情報 この施設データの構造は通常の施設データと同じであ
る。
【0278】また、図106の地図データから、図10
7に点線で示す、構内におけるストリートのデータが歩
行者用地図データ生成編集手段115(第6の実施形態)
により生成され、このストリートデータが歩行者地図デ
ータ13に保持されている。このストリートデータの構造
は通常のストリートデータと同じである。
【0279】歩行者用経路探索手段112は、構内のスト
リートデータを用いて構内の経路を探索し、探索結果を
入出力制御手段111に出力する。これを受けて、入出力
制御手段111は、歩行者地図データ13の図形データを読
出し、歩行経路に沿う構内の側面図の情報を提供する。
入出力制御手段111は、この動作を図105に示す手順
で行なう。ここでは、経路としてA→D→Eのストリー
トを順に通る場合について説明する。
【0280】ステップ410:ユーザにより表示する側面
として右または左のいずれかが指定され(ここでは右が
指定されたとする)、 ステップ420:歩行者用経路探索手段112から、探索され
た経路A、D、Eが入力すると、 ステップ430:入出力制御手段111は、この経路を順に辿
り、通過するすべてのストリートにおいて、その右側に
垂線を下ろし、垂線と交わるオブジェクトを順に表示す
る。
【0281】図108は、入出力制御手段111から出力
される図形データに基づいて、携帯端末の画面に表示さ
れる側面図を示している。まず、図107のAのストリ
ートの右側を見ていくと、壁/掲示板/角/コインロッ
カー/角/壁が順に見えるので、入出力制御手段111
は、それぞれに対応する施設データを参照してキャラク
タの大きさを決定し表示する。次にDのストリートにつ
いても同様に壁/角/案内板が見えるのでこれらを表示
する。次にEのストリートについても同様に案内板/壁
/階段が見えるのでこれらを表示する。Eのストリート
でこの構内での経路が尽きるので処理を終了する。
【0282】このように、このシステムでは、構内にお
ける経路を側面図によって案内することができる。
【0283】また、このシステムでは、地下街やビル内
だけでなく、駅のホームなどを案内の対象とすることも
できる。図109及び図110には、駅ホームを側面か
ら表示した図の一例を示している。駅構内の案内では、
各駅毎に、前記手順でホームの側面図を予め生成して登
録し、ユーザの経路案内の要求に基づいて、登録した側
面図を表示するようにしてもよい。
【0284】(第13の実施形態)第13の実施形態で
は、構内のベクトル図から2点間の経路を直接探索する
方法について説明する。
【0285】歩行者用経路探索手段112は、構内のスト
リートデータが整備されていないときでも、図117に
示す手順で構内の経路を探索することができる。
【0286】ステップ2010:例えば図118に示す構内
図で、始点bと終点aとが入力されると、 ステップ2020:歩行者用経路探索手段112は、始点bか
ら前方に照射した光線の照射方向を終点a側に移動して
行ったとき、最初にその光線を遮る頂点を求める。次い
で、その頂点から、同様に、光線を照射し、その照射方
向を終点a側に移動して行ったときに、最初にその光線
を遮る頂点を求める。これを光線が終点aに達するまで
繰り返すことによって、図119に黒の太線で示す、b
からaへの折れ線近似関数を得る。
【0287】ステップ2030:次に、図120に示すよう
に、構内図の多角形の頂点位置にある折れ線の折れ点を
構内の内側へ僅かに移動し、折れ線を構内図の多角形の
頂点から離す。
【0288】また、図121〜図123は、同様の方法
で始点bから終点dまでの経路を求める手順を示してい
る。
【0289】このように、このシステムでは、構内のス
トリートデータが無い場合でも、構内のベクトル図か
ら、直接、構内経路を探索することができる。
【0290】なお、図124に示すように、構内地図に
a、b、cのような袋小路がある場合には、このような
余分な枝葉(小路)を予め取り除く処理を行なうことに
よって、第6の実施形態でのストリート抽出処理や、第
13の実施形態での折れ線近似による経路探索処理の計
算量を減らすことができる。
【0291】(第14の実施形態)第14の実施形態の
歩行者情報提供システムは、歩行経路の交差点の形状を
歩行者に見やすい形で提示する。
【0292】このシステムの入出力制御手段111は、図
135に示す手順で交差点を拡大表示する。
【0293】ステップ2010:探索された歩行者経路上の
交差点を抽出し、 ステップ2020:歩行者地図データ13に記録されたタウン
情報などの情報を参照して、交差点付近の地図を作成
し、これを抽出した交差点上に貼り付ける。
【0294】図136は、探索された歩行者経路を示
し、図137は、この地図の交差点に交差点付近の拡大
地図を貼り付けた状態を示している。
【0295】このように、地図上に交差点の拡大図形を
重ねることによって、歩行者は、それらが別々に表示さ
れているときよりも、進むべき経路を簡単に理解するこ
とができる。なお、交差点の拡大図形は、地図上の該当
する交差点の周辺に重ね合わせるようにしてもよい。
【0296】このように、本発明の歩行者情報提供シス
テムは、各実施形態で説明したように、歩行者に有益な
情報を、分かり易い形で提供することができる。図示し
た各種データは、一例であって、これに限るものではな
い。種々の変更や追加が可能である。例えば、ストリー
トデータの属性として、老人用にベンチの場所などを加
えることによって、老人に対して、一層キメ細かい経路
探索が可能になる。
【0297】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の歩行者情報提供システムは、歩行者であるユーザの要
求に応えて、該当地図の検索や経路探索を高速で実行
し、歩行の実態に合致する、歩行者に有益な各種の情報
を提供することができる。
【0298】また、地下街やビル内、あるいは交差点や
外郭道路などを歩行者に分かり易く案内することができ
る。
【0299】また、データ転送量の削減が可能であるた
め、携帯端末への迅速な情報提供を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における歩行者情報提
供システムの全体構成図、
【図2】歩行者用経路探索手段の構成図、
【図3】歩行者用地図データ検索手段の構成図、
【図4】歩行者エリアと非歩行者エリアに関するブロッ
クとストリートの対応表、
【図5】非歩行者エリアの分類に関する概念図、
【図6】歩行者地図の基本概念図、
【図7】(a)歩行者エリアの構成図、(b)非歩行者
エリアの構成図、
【図8】エリアの要素を持つブロックの構成図、
【図9】歩行者エリアデータの例、
【図10】歩行者用地図データの基本構成図とインデッ
クス群を示す図、
【図11】名称探索木の例、
【図12】住所探索木の例、
【図13】地図−エリア対応テーブルの例、
【図14】タウンテーブルの例、
【図15】該当データ検索手段のフローチャート、
【図16】住所該当データ検索手段のフローチャート、
【図17】住所該当データ手段における入力データの
例、
【図18】緯度経度該当データ検索手段のフローチャー
ト、
【図19】緯度経度該当データ手段における入力データ
の例、
【図20】ブロックデータの例、
【図21】名称該当データ検索手段のフローチャート、
【図22】名称該当データ手段における入力データの
例、
【図23】最寄りデータ検索手段のフローチャート、
【図24】最寄りデータ検索手段における入力データの
例、
【図25】属性決定手段におけるフローチャート、
【図26】属性決定手段における入力データの例、
【図27】ユーザカテゴリ表、
【図28】天候及び時刻カテゴリ表、
【図29】決定されたストリート属性の優先順位を示す
表、
【図30】ニューラルネットを用いた属性決定手段のフ
ローチャート、
【図31】ニューラルネットの入力値の例、
【図32】ニューラルネットの入出力の重み定数の例、
【図33】ニューラルネットの出力値の例、
【図34】二地点間の経路探索手段におけるフローチャ
ート、
【図35】二地点間の経路探索における概念図、
【図36】二地点間の経路探索における入力データの
例、
【図37】二地点間の経路探索に用いるエリアデータの
例、
【図38】二地点間の経路探索に用いるエリアデータの
例の続き、
【図39】二地点間の経路探索に用いるブロックデータ
の例、
【図40】二地点間の経路探索に用いるブロックデータ
の例の続き、
【図41】二地点間の経路探索に用いるブロックデータ
の例の続き、
【図42】二地点間の経路探索に用いるストリートデー
タの例、
【図43】二地点間の経路探索に用いるストリートデー
タの例の続き、
【図44】二地点間の経路探索に用いるストリートデー
タの例の続き、
【図45】二地点間の経路探索に用いるストリートデー
タの例の続き、
【図46】二地点間の経路探索に用いるストリートデー
タの例の続き、
【図47】二地点間の経路探索に用いるストリートデー
タの例の続き、
【図48】二地点間の経路探索に用いるストリートデー
タの例の続き、
【図49】二地点の一方が地下にある場合の経路探索に
おける概念図、
【図50】二地点の一方が地下にある場合の経路探索に
おける入力データの例、
【図51】二地点の一方が地下にあり他方が建築物の中
にある場合の経路探索における概念図、
【図52】二地点の一方が建築物の中にある場合の経路
探索における概念図、
【図53】二地点の一方が地下にあり他方が建築物の中
にある場合の経路探索における入力データの例、
【図54】複数目的地がある場合の経路探索手段におけ
るフローチャート、
【図55】複数目的地がある場合の経路探索における入
力データの例、
【図56】複数目的地がある場合の経路探索における概
念図、
【図57】複数交通機関を使う際の経路探索手段におけ
るフローチャート、
【図58】複数交通機関を使う際の経路探索における入
力データの例、
【図59】複数交通機関を使う際の経路探索における出
発地から最寄り駅までの概念図、
【図60】歩行者時間シミュレーション手段におけるフ
ローチャート、
【図61】歩行者時間シミュレーションにおける入力デ
ータの例、
【図62】歩行者時間シミュレーションにおける出力デ
ータの例、
【図63】歩行者スケジューリング手段におけるフロー
チャート、
【図64】歩行者スケジューリングにおける入力データ
の例、
【図65】交通機関決定手段におけるフローチャート、
【図66】交通機関決定における入力データの例、
【図67】交通機関決定に用いるバスダイヤの例、
【図68】交通機関決定手段における出力データの例、
【図69】交通機関決定手段における出力データの例、
【図70】道路地図データから歩行者用地図データを生
成する歩行者用地図データ生成手段のフローチャート、
【図71】道路地図データから歩行者用地図データを生
成する第1段階の摸式図、
【図72】道路地図データから歩行者用地図データを生
成する第2段階の摸式図、
【図73】道路地図データから歩行者用地図データを生
成する第3段階の摸式図、
【図74】道路地図データの例、
【図75】作成された歩行者用地図データの例、
【図76】作成された歩行者用地図データの他の例、
【図77】作成された歩行者用地図データのブロックの
例、
【図78】作成された歩行者用地図データのストリート
の例、
【図79】作成された歩行者用地図データのストリート
の他の例、
【図80】第2の実施形態における市街地図データから
歩行者用地図データを生成する歩行者用地図データ生成
手段のフローチャート、
【図81】第2の実施形態の方法により市街地図データ
から歩行者用地図データを生成する第1段階(a)、第
2段階(b)、第3段階(c)、第4段階(d)の摸式
図、
【図82】数値地図のデータの例 、
【図83】作成された歩行者用地図データのエリアにお
ける道路データの例、
【図84】作成された歩行者用地図データの例、
【図85】第9の実施形態の外郭道路優先の経路探索を
行なう歩行者用経路探索手段の手順を示すフローチャー
ト、
【図86】外郭道路優先の経路探索を説明する摸式地
図、
【図87】外郭道路優先の経路探索結果を示す図、
【図88】外郭道路優先の経路探索結果のデータ例、
【図89】第9の実施形態の絵文字表示を行なう入出力
制御手段の手順を示すフローチャート、
【図90】絵文字表示例、
【図91】出発地付近のデフォルメ地図、
【図92】到着地付近のデフォルメ地図、
【図93】第10の実施形態の多項式関数を用いてデフ
ォルメ表示を行なう入出力制御手段の手順を示すフロー
チャート、
【図94】デフォルメ表示前の地図、
【図95】経路探索結果を示す地図、
【図96】交差点を抽出した地図、
【図97】特徴点を抽出した地図、
【図98】補間点を持つリンクをデフォルメした結果を
示した地図、
【図99】デフォルメした地図上に経路を示した図、
【図100】出力結果のデータを示す例、
【図101】第11の実施形態の移動平均法を用いてデ
フォルメ表示を行なう入出力制御手段の手順を示すフロ
ーチャート、
【図102】デフォルメする以前の地図、
【図103】デフォルメした地図、
【図104】デフォルメした地図上に経路を示した図、
【図105】第12の実施形態の側面図を作成する入出
力制御手段の手順を示すフローチャート、
【図106】構内を示した摸式図、
【図107】構内におけるストリートの情報を点線で示
した摸式図、
【図108】構内を側面から表示した図、
【図109】駅のホームを側面から表示した図、
【図110】駅のホームを側面から表示した他の図、
【図111】第6の実施形態の構内ベクトル図からスト
リートを抽出する歩行者地図データ生成編集手段の手順
を示すフローチャート、
【図112】構内図の例、
【図113】ボロノイ図、
【図114】構内の辺と接する線分を削除した図、
【図115】余分な線分を削除した図、
【図116】取り出されたストリートデータの図、
【図117】第13の実施形態の構内ベクトル図から経
路を探索する歩行者用経路探索手段の手順を示すフロー
チャート、
【図118】構内図の例、
【図119】折れ線近似によって求められた経路の図、
【図120】修正された経路の図、
【図121】構内図の例、
【図122】折れ線近似によって求められた経路の図、
【図123】修正された経路の図、
【図124】構内図の例、
【図125】第7の実施形態の歩行者地図データを作成
する歩行者地図データ生成編集手段の手順を示すフロー
チャート、
【図126】補正前の歩行者エリア内における道路地図
の外郭座標と街区座標を示す図、
【図127】凸包算法を適応した結果の図、
【図128】修正された歩行者エリアを表す図、
【図129】歩行者地図データの第2の修正手順を示す
フローチャート、
【図130】第2の修正手順を適応した結果の図、
【図131】第2の修正手順で修正された歩行者エリア
を表す図、
【図132】歩行者地図データの第3の修正手順を示す
フローチャート、
【図133】第3の修正手順を適応した結果の図、
【図134】第3の修正手順で修正された歩行者エリア
を表す図、
【図135】第14の実施形態の交差点拡大表示処理を
行なう入出力制御手段の手順を示すフローチャート、
【図136】経路探索結果の図、
【図137】経路探索結果の表示例を示す図、
【図138】第3の実施形態の歩行者用地図データ生成
編集手段の動作手順を示すフローチャート、
【図139】前記歩行者用地図データ生成編集手段によ
り生成される歩行者用地図の概念図、
【図140】前記歩行者用地図データ生成編集手段の生
成動作を説明する説明図、
【図141】第4の実施形態の歩行者用地図データ生成
編集手段の動作手順を示すフローチャート、
【図142】前記歩行者用地図データ生成編集手段によ
り生成される歩行者用地図の概念図、
【図143】前記歩行者用地図データ生成編集手段の生
成動作を説明する説明図、
【図144】第5の実施形態の歩行者用地図データ生成
編集手段の動作手順を示すフローチャート、
【図145】前記歩行者用地図データ生成編集手段の生
成動作を説明する説明図、
【図146】前記説明図の一部拡大図、
【図147】前記歩行者用地図データ生成編集手段によ
り生成された地図データを説明する説明図、
【図148】第8の実施形態の歩行者用地図データ生成
編集手段の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 歩行者情報処理装置 13 歩行者用地図データ 111 入出力制御手段 112 歩行者用経路探索手段 113 スケジューリング手段 114 歩行者用地図データ検索手段 115 歩行者用地図データ生成編集手段 116 時間シミュレーション手段 117 交通機関決定手段 1121 複数地点間の経路探索手段 1122 二点間における経路探索手段 1123 複数交通機関の経路探索手段 1124 属性決定手段 1141 該当データ検索手段 1142 最寄り情報検索手段 1144 住所該当データ検索手段 1145 緯度経度該当データ検索手段 1146 名称該当データ検索手段 1147 タウン情報検索手段 1151 第1歩行者地図データ生成手段 1152 第2歩行者地図データ生成手段 1153 第3歩行者地図データ生成手段 1154 第4歩行者地図データ生成手段 1155 第5歩行者地図データ生成手段 1156 歩行者ブリッジ検出手段 1157 第1歩行者地図データ修正手段 1158 第2歩行者地図データ修正手段 1159 第3歩行者地図データ修正手段 1160 生成手段決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/40 370C

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩行者に必要な情報を提供するシステム
    であって、 歩行者用地図データを格納する記憶装置と、 ユーザからの入力に応じて前記記憶装置より必要な歩行
    者用地図データを取得し、提示すべき情報を生成する歩
    行者情報処理装置とを備え、 前記記憶装置に、歩行者が安全に歩行できない非歩行者
    エリアと歩行者が安全に歩行できる歩行者エリアとに分
    類されたエリアのデータと、前記各エリアにおいて歩行
    者が歩行できる領域であるストリートのデータと、前記
    各エリアにおいて歩行できない領域であるブロックのデ
    ータと、前記ブロックまたはストリートを住所または名
    称から検索するインデックスと、地図上の各区画に属す
    る前記エリアを記述したテーブルとが格納され、 前記歩行者情報処理装置が、ユーザからの入力を受け付
    ける入出力制御手段と、入力に適した歩行者用地図デー
    タを前記記憶装置から取得する歩行者用地図データ検索
    手段と、取得された前記データを用いて歩行者用経路を
    探索する歩行者用経路探索手段とを具備することを特徴
    とする歩行者情報提供システム。
  2. 【請求項2】 前記エリアのデータが、エリアIDと、
    隣接エリアのエリアIDと、隣接エリアとの出入口のデ
    ータと、エリアに属するブロック及びストリートのID
    と、エリアの地図上の位置を示すデータとを持ち、前記
    ブロックのデータが、ブロックIDと、ブロック名と、
    所属するエリアのIDと、ブロックの入口が接続するス
    トリートのIDと、ブロックの住所と、ブロックの地図
    上の位置を示すデータとを持ち、前記ストリートのデー
    タが、ストリートIDと、ストリート名と、所属するエ
    リアのIDと、ストリートに固有の属性データと、スト
    リート間の接続情報と、ストリートの住所と、ストリー
    トの始点及び終点の地図上の位置を示すデータとを持つ
    ことを特徴とする請求項1に記載の歩行者情報提供シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記ストリートのデータが、前記固有の
    属性データとして、ストリートの地理的情報と、路側に
    敷設されている敷設物の情報と、ストリートの時間によ
    って変動する状況を表す時間的情報とを持つことを特徴
    とする請求項2に記載の歩行者情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記ブロックが建築物であるとき、前記
    ブロックのデータが、前記建築物の立体表示を可能にす
    る3次元情報を持つことを特徴とする請求項2に記載の
    歩行者情報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記ブロックの一部が、内部にエリアの
    要素を持つことを特徴とする請求項1または2に記載の
    歩行者情報提供システム。
  6. 【請求項6】 前記歩行者用地図データ検索手段が、入
    力された住所から前記インデックスを用いてブロックま
    たはストリートのデータを検索する住所該当データ検索
    手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の歩行
    者情報提供システム。
  7. 【請求項7】 前記歩行者用地図データ検索手段が、入
    力された名称から前記インデックスを用いてブロックま
    たはストリートのデータを検索する名称該当データ検索
    手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の歩行
    者情報提供システム。
  8. 【請求項8】 前記歩行者用地図データ検索手段が、入
    力された緯度経度から地図上の区画を算出し、前記テー
    ブルを用いて前記区画に属するエリアを検索し、前記エ
    リアの中から前記緯度経度に該当するエリアを検索し、
    前記エリアに属するブロックの中から、前記緯度経度に
    該当するブロックを検索する緯度経度該当データ検索手
    段を具備することを特徴とする請求項1に記載の歩行者
    情報提供システム。
  9. 【請求項9】 前記記憶装置に、各エリアに含まれる各
    種対象物とその対象物が位置するブロックとをエリアご
    とに分けて記述したタウンテーブルが格納され、前記歩
    行者用地図データ検索手段が、入力された対象物の位置
    するブロックを、前記タウンテーブルを用いて、検索対
    象エリアを隣接エリアにまで拡げながら検索する最寄り
    情報検索手段を具備することを特徴とする請求項1に記
    載の歩行者情報提供システム。
  10. 【請求項10】 前記歩行者用経路探索手段が、入力さ
    れた歩行者、時間帯または天候のカテゴリに応じて選択
    すべき経路の属性を決定する属性決定手段を具備するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の歩行者情報提供システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記属性決定手段が、ニューラルネッ
    トを用いて前記属性を決定することを特徴とする請求項
    10に記載の歩行者情報提供システム。
  12. 【請求項12】 前記歩行者用経路探索手段が、前記属
    性決定手段の決定した属性を考慮して出発地から目的地
    に至る最適経路の探索を行なう2点間経路探索手段を具
    備することを特徴とする請求項10または11に記載の
    歩行者情報提供システム。
  13. 【請求項13】 前記2点間経路探索手段が、出発地の
    属するエリアから目的地の属するエリアに至るエリア間
    の最適経路を探索し、次いで、前記最適経路上にある各
    エリア内のストリートの最適経路を、前記属性決定手段
    の決定した属性を考慮して探索することを特徴とする請
    求項12に記載の歩行者情報提供システム。
  14. 【請求項14】 前記歩行者用経路探索手段が、前記属
    性決定手段の決定した属性を考慮して出発地から複数の
    目的地を巡る最適経路を探索する複数地点経路探索手段
    を具備することを特徴とする請求項10または11に記
    載の歩行者情報提供システム。
  15. 【請求項15】 前記記憶装置に、交通機関の路線及び
    ダイヤに関する交通機関データが格納され、前記歩行者
    用経路探索手段が、出発地及び目的地の最寄りの駅を検
    索し、出発地及び目的地から前記最寄りの駅までの最適
    経路を前記属性決定手段の決定した属性を考慮して探索
    し、出発地の最寄りの駅から目的地の最寄りの駅までの
    最適路線を前記交通機関データを用いて探索する交通機
    関利用経路探索手段を具備することを特徴とする請求項
    10または11に記載の歩行者情報提供システム。
  16. 【請求項16】 前記歩行者情報処理装置が、訪れる時
    刻が決まっている目的地の訪問順序を決めた後、訪れる
    時刻が決まっていない目的地を含めた全ての目的地の訪
    問順序を決定し、前記各目的地を訪れるための最適経路
    を探索するスケジューリング手段を具備することを特徴
    とする請求項1に記載の歩行者情報提供システム。
  17. 【請求項17】 前記歩行者情報処理装置が、探索され
    た経路を利用したときの出発地から目的地に至る所要時
    間を算出する時間シミュレーション手段を具備すること
    を特徴とする請求項1に記載の歩行者情報提供システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記歩行者情報処理装置が、全ての交
    通機関を利用して出発地から目的地に至る経路を探索
    し、前記各経路における出発地から目的地に至る所要時
    間を比較して利用すべき交通機関を決定する交通機関決
    定手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の歩
    行者情報提供システム。
  19. 【請求項19】 前記歩行者用地図データを道路地図か
    ら作成する歩行者用地図データ生成手段を具備すること
    を特徴とする請求項1に記載の歩行者情報提供システ
    ム。
  20. 【請求項20】 前記歩行者用地図データを市街地図か
    ら作成する歩行者用地図データ生成手段を具備すること
    を特徴とする請求項1に記載の歩行者情報提供システ
    ム。
  21. 【請求項21】 前記歩行者用経路探索手段が、歩行者
    用経路として歩行者エリアの外周の外郭ストリートを優
    先して探索することを特徴とする請求項1に記載の歩行
    者情報提供システム。
  22. 【請求項22】 前記記憶装置に、歩行者エリアのスト
    リートが外郭ストリートとエリア内のストリートとに分
    けて格納され、前記外郭ストリートが一つの起点から順
    番に右または左回りに配列されていることを特徴とする
    請求項21に記載の歩行者情報提供システム。
  23. 【請求項23】 前記歩行者用経路探索手段が探索した
    経路を、車両の進行方向と関係付けて案内することを特
    徴とする請求項1、21または22に記載の歩行者情報
    提供システム。
  24. 【請求項24】 前記歩行者用経路探索手段が探索した
    経路を、キャラクタを用いて表示する絵文字の経路案内
    情報に変えて提供することを特徴とする請求項1に記載
    の歩行者情報提供システム。
  25. 【請求項25】 前記歩行者用経路探索手段が探索した
    経路を、デフォルメ化して提供することを特徴とする請
    求項1に記載の歩行者情報提供システム。
  26. 【請求項26】 前記デフォルメ化を、多項式関数を用
    いて行なうことを特徴とする請求項25に記載の歩行者
    情報提供システム。
  27. 【請求項27】 前記デフォルメ化を、探索された経路
    の座標の移動平均を算出して行なうことを特徴とする請
    求項25に記載の歩行者情報提供システム。
  28. 【請求項28】 前記歩行者用経路探索手段が探索した
    構内の経路を、その経路から見える構内の側面図によっ
    て案内することを特徴とする請求項1に記載の歩行者情
    報提供システム。
  29. 【請求項29】 前記記憶装置に、構内の各種施設に関
    する図形情報と属性情報とが格納されていることを特徴
    とする請求項28に記載の歩行者情報提供システム。
  30. 【請求項30】 構内のストリート情報をボロノイ図を
    用いて作成する歩行者用地図データ生成手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の歩行者情報提供シス
    テム。
  31. 【請求項31】 前記歩行者用経路探索手段が、構内の
    地図データを用いて折れ線関数近似により構内の経路を
    求めることを特徴とする請求項1に記載の歩行者情報提
    供システム。
  32. 【請求項32】 前記構内が、地下街、ビル内または駅
    構内であることを特徴とする請求項28乃至31に記載
    の歩行者情報提供システム。
  33. 【請求項33】 前記歩行者用地図データ生成手段が、
    道路地図から歩行者エリアの領域と該領域の外郭ストリ
    ートとを切り出すとともに、市街地図から前記歩行者エ
    リア内の街区の情報を取り込んで歩行者エリアのデータ
    を生成し、次いで前記外郭ストリートのデータを前記街
    区に沿うように修正することを特徴とする請求項19ま
    たは20に記載の歩行者情報提供システム。
  34. 【請求項34】 前記歩行者用地図データ生成手段が、
    凸包算法を用いて前記外郭ストリートの修正後の位置を
    求めることを特徴とする請求項33に記載の歩行者情報
    提供システム。
  35. 【請求項35】 前記歩行者用地図データ生成手段が、
    街区の境界線と交わらずに最も近い外郭ストリートに垂
    線を垂らすことができる街区の頂点を順次結ぶことによ
    って、前記外郭ストリートの修正後の位置を求めること
    を特徴とする請求項33に記載の歩行者情報提供システ
    ム。
  36. 【請求項36】 前記歩行者用地図データ生成手段が、
    前記歩行者エリアの中心から延びる直線に交わる最も外
    側の街区の境界線を順次結ぶことによって前記外郭スト
    リートの修正後の位置を求めることを特徴とする請求項
    33に記載の歩行者情報提供システム。
  37. 【請求項37】 前記歩行者用経路探索手段が探索した
    経路の交差点の拡大図形を、前記経路を示す地図に重ね
    て提供することを特徴とする請求項1に記載の歩行者情
    報提供システム。
  38. 【請求項38】 修正後の位置を求めるための前記街区
    の頂点または境界線を、前記外郭ストリートから所定の
    距離にある頂点または境界線に限定するとともに、前記
    距離を前記外郭ストリートの道路幅に応じて変更するこ
    とを特徴とする請求項35または36に記載の歩行者情
    報提供システム。
  39. 【請求項39】 前記歩行者用地図データ生成手段が、
    道路地図の基本道路における各ノードから、該ノードに
    接続されたリンクの数と一致する個数のノードを形成
    し、形成したノードのそれぞれには、前記リンクの中で
    異なる内角を挟む隣合う2辺のリンクとだけ接続させ、
    形成したこれらのノードを辿ることにより歩行者エリア
    を生成することを特徴とする請求項19に記載の歩行者
    情報提供システム。
  40. 【請求項40】 前記歩行者用地図データ生成手段が、
    道路地図の任意のノードから全方位にわたって経路探索
    を行ない、経路探索の先端の全てが基本道路に接するま
    でに通過した全道路のノードとリンクとをグループ化し
    て歩行者エリアを生成することを特徴とする請求項19
    に記載の歩行者情報提供システム。
  41. 【請求項41】 前記歩行者用地図データ生成手段が、
    歩行者エリア内の個々のリンクにおける歩行者の流量を
    計算し、前記流量が一定量以上となるリンクが存在する
    場合に、前記リンクを非歩行者エリアを渡るストリート
    と見て、前記歩行者エリア内に非歩行者エリアを生成す
    ることを特徴とする請求項19または20に記載の歩行
    者情報提供システム。
  42. 【請求項42】 前記歩行者用地図データ生成手段が、
    請求項19、20、30、33、34、35、36、3
    8、39、40及び41に記載した生成方法のいくつか
    を組み合わせて歩行者用地図データを生成することを特
    徴とする歩行者情報提供システム。
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