JPH09291576A - 浴室ユニット - Google Patents

浴室ユニット

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JPH09291576A
JPH09291576A JP13102596A JP13102596A JPH09291576A JP H09291576 A JPH09291576 A JP H09291576A JP 13102596 A JP13102596 A JP 13102596A JP 13102596 A JP13102596 A JP 13102596A JP H09291576 A JPH09291576 A JP H09291576A
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JP
Japan
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floor pan
drainage
bathtub
bathroom unit
washing place
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Application number
JP13102596A
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English (en)
Inventor
Masaki Shobu
正樹 菖蒲
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 快適な気持で入浴ができるとともに、洗い場
も狭く感じさせない浴室ユニットを提供することであ
る。 【解決手段】 浴槽設置部2Aに隣接して、洗い場Wを
形成する洗い場部2Bが設けられている防水床パン2
に、浴槽設置部2B上の浴槽3に沿うように、洗い場W
側の排水を集める排水溝23が形成されている浴室ユニ
ットにおいて、排水溝23を、浴槽3の側面を覆うエプ
ロン5等によって洗い場W側から見えないように覆われ
る、防水床パン2の浴槽設置部2A側に形成するととも
に、エプロン5の下方に、洗い場W側の排水を排水溝2
3に導く排水の流入口Kを形成している。したがって、
洗い場部2Bの浴槽3の横に排水溝はなくなり、浴槽3
に対する出入り時に、この排水溝が邪魔になることはな
い。また、排水溝23をグレーチング等で覆う必要がな
いため、入浴者に洗い場Wを狭く感じさせてしまうこと
もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は組立式浴室である
浴室ユニットに関するものであり、更に詳しくは、浴槽
設置部に隣接して、洗い場を形成する洗い場部が設けら
れている防水床パンに、上記浴槽設置部上の浴槽に沿う
ように、洗い場側の排水を集める排水溝が形成されてい
る浴室ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の浴室ユニットの防水床パン
周りの側断面図であり、図10はこの浴室ユニットの防
水床パン周りの平面図である。
【0003】この浴室ユニットでは、図9で示されるよ
うに、防水床パン100の浴槽設置部101上に浴槽1
10が設置され、洗い場部102上に洗い場Wが形成さ
れている。そして、浴槽110のリム部110aの下端
と防水床パン100との間には、浴槽110の側面を覆
うようにエプロン111が取り付けられているととも
に、防水床パン100の洗い場部102には、図9や図
10で示されるように、浴槽110に沿うように、洗い
場W側の排水を集める排水溝102aが形成されてい
る。そして、この排水溝102aの中程には、防水床パ
ン100の下面側に、この排水溝102aに連通する排
水トラップ112が取り付けられている。
【0004】したがって、この浴室ユニットでは、洗い
場W側の排水は、図10の矢印で示される方向に流れて
排水溝102aに集められた後、この排水溝102aを
通って排水トラップ112に集められる。
【0005】図11は従来の他の浴室ユニットの防水床
パン周りの平面図である。この浴室ユニットでは、防水
床パン100の洗い場部102の外周部に、排水溝10
2aの他に、排水溝102b,102c,102dも形
成されており、これらの排水溝102aがグレーチング
113A,113B,113C,113Dで覆われてい
る。この場合、防水床パン100の洗い場部102は中
央部が高くなっているため、洗い場W側の排水は、図1
1の矢印で示されるように流れて、いずれかのグレーチ
ング113A,113B,113C,113Dを通った
後、排水溝102a,102b,102c,102dに
集められ、つぎに、これらの排水溝102a,102
b,102c,102dを通って排水トラップ112に
集められる。
【0006】この浴室ユニットでは、いずれのグレーチ
ング113A,113B,113C,113D側に、こ
の浴室ユニットの出入口部を設けても、防水床パン10
0の洗い場部102の上面と脱衣室(図示せず)の床面
とを段差なく接続できるという特徴を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9や
図10で示される浴室ユニットでは、防水床パン100
の洗い場部102の浴槽110に沿った位置に排水溝1
02aがあるため、浴槽110に対する出入り時にこの
排水溝102aが邪魔になり、快適な入浴ができないと
いう問題があった。
【0008】また、図11で示される浴室ユニットで
は、排水溝102aはグレーチング113Aにより覆わ
れているため、上記のような問題は生じにくいが、グレ
ーチング113A,113B,113C,113Dの部
分は防水床パン100の洗い場部102の他の部分と感
触が異なるため、違和感があり、入浴者は、なるべくグ
レーチング113A,113B,113C,113D上
に立ち入らないようにする。したがって、この浴室ユニ
ットでは、入浴者にとって、洗い場Wが狭く感じられて
しまうという問題があった。
【0009】この発明は、以上の点に鑑み、快適な気持
で入浴ができるとともに、洗い場も狭く感じさせない浴
室ユニットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、浴槽設置部に隣接して、洗い場を形成する洗
い場部が設けられている防水床パンに、浴槽設置部上の
浴槽に沿うように、洗い場側の排水を集める排水溝が形
成されている浴室ユニットにおいて、排水溝を、浴槽の
側面を覆うエプロン等によって洗い場側から見えないよ
うに覆われる、防水床パンの浴槽設置部側に形成すると
ともに、エプロンの下方に、洗い場側の排水を排水溝に
導く排水の流入口を形成していることである。
【0011】この発明では、洗い場の排水の一部又は全
部は、防水床パンの洗い場部の上面からエプロン下方の
排水の流入口を通って、浴槽設置部の排水溝内に集めら
れた後、この排水溝を通って排水トラップ側に導かれ
る。したがって、防水床パンの洗い場部の浴槽に沿った
位置には排水溝は設けられず、浴槽に対する出入り時
に、この排水溝が邪魔になってしまうことはない。ま
た、この排水溝にグレーチング等によって蓋をする必要
がないため、入浴者に洗い場を狭く感じさせてしまうこ
ともない。なお、排水溝は浴槽設置部の空いた部分に形
成すればよいため、この排水溝の形成により浴槽設置部
が大型化することはない。
【0012】この発明の請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、排水溝が防水床パンの浴
槽設置部側の排水をも集めていることである。
【0013】この発明では、浴槽設置部側に漏れた排水
を、この排水溝に集めて排水できるので、この浴槽設置
部側に、特別な漏水用の排水溝が不要となる。
【0014】この発明の請求項3記載の発明は、請求項
1記載の発明の場合において、防水床パンが、排水溝が
形成された第1の床パンと、この第1の床パンと別体に
形成された第2の床パンとから構成されており、かつ、
洗い場部が第1の床パンによって形成されているととも
に、浴槽設置部が第1の床パンの排水溝の形成部と第2
の床パンとによって形成されていることである。
【0015】この発明では、防水床パンが第1の床パン
と第2の床パンとに分割されている場合でも、第1の床
パンの排水溝の形成部側と第2の床パンとにより浴槽設
置部を形成すれば、第1の床パンによって形成される洗
い場側の排水をこの排水溝に簡単に集めることができ
る。したがって、この発明でも、請求項1記載の発明と
同様な効果を得ることができる。
【0016】この発明の請求項4記載の発明は、請求項
1又は3記載の発明の場合において、防水床パンの洗い
場部の少なくとも対向する両端側に、この洗い場部側の
排水の一部又は全部を排水溝に導く第2の排水溝が形成
されていることである。
【0017】この発明では、例えば、洗い場の全排水を
洗い場部の第2の排水溝側に集めた後、この第2の排水
溝から浴槽設置部の排水溝に流し込むことができるた
め、エプロン下方の排水の流入口を排水溝と第2の排水
溝の交差部のみに設ければよく、浴室内の外観をよくす
ることができる。もちろん、洗い場の排水を、浴槽設置
部の排水溝と洗い場部の第2の排水溝とに分散させて集
めてもよい。また、この発明では、例えば、第2の排水
溝をグレーチングで覆うようにすれば、この第2の排水
溝のいずれの側に浴室ユニットの出入り口を設けても、
この浴室ユニットの洗い場部の上面と脱衣室の床面間の
段差を無くすことができる。
【0018】この発明の請求項5記載の発明は、請求項
1又は3記載の発明の場合において、排水溝がエプロン
近傍に設けられ、かつ、このエプロンの下端と防水床パ
ンとの間に、この排水溝清掃用の取り外し容易なカバー
部材が配置されていることである。
【0019】この発明では、防水床パンの浴槽設置部に
設けた排水溝をエプロン等で洗い場側から見えないよう
に覆った場合でも、エプロン下方に設けたカバー部材を
取り外すことにより、この排水溝を簡単に清掃できる。
また、この発明では、例えば、跨ぎ高さを低くするた
め、浴槽を高さの低い浴槽と取り替える場合に、エプロ
ンまで取り替える必要はなく、カバー部材のみ取り替え
ればよいため、浴槽の取り替えの容易化を図ることがで
きる。なお、排水溝への排水の流入口は、カバー部材の
下方に設ければよい。
【0020】この発明の請求項6記載の発明は、請求項
5記載の発明の場合において、カバー部材が排水溝の配
置方向に対して、複数に分割されていることである。
【0021】この発明では、カバー部材が分割されてい
るため、排水溝の清掃時にカバー部材の着脱が容易とな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照しつつ説明する。図1はこの発明の一実施の形
態に係る浴室ユニットの主要部を示している。
【0023】浴室ユニット1は、図1で示されるよう
に、浴槽設置部2Aとこれに隣接して設けられた洗い場
部2Bとからなる防水床パン2の外周部に、壁パネル4
等が取り付けられているとともに、この防水床パン2の
浴槽設置部2A上に浴槽3が設置され、かつ、この防水
床パン2の洗い場部2B上に洗い場Wが形成されたもの
である。浴槽3には、本体部30の上端外方に、防水床
パン2の浴槽設置部2Aをほぼ覆う水平なリム部31が
形成されており、浴槽3のリム部31の洗い場A側下方
には、浴槽3の本体部30の側面を覆うようにエプロン
5とカバー部材6とが配置されている。このエプロン5
とカバー部材6とは、浴槽3の本体部30側に着脱容易
に取り付けられており、浴槽3とともに、防水床パン2
の浴槽設置部2A側を洗い場Wから見えないように隠す
役割を有している。
【0024】防水床パン2には、図1や図2で示される
ように、裏面側中央部の洗い場部2B側に排水トラップ
7が取り付けられているとともに、洗い場部2Bの浴槽
3側を除いた外周部に、グレーチング8A,8B,8C
で覆われた3本の第2の排水溝としての排水溝20,2
1,22が形成されている。また、防水床パン2の浴槽
設置部2Aのエプロン5やカバー部材6の下方側には、
図3で示されるように、浴槽3の長手方向に沿って、第
1の排水溝である隠れ排水溝23が形成されている。排
水溝22は、図1や図2で示されるように、浴槽3に対
向するように配置されているとともに、この排水溝22
の両端側に接続される排水溝20,21は、互いに対向
した状態で浴槽3側に延び、排水の流入口Kを介して隠
れ排水溝23に接続されている。また、隠れ排水溝23
は、洗い場W側から見えないように、エプロン5やカバ
ー部材6によって覆われており、その中間部が排水トラ
ップ7に接続されている。
【0025】カバー部材6は、図4で示されるように、
上部60がエプロン5の直下に位置決めされ、下部61
が隠れ排水溝23の側壁に沿って、この隠れ排水溝23
内に入り込んだ状態で位置決めされており、洗い場W側
の外面が、エプロン5の外面と面一に配置されている。
このカバー部材6は、隠れ排水溝23を清掃するための
ものであり、その上下方向の高さは、この隠れ排水溝2
3を清掃できる程度のものであれば、どの程度のもので
あってもよい。また、このカバー部材6は、図1で示さ
れるように、隠れ排水溝23の配置方向に対して、3つ
のブロック6A,6B,6Cに分割されている。なお、
図3中符号62は、各ブロック6A,6B,6C毎に設
けられた、カバー部材6の着脱を容易にする指掛け部で
ある。
【0026】ところで、防水床パン2の洗い場部2Bの
上面Sは、浴槽3寄りの中央部が一番高くなっており、
図1や図2の矢印で示されるように、洗い場Wの排水が
排水溝20,21,22側に流れるようになっている。
また、排水溝20,21,22,23では、浴槽3に対
向する排水溝22の中間部の底部が最も高くなってお
り、この底部からそれぞれ、排水溝20,21を通り、
隠れ排水溝23の排水トラップ7近傍まで排水勾配が形
成されている。さらに、防水床パン2の浴槽設置部2A
では、図4で示されるように、隠れ排水溝23の底部
が、土手部24横の浴槽載置部25の上面より低くなっ
ており、この浴槽載置部25側に漏れ込んだ排水がこの
隠れ排水溝23中に流れ込むようになっている。
【0027】なお、この浴室ユニット1では、壁パネル
4上に天井パネルが取り付けられているとともに、防水
床パン2の洗い場部2Bの外周部に出入り用のドアを有
するドア枠が取り付けられているものとする。また、こ
の浴室ユニット1では、壁パネル4の所定位置に、浴槽
3や洗い場Wに給水するための給水栓が取り付けられて
いるものとする。
【0028】したがって、入浴者がこの浴室ユニット1
内に入って入浴をし、洗い場Wで湯水を使うと、この排
水は洗い場部2Bの上面Sから、グレーチング8A,8
B,8Cを通って、排水溝20,21,22内に集めら
れる。そして、この排水溝20,21,22内の排水
は、隠れ排水溝23を通って、排水トラップ7に流され
る。また、浴槽3と壁パネル4との間や、浴槽3とエプ
ロン5との間から防水床パン2の浴槽設置部2A側に漏
れ込んだ排水は、浴槽載置部25の上面を通って、隠れ
排水溝23内に集められた後、排水トラップ7に流され
る。
【0029】以上のように、この浴室ユニット1では、
防水床パン2の洗い場部2Bに、浴槽3に沿って排水溝
を設けず、この排水溝(隠れ排水溝23)を浴槽設置部
2A側に設けているため、入浴者が洗い場Wから浴槽3
に入ったり、浴槽3から洗い場Wに出る場合に、この排
水溝が邪魔になることはなく、入浴者は快適な気分で入
浴できるようになる。この場合、洗い場部2Bの浴槽3
の横に、入浴者にとって違和感を感じるグレーチングを
設置する必要もないため、その分、洗い場Wにおける入
浴者の入浴空間が広くなり、入浴者に洗い場Wを狭く感
じさせることもない。なお、隠れ排水溝23は、防水床
パン2の浴槽設置部2A中の、従来から利用されず空い
ていた部分(デッドスペース)に形成されているため、
この隠れ排水溝23によって、防水床パン2の浴槽設置
部2Aが大型化することもない。
【0030】また、この浴室ユニット1では、エプロン
5の下方にカバー部材6が配置されているため、このカ
バー部材6を着脱することにより、隠れ排水溝23を簡
単に清掃することができる。この場合、カバー部材6が
分割されているため、このカバー部材6の着脱も容易で
ある。
【0031】さらに、この浴室ユニット1では、洗い場
部2Bの上面Sから浴槽3の上面までの跨ぎ高さH(図
4参照)を低くするため、図5で示されるように、浴槽
3を高さの低い浴槽3Aに取り替える場合でも、エプロ
ン5や防水床パン2の取り替えの必要はなく、カバー部
材6のみ高さの低いものに取り替えればよいため、浴槽
3の取り替えも容易である。
【0032】また、この浴室ユニット1では、防水床パ
ン2の洗い場部2Bの外周部に排水溝20,21,22
を設け、この排水溝20,21,22の上部をグレーチ
ング8A,8B,8Cで覆っているため、洗い場Wで流
した排水がグレーチング8A,8B,8Cを越えて外方
に流れることはない。このため、防水床パン2の洗い場
部2Bのどの位置に、この浴室ユニット1に対する出入
口部を設けても、この浴室ユニット1の洗い場W上面と
脱衣室の床面との間に段差を設ける必要がなく、この浴
室ユニット1は、高齢者等に対して快適な入浴環境を与
える。もちろん、洗い場W側の排水を排水溝20,21
側にのみ流すようにして、排水溝22を設けないように
してもよい。
【0033】なお、図6で示されるように、防水床パン
2の洗い場部2B側に排水溝20,21,22を設け
ず、洗い場部2Bの上面Sに矢印で示されるような傾斜
を設け、洗い場Wの排水を隠れ排水溝23側にのみ流す
ようにしても、上記浴室ユニット1と同様な効果を得る
ことができる。この場合、図7で示されるように、カバ
ー部材6と隠れ排水溝23間に、排水の流れ込み隙間K
を形成しておく。
【0034】また、洗い場W側の排水を直接排水溝2
0,21,22と排水溝23とに流すようにしてもよ
い。さらに、エプロン5の下方にカバー部材6を設け
ず、浴槽3の側面をエプロン5のみで覆い、このエプロ
ン5の下方に排水溝23への排水の流入口Kを形成する
ようにしてもよい。
【0035】また、防水床パン2が、図8で示されるよ
うに、第1の床パン2Cと第2の床パン2Dとに分割さ
れている浴室ユニット1の場合でも、第1の床パン2C
側に排水溝23を形成し、浴槽設置部2Aを第1の床パ
ン2Cの排水溝23の形成部と第2の床パン2Dとによ
り形成するとともに、洗い場部2Bを第1の床パン2C
の残りの部分により形成するようにすれば、洗い場W側
の排水をこの排水溝23に簡単に集めることができ、前
述の浴室ユニット1と同様な効果を得ることができる。
なお、この場合、浴槽3を高さの低い浴槽3Aに取り替
える場合には、第2の床パン2Dのみを取り替えればよ
い。
【0036】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0037】この発明の請求項1記載の発明によれば、
浴槽設置部に隣接して、洗い場を形成する洗い場部が設
けられている防水床パンに、浴槽設置部上の浴槽に沿う
ように、洗い場側の排水を集める排水溝が形成されてい
る浴室ユニットにおいて、排水溝を、浴槽の側面を覆う
エプロン等によって洗い場側から見えないように覆われ
る、防水床パンの浴槽設置部側に形成するとともに、エ
プロンの下方に、洗い場側の排水を排水溝に導く排水の
流入口を形成しているので、防水床パンの洗い場部側の
浴槽の横に排水溝がない分、快適な状態で入浴ができる
ようになるとともに、この排水溝をグレーチング等で覆
う必要がない分、入浴者が洗い場を狭く感じてしまうこ
ともない。
【0038】この発明の請求項2記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、排水溝が防水床パ
ンの浴槽設置部側の排水をも集めているので、浴槽設置
部側に漏れ込んだ排水の排出も容易になされる。
【0039】この発明の請求項3記載の発明によれば、
請求項1記載の発明の場合において、防水床パンが、排
水溝が形成された第1の床パンと、この第1の床パンと
別体に形成された第2の床パンとから構成されており、
かつ、洗い場部が第1の床パンによって形成されている
とともに、浴槽設置部が第1の床パンの排水溝の形成部
と第2の床パンとによって形成されているので、防水床
パンが分割タイプのものであっても、請求項1記載の発
明と同様な効果を得ることができる。
【0040】この発明の請求項4記載の発明によれば、
請求項1又は3記載の発明の場合において、防水床パン
の洗い場部の少なくとも対向する両端側に、この洗い場
部側の排水の一部又は全部を排水溝に導く第2の排水溝
が形成されているので、浴室内の外観をよくすることが
できるとともに、第2の排水溝をグレーチング等で覆う
ことにより、この第2の排水溝側に段差のない出入り口
部を設けることができる。
【0041】この発明の請求項5記載の発明によれば、
請求項1又は3記載の発明の場合において、排水溝がエ
プロン近傍に設けられ、かつ、このエプロンの下端と防
水床パンとの間に、この排水溝清掃用の取り外し容易な
カバー部材が配置されているので、カバー部材の取り外
しにより、浴槽設置部側の排水溝の清掃を簡単になすこ
とができる。
【0042】この発明の請求項6記載の発明によれば、
請求項5記載の発明の場合において、カバー部材が排水
溝の配置方向に対して、複数に分割されているので、排
水溝の清掃が更に容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る浴室ユニットの
主要部を示す斜視図である。
【図2】図1で示される浴室ユニットの防水床パン周り
の平面図である。
【図3】図2のAーA矢視断面図である。
【図4】図3で示される排水溝周りの拡大断面図であ
る。
【図5】この発明の第1の変更実施形態に係る浴室ユニ
ットの主要部の断面図である。
【図6】この発明の第2の変更実施形態に係る浴室ユニ
ットの防水床パン周りの平面図である。
【図7】図6で示される浴室ユニットの排水溝周りの拡
大断面図である。
【図8】この発明の第3の変更実施形態に係る浴室ユニ
ットの第1の床パンと第2の床パンとの接合部周りの断
面図である。
【図9】従来の浴室ユニットの防水床パン周りの断面図
である。
【図10】図9で示される浴室ユニットの防水床パン周
りの平面図である。
【図11】従来の他の浴室ユニットの防水床パン周りの
平面図である。
【符号の説明】 1 浴室ユニット 2 防水床パン 2A 浴槽設置部 2B 洗い場部 2C 第1の床パン 2D 第2の床パン 3 浴槽 5 エプロン 6 カバー部材 20,21 排水溝(第2の排水溝) 23 隠れ排水溝(排水溝) K 流入口 W 洗い場

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽設置部に隣接して、洗い場を形成す
    る洗い場部が設けられている防水床パンに、上記浴槽設
    置部上の浴槽に沿うように、洗い場側の排水を集める排
    水溝が形成されている浴室ユニットにおいて、 上記排水溝を、上記浴槽の側面を覆うエプロン等によっ
    て洗い場側から見えないように覆われる、上記防水床パ
    ンの上記浴槽設置部側に形成するとともに、上記エプロ
    ンの下方に、洗い場側の排水を上記排水溝に導く排水の
    流入口を形成していることを特徴とする浴室ユニット。
  2. 【請求項2】 前記排水溝が前記防水床パンの前記浴槽
    設置部側の排水をも集めていることを特徴とする請求項
    1記載の浴室ユニット。
  3. 【請求項3】 前記防水床パンが、前記排水溝が形成さ
    れた第1の床パンと、この第1の床パンと別体に形成さ
    れた第2の床パンとから構成されており、かつ、前記洗
    い場部が上記第1の床パンによって形成されているとと
    もに、前記浴槽設置部が上記第1の床パンの上記排水溝
    の形成部と上記第2の床パンとによって形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の浴室ユニット。
  4. 【請求項4】 前記防水床パンの前記洗い場部の少なく
    とも対向する両端側に、この洗い場部側の排水の一部又
    は全部を前記排水溝に導く第2の排水溝が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は3記載の浴室ユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記排水溝が前記エプロン近傍に設けら
    れ、かつ、このエプロンの下端と前記防水床パンとの間
    に、この排水溝清掃用の取り外し容易なカバー部材が配
    置されていることを特徴とする請求項1又は3記載の浴
    室ユニット。
  6. 【請求項6】 前記カバー部材が前記排水溝の配置方向
    に対して、複数に分割されていることを特徴とする請求
    項5記載の浴室ユニット。
JP13102596A 1996-04-27 1996-04-27 浴室ユニット Pending JPH09291576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13102596A JPH09291576A (ja) 1996-04-27 1996-04-27 浴室ユニット

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JP13102596A JPH09291576A (ja) 1996-04-27 1996-04-27 浴室ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09291576A true JPH09291576A (ja) 1997-11-11

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104074333A (zh) * 2013-03-29 2014-10-01 松下电器产业株式会社 浴室地板盘、具备其的浴室单元以及浴室地板盘的防水结构

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