JP2001283236A - デフォルメ地図作成装置およびデフォルメ地図作成方法 - Google Patents

デフォルメ地図作成装置およびデフォルメ地図作成方法

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JP2001283236A
JP2001283236A JP2000099441A JP2000099441A JP2001283236A JP 2001283236 A JP2001283236 A JP 2001283236A JP 2000099441 A JP2000099441 A JP 2000099441A JP 2000099441 A JP2000099441 A JP 2000099441A JP 2001283236 A JP2001283236 A JP 2001283236A
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Kazuko Takahashi
和子 高橋
Takashi Tamada
隆史 玉田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地図情報の重要性の高低を考慮せずにデフォ
ルメ処理を行うため、作成されたデフォルメ地図は表示
スペースの有効利用が充分にできていないという課題が
あった。 【解決手段】 移動経路が交差する交点、移動経路の行
き止まりである端点、移動経路の方位角が変化する曲点
の各近傍にそれぞれ存在する基準目標物を抽出し、基準
目標物を結ぶ移動経路をそれぞれデフォルメ処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地図として機能
するための地図情報を損なわない程度に、記載された移
動経路や目標物をデフォルメ処理した地図を作成するデ
フォルメ地図作成装置およびデフォルメ地図作成方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種の移動手段(鉄道、バス、航空機、
船などの公共交通機関や徒歩)によって移動する移動経
路や目標物(目印、道標、ランドマーク)の位置関係や
縮尺について正確に記載した地図(以下、詳細地図とい
う)は、地図の利用者にとって不必要な地図情報までも
多く含んでいるために、次のような欠点が目立ってしま
うことがしばしばある。
【0003】第1に詳細地図から必要な地図情報を利用
者自身が取捨選択しなければならず、利用者にとっての
負担となる。第2に詳細地図をデータ転送する場合に
は、不必要な地図情報の分だけデータ転送時間が大きく
なってしまう。第3に移動体通信の携帯端末など表示能
力の低い装置に詳細地図を表示する場合には、地図情報
が視認しにくくなる。
【0004】このような詳細地図に対して、利用者にと
って必要な地図情報を損なわない程度に、移動経路や目
標物などをデフォルメ処理(単純化、省略化、近似化、
整形化などの処理)した地図(以下、デフォルメ地図と
いう)がある。デフォルメ地図では不必要な地図情報が
軽減されているので、この情報量の軽減に応じて前述し
た詳細地図に関する欠点も軽減される。すなわち、第1
に地図情報の取捨選択が行いやすくなり、第2にデフォ
ルメ処理に応じてデータ転送時間も軽減され、第3に表
示能力の低い装置に表示する場合でも地図情報の認識が
容易になる。
【0005】このようなデフォルメ地図は、情報通信技
術と組み合わせることによって特定地域の案内用地図や
2点間経路の誘導用地図を提供することができ、観光用
地図や車載ナビゲーションシステム、歩行者用ナビゲー
ションシステムなど多様な分野への応用が期待されてい
る。
【0006】デフォルメ地図を作成する従来のデフォル
メ地図作成装置として、例えば次のようなものがある。
特開平5−142993号公報(手書き入力された住所
に該当する場所の略地図を自動作成)、特開平10−7
4042号公報(交点の移動や道路領域の省略などを行
いデフォルメ地図を作成)、特開平11−96340号
公報(指定した線分の直交化や短縮化などを行ったり、
街区や移動経路を簡略化して一定画面内に表示)、特開
平11−265142号公報(出力解像度に応じて地図
情報の選択数を増減し、道路線分の変形、位置の補正を
行う)などが挙げられる。
【0007】図17は従来のデフォルメ地図作成装置を
用いて作成された2点間経路のデフォルメ地図の一例を
示す図である。ここでは、JR線の猪名寺駅にいるデフ
ォルメ地図の利用者が宝塚C郵便局まで移動しようとし
ている場合に作成されたデフォルメ地図を示している。
【0008】図17において、101は猪名寺駅(出発
点)、102は宝塚C郵便局(目的点)、103は宝塚
C郵便局102の周辺駅である宝塚駅(目標物)、10
4は猪名寺駅101と宝塚駅103とを結ぶJR線(鉄
道移動経路)であり、鉄道(移動手段、公共交通機関)
によって移動する。105〜108は宝塚C郵便局10
2と宝塚駅103までの間のJR線104にそれぞれ存
在する伊丹、北伊丹、川西、中山寺の各駅(目標物)、
109は宝塚駅103から宝塚C郵便局102までの道
路(徒歩移動経路)であり、徒歩(移動手段)によって
移動する。110はA小学校(目標物)、111はBス
トア(目標物)、112は交番(目標物)である。な
お、JR線104や道路109の周辺には、その他の目
標物も実際には記載されているが、説明の都合上省略し
ている。
【0009】「JR線104を運行する鉄道に猪名寺駅
101から乗車して、伊丹、北伊丹、川西、中山寺の各
駅105〜108をJR線104で通過し、宝塚駅10
3で降車、北口方面の道路109をA小学校110、B
ストア111、交番112を順次目印として歩いていく
と、宝塚C郵便局102まで移動できる」ことが、図1
7のデフォルメ地図から読み取られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のデフォルメ地図
作成装置は以上のように構成されているので、地図情報
の重要性の高低を考慮せずにデフォルメ処理を行うた
め、作成されたデフォルメ地図は表示スペースの有効利
用が充分にできていないという課題があった。
【0011】図17の例では、重要性の高い地図情報と
は、「JR線104」、「猪名寺駅101」、「宝塚駅
103」および「道路109」、「A小学校110」、
「Bストア111」、「交番112」の移動経路および
目標物のことであり、宝塚C郵便局102へ移動するた
めには欠かすことのできない地図情報である。これに対
して、重要性の低い地図情報とは、「伊丹、北伊丹、川
西、中山寺の各駅105〜108」の目標物および「各
駅105〜108間のJR線104」の移動経路は重要
性の低い地図情報であり、これらの地図情報は省略表示
されていても、猪名寺駅101にいる利用者は宝塚C郵
便局102まで移動することが可能である。
【0012】しかしながら、従来のデフォルメ地図作成
装置は地図情報の重要性を考慮していないため、図17
に示すように、重要性の高い地図情報と比べて、重要性
の低い地図情報がデフォルメ地図の大部分を占めてしま
い、表示画面の有効な利用ができていない。
【0013】特に、図17のように徒歩移動経路と鉄道
移動経路とが混在する場合(速さの異なる移動経路が複
数混在する場合)には、複数の移動手段の速さが異なる
ため、上記の課題はいっそう顕著になり、また表示能力
の低い移動体通信の携帯端末などにおいてデフォルメ地
図を表示しようとする場合にも、デフォルメ地図の視認
性を損なう要因となってしまう。
【0014】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、地図情報の重要性の高低を考慮し
てデフォルメ処理を行い、表示画面を有効に利用したデ
フォルメ地図を作成するデフォルメ地図作成装置および
デフォルメ地図作成方法を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデフォル
メ地図作成装置は、移動経路が交差する交点、移動経路
の行き止まりである端点、移動経路の方位角が変化する
曲点の各近傍にそれぞれ存在する基準目標物を目標物か
ら抽出し、基準目標物を結ぶ移動経路をそれぞれデフォ
ルメ処理するようにしたものである。
【0016】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、部分地図の表示範囲および表示タイプを指定する入
力手段と、詳細地図情報を記憶するデータベース手段
と、表示範囲に基づいて詳細地図情報から部分地図を抽
出する部分地図抽出手段と、部分地図に記載された目標
物を抽出し、移動経路が交差する交点、移動経路の終わ
りである端点、移動経路の方位角が変化する曲点の各近
傍に存在する基準目標物を目標物からそれぞれ抽出する
目標物抽出手段と、基準目標物を結ぶ移動経路をそれぞ
れデフォルメ処理し、目標物をデフォルメ処理するデフ
ォルメ処理手段と、移動経路および目標物がデフォルメ
処理された部分地図から表示タイプに基づいて表示デー
タを生成する表示データ生成手段と、表示データを表示
する出力手段とを備えるようにしたものである。
【0017】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、基準目標物を結ぶ移動経路の中間点に存在する目標
物を基準目標物として抽出するようにしたものである。
【0018】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、出発点および目的点から表示範囲が指定され、出発
点の一定距離内にある出発点周辺駅と目的点の一定距離
内にある目的点周辺駅とを探し出し、出発点周辺駅と目
的点周辺駅とを結ぶ移動経路を部分地図抽出手段が抽出
するようにしたものである。
【0019】表示範囲が目的点だけによって指定される
と、目的点周辺駅を全て出発点として部分地図抽出手段
が抽出するようにしたものである。
【0020】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、複数の地点が入力手段から指定されると、複数の地
点の近傍に存在する目標物も基準目標物として目標物抽
出手段が抽出するようにしたものである。
【0021】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、複数の地点が入力手段から指定されると、複数の地
点を全て含む部分地図を部分地図抽出手段が抽出するよ
うにしたものである。
【0022】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、特定の地理的範囲を意味する地域名称が入力手段か
ら指定されると、特定の地理的範囲を含む領域を部分地
図として部分地図抽出手段が抽出するようにしたもので
ある。
【0023】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、入力手段および出力手段が通信機能を有し、入力手
段は部分地図の表示範囲を通信機能によって指定し、出
力手段は表示範囲の部分地図を通信機能によって表示す
るようにしたものである。
【0024】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、デフォルメ処理された目標物や移動経路の情報に応
じて目標物や移動経路の表示色を変化させる表示データ
を表示データ生成手段が生成するようにしたものであ
る。
【0025】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、デフォルメ処理された目標物や移動経路の情報に応
じて目標物や移動経路を動画表示させる表示データを表
示データ生成手段が生成するようにしたものである。
【0026】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、デフォルメ処理された部分地図の一部の表示比率を
表示データ生成手段が変更できるようにしたものであ
る。
【0027】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、街灯、高架、高架下、堤防、河川、橋、舗装の変
化、地下、市街地状況を地図情報とした表示データを表
示データ生成手段が生成するようにしたものである。
【0028】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、移動手段が異なる複数の移動経路が部分地図に含ま
れる場合には、移動手段の移動経路を移動時間に応じた
表示長にデフォルメ処理手段が短縮するようにしたもの
である。
【0029】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、移動手段の移動経路を移動時間に比例させた表示長
に短縮するようにしたものである。
【0030】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、短縮した表示長の移動経路に表示データ生成手段が
短縮記号を付加するようにしたものである。
【0031】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、時間変化する実時間情報を取得する実時間情報取得
手段と、実時間情報が付加された部分地図を記憶する記
憶手段と、部分地図に付加された実時間情報を更新する
実時間情報更新手段とを備え、実時間情報が付加された
部分地図から表示データを表示データ生成手段が生成す
るようにしたものである。
【0032】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、目標物および移動経路に関する関連情報を記憶する
関連情報源へのリンク情報をデータベース手段が記憶
し、目標物および移動経路に関する関連情報をリンク情
報によって関連情報源から引き出して表示データ生成手
段が表示データを生成するようにしたものである。
【0033】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、目標物および移動経路の高さ情報をデータベース手
段が記憶し、高さ情報に応じて目標物および移動経路の
鳥瞰図を表示データ生成手段が生成するようにしたもの
である。
【0034】この発明に係るデフォルメ地図作成方法
は、表示範囲を指定する音声を信号に変換する音声変換
手段と、信号から表示範囲を認識する音声認識手段とを
入力手段が備えるようにしたものである。
【0035】この発明に係るデフォルメ地図作成方法
は、移動経路が交差する交点、移動経路の行き止まりで
ある端点、移動経路の方位角が変化する曲点の各近傍に
それぞれ存在する基準目標物を目標物から抽出し、基準
目標物を結ぶ移動経路をそれぞれデフォルメ処理するよ
うにしたものである。
【0036】この発明に係るデフォルメ地図作成方法
は、基準目標物を結ぶ移動経路の中間点に存在する目標
物を基準目標物として抽出するようにしたものである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるデ
フォルメ地図作成装置の構成を示す図である。図1にお
いて、1は入力部(入力手段)であり、デフォルメ処理
する部分地図の表示範囲を指定する。表示範囲は、キー
ボードやマウス、タッチパネルなどを入力部1として用
いて直接指定しても良いし、入力部1に通信機能を持た
せて図示しない外部の通信装置から間接指定しても良
い。
【0038】2は基本データベース(データベース手
段)であり、デフォルメ処理する部分地図を抽出するた
めの詳細地図(詳細地図情報)が記憶される。基本デー
タベース2に記憶された詳細地図には、街区や移動経
路、目標物に関する位置、形状、名称、識別子、属性な
どの各情報(詳細地図情報)が含まれている。
【0039】3は部分地図抽出部(部分地図抽出手段)
であり、入力部1によって指定された表示範囲に相当す
る部分地図を基本データベース2の詳細地図から抽出す
る。4は目標物抽出部(目標物抽出手段)であり、部分
地図抽出部3によって抽出された部分地図に存在する目
標物を基本データベース2の詳細地図から抽出する。
【0040】6はデフォルメ処理部(デフォルメ処理手
段)であり、抽出された部分地図に存在する移動経路お
よび目標物に対するデフォルメ処理の判定、実行を行
う。
【0041】7は表示タイプ選択部(表示データ生成手
段)であり、デフォルメ処理された部分地図(デフォル
メ地図)から表示データを生成するための表示タイプを
選択する。8は表示データ生成部(表示データ生成手
段)であり、表示タイプ選択部7によって選択された表
示タイプに従って、デフォルメ処理された部分地図から
表示データを生成する。
【0042】9は出力部(出力手段)であり、表示デー
タ生成部8が生成した表示データを利用者に表示する。
プリンタやモニタを出力部9として、利用者に表示デー
タを直接表示しても良いし、出力部9に通信機能を持た
せて図示しない外部の通信装置へ表示データをデータ転
送して表示するようにしても良い。
【0043】次に動作について説明する。図2はこの発
明の実施の形態1によるデフォルメ地図作成装置の動作
を示すフローチャートである。まず、ステップST1に
おいてデフォルメ処理する部分地図の表示範囲が入力部
1から指定されると、ステップST2では指定された表
示範囲に相当する部分地図が部分地図抽出部3によって
基本データベース2から抽出される。
【0044】ここで、入力部1による表示範囲の指定お
よび部分地図抽出部3による部分地図の抽出には、複数
の地点P(1),…,P(J)(Jは地点総数)を指定
してP(1),…,P(J)を全て含む部分地図を抽出
する方法と特定の地理的範囲を意味する地域の名称を指
定して、この地域を含む部分地図を抽出する方法とがあ
る。
【0045】例えば、P(1)=「大阪中央郵便局」、
P(2)=「JR大阪駅」、P(3)=「扇町公園」の
ように3つの地点(J=3の場合)が入力部1によって
名称指定された場合には、P(1),P(2),P
(3)を含む部分地図を部分地図抽出部3が基本データ
ベース2から抽出する。また、ある特定領域の地図を利
用者にあらかじめ表示しておき、この特定領域の地図上
の地点を利用者に指定させて表示領域を定めるようにし
ても良い。複数地点の指定方法は、住所や電話番号によ
る指定でも良く、出発点S、目的点Gを指定できる方法
であればどのような方法でもかまわない。
【0046】「大阪市中央区」のように、特定の地理的
範囲を意味する地域が入力部1によって名称指定された
場合には、「大阪市中央区」を含む部分地図を部分地図
抽出部3が基本データベース2から抽出する。
【0047】ステップST2において表示範囲に相当す
る部分地図が抽出されると、ステップST3では抽出さ
れた部分地図に存在する目標物を目標物抽出部4が基本
データベース2から抽出し、さらに部分地図をデフォル
メ処理するための基準点となる基準目標物を抽出する。
【0048】この実施の形態1では、重要性の高い目標
物を抽出する意味で、抽出された部分地図に存在する全
ての目標物の中から、移動経路の交差点(交点)、移動
経路の行き止まり(端点)、移動経路の方位角が変化す
る曲がり角(曲点)の各近傍にそれぞれ存在する目標物
を重要性の高い目標物、すなわち基準目標物として抽出
するようにする。移動経路は、各種の移動手段(鉄道、
バス、航空機、船などの公共交通機関や徒歩)によって
移動するものなので、移動経路の交差点は複数の道路が
交差する箇所を単に意味するだけでなく、移動手段の異
なる移動経路の交差・接触する地点(交点)や移動手段
を変更できる地点(交点)も含む。
【0049】このように、最も重要性の高い目標物とし
て、移動経路の交差点や行き止まり、曲がり角の各近傍
にそれぞれ存在する基準目標物を部分地図に記載された
目標物から選び、この近傍に存在する基準目標物を基に
デフォルメ処理を行う。
【0050】複数の地点P(1),…,P(J)によっ
て表示範囲が指定された場合には、P(1),…,P
(J)も基準目標物として抽出する。
【0051】また、ある基準目標物と別の基準目標物と
を結ぶ移動経路の中間(中間点)に存在する目標物も同
様にして抽出するようにしても良い。この場合には、移
動経路の途中にも基準目標物が存在するので、移動経路
を移動している際の目印となる。
【0052】このように、ステップST3において表示
範囲に存在する目標物および基準目標物が目標物抽出部
4によって抽出されると、ステップST4では基準目標
物を結ぶ移動経路の組み合わせをデフォルメ処理部6が
全て抽出して集合T=(B,E,R)を生成する。ここ
で、集合Tの要素Bおよび要素Eは基準目標物を表して
おり、また要素Rは基準目標物Bと基準目標物Eとを結
ぶ移動経路を意味している。集合Tは、各要素に関する
位置、形状、名称、識別子、属性などの各情報を含んで
いる。
【0053】ステップST5では、集合Tの各要素
(B,E,R)を基にして、各要素に対するデフォルメ
処理の判定を行う。移動経路Rに関するデフォルメ処理
には、移動経路の直線化/曲線化(図3)、移動経路方
位角の角度変形(図4)、移動経路の短縮伸長(図
5)、移動経路幅の拡張(図6)、移動経路の省略化
(図7)が挙げられ、これらの処理に関して移動経路に
対するデフォルメ処理の判定が行われる。
【0054】図3〜7の各処理に対する判定は、例えば
各処理に対してそれぞれ用意された各閾値との比較によ
って行う。閾値の算出には、例えば入力部1によって指
定された表示範囲の大きさと出力部9の表示能力(解像
度など)とから決める方法などが考えられる。
【0055】移動経路Rのデフォルメ処理に関する判定
が完了すると、基準目標物B,EおよびB,E以外の目
標物の省略化処理に関する判定が行われる。これは、移
動経路Rが結ぶ基準目標物B,E以外の目標物をどの程
度まで省略化表示するかの判定である。例えば、デフォ
ルメ処理した移動経路と基準目標物B,Eとを出力部9
に表示した際の表示可能な残存領域と目標物の表示サイ
ズとから決めるようにする。
【0056】以上の判定に基づいて、集合Tの各要素に
対するデフォルメ処理に関する判定が全て完了すると、
この判定の結果に従って、集合Tの各要素に対するデフ
ォルメ処理がデフォルメ処理部6によって行われる。
【0057】つまり、図3に示す移動経路の直線化/曲
線化処理(ステップST6,7)、図4に示す移動経路
方位角の角度変形処理(ステップST8,9)、図5に
示す移動経路長の短縮伸長処理(ステップST10,1
1)、図6に示す移動経路幅の拡張処理(ステップST
12,13)、図7に示す移動経路の省略処理(ステッ
プST14,15)および目標物の省略処理(ステップ
ST14,15)がデフォルメ処理に関する判定の結果
に基づいてそれぞれ実行され、各移動経路や目標物の接
続関係・位置関係の整合性を保つようにする。これらの
デフォルメ処理は順不同なものであり、並列的に処理す
ることも可能である。
【0058】以上の各ステップにおいて部分地図に対す
るデフォルメ処理が完了すると、デフォルメ処理部6は
表示データ生成部8へデフォルメ処理した部分地図(デ
フォルメ地図)を出力し、表示タイプ選択部7に選択さ
れた表示タイプに基づいて表示データを表示データ生成
部8が生成する(ステップST16)。表示タイプと
は、出力部9に表示するデフォルメ処理した部分地図の
視覚的強調処理のことである。デフォルメ処理部6でデ
フォルメ処理された部分地図をそのまま出力する以外に
も、例えば、集合Tの各要素B,E,Rや他の目標物の
表示色を各要素の情報(例えば属性)毎に変化させて出
力することもできる。
【0059】また、街灯、高架、高架下、堤防、河川、
橋、舗装の変化、地下、市街地状況などの地図情報まで
基本データベース2に記憶させることによって、これら
の地図情報を表示させるようにしても良い。
【0060】出力部9が動画を表示できる場合には、集
合Tの各要素B,E,Rや他の地図情報を点滅(動画表
示)させたり、またはアニメーション表示(動画表示)
するなど、時間的な表示変化を付けて視覚的に強調した
表示効果をデフォルメ地図に付加することもできる。以
上の表示タイプ選択部7で選択される表示タイプは、入
力部1によって設定や変更することができる。
【0061】デフォルメ処理された部分地図の表示倍率
を部分的に変更して表示することも可能である。つま
り、デフォルメ処理された部分地図上のある領域を入力
部1によって指定して表示倍率を与えると、この特定領
域の表示倍率を表示データ生成部8が変更し、特定領域
以外の箇所と合わせて表示する。
【0062】このようにして生成された表示データは、
表示データ生成部8から出力部9へ出力されて利用者に
表示される(ステップST17)。
【0063】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、抽出した目標物の中から、重要性の高い目標物とし
て、移動経路の交差点、移動経路の行き止まり、移動経
路の方位角が変化する曲がり角の各近傍にそれぞれ存在
する目標物を基準目標物として目標物抽出部4が抽出
し、これらの基準目標物を結ぶ移動経路をデフォルメ処
理部6がデフォルメ処理するようにしたので、デフォル
メ処理された部分地図には地図情報の重要性が考慮され
て目標物や移動経路が記載されるようになり、表示画面
が有効に利用されたデフォルメ地図が生成され、地図情
報の視認が容易になるという効果が得られる。
【0064】また、この実施の形態1によれば、部分地
図の表示範囲および表示タイプを指定する入力部1と、
詳細地図を記憶する基本データベース2と、基本データ
ベース2に記憶される詳細地図から表示範囲に基づいて
部分地図を抽出する部分地図抽出部3と、部分地図に記
載された目標物を抽出し、移動経路の交差点、移動経路
の行き止まり、移動経路の曲がり角の各近傍にそれぞれ
存在する基準目標物を目標物から抽出する目標物抽出部
4と、基準目標物を結ぶ移動経路をデフォルメ処理し、
目標物をデフォルメ処理するデフォルメ処理部6と、表
示タイプ選択部7に選択された表示タイプに基づいて、
移動経路および目標物をデフォルメ処理した部分地図か
ら表示データを生成する表示データ生成部8と、表示デ
ータを表示する出力部9とを備えるようにしたので、デ
フォルメ処理された部分地図には重要性が考慮されて目
標物や移動経路が記載されるようになり、表示画面が有
効に利用されたデフォルメ地図が生成され、地図情報の
視認が容易になるという効果が得られ、また、任意のデ
フォルメ地図を自動的に作成することができるという効
果が得られる。
【0065】さらに、この実施の形態1によれば、基準
目標物を結ぶ移動経路の中間に存在する目標物も基準目
標物として目標物抽出部4が抽出するようにしたので、
移動経路の中間にも基準目標物が存在するようになり、
移動経路を移動している際の目印になるという効果が得
られる。
【0066】さらに、この実施の形態1によれば、複数
の地点P(1),…,P(J)によって表示範囲が指定
された場合には、複数の地点P(1),…,P(J)の
近傍に存在する目標物も基準目標物として目標物抽出部
4が抽出するようにしたので、デフォルメ地図の表示範
囲全てにおいて重要性を考慮したデフォルメ処理を行う
ことができるという効果が得られる。
【0067】さらに、この実施の形態1によれば、複数
の地点P(1),…,P(J)が入力部1から指定され
ると、複数の地点P(1),…,P(J)を全て含む領
域を部分地図として部分地図抽出部3が抽出するように
したので、デフォルメ地図の表示範囲を任意に設定する
ことができるという効果が得られる。
【0068】さらに、この実施の形態1によれば、特定
の地理的範囲を意味する地域名称を入力部1から指定す
ると、この特定の地理的範囲を含む領域を部分地図とし
て部分地図抽出部3が抽出するようにしたので、デフォ
ルメ地図の表示範囲の指定が容易になるという効果が得
られる。
【0069】さらに、この実施の形態1によれば、入力
部1および出力部9に通信機能を持たせて、部分地図の
表示範囲を入力部1の通信機能を用いて指定し、デフォ
ルメ処理された部分地図の表示データを出力部9の通信
機能を用いて表示するようにしたので、外部の通信機能
を有する装置によってもデフォルメ地図を利用できるよ
うになり、利用者の利便性が高くなるという効果が得ら
れる。
【0070】さらに、この実施の形態1によれば、表示
タイプ選択部7の指定に基づいて、デフォルメ処理され
た部分地図の目標物や移動経路の情報に応じて目標物や
移動経路の表示色を変化する表示データを表示データ生
成部8が生成するようにしたので、地図情報の視認が容
易になるという効果が得られる。
【0071】さらに、この実施の形態1によれば、表示
タイプ選択部7の指定に基づいて、デフォルメ処理され
た部分地図の目標物や移動経路を点滅させたりアニメー
ション表示する表示データを表示データ生成部8が生成
するようにしたので、地図情報が強調されて視認が容易
になるという効果が得られる。
【0072】さらに、この実施の形態1によれば、表示
タイプ選択部7の指定に基づいて、、部分地図の一部を
表示比率に応じて表示データ生成部8が拡大縮小するよ
うにしたので、表示バランスの悪い領域の地図情報を認
識しやすい表示バランスに変更することが出来るように
なり、地図情報の視認が容易になるという効果が得られ
る。
【0073】さらに、この実施の形態1によれば、表示
タイプ選択部7の指定に基づいて、街灯、高架、高架
下、堤防、河川、橋、舗装の変化、地下、市街地状況な
どの地図情報もデフォルメ地図に表示データ生成部8が
表示するようにしたので、移動経路周辺の状況を把握し
やすくなるという効果が得られる。
【0074】実施の形態2.この実施の形態2では、2
点間を結ぶ移動経路のデフォルメ地図を作成する場合に
ついて説明する。
【0075】図8はこの発明の実施の形態2によるデフ
ォルメ地図作成装置の構成を示す図である。図8におい
て、11は入力部(入力手段)であり、作成しようとし
ているデフォルメ地図の出発点Sと目的点Gとを指定す
る。出発点Sと目的点Gとは、キーボードやマウス、タ
ッチパネルなどを入力部11として用いて直接指定して
も良いし、入力部11に通信機能を持たせて図示しない
外部の通信装置から間接指定しても良い。
【0076】12Aは基本データベース(データベース
手段)であり、デフォルメ地図を作成するための詳細地
図(詳細地図情報)が記憶される。基本データベース1
2Aに記憶された詳細地図には、街区や移動経路、目標
物に関する位置、形状、名称、識別子、属性の各情報
(詳細地図情報)が含まれている。
【0077】12Bは付加データベース(データベース
手段)であり、交差点などの座標情報およびその接続関
係を表す道路ネットワーク情報(詳細地図情報)、詳細
地図や道路ネットワーク情報とリンクした交通機関(バ
ス路線や鉄道路線、航空機路線など)に関する情報を意
味する公共交通機関ネットワーク情報(詳細地図情報)
が記憶されている。
【0078】13は経路探索部(部分地図抽出手段)で
あり、入力部11によって指定された出発点Sと目的点
Gとを結ぶ推奨移動経路(所定の条件を最も満たす移動
経路、部分地図)を基本データベース12A、付加デー
タベース12Bを用いて探索する。14は目標物抽出部
(目標物抽出手段)であり、経路探索部13によって探
索された推奨移動経路に存在する目標物を基本データベ
ース12Aの詳細地図から抽出する。
【0079】15はデフォルメ処理方式選択部(デフォ
ルメ処理手段)であり、後述するデフォルメ処理の方式
を選択する。16はデフォルメ処理部(デフォルメ処理
手段)であり、探索された推奨移動経路と目標物に対す
るデフォルメ処理の判定および実行を行う。
【0080】17は表示タイプ選択部(表示データ生成
手段)であり、表示データの表示タイプを選択する。1
8は表示データ生成部(表示データ生成手段)であり、
表示タイプ選択部17によって選択された表示タイプに
従って、デフォルメ処理された部分地図(デフォルメ地
図)から表示データを生成する。
【0081】19は出力部(出力手段)であり、表示デ
ータ生成部18が生成した表示データを利用者に表示す
る。表示データは、プリンタやモニタを出力部19とし
て利用者に直接表示しても良いし、出力部19に通信機
能を持たせて図示しない外部の通信装置へデータ転送し
ても良い。
【0082】次に動作について説明する。図9はこの発
明の実施の形態2によるデフォルメ地図作成装置の経路
探索部13の動作を示すフローチャートである。はじめ
に、出発点および目的点が入力部11によってそれぞれ
指定される(S←出発点、G←目的点、ステップST2
1)。ここでは、出力部19によって地図M0をあらか
じめ表示してある例を示す。
【0083】出発点Sおよび目的点Gの指定方法は、実
施の形態1と同様に、名称や住所、電話番号による指定
でも良く、出発点S、目的点Gを指定できる方法であれ
ばどのような方法でもかまわない。
【0084】ステップST22では、出発点Sと目的点
Gとの間の距離を求めて閾値と比較する。出発点Sと目
的点Gとの直線距離が閾値以下の場合(ステップST2
2でYES)にはステップST23へ進み、出発点Sと
目的点Gとの直線距離が閾値より大きい場合(ステップ
ST22でNO)にはステップST27へ進む。ここで
閾値は、出発点Sおよび目的点Gとで決定するデフォル
メ地図の表示範囲と出力部19の表示能力(解像度な
ど)とで決める。
【0085】ステップST23では、出発点Sと目的点
Gとを共に含む地図M0が既に表示されているかどうか
を判定する。ステップST23でYESであればステッ
プST24へと進み、既に表示されている地図M0をデ
フォルメ処理用の地図Mとする。一方、ステップST2
3でNOであればステップST25へと進み、出発点S
と目的点Gとを共に含む地図を基本データベース12A
から探索してデフォルメ処理用の地図Mとする。以上の
場合、出発点Sと目的点Gとを結ぶ移動経路を地図Mか
ら抽出して、実施の形態1と同様にこの移動経路に対し
てデフォルメ処理を行うようにする。
【0086】ステップST22に説明を戻して、出発点
Sと目的点Gとの直線距離が閾値を越える場合には(ス
テップST22でNO)、ステップST27へと進む。
ステップST27では、出発点Sの周辺において一定距
離内にあるターミナル(鉄道の駅やバス停、飛行場)を
基本データベース12Aから探索して出発点周辺駅(以
下、S周辺駅という)NS(1),…,NS(n)とす
る。
【0087】同様に、目的点Gの周辺において一定距離
内にあるターミナル(鉄道の駅やバス停、飛行場)を基
本データベース12Aから探索して目的点周辺駅(以
下、G周辺駅という)NG(1),…,NG(m)とす
る。ここでm,nはいずれも1以上の自然数であり、出
発点S周辺のターミナル総数、目的点G周辺のターミナ
ル総数をそれぞれ表す。一定距離内にターミナルが存在
しない場合には、一定距離の範囲を大きくしてS周辺
駅、G周辺駅を探索する。また、ステップST21にお
いて出発点Sが指定されないような場合には、目的点G
の周辺にあるG周辺駅を全て出発点Sとするようにして
も良い。
【0088】ステップST27でS周辺駅およびG周辺
駅が探索されると、ステップST28以降の工程へと進
む。以下の工程では、S周辺駅とG周辺駅とを結ぶ移動
経路を全て探索する処理である。
【0089】ステップST28では、探索されたS周辺
駅、G周辺駅の全て(全部でn×m通りの組み合わせ)
を用いて移動経路が探索されたかを判定している。ステ
ップST28でNOの場合にはステップST29へ進
み、ステップST28でYESの場合にはステップST
37へ進む。
【0090】ステップST29では、基本データベース
12Aと付加データベース12Bとを用いて、あるi,
jの組み合わせに対するNS(i)とNG(j)とを結
ぶ移動経路を経路探索部13が探索する。
【0091】NS(i)とNG(j)とを結ぶ移動経路
が存在した場合には(ステップST30でYES)、こ
の移動経路をP(ij)とする(ステップST31)。
一方、NS(i),NG(j)を結ぶ移動経路が存在し
ない場合には(ステップST30でNO)、i,jの組
み合わせを変更し(ステップST36)、ステップST
28に再び戻り、全てのi,jの組み合わせに対して移
動経路の探索を行う。
【0092】NS(i)とNG(j)とを結ぶ移動経路
をP(ij)が存在した場合(ステップST30でYE
S−ステップST31)、目的点SとS周辺駅NS
(i)とが記載された部分地図MS(i)および目的点
GとG周辺駅NG(i)とが記載された部分地図MG
(j)を抽出する(ステップST32)。
【0093】出発点SとS周辺駅NS(i)とを結ぶ移
動経路をPS(i)、目的点GとG周辺駅NG(j)と
を結ぶ移動経路をPG(j)とし(ステップST3
3)、PS(i),P(ij),PG(j)を連結した
ものを出発点Sから目的点Gまでの移動経路Path
(ij)とする(ステップST34)。
【0094】次に、Path(ij)に沿って出発点S
から目的点Gへの移動に要する所要時間t(ij)を付
加データベース12Bの情報を用いて計算し(ステップ
ST35)する。次にi,jの組み合わせを変更し(ス
テップST36)、全てのi,jに関して同様の処理が
行われるまで繰り返される。
【0095】全てのi,jに関して同様の処理が行われ
ると(ステップST28でYES)、ステップST37
に進む。ステップST37では、所要時間t(ij)の
中で最小の値を取るものを最小所要時間tとし、このと
きの移動経路Path(ij)を推奨移動経路Path
とする。この推奨移動経路Pathを目標物抽出部14
へ出力する(ステップST38)。
【0096】以上の推奨移動経路の探索は、所要時間の
最小となる移動経路を推奨移動経路Pathとして求め
るだけでなく、移動に要する料金が最も安くなる推奨移
動経路や歩行距離が最も短くなる推奨移動経路などを探
索するようにしても良く、推奨移動経路の探索条件はデ
フォルメ地図の用途によって様々な判定条件を定めるよ
うにすることができる。
【0097】また、1つの推奨移動経路Pathについ
てのみ求めたが、いくつかの推奨移動経路を求めるよう
にしても良いし、無線通信の携帯端末からデフォルメ地
図作成装置を利用しているような場合には、利用者が現
在どのような移動手段で移動しているかを入力して、こ
の移動手段も考慮して推奨移動経路を定めるようにして
も良い。
【0098】経路探索部13によって探索された推奨移
動経路Pathに存在する目標物を目標物抽出部14が
基本データベース12Aから抽出する。
【0099】実施の形態1と同様に、この実施の形態2
でも、重要性の高い目標物を抽出する意味で、抽出され
た推奨移動経路Pathを構成する移動経路の交差点、
曲がり角、行き止まりの各近傍にそれぞれ存在する目標
物を基準目標物として抽出する。目的点Sおよび出発点
Gの近傍に存在する目標物も基準目標物として抽出す
る。また、交差点と交差点との中間にそれぞれ存在する
目標物も基準目標物として同様に抽出するようにしても
良い。
【0100】このように、地図情報から移動経路を視認
する際の最も重要な点として移動経路の交差点、曲がり
角、行き止まり、中間などを選び、この各近傍にそれぞ
れ存在する基準目標物を目標物抽出部14が抽出し、各
基準目標物を結ぶ移動経路の組み合わせを全て抽出して
集合T=(B,E,R)をデフォルメ処理部16が生成
する。実施の形態1で述べたように、集合Tの各要素
は、位置、形状、名称、識別子、属性の各情報を含む。
【0101】デフォルメ処理方式選択部15が選択した
デフォルメ処理方式が実施の形態1に示した処理方式の
場合には、実施の形態1と同様に、集合T=(B,E,
R)をデフォルメ処理部16がデフォルメ処理し、表示
タイプ選択部17が選択した表示タイプにしたがって表
示データ生成部18が表示データを生成し、出力部19
によって利用者に表示される。
【0102】ここでデフォルメ処理方式選択部15につ
いて説明する。デフォルメ処理方式選択部15は、デフ
ォルメ処理部16によって行われるデフォルメ地図自体
の処理方式を選択するものである。デフォルメ地図の処
理方式には、図11に示すように実施の形態1と同様の
処理方式の他にも、図10に示すように各目標物の接続
関係のみを表したフローチャート形式や、図10のフロ
ーチャート形式の地図と図11のデフォルメ地図とを組
み合わせた図12のような方式もある。デフォルメ処理
方式選択部15の方式は、入力部11によって設定、変
更が可能である。
【0103】さらに、この実施の形態2では、推奨移動
経路Pathに公共交通機関が含まれて、かつ公共交通
機関の移動経路が閾値を超えるような長さを有する場合
には、物理的距離に基づくのではなく、出力部19にお
ける公共交通機関の移動経路の表示長を実際の移動時間
に応じて短縮表示するデフォルメ処理方式を選らんでも
良い。
【0104】このようなデフォルメ処理方式を選択した
場合には以下に示すようなデフォルメ処理が行われる。
図13はこの発明の実施の形態2によるデフォルメ処理
部16の移動経路R(k)に対するデフォルメ処理の動
作の一部を示すフローチャートである。ここでは、公共
交通機関の移動経路の表示長は、移動時間に比例させて
短縮する例である。
【0105】目標物B,Eの抽出によって、推奨移動経
路Pathは複数の移動経路R(k)に分割されている
ものとする(k=1,…,n,nは移動経路総数)。初
期値としてk=1として、ステップST41においてk
が移動経路総数nを超えたかを判定する。ステップST
41でNOの場合にはステップST42に進み、移動経
路R(1)が公共交通機関の移動経路で、かつ距離が閾
値を超えるかを判定する。
【0106】ステップST42においてNOであれば、
ステップST44へと進み、kを1インクリメントして
ステップST41へ戻り、R(2)以降の判定を行う。
一方、ステップST42においてYESであれば、ステ
ップST43へと進み、移動時間に比例した表示長にな
るように短縮伸長処理を移動経路R(1)に適用すると
判定して、ステップST44でkを1インクリメントし
てステップST41へ戻り、R(2)以降の判定を行
う。
【0107】このようにして、推奨移動経路Pathに
公共交通機関によって移動する長距離の移動経路R
(k)が含まれているかを判定して、これに該当する移
動経路R(k)を移動時間に比例した表示長に短縮す
る。短縮した表示長は、出力部9の表示能力や徒歩移動
経路との表示比率などから決める。
【0108】図14はこの発明の実施の形態2によるデ
フォルメ地図作成装置を用いて作成されたデフォルメ地
図の一例を示す図である。ここでは、JR線の猪名寺駅
にいるデフォルメ地図の利用者がF家まで移動しようと
している場合に作成されたデフォルメ地図を示してい
る。図14において、113は宝塚駅北口バス停(目標
物)、114はD公園前バス停(目標物)、115はD
公園(目標物)、116はE薬局(目標物)、117は
F家(目的点)である。図17と同一の符号は同一また
は相当するものを表すので説明を略す。
【0109】出発地としての猪名寺駅101から宝塚駅
103までJR線104で15分、宝塚駅北口バス停1
13からD公園前バス停114までバスで10分、D公
園前バス停114から目的地としてのF家117まで徒
歩で20分の推奨移動経路Pathが探索された場合で
ある。図14から分かるように、公共交通機関である鉄
道やバスの移動経路は短縮されて15分:10分=3:
2の表示長となっており、徒歩移動経路が視認しやすく
なる。また、徒歩移動経路も同様に移動時間に比例した
表示長にするようにしても良い。このときには、鉄道移
動経路とバス移動経路と徒歩移動経路の表示比率は、1
5分:10分:20分=3:2:4となり、移動の速さ
が最も小さい徒歩移動経路が最も大きく表示されるよう
になる。
【0110】なお、この移動時間などに応じて短縮した
表示長の移動経路には、各移動経路の移動時間(短縮記
号)を合わせて表示するようにしたり破線・マーク(短
縮記号)などを用いて表示するようにして、地図のデフ
ォルメ方式を利用者に理解しやすいようにしても良い。
【0111】このように、移動手段が異なる複数の移動
経路が混在して推奨移動経路が探索された場合には、各
移動手段の移動時間に比例して表示長を決めるようにす
ることで、各異動手段の速さの違いによって生じる表示
配分のアンバランス性が改善され、表示画面の有効な活
用を行うことができる。
【0112】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、指定された出発点S、目的点Gおよび探索条件が入
力部11によって指定されると、出発点Sの一定距離内
にあるS周辺駅と目的点Gの一定距離内にあるG周辺駅
とを探し出し、付加データベース12Bの道路ネットワ
ーク情報と公共交通機関ネットワーク情報とを用いて出
発点周辺駅と目的点周辺駅とを結ぶ移動経路を経路探索
部13が探索するようにしたので、任意の出発点Sと目
的点Gとを結ぶ移動経路を探索できるようになるという
効果が得られる。
【0113】また、この実施の形態2によれば、出発点
Sが入力部11に指定されない場合には、経路探索部1
3が目的点Gの周辺にあるG周辺駅を全て出発点Sとす
るようにしたので、出発点Sを入力しない場合にも、目
的点Gまでのデフォルメ地図が作成できるという効果が
得られる。
【0114】さらに、この実施の形態2によれば、移動
手段が異なる複数の移動経路が混在して2点間経路のデ
フォルメ地図に含まれる場合には、移動時間に比例した
表示長に移動経路を短縮するようにしたので、各種移動
手段の速さの差に起因する移動経路の表示比率の不均衡
が改善されるようになり、デフォルメ地図の表示バラン
スが向上し、地図情報の視認が容易になり、移動経路の
所要時間が視覚的に把握しやすくなるという効果が得ら
れる。
【0115】さらに、この実施の形態2によれば、短縮
した表示長の移動経路に移動時間や破線・マークなどを
用いて表示するようにしたので、利用者は移動時間に応
じた表示長の移動経路を見分けることができるようにな
り、移動経路長の誤認を防ぐことができるという効果が
得られる。
【0116】実施の形態3.この実施の形態3によるデ
フォルメ地図作成装置は、目標物や移動経路に関する実
時間情報を表示できるようにしたものである。
【0117】図15はこの発明の実施の形態3によるデ
フォルメ地図作成装置の構成を示す図である。図15に
おいて、21は通信部(実時間情報取得手段)であり、
通信ネットワークを利用して部分地図に関連した時間変
化する実時間情報を常に取得する。22はメモリ(記憶
手段)であり、実時間情報が反映されたデフォルメ地図
を一時的に記憶する。23はデータ更新部(実時間情報
更新手段)であり、通信部21によって取得された実時
間情報にメモリ22に記憶されたデフォルメ地図に更新
する。実施の形態1の構成と同一又は相当する構成につ
いては、図1と同一の符号を付して重複する説明を省略
する。
【0118】次に動作について説明する。入力部1によ
ってデフォルメ地図の表示範囲が指定され、デフォルメ
処理部6によって部分地図のデフォルメ処理が行われる
までは、実施の形態1と同様の動作である。デフォルメ
処理された部分地図は、デフォルメ処理部6からメモリ
22へ出力されて一時的に記憶される。一方通信部21
は、通信ネットワークを利用して実時間情報を常に取得
している。
【0119】データ更新部23は、メモリ22に記憶さ
れた部分地図と通信部21によって取得された実時間情
報とを合成した部分地図として表示データ生成部8へ出
力するとともに、メモリ22にも実時間情報が記載され
た部分地図をフィードバックする。メモリ22に新たに
記憶された部分地図は、通信部21が次の実時間情報を
取得すると、データ更新部23によって実時間情報が更
新される。
【0120】このようにして、常に実時間情報を反映さ
せた部分地図が生成されると、表示データ生成部8は実
時間情報も加味して表示データを生成し、出力部9によ
って実時間情報を反映したデフォルメ地図が表示され
る。
【0121】実時間情報は、デフォルメ地図作成装置の
用途に応じて、必要となる情報であれば特に限定される
ものではない。複数の実時間情報が取得される場合に
は、例えばテーブル形式で実時間情報の目録を表示デー
タ生成部8が生成し、利用者が選択できるようにする。
【0122】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、時間変化する実時間情報を通信部21が常に取得し
て、メモリ22に記憶されたデフォルメ地図をデータ更
新部23が実時間情報に基づいて更新し、表示データ生
成部8に出力するようにしたので、実時間情報を反映し
たデフォルメ地図が生成できるようになり、最新の実時
間情報に基づいたデフォルメ地図を利用することができ
るという効果が得られる。
【0123】実施の形態4.この実施の形態4によるデ
フォルメ地図作成装置は、通信ネットワークを用いてデ
フォルメ地図に記載された目標物の関連情報を引き出せ
るようにしたものである。
【0124】構成については実施の形態1の図1と同様
であるため省略する。目標物の関連情報を記載したファ
イル(関連情報源)やネットワーク上のホームページ
(関連情報源)へのリンク情報を目標物に対応させて基
本データベース2に記憶させる。入力部1によって利用
者が目標物を指定すると、リンク情報をもとにして指定
された目標物の関連情報を不図示の通信装置がリンク先
から引き出す。引き出された関連情報は表示データ生成
部8へ入力されて表示データが生成され、出力部9によ
って表示される。
【0125】目標物の関連情報は、デフォルメ地図作成
装置の用途に応じて用意されるものでも良く、また既存
の情報で関連すると考えられるものでも良く、特に限定
されるものではない。1つの目標物に対して複数の関連
情報が引き出される場合には、例えばテーブル形式で関
連情報の目録を表示データ生成部8が生成し、利用者が
選択できるようにする。
【0126】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、目標物の関連情報を記載したファイルやネットワー
ク上のホームページへのリンク情報を目標物に対応させ
て基本データベース2に記憶させ、指定された目標物の
リンク情報を用いてリンク先から関連情報を引き出して
表示するように構成したので、デフォルメ処理によって
情報が削減されているにもかかわらず、デフォルメ地図
に記載された利用者は必要とする関連情報を引き出すこ
とができるようになるという効果が得られる。
【0127】また、目標物の関連情報だけでなく、例え
ば鉄道の時刻表や運賃、高速道路の料金などの移動経路
に関する関連情報も同様にして引き出すことも可能であ
る。
【0128】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
よるデフォルメ地図作成装置では、立体的デフォルメ地
図(鳥瞰図)を生成する場合について説明する。
【0129】具体的な方法として、実施の形態1の基本
データベース2に目標物の高さ情報も合わせて記憶させ
るようにし、表示タイプ選択部7によって立体的デフォ
ルメ地図を選択すると、表示データ生成部8が押出成形
法などを用いて2次元表示のデフォルメ地図の2次元図
形を個々の高さ情報に応じて持ち上げて、その軌跡を基
に3次元表示のデフォルメ地図を生成する。
【0130】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、基本データベース2に目標物の高さ情報も記憶させ
るようにして、表示データ生成部8が立体的デフォルメ
地図を生成するようにしたので、視覚的に立体感のある
デフォルメ地図を作成することができるという効果が得
られる。
【0131】実施の形態6.この実施の形態6によるデ
フォルメ地図作成装置は、音声認識処理を用いてデフォ
ルメ地図作成装置への音声入力を可能にしたものであ
る。
【0132】図16はこの発明の実施の形態6によるデ
フォルメ地図作成装置の構成を示す図である。図16に
おいて、31は入力部であり、利用者が発した音声を電
気信号に変換する音声入力部31A(音声変換手段)と
電気信号から利用者の音声を認識する音声認識部(音声
認識手段)31Bとから構成される。
【0133】利用者はデフォルメ地図の表示範囲を指定
する場合に、音声入力部31Aに対して音声で地名を入
力する。音声入力部31Aは、この音声を電気信号に変
換して音声認識部31Bに入力し、音声認識部31Bが
例えば隠れマルコフモデルなどの従来から良く知られた
音声認識方法を用いて、利用者が発したデフォルメ地図
の表示範囲を認識する。以下、このような入力部31を
備えたデフォルメ地図作成装置は、実施の形態1と同様
に動作してデフォルメ地図を出力する。
【0134】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、利用者が発した音声を電気信号に変換する音声入力
部31Aと電気信号から利用者の音声を認識する音声認
識部31Bとから入力部31を構成するようにしたの
で、利用者はデフォルメ地図の表示範囲を音声によって
指定できるようになり、利用者の利便性を向上させるこ
とができるという効果が得られる。
【0135】また、この実施の形態6は、デフォルメ地
図の表示範囲の指定だけに限定されるものではなく、デ
フォルメ地図作成装置に対する他の設定や変更に用いる
ことも可能である。
【0136】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、移動
経路が交差する交点、移動経路の行き止まりである端
点、移動経路の方位角が変化する曲点の各近傍にそれぞ
れ存在する基準目標物を目標物から抽出し、基準目標物
を結ぶ移動経路をそれぞれデフォルメ処理するようにし
たので、デフォルメ処理された部分地図には地図情報の
重要性が考慮されて目標物や移動経路が記載されるよう
になり、表示画面が有効に利用されたデフォルメ地図が
生成され、地図情報の視認が容易になるという効果が得
られる。
【0137】この発明によれば、部分地図の表示範囲お
よび表示タイプを指定する入力手段と、詳細地図情報を
記憶するデータベース手段と、表示範囲に基づいて詳細
地図情報から部分地図を抽出する部分地図抽出手段と、
部分地図に記載された目標物を抽出し、移動経路が交差
する交点、移動経路の終わりである端点、移動経路の方
位角が変化する曲点の各近傍に存在する基準目標物を目
標物からそれぞれ抽出する目標物抽出手段と、基準目標
物を結ぶ移動経路をそれぞれデフォルメ処理し、目標物
をデフォルメ処理するデフォルメ処理手段と、移動経路
および目標物がデフォルメ処理された部分地図から表示
タイプに基づいて表示データを生成する表示データ生成
手段と、表示データを表示する出力手段とを備えるよう
にしたので、デフォルメ処理された部分地図には重要性
が考慮されて目標物や移動経路が記載されるようにな
り、表示画面が有効に利用されたデフォルメ地図が生成
され、地図情報の視認が容易になるという効果が得ら
れ、また、任意のデフォルメ地図を自動的に作成するこ
とができるという効果が得られる。
【0138】この発明によれば、基準目標物を結ぶ移動
経路の中間点に存在する目標物を基準目標物として抽出
するようにしたので、移動経路の中間にも基準目標物が
存在するようになり、移動経路を移動している際の目印
になるという効果が得られる。
【0139】この発明に係るデフォルメ地図作成装置
は、出発点および目的点から表示範囲が指定され、出発
点の一定距離内にある出発点周辺駅と目的点の一定距離
内にある目的点周辺駅とを探し出し、出発点周辺駅と目
的点周辺駅とを結ぶ移動経路を部分地図抽出手段が抽出
するようにしたので、任意の出発点と目的点とを結ぶ移
動経路を探索できるようになるという効果が得られる。
【0140】表示範囲が目的点だけによって指定される
と、目的点周辺駅を全て出発点として部分地図抽出手段
が抽出するようにしたので、出発点を入力することな
く、目的点までのデフォルメ地図が作成できるという効
果が得られる。
【0141】この発明によれば、複数の地点が入力手段
から指定されると、複数の地点の近傍に存在する目標物
も基準目標物として目標物抽出手段が抽出するようにし
たので、デフォルメ地図の表示範囲全てにおいて重要性
を考慮したデフォルメ処理を行うことができるという効
果が得られる。
【0142】この発明によれば、複数の地点が入力手段
から指定されると、複数の地点を全て含む部分地図を部
分地図抽出手段が抽出するようにしたので、デフォルメ
地図の表示範囲を任意に設定することができるという効
果が得られる。
【0143】この発明によれば、特定の地理的範囲を意
味する地域名称が入力手段から指定されると、特定の地
理的範囲を含む領域を部分地図として部分地図抽出手段
が抽出するようにしたので、デフォルメ地図の表示範囲
の指定が容易になるという効果が得られる。
【0144】この発明によれば、入力手段および出力手
段が通信機能を有し、入力手段は部分地図の表示範囲を
通信機能によって指定し、出力手段は表示範囲の部分地
図を通信機能によって表示するようにしたので、外部の
通信機能を有する装置によってもデフォルメ地図を利用
できるようになり、利用者の利便性が高くなるという効
果が得られる。
【0145】この発明によれば、デフォルメ処理された
目標物や移動経路の情報に応じて目標物や移動経路の表
示色を変化させる表示データを表示データ生成手段が生
成するようにしたので、地図情報の視認が容易になると
いう効果が得られる。
【0146】この発明によれば、デフォルメ処理された
目標物や移動経路の情報に応じて目標物や移動経路を動
画表示させる表示データを表示データ生成手段が生成す
るようにしたので、地図情報が強調されて視認が容易に
なるという効果が得られる。
【0147】この発明によれば、デフォルメ処理された
部分地図の一部の表示比率を表示データ生成手段が変更
できるようにしたので、表示比率の悪い領域の地図情報
を認識しやすい表示比率に変更することが出来るように
なり、地図情報の視認が容易になるという効果が得られ
る。
【0148】この発明によれば、街灯、高架、高架下、
堤防、河川、橋、舗装の変化、地下、市街地状況を地図
情報とした表示データを表示データ生成手段が生成する
ようにしたので、移動経路周辺の状況を把握しやすくな
るという効果が得られる。
【0149】この発明によれば、移動手段が異なる複数
の移動経路が部分地図に含まれる場合には、移動手段の
移動経路を移動時間に応じた表示長にデフォルメ処理手
段が短縮するようにしたので、各種移動手段の移動速さ
の差に起因する移動経路の表示比率の不均衡が改善され
るようになり、デフォルメ地図の表示バランスが向上
し、地図情報の視認が容易になるという効果が得られ
る。
【0150】この発明によれば、移動手段の移動経路を
移動時間に比例させた表示長に短縮するようにしたの
で、各種移動手段の移動速さの差に起因する移動経路の
表示比率の不均衡が改善されるようになり、デフォルメ
地図の表示バランスが向上し、地図情報の視認が容易に
なり、移動経路の所要時間が視覚的に把握しやすくなる
という効果が得られる。
【0151】この発明によれば、短縮した表示長の移動
経路に表示データ生成手段が短縮記号を付加するように
したので、利用者は移動時間に応じた表示長の移動経路
を見分けることができるようになり、移動経路長の誤認
を防ぐことができるという効果が得られる。
【0152】この発明によれば、時間変化する実時間情
報を取得する実時間情報取得手段と、実時間情報が付加
された部分地図を記憶する記憶手段と、部分地図に付加
された実時間情報を更新する実時間情報更新手段とを備
え、実時間情報が付加された部分地図から表示データを
表示データ生成手段が生成するようにしたので、実時間
情報を反映したデフォルメ地図が作成できるようにな
り、最新の実時間情報に基づいたデフォルメ地図を利用
することができるという効果が得られる。
【0153】この発明によれば、目標物および移動経路
に関する関連情報を記憶する関連情報源へのリンク情報
をデータベース手段が記憶し、目標物および移動経路に
関する関連情報をリンク情報によって関連情報源から引
き出して表示データを表示データ生成手段が生成するよ
うにしたので、デフォルメ処理によって地図情報が削減
されているにもかかわらず、デフォルメ地図に記載され
た利用者は必要とする関連情報を引き出すことができる
ようになるという効果が得られる。
【0154】この発明によれば、目標物および移動経路
の高さ情報をデータベース手段が記憶し、高さ情報に応
じて目標物および移動経路の鳥瞰図を表示データ生成手
段が生成するようにしたので、視覚的に立体感のあるデ
フォルメ地図を作成することができるという効果が得ら
れる。
【0155】この発明によれば、表示範囲を指定する音
声を信号に変換する音声変換手段と、信号から表示範囲
を認識する音声認識手段とを入力手段が備えるようにし
たので、利用者はデフォルメ地図の表示範囲を音声によ
って指定できるようになり、利用者の利便性を向上させ
ることができるという効果が得られる。
【0156】この発明によれば、移動経路が交差する交
点、移動経路の行き止まりである端点、移動経路の方位
角が変化する曲点の各近傍にそれぞれ存在する基準目標
物を目標物から抽出し、基準目標物を結ぶ移動経路をそ
れぞれデフォルメ処理するようにしたので、デフォルメ
処理された部分地図には地図情報の重要性が考慮されて
目標物や移動経路が記載されるようになり、表示画面が
有効に利用されたデフォルメ地図が生成され、地図情報
の視認が容易になるという効果が得られる。
【0157】この発明によれば、基準目標物を結ぶ移動
経路の中間点に存在する目標物を基準目標物として抽出
するようにしたので、移動経路の中間にも基準目標物が
存在するようになり、移動経路を移動している際の目印
になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるデフォルメ地
図作成装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるデフォルメ地
図作成装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図3】 移動経路の直線化/曲線化処理を表す図であ
る。
【図4】 移動経路方位角の角度変形処理を表す図であ
る。
【図5】 移動経路長の短縮伸長処理を表す図である。
【図6】 移動経路幅の拡張処理を表す図である。
【図7】 移動経路の省略処理を表す図である。
【図8】 この発明の実施の形態2によるデフォルメ地
図作成装置の構成を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態2によるデフォルメ地
図作成装置の経路探索部の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】 デフォルメ処理方式の一例を示す図であ
る。
【図11】 デフォルメ処理方式の一例を示す図であ
る。
【図12】 デフォルメ処理方式の一例を示す図であ
る。
【図13】 この発明の実施の形態2によるデフォルメ
処理部の動作を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態2によるデフォルメ
地図作成装置を用いて作成されたデフォルメ地図の一例
を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態3によるデフォルメ
地図作成装置の構成を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態6によるデフォルメ
地図作成装置の構成を示す図である。
【図17】 従来のデフォルメ地図作成装置を用いて作
成されたデフォルメ地図の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,11,31 入力部(入力手段)、31A 音声入
力部(音声変換手段)、31B 音声認識部(音声認識
手段)、2,12A 基本データベース(データベース
手段)、12B 付加データベース(データベース手
段)、3 部分地図抽出部(部分地図抽出手段)、13
経路探索部(部分地図抽出手段)、4,14 目標物
抽出部(目標物抽出手段)、15 デフォルメ処理方式
選択部(デフォルメ処理手段)、6,16 デフォルメ
処理部(デフォルメ処理手段)、7,17 表示タイプ
選択部(表示データ生成手段)、8,18 表示データ
生成部(表示データ生成手段)、9,19 出力部(出
力手段)、21 通信部(実時間情報取得手段)、22
メモリ(記憶手段)、23 データ更新部(実時間情
報更新手段)、101 出発点(猪名寺駅)、102
目的点(宝塚C郵便局)、103 周辺駅(宝塚駅)、
104 鉄道移動経路(JR線)、105〜108 通
過点(伊丹、北伊丹、川西、中山寺の各駅)、109
徒歩移動経路、110 目標物(A小学校)、111
目標物(Bストア)、112 目標物(交番)、113
バス停(宝塚駅北口)、114 バス停(D公園
前)、115目標物(D公園)、116 目標物(E薬
局)、117 目的点(F家)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB05 HB11 HC14 HC15 HC16 HC22 HC23 HC27 HC30 HC31 HD16 2F029 AA02 AA07 AB13 AC02 AC09 AC16 5B050 BA08 BA17 EA05 EA12 EA13 FA09 FA10 FA19 5L096 BA04 BA18 FA12 FA13 FA67 9A001 HH23 JJ11 JJ77

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 詳細地図情報から抽出された部分地図の
    移動経路や目標物をデフォルメ処理するデフォルメ地図
    作成装置において、上記移動経路が交差する交点、上記
    移動経路の行き止まりである端点、上記移動経路の方位
    角が変化する曲点の各近傍にそれぞれ存在する基準目標
    物を上記目標物から抽出し、上記基準目標物を結ぶ上記
    移動経路をそれぞれデフォルメ処理することを特徴とす
    るデフォルメ地図作成装置。
  2. 【請求項2】 詳細地図情報から抽出された部分地図の
    移動経路や目標物をデフォルメ処理するデフォルメ地図
    作成装置において、 上記部分地図の表示範囲および表示タイプを指定する入
    力手段と、 上記詳細地図情報を記憶するデータベース手段と、 上記表示範囲に基づいて上記詳細地図情報から上記部分
    地図を抽出する部分地図抽出手段と、 上記部分地図に記載された上記目標物を抽出し、上記移
    動経路が交差する交点、上記移動経路の終わりである端
    点、上記移動経路の方位角が変化する曲点の各近傍に存
    在する基準目標物を上記目標物からそれぞれ抽出する目
    標物抽出手段と、 上記基準目標物を結ぶ上記移動経路をそれぞれデフォル
    メ処理し、上記目標物をデフォルメ処理するデフォルメ
    処理手段と、 上記移動経路および上記目標物がデフォルメ処理された
    部分地図から上記表示タイプに基づいて表示データを生
    成する表示データ生成手段と、 上記表示データを表示する出力手段とを備えることを特
    徴とするデフォルメ地図作成装置。
  3. 【請求項3】 基準目標物を結ぶ移動経路の中間点に存
    在する目標物を上記基準目標物として抽出することを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のデフォルメ地図
    作成装置。
  4. 【請求項4】 表示範囲は出発点および目的点から指定
    され、部分地図抽出手段は、上記出発点の一定距離内に
    ある出発点周辺駅と上記目的点の一定距離内にある目的
    点周辺駅とを探し出し、上記出発点周辺駅と上記目的点
    周辺駅とを結ぶ移動経路を抽出することを特徴とする請
    求項2または請求項3記載のデフォルメ地図作成装置。
  5. 【請求項5】 表示範囲が目的点だけによって指定され
    ると、部分地図抽出手段は、目的点周辺駅を全て出発点
    として抽出することを特徴とする請求項4記載のデフォ
    ルメ地図作成装置。
  6. 【請求項6】 目標物抽出手段は、複数の地点が入力手
    段から指定されると、上記複数の地点の近傍に存在する
    目標物も基準目標物として抽出することを特徴とする請
    求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載のデフォ
    ルメ地図作成装置。
  7. 【請求項7】 部分地図抽出手段は、複数の地点が入力
    手段から指定されると、上記複数の地点を全て含む部分
    地図を抽出することを特徴とする請求項2から請求項4
    のうちのいずれか1項記載のデフォルメ地図作成装置。
  8. 【請求項8】 部分地図抽出手段は、特定の地理的範囲
    を意味する地域名称が入力手段から指定されると、上記
    特定の地理的範囲を含む領域を部分地図として抽出する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載のデフォ
    ルメ地図作成装置。
  9. 【請求項9】 入力手段および出力手段は通信機能を有
    し、上記入力手段は部分地図の表示範囲を上記通信機能
    によって指定し、上記出力手段は上記表示範囲の部分地
    図を上記通信機能によって表示することを特徴とする請
    求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載のデフォ
    ルメ地図作成装置。
  10. 【請求項10】 表示データ生成手段は、デフォルメ処
    理された目標物や移動経路の情報に応じて上記目標物や
    上記移動経路の表示色を変化させる表示データを生成す
    ることを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいず
    れか1項記載のデフォルメ地図作成装置。
  11. 【請求項11】 表示データ生成手段は、デフォルメ処
    理された目標物や移動経路の情報に応じて上記目標物や
    上記移動経路を動画表示させる表示データを生成するこ
    とを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか
    1項記載のデフォルメ地図作成装置。
  12. 【請求項12】 表示データ生成手段は、デフォルメ処
    理された部分地図の一部の表示比率を変更できることを
    特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項
    記載のデフォルメ地図作成装置。
  13. 【請求項13】 表示データ生成手段は、街灯、高架、
    高架下、堤防、河川、橋、舗装の変化、地下、市街地状
    況を地図情報とした表示データを生成することを特徴と
    する請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載の
    デフォルメ地図作成装置。
  14. 【請求項14】 デフォルメ処理手段は、移動手段が異
    なる複数の移動経路が部分地図に含まれる場合には、上
    記移動手段の移動経路を移動時間に応じた表示長に短縮
    することを特徴とする請求項2から請求項4のうちのい
    ずれか1項記載のデフォルメ地図作成装置。
  15. 【請求項15】 デフォルメ処理手段は、移動手段の移
    動経路を移動時間に比例させた表示長に短縮することを
    特徴とする請求項14記載のデフォルメ地図作成装置。
  16. 【請求項16】 表示データ生成手段は、短縮した表示
    長の移動経路に短縮記号を付加することを特徴とする請
    求項14または請求項15記載のデフォルメ地図作成装
    置。
  17. 【請求項17】 時間変化する実時間情報を取得する実
    時間情報取得手段と、 上記実時間情報が付加された部分地図を記憶する記憶手
    段と、 上記部分地図に付加された上記実時間情報を更新する実
    時間情報更新手段とを備え、 表示データ生成手段は、上記実時間情報が付加された部
    分地図から表示データを生成することを特徴とする請求
    項2から請求項4のうちのいずれか1項記載のデフォル
    メ地図作成装置。
  18. 【請求項18】 データベース手段は、目標物および移
    動経路に関する関連情報を記憶する関連情報源へのリン
    ク情報を記憶し、 表示データ生成手段は、上記目標物および移動経路に関
    する関連情報を上記リンク情報によって上記関連情報源
    から引き出して表示データを生成することを特徴とする
    請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載のデフ
    ォルメ地図作成装置。
  19. 【請求項19】 データベース手段は、目標物および移
    動経路の高さ情報を記憶し、 表示データ生成手段は、上記高さ情報に応じて上記目標
    物および移動経路の鳥瞰図を生成することを特徴とする
    請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載のデフ
    ォルメ地図作成装置。
  20. 【請求項20】 入力手段は、表示範囲を指定する音声
    を信号に変換する音声変換手段と、上記信号から表示範
    囲を認識する音声認識手段とを備えることを特徴とする
    請求項2から請求項4のうちのいずれか1項記載のデフ
    ォルメ地図作成装置。
  21. 【請求項21】 詳細地図情報から抽出された部分地図
    の移動経路や目標物をデフォルメ処理するデフォルメ地
    図作成方法において、上記移動経路が交差する交点、上
    記移動経路の行き止まりである端点、上記移動経路の方
    位角が変化する曲点の各近傍にそれぞれ存在する基準目
    標物を上記目標物から抽出し、上記基準目標物を結ぶ上
    記移動経路をそれぞれデフォルメ処理することを特徴と
    するデフォルメ地図作成方法。
  22. 【請求項22】 基準目標物を結ぶ移動経路の中間点に
    存在する目標物を上記基準目標物として抽出することを
    特徴とする請求項19記載のデフォルメ地図作成方法。
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