JPH10317901A - 差動回流機関 - Google Patents

差動回流機関

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JPH10317901A
JPH10317901A JP16037097A JP16037097A JPH10317901A JP H10317901 A JPH10317901 A JP H10317901A JP 16037097 A JP16037097 A JP 16037097A JP 16037097 A JP16037097 A JP 16037097A JP H10317901 A JPH10317901 A JP H10317901A
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cylinder
thrust
pressure
gear
propulsion
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Shin Yoneda
伸 米田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、差動流体原動機の提供を目的とす
る。 【構成】 固定ラック面を移動する如くした差動歯車と
の噛み合い位置を支点とし、正転と逆転の歯車を設置す
る。正転、逆転の歯車を着力点とし、推進シリンダー推
力と吐出シリンダー推力を対抗させる、更に、吐出シリ
ンダー推力に対抗する補助吐出シリンダーを設置し、等
加圧において吐出シリンダー相互の推力の対抗により吐
出出力を消失させ、推進シリンダーのみの推進運動を発
生させ、内部流体の回流により運動を連続させて成る省
入力流体差動回流機関。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の理用分野】本発明は、流体機関に関するもの
である。本発明は、省入力差動流体機関の構造と運動原
理の提供を目的とする。
【0002】
【従来の技術】現在、圧力を主入力として運動をする原
動機関わ、完全な製品としてわ存在しません。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圧力源ポンプよりの入
力を、圧力を主体とし流体の流入を最小とする省入力流
体原動機関の提供にあります。問題点わ、圧力を主入力
とする運動の発生構造の開発にあります。
【0004】
【課題を解決するための手段】ラック面を移動する差動
歯車の相対回転とした歯車を着力点として、推進と吐出
のシリンダーを設置する。更に、吐出シリンダーの推力
に対抗させて補助吐出シリンダーを設置し、等加圧に於
て吐出シリンダー出力を消失させ、推進シリンダーのみ
の推力を発現させた構造の開発を特徴とします。
【0005】
【作用】固定ラック面を移動する歯車運動の特徴わ、ラ
ック面を支点とし、支点よりシリンダー推力の歯車の着
力点に至る距離が推力に比例する挺子の原理により運動
します、更に、運動方向わ推力の方向に従うと云う特性
があります。挺子の原理による、吐出用シリンダーの相
互推力の対抗により、吐出用シリンダー自体の出力を消
失させる歯車配置わ本発明の基本構造です。
【0006】出力を消失させた吐出用シリンダーの内部
流体わ回流回路を通じ、容積を整合した推進シリンダー
え等容積回流となり出力を連続します。従って、ポンプ
よりの流体の流入を必要とぜず、推進シリンダーわ加圧
圧力を入力として出力を発生する回流現象の提供わ本発
明の最大の特徴です。運動の原理と構造を実施例により
説明します。
【0007】
【実施例】図1、図2の実施例の使用主要部品寸法を示
します。11の推進用シリンダーわ受圧面積100平方
センチ、行程360センチ。12の吐出用シリンダーわ
受圧面積200平方センチ、行程60センチ。13の補
助吐出シリンダーわ受圧面積400平方センチ、行程6
0センチ。内部容積わ、11わ36リッター、12わ1
2リッター、13わ24リッターとしています。
【0008】15の固定ラックに噛み合う18の推進用
歯車の直径わ、60センチ。18と同一軸に固着する1
9の回転伝達用歯車直径わ、100センチ。19と噛み
合う20の回転方回変換歯車直径わ、100センチ。2
0と同一軸に固着する21の補助吐出用歯車直径わ、8
0センチ。20と同一軸に固着する22の吐出用歯車直
径わ40センチです。
【0009】図2わ25の歯車軸受台が固定ラックの右
端末に有り29の左方向え発進の状態を示しています。
7の前進加圧回路わ加圧され11、12、13の各シリ
ングーわ等加圧となり各々27の方向に推力を発生して
います。12のの吐出シリンダーの推力わ22歯車を着
力点とし、挺子の作用として右方向に運動させようとし
ています。13の補助吐出シリンダーの推力わ21の歯
車を着力点とし歯車軸保持台を29の示す左方向に運動
させようとし、推力の対抗となり運動わ発生しません。
【0010】歯車直径の相違により支点より着力点に至
る距離が2倍である12と13推力の均衡する理由わ、
12の受圧面積を13の2分の1とする故に可能です。
吐出シリンダー相互の推力の対抗により出力を消失すれ
ば、11の推進シリンダーわ必然に全推進力を発生し2
9の方向に運動します。11の出力運動を維持する吐出
シリンダーの出力消失と等容積回流について更に詳しく
説明します。
【0011】11の推進シリンダーの29の示す左方向
えの前進運動により、18の推進用歯車の直径60セン
チ、円周を3倍の概数計算として、固定ラック面の歯車
軸の反時計回転による1回転の移動距離わ180センチ
となります。従って、12の吐出用シリンダーピストン
軸わ左方向え180センチ移動の予定となりますが、着
力点の22の歯車の時計方向の回転により、円周の概数
120センチを差し引きされ、結局左方向の約60セン
チの移動となります。
【0012】13の補肋吐出シリンダーピストン軸の場
合も、180センチを左方向え移動の予定ですが、直径
80センチの21の歯車の時計方向の回転により、円周
の概数240センチの右方向移動に差し引きされ結局6
0センチの右方向の移動となります。従って、12、1
3の吐出シリンダーのピストンわ内部容積を縮小し流体
を推進シリンダーえ押し出すことになります。
【0013】通常の等加圧回路でわ流出わ困難であり圧
縮の状態となりますが、加圧回路に並行して回流専用回
路の設置により容易に回流わ可能となります。故に1
2、13の吐出シリンダー内部流体の合計容積36リッ
ターわ、推進シリンダーの容積36リッターと整合充填
する故に、ポンプよりの流体の流入を必要とせず。加圧
圧力のみの入力による回流推進運動が成立します。
【0014】図2の実施例わ31の示す歯車軸の左行起
動位置であり、図1わ32の左行端末に到達した状態を
表示しています。前進端末、左行端に到達すれば、リミ
ットスイッチ等により位置を検出し、5の前進弁をOF
にして7の回路を減圧し、6の後退弁をONにすれば歯
車軸の右方向の後退運動に移行します。31の後退端末
に復帰すれば再び5の前進弁をONに切り替えることに
よりサイクル運動を連続します。
【0015】出力わ26の軸より取りだし、クランク、
一方向回転カムクラッチ等により回転運動とする方式が
有効です。但し、本機関の停止時において減圧量とし
て、シリンダーの全容積の10分の1の流体を放出して
いる故に、起動時において放出した流体量の瞬時入力を
必要とします。故に、本機関の速度を1メーター毎秒と
し、3、秒の運動、1秒の減圧と加圧の停止タイムのサ
イクルを繰り返す本機関の場合、省入力回流機関として
の効率わ著しく低下します。
【0016】故に起動時の省入力方式としてわ、先ず低
圧流体により推進シリンダーを充填し、仕上げとして小
吐出量の高圧ポンプにより加圧する方式とれば10分の
1の起動入力で可能となります。従って、低圧、高圧の
2段ポンプか可変圧力ポンプの設置が有効です。亦、減
圧流体の放出及び注入専用の補助シリンダーの付設方式
も可能です。以上が実施例の構造と動作原理の説明で
す。
【0017】実施例の運動行程において、1秒の放出休
止タイムロスを無くする方式として実施例機構の併設が
有効です。亦、ローラー、平滑軸等による製造方式も可
能であり、亦、シリンダーの容積、ストロークの変更、
歯車直径の選択等が可能です。尚、回流回路の流量調整
による速度制御が可能です。尚、小型ポンプ、アキュム
レーター、ダイナモ、バッテリー等の付設により、独立
としたエンジンとしての使用が可能となります。
【発明の効果】本発明の差動回流運動の構造の原理によ
る、流体機関の効率わ圧力を主入力とする故に極めて大
であり、従来の油圧機関に比較して、入力効率わ極めて
優れている故に、多様な用途が可能となります。差動流
体回流機関の用途として、プレス、リフト、射出整形
機、等の往復運動機関を始め、車両、船舶等の推進機
関、発電機の駆動原動機としても省エネルギー問題に貢
献する重要な発明です。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構造動作説明図です。
【図2】実施例の構造動作説明図です。
【符号の説明】
1 原動機 2 低圧ポンプ 3 高圧ポンプ 4 高圧弁 5 前進弁 6 後退弁 7 前進加圧回路 8 後退加圧回路 9 前進回流回路 10 後退回流回路 11 推進シリンダー 12 吐出シリンダー 13 補助吐出シリンダー 14 推進ラック軸 15 固定ラック軸 16 補助ラック軸 17 吐出ラック軸 18 推進歯車 19 回転伝達歯車 20 逆転歯車 21 吐出補助歯車 22 吐出用歯車 23 歯車軸 24 安定歯車 25 歯車軸保持台 26 出力軸 27 左行時の推力の方向 28 左行時の運動方向 29 左運動方向 30 固定フレーム 31 歯車軸右端末 32 歯車軸左端末
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 差動回流機関
【特許請求の範囲】
【請求項 1】 歯車か天秤かクランク等を介して、推
進シリンダーの推力と、吐出シリンダーの推力を対抗す
る配置とする。更に、吐出シリンダーの逆推力に対抗す
る、背圧を、順次低減圧力回路とすることにより吐出シ
リンダーの逆推力を減少させ。等加圧において吐出シリ
ンダーの内部流体を推進シリンダーえ回流させる如く
し、加圧圧力を主入力として成る差動回流機関。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の理用分野】本発明は、流体機関に関するもの
である。圧力を主入力として運動する流体差動機関の提
供を目的とする。
【0002】
【従来の技術】現在、圧力を入力とする差動機関の高度
の完成品わ提供されていません。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】回流差動機関の問題点
わ、吐出シリンダーに発生する逆推進力を如何に効率よ
く減少させるかが課題です。
【0004】
【課題を解決するための手段】推進シリンダーに対抗す
る吐出シリンダーに発生する逆推力に、背圧を加圧して
対抗する方式において、圧力を順次に階段状に減圧し
た、背圧の直列の加圧配置わ、推進シリンダーの出力効
率を上昇することを確認した点が特徴です。
【0005】
【作用】吐出シリンダーの逆推進力が減少すれば、推進
シリンダーの推進抵抗が減少する故に、等加圧において
推進用シリンダーの推力が発生します。推進用シリンダ
ーの出力わ、推進シリンダーの加圧圧力と最終段の背圧
の低圧の圧力の落差によって決定されます。従って、推
進シリンダーピストンの運動により、吐出シリンダーの
内部流体わ、等加圧において推進シリンダーえ回流して
ゆきます。
【0006】相互のシリンダーわ等容積故に、回流推進
運動わポンプよりの流体の流入を必要とせず、加圧圧力
を主入力とする回流運動が成立します。言い替えれば、
本機関わ背圧の階段状の圧力低下により運動の原理が初
めて確立したと言えます。図1と図2の実施例により、
運動と構造を説明します。
【0007】
【実施例】実施例わ直線往復型差動機関であり、基本構
造わ、13、16の推進用シリンダーと14、15の吐
出用シリンダーの推力が、21、23、24の歯車を介
して各々対抗する配置としています。図1わ17の推進
用ラック軸が24の前進方向えの起動時の状態であり、
図2わ前進端に到達した状態を示しています。始めに
2、3、29のポンプを駆動すれば、9と31の常時加
圧回路が加圧されます。
【0008】9の回路わ14、15の吐出用ンリンダー
の背圧部の等加圧となります。加圧圧力わ主回路推進圧
力と100パーセントの同等です。31の回路わ13、
16の推進シリンダーの推力に対抗する如く、主回路の
25パーセントの圧力をもって加圧されています。28
の原動機の出力わシリンダー容積と圧力に関わりなく
0.5馬力程度で可能です。
【0009】次に、5の前進弁をONにし7前進加圧回
路を加圧すれば、13、14のシリンダーわ等加圧とな
り、各々22の方向に推力を発生します。同時に、6の
後退弁わOFとなっていますが、8の回路の圧力わ32
のプレッシャースイッチと33の停止弁の作用により、
50パーセントの残留圧力として存在します。
【0010】従って、13の推進シリンダー推力わ、1
4の吐出シリンダーの推進圧力100パーセントによっ
て加圧され、更に、14と15のシリンダーわ、9の常
圧100パーセントにより保証されています。更に、1
5のシリンダーの背圧わ、8の回路により50パーセン
トの圧力の抵抗を受け推力を低下します。
【0011】更に15のシリンダーわ31の常圧回路の
25パーセントの圧力の抵抗により、推力わ低下しま
す、最終段でわ、推進シリンダーわ圧力100パーセン
トと25パーセントの推力対抗となり差し引き75パー
セントの理論推力により前進し、等容積の相互回流とな
り、ポンプよりの流体の流入を必要とせず加圧圧力を主
体入力とする前進運動を持続します。
【0012】前進端末に到達すれば、リミットスイッチ
等により位置を検出し、7の回路をOFとして50パー
セントに減圧し、8の回路を加圧すれば前進時と同一運
動原理により圧力わ逆の高低となり後退運動に移行しま
す。後退端末に至れば、8の回路を減圧し再び7の回路
の加圧により前進運動を開始し、以上の手順の繰り返し
によりサイクルを連続します。
【0013】出力わ17と20のラック軸の交互運動に
より、26の一方向回転カムクラッチによる回転運動と
して取り出します。更に、2、3の低圧と高圧の2段ポ
ンプとしているのわ、起動時の入力の省力化にありま
す、起動時の省入力方式としてわ、他に、可変圧力、ポ
ンプの付設、減圧用流体の吸収、放出専用シリンダーの
設置方式等があります。以上が、運動の原理と構造の説
明です。
【0014】亦、天秤、クランク等をピストンの着力点
とする製造方式も可能です。亦、背圧用シリンダーと歯
車の増設方式も可能であり、両軸シリンダーの使用も有
効です。亦、シリンダーストローク、容積の選択可能で
す、回流回路の流量調整により速度制御が可能です。
亦、小型ポンプ、アキュムレーター、ダイナモ、バッテ
リー等の付設により、独立としたエンジンとしての使用
が可能です。
【発明の効果】本発明の差動回流機関わ加圧圧力を主入
力とする故に、入力効率わ従来の油圧機関の数倍を可能
とし、故に、用途も多様でありプレス、リフト、射出整
形機、土木機械等の往復動機関を始め、車両、船舶等の
推進機関、発電機の駆動原動機として省エネルギー問題
と環境に貢献する重要な発明です。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構造動作説明図です。
【図2】実施例の構造動作説明図です。
【符号の説明】 1 原動機 2 低圧ポンプ 3 高圧ポンプ 4 高圧弁 5 前進弁 6 後退弁 7 前進加圧回路 8 後退加圧回路 9 常時背圧加圧回路 100パーセント加圧 10 常時背圧回流回路 11 前進用回流回路 12 後退用回流回路 13 前進用推進シリンダー 14 前進用吐出シリンダー 15 後退用吐出シリンダー 16 後退用推進シリンダー 17 前進用ラック軸 18 前進用吐出ラック軸 19 後退用吐出ラック軸 20 後退用推進ラック軸 21 前進用歯車 22 前進時加圧推力の方向 23 後退用歯車 24 前進時の運動方向 25 出力歯車 26 一方向回転クラッチ付き出力歯車 27 出力軸 28 常時加圧ポンプ原動機 29 常時加圧ポンプ 30 圧力調整弁 31 常時背圧回路 25パーセント加圧 32 圧力スイッチ 33 停止弁 34 後退位置リミットスイッチ 35 前進位置リミットスイッチ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図1】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 差動回流機関
【特許請求の範囲】
【請求項 1】歯車、天秤、クランクホイル、等を使用
し、推進用、吐出用、対抗用の、各シリンダー推力の着
力点とする配置とする。吐出用シリンダーの推力に対抗
する如くした、対抗用シリンダーを複数設置とし、推進
運動に連動して対抗用シリンダーが相対運動をする機構
とする。等加圧により推力を減少した、吐出用シリンダ
ーの内部流体の、推進用シリンダーえの回流により、加
圧圧力を主入力とする推進運動を発生させて成る省入力
差動回流機関。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の理用分野】本発明は、流体機関に関するもの
である。本発明は、省入力差動流体機関の構造と運動原
理の提供を目的とする。
【0002】
【従来の技術】現在、圧力を主入力として運動をする原
動機関わ、正確な原理と構造の提供よる高度の効率性を
有する省入力差動流体機関わ実現されていません。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】問題点とわ、圧力を主
入力とする運動の原理わ機関の構造と一体であり、構造
の開発により初めて原理わ成立します。本機関において
わ、吐出用シリンダーの逆推進力を如何に減少させるか
が課題です。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においてわ、吐出
用シリンダーの推力を減少させる対抗用シリンダーを複
数設置とし、天秤機能を介して対抗させ、推進運動に連
動して対抗用シリンダーピストンの相対運動をさせる差
動機構と内部流体の相互回流により、連続して対抗推力
の保持による推進運動を確立した点を特徴とします。
【0005】
【作用】本発明の運動原理わ、図1に示す如く、吐出用
シリンダーの推力軸を歯車軸に軸着し、軸着部を天秤作
用の支点とし、天秤の両端を着力点とする如く、歯車の
円周の両辺を着力点とした対抗シリンダーの反対推力の
加圧により、吐出用シリンダー推力を減少させる機構と
し。
【0006】更に、31の差動歯車を設置し、推進軸に
連動して、片側の対抗シリンダー軸を加圧し、対抗シリ
ンダーピストンの相対運動をさせた構造を特徴としま
す。片側の対抗シリンダーピストンわ、後退しつつ前進
推力を保持する特性わ、天秤用歯車と歯車軸が固定して
いない支点の作用と、対抗シリンダー相互を接続する回
流回路の設置によって抵抗とならず差動が可能となりま
す。
【0007】全回路の等加圧により、対抗シリンダー2
本の合計推力と、吐出用シリンダー推力わ中和状態とな
り、運動を発生しない状態となります。従って、12の
推進用シリンダーと11の吐出用シリンダーとの回流回
路の接続により、12わ30の方向に推進運動を発生し
ます。11、より12えの回流わ等容積故に、ポンプよ
りの流体の流入を必要とせず加圧のみのの入力により運
動を連続します。以上の説明が差動回流運動の原理で
す。
【0008】
【実施例】図1、図2、の実施例わ直進往復型差動機関
であり、図1わ、24の推進軸が30の前進方向え起動
直前の状態です。図2わ、24の推進軸が30の方向の
終端に到達した状態を示しています。
【0009】始めに2のポンプを駆動し、次に、5の前
進弁をONにすると7の回路を加圧し、11、12、1
3、14のシリンダーの前進側、斜線部分が等加圧とな
ります。等加圧された場合、11の吐出用シリンダー推
力わ、13、14の対抗シリンダーの反対推力により中
和され均衡して出力わゼロとなります。
【0010】従って、作用の項目で説明の通り、12の
推進シリンダーのみが推力を発生し、推進必要流体量を
11よりの回流により補充し、全推力を保持して30の
方向のシリンダーエンドまで前進します。運動中わ外部
のポンプ等よりの流入を必要とせず運動します。加圧圧
力を主入力とする運動の成立です。
【0011】24の軸の出力わ26の歯車付き一方向回
転クラッチにより往復運動共に一方向回転として27の
出力軸に伝達されます。図2に示す如く、29の前進端
に到達すれば、リミットスイッチ等により位置を検出
し、5の弁をOFにし、7の回路を減圧し、減圧完了と
同時に6の後退弁をONにし、8の回路の等加圧によ
り、前進運動においての説明の同一原理により後退運動
にうつります。
【0012】図1に示す、28の後退位置に復帰すれ
ば、6の後退弁をOFとし、減圧完了後再び5の前進弁
のONにより前進運動に移行します、以上の手順の繰り
返しにより往復運動サイクルを連続します。以上わ、構
造と運動連続の概要の説明です、次に実施例の寸法を設
定し、入出力の問題を説明します。
【0013】11、12、13、14、の全シリンダー
の許容行程わ1メーターです。11、12のシリンダー
受圧面積わ100平方センチとしています。13、14
のシリンダー受圧面積わ50平方センチとしています。
本機関の出力わ、圧力と受圧面積と回流の速度に比例
し、回流抵抗に反比例します。
【0014】加圧の圧力を50KGに設定し、回流回路
の配管断面面積を20平方センチとしたとき、油圧の流
体速度わ、1秒間10メーターわ可能です。故に、シリ
ンダー容積10リッターの所要充足時間わ0、5秒で
す。故に12の推進シリンダーピストンの速度わ秒速2
メーターとなります。
【0015】従って、12の推力わ50KGメーター毎
秒に100平方センチを乗じた値。5000KGメータ
ーの2倍の10000KGメーター秒となります。但
し、実効推力わ2分の1ゆえに5000KGメーターセ
コンドです。更に、運動端末において1秒の減圧と加圧
の休止タイムが必要であり、平均推力わ2500KGメ
ーターセコンドに減少します。
【0016】本機関の入力の所要量わ、機関の停止時の
減圧の流体放出量に比例します。通常、起動時のシリン
ダー加圧の全容積の10分の1が放出量です。故に、起
動時にわ、シリンダーの全容積の10分の1の流体量の
瞬時入力を必要とします。故に、本機関においてわ、1
1と、12、を合わせて10リッター、13、14、を
合わせて5リッター、合計15リッターです、故に起動
時にわ約2リッター毎秒が必要です。
【0017】2リッター毎秒のポンプ入力わ、約30馬
力を必要とします。但し、本機関の回流運動の特性によ
り、運動中の入力わ0、5馬力程度に減少します、故
に、本機関わ以上の内容において原動機として実用可能
ですが、起動時の入力の減少効果わ不充分です、故に、
起動時の省入力化の方式として、起動時の2段階入力方
式の付設が有効です。
【0018】起動時の省入力方式として、2段加圧方式
とわ、先ず10KG程度の低圧で流体をシリンダー内部
に充満させた瞬間に、4の高圧弁をONにして50KG
の加圧に切り替える2段加圧方式とすれば、低圧、高圧
ポンプ共に3馬力で入力が可能となります。従って、起
動方式として、低圧、高圧の2段ポンプか可変圧力ポン
プの設置等が有効です、亦、減圧流体の放出及び注入専
用の補助シリンダーの付設方式も可能です、以上が実施
例の構造と動作の説明です。
【0019】入出力の算定わいずれも理論数値ですが、
現代に存在する原動機、内燃機関を含めて比較しても、
極めて高い出力効率が予測される原動機の提供といえま
す。亦、実施例の運動行程において、1秒の放出休止タ
イムロスを無くする方式として実施例機構の2組による
交互起動方式が併設が有効です。亦、天秤、クランクホ
イル、ローラー等による製造方式も可能です。
【0020】亦、差動歯車機構わ、フレキシブルシャフ
ト、回流差動シリンダー等の使用方式も可能であり、
亦、相対抵抗用シリンダーと、つりあい配置シリンダー
との複合型製造方式も可能です。尚、回流回路の流量調
整による速度制御が可能です。尚、小型ポンプ、アキュ
ムレーター、ダイナモ、バッテリー等の付設により、独
立としたエンジンとしての使用が可能となります。亦、
図2の10の後退回流回路わ省略しています。
【発明の効果】本発明の均衡圧力機関わ圧力を主入力と
する故に、従来の原動機関に比較して、入力効率わ極め
て優れている故に、多様な用途が可能となります。均衡
圧力機関の用途として、プレス、リフト、射出整形機、
等の往復運動機関を始め、車両、船舶等の推進機関、発
電機の駆動原動機としても省エネルギー問題に貢献する
重要な発明です。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構造動作説明図です。
【図2】実施例の構造動作説明図です。
【符号の説明】 1 原動機 2 低圧ポンプ 3 高圧ポンプ 4 高圧弁 5 前進弁 6 後退弁 7 前進加圧回路 8 後退加圧回路 9 前進回流回路 10 後退回流回路 11 吐出用シリンダー 12 推進用シリンダー 13 対抗用シリンダー 14 対抗用シリンダー 15 天秤用歯車 16 前進時の運動方向 17 固定歯車軸 18 対抗ピストンラック軸 19 対抗ピストンラック軸 20 本体フレーム 21 移動歯車軸 22 前進時の推力の方向 23 前進時の回転方向 24 出力軸 推進軸 25 出力軸 26 歯車付き一方向回転クラッチ 27 出力回転軸 28 後退位置 29 前進位置 30 前進方向 31 差動歯車
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】差動歯車か差動ローラー等を使用し、固
    定ラック面か固定ローラー面を支点として相対回転をさ
    せて移動する機構とする。正回転と逆回転する歯車を着
    力点として、推進ンリンダーと吐出ンリンダーの推力を
    対抗させる配置とする。更に、吐出用シリンダーの推力
    に対抗させ、補助吐出シリンダーを設置することによ
    り、等加圧において吐出シリンダー出力を消失させ、推
    進シリンダーのみの推力を発生させる。推進シリンダー
    の推力による運動を、吐出シリンダーの内部流体の回流
    充填により連続させて成る流体機関に、低圧、高圧の多
    段ポンプか、可変圧力ポンプ等を付設するか。減圧時の
    放出流体を、収納、注入する補肋シリンダー等を付設し
    た差動回流機関。
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