JPH10317770A - 家具の扉ラッチ具 - Google Patents
家具の扉ラッチ具Info
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- JPH10317770A JPH10317770A JP15032797A JP15032797A JPH10317770A JP H10317770 A JPH10317770 A JP H10317770A JP 15032797 A JP15032797 A JP 15032797A JP 15032797 A JP15032797 A JP 15032797A JP H10317770 A JPH10317770 A JP H10317770A
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- latch
- door
- furniture
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- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】扉の錠止状態を確実に確保することができる一
方、簡易に錠止を解除させることができる家具の扉ラッ
チ具の提供。家具に対して任意箇所に取付けることがで
き、家具の意匠を多様化することができる家具の扉ラッ
チ具の提供。 【解決手段】家具に開閉可能に支持された扉に取り付け
られるラッチ本体を取付け板に所要の角度で回動可能に
支持され、先端にラッチ部を有したラッチアームと、該
ラッチアームを所要の方向へ回動付勢する第1弾性部材
とから構成する。ラッチ本体に相対する家具に取り付け
られる被ラッチ本体をラッチアームの回動付勢方向側に
側壁を有した取付け板に回動可能に支持され、該側壁と
反対側に摺接面を有し、かつ後部壁側に係合部を有した
被ラッチ部材と、該被ラッチ部材を、常には先端を取付
け板の側壁に当接するように付勢する第2弾性部材とか
ら構成する。家具と扉の間に扉を開放方向へ付勢する第
3弾性部材を設ける。
方、簡易に錠止を解除させることができる家具の扉ラッ
チ具の提供。家具に対して任意箇所に取付けることがで
き、家具の意匠を多様化することができる家具の扉ラッ
チ具の提供。 【解決手段】家具に開閉可能に支持された扉に取り付け
られるラッチ本体を取付け板に所要の角度で回動可能に
支持され、先端にラッチ部を有したラッチアームと、該
ラッチアームを所要の方向へ回動付勢する第1弾性部材
とから構成する。ラッチ本体に相対する家具に取り付け
られる被ラッチ本体をラッチアームの回動付勢方向側に
側壁を有した取付け板に回動可能に支持され、該側壁と
反対側に摺接面を有し、かつ後部壁側に係合部を有した
被ラッチ部材と、該被ラッチ部材を、常には先端を取付
け板の側壁に当接するように付勢する第2弾性部材とか
ら構成する。家具と扉の間に扉を開放方向へ付勢する第
3弾性部材を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば台所壁面
に取付けられる収納庫、調理器具を載置したり、収納し
たりする調理台や洋式タンス等のような各種扉付き家具
の扉ラッチ具に関する。
に取付けられる収納庫、調理器具を載置したり、収納し
たりする調理台や洋式タンス等のような各種扉付き家具
の扉ラッチ具に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】上記した各種の扉付き
家具にあっては、例えば地震等により収納物が荷崩れし
て扉内面に押し当たると、該収納物の荷重により扉が押
し開けられて外部へ飛び出すおそれがある。これを防止
するため、扉付き家具には扉ラッチ具を取付け、扉が開
くのを防止している。
家具にあっては、例えば地震等により収納物が荷崩れし
て扉内面に押し当たると、該収納物の荷重により扉が押
し開けられて外部へ飛び出すおそれがある。これを防止
するため、扉付き家具には扉ラッチ具を取付け、扉が開
くのを防止している。
【0003】該扉ラッチ具としては、例えば実用新案登
録第3020811号公報に示すようにラッチ本体を、
金属製のケースに対して移動可能に支持され、一端部に
摺接面を有したラッチ部が設けられると共に中間部に移
動方向へ延出する長孔を有した金属製の錠止部材、該錠
止部材をラッチ部の錠止方向へ付勢する弾性部材、該錠
止部材の長孔を挿通し、ドア背面側に長孔端部の錠止部
材に摺接するカム部を有した操作軸部材、ケースに対し
て操作軸部材の軸部を挿通して錠止部材の移動方向と直
交する方向へ移動可能に支持する支持部を有した金属製
のカバー部材から構成し、家具本体に対してドアを閉じ
た際、弾性部材の弾性力により付勢された錠止部材のラ
ッチ具を止め具に錠止して閉鎖状態にすると共に操作軸
部材が移動操作された際に錠止部材の長孔端部に対する
カム部の摺接に伴って錠止部材を弾性部材の弾性力に抗
して移動して止め具に対するラッチ部の錠止を解除可能
にするものが知られているが、扉を開放するには扉の表
面に露出する操作軸部材を移動操作して止め具に対する
ラッチ部の錠止を解除可能にしている。
録第3020811号公報に示すようにラッチ本体を、
金属製のケースに対して移動可能に支持され、一端部に
摺接面を有したラッチ部が設けられると共に中間部に移
動方向へ延出する長孔を有した金属製の錠止部材、該錠
止部材をラッチ部の錠止方向へ付勢する弾性部材、該錠
止部材の長孔を挿通し、ドア背面側に長孔端部の錠止部
材に摺接するカム部を有した操作軸部材、ケースに対し
て操作軸部材の軸部を挿通して錠止部材の移動方向と直
交する方向へ移動可能に支持する支持部を有した金属製
のカバー部材から構成し、家具本体に対してドアを閉じ
た際、弾性部材の弾性力により付勢された錠止部材のラ
ッチ具を止め具に錠止して閉鎖状態にすると共に操作軸
部材が移動操作された際に錠止部材の長孔端部に対する
カム部の摺接に伴って錠止部材を弾性部材の弾性力に抗
して移動して止め具に対するラッチ部の錠止を解除可能
にするものが知られているが、扉を開放するには扉の表
面に露出する操作軸部材を移動操作して止め具に対する
ラッチ部の錠止を解除可能にしている。
【0004】このため、この種のドアラッチ具はドア表
面に露出する操作軸部材の取付け位置の関係からその取
付け位置がドアの開放端側に限られると共に操作軸部材
がドアの正面から突出し、ドアの意匠を制約する問題を
有していた。又、止め具に対するラッチ部の錠止を解除
するには操作部材をその都度、移動或いは回動操作しな
ければならず、ドアを開放するのに手間がかかった。
面に露出する操作軸部材の取付け位置の関係からその取
付け位置がドアの開放端側に限られると共に操作軸部材
がドアの正面から突出し、ドアの意匠を制約する問題を
有していた。又、止め具に対するラッチ部の錠止を解除
するには操作部材をその都度、移動或いは回動操作しな
ければならず、ドアを開放するのに手間がかかった。
【0005】本発明は、上記した従来の欠点を解決する
ために発明されたものであり、その目的とする処は、扉
の錠止状態を確実に確保することができる一方、簡易に
錠止を解除させることができる家具の扉ラッチ具を提供
することにある。
ために発明されたものであり、その目的とする処は、扉
の錠止状態を確実に確保することができる一方、簡易に
錠止を解除させることができる家具の扉ラッチ具を提供
することにある。
【0006】又、本発明の他の課題は、家具に対して任
意箇所に取付けることができ、家具の意匠を多様化する
ことができる家具の扉ラッチ具を提供することにある。
意箇所に取付けることができ、家具の意匠を多様化する
ことができる家具の扉ラッチ具を提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】このため本発明は、家
具に対する扉の閉鎖状態を保つ扉ラッチ具のラッチ本体
を取付け板に所要の角度で回動可能に支持され、先端に
ラッチ部を有したラッチアームと、該ラッチアームを所
要の方向へ回動付勢する第1弾性部材とから構成する。
又、扉ラッチ具の被ラッチ本体をラッチアームの回動付
勢方向側に側壁を有した取付け板に回動可能に支持さ
れ、該側壁と反対側に摺接面を有し、かつ後部壁側に係
合部を有した被ラッチ部材と、該被ラッチ部材を、常に
は先端を取付け板の側壁に当接するように付勢する第2
弾性部材とから構成し、家具と扉の間に扉を開放方向へ
付勢する第3弾性部材を設ける。
具に対する扉の閉鎖状態を保つ扉ラッチ具のラッチ本体
を取付け板に所要の角度で回動可能に支持され、先端に
ラッチ部を有したラッチアームと、該ラッチアームを所
要の方向へ回動付勢する第1弾性部材とから構成する。
又、扉ラッチ具の被ラッチ本体をラッチアームの回動付
勢方向側に側壁を有した取付け板に回動可能に支持さ
れ、該側壁と反対側に摺接面を有し、かつ後部壁側に係
合部を有した被ラッチ部材と、該被ラッチ部材を、常に
は先端を取付け板の側壁に当接するように付勢する第2
弾性部材とから構成し、家具と扉の間に扉を開放方向へ
付勢する第3弾性部材を設ける。
【0008】家具に対して扉を押し付けると、摺接面に
対するラッチ部の摺接に伴ってラッチアームを第1弾性
部材の弾性力に抗して回動させると共に第3弾性部材を
付勢させる。そしてラッチ部が摺接面の後方に達する
と、第1弾性部材により付勢されたラッチアームが元の
位置に回動してラッチ部を被ラッチ部材の係合部に係合
させる。これにより家具に対する扉の閉鎖状態を保たせ
る。
対するラッチ部の摺接に伴ってラッチアームを第1弾性
部材の弾性力に抗して回動させると共に第3弾性部材を
付勢させる。そしてラッチ部が摺接面の後方に達する
と、第1弾性部材により付勢されたラッチアームが元の
位置に回動してラッチ部を被ラッチ部材の係合部に係合
させる。これにより家具に対する扉の閉鎖状態を保たせ
る。
【0009】一方、上記状態で扉が更に押圧操作される
と、係合部に対するラッチ部の係合が解除されたラッチ
アームは第1弾性部材の弾性力により更に元の位置方向
へ回動してラッチ部を、被ラッチ部材の側面と側壁との
間に位置させる。このとき、扉が第3弾性部材により付
勢されているため、ラッチ部は両者間内を前方へ移動し
て被ラッチ部材から離脱されることにより扉の開放を可
能にさせる。
と、係合部に対するラッチ部の係合が解除されたラッチ
アームは第1弾性部材の弾性力により更に元の位置方向
へ回動してラッチ部を、被ラッチ部材の側面と側壁との
間に位置させる。このとき、扉が第3弾性部材により付
勢されているため、ラッチ部は両者間内を前方へ移動し
て被ラッチ部材から離脱されることにより扉の開放を可
能にさせる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
従って説明する。
従って説明する。
【0011】図1は扉ラッチ具の取付け状態を示す部分
斜視図である。
斜視図である。
【0012】図2は被ラッチ本体の分解斜視図である。
【0013】図3はラッチ本体の分解斜視図である。
【0014】図4はラッチ本体の変更形態を示す斜視図
である。
である。
【0015】図5はラッチ本体の変更形態を示す斜視図
である。
である。
【0016】扉ラッチ具1は家具3にヒンジ(図示せ
ず)を介して閉鎖可能に支持された扉5に取付けられる
ラッチ本体7と、該扉5に相対する家具3に取付けられ
る被ラッチ本体9と、家具3に対して扉5を、常に開放
方向へ付勢する第3弾性部材11とから構成され、ラッ
チ本体7及び被ラッチ本体9は夫々金属材料から形成さ
れている。
ず)を介して閉鎖可能に支持された扉5に取付けられる
ラッチ本体7と、該扉5に相対する家具3に取付けられ
る被ラッチ本体9と、家具3に対して扉5を、常に開放
方向へ付勢する第3弾性部材11とから構成され、ラッ
チ本体7及び被ラッチ本体9は夫々金属材料から形成さ
れている。
【0017】ラッチ本体7の取付け板13は扉5に対し
て透孔13aを挿通するねじ15により固定され、その
中間部には上下方向へ延出する半円筒形の軸支部13b
が設けられている。該軸支部13bの上下方向中間部に
は切欠部13cが、扉5の基端側が幅広で、自由端側が
幅狭となる横V字形の摺接面を有するように形成されて
いる。
て透孔13aを挿通するねじ15により固定され、その
中間部には上下方向へ延出する半円筒形の軸支部13b
が設けられている。該軸支部13bの上下方向中間部に
は切欠部13cが、扉5の基端側が幅広で、自由端側が
幅狭となる横V字形の摺接面を有するように形成されて
いる。
【0018】尚、切欠部13cの幅広側に位置する取付
け板13にはストッパ13dが前後方向へ突出するよう
に設けられている。ストッパ13dとしては図3に示す
ように取付け板13と別体でL字形に折曲された金属板
或いは図4に示すように軸支部13bに切欠部13cを
形成する際に切起片13eを前後方向へ突出させたもの
であってもよい。
け板13にはストッパ13dが前後方向へ突出するよう
に設けられている。ストッパ13dとしては図3に示す
ように取付け板13と別体でL字形に折曲された金属板
或いは図4に示すように軸支部13bに切欠部13cを
形成する際に切起片13eを前後方向へ突出させたもの
であってもよい。
【0019】そして切欠部13cの軸支部13bにはラ
ッチアーム17が回動可能に支持されている。該ラッチ
アーム17は第1弾性部材を兼ねたばね線材を、先端に
下方へ所要の長さで垂下するラッチ部17a、該ラッチ
部17aから相互の間隔が徐々に広くなるように夫々延
出するアーム部17b及び各アーム部17bの基端部に
て上下方向へ夫々延出する軸部17cを有するように折
曲形成してなる。そしてラッチアーム17は取付け板1
3に対し、切欠部13c内にアーム部17bを挿通して
弾性変形させた状態で軸部17cを軸支部13bに軸支
させることによりアーム部17bを常に切欠部13cの
幅広側に位置させて前後方向へ延出するように位置させ
る。ラッチアーム17としてはばね線材を折曲して形成
する他に、ばね鋼板を上記形状に打ち抜き形成したもの
或いは図5に示すように取付け板13に固定されたトー
ションばね19の中間部に、先端部にラッチ部21aを
有したアーム21bの基端部を固着したものであっても
よい。
ッチアーム17が回動可能に支持されている。該ラッチ
アーム17は第1弾性部材を兼ねたばね線材を、先端に
下方へ所要の長さで垂下するラッチ部17a、該ラッチ
部17aから相互の間隔が徐々に広くなるように夫々延
出するアーム部17b及び各アーム部17bの基端部に
て上下方向へ夫々延出する軸部17cを有するように折
曲形成してなる。そしてラッチアーム17は取付け板1
3に対し、切欠部13c内にアーム部17bを挿通して
弾性変形させた状態で軸部17cを軸支部13bに軸支
させることによりアーム部17bを常に切欠部13cの
幅広側に位置させて前後方向へ延出するように位置させ
る。ラッチアーム17としてはばね線材を折曲して形成
する他に、ばね鋼板を上記形状に打ち抜き形成したもの
或いは図5に示すように取付け板13に固定されたトー
ションばね19の中間部に、先端部にラッチ部21aを
有したアーム21bの基端部を固着したものであっても
よい。
【0020】被ラッチ本体9の取付け板23はラッチ本
体7に相対する家具3に対して透孔23aを挿通するね
じ25により固定され、扉5の基端側及び自由端側に位
置する両側部には側壁23b・23cが起立するように
形成されている。その内の側壁23bは後述する被ラッ
チ部材27の側面27bとによりラッチ部17aの排出
通路28を形成している。
体7に相対する家具3に対して透孔23aを挿通するね
じ25により固定され、扉5の基端側及び自由端側に位
置する両側部には側壁23b・23cが起立するように
形成されている。その内の側壁23bは後述する被ラッ
チ部材27の側面27bとによりラッチ部17aの排出
通路28を形成している。
【0021】取付け板23には被ラッチ部材27がねじ
30により回動可能に支持されている。該被ラッチ部材
27は後部が幅広で、前部が鋭利なV字形に形成され、
扉5の自由端側の側面はラッチ部17aの進入側摺接面
27aを、又扉5の基端側の側面27bは側壁23bと
により排出通路28を形成している。そして被ラッチ部
材27の後面両側には後方へ突出する係合突部27c・
27dが形成されている。
30により回動可能に支持されている。該被ラッチ部材
27は後部が幅広で、前部が鋭利なV字形に形成され、
扉5の自由端側の側面はラッチ部17aの進入側摺接面
27aを、又扉5の基端側の側面27bは側壁23bと
により排出通路28を形成している。そして被ラッチ部
材27の後面両側には後方へ突出する係合突部27c・
27dが形成されている。
【0022】尚、係合突部27c側に位置する取付け板
23には案内壁23dが被ラッチ部材27後面との間に
ラッチ部17aより若干幅広の間隔をおいて起立するよ
うに設けられている。
23には案内壁23dが被ラッチ部材27後面との間に
ラッチ部17aより若干幅広の間隔をおいて起立するよ
うに設けられている。
【0023】取付け板23と被ラッチ部材27の間には
第2弾性部材29が取付けられ、該被ラッチ部材27の
弾性力により被ラッチ部材27を、常にその先端が側壁
23bに当接して排出通路28を閉鎖するように付勢し
ている。該第2弾性部材29の弾性力は第3弾性部材1
1の弾性力より若干弱い弾性力に設定することにより後
述する扉5の開放操作に伴って排出通路28を開放させ
ることができるが、これに限定されるものではない。該
第2弾性部材29としては一端が被ラッチ部材27に掛
止されると共に他端が被ラッチ部材27に掛止される線
ばね或いは被ラッチ部材27を支持するねじ30に代え
たトーションばねであってもよい。
第2弾性部材29が取付けられ、該被ラッチ部材27の
弾性力により被ラッチ部材27を、常にその先端が側壁
23bに当接して排出通路28を閉鎖するように付勢し
ている。該第2弾性部材29の弾性力は第3弾性部材1
1の弾性力より若干弱い弾性力に設定することにより後
述する扉5の開放操作に伴って排出通路28を開放させ
ることができるが、これに限定されるものではない。該
第2弾性部材29としては一端が被ラッチ部材27に掛
止されると共に他端が被ラッチ部材27に掛止される線
ばね或いは被ラッチ部材27を支持するねじ30に代え
たトーションばねであってもよい。
【0024】第3弾性部材11は、例えば家具3に設け
られた孔3a内に取付けられ、その弾性力により、常に
扉5が開放する方向へ付勢している。該第3弾性部材1
1としては上記の他に、例えば家具3に対して扉5を支
持するヒンジに一体的に設けたものであってもよい。
られた孔3a内に取付けられ、その弾性力により、常に
扉5が開放する方向へ付勢している。該第3弾性部材1
1としては上記の他に、例えば家具3に対して扉5を支
持するヒンジに一体的に設けたものであってもよい。
【0025】次に、扉ラッチ具1の作用を説明する。
【0026】図6は扉の閉鎖前の状態を示す説明図であ
る。
る。
【0027】図7は扉の閉鎖途中の状態を示す説明図で
ある。
ある。
【0028】図8は被ラッチ部材に対するラッチ部のラ
ッチ状態を示す説明図である。
ッチ状態を示す説明図である。
【0029】図9はラッチ解除状態を示す説明図であ
る。
る。
【0030】先ず、扉5の開放状態においてラッチアー
ム17の軸部17cは基端部が上下方向に広がるアーム
部17bの弾性力により切欠部13cの幅広側に位置し
た状態でストッパ13dに当接し、ラッチアーム17が
前方向へ突出する状態に保たれている。
ム17の軸部17cは基端部が上下方向に広がるアーム
部17bの弾性力により切欠部13cの幅広側に位置し
た状態でストッパ13dに当接し、ラッチアーム17が
前方向へ突出する状態に保たれている。
【0031】上記状態にて扉5が家具3側へ押し付けら
れると、第2弾性部材29の弾性力により先端部が側壁
23bに当接して排出通路28を閉鎖している被ラッチ
部材27の進入側摺接面27aに対するラッチ部17a
の摺接に伴ってラッチアーム17を切欠部13cの幅狭
側へ回動させる。このとき、ラッチアーム17は自身の
弾性力により切欠部13cの幅狭側へ回動復帰するよう
に付勢される。又、第3弾性部材11は扉5との当接に
より弾性変形して付勢される。
れると、第2弾性部材29の弾性力により先端部が側壁
23bに当接して排出通路28を閉鎖している被ラッチ
部材27の進入側摺接面27aに対するラッチ部17a
の摺接に伴ってラッチアーム17を切欠部13cの幅狭
側へ回動させる。このとき、ラッチアーム17は自身の
弾性力により切欠部13cの幅狭側へ回動復帰するよう
に付勢される。又、第3弾性部材11は扉5との当接に
より弾性変形して付勢される。
【0032】そしてラッチ部17aが被ラッチ部材27
の後部側に位置すると、ラッチアーム17は自身の弾性
力により回動復帰してラッチ部17aを係合突部27d
に係合させる。このとき、案内壁23dはラッチ部17
aを係合突部27d側へ移動するように案内させる。
又、上記状態においては、第2弾性部材29の弾性力に
より被ラッチ部材27の先端が側壁23cに当接して被
ラッチ部材27の回動がが規制保持されるため、係合突
部27dに対するラッチ部17aの係合状態を保ち、扉
5の閉鎖状態を確実に維持することができる。
の後部側に位置すると、ラッチアーム17は自身の弾性
力により回動復帰してラッチ部17aを係合突部27d
に係合させる。このとき、案内壁23dはラッチ部17
aを係合突部27d側へ移動するように案内させる。
又、上記状態においては、第2弾性部材29の弾性力に
より被ラッチ部材27の先端が側壁23cに当接して被
ラッチ部材27の回動がが規制保持されるため、係合突
部27dに対するラッチ部17aの係合状態を保ち、扉
5の閉鎖状態を確実に維持することができる。
【0033】次に、上記のように閉鎖された扉5を開放
させるには、家具3に対して扉5が第3弾性部材11の
弾性力に抗して押圧されると、ラッチ部17aは後方へ
移動して係合突部27dとの係合が解除された後、アー
ム部17bの弾性力により側壁23bに当接するように
移動される。そして扉5の押圧が中断されると、ラッチ
部17aは被ラッチ部材27の側面27bと側壁23b
の間の排出通路28内に進入した後、第3弾性部材11
の弾性力により付勢された扉5の回動に伴って排出通路
28を通過して前方へ移動される。このとき、被ラッチ
部材27は第2弾性部材29の弾性力によりその先端が
側壁23cに当接して排出通路27bを閉鎖するように
付勢されているが、第2弾性部材29の弾性力が第3弾
性部材11の弾性力より若干弱く設定されているため、
ラッチ部17aの移動に伴って排出通路28を開放する
ように回動し、ラッチ部17aを排出通路28から離脱
させる。これにより扉5の開放を可能にさせる。
させるには、家具3に対して扉5が第3弾性部材11の
弾性力に抗して押圧されると、ラッチ部17aは後方へ
移動して係合突部27dとの係合が解除された後、アー
ム部17bの弾性力により側壁23bに当接するように
移動される。そして扉5の押圧が中断されると、ラッチ
部17aは被ラッチ部材27の側面27bと側壁23b
の間の排出通路28内に進入した後、第3弾性部材11
の弾性力により付勢された扉5の回動に伴って排出通路
28を通過して前方へ移動される。このとき、被ラッチ
部材27は第2弾性部材29の弾性力によりその先端が
側壁23cに当接して排出通路27bを閉鎖するように
付勢されているが、第2弾性部材29の弾性力が第3弾
性部材11の弾性力より若干弱く設定されているため、
ラッチ部17aの移動に伴って排出通路28を開放する
ように回動し、ラッチ部17aを排出通路28から離脱
させる。これにより扉5の開放を可能にさせる。
【0034】本実施形態は、被ラッチ部材27が第2弾
性部材29の弾性力により付勢されて常には排出通路2
8を閉鎖しているため、扉5の閉鎖操作に伴ってラッチ
部17aを確実に進入側摺接面27aへ案内して係合突
部27dに係合させることができる。又、扉5に操作軸
を設けることなく、扉5の押圧操作により開放させるこ
とができるため、簡易な作業により扉5を開放させるこ
とができると共に扉5正面のデザインを損なうことがな
い。
性部材29の弾性力により付勢されて常には排出通路2
8を閉鎖しているため、扉5の閉鎖操作に伴ってラッチ
部17aを確実に進入側摺接面27aへ案内して係合突
部27dに係合させることができる。又、扉5に操作軸
を設けることなく、扉5の押圧操作により開放させるこ
とができるため、簡易な作業により扉5を開放させるこ
とができると共に扉5正面のデザインを損なうことがな
い。
【0035】上記説明は、扉ラッチ具1を扉5の自由端
側に取付けたが、扉ラッチ具1の取付け箇所は本実施形
態に制約されるものではなく、任意箇所に取付け可能で
ある。又、本実施形態は取付け板23に対して被ラッチ
部材27が露出した状態を図示したが、図示しないカバ
ーを取付けて被ラッチ部材27を覆ってもよいことは勿
論である。
側に取付けたが、扉ラッチ具1の取付け箇所は本実施形
態に制約されるものではなく、任意箇所に取付け可能で
ある。又、本実施形態は取付け板23に対して被ラッチ
部材27が露出した状態を図示したが、図示しないカバ
ーを取付けて被ラッチ部材27を覆ってもよいことは勿
論である。
【0036】
【発明の効果】このため本発明は、扉の錠止状態を確実
に確保することができる一方、簡易に錠止を解除させる
ことができる。又、本発明は、家具に対して任意箇所に
取付けることができ、家具の意匠を多様化することがで
きる。
に確保することができる一方、簡易に錠止を解除させる
ことができる。又、本発明は、家具に対して任意箇所に
取付けることができ、家具の意匠を多様化することがで
きる。
【図1】扉ラッチ具の取付け状態を示す部分斜視図であ
る。
る。
【図2】被ラッチ本体の分解斜視図である。
【図3】ラッチ本体の分解斜視図である。
【図4】ラッチ本体の変更形態を示す斜視図である。
【図5】ラッチ本体の変更形態を示す斜視図である。
【図6】扉の閉鎖前の状態を示す説明図である。
【図7】扉の閉鎖途中の状態を示す説明図である。
【図8】被ラッチ部材に対するラッチ部のラッチ状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図9】ラッチ解除状態を示す説明図である。
1−扉ラッチ具、3−家具、5−扉、7−ラッチ本体、
9−被ラッチ本体、11−第3弾性部材、17−ラッチ
アーム、17a−ラッチ部、17b−アーム部、17c
−軸部、27−被ラッチ部材、27a−進入側摺接面、
27c・27d−係合突部、28−排出通路、29−第
2弾性部材
9−被ラッチ本体、11−第3弾性部材、17−ラッチ
アーム、17a−ラッチ部、17b−アーム部、17c
−軸部、27−被ラッチ部材、27a−進入側摺接面、
27c・27d−係合突部、28−排出通路、29−第
2弾性部材
Claims (3)
- 【請求項1】家具に開閉可能に支持された扉に取り付け
られるラッチ本体と、ラッチ本体に相対する家具に取り
付けられる被ラッチ本体とからなる扉ラッチ具におい
て、ラッチ本体は取付け板に所要の角度で回動可能に支
持され、先端にラッチ部を有したラッチアームと、該ラ
ッチアームを所要の方向へ回動付勢する第1弾性部材と
からなると共に被ラッチ本体はラッチアームの回動付勢
方向側に側壁を有した取付け板に回動可能に支持され、
該側壁と反対側に摺接面を有し、かつ後部壁側に係合部
を有した被ラッチ部材と、該被ラッチ部材を、常には先
端を取付け板の側壁に当接するように付勢する第2弾性
部材とからなり、かつ家具と扉の間には扉を開放方向へ
付勢する第3弾性部材を設けた扉ラッチ具。 - 【請求項2】請求項1のラッチアーム及び第1弾性部材
は、ばね線材を曲折して先端部にラッチ部、基端に向か
って間隔が徐々に広くなるアーム部及び取付け板の軸支
部に支持される軸部を一体形成すると共に取付け板の軸
支部に回動付勢方向側が幅広で反対側が幅狭な切欠部を
設け、該切欠部にアーム部が摺接するように支持した扉
ラッチ具。 - 【請求項3】請求項1のラッチ本体は、先端にラッチ部
を有したアーム部と取付け板に固定されると共にアーム
部の基端部が固定されるトーションばねからなる扉ラッ
チ具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15032797A JPH10317770A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 家具の扉ラッチ具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15032797A JPH10317770A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 家具の扉ラッチ具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10317770A true JPH10317770A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15494602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15032797A Pending JPH10317770A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 家具の扉ラッチ具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10317770A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010242413A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Isokawa Sangyo | プッシュラッチ装置 |
JP2010281194A (ja) * | 2009-05-07 | 2010-12-16 | Nakao Seisakusho:Kk | ドアストッパ装置 |
-
1997
- 1997-05-22 JP JP15032797A patent/JPH10317770A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010242413A (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-28 | Isokawa Sangyo | プッシュラッチ装置 |
JP2010281194A (ja) * | 2009-05-07 | 2010-12-16 | Nakao Seisakusho:Kk | ドアストッパ装置 |
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