JPH10318473A - ホースバンド - Google Patents

ホースバンド

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JPH10318473A
JPH10318473A JP9132476A JP13247697A JPH10318473A JP H10318473 A JPH10318473 A JP H10318473A JP 9132476 A JP9132476 A JP 9132476A JP 13247697 A JP13247697 A JP 13247697A JP H10318473 A JPH10318473 A JP H10318473A
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hose
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Sosaburo Nakato
荘三郎 中戸
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Ochiai Co Ltd
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OCHIAI CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で従来構造に比較して、より板厚を
薄くすることが可能なホースバンドの構造を得る。 【解決するための手段】復元力を有する金属帯体10の
一端側に開口部11を形成し、他端側に前記開口部に挿
入可能な幅細片12を形成し、前記幅細片を開口部に挿
入配置するよう前記金属帯体を円弧状態に曲げて環状部
2を形成し、金属帯体の両端側を反環状部側へ折曲して
拡開部3,4を形成したホースバンド1であって、前記
環状部の円周方向に沿って3本の溝を形成し、前記円周
方向において、外側溝14,16の長さに対して内側溝
15の長さを短くすることにより、金属帯体の板厚を薄
くするとともに、環状部を押し開く方向に力が加えられ
場合でも環状部を真円に保つことができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、パイプ等にホース
を接続する際に使用するホースバンドに関する。このホ
ースバンドは、自動車のエンジンルーム等の各種機器内
でのホースの接続や、ガス器具等におけるホースの接続
に使用され、ホース周囲を締め付けてパイプとホースと
の接続を確実にするものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般的に使用されているホースバン
ドとしては、例えば図6に示すように、復元力を有する
金属帯体で環状部20を形成し、この環状部20の両端
に切込み凹部21と該切込み凹部21に挿入配置される
凸部22とをそれぞれ形成する一方、前記環状部20の
両側対向位置に略三角形状の切抜長孔23を穿設し、ホ
ースバンドをホース周囲に装着するに際して前記凹部2
1と凸部22とが離反する方向に押し開くように力が加
えられ場合、環状部20において曲げ応力を全周に均等
化することにより撓み状態の真円性を保つホースバンド
が提案されている(実公昭51−40088号公報参
照)。
【0003】また、別のホースバンドによれば、図7に
示すように、環状部20の円周方向に沿って突隆部30
を形成し、この突隆部30について、環状部20の正面
中央に位置する幅の狭い幅狭突隆部31と、この幅狭突
隆部31の両端から各々環状部20の背面側に向けて設
けられた幅狭突隆部31より幅の広い幅広突隆部32,
32とを設けている。そして、環状部20の両端に設け
られた拡開摘子33同士を接近させて環状部20を押し
開く方向に力が加えられ場合、幅狭突隆部31と幅広突
隆部32の存在により、環状部20において曲げ応力を
全周に均等化することにより撓み状態の真円性を保つホ
ースバンドが提案されている(実公昭59−16626
号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示したホースバンドによれば、環状部20に切抜長孔2
3を穿設しているので、強度を考慮してホースバンド全
体の肉厚(金属帯体の板厚)を太くする必要があり、コ
スト高になるという問題点があった。
【0005】また、図7に示したホースバンドによれ
ば、幅狭突隆部31と幅広突隆部32により環状部20
の曲げ応力を全周に均一化するとともに全体の強度を確
保する必要から、環状部20を構成する金属帯体の板厚
をある程度厚くしなければならないという問題点があっ
た。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、環状部を押し開く方向に力が加えられ場合でも環状
部を真円に保つことができるようにするとともに、簡単
な構造で従来例に比較してより板厚を薄くすることが可
能なホースバンドの構造を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1は、復元力を有する金属帯体の一端側に開口部
を形成し、他端側に前記開口部に挿入可能な幅細片を形
成し、前記幅細片を開口部に挿入配置するよう前記金属
帯体を円弧状態に曲げて環状部を形成し、金属帯体の両
端側を反環状部側へ折曲して拡開部を形成したホースバ
ンドであって、次の構成を含むことを特徴としている。
前記環状部の円周方向に沿って少なくとも3本の溝を形
成する。これらの溝は、前記円周方向において、外側の
溝の長さに対して内側の溝の長さを短くする。
【0008】請求項2は、請求項1に記載のホースバン
ドにおいて、前記開口部は、端部側に幅広となる円錐台
形状に形成されたことを特徴としている。
【0009】請求項3は、請求項1に記載のホースバン
ドにおいて、前記幅細片は、先端側に方形部を有し、こ
の方形部から環状部側に至る方向に沿ってしだいに幅広
となる形状に形成されたことを特徴としている。
【0010】請求項4は、復元力を有する金属帯体の一
端側に開口部を形成し、他端側に前記開口部に挿入可能
な幅細片を形成し、前記幅細片を開口部に挿入配置する
よう前記金属帯体を円弧状態に曲げて環状部を形成し、
金属帯体の両端側を反環状部側へ折曲して拡開部を形成
したホースバンドであって、次の構成を含むことを特徴
としている。前記環状部の円周方向に沿ってその表面側
に突状となる3本の溝を形成する。これらの溝は、前記
円周方向において、外側の溝の長さに対して内側の溝の
長さを短くする。外側の溝は、金属帯体の開口部近傍か
ら幅細片近傍まで形成されている。
【0011】
【作用】本発明によれば、環状部に形成した複数の溝に
ついて、内側の溝の長さを外側の溝に対して短くしてい
るので、環状部を押し開く方向に力が加えられ場合、最
も力が加わる環状部の中心位置を両端側より強度を強く
することができ、環状部において曲げ応力を全周にわた
って均等化することができる。そして、複数の溝の形成
により環状部の中心位置の強度を強くするとともに金属
帯体全体の強度を確保しているので、金属帯体の板厚を
より薄くすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て、図1ないし図5を参照しながら説明する。ホースバ
ンドは、図2に示すような復元力を有する金属帯体10
を環状に曲げることにより図1に示すような形状のホー
スバンド1を一体的に形成している。金属帯体10の一
端側には開口部11が形成され、他端側には前記開口部
11に挿入可能な幅細片12が形成されて(図2)、こ
の幅細片12を開口部11に挿入配置するよう前記金属
帯体10を円弧状態に曲げて環状部2を形成している。
金属帯体10の両端側には、開口部11を反環状部2側
へ90度弱折曲した拡開部3、同様に幅細片12を反環
状部2側へ折曲した拡開部4がそれぞれ形成されている
(図1及び図3)。
【0013】金属帯体10の一端側に形成された開口部
11は、端部側に幅広となる円錐台形状となっている。
そして、金属帯体10の他端側に形成された幅細片12
は、先端側に方形部13を有し、この方形部13から環
状部形成側に至る方向に沿ってしだいに幅広となる形状
となっている。また、この方形部13部分が折曲されて
拡開部4を形成するようになっている。開口部11及び
幅細片12の形状を上述のように構成したのは、ホース
バンドの拡開部3,4の強度を確保するとともに、幅細
片12を開口部11に挿入配置するよう金属帯体10を
円弧状態に曲げて環状部2を形成するに際して、挿入し
やすい形状とするためである。
【0014】環状部2には、その円周方向に沿って環状
部2の表面側に突状となる3本の溝14,15,16が
形成されている。両側の外側溝14,16は、金属帯体
10の開口部11近傍から幅細片12近傍まで形成され
(図2)、金属帯体10の全体強度を確保して板厚をな
るべく薄くするようにしている。また、中央に位置する
内側溝15は、環状部2の円周方向において、外側溝1
4,16の長さに対して溝の長さが短く(内側溝15の
長さは、外側溝14,16の長さの略1/2)形成され
ている。なお、内側溝15と外側溝14,16とは、長
さのみ相違し、幅や高さ(深さ)は同じ形状で形成され
ている。
【0015】上記したように、環状部2に長さの異なる
外側溝14,16と内側溝15とを設けることにより、
環状部2の中心位置での断面A−Aは,図5のように凸
部が3箇所存在する形状となり、端部側位置での断面は
図5に対して中央の凸部(内側溝15)が省略された形
状となる。したがって、環状部2の強度は端部側より中
央部が強くなり環状部2の各部位における弾性に変化を
与えることができる。その結果、拡開部3,4同士を近
づけて環状部2を押し開く方向に力を加えると、環状部
2の中央部の強度に対して端部側のほうが弱いので、環
状部2において曲げ応力を全周に均等化することにより
撓み状態の真円性を保つことができる。
【0016】上記した例によれば、環状部2に形成する
溝を3本としているが、内側溝が外側溝より短く構成す
るのであれば、3本以上の複数本の溝を形成してもよ
い。例えば4本の場合では、内側2本を短く外側2本を
長く形成し、5本の場合では、中央の溝を最も短く、そ
の外側2本を次に短くし、最も外側の溝2本を長く形成
すればよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、環状部に形成した複数
の溝について、内側の溝の長さを外側の溝に対して短く
しているので、環状部の中心位置を両端側より強度を強
くすることができ、環状部を押し開く方向に力が加えら
れ場合、環状部において曲げ応力を全周に均等化するこ
とができ、環状部の開拡程度にかかわらず撓み状態にお
ける真円性を保つことができる。また、複数の溝の形成
により環状部の中心位置の強度を強くしているので、全
体の強度を確保しつつホースバンドを構成する金属帯体
の板厚を薄くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例に係るホースバンド
の斜視説明図である。
【図2】ホースバンドの金属帯体を展開した状態の平面
説明図である。
【図3】ホースバンドの正面説明図である。
【図4】ホースバンドの側面説明図である。
【図5】図2のA−A線部分の断面説明図である。
【図6】従来のホースバンドの斜視説明図である。
【図7】従来のホースバンドの斜視説明図である。
【符号の説明】
1…ホースバンド、 2…環状部、 3…拡開部、 4
…拡開部、 10…金属帯体、 11…開口部、 12
…幅細片、 13…方形部、 14,16…外側溝、
15…内側溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】復元力を有する金属帯体の一端側に開口部
    を形成し、他端側に前記開口部に挿入可能な幅細片を形
    成し、前記幅細片を開口部に挿入配置するよう前記金属
    帯体を円弧状態に曲げて環状部を形成し、金属帯体の両
    端側を反環状部側へ折曲して拡開部を形成したホースバ
    ンドであって、 前記環状部の円周方向に沿って少なくとも3本の溝を形
    成し、 これらの溝は、前記円周方向において、外側の溝の長さ
    に対して内側の溝の長さを短くすることを特徴とするホ
    ースバンド。
  2. 【請求項2】前記開口部は、端部側に幅広となる円錐台
    形状に形成された請求項1に記載のホースバンド。
  3. 【請求項3】前記幅細片は、先端側に方形部を有し、こ
    の方形部から環状部側に至る方向に沿ってしだいに幅広
    となる形状に形成された請求項1に記載のホースバン
    ド。
  4. 【請求項4】復元力を有する金属帯体の一端側に開口部
    を形成し、他端側に前記開口部に挿入可能な幅細片を形
    成し、前記幅細片を開口部に挿入配置するよう前記金属
    帯体を円弧状態に曲げて環状部を形成し、金属帯体の両
    端側を反環状部側へ折曲して拡開部を形成したホースバ
    ンドであって、 前記環状部の円周方向に沿ってその表面側に突状となる
    3本の溝を形成し、 これらの溝は、前記円周方向において、外側の溝の長さ
    に対して内側の溝の長さを短くし、 外側の溝は、金属帯体の開口部近傍から幅細片近傍まで
    形成されたことを特徴とするホースバンド。
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