JPH10317450A - ユニットバスの防水パン - Google Patents

ユニットバスの防水パン

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Publication number
JPH10317450A
JPH10317450A JP13080697A JP13080697A JPH10317450A JP H10317450 A JPH10317450 A JP H10317450A JP 13080697 A JP13080697 A JP 13080697A JP 13080697 A JP13080697 A JP 13080697A JP H10317450 A JPH10317450 A JP H10317450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
section
waterproof pan
height
trap
Prior art date
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Pending
Application number
JP13080697A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiko Fujimori
美智子 藤森
Atsushi Tadokoro
淳 田所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10317450A publication Critical patent/JPH10317450A/ja
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】踏ずり12の高さ寸法を低くすることができ、
その結果、建物躯体側の床面13の高さ寸法も低くでき
るユニットバスの防水パンを提供する。 【解決手段】浴槽設置部3と洗場部4との床面に高低差
を設け、それぞれの床面に近接すべく排水口15及び1
6の設置部17及び18を設け、低い方の排水口設置部
17には排水トラップ24又は排水接続管20が取り付
け可能であり、高い方の排水口設置部18には排水トラ
ップ19が取り付け可能である。つまり、高い方の排水
口設置部18に排水トラップ19を設けて低い方の排水
口設置部17に排水トラップ19への排水接続管20を
接続するか、又は高い方の排水口設置部18を低い方の
排水口設置部17へ連通させ、低い方の排水口設置部1
7に排水トラップ24を設けてその一部をスラブ11の
中へ埋設する。これにより、防水パン全体の設置高さを
低くし、踏ずり12の高さを低くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽設置部と洗場
部とが設けられたユニットバスの防水パンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のユニットバスに用いられる防水パ
ンの一例を示せば、図5の縦断面図の通りである。従来
のユニットバスの防水パン1は、浴槽2を設置するため
の浴槽設置部3と、入浴者が洗髪や体を洗うための洗場
部4とが一体的に設けられている。そして、高齢者や婦
女子等の使用上の便宜性を考慮し、浴槽2の跨ぎ高さが
できるだけ低くなるように浴槽設置部3の床面の高さを
洗場4の床面の高さよりも低くなるようにしている。
【0003】浴槽設置部3と洗場4とには、排水口5及
び6がそれぞれ設けられ、通常は両排水口5及び6が近
接するように配設されている。浴槽設置部3の床面に
は、浴槽2のオーバーフロー水が流れ込むため、このオ
ーバーフロー水も下水等へ排出するような排水構造でな
ければならず、しかも、その排水系路の途中には臭気の
逆流等を防止するため排水トラップを設ける必要があ
る。そのため、浴槽設置部3と洗場4との排水を処理す
る構造としては、最も低い床面である浴槽設置部3の床
面に排水トラップ7を取り付け、この排水トラップ7へ
洗場4の排水口6から排水が流入するように連通部8を
設け、また浴槽2の排水口9からバス排水導入管10を
介して浴槽水を導入するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のユニットバスの防水パン1であると、浴槽設置部
3の床面よりも低い位置に排水トラップ7が取り付けら
れるため、建物躯体のスラブ11からの洗場4の床面の
高さ寸法が高くなるという欠点があった。そのため、ユ
ニットバス内の出入口の踏ずり12までの高さ寸法は、
少なくとも280〜300mm程度を必要とし、出入口
の段差をなくすためには建物躯体の室内側の床面13の
高さ寸法もこれに合わせて高くする必要があり、建物躯
体側の室内のユニットバス天井裏との間の有効高さ寸法
が小さくなるか又は建物躯体の高さ寸法が余分に高くな
り、それだけ建築コストが高くなるという欠点があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、踏ずり高さ
寸法を低くすることができ、その結果、建物躯体側の床
面の高さ寸法も低くできるユニットバスの防水パンを提
供せんとするものである。
【0006】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した請求項1の手段は、浴槽設置部と洗場部とが
設けられたユニットバスの防水パンにおいて、浴槽設置
部と洗場部との床面に高低差を設け、それぞれの床面に
近接すべく排水口の設置部を設け、低い方の排水口設置
部には排水トラップ又は排水接続管が取り付け可能であ
り、高い方の排水口設置部には排水トラップが取り付け
可能であることを特徴とするユニットバスの防水パンで
ある。
【0007】また前記課題を解決するために本発明が採
用した請求項2の手段は、浴槽設置部と洗場部とが設け
られたユニットバスの防水パンにおいて、浴槽設置部と
洗場部との床面に高低差を設け、それぞれの床面に近接
すべく排水口の設置部を設け、高い方の排水口設置部に
は排水トラップを取り付け、低い方の排水口設置部には
排水接続管を取り付けて前記排水トラップへ連通させた
ことを特徴とするユニットバスの防水パンである。
【0008】更に、前記課題を解決するために本発明が
採用した請求項3の手段は浴槽設置部と洗場部とが設け
られたユニットバスの防水パンにおいて、浴槽設置部と
洗場部との床面に高低差を設け、それぞれの床面に近接
すべく排水口の設置部を設けて高い方の排水口設置部か
ら低い方の排水口設置部へ排水が流れることができるよ
うに連通させ、低い方の排水口設置部に排水トラップを
取り付けてその一部をスラブへ埋設したことを特徴とす
るユニットバスの防水パンである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。なお、従来の場合と同一符号は同一部材である。図
1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係るものであ
り、図1は防水パン14の全体を示す縦断面図、図2の
図(A)は同平面図、図2の図(B)は浴槽設置部3側
の排水口15と洗場4側の排水口16とを示す部分拡大
平面図である。同図に示す如く、この実施の形態にあっ
ては、浴槽設置部3と洗場部4との床面に高低差を設
け、それぞれの床面に排水口15と16の設置部17及
び18を設け、これらの排水口15と16とが防水パン
14の中央部において近接するように配置されている。
【0010】そして、高い方の洗場4側の排水口16に
は、排水トラップ19が取り付けられている。また低い
方の浴槽設置部3側の排水口15には、排水接続管20
が取り付けられている。この排水接続管20は、L字状
をなして横引きされ、前記排水トラップ19の側面へ連
通接続されている。排水トラップ19の下流側は、下水
等の排水管(図示せず)へ接続されている。また浴槽設
置部3側の排水口15には、バス排水導入管10の流出
側が取り付けられている。
【0011】なお、洗場4側の排水口設置部18は、浴
槽2のエプロン2aに沿って防水パン14のほぼ全幅に
わたって設けられた排水溝21内に設けられており、該
排水溝21は、浴槽設置部3側の排水口設置部17と通
路21aを介して連通している。図2の図(B)におい
て、符号22は、浴槽設置部3側の排水口設置部17の
カバーである。
【0012】このような構成であれば、排水トラップ1
9が浴槽設置部3よりも高い床面である洗場4の床面に
設けられた排水口設置部18に取り付けられているの
で、スラブ11との間には十分な設置空間を確保するこ
とが可能であり、その余裕のある分だけ防水パン14の
全体の高さを低く設置することができる。従って、踏ず
り12の高さを低くでき、建物躯体の室内の床面13の
高さを低くし、建物躯体の室内の有効利用を図ることが
できるか又は建物の階高を低くすることができ、建築費
用を低減することが可能である。なお、本実施の形態で
は、踏ずり12の高さは、スラブ11から220〜24
0mm程度にすることが可能であり、図5に示す従来の
場合に比較して60〜80mm程度低くすることが可能
である。
【0013】図3及び図4は本発明の第2の実施の形態
に係る防水パン23を示すものであり、図3は防水パン
23の全体を示す縦断面図、図4の図(A)は同平面
図、図(B)は部分拡大平面図である。この第2の実施
の形態における防水パン23は、浴槽設置部3の排水口
15に排水トラップ24を取り付けてその一部をスラブ
11の中へ埋設し、洗場4側の排水口設置部18には排
水口を開口しないようにしている。
【0014】洗場4側の排水は、その床面上を流れて排
水溝21内に流入し、該排水溝21の中央部分において
通路21aを介して前記浴槽設置部3側の排水口設置部
17側へ流れ、その排水口15及び排水トラップ24か
ら下水等へ排水される。浴槽設置部3の床面を流れる浴
槽2のオーバーフロー水や浴槽2の排水の処理及びその
他の構成並びに作用効果については、前述した図1及び
図2に示す第1の実施の形態の防水パン14の場合と同
じである。なお、この防水パン23では、踏ずり12の
高さは、190mm程度に設定することが可能であり、
図5に示す従来の場合に比較して90〜110mm程度
も低くすることが可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
浴槽設置部と洗場部とが設けられたユニットバスの防水
パンにおいて、浴槽設置部と洗場部との床面に高低差を
設け、それぞれの床面に近接すべく排水口の設置部を設
け、低い方の排水口設置部には排水トラップ又は排水接
続管が取り付け可能であり、高い方の排水口設置部には
排水トラップが取り付け可能である。
【0016】従って、高い方の排水口設置部に排水トラ
ップを設けた場合は、低い方の排水口へ排水接続管を取
り付けて排水トラップへ連通させることができる。また
低い方の排水口へ排水トラップを取り付けた場合は、高
い方の排水口設置部には排水口を開口せずに低い方の排
水口設置部へ連通させて直接に洗場側の排水が流れ込む
ようにすることができ、トラップの一部をスラブの中へ
埋設することも可能である。
【0017】そのため、いずれの場合であっても、防水
パンの全体の設置高さ寸法を従来の場合よりも大幅に低
くしても排水トラップがスラブの上面と干渉することが
ない。これにより、建物躯体の室内とユニットバスの出
入口との間に設けられる踏ずりの高さ寸法を低くでき、
その分だけ建物躯体の室内の高さを有効利用することが
可能であり、また建物の階高を低くして建築費用を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る防水パンの全
体を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る防水パンを示
すものであり、図(A)はその全体を示す平面図、図
(B)はその部分拡大平面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る防水パンの全
体を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る防水パンを示
すものであり、図(A)はその全体を示す平面図、図
(B)はその部分拡大平面図である。
【図5】従来の防水パンの全体を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2…浴槽 3…浴槽設置部 4…洗場 10…バス排水導
入管 11…スラブ 12…踏ずり 14…防水パン 15…浴槽設置部
の排水口 16…洗場の排水口 17…排水口設置
部 18…排水口設置部 19…排水トラッ
プ 20…排水接続管 21…排水溝 21a…通路 23…防水パン 24…排水トラップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽設置部と洗場部とが設けられたユニッ
    トバスの防水パンにおいて、浴槽設置部と洗場部との床
    面に高低差を設け、それぞれの床面に近接すべく排水口
    の設置部を設け、低い方の排水口設置部には排水トラッ
    プ又は排水接続管が取り付け可能であり、高い方の排水
    口設置部には排水トラップが取り付け可能であることを
    特徴とするユニットバスの防水パン。
  2. 【請求項2】浴槽設置部と洗場部とが設けられたユニッ
    トバスの防水パンにおいて、浴槽設置部と洗場部との床
    面に高低差を設け、それぞれの床面に近接すべく排水口
    の設置部を設け、高い方の排水口設置部には排水トラッ
    プを取り付け、低い方の排水口設置部には排水接続管を
    取り付けて前記排水トラップへ連通させたことを特徴と
    するユニットバスの防水パン。
  3. 【請求項3】浴槽設置部と洗場部とが設けられたユニッ
    トバスの防水パンにおいて、浴槽設置部と洗場部との床
    面に高低差を設け、それぞれの床面に近接すべく排水口
    の設置部を設けて高い方の排水口設置部から低い方の排
    水口設置部へ排水が流れることができるように連通さ
    せ、低い方の排水口設置部に排水トラップを取り付けて
    その一部をスラブへ埋設したことを特徴とするユニット
    バスの防水パン。
JP13080697A 1997-05-21 1997-05-21 ユニットバスの防水パン Pending JPH10317450A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138415A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Hitachi Housetec Co Ltd 浴室及び浴室ユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138415A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Hitachi Housetec Co Ltd 浴室及び浴室ユニット

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