JP2000074002A - 等圧回流機関 - Google Patents

等圧回流機関

Info

Publication number
JP2000074002A
JP2000074002A JP10284714A JP28471498A JP2000074002A JP 2000074002 A JP2000074002 A JP 2000074002A JP 10284714 A JP10284714 A JP 10284714A JP 28471498 A JP28471498 A JP 28471498A JP 2000074002 A JP2000074002 A JP 2000074002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
pump
cylinder
engine
propulsion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10284714A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Yoneda
伸 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP10284714A priority Critical patent/JP2000074002A/ja
Publication of JP2000074002A publication Critical patent/JP2000074002A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、アキュムレーター等と流体シリン
ダー相互間の回流により、差動運動を発生させ、等圧ポ
ンプによる流体の復帰により、連続サイクルを可能とし
た、圧力を主入力とする流体運動機関の提供を目的とす
る。 【構成】 アキュムレーター、圧力溜タンク等の内部流
体を、流体シリンダーえ回流させて運動を発生させ、更
に流体の復帰において等圧ポンプを使用し、小型加圧ポ
ンプか圧力伝達回路を付設し。圧力源ポンプよりの入力
を減少させる如くして成る、加圧圧力を主入力として運
動する等圧回流機関。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の理用分野】本発明は、流体機関に関するもの
である。本発明は、省入力回流機関の簡潔で正確な運動
の原理と構造の提供を目的とする。
【0002】
【従来の技術】圧力を主入力として運動をする回流流体
機関において、Y、T字型配置力式、亦、等圧ポンプに
よるシリンダー相互間かアキュムレーターよりの流体の
出入方式等が出願されていますが。出力効率において各
々問題点を内包しています。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、等圧ポンプを使
用する方式においてわ、負荷に比例して吐出側の圧力が
高くなることわ入力の増大となり、効率において最大の
問題点となります。Y、T字型配置方式でわ、効率と構
造の複雑さに問題がありました。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においてわ、負荷
の変動に応じて、吐出側の圧力を吸入側にフイードバツ
クさせる、圧力の帰還伝達回路の設置、小型加圧ポンプ
の設置等において出力効率の変動を減少させた点を特徴
とします。
【0005】
【作用】本機関の構造の基本わ、 図1の実施例に示す
如く、アキュムレーターの内部流体をシリンダーに放出
回流させることにより推進運動を発生させ、更に、10
の等圧ポンプの回転により、後退の回流運動をさせる構
造を特徴としています。
【0006】等圧ポンプの特性について説明します。水
圧、油圧等のポンプににおいて、入力の負荷わ加圧圧力
と吐出量に比例して増加します。但し、高圧を使用して
も吸入側と叶出側に圧力の差が無い場合わ、吐出量が増
加しても入力わ僅かに変わるにすぎません。上記の現象
を確認したことが本発明の要点です。
【0007】、従って、10のポンプわ回路圧力50k
g/cmとし、ポンプの吐出量わ、10リッター毎秒
と設定していますが、ポンプ入力わ5馬力程度で可能と
なります。通常の油圧回路の場合わ10リッター毎秒で
わ100馬力わ必要です。図1の実施例の、各シリンダ
ーわ受圧面積100cm2、ストローク1mとすれば、
シリンダー内部容積10リッター故に、秒速1mで運動
します。外部よりの流体の入力を必要としない回流運動
です。従って、加圧のみを入力とする運動の理論効率
わ、従来の流体機関比較して数十倍の省エネルキー効果
をもたらします。
【0008】但し、負荷の増加に従い吐出側の圧力が増
加し、従って等圧ポンプの効率が減小してゆきます。以
上の弱点を補う方式として、圧力伝達回路の設置、小型
加圧ポンプの設置等により、吐出側の圧力の変動に応じ
吸入側圧力を適応させることにより、等圧保持の問題を
解決しました。
【0009】出力わ、推進用シリンターの加圧圧力×受
圧面積×速度 によって算定されます。以上の運動原理
の説明の如く、パスカルの原理を基本とした、圧力伝達
回路、小型加圧ポンプの設置等の使用による回流運動発
生の効果わ、従来の流体機関に比較して省入力となるわ
極めて明らかです。更に、本機関の構造と運動につい
て、実施例の図1、図2により説明します。
【0010】
【実施例】図1、の実施例わ、両軸型のシリンダー11
が後退端にあり、5の前進弁加圧され、27の方向に起
動直前の状態です。図2わ前進端に到達直前の状態を示
しています。
【0011】5の、前進弁のONにより11の推進用シ
リンダーわ加圧され27の方回の前進運動となり、12
のシリンダーの内部流体わ10の等圧ポンプ回転によ
り、アキュムレーターえ復帰してゆきます。10 ポン
プの運動時において吸入側の圧力が低下状態となるか、
吐出側の圧力が高くなつた場合、直ちに検出し14の小
型加圧ポンプを起動して圧力を補正さすことが可能で
す。
【0012】圧力伝達回路の設置の場合わ、検出機構わ
不要であり吸入側と吐出測が導通している故に、圧力の
高い側から低い側に流れて即時の補正となります。17
の推進軸が20の前進端に到達すれば、図2の状態とな
ります。5の前進弁をOFにし、6の後退弁をONにす
れば、12のシリンダーがアキュムレーターよりの充填
となり、11のシリンダーの内部流体わ10の等圧ポン
プによるアキュムレーターえの復帰となります。17の
推進軸が後退端に到達すれば、再び以上の手順を繰り返
すことによりサイクルを連続します。
【0013】運動時の17、18の椎進軸の出力わ、2
3、24のクラツチ付き歯車の一方向回転として25の
出力軸に伝達されます。上記の運動において2のポンプ
入力わ1馬力程度で可能です。更に、13のモーターも
1馬力程度で可能です。更に、14の小型加圧ポンプの
使用の場合わ、吐出側よりも吸入側の圧力上昇により1
0の等圧ポンプの効率を上昇させることも可能です。1
3のモーター回転の調整を、圧力差の検出により自動的
に連動さす方式も有効です。
【0014】以上の説明の如く、本機関わ等容積回流機
関であり、流体の加圧圧力を主入力とする故に、従来の
流体機関の出力効率に比較し数倍となる、極めて高い出
力効率が予測される原動機関の提供といえます。以上が
本機関の運動の原理と構造の説明です。
【0015】亦、実施例の運動行程において、切り替え
時の休止タイムロスを無くする方式として実施例機構の
2組以上による並列設置が有効です。図3の実施例わ推
進用シリンダーが順次交替してゆく機構ですが、推進用
シリンダー1に対して復帰用シリンダーを2とした設置
方式です、等圧ポンプの数が増加しますが等圧ポンプ容
量を少なくすることが可能となります。亦、クランク
軸、一方向出力軸等を中心としてシリンダーを放射状に
配置する方式も有効です。
【0016】亦、モーターの回転数の調整、流量調整弁
等による速度制御が可能です。亦、小型ポンプ、アキュ
ムレーター、ダイナモ、バッテリー等の付設により、独
立としたエンジンとしての使用が可能となります。亦、
本機関の片方向運動を使用し、他の機械と併用する方式
も可能です。亦、パイロット弁の使用が有効であり、圧
力溜タンクの使用も可能です。亦、等圧ポンプのみによ
る前進、後退運動方式も可能です。
【発明の効果】本発明の差動回流圧力機関わ圧力を主入
力とする故に、従来の原動機関に比較して、入力効率わ
極めて優れている故に、多様な用途が可能となります。
回流圧力機関の用途として、プレス、リフト、射出成形
機、土木機械 等の往復運動機関を始め、車両、船舶等
の推進機関、発電機、冷凍機等の駆動原動機としても省
エネルギー問題に貢献する重要な発明です。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構造動作説明図です。
【図2】第1実施例の構造動作説明図です。
【図3】第2実施例の構造動作説明図です。
【符号の説明】
1 原動機 2 ポンプ 3 圧力調整弁 4 アキュムレーター 5 前進弁 6 後退弁 7 前進加圧回路 8 後退加圧回路 9 等圧用モーター 10 等圧用ポンプ 11 推進用シリンダー 12 推進用シリンダー 13 小型ポンプのモーター 14 小型加圧ポンプ 15 フレーム本体 16 歯車 17 推進軸 18 推進軸 19 後退位置 20 前進位置 21 前進時の推力の方向 22 後退時の推力の方向 23 歯車付一方向クラッチ 24 歯車付一方向クラッチ 25 出力軸 26 回転方向 27 前進方向 28 後退方向 29 圧力伝達回路 30 推進用シリンダー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月16日(1998.10.
16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 等圧回流機関
【特許請求の範囲】
【請求項 1】アキュムレーターか圧力溜タンク等の内
部流体を、直接か、電磁弁、等圧ポンプ等により、流体
シリンダーと回流さす事により推進運動を発生させる構
造とする。流体シリンダーの配置において、推進力、容
積の等の相違するシリンダーの対抗配置とする。加圧源
のポンプよりの流体の流大を減少させて成る等圧回流機
関。
【0001】
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、流体機関に関するもの
である。本発明は、省入力回流機関の運動の原理と構造
の提供を目的とする。
【0002】
【従来の技術】現在、圧力を主入力として運動をする回
流流体機関の技術わ、いまだ市場において、確立されて
わおりません。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圧力源の流体ポンプの
入力を極めて省力化した回流機関の提供にありますが。
但し、回流機関の、出力の取りだしにおいてわ、対抗配
置のシリンダー相互の推力が対抗状態となる点と、シリ
ンダー自体の前進と後退の推力が中和状態となり、出力
の取出しが不可能となる問題点がありました。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においてわ、対抗
するシリンダーの推進力の差を確立する方式として、対
抗するシリンダーの、容積と推進力の差の設定すること
により、等加圧において差動推進運動を発生させた点を
特徴とします。
【0005】
【作用】本機関の構造の基本わ、 図1の実施例に示す
如く、アキュムレーターの内部流体を12のシリンダー
え直接の回流させることにおいて後退運動を発生させる
方式ですが、前進時においてわ、11、12同時加圧に
おいて、加圧面積が2倍となる、21の示す推進方向の
差動推力により、前進運動を発生させる如くした点を特
徴とします。
【0006】本発明においてわシリンダーえの流体の流
入、排出の方式わ、アキュムレーターよりの直接の加
圧、電磁弁、機械式弁等を介しての加圧、また等圧ポン
プによる方式等を設定しています。次に、本機関の重要
な要素である等圧ポンプの特性について説明します。
【0007】通常、水圧、油圧等のポンプににおいて、
入力の負荷わ加圧圧力と吐出量に比例して増加します。
但し、回転型ポンプの場合高圧を使用しても吸入側と吐
出側に圧力の差が無い場合わ、吐出量が増加しても入力
わ僅かに変わるにすぎません。上記の等圧ポンプの軽負
荷現象を確認したことが本発明の要素です。
【0008】、従って、10の等圧ポンプわ回路圧力5
0kg/cmとし、ポンプの吐出量わ、20リッター
毎秒と設定していますが、ポンプ入力わ8馬力程度で可
能となります。通常の油圧回路の場合わ20リッター毎
秒でわ200馬力わ必要です。図1の実施例の、各シリ
ンダーわ受圧面積100cm2、ストローク1mとすれ
ば、シリンダー内部容積10リッター故に、2本の同時
加圧故に秒速1mで運動します。
【0009】加圧源よりの流体の入力でなく、アキュム
レーターよりの回流運動です。従って、加圧のみを入力
とする運動の理論効率わ、従来の流体機関比較して数十
倍の省エネルギー効果をもたらします。但し、負荷の増
加に従い吐出側の圧力が増加し、従って等圧ポンプの効
率が減少してゆきます。
【0010】以上の弱点を補う方式として、等圧ポンプ
に並列回路として、圧力伝達回路の設置、24の小型加
圧ポンプの設置等により、吐出側の圧力の変動に応じ吸
大側圧力を高くするか、等圧とする等により、効率化が
可能となります。圧力差の自動検出と小型加圧ポンプの
圧力のサーボー制御方式が有効です。出力わ、推進用シ
リンダーの加圧圧力×受圧面積×速度 によって算定さ
れます。
【0011】
【実施例】図1、の実施例わ、外筒移動型前進用シリン
ダー11が後退端付近にあり、12の外筒固定型シリン
ダーの前進加圧部とを8の等加圧回路により、10の等
圧ポンプの前進方向の回転となっています。12のシリ
ンダーわ、6の回路によりアキュムレーターからの直接
の加圧により後退方向の推進力を保持して対抗していま
す。
【0012】従って、11の推進用シリンダーわ12の
推進力の2倍の前進推力により21の方向の差動前進運
動となり、13のラック推進軸を介して15の歯車付一
方向回転クラッチにより17の出力軸え推力を伝達しま
す。19の前進端末に到達すれば、図2の状態となり、
10の等圧ポンプを後退回転とし、11、12の内部流
体をアキュムレーターに復帰させれば、6の回路の加圧
推進力により22の方向の後退運動となります。
【0013】12のシリンダーが18の後退端末に到達
すれば、図1に示す状態となり、再び10を前進回転と
れば21の方向の前進運動に切り変わります。以上の手
順を繰り返すことによりサイクル運動を連続します。1
1、12シリンダーわアキュムレーターか圧力溜めタン
クよりの充填運動であり、加圧源ポンプよりの消費入力
わ極めて少量で運動が可能となります。
【0014】上記の運動において2のポンプ入力わ1馬
力程度で可能です。更に、23の加圧用モーターも1馬
力程度で可能です。以上の説明の如く、本機関わ等容積
回流機関であり、流体の加圧圧力を主入力とする故に、
従来の流体機関の出力効率に比較し数倍となる、極めて
高い出力効率が予測される原動機関の提供といえます。
以上が本機関の運動の原理と構造の説明です。
【0015】亦、実施例の運動行程において、切り替え
時の休止タイムロスを無くする方式として実施例機構の
2組以上による並列設置が有効です。図3の実施例わ推
進用回路、後退用回路共に、等圧ポンプを使用した方式
であり、25の後退回転により12の抵抗推力が消失
し、21の方向の前進推力が図1の実施例よりも増加し
ます。25の所要入力わ10リッター毎秒故に7わ4馬
力程度です。亦、推進時のみに電磁弁等の使用も可能で
す。
【0016】亦、並列方式としてクランク軸、一方向出
力軸等を中心としてシリンダーを放射状に並列配置とす
る方式も有効です。亦、シリンダーの外筒移動型か外筒
固定型のみの製造方式も可能です。亦、モーターの回転
数の調整、流量調整弁等による速度制御が可能です。
亦、アキュムレーターの前進用と後退用の複数設置方式
も有効です。
【0017】亦、小型ポンプ、アキュムレーター、ダイ
ナモ、バッテリー等の付設により、独立としたエンジン
としての使用が可能となります。亦、本機関の片方向運
動を使用し、他の機械と併用する力式も可能です。亦、
パイロット弁の使用が有効であります。亦、等圧ポンプ
のみによる前進、後退運動方式も可能です。
【発明の効果】本発明の等圧回流機関わ圧力を主入力と
する故に、従来の原動機関に比較して、入力効率わ極め
て優れている故に、多様な用途が可能となります。回流
圧力機関の用途として、プレス、リフト、射出成形機、
土木機械 等の往復運動機関を始め、車両、船舶等の推
進機関、発電機、冷凍機等の駆動原動機としても省エネ
ルギー問題に貢献する重要な発明です。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構造動作説明図です。
【図2】第1実施例の構造動作説明図です。
【図3】第2実施例の構造動作説明図です。
【符号の説明】 1 原動機 2 ポンプ 3 圧力調整弁 4 アキュムレーター 5 前進回路 6 後退回路 7 12の等圧モーター 8 前進加圧回路 9 等圧用モーター 10 等圧用ポンプ 11 推進用シリンダー 12 推進用シリンダー 13 推進用ラック軸 14 推進用ラック軸 15 一方向回転歯車付クラッチ 16 一方向回転歯車付クラッチ 17 出力軸 18 後退位置 19 前進位置 20 フレーム本体 21 前進方向 22 後退方向 23 小型加圧用モーター 24 小型加圧ポンプ 25 12の後退用等圧ポンプ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月5日(1998.11.
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 等圧回流機関
【特許請求の範囲】
【請求項 1】等圧ポンプと流体リンダーの複数を使用
し。推進用シリンダーの配列と吐出用シリンダーの配列
を併設し、併設の前後に、天秤作用の歯車、ローラー、
等を介在させた相対配置とする。主として、吐出側シリ
ンダーに背圧を加圧する回路とする。対抗配列の推進用
シリンダー相互の接触点と吐出用シリンダー相互の接触
点を各々分離する構造とする。分離した相互の推進用シ
リンダーの往復運動わ、相互の等圧ポンプの正逆回転に
同調して運動をする機構とし。加圧圧力を主入力とし、
加圧源のポンプよりの流体の流入を減少させる如くして
成る等圧回流機関。
【0001】
【発明の詳細な説明】
【産業上の理用分野】本発明は、流体機関に関するもの
である。本発明は、省入力回流機関の運動の原理と構造
の提供を目的とする。
【0002】
【従来の技術】現在、圧力を主入力として運動をする回
流流体機関の技術わ、いまだ市場において、確立されて
わおりません。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】等圧流体ポンプの使用
における問題点わ、前進推力と後退推力の干渉による推
力の中和により出力の取り出しが困難となる問題です。
【0004】
【課題を解決するための手段】対抗配置とした推進用シ
リンダー相互間の接触点と吐出用シリンダー相互間の接
触点を分離した構造とする。分離した相互の配置の等圧
ポンプの回転による、相互のシリンダーの同調移動によ
り、相互の推力の衝突中和を防止した機構を特徴としま
す。分離構造とわ、本機関の推進シリンダーの移動量わ
等圧ポンプの回転数に比例する特性により、相互の等圧
ポンプ回転を調整して、対抗する相互のシリンダー間に
一定の間隙を設け、直接の接触を防止する機構です。
【0005】
【作用】本発明の構造の基本配置わ、 図1の実施例に
示す如く、推進用シリンダーの配列と吐出用シリンダー
の配列を並行に相対配置とし、更に、分離した相対配置
に各々の歯車の天秤作用による推進軸の移動構造として
います。
【0006】本配置の場合、11、12のシリンダーわ
対抗推力故に、固定結合とすれば、推力わ中和して出力
の外部取り出しわ不可能です。分離配置とすれば、相互
の推進用シリンダーの運動わ、各々の等圧ポンプの回転
に同調する故に、隙間の設定が可能となり、推力の干渉
と衝突中和状態を発生させず、交互に一方向出力の取り
出しが可能となります。次に、本機関の重要な要素であ
る等圧ポンプの特性について説明します。
【0007】通常、水圧、油圧等のポンプににおいて、
入力の負荷わ加圧圧力と吐出量に比例して増加します。
但し、回転型ポンプの場合、高圧を使用しても、吐出量
を増加しても、吸入側と吐出側に圧力の差が無い場合
わ、入力わ僅かに変わるにすぎません。上記の等圧ポン
プの軽負荷現象を確認したことが本機関の重要な要素で
す。
【0008】従って、8、10の等圧ポンプわ回路圧力
50kg/cmとし、ポンプの吐出量わ、10リッタ
ー毎秒と設定していますが、各々の等圧ポンプ入力わ5
馬力程度で可能となります。通常の油圧回路の場合わ1
0リッター毎秒でわ100馬力わ必要です。図1の実施
例の、各シンダーわ受圧面積100cm2、ストローク
1mとすれば、シリンダー内部容積10リッター故に、
秒速1mで運動します。
【0009】本機関の運動わ、加圧源よりの流体の入力
でなく、11と13、12と14のシリンダー推進部相
互の等圧ポンプによる回流運動です。故に、加圧のみを
入力とする運動の理論効率わ、従来の流体機関比較して
数倍の省エネルギー効果をもたらします。但し、負荷の
増加に従い等圧ポンプの吐出側の圧力が増加する場合、
等圧ポンプの効率が減少してゆきます。
【0010】以上の弱点を補う方式として、等圧ポンプ
に並列回路として、小型加圧ポンプか切替弁か導通回路
等の設置により、吐出側の圧力の変動に応じ吸入側圧力
を高くするか、等圧とする等により、効率化が可能とな
ります。圧力差の自動検出と小型加圧ポンプの圧力のサ
ーボー制御方式等が有効です。本機関の出力わ、推進用
シリンダーの加圧圧力×受圧面積×速度 によって算定
されます、本機関の構造と運動発生の詳細わ実施例によ
り説明します。
【0011】
【実施例】図1、の実施例わ、外筒移動型シリンダーを
使用し、11と12の推進用シリンダーが前進端の25
の位置に到達直前の状態を示すものです。5の起動弁わ
ONの状態にあり。8、10の等圧ポンプわ各々12と
13を充填する方向に回転しています。11と12わ分
離されてあり、11わ左方向に後退し、12わ左方向に
前進していまかが、ポンプの回転数が同調している故
に、接触わしないのです。
【0012】更に、13、14のシリンダーわ背圧が加
圧されている故に、11、12に推力が発生しています
が、等圧ポンプの回転により初めて運動となります。運
動出力わ30、31の推進軸を通じ、26の一方向回転
歯車付クラッチを介して27の出力軸に伝達されます。
30の推進軸が25の位置に到達すれば、8、10ポン
プを逆回転をさすことにより、11、12わ右方向の後
退運動に替わります。
【0013】次に、30の推進軸が24の位置に到達す
れば、図2に示す状態となり、再び8、10ポンプの反
転により11、12わ左方向の前進運動に移ります。以
上の手順を繰り返すことによりサイクル運動を連続しま
す。上記の運動わシリンダーの相互の回流運動であり、
又背圧回路も等容積の回流故に、加圧源ポンプの消費入
力わ、圧力を主入力とする故に極めて少量で推進運動が
可能となります。
【0014】上記の運動において2のポンプ入力わ1馬
力程度で可能です。更に、15、17の加圧用モーター
も1馬力程度で可能です。以上の説明の如く、本機関わ
回流機関であり、流体の加圧圧力を主入力とする故に、
従来の流体機関の出力効率に比較し数倍となる、極めて
高い出力効率が予測される原動機関の提供といえます。
以上が本機関の運動の原理と構造の説明です。
【0015】亦、実施例の運動行程において、切り替え
時の休止タイムロスを無くする方式として実施例機構の
2組以上による並列設置が有効です。亦、使用ンリンダ
ーも外筒固定型、外筒移動型の各種の組合わせが能で
す。亦、並列方式としてクランク軸、一方向出力軸等を
中心としてシリンダーを放射状に並列配置とする方式も
有効です。亦、モーターの回転数の調整、流量調整弁等
による速度制御が可能です。亦、圧力源としてアキュム
レーター、圧力溜タンク等の使用方式も有効です。
【0016】亦、小型ポンプ、アキュムレーター、ダイ
ナモ、バッテリー等の付設により、独立としたエンジン
としての使用が可能となります。亦、本機関の分離した
片方の機構を使用する方式も可能です。亦、吐出用シリ
ンダー側の背圧回路を使用しない方式でわ、シリンダー
の推進側と吐出側が交互に変化する機構となります。
亦、図2の38の点線に示す如く、分離したシリンダー
の背圧回路を交互加圧とする方式も可能です。亦、交互
加圧方式でわ12、13と13、14の背圧加圧も可能
です。
【発明の効果】本発明の等圧回流機関わ圧力を主入力と
する故に、従来の原動機関に比較して、入力効率わ極め
て優れている故に、多様な用途が可能となります。回流
圧力機関の用途として、プレス、リフト、射出成形機、
土木機械 等の往復運動機関を始め、車両、船舶等の推
進機関、発電機、冷凍機等の駆動原動機としても省エネ
ルギー問題に貢献する重要な発明です。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の前進端にある構造動作説明図です。
【図2】実施例の後退端にある構造動作説明図です。
【符号の説明】 1 原動機 2 ポンプ 3 圧力調整弁 4 アキュムレーター 5 起動弁 6 加圧回路 7 等圧用モーター 8 等圧ポンプ 9 等圧用モーター 10 等圧ポンプ 11 推進用シリンダー 12 推進用シリンダー 13 吐出用シリンダー 14 吐出用シリンダー 15 小型加圧ポンプモーター 16 小型加圧ポンプ 17 小型加圧ポンプモーター 18 小型加圧ポンプ 19 歯車 20 フレーム本体 21 11、13の加圧方向 22 12、14の加圧方向 23 背圧推力の方向 24 後退位置 25 前進位置 26 一方向クラッチ付歯車 27 出力軸 28 回転方向 29 前進時の等圧ポンプの吐出方向 30 12の推進軸 31 11の推進軸 32 13の後退軸 33 14の後退軸 34 背圧回路 35 前進方向 36 後退方向 37 後退時の等圧ポンプの吐出方向 38 交互背圧方式の回路
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月26日(1998.11.
26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 等圧回流機関
【特許請求の範囲】
【請求項 1】流体シリンダーの複数を使用し。推進用
シリンダーと吐出用シリンダーとを配列する対抗回路
か。推進用シリンダーのみの相互対抗回路等において、
吐出用シリンダーの背圧部か、対抗する推進用シリンダ
ーの片側の背圧部等を、バランスシリンダー等のバラン
ス機構と共に等加圧すことにより推力を消失させ。反対
側の推進用シリンダーに推進運動を発生させる機構とす
る。背圧部の交互加圧により、推進用シリンダーの相対
往復運動をさせ、加圧圧力を主入力とし、加圧源のポン
プよりの流体の流入を減少させる如くして成る等圧回流
機関。
【0001】
【発明の詳細な説明】
【産業上の理用分野】本発明は、流体機関に関するもの
である。本発明は、省入力回流機関の運動の原理と構造
の提供を目的とする。
【0002】
【従来の技術】現在、圧力を主入力として運動をする回
流流体機関の技術わ、いまだ市場において、確立されて
わおりません。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】等圧回流機関の開発に
おける問題点わ、前進推力と後退推力の干渉による推力
の中和により出力の取り出しが困難となる問題です。
【0004】
【課題を解決するための手段】シリンダー相互の対抗配
置において、片側の推進用シリンダーか吐出用シリンダ
ーの背圧部を、バランスシリンダーと共に等加圧するこ
とにより、等加圧しない側の推進用シリンダーに推進運
動を発生させる、機構を開発した点を特徴とします。
【0005】
【作用】本発明の構造の基本であるバランスシリンダー
機構の特徴わ、共に等加圧した場合において、機関本体
の出力に影響を与えず、該シリンダーの推進力の消失
と、加圧を停止した場合の推力の復帰が急速に対応する
点であります。従って、推力を対抗して静止状態の2本
のシリンダーの片側の背圧部と、バランスシリンダーと
を共に等加圧とした場合、等加圧をしない側のシリンダ
ーの推力が有効となり運動を発生します。
【0006】本機関のバランス機構わ、図1に示す1
5、16の直列配置のバランスシリンダーピストンロー
ラーが、29の倣いテンプレートの形状に従いピストン
の上下運動を行い、11の背圧部えの流体を出し入れし
ます。ピストンとテンプレートの接触圧力を倣いセンサ
ーにより検出し、20の等圧ポンプの正逆回転により対
応させ、15、16間の回流による上下運動を実施する
構造です。次に、本機関の重要な要素である等圧ポンプ
の特性について説明します。
【0007】通常、水圧、油圧等のポンプににおいて、
入力の負荷わ加圧圧力と吐出量に比例して増加します。
但し、回転型ポンプの場合、高圧を使用しても、吐出量
を増加しても、吸入側と吐出側に圧力の差が無い場合
わ、入力わ僅かに変わるにすぎません。上記の等圧ポン
プの軽負荷現象を確認したことが本機関の重要な要素で
す。
【0008】、従って、20の等圧ポンプわ回路圧力5
0kg/cmとし、ポンプの吐出量わ、10リッター
毎秒と設定していますが、等圧ポンプ入力わ3馬力程度
で可能となります。通常の油圧回路の場合わ10リッタ
ー毎秒でわ100馬力わ必要です。図1の実施例の、各
シリンダーわ受圧面積100cm2、ストローク1mと
すれば、シリンダー内部容積10リッター故に、秒速1
mで運動します。
【0009】本機関の運動わ、加圧源よりの流体の入力
でなく、11と12、11と15、12と13のシリン
ダー間相互の回流運動です。故に、加圧のみを入力とす
る運動の理論効率わ、従来の流体機関比較して数倍の省
エネルギー効果をもたらします。但し、13と14、1
5と16の間わ等圧ポンプによる回流運動です。等圧ポ
ンプの特性として、負荷の増加に従い等圧ポンプの吐出
側の圧力が増加する場合、等圧ポンプの効率が減少して
ゆきます。
【0010】以上の弱点を補う方式として、図面でわ表
示していませんが、等圧ポンプに並列回路として、小型
加圧ポンプか導通回路等の設置により、吐出側の圧力の
変動に応じ吸入側圧力を高くするか、等圧とする等によ
り、ポンプ入力の効率化が可能となります、尚、圧力差
の自動検出による、小型加圧ポンプの圧力のサーボー制
御方式等が有効です。亦、等圧ポンプと同一構造の油圧
モーターの使用も有効です。本機関の出力わ、推進用シ
リンダーの加圧圧力×受圧面積×速度 によって算定さ
れます、本機関の構造と運動発生の詳細わ実施例により
説明します。
【0011】
【実施例】図1、の実施例わ、外筒移動型シリンダーを
使用し、11と12の推進用シリンダーが後退端の24
の位置に到達直前の状態を示すものです。17の常圧回
路により11、12の推進用シリンダーが推力の対抗状
態にあり、通常わ運動を発生しませんが、5の後退弁の
ONにより、11と15の等加圧となり、11の前進推
力の消失により、12の推進運動が発生し31の推進軸
わ22の方向の後退となります。
【0012】後退時の、15、16のシリンダーピスト
ン軸わ29のテンプレートの形状に倣い上方に移動して
行き、15の内部流体を11の背圧部え流入します。後
退時の12の背圧部の内部流体わ加圧していないが、1
3のバランスシリンダーえの移動となります。13、1
4のシリンダーピストン軸わ、30のテンプレートの形
状に倣い下方に移動します。13の等圧回路が加圧の場
合でも、ピストンわ安定であり等圧ポンプを回転させな
ければピストン軸わ動かないことが本バランス機構の特
徴です。31の推進軸の運動わ、前進、後退推力わ共
に、26の一方向歯車付クラッチにより27の出力軸に
伝達されます。
【0013】31の推進軸が24の後退端に到達すれ
ば、5の後退弁をOFにし、6の前進弁をONとし、8
の回路の等加圧により12の後退方向推力が消失する故
に、11の前進運動が発生します。図2わ前進端25に
到達直前の状態を表示しています。次に、31の推進軸
が25の位置に到達すれば、再び6をOFとし、5をO
Nにすることにより右方向の後退運動に移ります。以上
の手順を繰り返すことによりサイクル運動を連続しま
す。上記の運動わシリンダーの相互の回流運動であり、
又背圧回路も等容積の回流故に、加圧源ポンプの消費入
力わ、圧力を主入力とする故に極めて少量で推進運動が
可能となります。
【0014】上記の運動において2のポンプ入力わ3馬
力程度で可能です。以上の説明の如く、本機関わ回流機
関であり、流体の加圧圧力を主入力とする故に、従来の
流体機関の出力効率に比較し数倍となる、極めて高い出
力効率が予測される原動機関の提供といえます。以上が
本機関の運動の原理と構造の説明です。
【0015】亦、実施例の運動行程において、切り替え
時の休止タイムロスを無くする方式として実施例機構の
2組以上による並列設置が有効です。亦、使用シリンダ
ーも外筒固定型、外筒移動型の各種の組合わせが能で
す。亦、並列方式としてクランク軸、一方向出力軸等を
中心としてシリンダーを放射状に並列配置とする方式も
有効です。亦、モーターの回転数の調整、流量調整弁等
による速度制御が可能です。亦、圧力源としてアキュム
レーター、圧力溜タンク等の使用方式も有効です。
【0016】亦、小型ポンプ、アキュムレーター、ダイ
ナモ、バッテリー等の付設により、独立としたエンジン
としての使用が可能となります。亦、本機関のバランス
シリンダー制御方式において、等圧ポンプに替え切替弁
加圧方式、電動サーボ倣い方式、NC制御方式、油圧倣
い方式等が可能です。亦、等圧ポンプ回路において13
と15、14と16等の設定も可能です。
【0017】亦、吐出用シリンダーを使用する方式にお
いても、背圧部の加圧わ可能です。亦、倣い方式にかえ
て2段歯車、2段ローラー等を介在させた相対運動方式
も可能です。、亦、常圧推進用回路の背圧の同時加圧方
式等も可能です。亦、シリンダー端末においてショツク
アブソーバーの使用が有効です。亦、14、16の背圧
回路のアキュムレーター等による加圧方式も可能です。
【発明の効果】本発明の等圧回流機関わ圧力を主入力と
する故に、従来の原動機関に比較して、入力効率わ極め
て優れている故に、多様な用途が可能となります。回流
圧力機関の用途として、プレス、リフト、射出成形機、
土木機械 等の往復運動機関を始め、車両、船舶等の推
進機関 発電機、冷凍機等の駆動原動機としても省エネ
ルギー問題に貢献する重要な発明です。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の後退端にある構造動作説明図です。
【図2】実施例の前進端にある構造動作説明図です。
【符号の説明】 1 原動機 2 ポンプ 3 圧力調整弁 4 アキュムレーター 5 後退弁 6 前進弁 7 後退加圧回路 8 前進加圧回路 9 後退用回流回路 10 前進用回流回路 11 推進用シリンダー 12 推進用シリンダー 13 バランスシリンダー 14 バランスシリンダー 15 バランスシリンダー 16 バランスシリンダー 17 常圧回路 18 推進回流回路 19 等圧用モーター 20 等圧ポンプ 21 前進方向 22 後退方向 23 等圧回流回路 24 後退位置 25 前進位置 26 一方向クラッチ付歯車 27 出力軸 28 回転方向 29 倣いテンプレート 30 倣いテンプレート 31 推進軸 32 本体フレーム 33 後退時の流体方向 34 前進時の流体方向 35 常圧の推力方向 36 後退時の背圧方向 37 前進時の背圧方向 38 圧力センサー
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月3日(1999.3.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 等圧回流機関
【特許請求の範囲】
【請求項 1】アキュムレーター及び圧力溜タンクの内
部流体を、流体シリンダーえ回流させて運動を発生させ
る如くする。ポンプの吸入側と、吐出側の圧力差を少な
なくした回路とし回流用ポンプを使用して復帰させる。
更に圧力補正用ポンプを回流ポンプを並列に付設し、電
磁弁、カム弁等の切り替え機構により、往復運動をさせ
て成る等圧回流機関。
【0001】
【発明の詳細な説明】
【産業上の理用分野】本発明は、流体機関に関するもの
である。本発明は、省入力回流機関の製造の原理と構造
の提供を目的とする。
【0002】
【従来の技術】現在、圧力を主入力として運動をする回
流流体機関の技術わ、いまだ市場において、確立されて
わおりません。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アキュムレーター加圧
源とし、低差圧ポンプの使用により復帰させ、切り替え
弁の作用によるシリンダーの往復運動の提供にありま
す。
【0004】
【課題を解決するための手段】回流用ポンプを圧力源え
の復帰回路に一方向回転として使用により可能となりま
す。更に、補正加圧ポンプの並列付設により、復帰効率
を上昇します。
【0005】
【作用】低差圧回路におけるポンプの効率わ、大容量の
流体の移動においての省力効果わ極めて優れています。
通常の回路の水圧、油圧等のポンプににおいて、入力の
負荷わ加圧圧力と吐出量に比例して増加します。但し、
トロコイド型、歯車型、ベーン型等の背面の加圧が可能
なポンプの場合、高圧を使用しても、吐出量を増加して
も、吸入側と吐出側に圧力の差が無い場合わ、入力わ僅
かに変わるにすぎません。故に、アキュムレーター等の
圧力の高い加圧源えの流体の復帰が容易に可能となりま
す。
【0006】従って、実施例の2の加圧ポンプ加圧圧力
50kg/cmとし 10のポンプの吐出量わ、10
リッター毎秒と設定していますが、9の駆動用モーター
わ5馬力程度で可能となります。通常の油圧回路の場合
わ10リッター毎秒の吐出量でわ、ポンプ入力わ80馬
力わ必要です。図1の実施例の、11、12のシリンダ
ーわ受圧面積100cm2、ストローク1mとすれば、
シリンダー内部容積わ10リッター故に、秒速1mにて
運動します。
【0007】本機関の運動わ、4のアキュムレーターの
加圧源よりの流体の入力により11、12のシリンダー
わ前進します。但し、前進運動も低差圧ポンプの後退吸
引力に支えられて可能となります。尚、等圧回路の特性
として、ポンプの運動時吸入側の圧力が低下します、従
って復帰用ポンプの効率が低下します。
【0008】以上の弱点を補う方式として、小型補正加
圧ポンプの付設による圧力補正回路の並列設置により、
吸入側圧力を高くする等の補正により、復帰ポンプの入
力効率が上昇します。補正用ポンプの容量わ圧力差と吐
出量が少量故に0.5馬力程度で可能です。
【0009】以上の説明の如く、本機関わシリンダーの
等圧付近の駆動において、小入力で高圧力の液体の大量
移動が高速で可能となる点と。更に、補正用加圧ポンプ
による推力の増輻作用の確立と。亦、回流ポンプの吸引
力の効果により、強力な有効推力を発生させた点を特徴
とします。亦、本回路の特徴とて主ポンプの一方向回転
しての使用わ可逆回転使用のポンプの耐久性の比較にお
いて有効です。本機関の構造と運動発生の詳細わ実施例
により説明します。
【0010】
【実施例】図1、の実施例わ、外筒固定型復動シリンダ
ーを、作用の項目で示したサイズのシリンダーを使用し
た相対運動対抗配置方式です。図1わ17の推進軸が後
退端の19の位置にあり、前進方向起動時の状態を示す
ものです。
【0011】図2わ17の推進軸が20の前進端にあり
後退方向起動時の状態を示しています。始めに、2の加
圧ポンプを駆動し、4のアキュムレーターをチャージし
ます、規定の圧力に達すれば停止させます。次に、5の
加圧弁のONにより、7の回路がアキュムレーターより
の加圧となり11えの流体の流入により前進推力が発生
します。同時に10のポンプの起動回転により11の前
進と12の後退運動わ発生します。
【0012】故に、17の推進軸わ左方向の運動とな
り、18の推進軸わ右方向の運動となります。故に、ア
キュムレーターの容量わ、押しだし量と復帰量が等量と
なり変化わしません、従って、省入力効果わ明らかで
す。
【0013】図2の如く前進端に到達すればリミットス
イッチ等により検知し、5の前進弁をOFにし、6の後
退弁をONにすれば、11わ後退し12わ前進方向の運
動に交替します。運動中の負荷の変動に対してわ、作用
の項目で説明した如く、14の補正加圧ポンプの補助作
用により等圧が保持され、10のポンプの効率が補正さ
れます。17、18推進軸の出力わ23、24の一方向
クラッチにより25の出力軸に伝達されます。
【0014】17の推進軸が19の後退端に到達すれ
ば、再び先の手順をくりかええすことにより、前進、後
退のサイクル運動を連続します。上記の運動わアキュム
レーターとシリンダー間の回流運動であり、主ポンプモ
ーターも補正ポンプモーターも小入力であるが、出力わ
シリンダー容積と圧力とピストン速度に比例する故に極
めて効率の高い推進運動機関が成立します。以上が本機
関の運動と構造の原理の説明です。
【0015】亦、実施例わシリンダーの相対配置方式で
すが、直結軸直列配置方式の製造も可能です。亦、実施
例の運動行程において、切り替え時の休止タイムロスを
無くする方式として実施例機構の2組以上による並列設
置が有効です。図3の第2実施例わ順次交替前進方式で
あり、休止タイムが無く常に前進シリンダーが有効状態
となる方式です。亦、使用シリンダーも外筒固定型、外
筒移動型の各種の使用が可能です。
【0016】亦、出力の方式として、クランク軸、一方
向出力軸等を中心としてシリンダーを放射状に配置す
る、複数の並列配置方式等も有効です。亦、モーターの
回転数の調整、流量調整弁等による速度制御が可能で
す。亦、5、6の電磁弁に替えて機械式カム弁による運
動方式も可能です。
【0017】亦、ゼネレーター、バッテリー等の付設に
より、独立としたエンジンとしての使用が可能となりま
す。亦、補正ポンプの弱点とて高速の流体に対して効果
が減少します、従って、補正ポンプを除く機構方式も有
効です。亦、シリンダー端末においてショックアブソー
バーの使用が有効です。亦、パイロット弁の使用、圧力
溜タンクの使用も可能です。
【発明の効果】本発明わアキュムレーターとシリンダー
との回流機関であります。故に従来の原動機関に比較し
て、入力効率わ極めて優れている故に、多様な用途が可
能となります。回流機関の用途として、プレス、リフ
ト、射出成形機、土木機械 等の往復運動機関を始め、
車両、船舶等の推進機関、発電機、冷凍機等の駆動原動
機としても省エネルギー問題に貢献する重要な発明で
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の後退端にある構造動作説明図で
す。
【図2】第1実施例の前進端にある構造動作説明図で
す。
【図3】第2実施例の構造動作説明図です。
【符号の説明】 1 原動機 2 加圧封入ポンプ 3 圧力調整弁 4 アキュムレーター 5 前進弁 6 後退弁 7 前進加圧回路 8 後退加圧回路 9 復帰用モーター 10 復帰用ポンプ 11 推進用シリンダー 12 推進用シリンダー 13 補正用モーター 14 補正用加圧ポンプ 15 フレーム本体 16 天秤作用歯車 17 推進軸 18 推進軸 19 後退位置 20 前進位置 21 前進時の推力の方向 22 後退時の推力の方向 23 歯車付一方向クラッチ 24 歯車付一方向クラッチ 25 出力軸 26 回転方向 27 前進方向 28 後退方向 29 推進用シリンダー
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】アキュムレーターか圧力溜タンク等の内
    部流体を、流体シリンダーえの回流により運動を発生さ
    せるか。流体の吸入側と吐出側の圧力差を少なくした、
    等圧ポンプの回転により、流体の圧力源えの復帰及び推
    進等をさせる如くし。更に、圧力の帰還回路か小型加圧
    ポンプ等を付設して等圧を保持させ。加圧源のポンプよ
    りの流体の流入を減少させた、加圧圧力を主入力とする
    運動として成る、等圧回流機関。 【0001】
JP10284714A 1998-08-31 1998-08-31 等圧回流機関 Pending JP2000074002A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10284714A JP2000074002A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 等圧回流機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10284714A JP2000074002A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 等圧回流機関

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000074002A true JP2000074002A (ja) 2000-03-07

Family

ID=17682039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10284714A Pending JP2000074002A (ja) 1998-08-31 1998-08-31 等圧回流機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000074002A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10180135B2 (en) Industrial system with synthetically commutated variable displacement fluid working machine
CN100424361C (zh) 闭式电液控制系统
US9156199B2 (en) Method for operating a hybrid drive and hybrid drive
US5551276A (en) Upsetting press main drive
US11512716B2 (en) Hydraulic axis with energy storage feature
CN113167260B (zh) 氢气压缩装置
GB2380968A (en) Single-motor injection and screw drive hybrid actuator
KR20130113415A (ko) 공작기계에서 구동된 축을 작동시키기 위한 방법 및 장치
JP2000074002A (ja) 等圧回流機関
US10655615B2 (en) High pressure fluid system
CN107524641B (zh) 一种独立集成式液压直线驱动系统
JPH11324601A (ja) 差動回流圧力機関
JPH10299638A (ja) 差動圧力回転機関
JPH11303601A (ja) 増圧回流機関の運動原理
JPH10339101A (ja) 差動回流機関の運動原理
JPH10317901A (ja) 差動回流機関
JP2000249105A (ja) 等圧増幅機関
SU1245789A1 (ru) Многофазна гидропередача переменного потока
JPH10266801A (ja) 差動静圧回流機関
JPH1181901A (ja) 差動回流機関
JPH11132137A (ja) 天秤作用の回流運動の原理を使用する流体機関
JPH07224603A (ja) 差動対抗バランス機関
JPH1037847A (ja) 静圧運動の原理を使用する差動機関
JPH10252641A (ja) 差動流体回流機関
EP3882471B1 (en) Hydraulic unit with parallel pumps linked to a servomotor and use thereof